JPH11276711A

JPH11276711A - 遊技媒体管理精算システム

Info

Publication number: JPH11276711A
Application number: JP9850198A
Authority: JP
Inventors: Shohachi Ugawa; 詔八鵜川; Hisaharu Takarada; 久治宝田; Toshihiro Tozaki; 智弘戸崎
Original assignee: Sankyo Co Ltd
Current assignee: Sankyo Co Ltd
Priority date: 1998-03-26
Filing date: 1998-03-26
Publication date: 1999-10-12

Abstract

(57)【要約】【課題】遊技客により個々に選択された貸し出しレー
トに基づき、遊技媒体の管理、精算を実施することので
きる遊技媒体管理精算システムを提供する。【解決手段】遊技客情報が記憶された携帯可能な記憶
媒体４と、遊技台に１対１に対応付けられ、遊技客が遊
技媒体の貸し出しレ−トを選択可能とされた貸し出しレ
−ト選択手段１５と、この選択された貸し出しレートに
基づいて遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸し出し装
置２と、前記記憶媒体４より遊技客情報を読み出す読み
出し装置２１と、前記記憶媒体４より遊技客情報を読み
出す読み出し部３２および計数された遊技媒体数と前記
貸し出しレートを関連付けて精算を行う精算手段３３が
備られた遊技媒体計数機５と、少なくとも前記貸し出し
レートと、遊技客情報とを関連付けて登録するととも
に、前記読み出し部３２により読み出された遊技客情報
に関連付けられて登録されている貸し出しレートを、前
記遊技媒体計数機５に出力する管理コンピュータ７と、
から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数のパチンコ台
やスロットマシン等の遊技台が設置された遊技場におい
て、遊技媒体の貸し出しレートを遊技客が選択可能とさ
れ、貸し出された遊技媒体により遊技して獲得される遊
技媒体の精算を行う遊技媒体管理精算システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年の遊技人口の増加に伴い、遊技客に
よっては、その日の所持金や時間的な余裕等の各状況に
応じて、射幸性を重視する遊技客もいれば、遊技性を重
視する遊技客もおり、遊技客の目的が多様化してきてい
る。

【０００３】これら多様化した遊技客に対応すること
は、遊技客へのサービス向上と遊技人口の更なる増加に
おいて重要であるが、従来、パチンコ台やスロットマシ
ン等の遊技媒体を使用して遊技を行う遊技場において
は、遊技媒体の貸し出す際の貸し出しレートが各遊技場
において固定されており、これら遊技客の多様性に対応
して、遊技客へ貸し出される遊技媒体の貸し出しレート
を、遊技客自身が選択することはできなかった。

【０００４】これら遊技客の多様性に対応する手法とし
て、遊技場内の特定の位置に設けられた遊技台等におい
て、遊技媒体の貸し出しレートを他の一般の遊技台の貸
し出しレートと変更（一般的には低い貸し出しレートに
変更）し、遊技可能とすることが近年実施されるように
なってきている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た方法では、遊技台の機種等が限定されてしまうととも
に、それら各遊技台においては、変更された貸し出しレ
ートも単一なものとされており、遊技客がそれぞれの遊
技台において、独自に貸し出しレートを選択できず、遊
技客の多様性に十分に対応できるものではなく、これら
遊技客が自分の所望する遊技台において遊技媒体の貸し
出しレートを選択できるようにしたものは存在せず、こ
れら遊技客により個々に異なる貸し出しレートが選択さ
れた場合には、これら遊技客により選択された貸し出し
レートに基づいて遊技媒体を管理し、その精算を行う必
要があるが、これら遊技客により選択された個々に異な
る貸し出しレートに対応して、その貸し出しレートに対
応して遊技媒体を管理、精算することのできるシステム
も存在しなかった。

【０００６】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、各遊技台において遊技客により個々
に選択された貸し出しレートに基づき、遊技媒体の管
理、精算を実施することのできる遊技媒体管理精算シス
テムを提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の遊技媒体管理精算システムは、遊技客を
特定可能な遊技客情報が記憶された会員カ−ド等の携帯
可能な記憶媒体と、遊技台に１対１に対応付けられ、前
記記憶媒体から遊技客情報が読み出されることを受け
て、前記遊技客による遊技媒体の貸し出しレ−トの選択
が可能になっている貸し出しレ−ト選択手段と、この貸
し出しレート選択手段により選択された貸し出しレート
に基づいて遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸し出し
装置と、前記貸し出しレ−ト選択手段に１対１に対応付
けられ、前記記憶媒体より遊技客情報を読み出す読み出
し装置と、前記記憶媒体より遊技客情報を読み出す読み
出し部および計数された遊技媒体数と前記貸し出しレー
トを関連付けて精算を行う精算手段を備え、前記記憶媒
体から遊技客情報が読み出されることにより計数が可能
とされている遊技媒体計数機と、前記貸し出しレ−ト選
択手段、読み出し装置、および遊技媒体計数機とに接続
され、少なくとも前記貸し出しレ−ト選択手段にて選択
された貸し出しレートと、前記読み出し装置にて読み出
された遊技客情報とを関連付けて登録するとともに、前
記読み出し部により読み出された遊技客情報に関連付け
られて登録されている貸し出しレートを、前記遊技媒体
計数機に出力する管理コンピュータと、から成ることを
特徴としている。この特徴によれば、会員カード等の記
憶媒体を読み取り装置に挿入することにより、遊技客は
所望の貸し出しレートを選択し、各遊技台に１対１に対
応付けられている遊技媒体貸し出し装置より、その貸し
出しレートに基づく遊技媒体数を借り受けて遊技を実施
でき、遊技客が遊技により遊技媒体を獲得した場合に
は、前記遊技客により個々に選択された貸し出しレート
が、読み取り装置により前記記憶媒体より読み出された
遊技客情報と関連付けられて登録されるようになり、遊
技客は獲得した遊技媒体を計数して精算する際に、前記
遊技媒体計数機に備えられた前記読み出し部により、自
分の所持する前記記憶媒体から遊技客情報が読み出され
ることにより、計数が実施されるとともに、その遊技客
情報に関連付けられて登録されている貸し出しレート
が、前記管理コンピュータより出力され、この貸し出し
レートと計数された遊技媒体数とが関連付けられて精算
がなされるようになるため、遊技客により選択された個
々に異なる貸し出しレートに基づく遊技媒体の管理、精
算が可能となる。なお、「接続」とは、有線、無線を問
わず、情報通信可能な接続状態を意味する。

