JPH1127950A - パルス幅変調方式負荷駆動回路 - Google Patents

パルス幅変調方式負荷駆動回路

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JPH1127950A
JPH1127950A JP9180135A JP18013597A JPH1127950A JP H1127950 A JPH1127950 A JP H1127950A JP 9180135 A JP9180135 A JP 9180135A JP 18013597 A JP18013597 A JP 18013597A JP H1127950 A JPH1127950 A JP H1127950A
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JP
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circuit
switching element
signal
source
voltage
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JP9180135A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Katagiri
紳一郎 片桐
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷への電源供給を制御するスイッチング素
子におけるオンデューティの制限を解消し、効率的にス
イッチング制御可能な駆動装置を提供する。 【解決手段】 パルス幅変調方式負荷駆動回路は、トラ
ンジスタ101、トランジスタ102を有し、ソース側
制御信号CNHに応じてトランジスタ駆動制御回路10
3がトランジスタ101をターンオンして負荷111に
電力を印加する。トランジスタ102はトランジスタ1
01をターンオフさせるため、コンデンサ106の蓄積
電荷を放電するときシンク側制御信号CNLに応じた動
作するトランジスタ駆動制御回路104によってターン
オンされる。電圧検出回路109によりトランジスタ駆
動回路103を駆動する電圧VBSの電圧レベルを検出
し、リフレッシュ動作回路110において、該レベル検
出結果に基づきトランジスタ102を一定期間だけオン
制御するリフレッシュ信号を生成して、トランジスタ1
02のオン/オフ制御を、トランジスタ駆動回路104
によりシンク側制御信号CNL及びリフレッシュ信号に
基づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス幅変調(PW
M:Pulse Wide Modulation )によって負荷を駆動制御
するパルス幅変調方式負荷駆動回路に関する。より特定
的には、本発明はブートストラップ型パルス幅変調方式
負荷駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで種々の回路構成のパルス幅変調
方式負荷駆動回路が提案されている。図5にブートスト
ラップ型パルス幅変調方式負荷駆動回路を示す。図解し
たブートストラップ型パルス幅変調方式負荷駆動回路の
構成を述べる。パルス幅変調方式負荷駆動回路は、ソー
ス側トランジスタ101と、シンク(sink)側トラ
ンジスタ102を有しており、これらトランジスタ10
1および102は第1の電源VDDと第2の電源VSS
との間に直列に接続されている。これらのトランジスタ
101、102の共通接続点に負荷111が接続されて
いる。ソース側トランジスタ101およびシンク側トラ
ンジスタ102にはそれぞれ、逆流防止・保護用ダイオ
ードがソースとドレインの間に接続されている。ソース
側トランジスタ101のソース電極(またはドレイン電
極)には第1の電源VDDが印加され、ソース側トラン
ジスタ101のゲート電極にはソース側トランジスタ駆
動制御回路103の出力が印加される。
【0003】ソース側トランジスタ101およびシンク
側トランジスタ102は、負荷111に電力を供給する
から、負荷111の容量に応じて、これらトランジスタ
の容量が規定され、通常のトランジスタまたは電力用M
OSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect
Transistor)やIGBT(Insulated-Gate BipolarTra
nsistor)で実現される。また、負荷111に応じて、
第1の電源VDDの容量と電圧が規定される。第2の電
源VSSは大地電圧である。
【0004】ブートストラップ型パルス幅変調方式負荷
駆動回路はさらに、ソース側制御信号CNHに応じてソ
ース側トランジスタ101をパルス幅変調方式で駆動制
御するソース側トランジスタ駆動制御回路103と、シ
ンク側制御信号CNLに応じてシンク側トランジスタ1
02の動作を制御するシンク側トランジスタ駆動制御回
路104を有する。ソース側トランジスタ駆動制御回路
103の出力はソース側トランジスタ101のゲート電
極に接続され、ソース側トランジスタ101を駆動する
ためスイッチング素子、たとえば、トランジスタまたは
ゲート回路を有している。同様に、シンク側トランジス
タ駆動制御回路104はシンク側トランジスタ102の
ゲート電極に接続され、シンク側トランジスタ102を
駆動するためスイッチング素子、たとえば、トランジス
タまたはゲート回路を有する。
【0005】ブートストラップ型パルス幅変調方式負荷
駆動回路はさらに、ブートストラップダイオード105
