JPH11276179A - ウナギ種鑑定用核酸プライマー及びそれを用いたウナギ種鑑定方法 - Google Patents
ウナギ種鑑定用核酸プライマー及びそれを用いたウナギ種鑑定方法Info
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Abstract
もウナギの種を鑑定することができる、ウナギ種の鑑定
手段を提供すること。 【解決手段】 配列表の配列番号1又は4に示される塩
基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、
連続する15塩基以上から成る塩基配列(ただし、Tは
Uであってもよい)又は該配列のうち10%以下の数の
塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列を
有する核酸から成る、ウナギ種鑑定用プライマーを提供
した。
Description
するために用いられる核酸プライマー及びそれを用いた
ウナギ種の鑑定方法に関する。
onica であり、我が国の消費者の間では最も人気が高
く、価格も高い。一方、外国産のウナギとしては、フラ
ンス産のA. anguilla 、オーストラリア産で斑点のある
A. reinhardti 、オーストラリア産で斑点の無いA. aus
tralis、インドネシア産のA. celebesensis 、フィリピ
ン産のA. marmorata、アメリカ産のA. rostrata 等があ
る。
することにより行われている。シラスは市販のものを購
入する場合が多い。日本産のウナギのシラスと称して販
売されているものの中に外国産ウナギのシラスが混入し
ている場合がある。日本産ウナギのシラスの中に外国産
ウナギのシラスが混入していると、経費をかけて養殖し
ても、外国産ウナギは成長が著しく悪いので、全てが日
本産ウナギの場合に比べ、同じ経費をかけても売上は少
なくなってしまい、養鰻業者が被害を被ることになる。
しかしながら、ウナギのシラスは、日本産も外国産も外
見上、区別がつかない。
は、外見上区別がつかないシラスの段階においてもウナ
ギの種を鑑定することができる、ウナギ種の鑑定手段を
提供することである。
究の結果、遺伝子増幅法を利用して、ウナギのミトコン
ドリアのチトクロムb遺伝子の特定領域を増幅し、増幅
された断片を調べることによりウナギの種を鑑定するこ
とができることを見出し、本発明を完成した。
に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基
配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列
(ただし、TはUであってもよい)又は該配列のうち1
0%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加さ
れた塩基配列を有する核酸から成る、第1の核酸プライ
マーを提供する。また、本発明は、配列表の配列番号4
に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基
配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列
(ただし、TはUであってもよい)又は該配列のうち1
0%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加さ
れた塩基配列を有する核酸から成る、第2の核酸プライ
マーを提供する。さらに、本発明は、上記本発明の第1
の核酸プライマーと、上記本発明の第2の核酸プライマ
ーを用い、ウナギDNAを鋳型として用いる遺伝子増幅
法によりDNAを増幅し、増幅されたDNAを調べるこ
とによりウナギ種を鑑定することから成るウナギ種の鑑
定方法を提供する。さらに、本発明は、上記本発明の第
1の核酸プライマーと、上記本発明の第2の核酸プライ
マーを用い、ウナギDNAを鋳型として用いる遺伝子増
幅法によりDNAを増幅し、増幅されたDNAをHin
fI又はRsaIで消化し、生じる制限断片長を調べる
ことによりウナギがAnguilla japonica か否かを鑑定す
る方法を提供する。
コンドリアのチトクロムb遺伝子の特定の領域を遺伝子
増幅法により増幅する。この増幅には、第1の核酸プラ
イマーと第2の核酸プライマーが用いられる。
号1、好ましくは配列番号2に示される塩基配列若しく
は該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15
塩基以上から成る塩基配列又は該配列のうち10%以下
の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基
配列を有する核酸から成る。なお、核酸はDNAでもR
NAでもよく、従って、配列中のTはUであってもよ
い。核酸プライマーのサイズは、15塩基〜50塩基程
度が好ましい。核酸プライマーの配列は、配列番号1に
示される配列を有する核酸又はその相補鎖のいずれと同
じ配列であってもよい。また、10%以下の塩基が置
換、欠失、挿入若しくは付加された配列であっても、鋳
型核酸とハイブリダイズ可能であるので使用することが
できる。このことを利用して意図的に特定の塩基を置換
したものを用いることにより、意図的に特定の制限酵素
部位を導入することも可能である。
号4、好ましくは配列番号5に示される塩基配列若しく
は該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15
塩基以上から成る塩基配列又は該配列のうち10%以下
の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基
配列を有する核酸から成る。なお、核酸はDNAでもR