【０００８】本発明の遊技媒体管理精算システムは、前
記貸し出しレート選択手段および／または前記読み出し
装置が、遊技媒体貸し出し装置に設けられていることが
好ましい。このようにすれば、遊技媒体貸し出し装置に
前記貸し出しレート選択手段および／または前記読み出
し装置を設けることにより、前記管理コンピュータを遊
技媒体貸し出し装置と接続することにより、読み出し装
置および／または貸し出しレート選択手段との個別の接
続を個々に行う必要がなく、システムを簡素化できる。

【０００９】本発明の遊技媒体管理精算システムは、前
記遊技媒体貸し出し装置に、選択された貸し出しレート
と前記読み出し装置にて読み出された遊技客情報とを関
連付けて、所定の期間記憶、保持する記憶部が設けられ
ていることが好ましい。このようにすれば、前記管理コ
ンピュータに障害等が生じて、登録データが消失した場
合等においても、この記憶部より記憶内容を読み出すこ
とにより、その登録データを確認できるようになり、シ
ステムの安全性を向上できる。

【００１０】本発明の遊技媒体管理精算システムは、同
一の貸し出しレ−ト選択部において、同一の遊技客が貸
し出しレ−トを再選択する場合に、前回選択された貸し
出しレ−トより高い貸し出しレ−トを選択不可とする判
断手段が設けられていることが好ましい。このようにす
れば、遊技客が低い貸し出しレートにて遊技を実施し、
大当たりが発生しそうになった場合に、高い貸し出しレ
ートに変更することにより遊技場が不利となることを防
止することができる。

【００１１】本発明の遊技媒体管理精算システムは、リ
モコン送信機からの信号を受信する受信部が、遊技台周
囲の所定位置に設けられ、リモコン送信機からの送信信
号に基づき、前記判断手段による貸し出しレ−ト再選択
時の上限制限が解除されるようになっていることが好ま
しい。このようにすれば、遊技の状況等に応じて前記上
限制限の解除を、係員等が離れた位置から容易に実施で
きるようになる。

【００１２】本発明の遊技媒体管理精算システムは、前
記記憶媒体が書き込み可能とされ、前記選択された貸し
出しレ−トが前記読み出し装置により書き込まれ、前記
遊技媒体計数機の読み出し部により記録された貸し出し
レ−トが読み出されるようになっていることが好まし
い。このようにすれば、管理コンピュータに障害等が生
じて登録データが消失した場合等においても、この記憶
媒体より貸し出しレートを確認できるようになるばかり
か、この記憶媒体に記憶された貸し出しレートと管理コ
ンピュータに登録されている貸し出しレートとを照合す
ることにより、システムの安全性およびセキュリティを
向上できる。

【００１３】本発明の遊技媒体管理精算システムは、前
記貸し出しレ−ト選択部が対応付けられた遊技台の台番
号等の遊技台を特定可能な遊技台情報が、前記選択され
た貸し出しレ−トとともに登録され、その遊技台に補給
される遊技媒体と、その遊技台から排出される遊技媒体
の遊技媒体差が、前記記憶媒体が前記読み取り装置に挿
入、排出された各時点において前記管理コンピュ−タに
出力され、排出された時点での遊技媒体差から挿入され
た時点での遊技媒体差を減じて、その差を前記管理コン
ピュ−タが求め、前記遊技媒体計数機において計数され
た遊技媒体数と比較するようになっていることが好まし
い。このようにすれば、遊技客がその遊技台にて獲得し
た遊技媒体のおよその数量を、前記の差を求めることで
把握でき、この差と遊技媒体計数機において計数された
遊技媒体数とを比較することにより、貸し出しレートの
低い遊技客から貸し出しレートの高い遊技客への玉の横
流しなどによる不正を検出することにより、不正を防止
することができる。

【００１４】本発明の遊技媒体管理精算システムは、前
記遊技媒体計数機に、前記記憶媒体から遊技客情報が読
み出された際に、計数部に遊技媒体を流入させるシャッ
タが設けられていることが好ましい。このようにすれ
ば、計数される遊技媒体に対応する貸し出しレートが特
定されずに計数が実施されて、精算が不正確となること
を防止することができる。