およびブートストラップコンデンサ106からなるブー
トストラップ回路を有する。ブートストラップ回路は、
第2の電源VSS(大地電圧)よりも高い所定の電位に
あるソース側トランジスタ101を動作させるため、ソ
ース側トランジスタ101のドレイン電極(またはソー
ス電極)とソース側トランジスタ駆動制御回路103の
接続点にソース側トランジスタ101をターンオン可能
な電位を提供する。この電位提供のため、ブートストラ
ップダイオード105は制御電源電圧VCNをブートス
トラップコンデンサ106に印加してブートストラップ
コンデンサ106に充電させる。ブートストラップコン
デンサ106において充電された電圧をブートストラッ
プ電圧VBSという。
【0006】図5のブートストラップ型パルス幅変調方
式負荷駆動回路の動作を述べる。ブートストラップ型パ
ルス幅変調方式負荷駆動回路においは、所定のパルス幅
変調(PWM)周期の間、ソース側制御信号CNHで定
められたパルス幅の時間だけ、ソース側トランジスタ1
01がソース側トランジスタ駆動制御回路103によっ
てターンオンされて、負荷111にソース側トランジス
タ101を経由して電力が印加される。このとき、シン
ク側トランジスタ102はターンオフ状態である。シン
ク側トランジスタ102は、シンク側制御信号CNLに
応じてシンク側トランジスタ駆動制御回路104が、ソ
ース側トランジスタ101をターンオフし、ブートスト
ラップコンデンサ106に蓄積された電荷を放電すると
きターンオンされる。
【0007】すなわち、ソース側トランジスタ駆動制御
回路103にパルス幅変調を示すソース側制御信号CN
Hが印加されると、ソース側トランジスタ駆動制御回路
103はソース側制御信号CNHに応答して、ソース側
トランジスタ101をターンオンさせる(付勢する)。
このときブートストラップコンデンサ106にはソース
側トランジスタ101をターンオンさせるに充分な電圧
まで充電されているとする。ソース側トランジスタ10
1がターンオンしている時間は、所定のPWM周期内の
ソース側制御信号CNHで規定されたパルス幅の時間で
ある。ソース側トランジスタ駆動制御回路103からソ
ース側トランジスタ101のゲート電極には、ソース側
制御信号CNHによって規定された、ソース側トランジ
スタ101をターンオンする時間のに相当するパルス幅
の信号が印加される。ソース側トランジスタ101がタ
ーンオンされている間、シンク側トランジスタ102は
ターンオフ状態である。その結果、第1の電源VDDが
ソース側トランジスタ101を経由して負荷111に印
加される。
【0008】ソース側トランジスタ101のゲート電極
に印加されているハイレベルのパルス幅信号がローレベ
ルになりソース側トランジスタ101がターンオフする
時、ハイレベルのシンク側制御信号CNLがシンク側ト
ランジスタ駆動制御回路104に印加され、シンク側ト
ランジスタ駆動制御回路104はシンク側トランジスタ
102を所定の時間ターンオンする。その結果、第1の
電源VDDは負荷111には供給されなくなる。また、
シンク側トランジスタ102のターンオンにより、ソー
ス側トランジスタ101のドレイン電極(またはソース
電極)およびブートストラップコンデンサ106が第2
の電源VSSに接続される。第2の電源VSSはこの例
では大地電位にあるから、ブートストラップコンデンサ
106に充電された電荷およびソース側トランジスタ1
01に蓄積された電荷は大地に放電される。シンク側ト
ランジスタ102は、ブートストラップコンデンサ10
6の蓄積電荷の放電およびソース側トランジスタ101
の蓄積電荷の放電が可能な時間だけターンオンされた
後、ターンオフする。これにより、ブートストラップコ
ンデンサ106は再び充電を開始する。ブートストラッ
プコンデンサ106の蓄積電荷を放電して次のターンオ
ン動作に備える動作を「リフレッシュ動作」という。
【0009】リフレッシュ動作の後、ブートストラップ
コンデンサ106が所定の電荷が蓄積されると、ソース
側トランジスタ101がターンオン可能となる。ソース
側トランジスタ101のターンオン動作・その後のター
ンオフ動作、そして、ソース側トランジスタ駆動制御回
路103によるリフレッシュ動作は、ソース側制御信号
CNHおよびシンク側制御信号CNLが印加される周期
で規定された、PWM周期ごとに継続して行われる。
【0010】負荷111はPWM周期ごとにソース側制
御信号CNHで規定されたパルス幅だけターンオンされ
たソース側トランジスタ101を経由して印加された第
1の電源VDDからの電力に応じて動作する。
【0011】上述したパルス幅変調方式負荷駆動回路に
おいては、ソース側トランジスタ101を所定のパルス
幅だけ動作させるため、ブートストラップ電圧VBSを
ソース側トランジスタ101を動作させるに充分な電位
に維持する一方、ソース側トランジスタ101が所定の
パルス幅だけターンオンした後、ソース側トランジスタ
101をターンオフさせて次のPWM周期で再びソース
側トランジスタ101をターンオンさせるため、ブート
ストラップコンデンサ106の電位を第2の電源VSS
に放電させなければならない。このリフレッシュ動作の
とき、ソース側トランジスタ101に蓄積された電荷も
第2の電源VSSに放電する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ブートストラップコン
デンサ106に蓄積された電荷の放出には、ブートスト
ラップコンデンサ106の静電容量の大きさと蓄積され
ている電荷の量で規定された放電時間が必要であるが、
蓄積電荷の放電には時間がかかる。特に、負荷111の
