JPH1127661A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH1127661A
JPH1127661A JP17801097A JP17801097A JPH1127661A JP H1127661 A JPH1127661 A JP H1127661A JP 17801097 A JP17801097 A JP 17801097A JP 17801097 A JP17801097 A JP 17801097A JP H1127661 A JPH1127661 A JP H1127661A
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哲二郎 近藤
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秀雄 中屋
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勉 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階層符号化を小型の装置で、かつ高速に行
う。 【解決手段】 演算器2において、第1階層の画素h0
0乃至h03が加算され、演算器3において、その加算
値が1/4にされることにより平均値m0が求められ、
第2階層の画素とされる。第1階層の他の画素h10乃
至h13,h20乃至h23,h30乃至h33からも
同様にして、第2階層の画素m1乃至m3がそれぞれ求
められる。さらに、演算器4では、第2階層の画素m0
乃至m3が加算され、演算器5において、その加算値が
1/4にされることにより平均値qが求められ、第3階
層の画素とされる。そして、メモリ1には、第1階層の
画素h00乃至h02,h10乃至h12,h20乃至
h22,h30乃至h32、第2階層の画素m0乃至m
2、および第3階層の画素qが記憶される。この場合に
おいて、メモリ1、演算器2乃至5は、1チップ上に構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶装置に関し、
特に、例えば、画像データを階層符号化して記憶する場
合に用いて好適な記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高解像度の画像データを、最下
位階層または第1の階層の画像データとして、それより
画素数の少ない第2の階層の画像データを形成し、さら
に、それより画素数の少ない第3の階層の画像データを
形成し、以下、同様にして、最上位階層までの画像デー
タを形成する符号化手法がある。このような符号化は、
階層符号化と呼ばれ、各階層の画像データは、その階層
に対応した解像度(画素数)のモニタで表示される。従
って、ユーザ側では、階層符号化された画像データのう
ち、自身が有するモニタの解像度に対応するものを選択
することで、同一内容の画像を視聴することができる。
【0003】ところで、ある解像度の画像データを最下
位階層(第1階層)の画像データとして、上位階層の画
像データを、順次形成し、それらのすべてを、そのまま
記憶や伝送などする場合には、最下位階層の画像データ
だけを記憶等する場合に比較して、上位階層の画像デー
タの分だけ、記憶容量や伝送容量が余計に必要となる。
【0004】そこで、そのような記憶容量等の増加のな
い階層符号化方法を、本件出願人は先に提案している。
【0005】即ち、例えば、いま、下位階層における2
×2画素(横×縦)の4画素の平均値を、上位階層の画
素(画素値)とし、3階層の階層符号化を行うものとす
る。この場合、最下位階層の画像として、例えば、図2
6(A)に示すように、8×8画素を考えると、その左
上の2×2画素の4画素h00,h01,h02,h0
3の平均値m0が演算され、これが、第2階層の左上の
1画素とされる。同様にして、第下位階層の画像の右上
の4画素h10,h11,h12,h13の平均値m
1、左下の4画素h20,h21,h22,h23の平
均値m2、右下の4画素h30,h31,h32,h3
3の平均値m3が演算され、それぞれが、第2階層の右
上、左下、右下の1画素とされる。さらに、第2階層の
2×2画素の4画素m0,m1,m2,m3の平均値q
が演算され、これが、第3階層、即ち、ここでは、最上
位階層の画像の画素とされる。
【0006】以上の画素h00乃至h03,h10乃至
h13,h20乃至h23,h30乃至h33,m0乃
至m3,qを、そのまま全部記憶などさせたのでは、上
述のように、画素m0乃至m3,qの分だけ余分に記憶
容量等が必要となる。
【0007】そこで、図26(B)に示すように、第3
階層の画素qを、第2階層の画素m0乃至m3のうち
の、例えば、右下の画素m3の位置に配置する。これに
より、第2の階層は、画素m0乃至m2およびqで構成
されることになる。
【0008】そして、図26(C)に示すように、第2
の階層の画素m0を、それを求めるのに用いた第3の階
層の画素h00乃至h03のうちの、例えば、右下の画
素h03の位置に配置する。第2の階層の残りの画素m
1,m2,qも、同様に、第1階層の画素h13,h2
3,h33に代えて配置する。なお、画素qは、画素h
30乃至h33から直接求められたものではないが、そ
れらから直接求められたm3に代えて第2階層に配置さ
れているものであるから、画素h33の位置に画素m3
を配置する代わりに、画素qを配置する。
【0009】以上のようにすることで、図26(C)に
示すように、全画素数は4×4の16画素となり、図2
6(A)に示した最下位階層の画素だけの場合と変わら
ない。従って、この場合、記憶容量等の増加を防止する
ことができる。
【0010】なお、画素qと代えられた画素m3、画素
m0乃至m3とそれぞれ代えられた画素h03,h1
3,h23,h33の復号は、次のようにして行うこと
ができる。
【0011】即ち、qは、m0乃至m3の平均値である
から、式q=(m0+m1+m2+m3)/4が成り立
つ。従って、式m3=4×q−(m0+m1+m2)に
より、m3を求めることができる。
【0012】また、m0は、h00乃至h03の平均値
であるから、式m0=(h00+h01+h02+h0
3)/4が成り立つ。従って、式h03=4×m0−
(h00+h01+h02)により、h03を求めるこ
とができる。同様にして、h13,h23,h33も求
めることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な階層符号化は、従来においては、その階層符号化結果
を記憶する汎用的なメモリ(例えば、SRAM(Static
Random Access Memory)やDRAM(Dynamic RAM)な
ど)に、平均値を計算するための加算器やシフタ(除算
を行うため)、さらには、ラインディレイを行うための
遅延回路などを、外付けした回路で行っていた。
【0014】即ち、例えば、図26に示した場合におい
て、第2階層の画素m0を求めるためには、式m0=
(h00+h01+h02+h03)/4を演算する必
要があり、そのため、括弧内の加算を行うための加算
器、およびその加算結果を4で除算、つまり、2ビット
右シフトするシフタが必要となる。
【0015】さらに、第2階層の画素m0を求めるため
には、2ラインに亘る第1階層の画素h00乃至h03
が必要であり、また、メモリへの画像データの供給は、
一般に、ラスタスキャン順で行われる。そして、メモリ
に対する画像データの読み書きも、ラスタスキャン順
に、つまり、ライン単位で行われる。
【0016】従って、h00で始まるラインを、遅延回
路で1ライン分遅延し、h02で始まるラインが供給さ
れるのを待って、m0を計算して、h00で始まるライ
ンおよびh02で始まるラインのメモリへの書き込みを
行う必要がある。
【0017】以上のように、従来においては、メモリに
外付けする各種の回路が必要であり、装置が大型化する
課題があった。また、各種の回路を、メモリに外付けす
るために、装置全体の処理速度が制限される課題があっ
た。
【0018】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置の小型化、処理速度の高速化を図る
ことができるようにするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の記憶装置は、所
定のデータを下位階層のデータとして、その上位階層の
データを求めるための演算を行う第1の演算手段と、下
位階層および上位階層のデータを記憶する記憶手段とが
1チップ上に形成されていることを特徴とする。
【0020】上記構成の記憶装置においては、第1の演
算手段は、所定のデータを下位階層のデータとして、そ
の上位階層のデータを求めるための演算を行い、記憶手
段は、下位階層および上位階層のデータを記憶するよう
になされており、これらが1チップ上に形成されてい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0022】即ち、請求項1に記載の記憶装置は、所定
のデータを下位階層のデータとして、その上位階層のデ
ータを求めるための演算を行う第1の演算手段(例え
ば、図1に示す演算器2乃至5や、図6に示すライトエ
レメント21など)と、下位階層および上位階層のデー
タを記憶する記憶手段(例えば、図1に示すメモリ1
や、図6に示すメモリセルアレイ23など)とを備え、
第1の演算手段および記憶手段が1チップ上に形成され
ていることを特徴とする。
【0023】請求項3に記載の記憶装置は、N個の下位
階層のデータのうち、記憶手段に記憶されなかったもの
を、記憶手段に記憶されたN−1個の下位階層のデータ
および1個の上位階層のデータから求めるための演算を
行う第2の演算手段(例えば、図2に示す演算器11乃
至14や、図6に示すリードエレメント26など)をさ
らに備え、第1および第2の演算手段、並びに記憶手段
が1チップ上に形成されていることを特徴とする。
【0024】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0025】図1および図2は、本発明を適用した記憶
装置のアーキテクチャの概要を示している。
【0026】この記憶装置においては、例えば、前述の
図26における場合と同様に、下位階層における2×2
画素の4画素の平均値を、上位階層の画素(画素値)と
して、3階層の階層符号化が行われるようになされてい
る。なお、ここでは、最下位階層の画像を構成する1ラ
イン目の最初の4画素(画像データ)をh00,h0
