JPH11277714A - スクリーン印刷方法及び印刷装置 - Google Patents
スクリーン印刷方法及び印刷装置Info
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- JPH11277714A JPH11277714A JP8108898A JP8108898A JPH11277714A JP H11277714 A JPH11277714 A JP H11277714A JP 8108898 A JP8108898 A JP 8108898A JP 8108898 A JP8108898 A JP 8108898A JP H11277714 A JPH11277714 A JP H11277714A
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- Japan
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- printing
- screen
- squeegee
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- carrier
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- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的簡単な構造で、かつ最適な印刷ができ
るようにしたスクリーン印刷方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ベース側機構部4に基板2を位置決め配
置し、スキージ側機構部6により基板2上にペースト状
材を印刷するスクリーン印刷方法において、基板2を移
送用キャリア3に保持した状態で、ベース側機構部4の
ステージベース11上に位置決め固定した後、スキージ
側機構部6を構成している、円筒状に保持されたドラム
スクリーン31を、基板2上の一端側に接触させ、ドラ
ムスクリーン31を回転させながら基板2の印刷面の一
端側から他端側に向かって移動すると同時に、ドラムス
クリーン31の移動に連動して、ペースト状材をドラム
スクリーン31の内側からスキージ32を介し排出さ
せ、キャリア3を介して保持されている基板2上に印刷
するようにした。
るようにしたスクリーン印刷方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ベース側機構部4に基板2を位置決め配
置し、スキージ側機構部6により基板2上にペースト状
材を印刷するスクリーン印刷方法において、基板2を移
送用キャリア3に保持した状態で、ベース側機構部4の
ステージベース11上に位置決め固定した後、スキージ
側機構部6を構成している、円筒状に保持されたドラム
スクリーン31を、基板2上の一端側に接触させ、ドラ
ムスクリーン31を回転させながら基板2の印刷面の一
端側から他端側に向かって移動すると同時に、ドラムス
クリーン31の移動に連動して、ペースト状材をドラム
スクリーン31の内側からスキージ32を介し排出さ
せ、キャリア3を介して保持されている基板2上に印刷
するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
等の被印刷物上にソルダーペースト等のペースト状材を
スキージ等を介して塗布印刷するスクリーン印刷方法及
び印刷装置に関するものである。
等の被印刷物上にソルダーペースト等のペースト状材を
スキージ等を介して塗布印刷するスクリーン印刷方法及
び印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9乃至図14は従来のスクリーン印刷
装置を異なる動作状態で示し、これを参照して従来のス
クリーン印刷装置を印刷方法を説明しつつ明らかにす
る。先ず、基板101は不図示の駆動手段、例えばモー
タ等にて駆動されるベルト102に載せられて搬送さ
れ、図9の如く印刷機内の所定の位置で停止される。そ
して、図10に示す如く、モータ103が回転駆動され
ると、カップリング104及びボールネジ105を通じ
てカム106が同図中の矢印L方向に移動させる。する
と、カム106に当接しているカムフォロワー107が
カム106の移動に連動して上昇されると共に、バック
アップピン108を配したバックアッププレート109
も上昇される。これにより、基板101はバックアップ
ピン108により支持されて、エッジクランプ110の
上面と略同一平面まで上昇される。この高さは、モータ
103へのパルス制御にて予め決められた位置で停止す
るようプログラミングされている。
装置を異なる動作状態で示し、これを参照して従来のス
クリーン印刷装置を印刷方法を説明しつつ明らかにす
る。先ず、基板101は不図示の駆動手段、例えばモー
タ等にて駆動されるベルト102に載せられて搬送さ
れ、図9の如く印刷機内の所定の位置で停止される。そ
して、図10に示す如く、モータ103が回転駆動され
ると、カップリング104及びボールネジ105を通じ
てカム106が同図中の矢印L方向に移動させる。する
と、カム106に当接しているカムフォロワー107が
カム106の移動に連動して上昇されると共に、バック
アップピン108を配したバックアッププレート109
も上昇される。これにより、基板101はバックアップ
ピン108により支持されて、エッジクランプ110の
上面と略同一平面まで上昇される。この高さは、モータ
103へのパルス制御にて予め決められた位置で停止す
るようプログラミングされている。
【0003】その後、ベルト102の左右両側に配設さ
れているクランプエアシリンダ111を各々作動させ
て、各エッジクランプ110を突出すことにより基板1
01を両端から押さえて固定する。次いで、バックアッ
プアクチュエータ112が作動し、第2ベース113よ
り上部全体を、基板101の上面がスクリーン114の
下面に接触する高さまで上昇させる(図10の状態)。
れているクランプエアシリンダ111を各々作動させ
て、各エッジクランプ110を突出すことにより基板1
01を両端から押さえて固定する。次いで、バックアッ
プアクチュエータ112が作動し、第2ベース113よ
り上部全体を、基板101の上面がスクリーン114の
下面に接触する高さまで上昇させる(図10の状態)。
【0004】続いて、図11に示す如くスキージユニッ
ト130が動作される。スキージユニット130は対の
スキージ体131a,131bで構成され、何れもが上
下エアシリンダ115a,115bと、スキージホルダ
116a,116bと、スキージ117a,117bと
を有している。そして、各スキージ体131a,131
bは、駆動モータ118とカップリング119及びボー
ルネジ120により左右方向に一体に移動される。ま
た、上下エアシリンダ115a,115bを別々に駆動
させることにより、スキージ117a,117bを独立
して上下方向に移動させることができる。ここでは、先
ず、図11の如く上下エアシリンダ115aにより、ス
キージホルダ116aに支持したスキージ117aをス
クリーン114の略上面まで下降する。
ト130が動作される。スキージユニット130は対の
スキージ体131a,131bで構成され、何れもが上
下エアシリンダ115a,115bと、スキージホルダ
116a,116bと、スキージ117a,117bと
を有している。そして、各スキージ体131a,131
bは、駆動モータ118とカップリング119及びボー
ルネジ120により左右方向に一体に移動される。ま
た、上下エアシリンダ115a,115bを別々に駆動
させることにより、スキージ117a,117bを独立
して上下方向に移動させることができる。ここでは、先
ず、図11の如く上下エアシリンダ115aにより、ス
キージホルダ116aに支持したスキージ117aをス
クリーン114の略上面まで下降する。
【0005】続いて、駆動モータ118が回転駆動され
て、カップリング119及びボールネジ120を通じ
て、スキージユニット130の全体を図12中の左端か
ら右端に向かって移動させる。このとき、スクリーン1
14上のソルダーペースト121をスキージ117aが
掻いて、スクリーン114に印刷用パターンとして設け
られている図示せぬ印刷用開口にソルダーペースト12
1を充填し印刷する。図12は、このようにしてスキー
ジユニット130が右端に移動された状態を示してい
る。印刷が終了すると、図13に示す如くバックアップ