容量が大きくてソース側トランジスタ101も電力用ト
ランジスタなど大容量のトランジスタの場合、ブートス
トラップコンデンサ106に蓄積される電荷も大きくな
るから放電時間は長くなる。また、次のPWM周期にお
いてソース側トランジスタ101を動作させるためブー
トストラップコンデンサ106に電荷を蓄積するのにも
時間がかかる。その結果、PWM周期が長くなるという
不利益がある。PWM周期が長くなると、負荷111を
きめ細かく適切にパルス幅変調制御できなくなるという
場合が起こる。
【0013】また、ブートストラップコンデンサ106
の特性のバラツキによって、ブートストラップコンデン
サ106の充電時間および放電時間がばらつくのでPW
M周期がばらつき、上述したパルス幅変調方式負荷駆動
回路においては、不正確なPWM制御が行われる可能性
がある。
【0014】さらに、上述したパルス幅変調方式負荷駆
動回路においては、ソース側トランジスタ駆動制御回路
103の消費電流のバラツキによってPWM周期毎のリ
フレッシュ動作ではブートストラップ電圧VBSを必要
な電圧に維持できないことが起こる。
【0015】また、上述したパルス幅変調方式負荷駆動
回路においては、PWM周期ごとにレベルシフト回路を
動作させるので、消費電力が大きくなるという不利益が
ある。
【0016】上述したパルス幅変調方式負荷駆動回路に
おいては、負荷111がモータ等の誘導性負荷の場合
は、誘導電流による逆起電力の影響を排除するため、モ
ータの動作位相に関係なく、シンク側トランジスタ駆動
制御回路104を動作させてシンク側トランジスタ10
2をターンオンするから、パルス幅変調方式負荷駆動回
路の効率が低下する。
【0017】本発明は上述したブートストラップ型パル
ス幅変調方式負荷駆動回路を改善することを意図してお
り、特に、本発明の目的は、PWM周期とは無関係にブ
ートストラップコンデンサのリフレッシュ動作を行い効
率的にスイッチング制御可能なブートストラップ型パル
ス幅変調方式負荷駆動回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
電源と第2の電源との間に設けられ、直列接続された第
1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子と
を有し、これら直列接続されたスイッチング素子の共通
接続点に負荷が接続される、スイッチング回路と、パル
ス幅変調制御信号に応答して、前記第1のスイッチング
素子をパルス幅変調制御する第1のスイッチング素子駆
動制御回路と、第1の電源の電圧を充電するコンデンサ
を有し、前記第1の電源電圧より高い電位にある前記第
1のスイッチング素子を動作させる電圧を前記第1のス
イッチング素子駆動制御回路に提供するつブートストラ
ップ回路と、リフレッシュ制御信号に応答して前記第2
のスイッチング素子をターンオンして前記ブートストラ
ップ回路に蓄積された電荷を前記第2の電源に放電する
第2のスイッチング素子駆動制御回路と、前記ブートス
トラップ回路が提供される電圧のレベルを検出する電圧
検出回路と、該電圧検出回路によるレベル検出結果が所
定レベル以下のとき、前記第2スイッチング素子をター
ンオンする内部リフレッシュ信号を生成するリフレッシ
ュ動作回路と、前記パルス幅変調制御信号を前記第1ス
イッチング素子の制御電極の電位に対してレベルシフト
して前記第1のスイッチング素子駆動制御回路に供給す
る第1のレベルシフト回路と、前記電圧検出回路による
レベル検出結果を前記制御電源電圧に対してレベルシフ
トして前記リフレッシュ動作回路に供給する第2レベル
シフト回路とを有し、前記第2のスイッチング素子駆動
制御回路は、前記パルス幅変調制御信号および前記内部
リフレッシュ信号に基づいて前記第2スイッチング素子
の駆動して前記ブートストラップ回路の蓄積電荷を放電
させるパルス幅変調方式負荷駆動回路が提供される。
【0019】好ましくは、前記リフレッシュ動作回路
は、前記リフレッシュ信号におけるオン制御期間を含み
且つ該オン制御期間よりも長いオフ制御期間を持つ第2
リフレッシュ信号を生成し、前記第1のスイッチング素
子駆動制御回路は、前記第1の制御信号及び前記第2リ
フレッシュ信号に基づいて、前記第1スイッチング素子
のオン・オフ制御を行う。
【0020】
【作用】電圧検出回路により第1のトランジスタ素子駆
動制御回路の駆動電圧、換言すれば、ブートストラップ
回路の電圧を検出する。し、リフレッシュ動作回路にお
いて、該レベル検出結果に基づき、第2のスイッチング
素子の第1電極及び第2電極間を一定期間オン制御する
リフレッシュ信号を生成するようにし、第1スイッチン
グ素子の第1電極及び第2電極間のオン及びオフ制御
は、第1駆動回路により第1パルス幅変調信号に基づい
て行い、また、第2スイッチング素子の第1電極及び第
2電極間のオン及びオフ制御は、第2駆動回路により第
2パルス幅変調信号及びリフレッシュ信号に基づいて行
う。これにより、ブートストラップ回路のコンデンサの
リフレッシュ動作を、PWM周期と関係なく、第1駆動
回路の駆動電圧レベルの検出結果に基づくリフレッシュ
信号によって行うので、PWM周期毎に第2スイッチン
グ素子をオン制御する必要がなくなり、負荷への電源供
給を制御する第1スイッチング素子におけるオンデュー
ティへの制限も解消され、効率的なスイッチング制御が
可能となる。
【0021】また、本発明のパルス幅変調方式負荷駆動
回路は、リフレッシュ動作回路において、リフレッシュ
信号におけるオン制御期間を含み且つ該オン制御期間よ
りも長いオフ制御期間を持つ第2リフレッシュ信号を生