1,h10,h11と、2ライン目の最初の4画素をh
02,h03,h12,h13と、3ライン目の最初の
4画素をh20,h21,h30,h31と、4ライン
目の最初の4画素をh22,h23,h32,h33
と、それぞれ表す。
【0027】この場合、これらの4×4の16画素h0
0乃至h03,h10乃至h13,h20乃至h23,
h30乃至h33が、最上位階層(ここでは、第3階
層)の画素を得るための、最下位階層(第1階層)を構
成する画素の最小単位であり、以下、適宜、この最小単
位を、ブロックという。
【0028】メモリ1には、最下位階層の画像を構成す
る画素(画素値)がラスタスキャン順に供給される。そ
して、1ライン目を構成する画素h00,h01,h1
0,h11,・・・それぞれは、図1に示すように、メ
モリ1を構成する、対応するセル(メモリセル)に記憶
されていく。
【0029】その後、2ライン目を構成する最初の画素
h02は、やはり、対応するセルに記憶される。そし
て、2ライン目を構成する2番目(2列目)の画素h0
3が供給されると、既に、メモリ1に記憶されている画
素h00乃至h02が読み出され、演算器2に供給され
る。さらに、演算器2には、画素h03も供給され、そ
こでは、それらの画素の加算値が求められる。この加算
値は、演算器3に供給され、そこで、右に2ビットシフ
トされることにより、4で除算され、これにより、第2
階層の画素である、画素h00乃至h03の平均値m0
が求められる。この画素m0は、メモリ1の、画素h0
3が記憶されるはずであったセルに記憶される。
【0030】画素h03の次に供給される画素h12
は、そのまま、対応するセルに記憶される。そして、次
の画素h13が供給されると、既に、メモリ1に記憶さ
れている画素h10乃至h12が読み出され、演算器2
に供給される。さらに、演算器2には、画素h13も供
給され、そこでは、それらの画素の加算値が求められ
る。この加算値は、演算器3に供給され、そこで、右に
2ビットシフトされることにより、4で除算され、これ
により、第2階層の画素である、画素h10乃至h13
の平均値m1が求められる。この画素m1は、メモリ1
の、画素h13が記憶されるはずであったセルに記憶さ
れる。
【0031】以下、同様にして、2ライン目の構成する
画素が記憶されるとともに、第2階層の画素が求められ
て記憶されていく。
【0032】そして、3ライン目を構成する画素h2
0,h21,h30,h31,・・・それぞれは、1ラ
イン目における場合と同様に、対応するセルに順次記憶
されていく。
【0033】その後、4ライン目を構成する最初の画素
h22は、やはり、対応するセルに記憶される。そし
て、4ライン目を構成する2番目の画素h23が供給さ
れると、既に、メモリ1に記憶されている画素h20乃
至h22が読み出され、演算器2に供給される。さら
に、演算器2には、画素h23も供給され、演算器2お
よび3によって、上述した場合と同様にして、第2階層
の画素である、画素h20乃至h23の平均値m2が求
められる。この画素m2は、メモリ1の、画素h23が
記憶されるはずであったセルに記憶される。
【0034】画素h23の次に供給される画素h32
は、そのまま、対応するセルに記憶される。そして、次
の画素h33が供給されると、既に、メモリ1に記憶さ
れている画素h13乃至h32が読み出され、上述した
ように、第2階層の画素である、画素h30乃至h33
の平均値m3が求められる。
【0035】この画素m3は、既にメモリ1に記憶され
ている第2階層の画素m0乃至m2とともに、演算器4
に供給される。演算器4では、それらの画素の加算値が
求められ、演算器5に供給される。演算器5では、演算
器4からの加算値が、右に2ビットシフトされることに
より、4で除算され、これにより、第3階層の画素であ
る、画素m0乃至m3の平均値qが求められる。この画
素qは、メモリ1の、画素h33が記憶されるはずであ
ったセルに記憶される。
【0036】以下、同様にして、4ライン目の構成する
画素が記憶されるとともに、第2階層および第3階層の
画素が求められて記憶されていく。
【0037】そして、5ライン目以降は、1乃至4ライ
ン目における場合と同様の処理が繰り返され、これによ
り、1フレームの画像を階層符号化したものがメモリ1
に記憶される。
【0038】ここで、ブロックに対する処理は同一であ
るため、以下では、基本的に、画素h00乃至h03,
h10乃至h13,h20乃至h23,h30乃至h3
3で構成されるブロックについてのみ説明する。
【0039】以上のように階層符号化された画像の、最
上位階層の画素qを読み出す場合においては、メモリ1
に記憶された画素qが、そのまま読み出される。
【0040】また、第2階層の画素m0乃至m3を読み
出す場合においては、そのうちの画素m0乃至m2につ
いては、メモリ1に記憶されたものが、そのまま読み出
される。そして、画素m3については、図2に示すよう
に、メモリ1に記憶されている画素qが演算器11に供
給され、そこで、2ビット左シフトされることにより、
4倍にされ、演算器12に供給される。演算器12に
は、演算器11の出力の他、メモリ1に記憶されている
画素m0乃至m2も供給されるようになされており、そ
こでは、演算器11の出力から、画素m0乃至m2が減
算されることにより、画素m3が求められる。即ち、画
素qは、画素m0乃至m1の平均値であるから、式m3
=4×q−(m0+m1+m2)により、画素m3が求
められる。
【0041】さらに、第1階層の画素h00乃至h0
3,h10乃至h13,h20乃至h23,h30乃至
h33を読み出す場合においては、そのうちの画素h0
0乃至h02,h10乃至h12,h20乃至h22,
h30乃至h32については、メモリ1に記憶されたも
のが、そのまま読み出される。また、画素h03につい
ては、メモリ1に記憶されている画素m0が演算器13
に供給され、そこで、2ビット左シフトされることによ
り、4倍にされ、演算器14に供給される。演算器14
には、演算器13の出力の他、メモリ1に記憶されてい
る画素h00乃至h02も供給されるようになされてお
り、そこでは、演算器13の出力から、画素h00乃至
h02が減算されることにより、画素h03が求められ
る。即ち、画素m0は、画素h00乃至h01の平均値
であるから、式h03=4×m0−(h00+h01+
h02)により、画素h03が求められる。
【0042】画素h13またはh23も、同様にして、
式h13=4×m1−(h10+h11+h12)また
はh23=4×m2−(h20+h21+h22)にし
たがった演算が行われることにより求められる。
【0043】そして、画素h33については、まず、上
述したようにして、演算器11および12において、画
素m3が求められる。さらに、演算器13および14に
おいて、式h33=4×m3−(h30+h31+h3
2)にしたがった演算が行われることにより、画素h3
3が求められる。
【0044】図1および図2におけるメモリ1、並びに
演算器2乃至5および11乃至14は、1チップの、例
えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconduc
tor)上に形成されており、従って、装置の小型化、処
理速度の高速化を図ることができる。
【0045】なお、図1においては、第1階層の画素か
ら第2階層の画素を求めるための演算を行う演算器2お
よび3と、第2階層の画素から第3階層の画素を求める
ための演算器4および5とを、別々に設けるようにした
が、これら(演算器2と4、および演算器3と5)は、
兼用にすることが可能である。図2における演算器11
乃至14についても同様である。
【0046】次に、メモリ1に対する画像データ(画
素)の読み書き手順について説明する。なお、ここで
は、説明を簡単にするために、上位階層の画像の作成を
行わずに、最下位階層の画素を、そのままメモリ1に記
憶させるものとする。
【0047】メモリ1には、最下位階層の画像を構成す
る画素(画素値)がラスタスキャン順に供給される。そ
して、その読み書きは、図3に示すように、ここでは、
例えば、4×4画素のブロック単位で行われる。
【0048】但し、図3を拡大した図4に示すように、
1ライン目を構成する画素h00,h01,h10,h
11,・・・が供給されるタイミングにおいては、その
最初の4画素h00,h01,h10,h11とブロッ
クを構成する2ライン目の最初の4画素h02,h0
3,h12,h13、3ライン目の最初の4画素h2
0,h21,h30,h31、および4ライン目の最初
の4画素h22,h23,h32,h33の合計12画
素は、まだ供給されていない。即ち、メモリ1には、1
ライン目を構成する画素h00,h01,h10,h1
1が供給されたタイミングでは、その4画素とともにブ
ロックを構成する残りの12画素が供給されていない。
そこで、メモリ1では、その残りの12画素について
は、前のフレームの画素(メモリ1に記憶された、前の
フレームの画素)を用いることにより、4×4画素のブ
ロックが構成される。なお、1フレーム目については、
メモリ1には、まだ、前フレームの画素が記憶されてい
ないから、残りの12画素については、ダミーのデータ
としての、例えば所定の固定値が配置され、4×4画素
のブロックが構成される。
【0049】そして、2ライン目の最初の4画素h0
2,h03,h12,h13が供給されるタイミングに
おいて、その4画素が含まれるべきブロック、即ち、い
まの場合、画素h00,h01,h10,h11と12
個の前フレームの画素とでなるブロックが、メモリ1か
ら読み出される。そして、そのブロックの2ライン目
に、画素h02,h03,h12,h13が配置された
ブロック、即ち、1ライン目に画素h00,h01,h
10,h11が、2ライン目に画素h02,h03,h
12,h13が、それぞれ配置されたブロックが構成さ
れ、メモリ1に記憶される。
【0050】さらに、3ライン目の最初の4画素h2
0,h21,h30,h31が供給されるタイミングに
おいて、2ライン目における場合と同様の処理が行われ
ることにより、1ライン目に画素h00,h01,h1
0,h11が、2ライン目に画素h02,h03,h1
2,h13が、3ライン目に画素h20,h21,h3
0,h31が、それぞれ配置されたブロックが構成さ
れ、メモリ1に記憶される。
【0051】そして、4ライン目の最初の4画素h2
2,h23,h32,h33が供給されるタイミングに
おいても、やはり、2ライン目における場合と同様の処
理が行われる。これにより、1ライン目に画素h00,
