JPH11276475A - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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JPH11276475A
JPH11276475A JP10097001A JP9700198A JPH11276475A JP H11276475 A JPH11276475 A JP H11276475A JP 10097001 A JP10097001 A JP 10097001A JP 9700198 A JP9700198 A JP 9700198A JP H11276475 A JPH11276475 A JP H11276475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体を載置する天板を床面に対して傾斜動
可能にしたX線透視撮影台において、被検体の体軸方向
と体幅方向への天板の移動操作を天板近傍で行うことが
できるようにする。 【解決手段】 床面に立設されるベース部と,鉛直面内
で傾斜動し床面に対する角度を変更自在に前記ベース部
に支持された支持フレームと,X線管装置とX線受像装
置を対向支持し前記支持フレームに沿って移動自在に支
持された支持装置と,被検体を載置する天板と,この天
板を被検体の体軸方向に移動自在に支持する天板支持枠
と,前記支持フレームに支持されると共に前記天板支持
枠を被検体の体幅方向に移動自在に支持する架台と,前
記天板支持枠と前記架台を移動して前記天板を被検体の
体軸方向及び体幅方向に移動操作するための操作器と,
前記天板支持枠と前記架台の移動を駆動制御する駆動制
御手段とを備え、前記操作器を天板近傍に設け、この操
作器の出力信号を前記駆動制御手段に入力して前記天板
支持枠と前記架台を移動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天板上に搭載した
患者に多方向からX線を照射し、透過したX線を撮像し
て診断を行うX線透視撮影装置に係り、特に前記天板傾
斜時における患者の位置決めに好適なX線透視撮影装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】X線撮影を行う場合、対象部位や診断内
容に応じて患者のさまざまな方向からX線を照射する必
要があり、また、患者体内に注入した造影剤を撮影に適
した位置へ移動させることも必要である。
【0003】特に、従来、消化管の診断に主として用い
られてきたX線透視撮影台(以下、透視台と称す)で
は、消化管内に注入されたバリウム等の造影剤の位置を
重力によって簡易にコントロールしうるように、患者を
載せる天板は患者体軸方向に傾斜可能に構成されてお
り、また、患者の対象部位に多方向からX線を照射する
ため、X線撮像系はさまざまな方向に移動可能となって
いる。
【0004】このような透視台を用いたX線撮影は、先
ず、X線撮像系を患者の体軸および体幅方向に遠隔操作
による電動移動を行って位置決めし、次に天板を傾斜さ
せて造影剤を適宜位置にし、撮影方向の角度付けを行
い、X線照射という手順で行われるのが一般的であり、
この種の透視台の例としては、例えば特開平9−122
115が挙げられる。
【0005】一方、近年、病院等のX線診断を行う施設
においては、設備を有効に使用するために透視台を消化
管の診断のみならず、循環器系や呼吸器系の診断・治療
等、多目的に利用する機会が増えている。
【0006】循環器系のX線検査(以下、アンギオ検査
と称す)は、通常、図8に示すようなアンギオ検査専用
装置において行われる。すなわち、検診台54の天板5
1上に水平に載せた患者55の血管内にカテーテルとい
う細い管を差し込み、X線管装置52から透視X線を照
射し、患者を透過したX線をX線受像装置53によって
画像化し、その像をテレビモニタに表示する。カテーテ
ルを操作する術者は、そのX線透視画像上でカテーテル
先端を観察しながら目的部位まで導入した後、カテーテ
ルから血管内へ造影剤を注入してX線撮影が行われる。
【0007】アンギオ検査でのX線撮影時においては、
造影剤の位置は血管内の血流によって決められるため、
撮影は検査部位の血流に応じてタイミングがはかられて
行われる。すなわち、消化管診断時のように、造影剤の
位置を重力によってコントロールする必要がないため、
アンギオ検査専用装置では、患者を載せる天板は患者体
軸方向に傾斜動できる構造となってはいない。
【0008】このように、アンギオ検査専用装置は、検
