JPH09282868A - ランダムアクセスメモリ - Google Patents

ランダムアクセスメモリ

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JPH09282868A
JPH09282868A JP8090860A JP9086096A JPH09282868A JP H09282868 A JPH09282868 A JP H09282868A JP 8090860 A JP8090860 A JP 8090860A JP 9086096 A JP9086096 A JP 9086096A JP H09282868 A JPH09282868 A JP H09282868A
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JP
Japan
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mask pattern
end point
bits
bit
accumulator
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JP8090860A
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Inventor
Takayoshi Yoshida
隆義 吉田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高速な書き込みが可能なランダムアクセ
スメモリを提供する。 【解決手段】 ランダムアクセスメモリは、左端点バッ
ファ(xl)12と、右端点バッファ(xr)13と、
基本パタン発生器15と、512ビットシフタからなる
マスクパタン発生器30と、16ビット累算器22と1
6ビット加算器21とマスクパタン合成器101からな
る512個の同一構成の補間器からなる補間器アレイ1
9とを備え、マスクパタン発生器30と補間器のマスク
パタン合成器101が線分の左端点から右端点までが1
である書き込みマスクパタンを生成するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶保持動作の必
要なランダムアクセスメモリに係り、詳細には、補間演
算器(以下、補間器という)を備えた補間器付きランダ
ムアクセスメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像処理装置等の膨大なデータ
量を扱う情報処理装置では、膨大なデータを記憶するた
めに大容量かつ低コストなDRAMが用いられる。しか
し、一般のDRAMはデータ転送速度が遅く、高速性を
要求される情報処理装置に対しては必ずしも十分な性能
を発揮できない。したがって、メモリ装置(特に、DR
AM)が低速であるという欠点を補うためメモリ装置の
構成を工夫して高速化を図る必要がある。
【0003】従来のこの種のランダムアクセスメモリと
して、例えば「超LSIメモリ」(伊藤清男著)PP8
5〜89,PP96〜97,PP345〜347に記載
のものがある。
【0004】図16は、従来のDRAMの構成図であ
る。図16において、DRAMは、512×512×8
ビットのDRAMセルアレイ1の周辺に、行アドレスバ
ッファ2、行デコーダ3、列アドレスバッファ4、列デ
コーダ5、センスアンプ6、データバス7、出力バッフ
ァ8、入力バッファ9を備え、9ビットのアドレス入力
端子A8〜A0と8ビットのデータ入出力端子D7〜D
0を有している。
【0005】上記DRAMのランダムアクセスは以下の
ように行なわれる。
【0006】アドレス入力端子A8〜A0は、最初にD
RAMセルアレイ1の行アドレスを供給して行アドレス
バッファ2に設定し、行デコーダ3を通じてセルアレイ
の512行の中から1行分のセル10を選んで読み出
し、センスアンプ6に送る。読み出した1行分のセル1
0のデータは一旦失われるので、センスアンプ6で
「0」又は「1」のフルレベルに増幅し、後でアレイに
書き戻す必要がある。このセンスアンプ6で増幅された
データは実際には縦方向に走るデータ線11に保持され
るが、ここではこれをセンスアンプ6のデータと呼ぶ。
【0007】次に、同じアドレス入力端子A8〜A0か
ら列アドレスを供給して列アドレスバッファ4に設定
し、列デコーダ5を通じてセンスアンプ6の512個の
セルの中から1個のセルを選ぶ。センスアンプ6の1個
のセルは8ビット分のセンスアンプからなる。DRAM
を読み出す場合は、この選ばれた8ビットのセンスアン
プデータをデータバスから出力バッファ8を通じてデー
タ端子D7〜D0に読み出す。書き込みの場合は、逆
に、データ端子D7〜D0から入力バッファ9、データ
バス7を通じてセンスアンプ6の選ばれた8ビットのセ
ルに書き込む。
【0008】最後にセンスアンプ6のデータをセルアレ
イ1の元の1行分のセル10に書き戻す。DRAMの読
み出しの場合は、センスアンプ6のデータを変更せずに
書き戻す。
【0009】以上の動作を繰り返すことによって、2次
元セルアレイの中の任意のセルが8ビット単位で読み書
きされるが、1回のアクセス毎に行アドレスと列アドレ
スを設定するのではアクセス時間が長くなるので、行ア
ドレスを変更しない場合には行アドレスを最初に1回与
えて、以後は列アドレスのみを与えながら、特定の1行
の中をランダムにアクセスすることもできる。これはペ
ージモードと呼ばれる。
【0010】ページモードでは、内部セルとセンスアン
プとの行単位の転送は、ページモードの開始時と終了時
に行なって、その間はセンスアンプ6を読み書きしてい
るので、平均サイクル時間を短縮できる。
【0011】ページモードで行アドレスyを省略した上
に、列アドレスを1ずつ増加させることを条件に、列ア
ドレスの供給を省略することもできる。これはバースト
モードと呼ばれ、この方法を利用した高速DRAMに
は、シンクロナス(同期型)DRAMがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のランダムアクセスメモリにあっては、ページ
モード、バーストモードのいずれの方法においても、セ
ンスアンプのセルをデコーダで1個ずつ選んで直列的に
アクセスするものであるから、多くのセルを更新するに
は時間がかるという間題点があった。
【0013】すなわち、ページモード、バーストモード
によって高速化は図れるものの、より一層の高速化が要
望されていた。
【0014】本発明は、より高速な書き込みが可能なラ
ンダムアクセスメモリを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るランダムア
クセスメモリは、記憶保持動作の必要なランダムアクセ
スメモリであって、左端点バッファと右端点バッファと
基本パタン発生器とNビットのシフタ(Nは2のn乗、
nは自然数)からなるマスクパタン発生器と、累算器と
加算器とマスクパタン合成器からなるN個の同一構成の
補間器からなる補間器アレイとを備え、アドレス入力端
子の値yを行アドレスバッファに設定し、各セルがKビ
ットでM行×N列(K、Mは自然数)の2次元セルアレ
イの第y行を各セルがKビットでN個のセルからなるセ
ンスアンプに読み出し、アドレス入力端子から左端点座
標xlを左端点バッファに設定し、アドレス入力端子か
ら右端点座標xrを右端点バッファに設定し、データ入
力端子より初期値I0を入力レジスタを経由して補間器
アレイのN個の累算器に設定し、データ入力端子の増分
値dIを入力レジスタに設定し、マスクパタン発生器
は、ステップi(iは0からn−1までの整数)の補間
マスクパタンが、2のi乗ビット毎に0と1が交互に繰
り返すNビットの補間マスク基本パタンを、xlビット
だけ右に回転シフトして得られるn個の補間マスクパタ
ンを順次生成し、N個の補間器は、n回の累算ステップ
のステップiで、補間マスクパタンが1のときは累算器
に入力レジスタを加算した結果を累算器に再設定し、当
該補間マスクパタンが0のときは累算器を更新せず、ス
テップ毎に入力レジスタを1ビット上位にシフトして左
端点から右端点までの全てのセルにおける補間値を算出
し、マスクパタン発生器は、Nビット全てが1であるパ
タンをxlビットだけ右(正方向)にシフトし、左側に
空いたxlビットは0で満たした左端マスクパタンを生
成し、マスクパタン発生器は、最左端が1で残りN−1
ビット全てが0であるパタンをxrビットだけ右にシフ
トし、左側に空いたxrビットは1で満たした右端マス
