JPH11274970A - 送受信回路モジュール - Google Patents

送受信回路モジュール

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JPH11274970A
JPH11274970A JP10071573A JP7157398A JPH11274970A JP H11274970 A JPH11274970 A JP H11274970A JP 10071573 A JP10071573 A JP 10071573A JP 7157398 A JP7157398 A JP 7157398A JP H11274970 A JPH11274970 A JP H11274970A
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reception
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signal
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辰也 野木
Jun Kitagawa
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    • H05K9/002Casings with localised screening
    • H05K9/0022Casings with localised screening of components mounted on printed circuit boards [PCB]
    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信回路と受信回路を1枚の基板上に併設し
た送受信回路モジュールにおいて、送信回路と受信回路
間、及び複数の発振回路間の高周波信号による相互干渉
をなくす。 【解決手段】 基板上の一方端に送信信号入力端子27
と受信信号出力端子26が設置されると共に、基板上の
他方端に送受信共用アンテナ端子12が設置され、基板
のほぼ中央にフェイズロックループ回路20が配設さ
れ、送信回路と受信回路とが該フェイズロックループ回
路20を挟んで基板上の両側方に分離配設され、送信高
周波信号発生部28、第1周波数変換部14、第1局部
周波数発振部18、第2周波数変換検波部22を電磁シ
ールドケース40及び電磁シールド板41、42、4
3、44により電磁的に分離配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にコードレスホ
ン、携帯電話等の無線通信機器における送受信共用の送
受信回路モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】欧米向けのコードレスホンは、親機と子
機が900MHz帯の周波数を用いて送受信を行う。ま
た、日本国内においても、携帯電話に800MHz帯の
周波数を用いるものがある。
【0003】図9は、このような従来例の無線通信機器
における送受信回路モジュール50の概略的構成を示す
ブロック図である。送受信回路モジュール50の受信回
路は以下の構成より成る。アンテナ51で受信した受信
高周波信号は、送受信共用アンテナ端子52より入力さ
れ、アンテナマッチング回路53でインピーダンス整合
後、受信用バンドパスフイルタ(以下、BPFと略称す
る)54にて受信高周波信号成分のみがフイルタリング
処理され、受信用増幅回路55にて増幅された後、第1
ミキサ回路56に入力され、第1局部発振回路57から
の第1局部発振信号と混合され、第1中間周波信号に変
換される。この第1中間周波信号は、BPF59にて第
1中間周波信号成分のみがフイルタリング処理された
後、第2ミキサ回路60に入力され、第2局部発振回路
61からの第2局部発振信号と混合され、第2中間周波
信号に変換される。この第2中間周波信号は、検波回路
62で検波された後、音声信号として受信信号出力端子
63より出力される。また、送信用発振回路65及び第
1局部発振回路57の発振周波数は、フェイズロックル
ープ(以下、PLLと略称する)回路58により制御さ
れており、このPLL回路58の基準周波数信号は、第
2局部発振回路61より供給される。
【0004】一方、送受信回路モジュール50の送信回
路は以下の構成より成る。送信信号は送信信号入力端子
64から入力される。送信用発振回路65は、送信用発
振信号(搬送波信号)を発振すると共に、送信信号入力
端子64から入力された送信信号(変調信号)で変調し
て送信高周波信号を生成する。生成された送信高周波信
号は、送信用増幅回路66で増幅され、送信用BPF6
7にて、送信高周波信号成分のみがフイルタリング処理
され、アンテナマッチング回路53でインピーダンス整
合後、送受信共用アンテナ端子52より出力し、アンテ
ナ51から送信される。
【0005】また、上記のような無線通信機器の送受信
回路モジュールの従来例として、特開平7−38271
号公報、発明の名称:送受信回路モジュール、出願人:
関西日本電気株式会社、があり、送受信回路モジュール
の概略的構成を示すブロック回路図を図10に、その平
面配置図を図11に示す。
【0006】図10において、送受信回路モジュール1
00の送信回路は、シンセサイザ回路103で選局され
た送信用発振信号(搬送波信号)を発振すると共に、送
信信号(変調信号)で変調してアンテナ102に送り出
すための送信高周波信号を生成する送信用発振回路10
1と、この送信高周波信号を選択通過させるBPF10
4とから成る。
【0007】また、送受信回路モジュール100の受信
回路は、アンテナ102で受信した受信高周波信号を受
信用BPF110にて受信高周波信号成分のみがフイル
タリング処理された後、第1局部発振回路105からの
第1局部発振信号と混合して第1中間周波信号を生成す
る第1ミキサ回路106と、中間周波信号成分をフイル
タリング処理するBPF111と、この第1中間周波信
号を第2局部発振回路107からの第2局部発振信号と
混合して第2中間周波信号を生成する第2ミキサ回路1