アクチュエータ112が作動し、第2ベース113より
上部全体を図9に示す元の高さに下降させることで、基
板101をスクリーン114から剥離させる。
て、カップリング119及びボールネジ120を通じ
て、スキージユニット130の全体を図12中の左端か
ら右端に向かって移動させる。このとき、スクリーン1
14上のソルダーペースト121をスキージ117aが
掻いて、スクリーン114に印刷用パターンとして設け
られている図示せぬ印刷用開口にソルダーペースト12
1を充填し印刷する。図12は、このようにしてスキー
ジユニット130が右端に移動された状態を示してい
る。印刷が終了すると、図13に示す如くバックアップ
アクチュエータ112が作動し、第2ベース113より
上部全体を図9に示す元の高さに下降させることで、基
板101をスクリーン114から剥離させる。
【0006】その後、図14に示す如く上下エアシリン
ダ115aにより、スキージ117aが上昇されると共
に、クランプエアシリンダ111によりエッジクランプ
110による基板101のクランプが解除される。同時
に、モータ103が回転してカム106を図14中の矢
印R方向に移動させる。また、カム106の移動に連動
してバックアッププレート109が下降され、基板10
1がベルト102上に再び配置される。続いて、ベルト
102が駆動されて、印刷を終えた基板101が搬出さ
れると共に、次に印刷処理される基板101が新たに搬
送されてきて、繰り返し印刷が行われる。また、この場
合の一連の動作は、スキージ117aとスキージ117
bとの上下が交互に繰り返され、また、スキージ体13
1a,131bがそれぞれ反対の方向に交互に移動する
ことで行われ、基板101への印刷が順次なされるもの
である。
ダ115aにより、スキージ117aが上昇されると共
に、クランプエアシリンダ111によりエッジクランプ
110による基板101のクランプが解除される。同時
に、モータ103が回転してカム106を図14中の矢
印R方向に移動させる。また、カム106の移動に連動
してバックアッププレート109が下降され、基板10
1がベルト102上に再び配置される。続いて、ベルト
102が駆動されて、印刷を終えた基板101が搬出さ
れると共に、次に印刷処理される基板101が新たに搬
送されてきて、繰り返し印刷が行われる。また、この場
合の一連の動作は、スキージ117aとスキージ117
bとの上下が交互に繰り返され、また、スキージ体13
1a,131bがそれぞれ反対の方向に交互に移動する
ことで行われ、基板101への印刷が順次なされるもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のスクリーン印刷方式では次のような問題があった。 、被印刷物である基板101は、バックアッププレー
ト109により上下動し、その際にエッジクランプ11
0によって規制されるため位置決めがし難く、基板10
1の位置決め精度を高めることが困難であった。また、
そのために複雑な機構が必要となってしまい、高価なも
のとなっていた。しかも、基板101を搬送するベルト
コンベア等の機構が必要であり、ベルト102の経年劣
化による交換や、外れ等を起きやすくトラブルの原因と
なっていた。 、スクリーン114は、支持枠又は保持枠に対し平面
性を維持して保持しなくてはならず、この平面性が印刷
精度に直ちに影響するため保持構造的に複雑化したり、
取扱性に問題があった。しかも、印刷精度は、印刷後に
図13に示す如く基板101をスクリーン114から離
間させる速度やタイミング等により形成される印刷形態
等が左右され、そのため制御管理的にも複雑になる。 、近年、高密度化、接合部の微細化によりソルダーペ
ーストの印刷パターンも微細なものとなってきたが、ス
キージ117a,117bを使用して往復印刷する方法
では、各スキージ方向により印刷塗布の位置ずれが発生
し易い。このため、従来はサーボモータ等でその補正を
プログラミングすることで行ってきたものの、補正演算
を行う装置や実際に補正を行う装置等が必要となり、複
雑で、高価なものとなっている。
のスクリーン印刷方式では次のような問題があった。 、被印刷物である基板101は、バックアッププレー
ト109により上下動し、その際にエッジクランプ11
0によって規制されるため位置決めがし難く、基板10
1の位置決め精度を高めることが困難であった。また、
そのために複雑な機構が必要となってしまい、高価なも
のとなっていた。しかも、基板101を搬送するベルト
コンベア等の機構が必要であり、ベルト102の経年劣
化による交換や、外れ等を起きやすくトラブルの原因と
なっていた。 、スクリーン114は、支持枠又は保持枠に対し平面
性を維持して保持しなくてはならず、この平面性が印刷
精度に直ちに影響するため保持構造的に複雑化したり、
取扱性に問題があった。しかも、印刷精度は、印刷後に
図13に示す如く基板101をスクリーン114から離
間させる速度やタイミング等により形成される印刷形態
等が左右され、そのため制御管理的にも複雑になる。 、近年、高密度化、接合部の微細化によりソルダーペ
ーストの印刷パターンも微細なものとなってきたが、ス
キージ117a,117bを使用して往復印刷する方法
では、各スキージ方向により印刷塗布の位置ずれが発生
し易い。このため、従来はサーボモータ等でその補正を
プログラミングすることで行ってきたものの、補正演算
を行う装置や実際に補正を行う装置等が必要となり、複
雑で、高価なものとなっている。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みなされたもの
である。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的簡
単な構造で、かつ最適な印刷ができるようにしたスクリ
ーン印刷方法及び装置を提供することにある。更に他の
目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
である。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的簡
単な構造で、かつ最適な印刷ができるようにしたスクリ
ーン印刷方法及び装置を提供することにある。更に他の
目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は次の技術手段を講じたことを特徴とする。すな
わち、本発明方法は、ベース側機構部に被印刷物をその
印刷面を上にして位置決め配置し、スキージ側機構部に
より前記被印刷物上にペースト状材をスクリーン及びス
キージ等を介して印刷するスクリーン印刷方法におい
て、前記被印刷物を移送用キャリアに保持した状態で、
前記ベース側機構部のステージベース上に位置決め固定
した後、前記スキージ側機構部を構成している、円筒状
に保持された印刷用開口パターン付きのドラムスクリー
ンを、前記被印刷物の印刷面上の一端側に接触させ、前
記ドラムスクリーンを回転させながら前記印刷面の一端
側から他端側に向かって移動すると同時に、前記ドラム
スクリーンの移動に連動して、前記ペースト状材をドラ
ムスクリーンの内側から前記スキージを介し排出させ、
前記キャリアを介して保持されている被印刷物の印刷面
上に印刷するようにした。
本発明は次の技術手段を講じたことを特徴とする。すな
わち、本発明方法は、ベース側機構部に被印刷物をその
印刷面を上にして位置決め配置し、スキージ側機構部に
より前記被印刷物上にペースト状材をスクリーン及びス
キージ等を介して印刷するスクリーン印刷方法におい
て、前記被印刷物を移送用キャリアに保持した状態で、
前記ベース側機構部のステージベース上に位置決め固定
した後、前記スキージ側機構部を構成している、円筒状
に保持された印刷用開口パターン付きのドラムスクリー
ンを、前記被印刷物の印刷面上の一端側に接触させ、前
記ドラムスクリーンを回転させながら前記印刷面の一端
側から他端側に向かって移動すると同時に、前記ドラム
スクリーンの移動に連動して、前記ペースト状材をドラ
ムスクリーンの内側から前記スキージを介し排出させ、
前記キャリアを介して保持されている被印刷物の印刷面
上に印刷するようにした。
【0010】また、本発明装置は、被印刷物を位置決め
配置するベース側機構部及び、前記被印刷物の印刷面に
ペースト状材をスキージ等を介して印刷するスキージ側
機構部を装置主要部として備えているスクリーン印刷装
置を対象にし、特に、ベース側機構部及びスキージ側機
構部を主に次のように構成したものである。第1に、前