クパタンを生成し、N個の補間器は、マスクパタン合成
器を用いて左端マスクパタンと右端マスクパタンのビッ
ト毎の論理積をとり、左端点xlから右端点xrまでが
1で両側が0である合成マスクパタンを求め、N個の累
算器の上位Kビットを対応するセンスアンプのN個のセ
ルに入力し、合成マスクパタンが1であるセルのみを同
時に更新し、この更新されたセンスアンプのデータが第
y行のセルに書き戻されるように構成する。
【0016】また、本発明に係るランダムアクセスメモ
リは、記憶保持動作の必要なランダムアクセスメモリで
あって、左端点バッファと右端点バッファと基本パタン
発生器とNビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然
数)からなるマスクパタン発生器と、累算器と加算器と
マスクパタン合成器からなるN個の同一構成の補間器か
らなる補間器アレイとを備え、アドレス入力端子の値y
を行アドレスバッファに設定し、各セルがKビットでM
行×pN列(K、M、pは自然数)の2次元セルアレイ
の第y行を各セルがKビットでpN個のセルからなるセ
ンスアンプに読み出し、アドレス入力端子から左端点座
標xlを左端点バッファに設定し、アドレス入力端子か
ら右端点座標xrを右端点バッファに設定し、データ入
力端子より初期値Ι0を入力レジスタを経由して補間器
アレイのN個の累算器に設定し、データ入力端子から増
分値dIを入力レジスタに設定し、マスクパタン発生器
は、ステップi(iは0からn−1までの整数)の補間
マスクパタンが、2のi乗ビット毎に0と1が交互に繰
り返すNビットの補間マスク基本パタンを、xlの下位
nビット分だけ右に回転シフトして得られるn個の補間
マスクパタンを順次生成し、N個の補間器は、n回の累
算ステップのステップiで、補間マスクパタンが1のと
きは累算器に入力レジスタを加算した結果を累算器に再
設定し、当該補間マスクパタンが0のときは累算器を更
新せず、ステップ毎に入力レジスタを1ビット上位にシ
フトして左端点から右端点までの全てのセルにおける補
間値を算出し、マスクパタン発生器は、pNビット全て
が1であるパタンをxlビットだけ右(正方向)にシフ
トし、左側に空いたxlビットは0で満たした左端マス
クパタンをNビットずつp回に分けて生成し、マスクパ
タン発生器は、最左端が1で残りpN−1ビット全てが
0であるパタンをxrビットだけ右にシフトし、左側に
空いたxrビットは1で満たした右端マスクパタンをN
ビットずつp回に分けて生成し、N個の補間器は、マス
クパタン合成器を用いて左端マスクパタンと右端マスク
パタンのビット毎の論理積をとり、左端点xlから右端
点xrまでが1で両側が0である合成マスクパタンをN
ビットずつp回に分けて生成し、N個の補間器の累算器
の上位Kビットを対応するセンスアンプのN個のセルに
入力し、合成マスクパタンが1であるセルのみをNビッ
トずつp回に分けて更新し、累算器に入力レジスタを加
算した結果を該累算器に再設定し、当該合成マスクパタ
ンが0のときは該累算器を更新せず、この更新されたセ
ンスアンプのデータが第y行のセルに書き戻されるよう
に構成する。
【0017】また、本発明に係るランダムアクセスメモ
リは、記憶保持動作の必要なランダムアクセスメモリで
あって、左端点バッファと右端点バッファと基本パタン
発生器とNビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然
数)からなるマスクパタン発生器と、少なくとも深度z
を含むq個の画素パラメータに対応するq個の累算器と
q個の加算器と1個のマスクパタン合成器と深度比較器
とを含むN個の同一構成の補間器からなる補間器アレイ
とを備え、アドレス入力端子の値yを行アドレスバッフ
ァに設定し、各セルがKビットでM行×pN列(K、
M、pは自然数)の2次元セルアレイの第y行を各セル
がKビットでpN個のセルからなるセンスアンプに読み
出し、アドレス入力端子から左端点座標xlを左端点バ
ッファに設定し、アドレス入力端子から右端点座標xr
を右端点バッファに設定し、データ入力端子よりq個の
画素パラメータの初期値の集合をq個の入力レジスタを
経由して補間器アレイのN×q個の累算器に設定し、デ
ータ入力端子からq個の画素パラメータの増分値の集合
をq個の入力レジスタに設定し、マスクパタン発生器
は、ステップi(iは0からn−1までの整数)の補間
マスクパタンが、2のi乗ビット毎に0と1が交互に繰
り返すNビットの補間マスク基本パタンを、xlの下位
nビット分だけ右に回転シフトして得られるn個の補間
マスクパタンを順次生成し、N個の補間器は、n回の累
算ステップのステップiで、補間マスクパタンが1のと
きは累算器に2のi乗セル分の増分値を累算器に累算
し、当該補間マスクパタンが0のときは累算器を更新せ
ず、ステップ毎に入力レジスタの増分値を1ビット上位
にシフトして左端点から右端点までの全てのセルにおけ
るq個のパラメータの補間値を算出し、マスクパタン発
生器は、左端点xlから右端点xrまでが1で両側が0
である合成マスクパタンを発生し、N個の補間器の累算
器の上位Kビットを対応するセンスアンプのN個のセル
に入力し、合成マスクパタンが1であり、かつz比較器
により書き込み値が読み出し値より小さいセルのみを更
新し、合成マスクパタンが1であるセルでは累算器にN
画素分の増分値を累算器に累算し、当該合成マスクパタ
ンが0のときは該累算器を更新せず、この更新されたセ
ンスアンプのデータが第y行のセルに書き戻されるよう
に構成する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係るランダムアクセスメ
モリは、DRAM等のランダムアクセスメモリに適用す
ることができる。
【0019】図1は本発明の実施形態に係るダイナミッ
クランダムアクセスメモリ(DRAM)の構成図であ
る。図1に示すランダムアクセスメモリは、512×5
12×8ビットのセルアレイを有するランダムアクセス
メモリに適用した例である。なお、本実施形態に係るラ
ンダムアクセスメモリの説明にあたり前記図16に示す
ランダムアクセスメモリと同一構成部分には同一符号を
付している。
【0020】図1において、ダイナミックランダムアク
セスメモリ(DRAM)は、512×512×8ビット
のセルアレイ1、行アドレスバッファ2、行デコーダ
3、左端点バッファ(xl)12、右端点バッファ(x
r)13、マルチプレクサ(MUX)14、基本パタン
発生器15、512ビットシフタ16、入力レジスタ1
7、入力データ線18、補間器アレイ19、出力データ
線20、センスアンプ6、出力バッファ8、アドレス入
力端子A8〜A0、データ入出力端子D15〜D0から
構成される。
【0021】また、この図には示していないが、上記ラ
ンダムアクセスメモリは、4本の制御入力端子、すなわ
ちRAS(Row Address Strobe)、CAS(Column Add
ressStrobe)1、CAS2、WE(Write Enable)を有し
ている。
【0022】アドレス入力端子A8〜A0は、行アドレ
スバッファ2、行デコーダ3を通じて512×512×
8ビットのセルアレイ1に接続され、1行分のセル10
を読み出し、これをセンスアンプ6で増幅する。
【0023】また、アドレス入力端子A8〜A0は、マ
スクパタン発生器30の左端点バッファ12、右端点バ
ッファ13に接続される。マスクパタン発生器30は図
1で点線で囲んだ部分である。
【0024】マスクパタン発生器30は、セルアレイ1
の特定の1行の左端点から右端点までの連続する全ての
セルに線形補間されたデータを生成し、並列に書き込む
ためのマスクパタンを発生するものである。
【0025】上記左端点バッファ(xl)12は、アド
レス入力端子の入力値xlを記憶し、上記右端点バッフ
ァ(xr)13はアドレス入力端子の入力値xrを記憶
する。
【0026】上記512ビットシフタ16は、512ビ
ットのビットパタンを0〜511の任意ビット数シフト
することができる。
【0027】図2は上記マスクパタン発生器30の具体
的な構成を示す図であり、アレイの長さN=512の構
成を示している。以下で右あるいは右側とは列アドレス
の増加する方向(正方向)であり、左あるいは左側はそ
の逆の負方向である。
【0028】上記左端点バッファ(xl)12は、この
マスクパタン発生器30により9個の512ビットの補
間マスクパタンと1個の512ビットの左端マスクパタ
ンを発生し、また、上記右端点バッファ(xr)13