h01,h10,h11が、2ライン目に画素h02,
h03,h12,h13が、3ライン目に画素h20,
h21,h30,h31が、4ライン目に画素h22,
h23,h32,h33が、それぞれ配置されたブロッ
クが構成され、メモリ1に記憶される。
【0052】従って、1ブロックの書き込みは、4ライ
ン分の画素が供給されて完了する。また、最下位階層の
画像の水平方向の画素数を、例えば、4×Nとすると
(Nは正の整数)、4ライン分の画素が供給されること
により、N個のブロックの書き込みが完了する。
【0053】次に、メモリ1に対する画像データの読み
書きは、上述したようにブロック単位で行われることか
ら、メモリ1においては、ブロックごとに、絶対的なア
ドレス(絶対アドレス)が割り当てられている。
【0054】本実施の形態においては、ブロックには、
最下位階層の画素h00乃至h03,h10乃至h1
3,h20乃至h23,h30乃至h33、第2階層の
画素m0乃至m3、および最上位階層の画素qが、実質
的に含まれる(画素h03,h13,h23,h33,
m3は、実際には、ブロックを構成していないが、上述
した演算により求めることができるので、実質的に含ま
れていると考えることができる)から、絶対アドレスに
よりブロックを特定した後は、そのブロックにおける、
どの階層の画素にアクセスしようとしているのかが問題
となる。
【0055】さらに、階層を特定した後は、その階層に
おける、どの画素にアクセスしようとしているのかが問
題となる。
【0056】そこで、本実施の形態では、メモリ1にア
クセスするためのアドレスとして、図5に示すフォーマ
ットのものが用いられるようになされている。
【0057】即ち、ここでは、アドレスは、その先頭か
ら、例えば、2ビットのレイヤフラグ、nビットの絶対
アドレス、2ビットの第2階層相対アドレス、2ビット
の第1階層相対アドレスが順次配置されて構成されてい
る。
【0058】レイヤフラグには、第1乃至第3階層のう
ちの、アクセスしようとする階層に対応する値がセット
される。例えば、第1乃至第3階層には、00B,01
B,10Bが、それぞれ割り当てられている(Bは、そ
の前の数字が2進数であることを表す)。
【0059】絶対アドレスには、アクセスしようとする
ブロックの絶対的なアドレスが配置される。なお、ブロ
ックに含まれる最上位階層(ここでは、第3階層)の画
素は1個であるから、絶対アドレスによれば、最上位階
層の画素を特定することができ、従って、絶対アドレス
は、最上位階層の画素に割り当てられているということ
もできる。また、絶対アドレスのビット数であるnにつ
いては、2nが、1フレームを構成するブロック数以下
である必要がある。
【0060】第2階層相対アドレスには、第2階層の画
素にアクセスする場合に、その第2階層の画素に割り当
てられた相対的なアドレスがセットされる。ここでは、
例えば、第2階層の画素m0乃至m3に、00B乃至1
1Bがそれぞれ割り当てられている。
【0061】第1階層相対アドレスには、第1階層の画
素にアクセスする場合に、その第1階層の画素に割り当
てられた相対的なアドレスがセットされる。なお、ここ
では、第1階層の画素は、h00乃至h03,h10乃
至h13,h20乃至h23,h30乃至h33の16
画素あるが、h00乃至h03と第2階層の画素m0、
h10乃至h13と第2階層の画素m1、h20乃至h
23と第2階層の画素m2、h30乃至h33と第2階
層の画素m3は、それぞれ対応しているから、h00乃
至h03,h10乃至h13,h20乃至h23,h3
0乃至h33のうちのいずれのグループの画素にアクセ
スするかは、第2階層相対アドレスによって特定するこ
とができる。そこで、第1階層相対アドレスでは、その
ようなグループに含まれる第1階層の4画素のうちの、
アクセスしようとしているものに対応する2ビットの値
がセットされるようになされている。なお、ここでは、
例えば、h00乃至h03のグループに注目した場合、
左上の画素h00、右上の画素h01、左下の画素h0
2、右下の画素h03に、それぞれ00B乃至11Bが
割り当てられている。他のグループについても同様であ
る。
【0062】従って、例えば、最上位階層の画素qにア
クセスする場合には、レイヤフラグは10Bとされ、絶
対アドレスは、その画素qに割り当てられた絶対的なア
ドレスとされる。なお、この場合、第2階層相対アドレ
スおよび第1階層相対アドレスは必要ないので無視され
る。また、この場合、アドレスは、例えば、レイヤフラ
グと絶対アドレスだけで構成しても良い。
【0063】また、例えば、第2階層の画素m0にアク
セスする場合には、レイヤフラグは01Bとされ、絶対
アドレスは、画素qに割り当てられた絶対的なアドレス
とされる。さらに、第2階層相対アドレスは、画素m0
の位置に割り当てられた00Bとされる。なお、この場
合、第1階層相対アドレスは必要ないので無視される
(あるいは使用されない)。
【0064】さらに、例えば、第2階層の画素m3にア
クセスする場合には、レイヤフラグは01Bとされ、絶
対アドレスは、画素qに割り当てられた絶対的なアドレ
スとされる。さらに、第2階層相対アドレスは、画素m
3の位置に割り当てられた11Bとされる。なお、この
場合も、第1階層相対アドレスは必要ないので無視され
るか、あるいは使用されない。
【0065】ここで、このようなアドレスが、読み出し
時に指定された場合、メモリ1からは、最上位階層の画
素qおよび第2階層の画素m0乃至m2が読み出され、
上述したようにして、第2階層の画素m3が求められ
る。従って、第2階層相対アドレスが11Bの場合に
は、最上位階層の画素qおよび第2階層の画素m0乃至
m2が記憶された4個のセルにアクセスがなされる。
【0066】そして、例えば、第1階層の画素h00に
アクセスする場合には、レイヤフラグは00Bとされ、
絶対アドレスは、画素qに割り当てられた絶対的なアド
レスとされる。さらに、第2階層相対アドレスは、画素
h00に対応する第2階層の画素m0の位置に割り当て
られた00Bとされ、第1階層相対アドレスは、画素h
00の位置に割り当てられた00Bとされる。
【0067】また、例えば、第1階層の画素h03にア
クセスする場合には、レイヤフラグは00Bとされ、絶
対アドレスは、画素qに割り当てられた絶対的なアドレ
スとされる。さらに、第2階層相対アドレスは、画素h
03に対応する第2階層の画素m0の位置に割り当てら
れた00Bとされ、第1階層相対アドレスは、画素h0
3の位置に割り当てられた11Bとされる。
【0068】ここで、このようなアドレスが、読み出し
時に指定された場合、メモリ1からは、第2階層の画素
m0および第1階層の画素h00乃至02が読み出さ
れ、上述したようにして、第1階層の画素h03が求め
られる。従って、第1階層相対アドレスが11Bとされ
た場合には、第2階層相対アドレスで指定されている第
2階層の画素m0と、その画素m0を作成するのに用い
た第1階層の画素h00乃至h02が記憶された4個の
セルにアクセスがなされる。
【0069】さらに、例えば、第1階層の画素h33に
アクセスする場合には、レイヤフラグは00Bとされ、
絶対アドレスは、画素qに割り当てられた絶対的なアド
レスとされる。さらに、第2階層相対アドレスは、画素
h33に対応する第2階層の画素m3の位置に割り当て
られた11Bとされ、第1階層相対アドレスは、画素h
33の位置に割り当てられた11Bとされる。
【0070】ここで、このようなアドレスが、読み出し
時に指定された場合、メモリ1からは、まず、最上位階
層の画素qおよび第2階層の画素m0乃至m2が読み出
され、上述したようにして、第2階層の画素m3が求め
られる。さらに、メモリ1からは、第1階層の画素h3
0乃至32が読み出され、先に求められた第2階層の画
素m3も用いて、上述したようにして、第1階層の画素
h33が求められる。
【0071】なお、各階層の画素を読み出す場合には、
上述したようなアドレスを指定する必要があるが、書き
込み時は、上述したことから、例えば、レイヤフラグ
を、最下位階層に対応する00Bとするとともに、絶対
アドレスを、画素qに割り当てられた絶対的なアドレス
とし、第1階層相対アドレスを11Bとすれば、第2階
層相対アドレスを00B乃至11Bに変えることで、画
素qに対応するブロックを構成する16のセルすべてに
アクセスすることができるので、そのようなアドレス指
定が行われるようになされている。
【0072】次に、図6は、図1および図2に示した記
憶装置のより詳細な構成例を示している。
【0073】ライトエレメント21には、階層符号化す
べき画像を構成する画素(の画素値)が、例えば、ラス
タスキャン順に順次供給されるとともに、リードバッフ
ァ24から、既にメモリセルアレイ23に記憶された画
素が供給されるようになされている。ライトエレメント
21は、必要に応じて、そこに入力される画素を、下位
階層の画素として、その上位階層の画素を求めるための
演算を行い、その演算結果を、ライトバッファ22に供
給するようになされている。
【0074】ライトバッファ22は、例えば、ブロック
を構成する画素数と同一のセル(メモリセル)で構成さ
れており、ライトエレメント21からの画素を、ブロッ
ク単位でラッチし、メモリセルアレイ23に供給するよ
うになされている。
【0075】メモリセルアレイ23は、例えば、少なく
とも1フレーム分の画素を記憶することのできるセルが
格子状に配置されて構成されており、デコーダ29から
供給されるアドレス(書き込みアドレス)に対応するセ
ルに、ライトバッファ22からの画素を記憶するように
なされている。また、メモリセルアレイ23は、デコー
ダ30から供給されるアドレス(読み出しアドレス)に
対応するセルに記憶された画素を読み出し、リードバッ
ファ24または25に供給するようにもなされている。
【0076】リードバッファ24および25は、例えば
ブロックを構成する画素数と同一のセルで構成されてお
り、メモリセルアレイ23からの画素を、ブロック単位
でラッチするようになされている。リードバッファ24
でラッチされた画素は、ライトエレメント21に、リー
ドバッファ25でラッチされた画素は、リードエレメン
ト26に、それぞれ供給されるようになされている。
【0077】リードエレメント26は、必要に応じて、
リードバッファ25からの画素を用いて、上述したよう
な演算を行うことにより、メモリセルアレイ23に記憶
されない、例えば、第1階層の画素h03,h13,h
23,h33や、第2階層の画素m3を求めるようにな
されている。なお、リードエレメント26には、リード