査の操作性を良好にするため、また、天板を傾斜させず
に水平状態のままで検査を行うことができるために、検
診台54の天板51は患者55の体軸・体幅方向に手動
操作で移動可能であり、術者(医師)は清潔な状態で天
板近傍に設けられた天板移動操作ハンドルを握り、X線
撮像系に対して天板を移動操作させることで、カテーテ
ル先を常に観察しながら検査を遂行できるように構成さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、透視
台は消化管の診断のみならず、循環器系や呼吸器系の診
断・治療等、多目的に利用するニーズが増加しており、
このニーズに対応した透視台が必要となってきた。しか
し、従来の透視台をアンギオ検査に使用すると、X線撮
像系を患者に対して移動させることでカテーテル先端を
観察しなければならず、その移動操作も遠隔操作による
電動移動であるため、アンギオ検査専用装置に比べると
微妙な位置決めがむずかしく、操作性が悪かった。特
に、天板を傾斜させて造影剤の位置を重力によってコン
トロールする場合には、上記遠隔操作では位置決めのタ
イミングが難しく、この位置決め操作に多くの時間を要
するものであった。
【0010】また、X線撮像系の位置決めはカテーテル
を操作する清潔な術者自身では行えず、他の操作者が行
うことになる。そのため、術者と操作者のそれぞれの手
技進行のタイミングが合わないと、カテーテル先を見失
うことも懸念される。従って、慎重に手技を進行させる
こととなり、検査効率が悪く患者への透視X線の照射時
間も長くなるなどの問題があった。
【0011】本発明の目的は、これらの問題を解決する
ため、多目的に使用する透視台において、アンギオ検査
遂行時においてもX線撮像域に対して患者の関心部位の
位置決めが容易に行えることを可能にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、床面に
立設されるベース部と,鉛直面内で傾斜動し床面に対す
る角度を変更自在に前記ベース部に支持された支持フレ
ームと,X線管装置とX線受像装置を対向支持し前記支
持フレームに沿って移動自在に支持された支持装置と,
被検体を載置する天板と,この天板を被検体の体軸方向
に移動自在に支持する天板支持枠と,前記支持フレーム
に支持されると共に前記天板支持枠を被検体の体幅方向
に移動自在に支持する架台と,前記天板支持枠と前記架
台を移動して前記天板を被検体の体軸方向及び体幅方向
に移動操作するための操作器と,前記天板支持枠と前記
架台の移動を駆動制御する駆動制御手段とを備え、前記
操作器を天板近傍に設け、この操作器の出力信号を前記
駆動制御手段に入力して前記天板支持枠と前記架台を移
動制御することによって達成される。
【0013】そして、上記操作器は、術者が入力した操
作力の大きさとこの操作力の方向を検出する操作力検出
器を備え、この操作力検出器の出力信号を上記駆動制御
手段に入力して上記天板支持枠と前記架台を移動制御す
る。
【0014】このように、患者の体軸方向及び体幅方向
に位置決めする操作器を天板の近傍に設け、前記天板を
体軸方向に移動する天板支持枠と体幅方向に移動する架
台の各駆動制御手段に前記操作器からの操作力とこの操
作力の方向の信号を入力して、天板を任意の位置に位置
合わせできるようにした。これによって、術者が手動で
患者の位置決めを容易に行うことができ、特に天板を傾
斜させて造影剤の位置を重力によってコントロールする
場合においてはその効果を一段と発揮するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1,図2および図3は本発
明の実施の形態であるX線透視撮影装置の概略構成を示
すもので、図1は正面図,図2は図1の側面図,図3は
図1を上方から見た平面図である。床面に固設されたベ
ース部1には、支持フレーム3に固定されたシャフト2
がその軸芯回りに回動自在に支持されており、さらにシ
ャフト2は図示しない例えばギアやモータから成る公知
の回転駆動機構によって回動できるようになっている。
【0016】支持フレーム3には、移動フレーム4が支
持フレーム3の長手方向に直線移動可能なように設けら
れており、支持フレーム3にはリニアガイドベアリング
のレール13とラック7を固設し、移動フレーム4内部
に前記レール13に係合される図示しない2個のブロッ
クと,ラック7の両側面を挟持する図示しない複数のガ
イドローラを固設されている。さらに、移動フレーム4
内部には図示しないモータとピニオンとが設けられてお