は、このマスクパタン発生器30により1個の512ビ
ットの右端マスクパタンを発生して、各々補間器アレイ
19に送る。
【0029】上記補間器アレイ19は、512個の同一
構成の補間器(又は補間器セル)からなり、センスアン
プ6の各セルに接続される。
【0030】図3は上記補間器アレイ19を構成する補
間器の構成図である。
【0031】図3において、補間器アレイ19を構成す
る補間器は、16ビット加算器21、16ビット累算器
(レジスタ)22、マスク合成用フリップフロップ(F
F)23、ANDゲート24〜26、ORゲート27か
ら構成され、累算器22の上位8ビットに得られた補間
データ28と書き込みエネーブル信号29をセンスアン
プ6に供給する。図3中、18は入力データ、31は累
算器クリア命令、32は累算器ロード命令、33は累算
命令、34はマスク入力、35はマスク合成命令、36
はマスクセット命令、37は書き込み累算命令が入力さ
れる各入力端子である。
【0032】上記マスク合成用フリップフロップ(F
F)23、ANDゲート24〜26、ORゲート27
は、全体としてマスクパタン合成器101を構成する。
【0033】図1に戻り、センスアンプ6は2次元セル
アレイの512列に対応して512セルに分かれてお
り、1セルは8ビット分の個別のセンスアンプからな
る。センスアンプ6とデータ入出力端子D15〜D0と
は、読み出しの場合は1個のセルが出力データ線20、
出力バッファ8を通じて例えばD7〜D0に読み出さ
れ、書き込みの場合は、入力レジスタ17、入力データ
線18、補間器アレイ19を通じて、512個全てのセ
ルに同時に書き込めるように接続されている。
【0034】このように、本実施形態に係るランダムア
クセスメモリは、左端点バッファ(xl)12と、右端
点バッファ(xr)13と、基本パタン発生器15と、
512ビットシフタ16からなるマスクパタン発生器3
0と、16ビット累算器22と16ビット加算器21と
マスクパタン合成器101からなる512個の同一構成
の補間器からなる補間器アレイ19とを備えた構成とな
っている。
【0035】以下、上述のように構成されたダイナミッ
クランダムアクセスメモリの動作を説明する。
【0036】本実施形態に係るDRAMは、セルアレイ
1の特定の1行分の左端点アドレスから右端点アドレス
までの連続する全てのセルに線形補間されたデータを補
間器アレイ19で並列に生成し、その結果を並列に書き
込むことができる。これは、セルアレイ1を512×5
12画素の画面に表示し、各セルの8ビットデータが画
素の輝度値を表しているとした場合、1本の水平線分の
両端点の座標とその輝度の初期値と増分を与え、線分を
スムーズシェーディング(輝度が滑らかに変わる表示方
法)によって1度に塗りつぶすことに相当する。
【0037】水平線分の両端点のy座標は行アドレスバ
ッファ2に、左端点のx座標xlは左端点バッファ12
に、右端点のx座標xrは右端点バッファ13に設定さ
れる。
【0038】また、左端点の輝度値(初期値)は補間器
内部の累算器22に、輝度の1画素当たりの増分値が入
力レジスタ17に設定される。初期値と増分値は16ビ
ットで与えるため、補間器内部の累算器22、入力レジ
スタ17、データ入出力端子D15〜D0はいずれも1
6ビットである。
【0039】次に、図2のマスクパタン発生器30の動
作を説明する。
【0040】9個の補間マスクパタンは、ステップiの
補間マスクパタンが、2のi乗ビット毎に0と1が交互
に繰り返す補間マスク基本パタンを、xlビットだけ右
に回転シフト(ローテート)して得られるビットパタン
である(図2のstep0〜step8参照)。
【0041】補間マスク基本パタンは、その特定の1列
をステップ順に並べた9ビットの2進数値がその列番号
を示している。すなわち、第p列の位置ではその9ビッ
トが数値pの2進ビットパタンである。
【0042】したがって、基本パタンをxlビット右に
回転シフトした補間マスクパタンは、列番号がxlの位
置ではその9ビットが全て0であり、xlよりpだけ右
に進んだj=xl+pの位置ではその9ビットが数値p
の2進ビットパタンを示している。
【0043】この補間マスクパタンは増分値のp倍を9
回の加算とシフトによって求めるための制御ビットとし
て使われる。
【0044】また、左端マスクパタンは、512ビット
全てが1である左端マスク基本パタンを512ビットシ
フタに入力し、これをxlビットだけ右にシフトする。
左側に空いたxlビットは0で満たす。
【0045】その結果が左端マスクパタンで、これは左
端点を含めてその右側が全て1で、その左側が全て0の
パタンである(図2のstep9参照)。
【0046】右端マスクパタンは、最左端ビットが1で
残りの511ビット全てが0である右端マスク基本パタ
ンを512ビットシフタに入力し、これをxrビットだ
け右にシフトする。左側に空いたxrビットは1で満た
す。その結果が右端マスクパタンで、これは右端点を含
めてその左側が全て1で、その右側が全て0のパタンで
ある(図2のstep10参照)。
【0047】これらの補間マスクパタン、左端マスクパ
タン、右端マスクパタンは、補間器アレイ19に入力さ
れる。補間器アレイ19における補間処理の方法は、ま
ずデータ入出力端子D15〜D0から、入力レジスタ1
7に左端点における初期値を設定し、これを入力データ
線18を通じて全ての補間器の累算器22に設定する。
それには、図3の累算器クリア命令31で累算器22を
クリアし、次に、累算器ロード命令32で累算器22と
入力データ18の和を累算器22にロードする。
【0048】次いで、入力レジスタ17に左端点から右
端点までの1セル当たりの増分値を設定し、9回の累算
ステップで、各々の補間器セルにおいて、図3の累算命
令33を用いて、マスク入力34からの補間マスクビッ
ト34が1の時は累算器22に入力レジスタ17の値を
累算し、補間マスクビットが0の時は累算せず、その直
後、入力レジスタ17を1ビット上位にシフトして増分
値を2倍にする。
【0049】以上をステップi=0からステップi=8
まで繰り返すことにより、左端点から右端点までの全て
のセルにおける補間データを算出する。それ以外のセル
には右端点の右側に外挿した補間データが算出される
が、これらは本実施形態では使用しない。
【0050】上記の補間ステップで算出される値は、左
端点の輝度をI0、右端点の輝度をIrとすれば、増分
値は、 dI=(Ir−I0)/(xr−xl) …(1) であり、また、左端点よりpだけ右のセルの輝度値は、 I=I0+dI×p …(2) である。但し、pは0から(xr−xl)までの整数で
ある。
【0051】補間器アレイ19の512個の補間器(図
3)は、左右マスク合成用FF23を用いて左端マスク
パタンと右端マスクパタンのビット毎の論理積をとるこ
とにより、左端点xlから右端点xrまでが1でその外
側が0である合成マスクパタンを生成し、この合成マス
クパタンの各ビットは、センスアンプの各セルの内容を
補間器アレイ19から供給されたデータに変更すべきか
否かの制御に使われる。
【0052】左右端マスクの合成方法は、最初に図3の
マスク合成用FF23をマスクセット命令36で1にセ
ットしておき、マスク入力34から左端マスクパタンが
入力されると、ANDゲート25を通ってマスク合成用
FF23にマスク合成命令35で設定される。
【0053】次いで、右端マスクパタンが入力される
と、ANDゲート25で左端マスクパタンとAND論理
を取ったものが再びマスク合成用FF23に設定され、
その結果の合成マスクパタンがセンスアンプ6での書き
込みエネーブル29として使用される。
【0054】512個の補間器セルの累算器22の上位
8ビットを補間データ28として対応するセンスアンプ
のセルに入力し、合成マスクビットが1であるセルのみ
を同時に更新し、この更新されたセンスアンプのデータ
が第y行のセルに書き戻される。
【0055】図4は上述した水平線分の内部を線形補間
する方法を説明するための図であり、図4(A)は画面
に表示された左端点から右端点までの画素列を、図4
(B)は輝度Iの線形補間で得られたデータを、図4
(C)はマスクパタンをそれぞれ示している。補間マス
クパタンは線形補間に必要な部分のみを示す。
【0056】図5はマスク発生と補間処理のステップ動
作を表形式でステップ順に示したものであり、ステップ
毎のマスクパタンとシフタの動作、入力レジスタの値、
ステージを表す。なお、ステップ3以上の補間マスクパ
タンはその繰り返し周期を示す。
【0057】図5に示すように、ステップ0からステッ