アドレスコントローラ28から制御信号が供給されるよ
うになされており、リードエレメント26は、この制御
信号にしたがって演算を行うようになされている。
【0078】ライトアドレスコントローラ27は、ブロ
ック単位で画素をメモリセルアレイ23に書き込むため
の書き込みアドレス(ライトアドレス)を発生し、デコ
ーダ29に供給するようになされている。なお、ライト
アドレスコントローラ27には、フレームの先頭の画素
h00が供給されるタイミングで、ライトスタートタイ
ミングパルスが供給されるようになされており、ライト
アドレスコントローラ27は、そのタイミングを基準
に、書き込みアドレスの出力を開始するようになされて
いる。
【0079】リードアドレスコントローラ28は、ブロ
ック単位で画素をメモリセルアレイ23から読み出すた
めの読み出しアドレス(リードアドレス)を発生し、デ
コーダ30に供給するようになされている。なお、リー
ドアドレスコントローラ28には、読み出しの開始を知
らせるリードスタートタイミングパルスが供給されるよ
うになされており、リードアドレスコントローラ28
は、そのタイミングを基準に、読み出しアドレスの出力
を開始するようになされている。また、リードアドレス
コントローラ28には、図5で説明したようなアドレス
を構成するためのレイヤフラグ、絶対アドレス、第2階
層相対アドレス、および第1階層相対アドレスが供給さ
れるようになされており、リードアドレスコントローラ
28は、これらに基づいて、読み出しアドレスを構成す
るようになされている。
【0080】デコーダ29または30は、ライトアドレ
スコントローラ27またはリードアドレスコントローラ
28からの書き込みアドレスまたは読み出しアドレス
を、それぞれデコードして、メモリセルアレイ23に供
給するようになされている。
【0081】なお、以上のブロックが1チップ上に形成
されている。また、ライトエレメント21が、図1の演
算器2乃至5に、リードエレメント26が、図2の演算
器11乃至14に、メモリセルアレイ23が、図1およ
び図2のメモリ1に、それぞれ相当する。
【0082】次に、その書き込み時の動作について説明
するが、その前に、その前段階の準備として、ライトエ
レメント21およびライトバッファ22の構成について
さらに説明する。
【0083】図7は、図6のライトエレメント21の構
成例を示している。
【0084】ラスタスキャン順に供給される画素は、ラ
ッチ回路31および演算器36に供給されるようになさ
れている。ラッチ回路31は、そこに供給される画素を
ラッチし、ラッチ回路32および演算器35に供給する
ようになされている。ラッチ回路32は、ラッチ回路3
1からの画素をラッチし、ラッチ回路33および演算器
44に供給するようになされている。ラッチ回路33
は、ラッチ回路32からの画素をラッチし、演算器43
に供給するようになされている。
【0085】演算器34には、リードバッファ24から
読み出された画素のうちの2つが、必要に応じて供給さ
れるようになされている。演算器34は、そこに供給さ
れる2つの画素を加算し、その加算結果を、演算器35
に供給するようになされている。演算器35は、演算器
34の出力と、ラッチ回路31の出力とを加算し、演算
器36に供給するようになされている。演算器36は、
そこにラスタスキャン順に供給される画素と、演算器3
5の出力とを加算し、演算器37に供給するようになさ
れている。演算器37は、演算器36の出力を右に2ビ
ットシフトすることにより、4で除算し、その除算結果
を演算器40に供給するようになされている。
【0086】演算器38には、リードバッファ24から
読み出された画素のうちの2つが、必要に応じて供給さ
れるようになされている。演算器38は、そこに供給さ
れる2つの画素を加算し、その加算結果を、演算器39
に供給するようになされている。演算器39には、演算
器38の出力の他、演算器45の出力が、必要に応じて
供給されるようになされており、演算器39は、それら
を加算して、演算器40に供給するようになされてい
る。演算器40は、演算器37の出力と、演算器39の
出力とを加算し、演算器41に出力するようになされて
いる。演算器41は、演算器37と同様に、演算器40
の出力を右に2ビットシフトすることにより、4で除算
し、その除算結果を出力するようになされている。
【0087】演算器42には、リードバッファ24から
読み出された画素のうちの2つが、必要に応じて供給さ
れるようになされており、演算器42は、それらを加算
し、演算器43に供給するようになされている。演算器
43は、演算器42の出力と、ラッチ回路33の出力と
を加算し、演算器44に供給するようになされている。
演算器44は、演算器43の出力と、ラッチ回路32の
出力とを加算し、演算器45に供給するようになされて
いる。演算器45は、演算器37と同様に、演算器44
の出力を右に2ビットシフトすることにより、4で除算
し、その除算結果を出力するようになされている。
【0088】次に、図8は、図6のライトバッファ22
の構成例を示している。
【0089】ライトバッファ22は、同図に示すよう
に、ブロック単位の画素を記憶する16個のセル51乃
至66と、そのセル51乃至66に画素をラッチさせる
ためのクロックを与えるNANDゲート71乃至74と
で構成されている。
【0090】セル51乃至66は、4×4の格子状に配
置されており、各ラインを構成するセル51乃至54,
55乃至58,59乃至62,63乃至66それぞれに
は、NANDゲート71乃至74それぞれからクロック
が供給されるようになされている。そして、セル51乃
至66は、このクロックに対応して、ライトエレメント
21から供給される画素をラッチし、メモリセルアレイ
23に供給するようになされている。ここで、ライトバ
ッファ22が、このように4×4の格子状に配置された
16のセル51乃至66を有することで、メモリセルア
レイ23には、その単位、即ち、ブロック単位で、画素
の書き込みが行われるようになされている。
【0091】NANDゲート71乃至74の一端には、
クロックxenBが供給されるようになされており、そ
の他端には、セル51乃至54,55乃至58,59乃
至62,63乃至66に供給するクロックxenBをマ
スクするためのマスク信号xen0乃至xen3がそれ
ぞれ供給されるようになされている。即ち、マスク信号
xen0乃至xen3は、セル51乃至54,55乃至
58,59乃至62,63乃至66それぞれに、ライト
エレメント21からの画素をラッチさせるタイミングに
おいて、Hレベルとなり、他のタイミングにおいてはL
レベルとなるようになされている。これにより、セル5
1乃至54,55乃至58,59乃至62,63乃至6
6それぞれに、ライトエレメント21からの画素をラッ
チさせるタイミングでは、クロックxenBが、セル5
1乃至54,55乃至58,59乃至62,63乃至6
6それぞれに供給され、それ以外のタイミングでは、ク
ロックxenBがマスクされるようになされている。
【0092】なお、図7のライトエレメント21のブロ
ック図に付したアルファベットa乃至fの部分は、図8
のライトバッファ22のブロック図に付した同一のアル
ファベットの部分に接続されている。従って、例えば、
ライトバッファ22における1列目のセル51,55,
59,63では、ライトエレメント21におけるラッチ
回路33の出力がラッチされる。また、例えば、ライト
バッファ22における右下のセル66では、ライトエレ
メント21における演算器41の出力がラッチされる。
さらに、例えば、ライトバッファ22における1ライン
目のセル51乃至54では、ラッチ回路33,32,3
1の出力、またはラッチ回路31への入力がそれぞれラ
ッチされる。
【0093】次に、図6の記憶装置の書き込み時の動作
について説明する。
【0094】最下位階層の1ライン目の画素h00,h
01,h10,h11が供給されると、それらの画素
は、ライトエレメント21のラッチ回路31乃至33で
順次ラッチされていく。そして、画素h11が供給され
るタイミング、即ち、画素h11が、ラッチ回路31に
供給されるタイミングでは、ラッチ回路31乃至33に
おいて、画素h10,h01,h00がそれぞれラッチ
されており、このタイミングで、ライトバッファ22の
1ライン目を構成するセル51乃至54はイネーブル
(enable)状態(NANDゲート71からクロックxe
nBが出力され、データをラッチすることが可能な状
態)とされる。
【0095】その結果、セル51乃至54では、画素h
00,h01,h10,h11がそれぞれラッチされ
る。
【0096】そして、この場合、画素h00,h01,
h10,h11とともにブロックを構成する2ライン目
の最初の4画素h02,h03,h12,h13、3ラ
イン目の最初の4画素h20,h21,h30,h3
1、および4ライン目の最初の4画素h22,h23,
h32,h33の合計12画素は、まだ供給されていな
いため、ライトバッファ22の2乃至4ライン目を構成
するセル55乃至58,59乃至62,63乃至66に
は、前フレームの画素Cが書き込まれる。
【0097】以上のようにして、セル51乃至66に記
憶された4×4のデータは、メモリセルアレイ23に供
給され、対応する絶対アドレス(ここでは、画素qに割
り当てられた絶対アドレス)が割り当てられた4×4の
セルに記憶される。
【0098】そして、最下位階層の2ライン目の画素h
02,h03,h12,h13が供給されると、それら
の画素は、やはり、ライトエレメント21のラッチ回路
31乃至33で順次ラッチされていく。そして、画素h
13が供給されるタイミング、即ち、画素h13が、ラ
ッチ回路31に供給されるタイミングでは、図9に示す
ように、ラッチ回路31乃至33では、画素h12,h
03,h02がそれぞれラッチされる。
【0099】また、このとき、メモリセルアレイ23か
らは、1ライン目に画素h00,h01,h10,h1
1が記憶され、2乃至4ライン目に前フレームの画素C
が記憶されたブロックが読み出され、リードバッファ2
4に記憶される。そして、このブロックが、図9に示す
ように、リードバッファ24からライトエレメント21
に供給される。
【0100】ライトエレメント21において、演算器4
2には、リードバッファ24からの画素h00およびh
01が供給される。演算器42では、画素h00とh0
1とが加算され、その加算値(h00+h01)が演算
器43に出力される。演算器43では、演算器42から
の加算値と、ラッチ回路33の出力である画素h02と