【００１５】本発明の遊技媒体管理精算システムは、前
記精算手段として、少なくとも計数された遊技媒体数デ
ータ、遊技客情報デ−タ、発行番号または発行時間とが
関連付けられて記録された精算記録媒体を発行する発行
装置が設けられ、これら精算記録媒体に記録される前記
各データが前記管理コンピュータに出力されて記憶され
るようになっていることが好ましい。このようにすれ
ば、遊技客に発行される精算記録媒体と同様の内容が管
理コンピュータに記憶されていることから、景品交換時
に使用されるＰＯＳレジ等を管理コンピュータに接続す
ることにより、精算記録媒体の内容を照合、確認するこ
とができるようになる。

【００１６】本発明の遊技媒体管理精算システムは、前
記管理コンピュ−タに、前記精算記録媒体を読み取り、
景品との交換、清算を行うＰＯＳレジ等が接続され、そ
の精算記録媒体に基づく交換、清算が実施された際に、
景品交換処理がなされたことを前記管理コンピュ−タ
に、その精算記録媒体に対応して記憶されているデ−タ
と関連付けて登録するようになっていることが好まし
い。このようにすれば、前記精算記録媒体が景品交換処
理されたか否かを管理コンピュータにて確認することが
できるとともに、景品交換処理時にその精算記録媒体が
景品交換処理されているか否かを確認することにより、
同一の精算記録媒体を２度景品交換処理してしまうこと
を防止することもできる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。

【００１８】（実施例）本実施例は、本発明の遊技媒体
管理精算システムにおいて、遊技媒体としてパチンコ玉
を用いた例である。

【００１９】図１は、本実施例における遊技媒体管理精
算システムの主な構成を示すブロック図であり、図２
は、本実施例の遊技媒体管理精算システムの遊技島台を
示す正面外観図であり、図３は、本実施例における遊技
媒体管理精算システムの構成を示すブロック図であり、
図４は、本実施例の遊技媒体管理精算システムの遊技媒
体計数機を示す外観斜視図であり、図５は、本実施例の
遊技媒体管理精算システムに用いたリモコンを示す外観
斜視図であり、図６は、本実施例の遊技媒体管理精算シ
ステムの管理コンピュ−タにおける登録内容を示す図で
ある。

【００２０】本実施例の遊技媒体管理精算システムは、
図１に示されるように、主に複数台が並設された遊技台
であるパチンコ台１と、このパチンコ台１間に配置さ
れ、各パチンコ台１と１対１に対応付けられるととも
に、遊技客が所持する会員カ−ド４を挿入することによ
り、遊技客がパチンコ玉の貸し出しレートを選択可能と
された遊技媒体貸し出し装置としての玉貸機２と、パチ
ンコ台１より出されたパチンコ玉が貯溜される遊技媒体
容器である玉箱３と、前記パチンコ台１が設けられた島
台内部に配置され、パチンコ台１に補給されるパチンコ
玉の数を計数する補給玉計数機２４と、パチンコ台１よ
り排出されるアウト玉の数を計数するアウト玉計数機２
５と、前記会員カ−ド４が挿入可能とされ、会員カ−ド
より遊技客情報を読み出す読み出し部としての磁気カ−
ドリ−ダ３２を具備する遊技媒体計数機（以下計数機と
略記する）５と、前記計数機５において発行される精算
記録媒体としてのレシ−トに記録されたバ−コ−ドを読
み取り、景品との交換処理を実施するＰＯＳレジ６と、
前記玉貸機２、補給玉計数機２４、アウト玉計数機２
５、計数機５、ＰＯＳレジ６と接続された管理コンピュ
ータ７とから構成されている。

【００２１】本実施例の遊技媒体管理精算システムを構
成するパチンコ台１は、図１および図２に示されるよう
に通常のパチンコ台で良く、何ら特別なものではない。

【００２２】本実施例の遊技媒体管理精算システムを構
成する前記玉貸機２は、図２に示されるような外観を成
しており、その前面には、パチンコ玉の貸し出しが可能
であることを遊技客に知らせる作動ランプ１１と、リモ
コン４９よりの信号を受信する受信部１２と、硬貨投入
部１３と、パチンコ玉排出部１７と、パチンコ玉排出部
１７から排出されたパチンコ玉を、所定のパチンコ台１
に導くガイド１８と、投入された硬貨を返却する硬貨返
却口１９と、会員カード４やゲストカード等の磁気カー
ドから遊技客情報を読み出す磁気カードリーダ２１と、
この磁気カードリーダ２１に挿入されている磁気カード
を排出させる排出ボタン２０と、パチンコ玉の貸し出し
レートを遊技客が選択する貸し出しレート選択部１５と
が設けられており、この貸し出しレート選択部１５に
は、遊技客が所望の貸し出しレートを入力するテンキー
１４と、入力した貸し出しレートの決定を行う決定キー
１６が設けられており、本実施例では、これら選択され
た貸し出しレートは、パチンコ台１の上部位置の呼び出
しランプユニット２２に設けられた表示パネル２３に表
示されるようになっている。