記ベース側機構部は、前記被印刷物を保持して単独で取
り扱い可能な移送用キャリアと、前記スキージ側機構部
に対応した基準面を形成して前記キャリアを載せるステ
ージベースと、前記ステージベースに組み付けられて、
前記ステージベース上に載せられた前記キャリアを一方
向に移動する搬送手段と、前記搬送手段による移動方向
と交差する方向に前記キャリアを介し被印刷物を位置決
めする位置決め手段とを少なくとも有し、前記被印刷物
を、印刷面を上向きにした状態で前記キャリアに保持
し、前記ステージベース上に前記キャリアを介して移動
及び位置固定した状態で、前記スキージ側機構部により
印刷可能にした。第2に、前記スキージ側機構部は、回
転軸を中心として自在に回転されるスクリーンホルダを
介して円筒状に保持された印刷用開口パターン付きのド
ラムスクリーンと、前記スキージを前記回転軸から前記
ドラムスクリーン内へ突設し、前記回転軸を介し一体に
回転、かつ印刷定位置に保持可能な回転駆動手段と、前
記スクリーンホルダ及びドラムスクリーンを、前記ベー
ス側機構部の被印刷物の印刷面上に沿って、前記回転軸
を固定した状態でその回転軸回りに回転しつつ水平方向
に移動させる水平駆動手段とを少なくとも有し、前記ス
キージを印刷定位置に保持した状態から、前記スクリー
ンホルダ及びドラムスクリーンを、前記水平駆動手段に
より一方向へ、移動による回転を伴いつつ印刷可能にし
たものである。
配置するベース側機構部及び、前記被印刷物の印刷面に
ペースト状材をスキージ等を介して印刷するスキージ側
機構部を装置主要部として備えているスクリーン印刷装
置を対象にし、特に、ベース側機構部及びスキージ側機
構部を主に次のように構成したものである。第1に、前
記ベース側機構部は、前記被印刷物を保持して単独で取
り扱い可能な移送用キャリアと、前記スキージ側機構部
に対応した基準面を形成して前記キャリアを載せるステ
ージベースと、前記ステージベースに組み付けられて、
前記ステージベース上に載せられた前記キャリアを一方
向に移動する搬送手段と、前記搬送手段による移動方向
と交差する方向に前記キャリアを介し被印刷物を位置決
めする位置決め手段とを少なくとも有し、前記被印刷物
を、印刷面を上向きにした状態で前記キャリアに保持
し、前記ステージベース上に前記キャリアを介して移動
及び位置固定した状態で、前記スキージ側機構部により
印刷可能にした。第2に、前記スキージ側機構部は、回
転軸を中心として自在に回転されるスクリーンホルダを
介して円筒状に保持された印刷用開口パターン付きのド
ラムスクリーンと、前記スキージを前記回転軸から前記
ドラムスクリーン内へ突設し、前記回転軸を介し一体に
回転、かつ印刷定位置に保持可能な回転駆動手段と、前
記スクリーンホルダ及びドラムスクリーンを、前記ベー
ス側機構部の被印刷物の印刷面上に沿って、前記回転軸
を固定した状態でその回転軸回りに回転しつつ水平方向
に移動させる水平駆動手段とを少なくとも有し、前記ス
キージを印刷定位置に保持した状態から、前記スクリー
ンホルダ及びドラムスクリーンを、前記水平駆動手段に
より一方向へ、移動による回転を伴いつつ印刷可能にし
たものである。
【0011】以上の本発明によれば、被印刷物がキャリ
アに位置決め保持されて印刷装置のベース側機構部に投
入される。このため、被印刷物としては、その形状にお
いて、外形寸法誤差や反り等が存在しても、移送用キャ
リアに対しそれらの形状誤差を修正した状態でセット
し、ベース側機構部に投入された後、そのキャリアを介
して位置決めされる。すなわち、従来の如くベルトコン
ベア方式等で搬送されて来た被印刷物を停止させて位置
決めする方式だと、その停止姿勢差より位置決め精度が
低下する虞があるのに対し、本発明ではキャリアの保持
部分の剛性を高め、位置決め精度を形状に関わらず常に
安定化できる。また、従来の如くベルト等の経年劣化す
る要素のある部品を使用せずに、キャリアと共に被印刷
物を搬送することができるため、搬送が安定し、位置決
め手段としての自由度が得られ、より正確な位置決めが
可能になる。
アに位置決め保持されて印刷装置のベース側機構部に投
入される。このため、被印刷物としては、その形状にお
いて、外形寸法誤差や反り等が存在しても、移送用キャ
リアに対しそれらの形状誤差を修正した状態でセット
し、ベース側機構部に投入された後、そのキャリアを介
して位置決めされる。すなわち、従来の如くベルトコン
ベア方式等で搬送されて来た被印刷物を停止させて位置
決めする方式だと、その停止姿勢差より位置決め精度が
低下する虞があるのに対し、本発明ではキャリアの保持
部分の剛性を高め、位置決め精度を形状に関わらず常に
安定化できる。また、従来の如くベルト等の経年劣化す
る要素のある部品を使用せずに、キャリアと共に被印刷
物を搬送することができるため、搬送が安定し、位置決
め手段としての自由度が得られ、より正確な位置決めが
可能になる。
【0012】また、本発明によれば、円筒状に保持され
たドラムスクリーンを用いて、印刷面上を一端側から他
端側に回転させながら移動し、この過程において、ドラ
ムスクリーンの内側からスキージを介し被印刷物の印刷
面上に印刷する。このため、この印刷構成では、装置構
成がコンパクト(小型)になり、しかも従来の如く固定
されたスクリーン上に対しその一端から他端にスキージ
を移動することによる不具合がなく、またドラムスクリ
ーンに対するスキージの相対的な位置が固定されている
ことから、スキージの方向別による印刷位置のずれが構
造的になく、しかも印刷後に被印刷物をスクリーンから
離間する速度管理やタンミング等に煩わされることもな
くなり、常に安定した良好な印刷が実現される。
たドラムスクリーンを用いて、印刷面上を一端側から他
端側に回転させながら移動し、この過程において、ドラ
ムスクリーンの内側からスキージを介し被印刷物の印刷
面上に印刷する。このため、この印刷構成では、装置構
成がコンパクト(小型)になり、しかも従来の如く固定
されたスクリーン上に対しその一端から他端にスキージ
を移動することによる不具合がなく、またドラムスクリ
ーンに対するスキージの相対的な位置が固定されている
ことから、スキージの方向別による印刷位置のずれが構
造的になく、しかも印刷後に被印刷物をスクリーンから
離間する速度管理やタンミング等に煩わされることもな
くなり、常に安定した良好な印刷が実現される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態は好
適な具体例であり、本発明の範囲を制約するものではな
い。
面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態は好
適な具体例であり、本発明の範囲を制約するものではな
い。
【0014】図1乃至図4は本発明の実施形態として示
すスクリーン印刷装置を一部破断して示す模式側面図、
図5は図1の状態での模式正面図、図6は印刷状態での
模式正面図である。図7は前記装置のドラムユニットの
模式的に示す分解斜視図、図8は前記ドラムユニットの
外観と回転規制手段の作動を示す模式外観図である。な
お、図1乃至図6では、作図上、困難な箇所もあり、理
解し易くするため、例えば、図1及び図4の上ベース部
材9の前側半分を省略したり、ドラムユニット26の側
面部分を省略して示している。このため、図面はあくま
でも参考用として使用し、細部は以下の記載を優先する
ものとする。
すスクリーン印刷装置を一部破断して示す模式側面図、
図5は図1の状態での模式正面図、図6は印刷状態での
模式正面図である。図7は前記装置のドラムユニットの
模式的に示す分解斜視図、図8は前記ドラムユニットの
外観と回転規制手段の作動を示す模式外観図である。な
お、図1乃至図6では、作図上、困難な箇所もあり、理
解し易くするため、例えば、図1及び図4の上ベース部
材9の前側半分を省略したり、ドラムユニット26の側
面部分を省略して示している。このため、図面はあくま
でも参考用として使用し、細部は以下の記載を優先する
ものとする。
【0015】(装置構造)この形態のスクリーン印刷装
置1は、被印刷物である基板2をキャリア3を介して移
動配置するベース側機構部4と、ペースト状材であるソ
ルダーペースト5を印刷するスキージ側機構部6とに大
別される。そして、両機構部4,6は、ベース7上にあ
って、機構部4が前側に設置され、機構部6がブロック
8及び上ベース9を介し機構部4の上側に設置されて一
体の装置を構成している。
置1は、被印刷物である基板2をキャリア3を介して移
動配置するベース側機構部4と、ペースト状材であるソ