が加算され、その加算値(h00+h01+h02)が
演算器44に出力される。演算器44では、演算器43
からの加算値と、ラッチ回路32の出力である画素h0
3とが加算され、その加算値(h00+h01+h02
+h03)が演算器45に出力される。演算器45で
は、演算器44からの加算値が4で除算され、これによ
り、第2階層の画素m0(=(h00+h01+h02
+h03)/4)が求められる。
【0101】また、演算器34には、リードバッファ2
4からの画素h10およびh11が供給される。演算器
34では、画素h10とh11とが加算され、その加算
値(h10+h11)が演算器35に出力される。演算
器35では、演算器34からの加算値と、ラッチ回路3
1の出力である画素h12とが加算され、その加算値
(h10+h11+h12)が演算器36に出力され
る。演算器36では、演算器35からの加算値と、ラッ
チ回路31に供給されている画素h13とが加算され、
その加算値(h10+h11+h12+h13)が演算
器37に出力される。演算器37では、演算器36から
の加算値が4で除算され、これにより、第2階層の画素
m1(=(h10+h11+h12+h13)/4)が
求められる。
【0102】そして、ライトエレメント21は、リード
バッファ24からの1ライン目のh00,h01,h1
0,h11を、ライトバッファ22の1ライン目のセル
51乃至54にそれぞれ供給し、このタイミングで、セ
ル51乃至54はイネーブル状態とされる。その結果、
セル51乃至54では、図9に示すように、再び、画素
h00,h01,h10,h11がそれぞれラッチされ
る。
【0103】さらに、ライトバッファ22では、セル5
5乃至58がイネーブル状態とされる。その結果、図9
に示すように、セル55では、ラッチ回路33が出力し
ている画素h02が、セル56では、演算器45が出力
している画素m0が、セル57では、ラッチ回路31が
出力している画素h12が、セル58では、演算器37
が出力している画素m1が、それぞれラッチされる。
【0104】そして、この場合、1ライン目の画素h0
0,h01,h10,h11、および2ライン目の画素
h02,m0,h12,m1とともにブロックを構成す
る3ライン目の最初の4画素h20,h21,h30,
h31、および4ライン目の最初の4画素h22,h2
3,h32,h33の合計8画素は、まだ供給されてい
ないため、ライトバッファ22の3および4ライン目を
構成するセル59乃至62,63乃至66には、前フレ
ームの画素Cが書き込まれる。
【0105】以上のようにして、セル51乃至66に記
憶された4×4のデータは、メモリセルアレイ23に供
給され、対応する絶対アドレスが割り当てられた4×4
のセルに記憶(上書き)される。
【0106】次に、最下位階層の3ライン目の画素h2
0,h21,h30,h31が供給されると、それらの
画素は、ライトエレメント21のラッチ回路31乃至3
3で順次ラッチされていく。そして、画素h31が供給
されるタイミング、即ち、画素h31が、ラッチ回路3
1に供給されるタイミングでは、図10に示すように、
ラッチ回路31乃至33では、画素h30,h21,h
20がそれぞれラッチされる。
【0107】また、このとき、メモリセルアレイ23か
らは、1ライン目に画素h00,h01,h10,h1
1が記憶されるとともに、2ライン目に画素h02,m
0,h12,m1が記憶され、3および4ライン目に前
フレームの画素Cが記憶されたブロックが読み出され、
リードバッファ24に記憶される。そして、このブロッ
クが、リードバッファ24からライトエレメント21に
供給される。
【0108】この場合、ライトエレメント21は、リー
ドバッファ24からの1ライン目のh00,h01,h
10,h11を、ライトバッファ22の1ライン目のセ
ル51乃至54にそれぞれ供給し、このタイミングで、
セル51乃至54はイネーブル状態とされる。その結
果、セル51乃至54では、図10に示すように、再
び、画素h00,h01,h10,h11がそれぞれラ
ッチされる。
【0109】さらに、ライトエレメント21は、リード
バッファ24からの2ライン目のh02,m0,h1
2,m1を、ライトバッファ22の2ライン目のセル5
5乃至58にそれぞれ供給し、このタイミングで、セル
55乃至58はイネーブル状態とされる。その結果、セ
ル55乃至58では、図10に示すように、再び、画素
h02,m0,h12,m1がそれぞれラッチされる。
【0110】また、ライトバッファ22では、セル59
乃至62がイネーブル状態とされる。その結果、図10
に示すように、セル59では、ラッチ回路33が出力し
ている画素h20が、セル60では、ラッチ回路32が
出力している画素h21が、セル61では、ラッチ回路
31が出力している画素h30が、セル62では、ラッ
チ回路32に供給されている画素h31が、それぞれラ
ッチされる。
【0111】そして、この場合、1ライン目の画素h0
0,h01,h10,h11、2ライン目の画素h0
2,m0,h12,m1、および3ライン目の画素h2
0,h21,h30,h31とともにブロックを構成す
る4ライン目の最初の4画素h22,h23,h32,
h33は、まだ供給されていないため、ライトバッファ
22の4ライン目を構成するセル63乃至66には、前
フレームの画素Cが書き込まれる。
【0112】以上のようにして、セル51乃至66に記
憶された4×4のデータは、メモリセルアレイ23に供
給されて記憶される。
【0113】そして、最下位階層の4ライン目の画素h
22,h23,h32,h33が供給されると、それら
の画素は、ライトエレメント21のラッチ回路31乃至
33で順次ラッチされていく。そして、画素h33が供
給されるタイミング、即ち、画素h33が、ラッチ回路
31に供給されるタイミングでは、図11に示すよう
に、ラッチ回路31乃至33では、画素h32,h2
3,h22がそれぞれラッチされる。
【0114】また、このとき、メモリセルアレイ23か
らは、1ライン目に画素h00,h01,h10,h1
1が、2ライン目に画素h02,m0,h12,m1
が、3ライン目に画素h20、h21,h30,h31
が、4ライン目に前フレームの画素Cが、それぞれ記憶
されたブロックが読み出され、リードバッファ24に記
憶される。そして、このブロックが、図11に示すよう
に、リードバッファ24からライトエレメント21に供
給される。
【0115】ライトエレメント21において、演算器4
2には、リードバッファ24からの画素h20およびh
21が供給される。演算器42では、画素h20とh2
1とが加算され、その加算値(h20+h21)が演算
器43に出力される。演算器43では、演算器42から
の加算値と、ラッチ回路33の出力である画素h22と
が加算され、その加算値(h20+h21+h22)が
演算器44に出力される。演算器44では、演算器43
からの加算値と、ラッチ回路32の出力である画素h2
3とが加算され、その加算値(h20+h21+h22
+h23)が演算器45に出力される。演算器45で
は、演算器44からの加算値が4で除算され、これによ
り、第2階層の画素m2(=(h20+h21+h22
+h23)/4)が求められる。
【0116】また、演算器34には、リードバッファ2
4からの画素h30およびh31が供給される。演算器
34では、画素h30とh31とが加算され、その加算
値(h30+h31)が演算器35に出力される。演算
器35では、演算器34からの加算値と、ラッチ回路3
1の出力である画素h32とが加算され、その加算値
(h30+h31+h32)が演算器36に出力され
る。演算器36では、演算器35からの加算値と、ラッ
チ回路31に供給されている画素h33とが加算され、
その加算値(h30+h31+h32+h33)が演算
器37に出力される。演算器37では、演算器36から
の加算値が4で除算され、これにより、第2階層の画素
m3(=(h30+h31+h32+h33)/4)が
求められる。この画素m3は、演算器40に供給され
る。
【0117】一方、演算器38には、リードバッファ2
4からの画素m0およびm1が供給される。演算器38
では、画素m0とm1とが加算され、その加算値(m0
+m1)が演算器39に出力される。演算器39では、
演算器38からの加算値と、演算器45の出力である画
素m2とが加算され、その加算値(m0+m1+m2)
が演算器40に出力される。演算器40では、演算器3
7からの画素m3と、演算器39からの加算値とが加算
され、その加算値(m0+m1+m2+m3)が演算器
41に出力される。演算器41では、演算器40からの
加算値が4で除算され、これにより、第3階層の画素q
(=(m0+m1+m2+m3)/4)が求められる。
【0118】そして、ライトエレメント21は、リード
バッファ24からの1ライン目のh00,h01,h1
0,h11を、ライトバッファ22の1ライン目のセル
51乃至54にそれぞれ供給し、このタイミングで、セ
ル51乃至54はイネーブル状態とされる。その結果、
セル51乃至54では、図11に示すように、再び、画
素h00,h01,h10,h11がそれぞれラッチさ
れる。
【0119】さらに、ライトエレメント21は、リード
バッファ24からの2ライン目のh02,m0,h1
2,m1を、ライトバッファ22の2ライン目のセル5
5乃至58にそれぞれ供給し、このタイミングで、セル
55乃至58はイネーブル状態とされる。その結果、セ
ル55乃至58では、図11に示すように、再び、画素
h02,m0,h12,m1がそれぞれラッチされる。
【0120】また、ライトエレメント21は、リードバ
ッファ24からの1ライン目のh20,h21,h3
0,h31を、ライトバッファ22の3ライン目のセル
59乃至62にそれぞれ供給し、このタイミングで、セ
ル59乃至62はイネーブル状態とされる。その結果、
セル59乃至62では、図11に示すように、再び、画
素h20,h21,h30,h31がそれぞれラッチさ
れる。
【0121】さらに、ライトバッファ22では、セル6
3乃至66がイネーブル状態とされる。その結果、図1
1に示すように、セル63では、ラッチ回路33が出力
している画素h32が、セル64では、演算器45が出
力している画素m2が、セル65では、ラッチ回路31
が出力している画素h32が、セル66では、演算器4
1が出力している画素qが、それぞれラッチされる。
【0122】その後、セル51乃至66に記憶された4
×4のデータは、メモリセルアレイ23に供給され、対
応する絶対アドレスが割り当てられた4×4のセルに記
憶される。