【００２３】この玉貸機２の内部構成は、図３に示され
るようになっており、前記硬貨投入部１３に連接し、投
入された硬貨の種別を判定し、所定の信号を出力する硬
貨種別検出ユニット２６と、前記パチンコ玉排出部１７
に連接し、パチンコ玉の排出、停止を実施するととも
に、排出するパチンコ玉を計数し、計数値に基づき所定
の信号を出力する玉切り払い出しユニット２７と、遊技
客により選択された貸し出しレート及び前記会員カ−ド
より読み出された遊技客情報とを関連付けて記憶する記
憶部としてのメモリ２８と、作動ランプ１１と、受信部
１２と、貸し出しレート選択部１５と、前記管理コンピ
ュータ７と通信ケーブル８を介して接続され、データ通
信を行う通信部２９と、前記会員カ−ド４に記憶されて
いる遊技客情報を読み出す読み出し装置としての磁気カ
−ドリ−ダ２１と、これら各ユニットや各部と接続さ
れ、その制御や、投入された金額と前記選択された貸し
出しレートに基づく払い出されるパチンコ玉数量の決定
や、前記選択された貸し出しレートが有効であるか否か
の判断等を所定のプログラムに基づき実施する制御部３
０とから構成されており、本実施例では制御部３０とし
て、その内部に格納されたＲＯＭ（図示せず）に前記所
定のプログラムである制御プログラムが書き込まれたＭ
ＰＵ（マイクロプロセッサ）を用いており、このＭＰＵ
において、制御プログラムによる各種の演算や判断がな
されるようになっている。

【００２４】また、本実施例の遊技媒体管理精算システ
ムを構成する計数機５は、図４に示すような外観を有し
ており、ほぼ通常の計数機と同様の外観を有している
が、その特徴として、前記会員カード４から遊技客情報
を読み出す読み出し部としての磁気カードリーダ３２
と、暗証番号を入力するためのテンキ−４４と、表示部
３４およびシャッタ４０とが設けられ、この表示部３４
には、計数されたパチンコ玉の数量が表示される玉数表
示部４１と、管理コンピュ−タ７より出力される貸し出
しレ−トが表示される貸し出しレート表示部４２と、こ
の貸し出しレートに対応する景品交換レートを表示する
景品交換レート表示部４３が設けられ、前記シャッタ４
０は、会員カ−ド４が前記磁気カードリーダ３２挿入さ
れ、その暗証番号が会員カ−ド４に記憶されている暗証
番号と一致した際に開いて、パチンコ玉が計数機５内部
に導入されるようになっている。

【００２５】また、この計数機６は、図３に示されるよ
うな構成とされており、パチンコ玉を計数する計数ユニ
ット３１と、前記磁気カードリーダ３２と、精算内容や
バ−コ−ド等が記録されたレシートを発行する発行装置
３３と、前記表示部３４と、発行ボタン３５と、各デー
タや後述する制御部３８が実施する制御プログラム等を
記憶するメモリ３６と、前記シャッタ４０の開閉を行う
開閉装置３９と、前記管理コンピュータ７とのデータ通
信を通信ケーブル９を介して実施する通信部３７と、こ
れら各部の制御や判断を所定のプログラムに基づき実施
する制御部３８とから構成されている。

【００２６】また、本実施例の遊技媒体管理精算システ
ムでは、前記管理コンピュ−タ７は、各パチンコ台１に
補給される補給玉を計数する補給玉計数機２４および各
パチンコ台１より排出されるアウト玉を計数するアウト
玉計数機２５との通信ケ−ブル８を介して接続されてお
り、そのパチンコ台１における差玉を常時把握できるよ
うにされ、更にはＰＯＳレジ６と通信ケ−ブル１０を介
して接続されており、管理コンピュ−タ７とＰＯＳレジ
６との間において、デ−タ通信が可能とされている。

【００２７】また、本実施例の遊技媒体管理精算システ
ムでは、前記玉貸機２に設けられた受信部１２に所定の
信号を送出し、玉貸機２のリセットを行うとともに、前
記貸し出しレ−ト選択部１５において貸し出しレ−トの
再選択をする場合に、選択可能とされる貸し出しレ−ト
の上限制限の解除を行う、図５に示されるようなリモコ
ン４９を係員が所持しており、このリモコン４９には、
前記上限制限の解除を行うための解除ボタン４６と、前
記玉貸機２のリセットを行うためのリセットボタン４５
と、所定の信号出力がなされた際に発信音にて知らせる
サウンダ４７と、リモコン４９の動作を知らせるＬＥＤ
４８とが設けられている。

【００２８】以下、本実施例の遊技媒体管理精算システ
ムの動作を説明すると、遊技客は所望のパチンコ台１に
対応付けられた玉貸機２の前記磁気カードリーダ２１に
会員カード４またはゲストカードである磁気カード（本
実施例では会員カードとする）を挿入する。

【００２９】この会員カード４が前記磁気カードリーダ
２１に挿入されると、磁気カードリーダ２１は、会員カ
ード４の挿入を検出するとともに、会員カード４から遊
技客情報である会員番号、例えば「１０２５」と、暗証
番号を読み取り、前記制御部３０に出力する。

【００３０】この出力により、前記制御部３０は会員カ
ード４が挿入されていることを検知し、出力された会員
番号、および暗証番号をメモリ２８に記憶し、前記貸し
出しレート選択部１５からの入力を有効とし、遊技客に
よりテンキ−１４より入力される暗証番号と、前記メモ
リ２８に記憶された暗証番号とを比較し、本人確認を実
施する。

【００３１】前記制御部３０は、前記比較により暗証番
号が一致し、本人と確認された場合には、貸し出しレー
ト入力を有効として硬貨の挿入を監視し、暗証番号が一
致しない場合には、前記会員カ−ド４を排出し、貸し出
しレート入力を無効として受け付けないようになってい
る。