ルダーペースト5を印刷するスキージ側機構部6とに大
別される。そして、両機構部4,6は、ベース7上にあ
って、機構部4が前側に設置され、機構部6がブロック
8及び上ベース9を介し機構部4の上側に設置されて一
体の装置を構成している。
【0016】(ベース側機構部)この機構部4は、位置
調整用ユニット10と、キャリア3の移動面を形成して
いるステージベース11と、キャリア3を前後移動する
搬送手段12及び左右に位置決めする位置決め手段13
等を備えている。このうち、調整用ユニット10は、ベ
ース7上に設置されたX方向の調整ステージ14と、こ
のステージ14上に保持されたY方向の調整ステージ1
5と、Yステージ15上に保持されたθ方向の調整θス
テージ16とからなる。ステージベース11は、θステ
ージ16上に支持体17を介して設置されており、各ス
テージ14,15,16によりそのX,Y,θ方向の位
置が調整される。なお、このステージベース11は、上
ベース9の下部に位置し、キャリア3がこの上に載せら
れると共に、前側にあって上下に貫通した2本のスライ
ド溝11aが設けられている。形態例のキャリア3は、
上面が基板2に対応する凹部3aに設けられ、下部に回
転自在に組み付けられた複数のコロ19を有している。
そして、このキャリア3は、通常、凹部3aに対し被印
刷物である基板2がその印刷面を上向きにした状態で位
置決め保持(セット)された後、ステージベース11上
に投入ないしは移送され、コロ19を介し移動自在に配
置される。なお、このキャリア3の移送方式は、例え
ば、量産ラインにおいて、ロボット自動移送等にて行う
等、適宜に工夫されるものである。
調整用ユニット10と、キャリア3の移動面を形成して
いるステージベース11と、キャリア3を前後移動する
搬送手段12及び左右に位置決めする位置決め手段13
等を備えている。このうち、調整用ユニット10は、ベ
ース7上に設置されたX方向の調整ステージ14と、こ
のステージ14上に保持されたY方向の調整ステージ1
5と、Yステージ15上に保持されたθ方向の調整θス
テージ16とからなる。ステージベース11は、θステ
ージ16上に支持体17を介して設置されており、各ス
テージ14,15,16によりそのX,Y,θ方向の位
置が調整される。なお、このステージベース11は、上
ベース9の下部に位置し、キャリア3がこの上に載せら
れると共に、前側にあって上下に貫通した2本のスライ
ド溝11aが設けられている。形態例のキャリア3は、
上面が基板2に対応する凹部3aに設けられ、下部に回
転自在に組み付けられた複数のコロ19を有している。
そして、このキャリア3は、通常、凹部3aに対し被印
刷物である基板2がその印刷面を上向きにした状態で位
置決め保持(セット)された後、ステージベース11上
に投入ないしは移送され、コロ19を介し移動自在に配
置される。なお、このキャリア3の移送方式は、例え
ば、量産ラインにおいて、ロボット自動移送等にて行う
等、適宜に工夫されるものである。
【0017】搬送手段12は、ステージベース11上に
おいて、キャリア3を前後移動し、かつ前後の位置決め
を行うものであり、ステージベース11の下面側に固定
されたエアシリンダ20及びステージベース11上に設
置されたストッパ部材22で構成されている。エアシリ
ンダ20は、伸縮されるロッド20aが装置前方側へ突
出した状態で配置され、ロッド20a先端に連結された
対のプッシャ21を有している。プッシャ21は、ステ
ージベース11に設けられて上下に貫通したスライド溝
11aを通して上方に突出し、かつステージベース11
の上面と平行に突出した部分21aを有し、その部分2
0aにてキャリア3を押すものである。これに対し、ス
トッパ部材22は、キャリア15を受け止めて位置決め
するショックアブソーバ付きのストッパであり、ステー
ジベース11上に固定配置された本体23から水平方向
へ突出され、プッシャ21の部分21aと対向してい
る。位置決め手段13は、図5等に示す如くステージベ
ース11上において、後方へ移動されたキャリア3を左
右方向に位置決めするものであり、サイドクランプ用の
エアシリンダ24及びこれと対向配置されたサイドスト
ッパ25で構成されている。エアシリンダ24及びサイ
ドストッパ25は、ストッパ部材22の先端と略交差す
る両側位置に設置されて、エアシリンダ24の伸縮ロッ
ド24aが突出されてキャリア3の側面をサイドストッ
パ25側へ押し、キャリア3をサイドストッパ25との
間に挟んで位置決め固定する構成である。
おいて、キャリア3を前後移動し、かつ前後の位置決め
を行うものであり、ステージベース11の下面側に固定
されたエアシリンダ20及びステージベース11上に設
置されたストッパ部材22で構成されている。エアシリ
ンダ20は、伸縮されるロッド20aが装置前方側へ突
出した状態で配置され、ロッド20a先端に連結された
対のプッシャ21を有している。プッシャ21は、ステ
ージベース11に設けられて上下に貫通したスライド溝
11aを通して上方に突出し、かつステージベース11
の上面と平行に突出した部分21aを有し、その部分2
0aにてキャリア3を押すものである。これに対し、ス
トッパ部材22は、キャリア15を受け止めて位置決め
するショックアブソーバ付きのストッパであり、ステー
ジベース11上に固定配置された本体23から水平方向
へ突出され、プッシャ21の部分21aと対向してい
る。位置決め手段13は、図5等に示す如くステージベ
ース11上において、後方へ移動されたキャリア3を左
右方向に位置決めするものであり、サイドクランプ用の
エアシリンダ24及びこれと対向配置されたサイドスト
ッパ25で構成されている。エアシリンダ24及びサイ
ドストッパ25は、ストッパ部材22の先端と略交差す
る両側位置に設置されて、エアシリンダ24の伸縮ロッ
ド24aが突出されてキャリア3の側面をサイドストッ
パ25側へ押し、キャリア3をサイドストッパ25との
間に挟んで位置決め固定する構成である。
【0018】(スキージ側機構部)この機構部6は、印
刷主要部となるドラムユニット26と、ドラムユニット
26を保持する支持部27と、ドラムユニット26を支
持部27と共に水平前後方向に移動する水平駆動手段2
8と、ドラムユニット26のスキージ32を回転させる
回転駆動手段29等を備えている。
刷主要部となるドラムユニット26と、ドラムユニット
26を保持する支持部27と、ドラムユニット26を支
持部27と共に水平前後方向に移動する水平駆動手段2
8と、ドラムユニット26のスキージ32を回転させる
回転駆動手段29等を備えている。
【0019】このうち、ドラムユニット26は、図7,
8に示す如く上ベース9上に移動可能に配置されている
左右の円盤30と、両円盤30の間にあって、円盤30
に連結した状態に配置されているスクリーンホルダ34
と、スクリーンホルダ34に保持されているドラムスク
リーン31と、ドラムスクリーン31内に配置されてい
るスキージ32等で構成されている。
8に示す如く上ベース9上に移動可能に配置されている
左右の円盤30と、両円盤30の間にあって、円盤30
に連結した状態に配置されているスクリーンホルダ34
と、スクリーンホルダ34に保持されているドラムスク
リーン31と、ドラムスクリーン31内に配置されてい
るスキージ32等で構成されている。
【0020】スクリーンホルダ34は、図7の如く両側
の半円部分34aの間が2本の連結部34bにより結合
一体化され、中間部が連結部34bを除いて大きく欠如
したた形状となっている。両半円部分34aは、外端面
側の外周に設けられたフランジ部を有し、ドラムスクリ
ーン31が両半円部分34a及び連結部34bの外面に
あって、各フランジ部により幅方向を規制した状態で保
持されている。すなわち、このドラムスクリーン31
は、金属製等の薄板材であり、基板2の印刷面上にソル
ダーペースト5を決められたパターンで印刷するための
印刷用開口パターン(不図示)が形成されている。そし
て、この保持構造は、前記薄板材が両半円部分34a及
び連結部34bの外面に対し巻き付けるように配置され
ると共に、薄板材の端部側が不図示の止め手段により着
脱可能に固定されるものである。したがって、ドラムス
クリーン31は、スクリーンホルダ34に対し円筒状に
形状保持されており、スクリーンホルダ34と一体に動
かされる。また、スクリーンホルダ34には、両側の各
半円部分34aに対し円盤30が一体的に連結される。
の半円部分34aの間が2本の連結部34bにより結合
一体化され、中間部が連結部34bを除いて大きく欠如