【0123】以上のように、メモリセルアレイ23に対
しては、ブロック単位で、画素が書き込まれる。
【0124】なお、最下位階層の1乃至4ライン目の他
のブロックについても同様の処理が行われ、さらに、5
ライン目以降についても同様の処理が繰り返される。
【0125】次に、図12は、図6のライトエレメント
21の他の構成例を示している。なお、図中、図7にお
ける場合と対応する部分については、同一の符号を付し
てある。即ち、このライトエレメント21は、演算器4
2乃至45が設けられておらず、演算器37の出力をラ
ッチするラッチ回路81および82が新たに設けられて
いる他は、図7における場合と基本的に同様に構成され
ている。但し、演算器39には、演算器45の出力に代
えて、ラッチ回路82の出力が、必要に応じて供給され
るようになされている。
【0126】以上のように構成されるライトエレメント
21では、1ライン目および3ライン目の書き込みは、
図7における場合と同様に行われる。
【0127】そして、2ライン目の書き込み時において
は、図13に示すように、最下位階層の2ライン目の画
素h02がラッチ回路31でラッチされ、そこに次の画
素h03が供給されるタイミングで、メモリセルアレイ
23からリードバッファ24を介して、1ライン目に画
素h00,h01,h10,h11が記憶され、2乃至
4ライン目に前フレームの画素Cが記憶されたブロック
が供給される。
【0128】ライトエレメント21においては、図13
に示すように、演算器34に、リードバッファ24から
の画素h00およびh01が供給される。そして、演算
器34乃至37において、上述した場合と同様にして、
第2階層の画素m0(=(h00+h01+h02+h
03)/4)が求められる。
【0129】その後、図14に示すように、ラッチ回路
31乃至33において、2ライン目の最下位階層の画素
h12,h03,h02がそれぞれラッチされ、ラッチ
回路31に画素h13が供給されると、演算器34に
は、リードバッファ24からの画素h10およびh11
が供給される。そして、演算器34乃至37において、
上述した場合と同様にして、第2階層の画素m1(=
(h10+h11+h12+h13)/4)が求められ
る。
【0130】なお、演算器37から先に出力された第2
階層の画素m0は、ラッチ回路81および82で順次ラ
ッチされて出力される。
【0131】以上の処理後、ライトエレメント21が出
力する各画素は、図7における場合と同様にして、ライ
トバッファ22にラッチされ、メモリセルアレイ23に
書き込まれる。
【0132】次に、4ライン目の書き込み時において
は、図15に示すように、最下位階層の4ライン目の画
素h22がラッチ回路31でラッチされ、そこに次の画
素h23が供給されるタイミングで、メモリセルアレイ
23からリードバッファ24を介して、1ライン目に画
素h00,h01,h10,h11が、2ライン目に画
素h02,m0,h12,m1が、3ライン目に画素h
20、h21,h30,h31が、4ライン目に前フレ
ームの画素Cが、それぞれ記憶されたブロックが供給さ
れる。
【0133】ライトエレメント21においては、図15
に示すように、演算器34に、リードバッファ24から
の画素h20およびh21が供給される。そして、演算
器34乃至37において、上述した場合と同様にして、
第2階層の画素m2(=(h20+h21+h22+h
23)/4)が求められる。
【0134】その後、図16に示すように、ラッチ回路
31乃至33において、4ライン目の最下位階層の画素
h22,h23,h32がそれぞれラッチされ、ラッチ
回路31に画素h33が供給されると、演算器34に
は、リードバッファ24からの画素h30およびh31
が供給される。そして、演算器34乃至37において、
上述した場合と同様にして、第2階層の画素m3(=
(h30+h31+h32+h33)/4)が求められ
る。
【0135】なお、演算器37から先に出力された第2
階層の画素m2は、ラッチ回路81および82で順次ラ
ッチされて出力される。
【0136】さらに、この場合、図16に示すように、
演算器38には、リードバッファ24からの画素m0お
よびm1が、演算器39には、ラッチ回路82が出力す
る画素m2が、それぞれ供給される。そして、演算器3
8乃至41において、上述した場合と同様にして、第3
階層の画素q(=(m0+m1+m2+m3)/4)が
求められる。
【0137】以上の処理後、ライトエレメント21が出
力する各画素は、図7における場合と同様にして、ライ
トバッファ22にラッチされ、メモリセルアレイ23に
書き込まれる。
【0138】次に、図6の記憶装置においては、そこへ
のデータの書き込みと、そこからのデータの読み出しと
を非同期で行うことができるように、リードバッファ2
4および25の2つの読み出し用のバッファを設けてい
るが、書き込み時に使用するライトバッファ22とリー
ドバッファ24とは、1のバッファで兼用し、読み出し
用のバッファは、リードバッファ25だけにすることが
可能である。
【0139】図17は、図8に示したライトバッファ2
2を、リードバッファ24としても使用することができ
るI/O(Input/Output)ポートとして構成する場合
の、そのI/Oポートのセルの構成例を示している。
【0140】この場合、図8のセル51乃至66それぞ
れに相当するセル86の入力段には、セレクタ85が設
けられており、セレクタ85は、ライトエレメント21
からの信号か、またはメモリセルアレイ23からの信号
のうちのいずれか一方を、ライト/リード(Write/Rea
d)信号に対応して選択して出力するようになされてい
る。
【0141】ライト/リード信号は、メモリセルアレイ
23に対して、データの書き込みを行うのか、または読
み出しを行うのかを指示する信号で、セレクタ85は、
ライト/リード信号が、メモリセルアレイ23へのデー
タの書き込みを指示しているとき、ライトエレメント2
1からの信号を選択して、セル86に出力する。また、
セレクタ85は、ライト/リード信号が、メモリセルア
レイ23からのデータの読み出しを指示しているとき、
メモリセルアレイ23からの信号を選択して、セル86
に出力する。
【0142】なお、この場合、例えば、1クロックの前
半において読み出しを、後半において書き込みを、それ
ぞれ行うようにすれば良い。
【0143】次に、図6の記憶装置の読み出し時の動作
について説明するが、その前に、その前段階の準備とし
て、リードバッファ25およびリードエレメント26の
構成についてさらに説明する。
【0144】図18は、図6のリードバッファ25の構
成例を示している。
【0145】リードバッファ25は、同図に示すよう
に、ブロック単位の画素を記憶する16個のセル91乃
至106で構成されている。セル91乃至106は、4
×4の格子状に配置されており、各ラインを構成するセ
ル91乃至94,95乃至98,99乃至102,10
3乃至106それぞれには、クロックxenBが供給さ
れるようになされている。そして、セル91乃至106
は、このクロックxenBに対応して、メモリセルアレ
イ23から供給される画素をラッチし、リードエレメン
ト26に供給するようになされている。ここで、リード
バッファ25が、このように4×4の格子状に配置され
た16のセル91乃至106を有することで、メモリセ
ルアレイ23からは、その単位、即ち、ブロック単位
で、画素の読み出しが行われるようになされている。
【0146】次に、図19は、図6のリードエレメント
26の構成例を示している。
【0147】ここで、図18のセル91乃至106の出
力段に付した記号a0乃至a3,b0乃至b3,c0乃
至c3,d0乃至d3の部分は、図19のリードバッフ
ァ26のブロック図に付した同一の記号の部分に接続さ
れている。従って、例えば、リードバッファ25におけ
るセル91,93,99,101の出力は、いずれも、
リードエレメント26におけるセレクタ111に供給さ
れる。
【0148】また、図19における同一記号A,A’,
B,C,Dの部分どうしも相互に接続されている。従っ
て、例えば、セレクタ111の出力は、演算器114の
他、セレクタ123にも供給されるようになされてい
る。
【0149】セレクタ111には、リードバッファ25
のセル91,93,99,101のラッチ出力が供給さ
れるようになされており、セレクタ111は、リードア
ドレスコントローラ28(図6)から供給される制御信
号にしたがって、セル91,93,99,101のラッ
チ出力のうちのいずれかを選択し、演算器114および
セレクタ123に出力するようになされている。
【0150】セレクタ112には、リードバッファ25
のセル92,94,100,102のラッチ出力が供給
されるようになされており、セレクタ112は、リード
アドレスコントローラ28から供給される制御信号にし
たがって、セル92,94,100,102のラッチ出
力のうちのいずれかを選択し、演算器114およびセレ
クタ123に出力するようになされている。
【0151】セレクタ113には、リードバッファ25
のセル95,97,103,105のラッチ出力が供給
されるようになされており、セレクタ113は、リード
アドレスコントローラ28から供給される制御信号にし
たがって、セル95,97,103,105のラッチ出
力のうちのいずれかを選択し、演算器115およびセレ
クタ123に出力するようになされている。
【0152】演算器114は、セレクタ111の出力
と、セレクタ112の出力とを加算し、演算器115に
供給するようになされている。演算器115は、演算器
114からの加算値と、セレクタ113の出力とを加算
し、演算器116に出力するようになされている。
【0153】演算器116には、さらに、演算器118
の出力も供給されるようになされており、演算器116
は、演算器118の出力から、演算器115の出力を減
算して、セレクタ123に供給するようになされてい
る。
【0154】セレクタ117には、リードバッファ25
のセル96,98,104のラッチ出力、および演算器
121の出力が供給されるようになされており、セレク
タ117は、リードアドレスコントローラ28から供給
される制御信号にしたがって、セル96,98,104
のラッチ出力、または演算器121の出力のうちのいず
れかを選択し、演算器118およびセレクタ123に出
力するようになされている。
【0155】演算器118は、セレクタ117の出力
を、例えば、2ビットだけ左シフトすることにより4倍
にし、演算器116に供給するようになされている。
【0156】演算器119には、リードバッファ25の