り、ピニオンの歯面はラック7の歯面に噛合しているた
め、モータを回転駆動させることにより、移動フレーム
4は支持フレーム3に沿って電動移動する。
【0017】C字形状を成した支持アーム5の両端部に
は、X線管装置8とイメージ・インテンスファイヤ(以
下、I.I.と称する)6が対向保持されており、X線
管装置8から患者に向けてX線を照射し、患者を透過し
たX線をI.I.6によって光学像に変換して、患者の
X線透視撮影を行なえるようになっている。
【0018】支持アーム5はアームホルダー10によっ
て、患者の体軸回りに回動可能に支持されており、この
支持は、アームホルダ内部に図示しない複数のガイドロ
ーラを固設し、それらによって支持アーム5の外周面の
両端部に設けられた突出形状部を挟持することで行われ
ている。さらに、支持アーム5は、図示しない公知の駆
動機構,例えば支持アーム5の外周面に歯付きベルトを
巻き付け、それをアームホルダ10に固設した歯付きプ
ーリに掛け回し、歯付きプーリをモータで回転させるな
どの機構によって、電動回転動作が可能なようになって
いる。
【0019】また、アームホルダ10に固定された回転
軸14は、その軸芯回りに回動自在なように移動フレー
ム4によって支持されており、さらに回転軸14は図示
しない例えばウオームホイルとウオームギアやモータか
ら成る公知の駆動機構によって、回動できるように構成
されている。
【0020】支持フレーム3の一端には架台17が固定
されており、架台17は架台カバー9に覆われている。
なお、9,16,40,41,41a,41bについて
は後述する。
【0021】次に、天板の支持および駆動機構につい
て、図4から図7までを用いて説明する。なお、図4か
ら図7は便宜上、天板12から踏台20を取り外した状
態を示したもので、図4は図3の天板後端部分を拡大し
て示した平面図,図5は図4のA−A矢視断面図,図6
は図4のB−B矢視断面図,図7は図4のC−C矢視断
面図である。
【0022】患者を載せる天板12は、その中央部分は
X線透過性の良い、例えばカーボンファイバー成形品な
どで製作されており、その両側のX線透過を必要としな
い部分の下面には、取付金具23aと23bがそれぞれ
固定されている。
【0023】取付金具23bには、リニアガイドベアリ
ングのブロック22が固設されており、また、取付金具
23aにはブロック22の他に、駆動ねじ24に噛合し
たナット25が固設されている。
【0024】一方、天板支持枠11の両側の上面には、
リニアガイドベアリングのレール21が2本平行して固
設されており、これらは前記ブロック22と係合してい
る。
【0025】また、天板支持枠11には、駆動ねじ24
を支持する軸受26が固定されていて、駆動ねじ24の
一端はカップリング27によって、ブラケット29にて
天板支持枠11に固定されたモータ28の軸に接続され
ている。すなわち、天板12はこれらの支持および駆動
機構によって、患者の体軸方向に摺動自在に天板支持枠
11上に設けられている。
【0026】天板12の両側面には、サイドレール42
aと42bが固定されており、サイドレール42aには
操作箱40が取付けられている。操作箱40には、操作
ハンドル41がその中心軸に対して傾倒自在に設けられ
ており、操作箱40の内部には、前記操作ハンドル41
を傾倒自在に支持するとともにハンドルから手を離した
際にはハンドルの傾倒を元に戻す図示しない公知の支持
機構と,操作ハンドル41がどの方向に傾倒されたかを
検出するための図示しないリミットスイッチと,操作ハ
ンドル41の傾倒角度を検出する例えばポテンショメー
タのような複数の図示しない検出器が設けられている。
【0027】天板支持枠11の一方の側面には突出部1
1aが設けられており、突出部11aの周囲はカバー1
6で覆われている。突出部11aの両側面には、リニア
ガイドベアリングのレール30が2本平行して固設され
ており、また、突出部11aの下面にはラック32が固
設されている。
【0028】前記架台17の両側面の内側には、リニア
ガイドベアリングのブロック31が固設されており、こ
れらは前記レール30に係合している。また、架台17
の下面には、ブラケット34によって架台17に固定さ
れたモータ35が設けられており、モータ35の軸には
ピニオン33が固定され、このピニオン33の歯面は前
記ラック32の歯面に噛合している。すなわち、天板1
2はこれらの支持および駆動機構によって、患者の体幅
方向に摺動自在に、天板支持枠11を介して架台17上
に設けられている。
【0029】前記モータ28と35は、回転数を可変可