したた形状となっている。両半円部分34aは、外端面
側の外周に設けられたフランジ部を有し、ドラムスクリ
ーン31が両半円部分34a及び連結部34bの外面に
あって、各フランジ部により幅方向を規制した状態で保
持されている。すなわち、このドラムスクリーン31
は、金属製等の薄板材であり、基板2の印刷面上にソル
ダーペースト5を決められたパターンで印刷するための
印刷用開口パターン(不図示)が形成されている。そし
て、この保持構造は、前記薄板材が両半円部分34a及
び連結部34bの外面に対し巻き付けるように配置され
ると共に、薄板材の端部側が不図示の止め手段により着
脱可能に固定されるものである。したがって、ドラムス
クリーン31は、スクリーンホルダ34に対し円筒状に
形状保持されており、スクリーンホルダ34と一体に動
かされる。また、スクリーンホルダ34には、両側の各
半円部分34aに対し円盤30が一体的に連結される。
【0021】各円盤30は、径大部30aの内側に径小
部30bを一体化しており、中心に設けられて回転軸3
3を貫通する孔30cを有している。径大部30a内に
は、回転軸33を枢支する複数のベアリングが内設され
ている。径小部30bは、スクリーンホルダ34の半円
部分34a内に係合され、その半円部分34aの内側に
圧入又は適宜な止め構造により固定される。そして、円
盤30とスクリーンホルダ34とは、回転軸33に対し
回転自在(回転軸33を中心とし、その軸回りに自在に
回転される意味)に枢支されている。
部30bを一体化しており、中心に設けられて回転軸3
3を貫通する孔30cを有している。径大部30a内に
は、回転軸33を枢支する複数のベアリングが内設され
ている。径小部30bは、スクリーンホルダ34の半円
部分34a内に係合され、その半円部分34aの内側に
圧入又は適宜な止め構造により固定される。そして、円
盤30とスクリーンホルダ34とは、回転軸33に対し
回転自在(回転軸33を中心とし、その軸回りに自在に
回転される意味)に枢支されている。
【0022】スキージ32は、スキージプレート32a
及びブラケット32bからなり、スクリーンホルダ34
内にあって、両半円部分34aの間に内設される長さに
形成されている。そして、このスキージ32は、回転軸
33に対しブラケット32bを介して固定されて、回転
軸33から所定の角度にて突設された状態となってい
る。また、スキージ32がスクリーンホルダ34に対し
円盤30及び回転軸33を介して組み付けられると、ド
ラムユニット26になる。このドラムユニット26の状
態では、スキージプレート32aがドラムスクリーン3
1の内周面に近接して配置され、後述する回転駆動手段
29により回転作動される。すなわち、このスキージ3
2は、回転軸33に固着された状態で突出されており、
印刷時等において、円盤30,スクリーンホルダ34等
の回転と連動せずに印刷位置(図1,3,4の状態)に
保持される。
及びブラケット32bからなり、スクリーンホルダ34
内にあって、両半円部分34aの間に内設される長さに
形成されている。そして、このスキージ32は、回転軸
33に対しブラケット32bを介して固定されて、回転
軸33から所定の角度にて突設された状態となってい
る。また、スキージ32がスクリーンホルダ34に対し
円盤30及び回転軸33を介して組み付けられると、ド
ラムユニット26になる。このドラムユニット26の状
態では、スキージプレート32aがドラムスクリーン3
1の内周面に近接して配置され、後述する回転駆動手段
29により回転作動される。すなわち、このスキージ3
2は、回転軸33に固着された状態で突出されており、
印刷時等において、円盤30,スクリーンホルダ34等
の回転と連動せずに印刷位置(図1,3,4の状態)に
保持される。
【0023】以上のドラムユニット26は、円盤30に
組み付けられた回転規制手段35を有している。この回
転規制手段35は、スクリーンホルダ34,ドラムスク
リーン31,円盤30が、後述する水平駆動手段28に
より水平移動しつつ回転軸33回りに回転されるとき
に、その回転がスムースに的確に行われるようにするも
のである。この形態では、図8に示す如く細長い薄板か
らなる規制部材35A,35Bにて構成されているが、
これ以外の構成であっても差し支えない。すなわち、規
制部材35A,35Bは、円盤30の外周に自在に巻き
付く材質であり、両円盤30にそれぞれ均等に作動すべ
く各2本づつ用いられて、各円盤30と上ベース9側と
の間に配置されている。なお、上ベース9は、図5等の
如くキャリア3に対向した部分が大きく切り欠かれてい
る。規制部材35A,35Bの上ベース9側の位置は、
その切り欠かれた部分9a(図6参照)の両側に位置し
ている。そして、規制部材35A,35Bの両端部は、
一端側が円盤30の外周に固定され、他端側が上ベース
9側に固定されている点で同じくしているが、互いに異
なる端部を円盤30と上ベース9側に固定している点で
異なっている。そして、作動的には、各規制部材35
A,35Bの円盤30への異方向からの巻き付け作用に
より、図8(a)の状態を印刷開始位置、図8(b)の
状態を印刷完了位置とすると、ドラムユニット26が回
転軸33の水平移動により図8(a)から図8(b)の
状態に移動されたり、逆に移動されるときに、回転軸3
3を中心として滑ることなく回転されるようにする。要
は、各規制部材35A,35Bの円盤30への異方向か
らの巻き付け作用により、ドラムユニット26の移動量
と回転量とが常に規則正しく連動されるようにするもの
である。
組み付けられた回転規制手段35を有している。この回
転規制手段35は、スクリーンホルダ34,ドラムスク
リーン31,円盤30が、後述する水平駆動手段28に
より水平移動しつつ回転軸33回りに回転されるとき
に、その回転がスムースに的確に行われるようにするも
のである。この形態では、図8に示す如く細長い薄板か
らなる規制部材35A,35Bにて構成されているが、
これ以外の構成であっても差し支えない。すなわち、規
制部材35A,35Bは、円盤30の外周に自在に巻き
付く材質であり、両円盤30にそれぞれ均等に作動すべ
く各2本づつ用いられて、各円盤30と上ベース9側と
の間に配置されている。なお、上ベース9は、図5等の
如くキャリア3に対向した部分が大きく切り欠かれてい
る。規制部材35A,35Bの上ベース9側の位置は、
その切り欠かれた部分9a(図6参照)の両側に位置し
ている。そして、規制部材35A,35Bの両端部は、
一端側が円盤30の外周に固定され、他端側が上ベース
9側に固定されている点で同じくしているが、互いに異
なる端部を円盤30と上ベース9側に固定している点で
異なっている。そして、作動的には、各規制部材35
A,35Bの円盤30への異方向からの巻き付け作用に
より、図8(a)の状態を印刷開始位置、図8(b)の
状態を印刷完了位置とすると、ドラムユニット26が回
転軸33の水平移動により図8(a)から図8(b)の
状態に移動されたり、逆に移動されるときに、回転軸3
3を中心として滑ることなく回転されるようにする。要
は、各規制部材35A,35Bの円盤30への異方向か
らの巻き付け作用により、ドラムユニット26の移動量
と回転量とが常に規則正しく連動されるようにするもの
である。
【0024】支持部27は、ドラムユニット26を回転
自在、かつ摺動自在に保持するものであり、図6の如く
上ベース9の上にあって、切り欠かれた部分9aの両側
の上ベース9に配置された軸受け用ハウジング36を有
している。両ハウジング36は、下部に設けられたスラ
イダ部材37を介して上ベース9にそれぞれ摺動自在に
載せられ、幅方向に回転軸33を軸受けしていると共
に、略コ形を横向きにした形状をなした連結アーム38
により一体に連結されている。
自在、かつ摺動自在に保持するものであり、図6の如く
上ベース9の上にあって、切り欠かれた部分9aの両側
の上ベース9に配置された軸受け用ハウジング36を有
している。両ハウジング36は、下部に設けられたスラ
イダ部材37を介して上ベース9にそれぞれ摺動自在に
載せられ、幅方向に回転軸33を軸受けしていると共
に、略コ形を横向きにした形状をなした連結アーム38
により一体に連結されている。
【0025】水平駆動手段28は図1,図5等に示す如
くエアシリンダ40で構成されている。このエアシリン
ダ40は、ドラムユニット26の背面側にあって、上ベ
ース9の後方中間位置に設置されたアングル39上に固
定されている。エアシリンダ40の伸縮ロッド40a
は、その先端が連結アーム38に結合されている。した