NAでもよく、従って、配列中のTはUであってもよ
い。核酸プライマーのサイズは、15塩基〜50塩基程
度が好ましい。核酸プライマーの配列は、配列番号4に
示される配列を有する核酸又はその相補鎖のいずれと同
じ配列であってもよい。また、10%以下の塩基が置
換、欠失、挿入若しくは付加された配列であっても、鋳
型核酸とハイブリダイズ可能であるので使用することが
できる。このことを利用して意図的に特定の塩基を置換
したものを用いることにより、意図的に特定の制限酵素
部位を導入することも可能である。例えば、下記実施例
で具体的に記載される第2の核酸プライマーであるTW
11は、5' 末端から27番目のアデニンを意図的にシ
トシンに置換することによりPstI部位を導入してい
る。
酸プライマーのいずれか一方をフォワード側プライマ
ー、他方をリバース側プライマーとして用いる必要があ
る。従って、第1のプライマーとして、配列番号1に示
される配列と同一又は相同な配列を有するプライマーを
用いる場合には、第2のプライマーとしては、配列番号
4に示される塩基配列と同一又は相同な配列を有する核
酸の相補鎖を用いる。逆に、第1のプライマーとして配
列番号1に示される配列と同一又は相同な配列を有する
核酸の相補鎖を用いる場合には、第2のプライマーとし
ては配列番号4に示される配列と同一又は相同な配列を
有するプライマーを用いる。なお、周知のように、核酸
鎖とその相補鎖は、バックボーンの5' →3' 方向が逆
になっており、一方、明細書における塩基配列は5' 側
を左側(上流側)に記載するように決められているか
ら、ある核酸鎖の相補鎖の塩基配列を明細書に記載する
場合、元の核酸鎖の下流側(3' 側)と相補的な領域が
上流側(5' 側)に記載される。
1及び第2のプライマーを用い、ウナギDNAを鋳型D
NAとして用いて遺伝子増幅法により、ウナギDNAの
一領域を増幅する。増幅される領域は、ウナギのミトコ
ンドリアのチトクロムb遺伝子内の領域である。本発明
の方法により増幅可能な、Anguilla japonica のミトコ
ンドリアのチトクロムb遺伝子領域の塩基配列を配列番
号7に示す。また、各種ウナギの当該領域の塩基配列
と、制限酵素部位を図1及び図2に示す。なお、図1及
び図2中、A. japonica 以外のウナギの配列は、A. jap
onica と異なる部位のみ記載してある。また、制限酵素
の切断部位が矢印で示されていないものは、japonica以
外の種において制限酵素部位が存在するものである。図
2は図1の続きである。
れる第1番目の塩基(以下、「1nt」のように表示)
〜142ntの領域の塩基配列であり、ウナギ種により
塩基が異なる部位を一般化して一般式として示したもの
である。また、配列番号4に示される配列は、図2に示
される279nt〜410ntの領域の塩基配列であ
り、ウナギ種により塩基が異なる部位を一般化して一般
式として示したものである。第1及び第2のプライマー
を用いて遺伝子増幅を行うと、両方のプライマーによっ
て挟まれた領域が増幅される。
として用いるDNAを調製する方法としては、特に限定
されず、公知のいずれの方法をも採用することができ
る。好ましい方法として次の2通りの方法を挙げること
ができる。第1法では、先ず、シラスを液体窒素で凍結
し、すりつぶし、SDS含有バッファー中Proteinase K
で例えば56℃で一夜消化する。得られた消化物を、常
法に従いフェノールクロロホルム抽出し、エタノール沈
殿したものをDNA試料として遺伝子増幅法に供する。
第2法では、シラスを1〜2cmに細かく切断するか又
は液体窒素で凍結してすりつぶし、SDS含有バッファ
ー中Proteinase Kで例えば56℃で15分間〜2時間消
化する。得られた消化物を遠心分離(例えば1000 rpm、
10分間)し、上清の一部を取り、例えば98℃で10
分間加熱して酵素を失活させたものをDNA試料として
遺伝子増幅法に供する。なお、試料はシラスに限定され
るものではなく、成鰻や蒲焼き等、どのような成育段階
のものや加工された食品であっても構わない。
の分野において周知であり、それらのいずれをも用いる
ことが可能である。代表的な方法としてポリメラーゼ連
鎖反応(PCR)を挙げることができるが、これに限定
されるものではない。遺伝子増幅法用の試薬キット及び
装置は市販されているので、それらを用いて遺伝子増幅
法自体は容易に行うことができる。なお、下記実施例に
も、PCRによる増幅の例が具体的に記載されている。
により、ウナギ種を鑑定する。図1及び図2に示すよう
に、ウナギの種類により、増幅領域の塩基配列が異なっ
ている。従って、例えば増幅領域の全塩基配列を決定す
ることにより、ウナギ種を容易に同定することができ
る。あるいは、増幅領域中には制限酵素部位が含まれる
ので、いわゆる制限酵素断片長多型(RFLP)法によ
り種の鑑定を行うことも可能である。さらに、日本産ウ
ナギと外国産ウナギの区別を行うことも重要な鑑定業務
であるが、例えば、156ntや378ntのようにja
ponicaのみが他の外国産の種と異なる塩基を有している
部位が存在するので、このような部位の塩基が何である
かを調べることによって日本産ウナギと外国産ウナギの
識別が可能になる。これは、ミスマッチプローブ又はミ
スマッチプライマーを用いた公知の点突然変異検出法に
より行うことができる。
で、かつ、日本産と外国産の識別にも種の同定にも用い
ることができるので、好ましい方法である。以下、RF
LP法についてさらに説明する。
には、HinfI、MboII及びRsaIの制限酵素部
位が含まれるので、これらの制限酵素を用いてRFLP
を行うことにより種の鑑定を行うことができる。また、
下記実施例で用いられるプライマーTW11は、japoni
caの場合にのみPstI部位が生じるように、上記の通