成し、第1スイッチング素子の第1電極及び第2電極間
のオン及びオフ制御を、第1駆動回路により第1パルス
幅変調信号及び第2リフレッシュ信号に基づいて行う。
これにより、ブートストラップ回路のコンデンサのリフ
レッシュ動作期間中、第1スイッチング素子の第1電極
及び第2電極間をオフ制御して第1電源及び第2電源間
の短絡を防止する。しかも、第1スイッチング素子のオ
フ制御と第2スイッチング素子のオン制御との間に、デ
ッドタイムを設けているので、第1電源及び第2電源間
の短絡を確実に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のパルス幅変調方式負荷駆
動回路の実施の形態について添付図面を参照して述べ
る。図1は本発明の実施の形態としてのブートストラッ
プ型パルス幅変調方式負荷駆動回路の構成図である。図
1に図解したパルス幅変調方式負荷駆動回路は、図5に
図解したパルス幅変調方式負荷駆動回路に類似してい
る。すなわち、図1に図解したパルス幅変調方式負荷駆
動回路は、第1の電源VDDと第2の電源VSSとの間
に直列接続されたソース側トランジスタ101およびシ
ンク側トランジスタ102とを有し、これらのトランジ
スタの接続点に負荷111が接続されている。ソース側
トランジスタ101およびシンク側トランジスタ102
にはそれぞれ、逆流防止及び保護用ダイオードDがソー
スとドレインの間に接続されている。ソース側トランジ
スタ101およびシンク側トランジスタ102は、負荷
111に電力を供給するから、負荷111の容量に応じ
てこれらトランジスタの容量が規定され、通常のトラン
ジスタまたは電力用MOSFETまたはIGBTで実現
される。また、負荷111に応じて、第1の電源VDD
の容量と電圧が規定される。第2の電源VSSは本実施
の形態においては大地電圧である。
【0023】ブートストラップ型パルス幅変調方式負荷
駆動回路はさらに、ソース側制御信号CNHに応じてソ
ース側トランジスタ101をパルス幅変調方式で駆動制
御するソース側トランジスタ駆動制御回路103と、シ
ンク側制御信号CNLに応じてシンク側トランジスタ1
02の動作を制御するシンク側トランジスタ駆動制御回
路104を有する。ソース側トランジスタ駆動制御回路
103の出力はソース側トランジスタ101のゲート電
極に接続され、ソース側トランジスタ101を駆動する
ためスイッチング素子、たとえば、トランジスタまたは
ゲート回路を有する。同様に、シンク側トランジスタ駆
動制御回路104の出力はシンク側トランジスタ102
のゲート電極に接続され、シンク側トランジスタ102
を駆動するためスイッチング素子、たとえば、トランジ
スタまたはゲート回路を有する。
【0024】ブートストラップ型パルス幅変調方式負荷
駆動回路はさらに、ブートストラップダイオード105
およびブートストラップコンデンサ106からなるブー
トストラップ回路(レベルシフト回路)を有する。ブー
トストラップ回路は、第2の電源VSS(大地電圧)よ
りも高い電位にあるソース側トランジスタ101を動作
させるため、ソース側トランジスタ101のソース電極
とゲート電極との間の電位を所定の値にする。そのた
め、制御電源電圧VCNをブートストラップダイオード
105を介してブートストラップコンデンサ106に印
加してブートストラップコンデンサ106において充電
させている。ブートストラップコンデンサ106におい
て充電された電圧VBSをブートストラップ電圧とい
う。
【0025】上述した回路の基本動作は上述した図5に
図解したパルス幅変調方式負荷駆動回路の動作と同様で
ある。すなわち、ブートストラップコンデンサ106に
充電されたブートストラップ電圧VBSがソース側トラ
ンジスタ駆動制御回路103に印加された状態で、パル
ス幅変調を規定するソース側制御信号CNHが印加され
るとソース側トランジスタ駆動制御回路103によって
ソース側トランジスタ101はターンオンされる。所定
のパルス幅に相当する時間だけソース側トランジスタ1
01がターンオンさこれた後、ソース側トランジスタ1
01はターンオフになる。このとき、シンク側制御信号
CNLがシンク側トランジスタ駆動制御回路104に印
加されてシンク側トランジスタ102がターンオンされ
て、ブートストラップ回路をリフレッシュする。しかし
ながら、図1に図解したパルス幅変調方式負荷駆動回路
において、ソース側制御信号CNHの印加に伴う動作は
図5に図解したパルス幅変調方式負荷駆動回路とは異な
る。換言すれば、図1に図解したブートストラップ型パ
ルス幅変調方式負荷駆動回路のリフレッシュ動作が異な
る。
【0026】図1に図解したパルス幅変調方式負荷駆動
回路において、図5に図解したパルス幅変調方式負荷駆
動回路の回路構成との違いを下記に述べる。図1に図解
したパルス幅変調方式負荷駆動回路は上述した回路構成
の他にさらに、電圧検出回路109、第1のレベルシフ
ト回路107、第2のレベルシフト回路108、およ
び、リフレッシュ動作回路110を有する。図1に図解
したパルス幅変調方式負荷駆動回路においては、ソース
側制御信号CNHは、図5に図解したように直接ソース
側トランジスタ駆動制御回路103に印加されず、図1
においては、第1のレベルシフト回路107を介してソ
ース側トランジスタ駆動制御回路103に印加されてい
ることに留意されたい。
【0027】電圧検出回路109は、ブートストラップ
コンデンサ106に充電され、ソース側トランジスタ駆
動制御回路103に印加されるブートストラップ電圧V
BSが所定のレベルより高いか低いかを検出する。第2
のレベルシフト回路108は、電圧検出回路109にお