プ8までに補間マスクを用いた補間処理を行ない、ステ
ップ9と10で書き込みマスクビットを作り、ステップ
11でセンスアンプに書き込む。
【0058】図6は補間器動作のタイミングチャートで
あり、アドレスA8〜A0、データD15〜D0、及び
3本の制御入力RAS、CAS1、CAS2の信号波形
も示している。また、内部クロックはステップを進める
ために必要となるクロックであって、外部から供給して
もよい。
【0059】RASがアサートされた時点でのアドレス
入力の値をyとして、これを行アドレスバッファ2に設
定し、次に、CAS1がアサートされた時点でのアドレ
ス入力の値xlを左端点バッファ12に、CAS2がア
サートされた時点でのアドレス入力の値xrを右端点バ
ッファ13に設定する。アドレス入力と並行して、デー
タ入出力端子からは、輝度の初期値I0と増分値dIが
各々16ビット精度で入力されるので、それぞれ累算器
22と入力レジスタ17に設定する。
【0060】次いで、前記図5の表に従って補間処理、
及び左右マスク合成を行ない、センスアンプ6の合成マ
スクパタンが1であるセルのみを同時に更新する。この
更新されたセンスアンプのデータが第y行のセルに書き
戻されることによって書き込みサイクルが終了する。
【0061】読み出しについては、本実施形態のDRA
Mは同時に複数セルを読み出すことはできないので、従
来のDRAMのように、列アドレスバッファと列デコー
ダを用いてセンスアンプ6から1個のセルを選んでデー
タバスに読み出す。あるいは、左端点バッファと右端点
バッファを同一値にしてマスクパタン発生器30を列デ
コーダとして用いることもできる。
【0062】以上説明したように、第1の実施形態に係
るDRAMは、左端点バッファ(xl)12と、右端点
バッファ(xr)13と、基本パタン発生器15と、5
12ビットシフタ16からなるマスクパタン発生器30
と、16ビット累算器22と16ビット加算器21とマ
スクパタン合成器101からなる512個の同一構成の
補間器からなる補間器アレイ19とを備え、マスクパタ
ン発生器30と補間器のマスクパタン合成器101が線
分の左端点から右端点までが1である書き込みマスクパ
タンを生成するようにしているので、このマスクパタン
を用いて最大512個のセルに線形補間されたデータを
同時に書き込むことができ、従来のDRAMにない高速
補間演算機能をもつ高速な書き込み処理が可能となる。
【0063】したがって、この高速水平線分描画処理を
3次元画像生成に適用すれば、リアルタイムの動画像生
成装置が容易に実現できる。
【0064】さらに、従来のDRAMと外部入出力端子
の構成が殆んど同じであり、xl=xrとすれば1セル
のみの書き込みあるいは読み出しが可能であるので、従
来のDRAMとしても使用することができる。
【0065】図7は本発明の第2の実施形態に係るダイ
ナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)のマスク
パタン発生器、補間器アレイ、及びセンスアンプの構成
を示す図である。
【0066】図7に示すダイナミックランダムアクセス
メモリ(DRAM)も、第1の実施形態と、全体的な構
成、機能、外部インターフェースは変わらず、前記図1
のマスクパタン発生器30を用いるものである。図1に
示すダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)
と同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を
省略する。
【0067】図7において、マスクパタン発生器と補間
器アレイ42は、9ビットの左端点バッファ12、9ビ
ットの右端点バッファ13、7ビットの2入力1出力マ
ルチプレクサ14、基本パタン発生器15、128ビッ
トシフタ41、入力レジスタ17、入力データ線18、
128個の補間器からなる補間器アレイ42、4ビット
のステップカウンタ43から構成される。
【0068】上記左端点バッファ(xl)12と右端点
バッファ(xr)13の各々下位7ビットは、マルチプ
レクサ(MUX)14に接続され、そのいずれか一方が
選択され、128ビットシフタ41に接続される。
【0069】上記基本パタン発生器15は、7種類の補
間マスクパタンと左右端マスクパタンの計9種類の12
8ビットパタンを発生し、128ビットシフタ41で最
大127ビット右方向(正方向)にローテート又はシフ
トした結果が補間器アレイ42に送られる。128ビッ
トシフタ41は補間マスク発生時にはローテータとして
動作する。
【0070】上記補間器アレイ42では、計512個の
補間されたデータと計512ビットの書き込み用合成マ
スクパタンを128ビットずつ4回に分けて生成し、1
回毎にセンスアンプ6の4分割された128セル部分に
送る。これら4個の部分は列アドレス9ビットの上位2
ビットによって分けられており、それぞれside#
0、#1、#2、#3と呼ぶ。
【0071】このように、本実施形態に係るランダムア
クセスメモリは、左端点バッファ(xl)12と、右端
点バッファ(xr)13と、基本パタン発生器15と、
128ビットシフタ41からなるマスクパタン発生器3
0と、16ビット累算器22と16ビット加算器21と
マスクパタン合成器101からなる128個の同一構成
の補間器からなる補間器アレイ42とを備えた構成とな
っている。
【0072】以上の構成をもつ第2の実施形態では、第
1の実施形態の512ビットシフタ16を128ビット
シフタ41に縮小し、補間器の個数も512から128
個にすることによって、回路規模を4分の1に縮小して
いる。
【0073】これは、マスクパタン発生器及び補間器ア
レイ42をメモリ集積回路の内部に収納することが困難
な場合に、回路規模を逐次的に半減する手段を提供する
ものである。
【0074】以下、上述のように構成されたダイナミッ
クランダムアクセスメモリの動作を説明する。
【0075】第2の実施形態のDRAMにあっても、セ
ルアレイの特定の1行の左端点から右端点までの連続す
る全てのセルに線形補間されたデータを補間器アレイ4
2で並列に生成し、並列に書き込むことができる。但
し、512セル同時ではなく128セルずつ4回に分け
て時分割で行なわれる。
【0076】図8は、第2の実施形態のDRAMのマス
ク発生動作を表形式でステップ順に示したものであり、
マスク発生動作は、4ビットのステップカウンタ43が
0から15までカウントする各々のステップで、128
ビットシフタ41が各々異なるマスクパタンを発生す
る。
【0077】ここで、ステップカウンタ43の最上位ビ
ットは補間処理か書き込み処理かの区別を表す。書き込
み処理においては、最下位ビットは左端マスクと右端マ
スクの区別を表し、中の2ビットはセンスアンプ6のs
ide#番号を表す。
【0078】ステップ0からステップ6までは補間マス
ク生成ステップである。これは、前述した第1の実施形
態(図5参照)におけるステップ0からステップ6まで
に対応する。
【0079】ステップiの補間マスクパタンは、2のi
乗ビット毎に0と1が交互に繰り返す128ビットの補
間マスク基本パタンを左端点座標xlの下位7ビットを
シフト数として右方向に回転シフトしたものである。こ
の補間マスクパタンは補間器アレイ42で128個の補
間データを生成するために使われる。
【0080】本実施形態では、p=0〜127として、
列番号が、 (xl+p)mod128 …(3) 但し、mod128は128で除した剰余を示す。
【0081】上記式(3)の位置では、補間マスクビッ
ト列はpの7ビット2進表示になり、最初に入力レジス
タに設定された輝度の増分値のp倍が加算とシフトによ
って初期値に累算され、補間されたデータは、 I=I0+dI×p …(4) となる。
【0082】これは、左端点xlからxl+127まで
に書き込むべき128個の輝度値を128個の補間器で
xlセルだけ回転した位置に求めたことになる。また、
ステップ6終了時点で入力レジスタの増分値はdI×1
28になっており、ステップ8以降の書き込み処理で
は、この増分値が引続き累算に使用される。
【0083】ステップ8とステップ9は、side#0
に使われる左端マスクと右端マスクを128ビットシフ
タ41で生成し、これらをマスク合成器101で合成し
たマスクパタンを使ってセンスアンプのside#0に
書き込む。この書き込みはステップ9又は次のステップ
10で行なわれるものとする。
【0084】次いで、ステップ10とステップ11で