り人為的に塩基を置換している。これらのうち、Hin
fI及びTW11を用いた場合のPstIは、japonica
の切断部位のみが外国産ウナギの切断部位と異なってい
るので、HinfIとPstIのいずれか一方を用いる
ことにより、日本産と外国産との識別が可能である。ま
た、(1) HinfIと、(2) MboIIとRsaIとをそ
れぞれ別個に用い、それぞれにおいて得られる消化断片
の大きさから種を同定することも可能である。例えば、
下記実施例において用いられる、配列番号3で示される
塩基配列を有する第1プライマー(TW6、配列番号7
の1nt〜32ntとハイブリダイズ)と、配列番号6
で示される第2プライマー(TW11、配列番号7の3
79nt〜408ntの相補鎖とハイブリダイズ)とを
用いて増幅を行った場合には、下記表1に示されるサイ
ズの断片を指標として種の同定を行うことができる。
した場合に220bp及び118bpの断片が現れるの
は日本産(japonica)のみであるから、日本産か否かを
鑑定するだけが目的であれば、HinfIのみを用いる
ことができる。あるいは、先ず、日本産か否かをHin
fIのみ、又はHinfIと確認のためにPstIを用
いて調べ、外国産であることが判明した試料についての
みMboIIとRsaIを用いて消化を行い、種を同定す
ることもできる。
周知であり、例えば消化産物をゲル電気泳動にかけ、紫
外線を照射して泳動バンドの位置を調べることにより、
消化断片のサイズを調べることができる。また、ゲル電
気泳動により消化産物のサイズを測定する場合、通常分
子量マーカーが用いられるが、本発明の方法では、予想
される泳動パターンが数種類しかないため、種のわかっ
ているウナギのDNAを上記のように増幅し、消化した
ものを分子量マーカーに代えて対照として用いることも
できる。
説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定される
ものではない。
用いて細かくすりつぶし、エッペンドルフチューブに投
入した。洗浄用バッファー(1M Tris-HCl (pH8.0) 2.5
ml、0.5M EDTA (pH8.0) 、5M NaCl 1.0 ml、蒸留水45.5
ml を混合して調製)0.5mlを加え、すりつぶし、
5分間遠心分離した。上澄み液をデカンテーションで捨
て、STEバッファー(1M Tris-HCl (pH8.0) 2.5 ml、
0.5M EDTA (pH8.0) 1.0 ml、5M NaCl 1.0 ml、10% SDS
0.5 ml、蒸留水45.0 ml を混合して調製)0.5mlと
Proteinase K溶液(10 mg/ml) 40μlを加え、56℃
で30分間消化した。消化物をボルテックスミキサーで
撹拌後、5分間遠心分離し、100μlの上清を取り、
98℃、10分間加熱処理して酵素を失活させた。この
うち1μlを取って、PCRに供した。
PCR混合物の組成は次の通りであった。なお、プライ
マーとしては、上記したTW6及びTW11を用いた。
℃30秒のアニーリング工程及び72℃30秒の伸長工
程を35サイクル行った。
制限酵素0.75μl及び蒸留水6.75μlから成る
混合物を37℃で30分間インキュベートすることによ
り消化を行った。次いで、常法により、各消化物を3%
アガロースゲル電気泳動にかけた。
infI又はPstIで消化することにより、日本産か
外国産かを識別することができることがわかる。また、
MboIIとRsaIとで消化することにより、各種類に
応じて種々のパターンが得られ、これらとHinfI消
化において得られる断片長の情報とを組み合わせること
により、8種のウナギ種の同定が可能であることがわか
る。
fI及びPstIだけを用い、かつ、電気泳動では分子
量マーカーを用いずにjaponicaのDNAを同様に増幅、
消化したものを対照として用いること以外は実施例1と
同様な操作を行った。その結果、HinfI、PstI
いずれで消化した場合も対照のjaponicaと同じ位置に増
幅バンドが検出され、試料がjaponicaであることが鑑定
できた。
例2と同じ操作を行った。その結果、HinfI、Ps
tIいずれで消化した場合も対照のjaponicaとは異なる
位置に増幅バンドが検出され、試料がjaponicaではない
ことが鑑定できた。
料の増幅産物を、実施例1と同様にMboIIとRsaI
で消化し、3%アガロースゲル電気泳動にかけた。ただ
し、分子量マーカーは用いず、japonica、marmorata 及
びanguillaのDNAを同様に増幅し、消化したものを対
照として用いた。その結果、試料の泳動パターンはjapo
nicaと同じであった。このため、試料はreinhardtiであ
ることが同定できた。
ったシラス等を用いてウナギの種の鑑定を行うことが初
めて可能になった。従って、本発明は、養鰻分野に大い
に貢献するものと期待される。
ミトコンドリアDNAの増幅領域の塩基配列及び制限酵
素部位を示す図である。
についての、HinfIで消化した場合のPCR−RF
LPの結果を模式的に示す図である。
についての、PstIで消化した場合のPCR−RFL
Pの結果を模式的に示す図である。
についての、MboII/RsaIで消化した場合のPC
R−RFLPの結果を模式的に示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 配列表の配列番号1に示される塩基配列
若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続す
る15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであ
ってもよい)又は該配列のうち10%以下の数の塩基が