いて検出したブートストラップ電圧VBSが所定のレベ
ルより高いか低いかに応じてシンク側トランジスタ10
2をターンオンさせてブートストラップコンデンサ10
6の蓄積電荷を放出させる「リフレッシュ動作」を行う
か否かを決定してリフレッシュ動作が必要なとき、内部
リフレッシュ信号REFRESHを発生し、その内部リ
フレッシュ信号REFRESHをリフレッシュ動作回路
110に印加してシンク側トランジスタ102をターン
オンさせる。リフレッシュ動作回路110は、第2のレ
ベルシフト回路108からの内部リフレッシュ信号RE
FRESHに応じてシンク側トランジスタ駆動制御回路
104を介してシンク側トランジスタ102をターンオ
ンしてブートストラップコンデンサ106の蓄積電荷を
放出する。このように、図1に図解したパルス幅変調方
式負荷駆動回路においては、シンク側トランジスタ10
2は、シンク側制御信号CNLによってターンオンされ
る他、第2のレベルシフト回路108の信号に応じてリ
フレッシュ動作回路110で発生した内部リフレッシュ
信号REFRESHによってもターンオンされて、ブー
トストラップコンデンサ106の蓄積電荷を放出でき
る。第1のレベルシフト回路107は、ソース側制御信
号CNHおよびリフレッシュ動作回路110からの内部
リフレッシュ信号REFRESHとの論理積(AND)
をとり、AND信号がハイレベルのとき、すなわち、ソ
ース側制御信号CNHがハイレベルで内部リフレッシュ
信号がハイレベルのとき、ソース側トランジスタ駆動制
御回路103に印加される信号をローレベルにして、ソ
ース側トランジスタ101をターンオンさせない。すな
わち、第1のレベルシフト回路107はソース側制御信
号CNHがハイレベルであっても、内部リフレッシュ信
号REFRESHがハイレベルのときは、すなわち、リ
フレッシュ動作のときは、ソース側トランジスタ101
をターンオンさせないようにしている。もちろん、第2
のレベルシフト回路108において内部リフレッシュ信
号REFRESHが発生されない状態のときは、ソース
側トランジスタ101はソース側制御信号CNHに応答
してターンオンされる。
【0028】すなわち、図1に図解したパルス幅変調方
式負荷駆動回路においては、電圧検出回路109がブー
トストラップ電圧VBSが所定レベル以下になったこと
を検出し、第2のレベルシフト回路108がその検出に
応答して内部リフレッシュ信号REFRESHをリフレ
ッシュ動作回路110に出力する。リフレッシュ動作回
路110は、電圧検出回路109の検出信号に基づいて
シンク側トランジスタ102をリフレッシュ期間ターン
オンしてブートストラップコンデンサ106の蓄積電荷
を第2の電源VSSに放電して、ブートストラップコン
デンサ106をリフレッシュする。ソース側制御信号C
NHがハイレベルのときでも、内部リフレッシュ信号R
EFRESHがハイレベルのときは、ソース側トランジ
スタ駆動制御回路103はソース側トランジスタ101
をターンオンさせない。
【0029】また本実施の形態においては、電圧検出回
路109によりブートストラップ電圧VBSのレベルを
検出し、この検出信号に応じてリフレッシュ動作回路1
10においてシンク側トランジスタ102を一定期間だ
けターンオン制御する内部リフレッシュ信号REFRE
SHを生成してシンク側トランジスタ102のオン/オ
フ制御をシンク側制御信号CNLおよび内部リフレッシ
ュ信号REFRESHに基づいてシンク側トランジスタ
駆動制御回路104によって行うので、ブートストラッ
プコンデンサ106のリフレッシュ動作を、PWM周期
と関係なく、ブートストラップ電圧VBSのレベル検出
結果に基づいて行う。その結果、図5を参照して述べた
従来のように、リフレッシュ動作のために、PWM周期
毎にシンク側トランジスタ102をターンオン制御する
必要がなくなる。したがって、負荷111への電源供給
を制御するソース側トランジスタ101におけるオンデ
ューティへの制限も解消され、効率的なスイッチング制
御が可能となる。
【0030】図2〜図4(a)〜(d)を参照し図1に
図解したパルス幅変調方式負荷駆動回路の詳細回路構成
とその動作を述べる。図2は、電圧検出回路109、第
2のレベルシフト回路108、第1のレベルシフト回路
107、ソース側トランジスタ駆動制御回路103およ
びシンク側トランジスタ駆動制御回路104の詳細回路
構成例を示している。図3はリフレッシュ動作回路11
0の詳細回路構成例を示している。図4(a)〜(d)
はこれらの回路の動作を示す信号の波形図である。
【0031】電圧検出回路109 図2に図解した電圧検出回路109は、ツェナーダイオ
ードZD1、抵抗R5,R6,R7及びR8、コンパレ
ータCMPで構成されている。ツェナーダイオードZD
1及び抵抗R5の直列接続の接続点、すなわち、ツェナ
ーダイオードZD1のカソード電極及び抵抗R5の一端
の接続点をコンパレータCMPの反転(−)入力端子に
接続して、ツェナーダイオードZD1におけるツェナー
電圧をリファレンス電圧としている。また、抵抗R6及
びR7の直列接続をブートストラップコンデンサ106
と並列に接続し、抵抗R6及び抵抗R7の接続点をコン
パレータCMPの非反転(+)入力端子に接続して、ブ
ートストラップ電圧VBSを抵抗R6及び抵抗R7によ
って分圧した電位を上記リファレンス電圧と比較する。
電圧検出回路109は、コンパレータCMPの出力端子
及び(+)入力端子間に負帰還抵抗R8を接続して、い
わゆるヒステリシス・コンパレータ(シュミット回路)
の構成である。コンパレータCMPは、ブートストラッ