は、side#1に使われる左端マスクと右端マスクを
128ビットシフタ41で生成し、これらをマスク合成
器101で合成したマスクパタンを使ってセンスアンプ
のside#1に書き込む。以下、ステップ12とステ
ップ13はside#2のマスクパタンを作って書き込
み、ステップ14とステップ15はside#3のマス
クパタンを作って書き込む。
【0085】以上でセンスアンプ6の512セルの書き
込みを終了する。
【0086】上記図8では、各ステップでの左端マスク
と右端マスクの発生方法が記述してあるが、これについ
て図9を用いて説明する。
【0087】図9は上述した水平線分の内部を線形補間
する方法を説明するための図である。
【0088】512ビットの合成マスクパタンを128
ビットずつ4回に分けて発生する場合に、左端点xlが
0〜127(side#0)の範囲にあり、右端点xr
が256〜383(side#2)の範囲にあると仮定
すると、side#0のマスクパタンはxlの左側がオ
ール0で右側がオール1のパタン、side#1のマス
クパタンはオール1のパタン、side#2のマスクパ
タンはxrの左側がオール1で右側がオール0のパタ
ン、side#3のマスクパタンはオール0のパタンに
なることが期待される。なお、図9ではside#3は
省略している。
【0089】xlが127以下、すなわちxlのsid
eが0であれば、図8の表のステップ8、10、12、
14の4回にわたる左端マスク発生ステップにおいて、
side=0の欄を見る。この欄は、ステップ8ではx
l、ステップ10、12、14ではオール1と記述して
ある。単にxlと記述してあるのは、左端マスク基本パ
タンをxlビット右にシフトしてマスクパタンを作ると
いう意味である。左からは0がシフトインされる。オー
ル1と記述してあるのはオール1のマスクパタンを発生
する。
【0090】また、xrのside#が2であれば、図
8のステップ9、11、13、15の4回にわたる右端
マスク発生ステップにおいて、side=2の欄を見
る。この欄は、ステップ9、11ではオール1、ステッ
プ13ではxr−256、ステップ15ではオール0と
記述してある。xr−256と記述してあるのは、右端
マスク基本パタンをxr−256ビット右にシフトして
マスクパタンを作るという意味である。つまり、xrの
下位7ビットをシフト数にすればよい。また、オール0
はオール0のマスクパタンを発生する。
【0091】これらの左右マスクパタンの隣合うステッ
プの論理積による合成マスクパタンをとれば、前記のよ
うなside#0、#1、#2、#3のマスクパタンを
得ることができる。
【0092】次に、この図9に例示した書き込みマスク
パタンを用いてセンスアンプ6ヘの書き込み、及び補間
器アレイ42おける累算の動作について説明する。
【0093】前記図8のステップ8、9によって求めら
れたside#0のマスクパタンは、列番号がxlから
127までの区間が1であるから、この区間にあるセン
スアンプ6の内容を補間器アレイ42のxlから127
までのセルで求めた補間データに更新する。
【0094】センスアンプ6を更新した後、補間器アレ
イ42のxlから127までのセルでは累算器22に入
力レジスタ17に記憶されている現在の増分値dI×1
28を加え込む。以上の操作は図3の書込累算命令37
によって行われる。
【0095】一方、列番号が0から始まるxl個のセル
については書き込みマスクビットが0であるから、セン
スアンプ6の更新も累算器22の更新も行なわない。
【0096】以上で、センスアンプ6のside#0に
正しくデータが書き込まれ、さらに累算器22にはsi
de#1の128個のセルに書き込むべき値が求められ
ている。それは、補間器アレイ42は最初に左端点xl
からxl+127までに書き込むべき128個の輝度値
を求めるが、このうちxlより左側はside#1に書
き込むべきデータであってside#0の書き込みでは
使用されず、xlを含めて右側はside#0に書き込
むべきデータであって書き込みに使用されるとともに、
各累算器22では128セル分の増分を加算することに
よってside#1用のデータが求められるからであ
る。
【0097】次いで、ステップ10、11によって求め
られたside#1のマスクパタンはオール1であるか
ら、セル番号が128〜255の全センスアンプ6に累
算器22のデータを書き込み、また128個全ての累算
器22にdI×128を加算する。これによって累算器
には次のside#2に書き込むべきデータが求められ
る。
【0098】次いで、ステップ12、13によって求め
られたside#2のマスクパタンはセンスアンプ6の
セル番号が256〜xrのセルのマスクビットが1で、
セル番号がxr+1〜383のセルのマスクビットが0
であるから、side#2の書き込みにおいては、25
6〜xrのセルには書き込み、xr+1〜383のセル
には書き込まない。
【0099】また、累算器22については、書き込みが
行なわれたセルの累算器にdl×128が累算され、1
28個の累算器にはxr+1からxr+128に書き込
むべき値が残っている。
【0100】最後に、ステップ14、15ではオール0
のマスクパタンを発生するので、センスアンプ6のsi
de#3には書き込みは行なわれず、累算器データも変
わらない。
【0101】このようにして、センスアンプ6の512
セルのうち、左端点xlから右端点xrまでのセルに正
しく補間されたデータが書き込まれ、それ以外のセルに
は2次元セルアレイ1の行番号yの読み出しデータが残
っているので、センスアンプ6のデータをセルアレイ1
の第y行に書き戻すことによって、書き込みサイクルを
終了する。
【0102】図10に、以上述べた補間器動作のタイミ
ングチャートを示す。図10に示すように、外部信号と
して、アドレスA8〜A0とデータD15〜D0と3本
の制御入力RAS、CAS1、CAS2の信号波形も示
しているが、これらは第1の実施形態と同様であり、D
RAM内部の処理時間が長くなっているだけである。
【0103】すなわち、前記図6と比較すると、補間処
理が2ステップ減ったかわりに、書き込み処理が6ステ
ップ増えている。書き込みは、ステップ10、12、1
4、16で行なわれるが、これらのステップでは、前ス
テップで得られた左右合成マスクビットを使用してセン
スアンプ6への書き込みを行なうとともに、次の左端マ
スクを取り込む。
【0104】以上説明したように、第2の実施形態に係
るDRAMは、左端点バッファ(xl)12と、右端点
バッファ(xr)13と、基本パタン発生器15と、1
28ビットシフタ41からなるマスクパタン発生器30
と、16ビット累算器22と16ビット加算器21とマ
スクパタン合成器101からなる128個の同一構成の
補間器からなる補間器アレイ42とを備え、補間器アレ
イ42では、計512個の補間されたデータと計512
ビットの書き込み用合成マスクパタンを128ビットず
つ4回に分けて生成し、1回毎にセンスアンプ6の4分
割された128セル部分に送るように構成しているの
で、前記第1の実施形態のマスクパタン発生器30の5
12ビットシフタ16を128ビットシフタ41に縮小
し、補間器の個数も512から128に減らすことによ
って、回路規模を約4分の1に縮小することができる。
【0105】したがって、マスクパタン発生部及び補間
器アレイをメモリ集積回路の内部に収納することが容易
になる効果がある。このように、本実施形態は、補間器
のアレイサイズを逐次的に半減する手段を提供するの
で、個々の補間器の回路規模を増大し機能強化しても、
最適なアレイサイズを選んでメモリ集積回路に収納する
ことが可能になる。
【0106】図11は本発明の第3の実施形態に係るダ
イナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の構成
を示す図である。
【0107】図11に示すダイナミックランダムアクセ
スメモリ(DRAM)も、第1及び第2の実施形態と、
全体的な構成、機能、外部インターフェースは変わらな
い。前記図1に示すダイナミックランダムアクセスメモ
リ(DRAM)と同一構成部分には同一符号を付して重
複部分の説明を省略する。
【0108】図11において、ダイナミックランダムア
クセスメモリ(DRAM)は、512×512×8ビッ
トのセルアレイ1、行アドレスバッファ2、行デコーダ
3、左端点バッファ(xl)12、右端点バッファ(x
r)13、マルチプレクサ(MUX)14、基本パタン
発生器15、128ビットシフタ41、128個の補間
器からなる補間器アレイ50、3個の入力レジスタ5
