JPH11278804A - 水蒸気改質器の反応管構造 - Google Patents

水蒸気改質器の反応管構造

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JPH11278804A
JPH11278804A JP7952898A JP7952898A JPH11278804A JP H11278804 A JPH11278804 A JP H11278804A JP 7952898 A JP7952898 A JP 7952898A JP 7952898 A JP7952898 A JP 7952898A JP H11278804 A JPH11278804 A JP H11278804A
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JP
Japan
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tube
reaction
reaction tube
steam reformer
helium
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Pending
Application number
JP7952898A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kodama
裕 児玉
Yoshinori Takimoto
義範 滝本
Tetsuro Okano
哲朗 岡野
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温に曝されかつ耐圧部である反応管にフィ
ンあるいは突起を設けることなく、反応管壁面の熱伝達
率を向上させる。 【解決手段】 容器内に、それぞれ反応管内管32を内
装した複数の反応管31及び該反応管31の1本毎の外
面を取り囲むように設置した複数の外管39を有してな
り、前記反応管内管32外周面と反応管31内周面の間
の触媒層33に原料ガスを、反応管31外周面と外管3
9内周面の間にヘリウムガスを流して両気体間で熱交換
を行わせる水蒸気改質器において、前記外管の内面に千
鳥配列に複数の突起を設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水蒸気との反応に
より天然ガス等から水素を得る水蒸気改質器に係り、特
に、水蒸気改質器の反応管外面の熱伝達率を向上する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に水蒸気改質器を示す。図示の水蒸
気改質器は、軸線をほぼ鉛直にして配置され円筒部と、
該円筒部の軸方向下端部に結合された下鏡と、前記円筒
部の軸方向上端部に結合された胴フランジ61Aとを含
んでなる容器30、フランジを兼ねた管板61Bを備え
該管板61Bで前記胴フランジ61Aに結合される上鏡
60、前記容器30に軸線を上下方向にして内装され管
板61Aに上端部を支持された複数の反応管31(図3
では1本のみ示した)、反応管31に同心状に内装され
た反応管内管32、反応管内管32外周面と反応管31
内周面の間に充填された触媒層33、反応管31の1本
ごとにその周囲に同心状に配置された外管39、上鏡6
0に横向きに設置された原料ガス入り口ノズル35及び
改質ガス出口ノズル38、容器30の下鏡中央に下向き
に設置されたヘリウム入り口ノズル36、容器30の上
部側面に横向きに設置されたヘリウム出口ノズル37、
容器30の内面と外管39外周面の間に充填された断熱
材34、及び上鏡60の内周面に設置された断熱材34
を含んで構成されている。
【0003】前記原料ガス入り口ノズル35は反応管内
管32に接続され、前記改質ガス出口ノズル38は上鏡
60の内部空間を経て前記反応管31の上端に連通して
いる。前記反応管31の下端は閉じられており、反応管
31に内装された反応管内管32の下端は、反応管31
の下端と所定の距離離れた位置で開口している。前記触
媒33は、反応管内管32の下端よりも下方には充填さ
れておらず、反応管内管32の下端と反応管31の下端
底面の間は空所となっている。また、前記外管39の下
端は開放されており、容器内周の前記断熱材34は、前
記ヘリウム入り口ノズル36と前記外管39の下端開口
を連通する通路を残すように設置されている。前記外管
39それぞれの側壁にはヘリウム出口ノズル37とほぼ
同じ高さに開口が設けられており、前記断熱材34は、
これら開口と前記ヘリウム出口ノズル37を連通する通
路を残して設置してある。
【0004】ヘリウムガスは、ノズル36から容器30
内に流入し、反応管31と外管39の間を、反応管31
を昇温しながら上昇し、ノズル37より容器30外へ出
て行く(白抜き矢印参照)。一方、原料ガスは、ノズル
35から流入し、反応管内管32内を下降した後、反応
管内管32の下端で流れ方向を反転させ、触媒層33内
をヘリウムにより昇温されつつ上昇していく(黒矢印参
照)。各流体の流れにおいて、反応管31内外面には、
ヘリウム及び原料ガス圧力が負荷される。それを取り囲
む外管39には、内外面にヘリウム圧力が負荷されるの
で、差圧は発生しない。
【0005】上述のような構造において、反応管31で
のヘリウム熱伝達率を向上させ、改質器のコンパクト化
を図るため、反応管31外周に、図4に示すようなフィ
ン40あるいは図5に示すようなフィン50が設置され
る。これは、フィン設置による流体の撹乱による熱伝達
率の増加及びフィンによる伝熱面積の増加を目的とした
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
反応管31外表面での熱伝達率向上のための構造には次
の課題があった。
【0007】すなわち、ヘリウム熱伝達率向上のため反
応管外表面に設けるフィンは、溶接あるいは削り出し等
で取り付けることになるが、高温に曝されかつ耐圧部で
ある部材への溶接及び耐圧部の肉厚変化は、耐圧部材料
の長期信頼性を考えた場合、避けたい構造である。
【0008】本発明の目的は、高温に曝されかつ耐圧部