能な例えばACサーボモータのようなものが用いられて
おり、各モータにはその回転数を検出するための検出器
が備えられている。
【0030】また、前記操作ハンドル41の傾倒方向と
傾倒角度は、図示しない駆動制御手段に入力される。こ
の駆動制御手段は、例えばサーボモータコントローラの
ような公知のもので、前記操作ハンドル41の傾倒動作
による入力信号に応じて、前記モータ28と35に駆動
制御の信号指令を発するように構成されている。
【0031】すなわち、前記駆動制御手段の信号指令の
内容は、操作ハンドル41を図4中の上方向に倒すと天
板12が上方向へ移動し、下方向に倒すと天板12は下
方向へ移動,左方向に倒すと天板12は左方向へ移動
し、右方向に倒すと天板12は右方向へ移動するよう、
モータ28と35を回転させるものであり、操作ハンド
ル41を握って手動操作で天板12を移動させようとし
た場合の操作感覚と一致するものとなっている。また、
各方向への操作ハンドル41の傾倒角度の深さに対応し
て天板12のその方向への移動速度が速くなるよう、モ
ータ28と35の回転数を制御するものとなっており、
例えば操作ハンドル41を図4中の左方向に最大限倒す
と、天板12は左方向に最高速で移動する。
【0032】操作ハンドル41から操作者の手が離れる
か、ハンドル41を倒す力が解除されると、操作ハンド
ル41は操作箱40内部の支持機構によって傾斜の無い
中立位へ戻され、それを感知した操作箱40内部のリミ
ットスイッチの信号によって、駆動制御手段はモータ2
8あるいは35の回転を停止させるようになっている。
【0033】なお、本装置には前記操作ハンドル41の
他に、遠隔操作用の図示しない操作器も組合せられてお
り、これによって天板12の患者体軸方向・体幅方向の
移動を含む装置の全ての駆動動作が操作できるようにな
っている。
【0034】次に、本実施例によるX線透視撮影装置の
動作について、アンギオ検査に本装置を使用した場合を
例にして説明する。
【0035】アンギオ検査では、患者の体軸を床面に対
して傾斜させる必要はないため、シャフト2を回動させ
て天板12が床面に対して平行となる水平位の状態にお
いて、検査は開始される。天板12上に患者を図4中の
左から右を頭足方向として仰向けに搭載した後、術者は
患者の右手側の操作ハンドル41を前にした位置に立
つ。操作ハンドル41には通常、使い捨てタイプの透明
な滅菌シートで覆われており、術者は操作ハンドル41
を握って天板12を移動させ、カテーテル挿入を開始す
る患者の部位を、X線管装置8とI.I.6が対向する
X線照射域内に位置させる。
【0036】この時、例えば、術者が天板12を患者の
頭方向へ移動させようとして操作ハンドル41を図4中
の左方向へ倒すと、モータ28が該方向に回転してカッ
プリング27を介して駆動ねじ24が回転し、ナット2
5がねじ24の回転量に見合う量だけ天板頭側へ移動す
るため、ナット25を固定した天板12が天板支持枠1
1上を摺動する。
【0037】また、術者が操作ハンドル41を倒す角度
が深いほど、モータ28の回転数が高まり天板12の移
動速度は速くなり、ハンドル41を倒す角度が浅くなる
と天板12の移動速度は遅くなる。従って、術者は手動
操作にて天板を位置決めするときと同様な感覚で、天板
12の移動が目的位置へ近づいた場合には、操作ハンド
ル41を倒す力を緩めて天板12の移動速度を遅くし、
微妙な位置決めを行うことができる。
【0038】また、術者が例えば、天板12を患者の左
手方向へ移動させようとして操作ハンドル41を図4中
の上方向へ倒すと、モータ35が該方向に回転しピニオ
ン33とラック32を介して天板支持枠11がピニオン
33の回転量に見合う量だけ患者の左手側へ架台17上
を摺動するため、天板支持枠11上に設けられた天板1
2も患者左手側へ移動する。
【0039】患者の所望位置への位置決めが完了した
後、X線管装置8から透視X線が照射され、術者はテレ
ビモニタ上に映し出されるX線透視画像を見ながら、患
者体内の血管へカテーテルの挿入を開始する。挿入開始
位置が例えば、大腿部(鼠径部)の動脈からであり検査
対象部位が心臓血管であれば、患者の鼠径部から心臓ま
で術者はカテーテルを導入するわけであり、その間常に
カテーテル先端をX線透視画像で確認できるように、天
板12は術者によってX線照射域に位置決め移動され
る。
【0040】なお、前記操作ハンドル41は斜め方向に
も傾倒可能に構成されている。従って、例えば図4中の
左上方向にハンドル41が傾倒された場合は、天板12
は患者体軸方向の頭側と患者体幅方向の左手側に同時移