【００３２】遊技客は、前記会員カード４の挿入に次い
で、借り受けたい金額、例えば５００円硬貨を硬貨投入
部１３に投入する。

【００３３】投入された硬貨は、硬貨種別検出ユニット
２６にてその種別が判定され、例えば前記５００円硬貨
が投入された場合には、５００円硬貨に相当する所定の
信号が制御部３０に出力される。

【００３４】この硬貨種別検出ユニット２６よりの出力
信号に基づいて、制御部３０は投入された金額を算出
（例えば１００円が３枚なら３００円と算出、前記５０
０円硬貨が１枚なら５００円と算出）するとともに、メ
モリ２８からこの会員カード４が挿入されてから選択さ
れた貸し出しレートを読み出し、これが記憶されていな
い場合（初回）は、前記呼び出しランプユニット２２に
「００」を出力し、その表示パネル２３に「００」を点
滅表示させ、記憶されている場合は、その貸し出しレー
トを出力して表示パネル２３に点滅表示させる。

【００３５】遊技客は、表示パネル２３が点滅している
所定の時間内に所望の貸し出しレート、例えば３.０円
／玉である場合には、「３」、「０」をテンキー部１４
より、次いで決定キ−１６を入力する。

【００３６】この入力に基づいて制御部３０は、入力さ
れた貸し出しレート「３.０円／玉」と前記メモリ２８
に記憶されている前回選択された貸し出しレート（初回
の場合はなし）との比較を実施し、その入力された貸し
出しレートが前回の貸し出しレートより高い場合には、
その入力を無効とし、表示パネル２３にエラーである
「ＥＲ」を表示し、再度入力待ちの状態とし、入力され
た貸し出しレートが前回の貸し出しレート以下である場
合は、入力を有効として受け付け、入力された貸し出し
レートを表示パネル２３に表示するとともに、メモリ２
８に前記会員番号と関連付けて記憶する。

【００３７】このメモリ２８に会員番号と関連付けられ
て記憶された貸し出しレ−トは、所定の時間、本実施例
では一日間、その記憶が保持されるようになっており、
このようにすることで、前記管理コンピュ−タ７に障害
等が生じた場合にも、その遊技客が選択した貸し出しレ
−トを確認できるようになっている。

【００３８】次いで、このメモリ２８に関連付けられて
記憶された前記貸し出しレートデータである「３.０円
／玉」および会員番号「１０２５」の各情報は、その玉
貸機２を特定可能な情報データ、例えば本実施例ではそ
の玉貸機２が対応付けられているパチンコ台１の台番
号、例えば「１１１」と関連付けられて、前記通信部２
９および通信ケーブル８を介して管理コンピュータ７に
出力される。

【００３９】管理コンピュータ７では、図６に示される
ように、この玉貸機２より出力されてくる各データを受
信し、会員番号「１０２５」と、台番号データ「１１
１」と、貸し出しレートデータ「３.０円／玉」と、そ
の受信時間データとを遊技の開始時間として関連付けて
記憶、登録し、その時点における前差玉デ−タも記録す
るようになっており、その状況区分が「稼働中」に変更
される。

【００４０】次いで、前記投入金額と選択された貸し出
しレートに基づいて、制御部３０は払い出し玉数を算出
するとともに、玉切り払い出しユニット２７にパチンコ
玉の払い出しを指示する。

【００４１】この指示に基づいて、玉切り払い出しユニ
ット２７はパチンコ玉の払い出しを開始し、払い出され
るパチンコ玉の数を計数し、その計数信号（本実施例で
は１個毎に１信号が出力されるようにされている）を制
御部３０に出力する。

【００４２】制御部３０は、この計数信号を監視、積算
して、前記算出された払い出し玉数と積算された玉数と
が一致した段階にて払い出しを停止するように玉切り払
い出しユニット２７に指示する。

【００４３】このようにすることで、遊技客により選択
された貸し出しレートに基づくパチンコ玉数が、前記パ
チンコ玉排出部１７から排出され、ガイド１８を介して
所定のパチンコ台１に供給され、遊技客は遊技を実施す
る。

【００４４】遊技客が遊技により大当り等が発生して獲
得したパチンコ玉は、玉箱３に貯留される。

【００４５】遊技客が遊技を終了する際には、前記磁気
カ−ドリ−ダ２１より会員カード４を排出ボタン２０を
押して排出して、自分の会員カード４と玉箱３を計数機
５に持参する。

【００４６】この会員カード４の排出に基づき、前記制
御部３０は、会員カード４が排出されたことを前記管理
コンピュ−タ７に出力し、管理コンピュ−タ７は、図６
に示されるように、その時点での時間情報を終了時間と
して、さらにその時点での差玉デ−タを終了差玉として
記憶、登録するとともに、状況区分を「終了」に更新す
る。

【００４７】遊技客は、会員カード４を磁気カードリー
ダ３２に挿入するとともに、その側部に設けられたテン
キ−４４より暗証番号を入力する。

【００４８】これに基づき、会員カード４から磁気カ−
ドリ−ダ３２により、会員番号と暗証番号とが読み出さ
れて制御部３８に出力され、メモリ３６に記憶されると
ともに、この制御部３８は、前記入力された暗証番号
と、会員カ−ド４より読み出された暗証番号との比較を
実施し、これが一致した場合にのみ前記開閉装置３９に
よりシャッタ４０が開放され、前記磁気カ−ドリ−ダ３
２により読み出された会員番号である「１０２５」が、
管理コンピュ−タ７に出力され、管理コンピュ−タ７で
は、出力されてきた会員番号である「１０２５」に関連
付けられて登録されている貸し出しレ−トである「３.
０円／玉」が検索され、計数機５に出力される。