置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列を有する
核酸から成る、ウナギ種鑑定用プライマー。 - 【請求項2】 配列表の配列番号2に示される塩基配列
若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続す
る15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであ
ってもよい)又は該配列のうち10%以下の数の塩基が
置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列を有する
核酸から成る、請求項1記載のプライマー。 - 【請求項3】 配列表の配列番号3に示される塩基配列
(ただし、TはUであってもよい)を有する核酸から成
る請求項2記載のプライマー。 - 【請求項4】 配列表の配列番号4に示される塩基配列
若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続す
る15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであ
ってもよい)又は該配列のうち10%以下の数の塩基が
置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列を有する
核酸から成る、ウナギ種鑑定用プライマー。 - 【請求項5】 配列表の配列番号5に示される塩基配列
若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続す
る15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであ
ってもよい)又は該配列のうち10%以下の数の塩基が
置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列を有する
核酸から成る、請求項4記載のプライマー。 - 【請求項6】 配列表の配列番号6に示される塩基配列
(ただし、TはUであってもよい)を有する核酸から成
る請求項5記載のプライマー。 - 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
のプライマーと、請求項4ないし6のいずれか1項に記
載のプライマーを用い、ウナギDNAを鋳型として用い
る遺伝子増幅法によりDNAを増幅し、増幅されたDN
Aを調べることによりウナギ種を鑑定することから成る
ウナギ種の鑑定方法。 - 【請求項8】 増幅された前記DNAを制限酵素で消化
し、消化により得られる制限断片長を調べることにより
行う請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 前記制限酵素は、HinfI、Pst
I、MboII及びRsaIから成る群より選ばれる1又
は2以上の制限酵素である請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 HinfIによる消化と、MboIIと
RsaIとによる消化を行い、各消化により生じる制限
断片長を調べる請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 請求項3記載のプライマーをフォワー
ド側プライマーとして用い、請求項6記載の塩基配列を
有する核酸をリバース側プライマーとして用いて行う請
求項10記載の方法。 - 【請求項12】 請求項1ないし3のいずれか1項に記
載のプライマーと、請求項4ないし6のいずれか1項に
記載のプライマーを用い、ウナギDNAを鋳型として用
いる遺伝子増幅法によりDNAを増幅し、増幅されたD
NAをHinfI又はRsaIで消化し、生じる制限断
片長を調べることによりウナギがAnguilla japonica か
否かを鑑定する方法。 - 【請求項13】 請求項3記載のプライマーをフォワー
ド側プライマーとして用い、請求項6記載のプライマー
をリバース側プライマーとして用いる請求項12記載の
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10220998A JP4093630B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ウナギ種鑑定用核酸プライマー及びそれを用いたウナギ種鑑定方法 |
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JPH11276179A true JPH11276179A (ja) | 1999-10-12 |
JP4093630B2 JP4093630B2 (ja) | 2008-06-04 |
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ID=14321281
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JP10220998A Expired - Fee Related JP4093630B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ウナギ種鑑定用核酸プライマー及びそれを用いたウナギ種鑑定方法 |
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1998
- 1998-03-30 JP JP10220998A patent/JP4093630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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