動するようになっており、その点でも天板を手動操作に
て移動させる場合と同様となっている。
【0041】以上説明したように、透視台をアンギオ検
査に使用した場合においても、X線撮像域に対して患者
の位置決めを容易に行うことができる。また、患者をそ
の体軸方向に傾斜させた状態においても、天板の移動が
電動移動であるがゆえに手動移動の場合のように重力バ
ランスが狂うことなく、あたかも患者が水平の状態にあ
るがごとくに天板の移動操作を行うことができる。
【0042】さらに、本実施例では、透視台を多目的に
使用することとし、透視台にてアンギオ検査を行うこと
にしたが、図8に示すようなアンギオ検査専用装置にお
いて、これを多目的に使用するために、患者を載せる天
板を床面に対して傾斜動作が可能なように改良を加えた
ものに、本発明を適用しても同様な効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、天板を患者の体軸方向
に摺動自在に支持する天板支持枠を設け、この天板支持
枠を患者の体幅方向に摺動自在に支持する架台を支持フ
レームの一端に設け、X線管装置とI.I.を保持する
支持装置を前記支持フレームに沿って患者の体軸方向に
移動自在に支持するとともに、患者を水平位から立位あ
るいは逆傾斜位にしうるよう前記支持フレームをベース
部によって傾斜動可能に支持し、天板側面に操作ハンド
ルを設け、この操作ハンドルによって、前記天板支持枠
と前記架台を患者の体軸および体幅方向に移動操作しう
るように構成したので、透視台においても天板の位置決
めが近接操作にて行える。
【0044】従って、透視台を使用してアンギオ検査を
行う場合においても、X線撮像域に対して患者の関心部
位の位置決めが容易に行うことができる。このため、従
来例のように、天板の微妙な位置決めが困難ではなく、
天板の移動操作に術者以外の操作者が必要となることが
ないため、アンギオ検査の操作性が良く、検査効率が向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したX線透視撮影装置の正面図で
ある。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図3の天板後端部を拡大して示した平面図であ
る。
【図5】図4のA−A矢視断面図である。
【図6】図4のB−B矢視断面図である。
【図7】図4のC−C矢視断面図である。
【図8】従来のアンギオ検査装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ベース部 3 支持フレーム 4 移動フレーム 5 支持アーム 6 イメージ・インテンスファイヤ(I.I.) 8 X線管装置 11 天板支持枠 12 天板 17 架台 28 天板支持枠駆動用モータ 35 架台駆動用モータ 40 操作箱 41 操作ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に立設されるベース部と,鉛直面内
    で傾斜動し床面に対する角度を変更自在に前記ベース部
    に支持された支持フレームと,X線管装置とX線受像装
    置を対向支持し前記支持フレームに沿って移動自在に支
    持された支持装置と,被検体を載置する天板と,この天
    板を被検体の体軸方向に移動自在に支持する天板支持枠
    と,前記支持フレームに支持されると共に前記天板支持
    枠を被検体の体幅方向に移動自在に支持する架台と,前
    記天板支持枠と前記架台を移動して前記天板を被検体の
    体軸方向及び体幅方向に移動操作するための操作器と,
    前記天板支持枠と前記架台の移動を駆動制御する駆動制
    御手段とを備え、前記操作器を天板近傍に設け、この操
    作器の出力信号を前記駆動制御手段に入力して前記天板
    支持枠と前記架台を移動制御することを特徴とするX線
    透視撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記操作器は、術者が入力した操作力の
    大きさとこの操作力の方向を検出する操作力検出器を備
    え、この操作力検出器の出力信号を上記駆動制御手段に
    入力して上記天板支持枠と前記架台を移動制御すること
    を特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
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