【００４９】遊技客は、前記シャッタ４０が開いたこと
を確認し、玉箱３に貯留されているパチンコ玉を計数機
５に投入する。

【００５０】制御部３８は、前記管理コンピュ−タ７よ
り出力された貸し出しレ−トである「３.０円／玉」
を、貸し出しレ−ト表示部４２に表示するとともに、前
記メモリ３６に予め記憶されている、この「３.０円／
玉」に該当する景品交換レ−ト、例えば「１.８円／
玉」を、前記景品交換レ−ト表示部４３に表示し、前記
計数ユニット３１により計数されたパチンコ玉の総数を
玉数表示部４１に随時表示する。

【００５１】遊技客は、全てのパチンコ玉を投入した
後、発行ボタン３５を押す。

【００５２】これにより、前記制御部３８は、前記玉数
表示部４１に表示されたパチンコ玉の総数データを、管
理コンピュ−タ７に出力し、管理コンピュ−タ７は、こ
の総数データを、図６に示されるように、計数玉数とし
て記憶、登録するとともに、前記終了差玉から開始差玉
を減じた値と比較し、この値より総数データが著しく大
きい場合には、不正があったものと判断し、計数機５に
エラ−が出力されて、そのエラ−に対応する所定のレシ
−トが発行され、この値より総数データがほぼ等しいか
小さい場合には、その会員番号に関連付けられて登録さ
れている台番号デ−タと、発行されるレシ−トに個別と
なるように決定された発券番号とが、計数機５に出力さ
れ、前記メモリ３６に記憶されている会員番号および貸
し出しレ−トデ−タとともに関連付けられてレシ−トに
バ−コ−ドおよび精算明細として記録される。

【００５３】また、管理コンピュ−タ７では、図６に示
されるように、発券番号および差玉として、前記終了差
玉から開始差玉を減じた値が記憶、登録されるととも
に、状態区分が「発券済」に更新される。

【００５４】遊技客は、この発行されたレシートを景品
交換カウンタに持参し、このレシートのバーコードがＰ
ＯＳレジ６により読み取られ、ＰＯＳレジ６において、
この読み取られた内容と前記管理コンピュ−タ７に登録
されている内容が同一であるかが照合され、同一である
場合には景品との交換処理が実施され、交換処理がなさ
れたことが管理コンピュ−タ７に出力されて、前記状態
区分が「処理済」に更新される。

【００５５】以上、本発明の実施形態を図面に基づき説
明してきたが、本発明はこれら前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における
変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまで
もない。

【００５６】また、前記実施例では、玉貸機２が現金に
より遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出すようにされて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技
場用プリペイドカード等により遊技媒体が貸し出される
ものであっても良い。

【００５７】また、前記実施例では、貸し出しレート選
択部および読み出し装置である磁気カ−ドリ−ダを玉貸
機２に設けているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これら貸し出しレート選択部および読み出し装
置である磁気カ−ドリ−ダを遊技台や遊技台周囲に設け
ても良い。

【００５８】また、前記実施例では、遊技客情報が記憶
された記憶媒体として、会員カードである磁気カードを
用いているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、これら記憶媒体をその他の記憶媒体、例えばＩＣカ
ード等を用いても良い。

【００５９】また、前記実施例では、前記読み出し装置
として磁気カードリーダを用いて会員カードより遊技客
情報である会員番号を読み出すようにされているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これら磁気カー
ドリーダを書き込み可能とされた磁気カードリーダライ
タとして、遊技客により選択された貸し出しレートを書
き込むようにしても良く、更には前記ＩＣカードを用い
た場合でも、このように貸し出しレートを書き込むよう
にしても良い。

【００６０】このようにすれば、これら記憶媒体に貸し
出しレートが記憶されることにより、システムに障害等
が生じても、その遊技客が選択した貸し出しレートを確
認できるようになるばかりか、その貸し出しレートを前
記計数機に設けられた読み出し部にて読み出し、これを
管理コンピュータ７に登録されているデータと比較、照
合することにより、システムのセキュリティを向上させ
ることができるようになる。

【００６１】また、前記実施例では、前記計数機６にお
いてバーコードがプリントされたレシートを発行するよ
うにされているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、その他記録媒体、例えばＩＣカードや磁気カー
ド、リライトカード等であっても良く、更にはこれら精
算データを会員カードに記憶したり、前記管理コンピュ
ータに会員カードに記憶されている遊技客情報と関連付
けて記憶し、遊技客がこれら獲得した遊技媒体を再度使
用して遊技を実施できるようにしても良い。

【００６２】また、前記実施例では、計数機５の内部へ
の入り口部にシャッタ４０を設けて計数処理の可否を行
っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
これらシャッタの形状や配置位置は、適宜決定されれば
良い。

【００６３】また、前記実施例においては、遊技媒体と
してパチンコ玉を例に説明しているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、他の遊技媒体、例えばパチス
ロのコイン等の小片媒体であっても良いことは言うまで
もない。

【００６４】また、本発明における遊技台とは、前記実
施例に示されるパチンコ台に限定されるものではなく、
パチンコ玉やコイン、その他の小片媒体で遊技する各種
遊技機や、これら遊技機がコンピュータ等により画像に
て成されている遊技台および遊技に必要な各種装置の設
置台を示すものである。