1,52,53、3本の入力データ線54,55,5
6、128個の補間器からなる補間器アレイ50、出力
データ線20、512セルのセンスアンプ6、出力バッ
ファ8、アドレス入力端子A8〜A0、データ入出力端
子D15〜D0から構成される。
【0109】また、入力レジスタ51,52,53は、
データ入出力端子D15〜D0に接続され、入力データ
線54,55,56を通じて128個の補間器に接続さ
れている。
【0110】本実施形態では、1画素が8ビットでな
く、zバッファとして16ビット、色コードcが8ビッ
ト、輝度Ιが8ビットの計32ビットで1画素を構成し
ている。
【0111】センスアンプ6の1セルが8ビットである
から、1個の補間器はセンスアンプ6の4個のセルに対
応する。補間器は128個あるので、512セルのセン
スアンプとサイズが一致する。しかし、128画素では
画像の1走査線としては不足するため、DRAMセルア
レイの引き続く4行分のセルを画像の1走査線に対応さ
せる。
【0112】したがって、第2の実施形態で述べたsi
de#0、#1、#2、#3が丁度この4行に対応する
ことになる。このDRAMセルアレイは、全体で512
行であるから、128走査線しか記憶できないことにな
るが、DRAMを複数個使用することによって1画面を
形成するものとする。
【0113】行アドレスバッファ2は、9ビットでセル
アレイの行番号yを指定する。また、左端点バッファ1
2と右端点バッファ13も9ビットであるが、下位7ビ
ットが補間器番号を示し、上位2ビットはside#番
号を示している。
【0114】マルチプレクサ(MUX)14は、左端点
xlの下位7ビット又は右端点xrの下位7ビットのい
ずれかを選び、128ビットシフタ41のシフト数を与
える。xlとxrの上位2ビットは書き込みマスク発生
時の制御ビットとして使われる。この他に、ステップカ
ウンタ43があるが、動作サイクルによって使い方が変
わる。
【0115】上記補間器アレイ50は、128個の同一
構成の補間器からなり、センスアンプ6の各セルに接続
される。
【0116】図12は上記補間器アレイ50を構成する
補間器の構成図である。
【0117】図12において、補間器アレイ50を構成
する補間器は、3個のパラメータz、c、Iについて各
々累算器と加算器が含まれている。前記図3と同一構成
部分には同一符号を付しており、16ビット加算器6
1,62,63、16ビット累算器(レジスタ)64,
65,66、入力データ線67,68,69、出力端子
70,71,72、z入力端子73、比較器(CMP)
74(深度比較器)、フラッグ(ZS)75、マスク合
成用フリップフロップ(FF)23、ANDゲート24
〜26,76、ORゲート27から構成され、各々の加
算器61,62,63には入力データ線67,68,6
9を通じて3個の入力レジスタ53,52,51に接続
され、各々の累算器64,65,66は出力端子70,
71,72を通じてセンスアンプ6に接続されている。
【0118】上記マスク合成用フリップフロップ(F
F)23、ANDゲート24〜26,76及びORゲー
ト27は、全体としてマスクパタン合成器102を構成
する。
【0119】パラメータzの累算器は24ビットで、そ
の上位16ビットがセンスアンプ6に書き込まれ、パラ
メータc、Iの累算器は16ビットで、その上位8ビッ
トがセンスアンプ6に書き込まれる。
【0120】zについては、センスアンプ6からの入
力、すなわちメモリセル1からの読み出しデータ(z入
力端子73入力)と書き込もうとするデータ(データ線
72出力)との大小比較を行なう比較器(CMP)74
と、比較結果のフラッグ(ZS)75があり、ZS=1
の時だけz、I、cの書き込みを可能にするためのAN
Dゲート76がある。
【0121】図11の入力端子D15〜D0は16ビッ
トで、zについては2度に分けて入力レジスタ51に設
定する。また、入力レジスタ51,52,53はシフト
アップ命令によってz、c、Iがシフトアップされ、各
々の増分値を同時に2倍に変化させる機能がある。
【0122】このように、本実施形態に係るランダムア
クセスメモリは、左端点バッファ(xl)12と、右端
点バッファ(xr)13と、基本パタン発生器15と、
128ビットシフタ41からなるマスクパタン発生器3
0と、深度zを含むq=3個のパラメータz、c、Iに
ついて累算器64,65,66とq=3個の加算器6
1,62,63と1個のマスクパタン合成器102と比
較器(CMP)74とを含むN=128個の同一構成の
補間器からなる補間器アレイ50とを備えた構成となっ
ている。本実施形態では、1セル当たりK=32ビット
と考えた場合、pN=4×128=512セルからなる
1論理行をセルアレイ4行分を費やして実現している。
【0123】以下、上述のように構成されたダイナミッ
クランダムアクセスメモリの動作を説明する。
【0124】第3の実施形態のDRAMは、z、c、I
の3個のパラメータに関する補間演算が並列に行なわ
れ、かつzバッファによる条件つき書き込みにより隠れ
面処理が行なわれる。また、1走査線上の線分を完全に
塗りつぶすには、データ入力サイクル、先頭行書き込み
サイクル、継続行書き込みサイクルの3種類のサイクル
を実行する必要がある。
【0125】図13〜図15はDRAMのタイミングチ
ャートであり、図13はデータ入力サイクル、図14は
先頭行書き込みサイクル、図15は継続行書き込みサイ
クルを示す。
【0126】図13はデータ入力サイクルのタイミング
チャートであり、データ入力端子D15〜D0からパラ
メータz、c、Iの初期値と増分を補間器アレイ42と
入力レジスタ51,52,53に設定するシーケンスで
ある。
【0127】データ入力サイクルであることの指示は図
示しない制御入力端子を用いて行なわれるものとする。
アドレス入力A8〜A0からは行アドレスyが取り込ま
れるが使用されない。データ入力サイクルでは、CAS
1とCAS2のエッジを使って図13に示す順序でパラ
メータが入力される。
【0128】ステップ0、1、2、3では、z、c、I
の初期値zh0、zl0、c0、I0が3個の入力レジ
スタ51,52,53にそれぞれ設定される。z0は2
4ビットであるから、上位zh0と下位zl0とで2回
に分けて設定される。
【0129】ステップ4でこれらの値は入力バスから1
28個すべての累算器64,65,66に同時に設定さ
れる。これには図12に示す累算器クリア命令31と累
算器ロード命令32を引き続いて実行すればよい。
【0130】ステップ5〜8では、z、c、Iの増分値
dzh、dzl、dc、dIが3個の入力レジスタ5
1,52,53に設定される。この場合、色コードcを
線形補間したくなければdc=0と設定する必要があ
る。
【0131】以上で、補間器アレイ42が補間処理を実
行する準備ができた。
【0132】図14は、補間処理及び先頭行の書き込み
サイクルのタイミングチャートである。ここで先頭行と
いうのは、side#0とは限らず、左端点xlを含む
side#の行とする。
【0133】このサイクルの動作は、最初に行yが入力
され、センスアンプ6に第y行の1行分のセルが読み出
される。
【0134】次いで、xlが左端点バッファ12に、x
rが右端点バッファ13に設定される。xlとxrの上
位2ビットは左端点と右端点のside番号を表してい
る。このサイクルでは、yの下位2ビットはxlの上位
2ビットと同じである。
【0135】そして、ステップ0からステップ6までに
補間処理が行なわれる。この補間処理は、3つのパラメ
ータについて同時に行なわれる点を除けば、第2の実施
形態のステップ0からステップ6の動作と同じである。
【0136】ステップ8とステップ9では、左端点を含
むside#に対する左端マスクと右端マスクを発生
し、ステップ10でその合成マスクビットを用いて書き
込む。左端マスクと右端マスクは第2の実施形態の図8
によって生成し、図12のマスク合成フリップフロップ
(FF)23にその論理積を求める。
【0137】また、zバッファによる書き込み制御方法
は、ステップ9で各補間器の比較器74において比較演
算を実行し、比較結果をフラッグ(ZS)75に設定し
ておき、ステップ10でZS=1で、かつ書き込みマス
クビットが1である補間器において、z、c、Ιの書き
込みを行なう。ここで、ZS=1はzの書き込み値が読
み出し値より小さく手前にあるので、隠れ面処理により
書き込むべきことを示している。以上の操作は図12の
書込累算命令37によって行われる。
【0138】書き込みマスクビットが1の補間器では、