がって、このエアシリンダ40は、ロッド40aの伸縮
作動により、支持部27及びドラムユニット26の全体
を連結アーム38を介して前後方向へ水平移動すること
ができる。
くエアシリンダ40で構成されている。このエアシリン
ダ40は、ドラムユニット26の背面側にあって、上ベ
ース9の後方中間位置に設置されたアングル39上に固
定されている。エアシリンダ40の伸縮ロッド40a
は、その先端が連結アーム38に結合されている。した
がって、このエアシリンダ40は、ロッド40aの伸縮
作動により、支持部27及びドラムユニット26の全体
を連結アーム38を介して前後方向へ水平移動すること
ができる。
【0026】回転駆動手段29は、印刷時及び非印刷時
におけるスキージ32の位置を、図2と図3の状態へ回
転軸33を回転することにより、印刷時の保持位置と非
印刷時の保持位置とに切り替えものである。この形態で
は、支持部27の連結アーム38上に設置された駆動源
のモータ41と、モータ41の駆動軸42に介装された
ロック機構43と、駆動軸42の端部及びそれと対応す
る回転軸26の端部に装着されたベルトプーリ44,4
5と、両ベルトプーリ44,45に掛渡されたベルト4
6とを有している。そして、この構造では、前記したス
キージ32の位置切り替えがモータ41の駆動力を駆動
軸42と、ベルトプーリ44,45に掛渡されたベルト
46とを通じて回転軸26を回転することにより行わ
れ、また、回転後にロック機構43の作動によりその状
態を保持するようになっている。
におけるスキージ32の位置を、図2と図3の状態へ回
転軸33を回転することにより、印刷時の保持位置と非
印刷時の保持位置とに切り替えものである。この形態で
は、支持部27の連結アーム38上に設置された駆動源
のモータ41と、モータ41の駆動軸42に介装された
ロック機構43と、駆動軸42の端部及びそれと対応す
る回転軸26の端部に装着されたベルトプーリ44,4
5と、両ベルトプーリ44,45に掛渡されたベルト4
6とを有している。そして、この構造では、前記したス
キージ32の位置切り替えがモータ41の駆動力を駆動
軸42と、ベルトプーリ44,45に掛渡されたベルト
46とを通じて回転軸26を回転することにより行わ
れ、また、回転後にロック機構43の作動によりその状
態を保持するようになっている。
【0027】(印刷手順又は作動例)次に、以上のスク
リーン印刷装置1について、その動作を説明しつつ更に
細部構成を明らかにする。先ず、基板2は、キャリア3
の上面に設けられた凹部3aに収納セットされ、図示せ
ぬ保持機構により固着される。そして、基板16を保持
したキャリア15はステージベース11上に置かれる。
ステージベース1上では、搬送手段12と位置決め手段
13によりキャリア15の移動と位置決めが行われる。
すなわち、エアシリンダ20が作動すると、キャリア1
5がプッシャ21の部分21aで押され、ショックアブ
ソーバ付きのストッパ部材22側へ移動される。そし
て、キャリア15は、ストッパ部材22に当たり、設定
された定位置で停止される。また、キャリア15は、エ
アシリンダ24の作動により、ロッド24を介して動か
されて、ロッド23とサイドストッパ25との間に挟ま
れた状態で、図2及び図6に示す如くステージベース9
上の定位置に固定される。
リーン印刷装置1について、その動作を説明しつつ更に
細部構成を明らかにする。先ず、基板2は、キャリア3
の上面に設けられた凹部3aに収納セットされ、図示せ
ぬ保持機構により固着される。そして、基板16を保持
したキャリア15はステージベース11上に置かれる。
ステージベース1上では、搬送手段12と位置決め手段
13によりキャリア15の移動と位置決めが行われる。
すなわち、エアシリンダ20が作動すると、キャリア1
5がプッシャ21の部分21aで押され、ショックアブ
ソーバ付きのストッパ部材22側へ移動される。そし
て、キャリア15は、ストッパ部材22に当たり、設定
された定位置で停止される。また、キャリア15は、エ
アシリンダ24の作動により、ロッド24を介して動か
されて、ロッド23とサイドストッパ25との間に挟ま
れた状態で、図2及び図6に示す如くステージベース9
上の定位置に固定される。
【0028】次に、図2及び図5において、それまでロ
ック機構43によってその位置が保持されていたスキー
ジ32は、モータ41,駆動軸42,ベルト34を介し
て回転動力を回転軸33に伝達し回転することにより、
ソルダーペースト5を掻き取りながら、所定の印刷開始
位置(図2から図3のスキージ32の位置)まで移動さ
れて、その位置にて停止される。なお、ソルダーペース
ト5の供給や補給は、上記したスクリーンホルダ34の
連結部34b間に形成されている隙間又は開口より適宜
に行うことができる。
ック機構43によってその位置が保持されていたスキー
ジ32は、モータ41,駆動軸42,ベルト34を介し
て回転動力を回転軸33に伝達し回転することにより、
ソルダーペースト5を掻き取りながら、所定の印刷開始
位置(図2から図3のスキージ32の位置)まで移動さ
れて、その位置にて停止される。なお、ソルダーペース
ト5の供給や補給は、上記したスクリーンホルダ34の
連結部34b間に形成されている隙間又は開口より適宜
に行うことができる。
【0029】図3に示すように、さらに水平駆動手段2
8の駆動によりドラムユニット26及び支持部27の全
体を印刷開始位置へ移動する。すなわち、エアシリンダ
40が作動を開始し、ドラムスクリーン31、円盤30
等の部材を回転させつつ前方へ移動せさる。このとき、
円盤30つまりドラムユニット26の回転位相は、上記
した回転規制手段35により正常に維持される。そこ
で、印刷開始位置(図3のドラムスクリーン31の位
置)に移動が完了すると、ロック機構43が作動してス
キージ32をその位置で保持(位置固定)する。なお、
実際上、ロック機構43が作動していないときは、スキ
ージ32とドラムスクリーン31との摩擦により、スキ
ージ32とドラムスクリーン31は相互に位置関係を保
持したまま水平移動する。
8の駆動によりドラムユニット26及び支持部27の全
体を印刷開始位置へ移動する。すなわち、エアシリンダ
40が作動を開始し、ドラムスクリーン31、円盤30
等の部材を回転させつつ前方へ移動せさる。このとき、
円盤30つまりドラムユニット26の回転位相は、上記
した回転規制手段35により正常に維持される。そこ
で、印刷開始位置(図3のドラムスクリーン31の位
置)に移動が完了すると、ロック機構43が作動してス
キージ32をその位置で保持(位置固定)する。なお、
実際上、ロック機構43が作動していないときは、スキ
ージ32とドラムスクリーン31との摩擦により、スキ
ージ32とドラムスクリーン31は相互に位置関係を保
持したまま水平移動する。
【0030】この状態から印刷が開始される。すなわ
ち、エアシリンダ40の作動により、支持部27及びド
ラムユニット26の全体が上ベース9において、図3の
印刷開始位置から図4の印刷完了位置まで水平移動さ
れ、この移動過程にて印刷が行われる。この印刷過程で
は、スキージ32が常にドラムスクリーン31の内径の
最下面位置に保持され、ソルダーペースト5をドラムス
クリーン31の印刷用開口パターンに充填しつつ印刷が
行われ、その後、エアシリンダ40は終端位置に到着し
停止する。
ち、エアシリンダ40の作動により、支持部27及びド
ラムユニット26の全体が上ベース9において、図3の
印刷開始位置から図4の印刷完了位置まで水平移動さ
れ、この移動過程にて印刷が行われる。この印刷過程で
は、スキージ32が常にドラムスクリーン31の内径の
最下面位置に保持され、ソルダーペースト5をドラムス
クリーン31の印刷用開口パターンに充填しつつ印刷が
行われ、その後、エアシリンダ40は終端位置に到着し
停止する。
【0031】印刷が完了した後は、図4に示す如く、搬
送手段12のエアシリンダ20がキャリア3を解放する
方向へ作動し、ストッパ部材23のショックアブソーバ
の反発力により、キャリア3を図1の最初に投入した位
置方向へ移動するものである。そして、キャリア3はソ
ルダーペースト印刷が終了して、次の工程に送られる。
以上で、この工程の1サイクルが完了する。
送手段12のエアシリンダ20がキャリア3を解放する
方向へ作動し、ストッパ部材23のショックアブソーバ
の反発力により、キャリア3を図1の最初に投入した位
置方向へ移動するものである。そして、キャリア3はソ
ルダーペースト印刷が終了して、次の工程に送られる。