である反応管にフィンあるいは突起を設けることなく、
反応管壁面の熱伝達率を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、反応管を内装する外管内周面に、反応管
と外管の間を流れる流体の流れを撹乱する突起を設けた
ものである。本発明はまた、上記目的を達成するため
に、反応管を内装する外管内周面に、反応管と外管の間
を流れる流体の流れを旋回させ、反応管外表面における
熱伝達率を向上させる螺旋状のフィンを設けたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を、図1を
参照して説明する。図1に示す実施例が、図3に示す水
蒸気改質器と異なるのは、外管39内表面に、多数の突
起10が設けられていることであり、他の構成は図3に
示す構成と同じであるので、図示を省略してある。突起
10は、白抜きの矢印で示すヘリウムの流れ方向に対し
ほぼ直交する方向(外管39内周の周方向)に延びる短
い線状の突起で、それぞれの突起は隣接する突起と軸方
向にずらせて、いわゆる千鳥配列に配置されている。外
管39内周面と反応管31外周面の間の隙間を流れるヘ
リウムは、この突起10と反応管31外周面の間の隙間
を反転あるいは旋回するように上昇する。このようにヘ
リウムの流れが撹乱され、乱流となることにより、反応
管31外周面での熱伝達率が向上する。
【0011】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、図2に示す実施例が、図3に示す水蒸気改質器と異
なるのは、外管39内表面に、連続した螺旋状のフィン
20が設けられていることであり、他の構成は図3に示
す構成と同じであるので、図示を省略してある。フィン
20は、白抜きの矢印で示されるヘリウムの流れ方向に
対し、ほぼ直交(螺旋状なので、流れ方向に対して実際
はわずかに傾斜している)するように配置されている。
ヘリウムはフィン20に導かれ、旋回しつつ隙間を上昇
する。ヘリウムが旋回することにより、ヘリウムと反応
管外表面の接触面積が増加し、熱伝達率が向上する。突
起及びフィンの取付け角度θは、任意に設定することが
できる。取付け角度θを小さくした場合(外管39の軸
線と平行な外管内周面上の線とフィン20のなす角が小
さいほど)、圧力損失も小さくなる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が期待でき
る。
【0013】1)耐圧部を形成する反応管の信頼性を向
上させ、かつ、反応管外面の熱伝達率を向上させる、 2)突起を複数に分割すれば、連続して螺旋状に設置し
た場合に比べ、圧力損失を低めに抑えることが可能であ
る。
【0014】3)突起及びフィンの何本かを高くし、反
応管外面と接触させることにより、外管の支持を兼用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水蒸気改質器の外管内周面に形成
された突起10を示す側面図である。
【図2】本発明に係る水蒸気改質器の外管内周面に形成
された螺旋状のフィン20を示す側面図である。
【図3】従来技術における水蒸気改質器の全体構成を示
す断面図である
【図4】従来技術における反応管外表面に設置されたフ
ィンの例を示す側面図及び断面図である。
【図5】従来技術における反応管外表面に設置されたフ
ィンの他の例を示す側面図及び断面図である。
【符号の説明】
10 突起 20 フィン 30 容器 31 反応管 32 反応管 33 触媒層 34 断熱材 35 原料ガス入口ノズル 36 ヘリウム入口ノズル 37 ヘリウム出口ノズル 38 改質ガス出口ノズル 39 外管 40 フィン 50 フィン 60 上鏡 61a 胴フランジ 61b 管板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に、それぞれ反応管内管を内装し
    た複数の反応管及び該反応管1本毎の外面を取り囲むよ
    うに設置した外管を有してなり、前記反応管内管外周面
    と反応管内周面の間、及び反応管外周面と外管内周面の
    間に異なる気体を流して両気体間で熱交換を行わせる水
    蒸気改質器において、前記外管の内面に千鳥配列に複数
    の突起を設置したことを特徴とする水蒸気改質器。
  2. 【請求項2】 容器内に、それぞれ反応管内管を内装し
    た複数の反応管及び該反応管1本毎の外面を取り囲むよ
    うに設置した外管を有してなり、前記反応管内管外周面
    と反応管内周面の間、及び反応管外周面と外管内周面の
    間に異なる気体を流して両気体間で熱交換を行わせる水
    蒸気改質器において、前記外管の内面に螺旋状にフィン
    を設置したことを特徴とする水蒸気改質器。
JP7952898A 1998-03-26 1998-03-26 水蒸気改質器の反応管構造 Pending JPH11278804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711893B1 (ko) 2005-06-24 2007-04-25 삼성에스디아이 주식회사 연료 전지용 개질 장치
JP2020510598A (ja) * 2017-03-07 2020-04-09 アモグリーンテック カンパニー リミテッド 排気ガスを用いた水素改質器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711893B1 (ko) 2005-06-24 2007-04-25 삼성에스디아이 주식회사 연료 전지용 개질 장치
JP2020510598A (ja) * 2017-03-07 2020-04-09 アモグリーンテック カンパニー リミテッド 排気ガスを用いた水素改質器
JP2022106754A (ja) * 2017-03-07 2022-07-20 アモグリーンテック カンパニー リミテッド 排気ガスを用いた水素改質器

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