累算命令を実行し、累算器に128画素分の増分加算を
行なう。但し、増分値のシフトアップは行なわない。そ
してステップ11でRAS、CAS1、CAS2がネゲ
ートされると、センスアンプ6のデータがセルアレイの
第y行に書き戻される。もし、xlとxrが同じsid
e#に属すればこれで書き込みを終了する。そうでなけ
れば、図15の継続行書き込みサイクルをyの値を1ず
つ増しながら右端点xrを含むside#まで、複数回
(最大3回)繰り返す。図15の継続行書込サイクルに
おいて、ステップ1とステップ2では現在のside#
に対する左右マスクビットを発生し、ステップ3でその
合成マスクビットを用いて書き込む。
【0139】この書き込みも、zバッファによる書き込
み制御と、書き込み終了直後の128画素分の増分加算
が必要である。但し、増分値のシフトアップは行わな
い。
【0140】以上説明したように、第3の実施形態に係
るDRAMは、左端点バッファ(xl)12と、右端点
バッファ(xr)13と、基本パタン発生器15と、1
28ビットシフタ41からなるマスクパタン発生器30
と、深度zを含む3個のパラメータz、c、Iについて
累算器64,65,66とq=3個の加算器61,6
2,63と1個のマスクパタン合成器102と比較器
(CMP)74とを含む128個の同一構成の補間器か
らなる補間器アレイ50とを備えて構成しているので、
補間器アレイ50がzバッファ法による隠れ面処理機構
をもち、セルアレイ1にはzバッファメモリを内蔵し、
最大128画素同時に書き込めるので、高速な3次元画
像生成装置を実現することができる。このように、複数
の画素パラメータについて補間処理を実行できるので、
スムーズシェーディング、zバッファの線形補間、テキ
スチャマッピングなどの3次元画像生成処理を高速に実
行することができる。
【0141】なお、上記各実施形態では、ダイナミック
ランダムアクセスメモリ(DRAM)に適用した例につ
いて説明したが、記憶保持動作の必要なランダムアクセ
スメモリであればDRAMに限定されることなく、例え
ばシリアル出力データ端子をもつビデオRAMにも適用
することができる。
【0142】また、上記DRAMやマスクパタン発生
器、補間器等を構成するゲート回路やシフタの数、演算
回路の種類、数などは前述した上述の実施形態に限られ
ないことは言うまでもない。
【0143】
【発明の効果】本発明に係るランダムアクセスメモリで
は、左端点バッファと右端点バッファと基本パタン発生
器とNビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然数)か
らなるマスクパタン発生器と、累算器と加算器とマスク
パタン合成器からなるN個の同一構成の補間器からなる
補間器アレイとを備えて構成しているので、生成したマ
スクパタンを用いてN個のセルに線形補間されたデータ
を同時に書き込むことができ、高速補間演算機能をもつ
高速な書き込み処理が実現できる。したがって、この高
速水平線分描画処理を3次元画像生成に適用すれば、リ
アルタイムの動画像生成装置が容易に実現できる。
【0144】また、本発明に係るランダムアクセスメモ
リでは、左端点バッファと右端点バッファと基本パタン
発生器とNビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然
数)からなるマスクパタン発生器と、累算器と加算器と
マスクパタン合成器からなるN個(アレイサイズpNの
P分の1)の同一構成の補間器からなる補間器アレイと
を備えて構成しているので、回路規模を大幅に縮小しつ
つ、高速な書き込みが実現できる。したがって、個々の
補間器の回路規模を増大し機能強化しても、最適なアレ
イサイズを選んでメモリ集積回路に収納することが可能
になる。
【0145】さらに、本発明に係るランダムアクセスメ
モリでは、左端点バッファと右端点バッファと基本パタ
ン発生器とNビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然
数)からなるマスクパタン発生器と、少なくとも深度z
を含むq個の画素パラメータに対応するq個の累算器と
q個の加算器と1個のマスクパタン合成器と深度比較器
とを含むN個の同一構成の補間器からなる補間器アレイ
とを備えて構成しているので、高速な3次元画像生成装
置を実現することができ、複数の画素パラメータについ
て補間処理を実行できる。したがって、スムーズシェー
ディング、zバッファの線形補間、テキスチャマッピン
グなどの3次元画像生成処理を高速に実行することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係るランダ
ムアクセスメモリの構成を示すブロック図である。
【図2】上記ランダムアクセスメモリのマスクパタン発
生器の構成図である。
【図3】上記ランダムアクセスメモリの補間器の構成図
である。
【図4】上記ランダムアクセスメモリの補間を説明する
ための図である。
【図5】上記ランダムアクセスメモリのマスク発生動作
を説明するための図である。
【図6】上記ランダムアクセスメモリの補間器動作のタ
イミングチャートである。
【図7】本発明を適用した第2の実施形態に係るランダ
ムアクセスメモリのマスクパタン発生器及び補間器アレ
イの構成図である。
【図8】上記ランダムアクセスメモリのマスク発生動作
を説明するための図である。
【図9】上記ランダムアクセスメモリの補間を説明する
ための図である。
【図10】上記ランダムアクセスメモリの補間器動作の
タイミングチャートである。
【図11】本発明を適用した第3の実施形態に係るラン
ダムアクセスメモリの構成を示すブロック図である。
【図12】上記ランダムアクセスメモリの補間器の構成
図である。
【図13】上記ランダムアクセスメモリのデータ入力サ
イクルのタイミングチャートである。
【図14】上記ランダムアクセスメモリの先頭行書き込
みサイクルのタイミングチャートである。
【図15】上記ランダムアクセスメモリの継続行書き込
みサイクルのタイミングチャートである。
【図16】従来のランダムアクセスメモリの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 セルアレイ、2 行アドレスバッファ、3 行デコ
ーダ、6 センスアンプ、8 出力バッファ、12 左
端点バッファ(xl)、13 右端点バッファ(x
r)、14 マルチプレクサ(MUX)、15 基本パ
タン発生器、16512ビットシフタ、17,51,5
2,53 入力レジスタ、18,67,68,69 入
力データ線、19,42,50 補間器アレイ、20
出力データ線、21 16ビット加算器、22 16ビ
ット累算器、23 マスク合成用フリップフロップ(F
F)、24〜26,76 ANDゲート、27 ORゲ
ート、30 マスクパタン発生器、41 128ビット
シフタ、43 ステップカウンタ、101,102 マ
スクパタン合成器、A8〜A0 アドレス入力端子、D
15〜D0 データ入出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶保持動作の必要なランダムアクセス
    メモリであって、 左端点バッファと右端点バッファと基本パタン発生器と
    Nビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然数)からな
    るマスクパタン発生器と、 累算器と加算器とマスクパタン合成器からなるN個の同
    一構成の補間器からなる補間器アレイとを備え、 アドレス入力端子の値yを行アドレスバッファに設定
    し、各セルがKビットでM行×N列(K、Mは自然数)
    の2次元セルアレイの第y行を各セルがKビットでN個
    のセルからなるセンスアンプに読み出し、 前記アドレス入力端子から左端点座標xlを前記左端点
    バッファに設定し、 前記アドレス入力端子から右端点座標xrを前記右端点
    バッファに設定し、 データ入力端子より初期値I0を入力レジスタを経由し
    て前記補間器アレイのN個の累算器に設定し、 前記データ入力端子の増分値dIを前記入力レジスタに
    設定し、 前記マスクパタン発生器は、ステップi(iは0からn
    −1までの整数)の補間マスクパタンが、2のi乗ビッ
    ト毎に0と1が交互に繰り返すNビットの補間マスク基
    本パタンを、xlビットだけ右に回転シフトして得られ
    るn個の補間マスクパタンを順次生成し、 前記N個の補間器は、n回の累算ステップのステップi