以上で、この工程の1サイクルが完了する。
【0032】したがって、以上のスクリーン印刷装置1
を用いた印刷を行うと、基板2がキャリア3に予め保持
されてベース機構部4に投入されるため、基板2の形状
(外形寸法誤差や反りの度合い等)に左右されずに位置
決めが可能となり、従来のようなベルトコンベア方式等
で搬送して、その搬送から被印刷物を停止させて位置決
めする方式に対し、基板2の位置決め精度を向上でき
る。すなわち、このベース側機構部4の構造では、特
に、ベース機構部4で行われる位置決め構造が比較的自
由に設計できること、キャリア3の形態が任意であり、
位置決め部分の剛性を高めて位置決めをより安定化でき
ること、取り扱いに優れ後工程でもキャリア3を利用で
きること、等の利点が得られる。また、ベルト等の経年
劣化する要素のある部品を使用していないため、搬送が
安定し、正確な位置決めが可能になる。
を用いた印刷を行うと、基板2がキャリア3に予め保持
されてベース機構部4に投入されるため、基板2の形状
(外形寸法誤差や反りの度合い等)に左右されずに位置
決めが可能となり、従来のようなベルトコンベア方式等
で搬送して、その搬送から被印刷物を停止させて位置決
めする方式に対し、基板2の位置決め精度を向上でき
る。すなわち、このベース側機構部4の構造では、特
に、ベース機構部4で行われる位置決め構造が比較的自
由に設計できること、キャリア3の形態が任意であり、
位置決め部分の剛性を高めて位置決めをより安定化でき
ること、取り扱いに優れ後工程でもキャリア3を利用で
きること、等の利点が得られる。また、ベルト等の経年
劣化する要素のある部品を使用していないため、搬送が
安定し、正確な位置決めが可能になる。
【0033】これに対し、スキージ側機構部6の構造で
は、印刷方向が一方向であるため、スキージ32の方向
別による印刷位置のずれがなくなり、常に安定した良好
な印刷が実現可能となる。より具体的には、板状のスク
リーンを枠部材に保持させる従来構造に対し、ドラムス
クリーン31が円筒状に保持されていることから、保持
構造が簡易で、スクリーンホルダ34による小型化(枠
部材に比して面的に小さい)と、取扱性や装置スペース
的に大きく改善される。また、印刷後の制御系、つまり
従来の如く被印刷物をスクリーンから離間する速度管理
やタンミング等に煩わされることもなく、機構的にもよ
り簡易化できる等の利点が得られる。
は、印刷方向が一方向であるため、スキージ32の方向
別による印刷位置のずれがなくなり、常に安定した良好
な印刷が実現可能となる。より具体的には、板状のスク
リーンを枠部材に保持させる従来構造に対し、ドラムス
クリーン31が円筒状に保持されていることから、保持
構造が簡易で、スクリーンホルダ34による小型化(枠
部材に比して面的に小さい)と、取扱性や装置スペース
的に大きく改善される。また、印刷後の制御系、つまり
従来の如く被印刷物をスクリーンから離間する速度管理
やタンミング等に煩わされることもなく、機構的にもよ
り簡易化できる等の利点が得られる。
【0034】なお、上記実施形態の構造では、キャリア
3を前後移動する搬送手段12及び左右に位置決めする
位置決め手段13として、エアシリンダ20,40の駆
動力を利用する例について説明したが、これに限られ
ず、例えば、電磁アクチュエータ等の駆動力を用いるよ
うにしてもよいものである。このように、本発明は、装
置的に請求項2,3に記載された技術要件を具備してい
ればよく、細部的な構成については印刷の量産規模等に
応じて種々変形されるものである。
3を前後移動する搬送手段12及び左右に位置決めする
位置決め手段13として、エアシリンダ20,40の駆
動力を利用する例について説明したが、これに限られ
ず、例えば、電磁アクチュエータ等の駆動力を用いるよ
うにしてもよいものである。このように、本発明は、装
置的に請求項2,3に記載された技術要件を具備してい
ればよく、細部的な構成については印刷の量産規模等に
応じて種々変形されるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明方法及び装
置は次のような効果を有している。第1に、請求項1,
2,4では、例えば、被印刷物の形状において、外形寸
法誤差や反り等が存在しても、キャリアに予め保持し
て、それらの形状誤差を修正した状態でベース側機構部
に投入し、キャリアを介して位置決めされる。このた
め、この構造では、従来の如くベルト方式で搬送された
ものをその位置で位置決めする構成に対し、位置決めス
ペース等の制約を受け難く、位置決め構造も任意に設計
可能となるため、印刷時の位置精度の向上により印刷品
質を向上できる。また、従来の如くベルト等の経年劣化
する要素のある部品を使用せず、剛性のキャリアと共に
被印刷物を搬送することができるため、搬送が安定し、
この点からも取扱性及び信頼性を向上できる。第2に、
請求項1,3,4では、ドラムスクリーンを用いて、印
刷面上を回転させながら一端側から他端側に向かって移
動する過程で、印刷位置に固定保持されたスキージを介
しドラムスクリーンの内側から被印刷物の印刷面上に印
刷するため、従来の如くスキージの方向別による印刷位
置のずれが構造的になくなり、常に安定した良好な印刷
が実現される。また、板状のスクリーンを枠部材に保持
させる従来構造に対し、ドラムスクリーンであることか
ら、保持構造が簡易で、スクリーンホルダによる小型
化、装置小スペース化等が可能となり、取扱性に優れ、
印刷後の制御系も簡易にできる。第3に、請求項5では
回転規制手段によりドラムスクリーンの回転と被印刷物
上での移動を常に構造的に安定化できる。また、請求項
6では、回転駆動手段とドラムユニットとの一体化が図
られて、各手段間の間の作動性や装置信頼性を向上でき
る。
置は次のような効果を有している。第1に、請求項1,
2,4では、例えば、被印刷物の形状において、外形寸
法誤差や反り等が存在しても、キャリアに予め保持し
て、それらの形状誤差を修正した状態でベース側機構部
に投入し、キャリアを介して位置決めされる。このた
め、この構造では、従来の如くベルト方式で搬送された
ものをその位置で位置決めする構成に対し、位置決めス
ペース等の制約を受け難く、位置決め構造も任意に設計
可能となるため、印刷時の位置精度の向上により印刷品
質を向上できる。また、従来の如くベルト等の経年劣化
する要素のある部品を使用せず、剛性のキャリアと共に
被印刷物を搬送することができるため、搬送が安定し、
この点からも取扱性及び信頼性を向上できる。第2に、
請求項1,3,4では、ドラムスクリーンを用いて、印
刷面上を回転させながら一端側から他端側に向かって移
動する過程で、印刷位置に固定保持されたスキージを介
しドラムスクリーンの内側から被印刷物の印刷面上に印
刷するため、従来の如くスキージの方向別による印刷位
置のずれが構造的になくなり、常に安定した良好な印刷
が実現される。また、板状のスクリーンを枠部材に保持
させる従来構造に対し、ドラムスクリーンであることか
ら、保持構造が簡易で、スクリーンホルダによる小型
化、装置小スペース化等が可能となり、取扱性に優れ、
印刷後の制御系も簡易にできる。第3に、請求項5では
回転規制手段によりドラムスクリーンの回転と被印刷物
上での移動を常に構造的に安定化できる。また、請求項
6では、回転駆動手段とドラムユニットとの一体化が図
られて、各手段間の間の作動性や装置信頼性を向上でき
る。
【図1】本発明の実施形態として示すスクリーン印刷装
置の概略側面図である。
置の概略側面図である。
【図2】図1のスクリーン印刷装置を異なる態様で示す
概略側面図である。
概略側面図である。
【図3】図1のスクリーン印刷装置を印刷開始時の状態
で示す概略側面図である。
で示す概略側面図である。
【図4】図1のスクリーン印刷装置を印刷完了時の状態
で示す概略側面図である。
で示す概略側面図である。
【図5】図1の概略正面図である。
【図6】図2の概略正面図である。
【図7】上記実施形態装置のドラムユニット構成の主部
材を示す概略分解図である。
材を示す概略分解図である。
【図8】上記ドラムユニット構成及び回転規制手段の作
用を示す概略外観図である。
用を示す概略外観図である。
【図9】従来のスクリーン印刷装置例を示す概略側面図
である。
である。
【図10】図9のスクリーン印刷装置を異なる態様で示
す概略側面図である。
す概略側面図である。
【図11】図9のスクリーン印刷装置を印刷開始時の状
態で示す概略側面図である。
態で示す概略側面図である。
【図12】図9のスクリーン印刷装置を印刷完了時の状