プ電圧VBSがリファレンス電圧よりも低い電圧となっ
た時にコンパレータCMPの出力は−側飽和出力電圧と
なり、逆に、ブートストラップコンデンサ106のリフ
レッシュ動作によってブートストラップ電圧VBSが上
昇してリファレンス電圧よりも高い電圧となった時にコ
ンパレータCMPの出力は+側飽和出力電圧となる。図
4(a)にブートストラップ電圧VBSの信号波形を示
す。
【0032】第2のレベルシフト回路108 第2のレベルシフト回路108は、図2に図解したよう
に、pチャネルMOSトランジスタMF2によるレベル
シフト回路であり、ブートストラップコンデンサ106
の両端電圧、すなわち、ブートストラップ電圧VBSを
監視した電圧検出回路109の出力を、制御電源電圧V
CNおよび第2の電源VSSを基準とする信号にレベル
シフトする。すなわち、第2のレベルシフト回路108
は、電圧検出回路109の出力を制御電源電圧VCNに
対してレベルシフトしてリフレッシュ動作回路110に
供給する。より詳細に述べると、第2のレベルシフト回
路108は、電圧検出回路109の出力信号を入力して
ブートストラップコンデンサ106の両端のブートスト
ラップ電圧VBSで駆動されるドライバDR6と、ドラ
イバDR6の出力でオン/オフ制御されるpチャネルM
OSトランジスタMF2と、一端がpチャネルMOSト
ランジスタMF2のソース電極に接続される抵抗R3
と、一端が抵抗R3の他端に接続され他端が第2の電源
VSSに接続されている抵抗R4と、アノード電極が抵
抗R3および抵抗R4の接続点に接続されカソード電極
が制御電源VCNに接続されているダイオードD2と、
抵抗R3及び抵抗R4の接続点の信号を入力とし制御電
源電圧VCNおよび第2の電源VSS間の電圧で駆動さ
れるドライバDR5とを備えている。pチャネルMOS
トランジスタMF2は、電圧検出回路109のコンパレ
ータCMPの出力レベルによりオン/オフ制御されるの
で、第2レベルシフト回路108によってレベルシフト
された電圧レベル検出信号は、図4(b)に示すような
パルス信号となる。
【0033】リフレッシュ動作回路110 リフレッシュ動作回路110は、電圧検出回路109の
検出信号(図2中、入力端子Aの信号)に基づいてシン
ク側トランジスタ102を一定期間オン制御する第1の
リフレッシュ信号RF1(出力端子Bの信号、すなわ
ち、内部リフレッシュ信号REFRESH)と、該第1
のリフレッシュ信号(内部リフレッシュ信号)における
オン制御期間を含み且つ該オン制御期間よりも長いオフ
制御期間を持ち、該オフ制御期間だけソース側トランジ
スタ101をオフ制御する第2リフレッシュ信号RF2
(出力端子Cの信号)とを生成する。
【0034】図3はリフレッシュ動作回路110の詳細
回路の一例を示す回路構成図である。図3に図解したリ
フレッシュ動作回路110は、リフレッシュ時間設定回
路110Aと、デッドタイム設定回路110Bとからな
る。リフレッシュ時間設定回路110Aは、ソース側制
御信号CNHをクロックCLKに同期してラッチする2
個のD型フリップ・フロップ1101,1102と、シ
ンク側制御信号CNLをクロックCLKに同期してラッ
チする2個のD型フリップ・フロップ1103,110
4とを有する。リフレッシュ時間設定回路110Aはさ
らに、ANDゲート1105と、6個連続しているD型
フリップ・フロップ1106〜1111と、NORゲー
ト1112と、D型フリップ・フロップ1113とを有
する。リフレッシュ時間設定回路110Aはまた、第2
のレベルシフト回路108のレベルシフト信号をクロッ
クCLKに同期してラッチする3個連続しているD型フ
リップ・フロップ1114〜1116と、NANDゲー
ト1117とを有する。リフレッシュ時間設定回路11
0Aはさらに、NANDゲート1118とNORゲート
1119とを有する。6個連続して直列接続されている
D型フリップ・フロップ1106〜1111と、NOR
ゲート1112と、D型フリップ・フロップ1113と
は、クロックCLKを基準時間として計数して時間を測
定するカウンタとして機能する。NANDゲート111
8は、ソース側制御信号CNHをラッチしたD型フリッ
プ・フロップ1101〜1102のラッチ出力と、D型
フリップ・フロップ1113の反転出力とのNAND演
算を行う。NORゲート1119は、シンク側制御信号
CNLをラッチしたD型フリップ・フロップ1103〜
1104のラッチ出力と、D型フリップ・フロップ11
13の正極出力とのNOR演算を行う。
【0035】デッドタイム設定回路110Bは、NAN
Dゲート1121と、5個連続して直列接続されている
D型フリップ・フロップ1122〜1126、NAND
ゲート1127、および、D型フリップ・フロップ11
28を有する。また、デッドタイム設定回路110B
は、NANDゲート1131と、5個連続して直列接続
されているD型フリップ・フロップ1132〜113
6、NANDゲート1137、および、D型フリップ・
フロップ1138を有する。これらの回路は、図4
(d)に図解したように、デッドタイム2の時間を遅延
する。さらに、デッドタイム設定回路110Bは、NA
NDゲート1129、1139を有する。NANDゲー
ト1121と、5個連続して直列接続されているD型フ
リップ・フロップ1122〜1126、NANDゲート
1127と、D型フリップ・フロップ1128からなる
回路は、NANDゲート1118から出力されるソース
側制御信号CNHに基づく第1のリフレッシュ信号を図
4(d)に図解したように、デッドタイム1の時間だけ
遅延する。NANDゲート1131と、5個連続して直