【００６５】また、本発明おける遊技媒体とは、前記し
たようにパチンコ玉やコインその他の小片媒体を示すと
ともに、遊技台が前記コンピュータの画像等にて成され
ている場合には、その獲得データ等を示すものである。

【００６６】

【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。

【００６７】（ａ）請求項１項の発明によれば、会員カ
ード等の記憶媒体を読み取り装置に挿入することによ
り、遊技客は所望の貸し出しレートを選択し、各遊技台
に１対１に対応付けられている遊技媒体貸し出し装置よ
り、その貸し出しレートに基づく遊技媒体数を借り受け
て遊技を実施でき、遊技客が遊技により遊技媒体を獲得
した場合には、前記遊技客により個々に選択された貸し
出しレートが、読み取り装置により前記記憶媒体より読
み出された遊技客情報と関連付けられて登録されるよう
になり、遊技客は獲得した遊技媒体を計数して精算する
際に、前記遊技媒体計数機に備えられた前記読み出し部
により、自分の所持する前記記憶媒体から遊技客情報が
読み出されることにより、計数が実施されるとともに、
その遊技客情報に関連付けられて登録されている貸し出
しレートが、前記管理コンピュータより出力され、この
貸し出しレートと計数された遊技媒体数とが関連付けら
れて精算がなされるようになるため、遊技客により選択
された個々に異なる貸し出しレートに基づく遊技媒体の
管理、精算が可能となる。

【００６８】（ｂ）請求項２項の発明によれば、遊技媒
体貸し出し装置に前記貸し出しレート選択手段および／
または前記読み出し装置を設けることにより、前記管理
コンピュータを遊技媒体貸し出し装置と接続することに
より、読み出し装置および／または貸し出しレート選択
手段との個別の接続を個々に行う必要がなく、システム
を簡素化できる。

【００６９】（ｃ）請求項３項の発明によれば、前記管
理コンピュータに障害等が生じて、登録データが消失し
た場合等においても、この記憶部より記憶内容を読み出
すことにより、その登録データを確認できるようにな
り、システムの安全性を向上できる。

【００７０】（ｄ）請求項４項の発明によれば、遊技客
が低い貸し出しレートにて遊技を実施し、大当たりが発
生しそうになった場合に、高い貸し出しレートに変更す
ることにより遊技場が不利となることを防止することが
できる。

【００７１】（ｅ）請求項５項の発明によれば、遊技の
状況等に応じて前記上限制限の解除を、係員等が離れた
位置から容易に実施できるようになる。

【００７２】（ｆ）請求項６項の発明によれば、管理コ
ンピュータに障害等が生じて登録データが消失した場合
等においても、この記憶媒体より貸し出しレートを確認
できるようになるばかりか、この記憶媒体に記憶された
貸し出しレートと管理コンピュータに登録されている貸
し出しレートとを照合することにより、システムの安全
性およびセキュリティを向上できる。

【００７３】（ｇ）請求項７項の発明によれば、遊技客
がその遊技台にて獲得した遊技媒体のおよその数量を、
前記の差を求めることで把握でき、この差と遊技媒体計
数機において計数された遊技媒体数とを比較することに
より、貸し出しレートの低い遊技客から貸し出しレート
の高い遊技客への玉の横流しなどによる不正を検出する
ことにより、不正を防止することができる。

【００７４】（ｈ）請求項８項の発明によれば、計数さ
れる遊技媒体に対応する貸し出しレートが特定されずに
計数が実施されて、精算が不正確となることを防止する
ことができる。

【００７５】（ｉ）請求項９項の発明によれば、遊技客
に発行される精算記録媒体と同様の内容が管理コンピュ
ータに記憶されていることから、景品交換時に使用され
るＰＯＳレジ等を管理コンピュータに接続することによ
り、精算記録媒体の内容を照合、確認することができる
ようになる。

【００７６】（ｊ）請求項１０項の発明によれば、前記
精算記録媒体が景品交換処理されたか否かを管理コンピ
ュータにて確認することができるとともに、景品交換処
理時にその精算記録媒体が景品交換処理されているか否
かを確認することにより、同一の精算記録媒体を２度景
品交換処理してしまうことを防止することもできる。

【００７７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例における遊技媒体管理精算システムの
主な構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の実施例における遊技媒体管理精算シス
テムの遊技島台を示す正面外観図である。

【図３】本実施例における遊技媒体管理精算システムの
構成を示すブロック図である。

【図４】本実施例の遊技媒体管理精算システムの遊技媒
体計数機を示す外観斜視図である。

【図５】本実施例の遊技媒体管理精算システムに用いた
リモコンを示す外観斜視図である。

【図６】本実施例の遊技媒体管理精算システムの管理コ
ンピュ−タにおける登録内容を示す図である。

【符号の説明】

１パチンコ台（遊技台）２玉貸機（遊技媒体貸し出し装置）３玉箱（遊技媒体容器）４会員カ−ド（記憶媒体）５遊技媒体計数機６ＰＯＳレジ７管理コンピュータ８通信ケーブル９通信ケーブル１０通信ケーブル１１作動ランプ１２受信部１３硬貨投入部１４テンキー１５貸し出しレート選択部１６決定キー１７パチンコ玉排出部１８ガイド部１９硬貨返却口２０排出ボタン２１磁気カ−ドリ−ダ（読み出し装置）２２呼び出しランプユニット２３表示パネル２４補給玉計数機２５アウト玉計数機２６硬貨種別検出ユニット２７玉切り払い出しユニット２８メモリ２９通信部３０制御部３１計数ユニット３２磁気カ−ドリ−ダ（読み出し部）３３発行装置３４表示部３５発行ボタン３６メモリ３７通信部３８制御部３９開閉装置４０シャッタ４１玉数表示部４２貸し出しレート表示部４３景品交換レート表示部４４テンキ− ４５リセットボタン４６解除ボタン４７サウンダ４８ＬＥＤ４９リモコン