態で示す概略側面図である。
態で示す概略側面図である。
【図13】図9のスクリーン印刷装置を異なる態様で示
す概略側面図である。
す概略側面図である。
【図14】図9のスクリーン印刷装置を更に異なる態様
で示す概略側面図である。
で示す概略側面図である。
1…スクリーン印刷装置、2…基板(被印刷物)、3…
キャリア 4…ベース側機構部、5…ソルダーペースト(ペースト
状材) 6…スキージ側機構部、9…上ベース、11…ステージ
ベース 12…搬送手段(20はエアシリンダ、22はストッパ
部材) 13…位置決め手段(24はエアシリンダ、25サイド
ストッパ) 26…ドラムユニット(31はドラムスクリーン、32
はスキージ、34はスクリーンホルダ) 27…支持部(36はスライダ付きハウジング、38は
連結アーム) 28…水平駆動手段(40はエアシリンダ、) 29…回転駆動手段(41はモータ、43はロック機
構、46はベルト) 30…円盤、33…回転軸、35…回転規制手段(35
A,35Bは規制部材)
キャリア 4…ベース側機構部、5…ソルダーペースト(ペースト
状材) 6…スキージ側機構部、9…上ベース、11…ステージ
ベース 12…搬送手段(20はエアシリンダ、22はストッパ
部材) 13…位置決め手段(24はエアシリンダ、25サイド
ストッパ) 26…ドラムユニット(31はドラムスクリーン、32
はスキージ、34はスクリーンホルダ) 27…支持部(36はスライダ付きハウジング、38は
連結アーム) 28…水平駆動手段(40はエアシリンダ、) 29…回転駆動手段(41はモータ、43はロック機
構、46はベルト) 30…円盤、33…回転軸、35…回転規制手段(35
A,35Bは規制部材)
Claims (6)
- 【請求項1】 ベース側機構部に被印刷物をその印刷面
を上にして位置決め配置し、スキージ側機構部により前
記被印刷物上にペースト状材をスキージ等によりスクリ
ーンを介して印刷するスクリーン印刷方法において、 前記被印刷物を移送用キャリアに保持した状態で、前記
ベース側機構部のステージベース上に位置決めした後、 前記スキージ側機構部を構成している、円筒状に保持さ
れた印刷用開口パターン付きのドラムスクリーンを、前
記被印刷物の印刷面上の一端側に接触させ、前記ドラム
スクリーンを回転させながら前記印刷面の一端側から他
端側に向かって移動すると同時に、 前記ドラムスクリーンの移動に連動して、前記ペースト
状材をドラムスクリーンの内側から前記スキージにより
前記ドラムクスリーンを介し排出させ、前記キャリアを
介して保持されている被印刷物の印刷面上に印刷する、 ことを特徴とするスクリーン印刷方法。 - 【請求項2】 被印刷物を位置決め配置するベース側機
構部及び、前記被印刷物の印刷面にペースト状材をスク
リーン及びスキージを介して印刷するスキージ側機構部
を装置主要部として備えているスクリーン印刷装置にお
いて、 前記ベース側機構部が、前記被印刷物を保持して単独で
取り扱い可能な移送用キャリアと、前記スキージ側機構
部に対応した基準面を形成して前記キャリアを載せるス
テージベースと、前記ステージベースに組み付けられ
て、前記ステージベース上に載せられた前記キャリアを
一方向に移動する搬送手段と、前記搬送手段による移動
方向と交差する方向に前記キャリアを介し被印刷物を位
置決めする位置決め手段とを少なくとも有し、 前記被印刷物を、印刷面を上向きにした状態で前記キャ
リアに保持し、前記ステージベース上に前記キャリアを
介して移動及び位置固定した状態で、前記スキージ側機
構部により印刷可能にしたことを特徴とするスクリーン
印刷装置。 - 【請求項3】 被印刷物を位置決め配置するベース側機
構部及び、前記被印刷物の印刷面にペースト状材をスク
リーン及びスキージ等を介して印刷するスキージ側機構
部を装置主要部として備えているスクリーン印刷装置に
おいて、 前記スキージ側機構部が、 回転軸を中心として自在に回転されるスクリーンホルダ
を介して円筒状に保持された印刷用開口パターン付きの
ドラムスクリーンと、 前記スキージを前記回転軸から前記ドラムスクリーン内
へ突設し、前記回転軸を介し一体に回転、かつ印刷定位
置に保持可能な回転駆動手段と、 前記スクリーンホルダ及びドラムスクリーンを、前記ベ
ース側機構部の被印刷物の印刷面上に沿って、前記回転
軸を固定した状態でその回転軸回りに回転しつつ水平方
向に移動させる水平駆動手段とを少なくとも有し、 前記スキージを印刷定位置に保持した状態から、前記ス
クリーンホルダ及びドラムスクリーンを、前記水平駆動
手段により一方向へ、移動による回転を伴いつつ印刷可
能にしたことを特徴とするスクリーン印刷装置。 - 【請求項4】 被印刷物を位置決め配置するベース側機
構部及び、前記被印刷物の印刷面にペースト状材をスク
リーン及びスキージ等を介して印刷するスキージ側機構
部を装置主要部として備えているスクリーン印刷装置に
おいて、 前記ベース側機構部は、前記被印刷物を保持して単独で
取り扱い可能な移送用キャリアと、前記スキージ側機構
部に対応した基準面を形成して前記キャリアを載せるス
テージベースと、前記ステージベースに組み付けられ
て、前記ステージベース上に載せられた前記キャリアを
一方向に移動する搬送手段と、前記搬送手段による移動
方向と交差する方向に前記キャリアを介し被印刷物を位
置決めする位置決め手段とを有し、 前記スキージ側機構部は、回転軸を中心として自在に回
転されるスクリーンホルダを介して円筒状に保持された
印刷用開口パターン付きのドラムスクリーンと、 前記スキージを前記回転軸から前記ドラムスクリーン内
へ突設し、前記回転軸を介し一体に回転、かつ印刷定位
置に保持可能な回転駆動手段と、前記スクリーンホルダ
及びドラムスクリーンを、前記ベース側機構部の被印刷
物の印刷面上に沿って、前記回転軸を固定した状態でそ
の回転軸回りに回転しつつ水平方向に移動させる水平駆
動手段とを有している、ことを特徴とするスクリーン印
刷装置。 - 【請求項5】 前記回転軸に回転自在に枢支されて前記
スクリーンホルダの両側に連結された円盤と、該円盤に
組み付けられて、前記スクリーンホルダ及びドラムスク
リーンを、前記水平駆動手段により水平移動しつつ前記
回転軸回りに回転される状態を良好に保つ回転規制手段
とを有している請求項3又は4に記載のスクリーン印刷
装置。 - 【請求項6】 前記回転軸を両側で支持する軸受け用ハ
ウジングと、前記ハウジング同士を連結している連結ア
ームとを有し、前記連結アーム側に前記回転駆動手段を
組み付けることにより、前記スクリーンホルダ及びドラ
ムスクリーンの水平移動時に、前記スキージ側機構部を
構成している上ベースに対し前記ハウジングや前記回転
駆動手段等を一体に摺動させる請求項3から4の何れか
に記載のスクリーン印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108898A JPH11277714A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | スクリーン印刷方法及び印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8108898A JPH11277714A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | スクリーン印刷方法及び印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11277714A true JPH11277714A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13736649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8108898A Pending JPH11277714A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | スクリーン印刷方法及び印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11277714A (ja) |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8108898A patent/JPH11277714A/ja active Pending
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