セル96および98のラッチ出力が供給されるようにな
されており、演算器119は、それらを加算して、演算
器120に供給するようになされている。演算器120
には、さらに、リードバッファ25のセル104のラッ
チ出力も供給されるようになされており、演算器120
は、そのセル104のラッチ出力と、演算器119の出
力とを加算して、演算器121に供給するようになされ
ている。演算器121には、さらに、演算器122の出
力も供給されるようになされており、演算器121は、
演算器122の出力から、演算器120の出力を減算し
て、その減算結果を、セレクタ117および123に供
給するようになされている。演算器122には、リード
バッファ25のセル106のラッチ出力が供給されるよ
うになされており、演算器122は、セル106のラッ
チ出力を、例えば、2ビットだけ左シフトすることによ
り4倍にし、演算器121に供給するようになされてい
る。
【0157】セレクタ123には、セレクタ111乃至
113,117の出力、演算器116,121の出力、
リードバッファ25のセル106のラッチ出力が供給さ
れるようになされており、セレクタ123は、それらの
うちのいずれかを、リードアドレスコントローラ28か
ら供給される制御信号にしたがって選択し、ラッチ回路
124に供給するようになされている。
【0158】ラッチ回路124は、セレクタ123の出
力をラッチして出力するようになされている。なお、ラ
ッチ回路124は、セレクタ123から供給される画素
を、外部に出力するためのタイミングをとるもので、設
けなくても良い。
【0159】次に、図6の記憶装置の読み出し時の動作
について説明する。
【0160】図5に示したフォーマットのアドレスによ
って、例えば、第3階層の画素qの絶対アドレスが指定
された場合、メモリセルアレイ23からは、画素qに対
応するブロックを構成する16の画素h00乃至h0
2,h10乃至h12,h20乃至h22,h30乃至
h32,m0乃至m2、およびqが読み出され、リード
バッファ25に供給される。リードバッファ25では、
図20に示すように、メモリセルアレイ23から読み出
された16の画素が、対応するセルに記憶される。
【0161】即ち、1ライン目の画素h00,h01,
h10,h11は、1ライン目のセル91乃至94それ
ぞれに、2ライン目の画素h02,m0,h12,m1
は、2ライン目のセル95乃至98それぞれに、3ライ
ン目の画素h20,h21,h30,h31は、3ライ
ン目のセル99乃至102それぞれに、4ライン目の画
素h22,m2,h32,qは、4ライン目のセル10
3乃至106それぞれに記憶される。
【0162】そして、第3階層(最上位階層)の画素q
の読み出しが指定された場合(本実施の形態では、レイ
ヤフラグが10Bの場合)には、セレクタ123に、セ
ル106のラッチ出力を選択するように指示する制御信
号が供給される。この場合、セレクタ123では、セル
106のラッチ出力(d3)、即ち、第3階層の画素q
が選択されて出力される。
【0163】次に、第2階層の画素m0乃至m3の読み
出しが指定された場合(本実施の形態では、レイヤフラ
グが01Bの場合)には、図21に示すように、演算器
119において、セル96および98のラッチ出力、即
ち、画素m0およびm1が加算され、その加算値(m0
+m1)が、演算器120に供給される。演算器120
では、演算器119の出力と、セル104のラッチ出
力、即ち、画素m2とが加算され、その加算値(m0+
m1+m2)が演算器121に供給される。
【0164】一方、演算器122では、セル106のラ
ッチ出力、即ち、画素qが4倍され、その乗算値(4×
q)が、演算器121に供給される。
【0165】演算器121では、演算器122による乗
算結果(4×q)から、演算器120による加算結果
(m0+m1+m2)が減算され、これにより、画素m
3(=4×q−(m0+m1+m2))が求められる。
演算器121で求められた画素m3は、セレクタ123
に供給される。
【0166】そして、セレクタ117には、セル96,
98,104のラッチ出力(b1,d1,b3)、即
ち、画素m0乃至m2それぞれを選択するように指示す
る制御信号が順次供給される。これにより、セレクタ1
17から123に対して、画素m0乃至m2が順次供給
される。
【0167】この場合、セレクタ123には、セレクタ
117の出力(C)を選択するように指示する制御信号
が供給され、これにより、セレクタ123からは、セレ
クタ117から供給される画素m0乃至m2が順次出力
される。
【0168】その後、セレクタ123には、演算器12
1の出力(D’)を選択するように指示する制御信号が
供給され、これにより、セレクタ123からは、演算器
121から供給される画素m3が出力される。
【0169】以上のようにして、第2階層の画素m0乃
至m3が読み出される。
【0170】次に、第1階層の画素h00乃至h03,
h10乃至h13,h20乃至h23,h30乃至h3
3の読み出しが指定された場合(本実施の形態では、レ
イヤフラグが00Bの場合)には、まず、セレクタ11
1乃至113に、セル91,92,95のラッチ出力
(a0,b0,a1)を選択するように指示する制御信
号が供給され、これにより、セレクタ111乃至113
からは、図22に示すように、画素h00,h01,h
02がそれぞれ出力される。画素h00およびh01
は、演算器114およびセレクタ123に供給され、画
素h02は演算器115およびセレクタ123に供給さ
れる。
【0171】演算器114では、セレクタ111からの
画素h00と、セレクタ112からのh01とが加算さ
れ、その加算値(h00+h01)が、演算器115に
供給される。演算器115では、演算器114の出力
と、セレクタ113からの画素h02とが加算され、そ
の加算値(h00+h01+h02)が、演算器116
に供給される。
【0172】一方、セレクタ117には、セル96ラッ
チ出力(b1)、即ち、画素m0を選択するように指示
する制御信号が供給される。これにより、セレクタ11
7からは、図22に示すように、画素m0が演算器11
8に供給される。演算器118では、セレクタ117か
らの画素m0が4倍され、その乗算値(4×m0)が、
演算器116に供給される。
【0173】演算器116では、演算器118による乗
算結果(4×m0)から、演算器115による加算結果
(h00+h01+h02)が減算され、これにより、
画素h03(=4×m0−(h00+h01+h0
2))が求められる。演算器121で求められた画素h
03は、セレクタ123に供給される。
【0174】セレクタ123には、セレクタ111乃至
113の出力(A,B,A’)を順次選択し、さらに、
演算器116の出力(D)を選択するように指示する制
御信号が供給される。これにより、セレクタ123から
は、画素h00乃至h03が順次出力される。
【0175】その後、セレクタ111乃至113には、
セル93,94,97のラッチ出力(c0,d0,c
1)を選択するように指示する制御信号が供給され、こ
れにより、セレクタ111乃至113からは、図23に
示すように、画素h10,h11,h12がそれぞれ出
力される。画素h10およびh11は、演算器114お
よびセレクタ123に供給され、画素h12は演算器1
15およびセレクタ123に供給される。
【0176】演算器114および115では、上述した
場合と同様の処理が行われ、これにより、演算器115
から演算器116に対しては、画素h10乃至h12の
加算値(h10+h11+h12)が供給される。
【0177】一方、セレクタ117には、セル98ラッ
チ出力(d1)、即ち、画素m1を選択するように指示
する制御信号が供給される。これにより、セレクタ11
7からは、図23に示すように、画素m1が演算器11
8に供給される。演算器118では、セレクタ117か
らの画素m1が4倍され、その乗算値(4×m1)が、
演算器116に供給される。
【0178】演算器116では、演算器118による乗
算結果(4×m1)から、演算器115の出力(h10
+h11+h12)が減算され、これにより、画素h1
3(=4×m1−(h10+h11+h12))が求め
られる。演算器121で求められた画素h13は、セレ
クタ123に供給される。
【0179】この場合も、セレクタ123には、セレク
タ111乃至113の出力(A,B,A’)を順次選択
し、さらに、演算器116の出力(D)を選択するよう
に指示する制御信号が供給され、これにより、セレクタ
123からは、画素h10乃至h13が順次出力され
る。
【0180】次に、セレクタ111乃至113には、セ
ル99,100,103のラッチ出力(a2,b2,a
3)を選択するように指示する制御信号が供給され、こ
れにより、セレクタ111乃至113からは、図24に
示すように、画素h20,h21,h22がそれぞれ出
力される。画素h20およびh21は、演算器114お
よびセレクタ123に供給され、画素h22は演算器1
15およびセレクタ123に供給される。
【0181】演算器114および115では、上述した
場合と同様の処理が行われ、これにより、演算器115
から演算器116に対しては、画素h20乃至h22の
加算値(h20+h21+h22)が供給される。
【0182】一方、セレクタ117には、セル104ラ
ッチ出力(b3)、即ち、画素m1を選択するように指
示する制御信号が供給される。これにより、セレクタ1
17からは、図24に示すように、画素m2が演算器1
18に供給される。演算器118では、セレクタ117
からの画素m2が4倍され、その乗算値(4×m2)
が、演算器116に供給される。
【0183】演算器116では、演算器118による乗
算結果(4×m2)から、演算器115の出力(h20
+h21+h22)が減算され、これにより、画素h2
3(=4×m2−(h20+h21+h22))が求め
られる。演算器121で求められた画素h23は、セレ
クタ123に供給される。
【0184】この場合も、セレクタ123には、セレク
タ111乃至113の出力(A,B,A’)を順次選択
し、さらに、演算器116の出力(D)を選択するよう
に指示する制御信号が供給され、これにより、セレクタ
123からは、画素h20乃至h23が順次出力され
る。
【0185】その後、セレクタ111乃至113には、
セル101,102,105のラッチ出力(c2,d
2,c3)を選択するように指示する制御信号が供給さ
れ、これにより、セレクタ111乃至113からは、図
25に示すように、画素h30,h31,h32がそれ