    で、前記補間マスクパタンが1のときは前記累算器に入
    力レジスタを加算した結果を累算器に再設定し、当該補
    間マスクパタンが0のときは累算器を更新せず、ステッ
    プ毎に入力レジスタを1ビット上位にシフトして左端点
    から右端点までの全てのセルにおける補間値を算出し、 前記マスクパタン発生器は、Nビット全てが1であるパ
    タンをxlビットだけ右(正方向)にシフトし、左側に
    空いたxlビットは0で満たした左端マスクパタンを生
    成し、 前記マスクパタン発生器は、最左端が1で残りN−1ビ
    ット全てが0であるパタンをxrビットだけ右にシフト
    し、左側に空いたxrビットは1で満たした右端マスク
    パタンを生成し、 前記N個の補間器は、前記マスクパタン合成器を用いて
    前記左端マスクパタンと前記右端マスクパタンのビット
    毎の論理積をとり、左端点xlから右端点xrまでが1
    で両側が0である合成マスクパタンを求め、 前記N個の累算器の上位Kビットを対応するセンスアン
    プのN個のセルに入力し、前記合成マスクパタンが1で
    あるセルのみを同時に更新し、この更新されたセンスア
    ンプのデータが第y行のセルに書き戻されるように構成
    したことを特徴とするランダムアクセスメモリ。
  2. 【請求項2】 記憶保持動作の必要なランダムアクセス
    メモリであって、 左端点バッファと右端点バッファと基本パタン発生器と
    Nビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然数)からな
    るマスクパタン発生器と、 累算器と加算器とマスクパタン合成器からなるN個の同
    一構成の補間器からなる補間器アレイとを備え、 アドレス入力端子の値yを行アドレスバッファに設定
    し、各セルがKビットでM行×pN列(K、M、pは自
    然数)の2次元セルアレイの第y行を各セルがKビット
    でpN個のセルからなるセンスアンプに読み出し、 前記アドレス入力端子から左端点座標xlを前記左端点
    バッファに設定し、 前記アドレス入力端子から右端点座標xrを前記右端点
    バッファに設定し、 データ入力端子より初期値Ι0を入力レジスタを経由し
    て前記補間器アレイのN個の累算器に設定し、 前記データ入力端子から増分値dIを前記入力レジスタ
    に設定し、 前記マスクパタン発生器は、ステップi(iは0からn
    −1までの整数)の補間マスクパタンが、2のi乗ビッ
    ト毎に0と1が交互に繰り返すNビットの補間マスク基
    本パタンを、xlの下位nビット分だけ右に回転シフト
    して得られるn個の補間マスクパタンを順次生成し、 前記N個の補間器は、n回の累算ステップのステップi
    で、前記補間マスクパタンが1のときは前記累算器に入
    力レジスタを加算した結果を累算器に再設定し、当該補
    間マスクパタンが0のときは累算器を更新せず、ステッ
    プ毎に入力レジスタを1ビット上位にシフトして左端点
    から右端点までの全てのセルにおける補間値を算出し、 前記マスクパタン発生器は、pNビット全てが1である
    パタンをxlビットだけ右(正方向)にシフトし、左側
    に空いたxlビットは0で満たした左端マスクパタンを
    Nビットずつp回に分けて生成し、 前記マスクパタン発生器は、最左端が1で残りpN−1
    ビット全てが0であるパタンをxrビットだけ右にシフ
    トし、左側に空いたxrビットは1で満たした右端マス
    クパタンをNビットずつp回に分けて生成し、 前記N個の補間器は、マスクパタン合成器を用いて前記
    左端マスクパタンと前記右端マスクパタンのビット毎の
    論理積をとり、左端点xlから右端点xrまでが1で両
    側が0である合成マスクパタンをNビットずつp回に分
    けて生成し、 前記N個の補間器の累算器の上位Kビットを対応するセ
    ンスアンプのN個のセルに入力し、前記合成マスクパタ
    ンが1であるセルのみをNビットずつp回に分けて更新
    し、前記累算器に入力レジスタを加算した結果を該累算
    器に再設定し、 当該合成マスクパタンが0のときは該累算器を更新せ
    ず、この更新されたセンスアンプのデータが第y行のセ
    ルに書き戻されるように構成したことを特徴とするラン
    ダムアクセスメモリ。
  3. 【請求項3】 記憶保持動作の必要なランダムアクセス
    メモリであって、 左端点バッファと右端点バッファと基本パタン発生器と
    Nビットのシフタ(Nは2のn乗、nは自然数)からな
    るマスクパタン発生器と、 少なくとも深度zを含むq個の画素パラメータに対応す
    るq個の累算器とq個の加算器と1個のマスクパタン合
    成器と深度比較器とを含むN個の同一構成の補間器から
    なる補間器アレイとを備え、 アドレス入力端子の値yを行アドレスバッファに設定
    し、各セルがKビットでM行×pN列(K、M、pは自
    然数)の2次元セルアレイの第y行を各セルがKビット
    でpN個のセルからなるセンスアンプに読み出し、 前記アドレス入力端子から左端点座標xlを前記左端点
    バッファに設定し、 前記アドレス入力端子から右端点座標xrを前記右端点
    バッファに設定し、 データ入力端子より前記q個の画素パラメータの初期値
    の集合を前記q個の入力レジスタを経由して前記補間器
    アレイのN×q個の累算器に設定し、 前記データ入力端子から前記q個の画素パラメータの増
    分値の集合を前記q個の入力レジスタに設定し、 前記マスクパタン発生器は、ステップi(iは0からn
    −1までの整数)の補間マスクパタンが、2のi乗ビッ
    ト毎に0と1が交互に繰り返すNビットの補間マスク基
    本パタンを、xlの下位nビット分だけ右に回転シフト
    して得られるn個の補間マスクパタンを順次生成し、 前記N個の補間器は、n回の累算ステップのステップi
    で、前記補間マスクパタンが1のときは前記累算器に2
    のi乗セル分の増分値を累算器に累算し、当該補間マス
    クパタンが0のときは累算器を更新せず、ステップ毎に
    入力レジスタの増分値を1ビット上位にシフトして左端
    点から右端点までの全てのセルにおける前記q個のパラ
    メータの補間値を算出し、 前記マスクパタン発生器は、前記左端点xlから前記右
    端点xrまでが1で両側が0である合成マスクパタンを
    発生し、 前記N個の補間器の累算器の上位Kビットを対応するセ
    ンスアンプのN個のセルに入力し、前記合成マスクパタ
    ンが1であり、かつ前記z比較器により書き込み値が読
    み出し値より小さいセルのみを更新し、 前記合成マスクパタンが1であるセルでは前記累算器に
    N画素分の増分値を累算器に累算し、当該合成マスクパ
    タンが0のときは該累算器を更新せず、この更新された
    センスアンプのデータが第y行のセルに書き戻されるよ
    うに構成したことを特徴とするランダムアクセスメモ
    リ。
JP8090860A 1996-04-12 1996-04-12 ランダムアクセスメモリ Withdrawn JPH09282868A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507795A (ja) * 2008-10-29 2012-03-29 シリコン イメージ,インコーポレイテッド シリアルポートメモリ通信の待ち時間および信頼性を改善するための方法およびシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507795A (ja) * 2008-10-29 2012-03-29 シリコン イメージ,インコーポレイテッド シリアルポートメモリ通信の待ち時間および信頼性を改善するための方法およびシステム
US8892825B2 (en) 2008-10-29 2014-11-18 Silicon Image, Inc. Method and system for improving serial port memory communication latency and reliability
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