列接続されているD型フリップ・フロップ1132〜1
136、NANDゲート1137と、D型フリップ・フ
ロップ1138からなる回路は、NANDゲート111
9から出力されるシンク側制御信号CNLに基づく第2
のリフレッシュ信号を図4(d)に図解したように、デ
ッドタイム2の時間だけ遅延する。図3に図解した例で
は、第1のリフレッシュ信号および第2のリフレッシュ
信号はともに、パルス幅が約3.82[μs]である。
【0036】リフレッシュ動作回路110において得ら
れる第1のリフレッシュ信号および第2のリフレッシュ
信号を図4(c)及び(d)に示す。第1のリフレッシ
ュ信号は、図4(c)の正パルスのパルス幅の期間(リ
フレッシュ期間)、シンク側トランジスタ102をオン
制御して、ブートストラップコンデンサ106をリフレ
ッシュする。第2のリフレッシュ信号は、図4(d)に
示すように、第1のリフレッシュ信号によるリフレッシ
ュ期間の前後にデッドタイムを付加した負パルスの期間
に、シンク側トランジスタ102をオフ制御して、ブー
トストラップコンデンサ106のリフレッシュ動作期間
中に第1の電源VDDおよび第2の電源VSSとの間が
短絡されるのを防止する。
【0037】ソース側トランジスタ101のオフ制御期
間とシンク側トランジスタ102のオン制御期間との間
にデッドタイムを設けたことにより、第1の電源VDD
と第2の電源VSSとの間が短絡されるのを確実に防止
できる。
【0038】第1のレベルシフト回路107 第1のレベルシフト回路107は、図2に図解したよう
に、ソース側制御信号(第1パルス幅変調信号)CNH
および第2リフレッシュ信号について、2入力論理積ゲ
ートAD1により論理積をとった結果の信号を、ソース
側トランジスタ101のソース電極の電位に対してレベ
ルシフトし、ソース側トランジスタ駆動制御回路103
に供給する。第1のレベルシフト回路107は、2入力
論理積ゲートAD1の出力を入力とし、制御電源VCN
および第2の電源VSSと間の電圧で駆動されるドライ
バDR4と、ドライバDR4の出力でオン/オフ制御さ
れるnチャネルMOSトランジスタMF1、一端がnチ
ャネルMOSトランジスタMF1のドレイン電極に接続
される抵抗R2と、一端が抵抗R2の他端に、他端が第
1の電源VDDにそれぞれ接続される抵抗R1、カソー
ド電極が抵抗R1及び抵抗R2の接続点に、アノード電
極がソース側トランジスタのソース電極側にそれぞれ接
続されるダイオードD1と、抵抗R1及び抵抗R2の接
続点の信号を入力とし、ブートストラップコンデンサ1
06の両端のブートストラップ電圧VBSで駆動される
ドライバDR3とを備えている。
【0039】第1のレベルシフト回路107は、nチャ
ネルMOSトランジスタMF1によるレベルシフト回路
の構成であり、制御電源電圧VCNおよび第2電源VS
Sを基準とする回路信号である2入力論理積ゲートAD
1の出力を、ブートストラップコンデンサ106の両端
ブートストラップ電圧VBSで駆動される回路信号にレ
ベルシフトする。
【0040】ソース側トランジスタ駆動制御回路103 ソース側トランジスタ駆動制御回路103は、図2に示
すように、ドライバDR1で実現され、レベルシフトさ
れたソース側制御信号CNH及び第2リフレッシュ信号
について論理積(AND)をとった信号を入力して、出
力をソース側トランジスタ101のゲート電極に供給す
る。ソース側トランジスタ駆動制御回路103の駆動用
電源は、ブートストラップ回路のブートストラップコン
デンサ106の両端のブートストラップ電圧VBSであ
る。ソース側制御信号CNHは、図示しないPWM制御
回路で生成されるパルス幅変調信号であり、ソース側ト
ランジスタ101のオン/オフ制御は、第2リフレッシ
ュ信号によるオフ制御の他は、ソース側制御信号CNH
のデューティ比に従って行なわれ、負荷111へ第1の
電源VDDの供給を制御する。
【0041】シンク側トランジスタ駆動制御回路104 シンク側トランジスタ駆動制御回路104は、図2に示
すように、ドライバDR2で実現され、シンク側制御信
号CNL及びリフレッシュ信号について2入力論理和ゲ
ートOR1により論理和をとった信号を入力して、出力
をシンク側トランジスタ102のゲート電極に供給す
る。シンク側トランジスタ駆動制御回路104の駆動電
源は、制御電源電圧VCNである。シンク側トランジス
タ102は、例えば負荷111がモータ等の誘導性負荷
である場合のシンク電流を第2の電源VSS側に流すた
めに設けられている。シンク側制御信号CNLは、図示
しないPWM制御回路で生成され、シンク側トランジス
タ102のオン/オフを制御する。シンク側制御信号C
NLは、ソース側制御信号CNHのパルスの立ち下がり
時にパルスの立ち上がりを持つ。
【0042】上記実施例において、リフレッシュ動作回
路110において、リフレッシュ信号におけるオン制御
期間を含み且つ該オン制御期間よりも長いオフ制御期間
を持ち、該オフ制御期間だけソース側トランジスタ10
1をオフ制御する第2リフレッシュ信号を生成し、ソー
ス側トランジスタ101のオン/オフ制御をソース側ト
ランジスタ駆動制御回路103でソース側制御信号CN
Hおよび第2のリフレッシュ信号に基づいて行うので、
ブートストラップコンデンサ106のリフレッシュ動作
期間中、ソース側トランジスタ101をオフ制御して第
1の電源VDDと第2の電源VSSとの間が短絡される
ことを防止できる。しかも、リフレッシュ動作における
ソース側トランジスタ101のオフ制御とシンク側トラ
ンジスタ102のオン制御との間に、デッドタイムを設
けているので、第1の電源VDDと第2の電源VSSと