ぞれ出力される。画素h30およびh31は、演算器1
14およびセレクタ123に供給され、画素h32は演
算器115およびセレクタ123に供給される。
【0186】演算器114および115では、上述した
場合と同様の処理が行われ、これにより、演算器115
から演算器116に対しては、画素h30乃至h32の
加算値(h30+h31+h32)が供給される。
【0187】また、この場合、演算器119において、
セル96および98のラッチ出力、即ち、画素m0およ
びm1が加算され、その加算値(m0+m1)が、演算
器120に供給される。演算器120では、演算器11
9の出力と、セル104のラッチ出力、即ち、画素m2
とが加算され、その加算値(m0+m1+m2)が演算
器121に供給される。同時に、演算器122では、セ
ル106のラッチ出力、即ち、画素qが4倍され、その
乗算値(4×q)が、演算器121に供給される。
【0188】演算器121では、演算器122による乗
算結果(4×q)から、演算器120による加算結果
(m0+m1+m2)が減算され、これにより、画素m
3(=4×q−(m0+m1+m2))が求められる。
演算器121で求められた画素m3は、セレクタ117
に供給される。
【0189】そして、セレクタ117には、演算器12
1のラッチ出力(D’)、即ち、画素m3を選択するよ
うに指示する制御信号が供給される。これにより、セレ
クタ117からは、図25に示すように、画素m3が演
算器118に供給される。演算器118では、セレクタ
117からの画素m3が4倍され、その乗算値(4×m
3)が、演算器116に供給される。
【0190】演算器116では、演算器118による乗
算結果(4×m3)から、演算器115の出力(h30
+h31+h32)が減算され、これにより、画素h3
3(=4×m3−(h30+h31+h32))が求め
られる。演算器121で求められた画素h33は、セレ
クタ123に供給される。
【0191】この場合も、セレクタ123には、セレク
タ111乃至113の出力(A,B,A’)を順次選択
し、さらに、演算器116の出力(D)を選択するよう
に指示する制御信号が供給され、これにより、セレクタ
123からは、画素h30乃至h33が順次出力され
る。
【0192】以上のようにして、第1階層の画素h00
乃至h03,h10乃至h13,h20乃至h23,h
30乃至h33が読み出される。
【0193】なお、他のブロックについても、同様にし
て読み出しが行われる。
【0194】以上のように、メモリセルアレイ23に対
するデータの読み書きをブロック単位で行うようにし、
メモリセルアレイ23を、従来におけるラインディレイ
を行うための遅延回路としても用いるようにしたので、
そのような遅延回路を設けずに済むようになる。
【0195】なお、以上のような記憶装置は、例えば、
低解像度の画像である第3階層の画素を用いて、いわば
粗い検索を行い、その後、徐々に、解像度の高い下位階
層の画素を用いて、精度の高い検索を行う画像検索装置
などに適用可能である。
【0196】また、本実施の形態では、2次元のデータ
である画像を対象としたが、本発明は、1次元のデータ
にも適用可能である。
【0197】さらに、本実施の形態では、図6に示した
各ブロックを1チップ上に構成するようにしたが、その
うちの幾つかのブロックは、外付けとすることも可能で
ある。
【0198】また、本実施の形態では、階層数を3とし
たが、階層数は、その他、例えば、2であっても、4以
上であっても良い。
【0199】さらに、本実施の形態では、下位階層の4
画素から、上位階層の1画素を作成するようにしたが、
上位階層の画素は、下位階層の3画素や、5画素以上か
ら作成することも可能である。
【0200】また、本実施の形態では、下位階層の4画
素のうちの、右下の画素を、その4画素から作成した上
位階層の画素で置き換えるようにしたが、その他の下位
階層の画素を、上位階層の画素で置き換えることも可能
である。
【0201】さらに、本実施の形態では、下位階層の4
画素の平均値を、上位階層の画素とするようにしたが、
その他、例えば、下位階層の4画素を加算したものを、
上位階層の画素とすることも可能である。
【0202】なお、この場合、上位階層の画像を表示等
するときには、例えば、上位階層の画素を4で除算して
平均値とする必要がある。
【0203】また、この場合、上位階層の画素のビット
数は、下位階層の画素のビット数より増加することがあ
る。即ち、下位階層の画素のビット数を、例えば、8ビ
ットとすると、上位階層の画素のビット数は、最大で1
0ビットになることがある。従って、メモリセルアレイ
23を構成するセルは、このようなビット数の増加を考
慮して構成する必要がある。但し、上位階層の画素を丸
めることによる誤差が問題とならない場合には、メモリ
セルアレイ23を構成するセルは、すべて同一ビット数
のものとすることができる。即ち、例えば、上述の場合
においては、セルは、すべて8ビットとすることができ
る。
【0204】
【発明の効果】以上の如く、本発明の記憶装置によれ
ば、所定のデータを下位階層のデータとして、その上位
階層のデータを求めるための演算を行う第1の演算手段
と、下位階層および上位階層のデータを記憶する記憶手
段とが1チップ上に形成されているので、装置の小型
化、処理速度の高速化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記憶装置の概要を説明するた
めの図である。
【図2】本発明を適用した記憶装置の概要を説明するた
めの図である。
【図3】ブロックを示す図である。
【図4】図3の一部を拡大した拡大図である。
【図5】アドレスのフォーマットを示す図である。
【図6】本発明を適用した記憶装置の一実施の形態の構
成例を示すブロック図である。
【図7】図6のライトエレメント21の構成例を示す図
である。
【図8】図6のライトバッファ22の構成例を示す図で
ある。
【図9】図6の記憶装置の書き込み動作を説明するため
の図である。
【図10】図6の記憶装置の書き込み動作を説明するた
めの図である。
【図11】図6の記憶装置の書き込み動作を説明するた
めの図である。
【図12】図6のライトエレメント21の他の構成例を
示す図である。
【図13】図12のライトエレメント21の動作を説明
するための図である。
【図14】図12のライトエレメント21の動作を説明
するための図である。
【図15】図12のライトエレメント21の動作を説明
するための図である。
【図16】図12のライトエレメント21の動作を説明
するための図である。
【図17】図8のライトバッファ22をI/Oポートと
して構成する場合のセルの構成例を示す図である。
【図18】図6のリードバッファ25の構成例を示す図
である。
【図19】図6のリードエレメント26の構成例を示す
図である。
【図20】図6の記憶装置の読み出し動作を説明するた
めの図である。
【図21】図6の記憶装置の読み出し動作を説明するた
めの図である。
【図22】図6の記憶装置の読み出し動作を説明するた
めの図である。
【図23】図6の記憶装置の読み出し動作を説明するた
めの図である。
【図24】図6の記憶装置の読み出し動作を説明するた
めの図である。
【図25】図6の記憶装置の読み出し動作を説明するた
めの図である。
【図26】本件出願人が先に提案した階層符号化を説明
するための図である。
【符号の説明】 1 メモリ, 2乃至5,11乃至14 演算器, 2
1 ライトエレメント, 22 ライトバッファ, 2
3 メモリセルアレイ, 24,25 リードバッフ
ァ, 26 リードエレメント, 27 ライトアドレ
スコントローラ,28 リードアドレスコントローラ,
29,30 デコーダ, 31乃至33 ラッチ回
路, 34乃至41 演算器, 51乃至66 セル,
71乃至74 NANDゲート, 81,82 ラッ
チ回路, 85 セレクタ, 86,91乃至106
セル, 111乃至113 セレクタ, 114乃至1
16演算器, 117 セレクタ, 118乃至122
演算器, 123 セレクタ, 124 ラッチ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータを下位階層のデータとし
    て、その上位階層のデータを求めるための演算を行う第
    1の演算手段と、 前記下位階層および上位階層のデータを記憶する記憶手
    段とを備え、 前記第1の演算手段および記憶手段が1チップ上に形成
    されていることを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の演算手段は、N個の前記下位
    階層のデータから、1個の前記上位階層のデータを演算
    し、 前記記憶手段は、前記N個の下位階層のデータに対し
    て、そのうちのN−1個の下位階層のデータと、前記1
    個の上位階層のデータとを記憶することを特徴とする請
    求項1に記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記N個の下位階層のデータのうち、前
    記記憶手段に記憶されなかったものを、前記記憶手段に
    記憶された前記N−1個の下位階層のデータおよび前記
    1個の上位階層のデータから求めるための演算を行う第
    2の演算手段をさらに備え、 前記第1および第2の演算手段、並びに記憶手段が1チ
    ップ上に形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、前記N個のデータを1
    ブロックとして、ブロック単位でデータの読み書きを行
    うことを特徴とする請求項2に記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に記憶されたデータを読み
    出すためのアドレスが、データが属する階層を表すフラ
    グと、最上位階層のデータに割り当てられた絶対的なア
    ドレスと、データが属する階層におけるそのデータの相
    対的なアドレスとからなることを特徴とする請求項1に
    記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の演算手段は、前記上位階層の
    データから、さらに上位階層のデータを求めるための演
    算も行うことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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