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】遊技客を特定可能な遊技客情報が記憶さ
れた会員カ−ド等の携帯可能な記憶媒体と、遊技台に１
対１に対応付けられ、前記記憶媒体から遊技客情報が読
み出されることを受けて、前記遊技客による遊技媒体の
貸し出しレ−トの選択が可能になっている貸し出しレ−
ト選択手段と、この貸し出しレート選択手段により選択
された貸し出しレートに基づいて遊技媒体の貸し出しを
行う遊技媒体貸し出し装置と、前記貸し出しレ−ト選択
手段に１対１に対応付けられ、前記記憶媒体より遊技客
情報を読み出す読み出し装置と、前記記憶媒体より遊技
客情報を読み出す読み出し部および計数された遊技媒体
数と前記貸し出しレートを関連付けて精算を行う精算手
段を備え、前記記憶媒体から遊技客情報が読み出される
ことにより計数が可能とされている遊技媒体計数機と、
前記貸し出しレ−ト選択手段、読み出し装置、および遊
技媒体計数機とに接続され、少なくとも前記貸し出しレ
−ト選択手段にて選択された貸し出しレートと、前記読
み出し装置にて読み出された遊技客情報とを関連付けて
登録するとともに、前記読み出し部により読み出された
遊技客情報に関連付けられて登録されている貸し出しレ
ートを、前記遊技媒体計数機に出力する管理コンピュー
タと、から成ることを特徴とする遊技媒体管理精算シス
テム。
【請求項２】前記貸し出しレート選択手段および／ま
たは前記読み出し装置が、遊技媒体貸し出し装置に設け
られている請求項１に記載の遊技媒体管理精算システ
ム。
【請求項３】前記遊技媒体貸し出し装置に、選択され
た貸し出しレートと前記読み出し装置にて読み出された
遊技客情報とを関連付けて、所定の期間記憶、保持する
記憶部が設けられている請求項２に記載の遊技媒体管理
精算システム。
【請求項４】同一の貸し出しレ−ト選択部において、
同一の遊技客が貸し出しレ−トを再選択する場合に、前
回選択された貸し出しレ−トより高い貸し出しレ−トを
選択不可とする判断手段が設けられている請求項３に記
載の遊技媒体管理精算システム。
【請求項５】リモコン送信機からの信号を受信する受
信部が、遊技台周囲の所定位置に設けられ、リモコン送
信機からの送信信号に基づき、前記判断手段による貸し
出しレ−ト再選択時の上限制限が解除されるようになっ
ている請求項４に記載の遊技媒体管理精算システム。
【請求項６】前記記憶媒体が書き込み可能とされ、前
記選択された貸し出しレ−トが前記読み出し装置により
書き込まれ、前記遊技媒体計数機の読み出し部により記
録された貸し出しレ−トが読み出されるようになってい
る請求項１〜５のいずれかに記載の遊技媒体管理精算シ
ステム。
【請求項７】前記貸し出しレ−ト選択部が対応付けら
れた遊技台の台番号等の遊技台を特定可能な遊技台情報
が、前記選択された貸し出しレ−トとともに登録され、
その遊技台に補給される遊技媒体と、その遊技台から排
出される遊技媒体の遊技媒体差が、前記記憶媒体が前記
読み取り装置に挿入、排出された各時点において前記管
理コンピュ−タに出力され、排出された時点での遊技媒
体差から挿入された時点での遊技媒体差を減じて、その
差を前記管理コンピュ−タが求め、前記遊技媒体計数機
において計数された遊技媒体数と比較するようになって
いる請求項１〜６のいずれかに記載の遊技媒体管理精算
システム。
【請求項８】前記遊技媒体計数機に、前記記憶媒体か
ら遊技客情報が読み出された際に、計数部に遊技媒体を
流入させるシャッタが設けられている請求項１〜７のい
ずれかに記載の遊技媒体管理精算システム。
【請求項９】前記精算手段として、少なくとも計数さ
れた遊技媒体数データ、遊技客情報デ−タ、発行番号ま
たは発行時間とが関連付けられて記録された精算記録媒
体を発行する発行装置が設けられ、これら精算記録媒体
に記録される前記各データが前記管理コンピュータに出
力されて記憶されるようになっている請求項１〜８のい
ずれかに記載の遊技媒体管理精算システム。
【請求項１０】前記管理コンピュ−タに、前記精算記
録媒体を読み取り、景品との交換、清算を行うＰＯＳレ
ジ等が接続され、その精算記録媒体に基づく交換、清算
が実施された際に、景品交換処理がなされたことを前記
管理コンピュ−タに、その精算記録媒体に対応して記憶
されているデ−タと関連付けて登録するようになってい
る請求項９に記載の遊技媒体管理精算システム。