の間の短絡を確実に防止できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパルス幅
変調方式負荷駆動回路によれば、PWM周期とは無関係
にブートストラップコンデンサのリフレッシュ動作を行
い負荷への電源供給を制御するスイッチング素子におけ
るリフレッシュ動作に伴うオンデューティの制限を解消
された。その結果、本発明のパルス幅変調方式負荷駆動
回路によれば、効率的なスイッチング制御を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態の回路構成図であ
る。
【図2】図2は、図1に図解したパルス幅変調方式負荷
駆動回路の実施例の回路構成図であり、特に、電圧検出
回路、第1および第2のレベルシフト回路、ソース側ト
ランジスタ駆動制御回路およびシンク側トランジスタ駆
動制御回路の詳細回路構成例を示した図である。
【図3】図3は図1に図解したパルス幅変調方式負荷駆
動回路のうち、リフレッシュ動作回路110の詳細回路
構成例を示した図である。
【図4】図4(a)〜図4(d)は図2〜図3における
各信号の電圧波形を示すタイミングチャートであって、
図4(a)はブートストラップ電圧VBS、図4(b)
はレベルシフトされた電圧レベル検出信号、図4(c)
はリフレッシュ信号、図4(d)は第2リフレッシュ信
号である。
【図5】図5は従来のブートストラップ型パルス幅変調
方式負荷駆動回路の構成図である。
【符号の説明】
101…ソース側トランジスタ(第1スイッチング素
子)、 102…シンク側トランジスタ(第2スイッチング素
子)、 103…ソース側トランジスタ駆動制御回路(第1駆動
制御回路)、 104…シンク側トランジスタ駆動制御回路(第2駆動
制御回路)、 105…ブートストラップダイオード、 106…ブートストラップコンデンサ、 107…第1のレベルシフト回路、 108…第2のレベルシフト回路、 109…電圧検出回路、 110…リフレッシュ動作回路、 111…負荷、 VDD…第1の電源 VSS…第2の電源(大地電位) VCN…制御電源電圧 VBS…ブートストラップ電圧 CNH…ソース側制御信号(第1パルス幅変調信号)、 CNL…シンク側制御信号(第2パルス幅変調信号)、 ZD1…ツェナーダイオード、 R1〜R8・・抵抗素子 CMP…コンパレータ、 D1,D2…ダイオード、 DR1〜DR6…ドライバ、 MF1…nチャネルMOSトランジスタ、 MF2…pチャネルMOSトランジスタ、 FF1〜FF11…D型フリップフロップ、 NOR1〜NOR3…2入力否定論理和ゲート、 AD1…2入力論理積ゲート、 OR1…2入力論理和ゲート。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電源と第2の電源との間に設けら
    れ、直列接続された第1のスイッチング素子および第2
    のスイッチング素子とを有し、これら直列接続されたス
    イッチング素子の共通接続点に負荷が接続される、スイ
    ッチング回路と、 パルス幅変調制御信号に応答して、前記第1のスイッチ
    ング素子をパルス幅変調制御する第1のスイッチング素
    子駆動制御回路と、 第1の電源の電圧を充電するコンデンサを有し、前記第
    1の電源電圧より高い電位にある前記第1のスイッチン
    グ素子を動作させる電圧を前記第1のスイッチング素子
    駆動制御回路に提供するつブートストラップ回路と、 リフレッシュ制御信号に応答して前記第2のスイッチン
    グ素子をターンオンして前記ブートストラップ回路に蓄
    積された電荷を前記第2の電源に放電する第2のスイッ
    チング素子駆動制御回路と、 前記ブートストラップ回路が提供される電圧のレベルを
    検出する電圧検出回路と、 該電圧検出回路によるレベル検出結果が所定レベル以下
    のとき、前記第2スイッチング素子をターンオンする内
    部リフレッシュ信号を生成するリフレッシュ動作回路
    と、 前記パルス幅変調制御信号を前記第1スイッチング素子
    の制御電極の電位に対してレベルシフトして前記第1の
    スイッチング素子駆動制御回路に供給する第1のレベル
    シフト回路と、 前記電圧検出回路によるレベル検出結果を前記制御電源
    電圧に対してレベルシフトして前記リフレッシュ動作回
    路に供給する第2レベルシフト回路とを有し、 前記第2のスイッチング素子駆動制御回路は、前記パル
    ス幅変調制御信号および前記内部リフレッシュ信号に基
    づいて前記第2スイッチング素子の駆動して前記ブート
    ストラップ回路の蓄積電荷を放電させるパルス幅変調方
    式負荷駆動回路。
  2. 【請求項2】前記リフレッシュ動作回路は、前記リフレ
    ッシュ信号におけるオン制御期間を含み且つ該オン制御
    期間よりも長いオフ制御期間を持つ第2リフレッシュ信
    号を生成し、 前記第1のスイッチング素子駆動制御回路は、前記第1
    の制御信号及び前記第2リフレッシュ信号に基づいて、
    前記第1スイッチング素子のオン・オフ制御を行う請求
    項1記載のパルス幅変調方式負荷駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9762048B2 (en) 2015-12-15 2017-09-12 Fuji Electric Co., Ltd. Semiconductor device

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