08と、第2中間周波信号成分をフイルタリング処理す
るBPF112と、第2中間周波信号を検波して音声信
号を取り出す検波回路109と、から成る。
【0008】図11は、従来例の送受信回路モジュール
100における基板上の各回路の配置を示す平面図であ
る。前記図10に示したブロック回路図と同様の機能を
有する構成部材には同じ番号を付記する。この送受信回
路モジュール100の基板113には、一方端に送受信
信号入出力端子114が設置されると共に、他方端に前
記図10に示したアンテナ102を接続するための送受
信共用アンテナ端子115が設置されている。また、こ
の基板113の外周部は、電磁シールドケース116に
よって覆われている。さらに、この基板113のほぼ中
央部には、送受信信号入出力端子114の設置部付近か
ら送受信共用アンテナ端子115の設置部付近にかけて
電磁シールド板117が設けられている。これによって
基板113上が電磁波的に2分され、下方側(図11に
おける下方側)には送信回路が設けられると共に、上方
側(図11における上方側)には受信回路が設けられて
いる。
【0009】前記基板113上における電磁シールド板
117の一方側の送信回路は、基板113の表面側に送
信用発振回路101と、この送信用発振回路101より
も送受信共用アンテナ端子115側(図11における左
手側)にはBPF104が配設され、基板113の裏面
側にシンセサイザ回路103が配設されている。
【0010】前記基板113上における電磁シールド板
117の上方側(図11における上方側)に配設された
受信回路は、基板113の表面側に、送受信共用アンテ
ナ端子115に近い方から順に、BPF110a、11
0b、111a、111b、112と検波回路109が
配設され、第1ミキサ回路106及び第2ミキサ回路1
08は、BPF110bとBPF111aとの間及びB
PF111bとBPF112との間の基板113の裏面
側にそれぞれ配設されている。さらに、検波回路109
は、BPF112よりも送受信信号入出力端子114に
近い側に配設されている。第1ミキサ回路106と第2
ミキサ回路108付近の基板113上には、それぞれ受
信回路分離用電磁シールド板118、118が設けられ
ている。これら受信回路分離用電磁シールド板118、
118は、一端が電磁シールド板117に達すると共
に、他端が電磁シールドケース116に達し、受信回路
の信号経路Bを区切るように配設されている。第1局部
発振回路105と第2局部発振回路107は、前記送信
用発振回路101と共に基板113上における電磁シー
ルド板117の送信回路側に配設されている。第1局部
発振回路105は、送信用発振回路101に隣接した位
置に配設されている。これら送信用発振回路101及び
第1局部発振回路105は、発振周波数が極めて高いた
めそれぞれ電磁シールドケース119、119で覆われ
ている。また、第2局部発振回路107は、第1局部発
振回路105に隣接して配設されているが、発振周波数
が比較的低いため電磁シールドケースで覆うことはして
いない。なお、送信用発振回路101に隣接して、第1
局部発振周波数の周波数帯域のみを選択的に通過させる
BPF120が設けられている。第1局部発振回路10
5が発振出力する第1局部発振信号は、このBPF12
0を介して第1ミキサ回路106に供給される。各回路
に電源を供給する電源回路121は、基板113上にお
ける電磁シールド板117の送信回路側の隅部に配設さ
れている。送信信号の経路をAで、受信信号の経路をB
で示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記送
信回路と受信回路とを1枚の基板上に併設した従来例の
送受信回路モジュールでは、図11に示されるように、
受信回路を構成する回路の一部、即ち第1局部発振回路
105と第2局部発振回路107とBPF120とが、
送信回路と受信回路を分離する電磁シールド板117の
送信側に配設されている。さらに第1局部発振回路10
5と送信用発振回路101、及び第2局部発振回路10
7はと第1局部発振回路105はそれぞれ隣接して配設
されている。
【0012】このように、送信回路側に一部の受信回路
を配設したり、異なる発振周波数の発振回路を隣接して
配設しているために、送信回路と受信回路間の高周波信
号による干渉や異なる発振周波数の発振回路間の干渉が
生じ易くなるという問題があった。また、上記問題を改
善するために、送信用発振回路101及び第1局部発振
回路105を、それぞれ電磁シールドケース119、1
19で覆う等を実施しているが、電磁シールド構造が複
雑になるという問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
送受信回路モジュールは、送信用発振信号を送信信号で
変調して送信高周波信号を生成する送信用発振回路と、
該送信高周波信号を増幅する送信用増幅回路と、増幅さ
れた送信高周波信号を選択通過させる送信用バンドパス
フイルタとから成る送信回路と、受信高周波信号を選択
通過させる受信用バンドパスフイルタと、通過した受信
高周波信号を増幅する受信用増幅回路と、増幅された受
信高周波信号に第1局部発振回路出力信号を混合して第
1中間周波信号を生成する第1ミキサ回路と、第1中間
周波信号に第2局部発振回路出力信号を混合して第2中
間周波信号を生成する第2ミキサ回路と、第2中間周波
信号を検波する検波回路とから成る受信回路と、該送信
用発振回路と該第1局部発振回路の発振周波数を制御す
るためのフェイズロックループ回路と、を1枚の基板上
に併設した送受信回路モジュールにおいて、該基板上の
一方端に送信信号入力端子と受信信号出力端子が設置さ
れると共に、該基板上の他方端に送受信共用アンテナ端
子が設置され、該基板上のほぼ中央にフェイズロックル
ープ回路が配設され、送信回路と受信回路とが該フェイ
ズロックループ回路を挟んで該基板上の両側方に分離配
設されたことを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項2記載の送受信回路
モジュールは、前記送信用発振回路と前記送信増幅回路
と、前記受信用バンドパスフイルタと前記受信用増幅回
路と前記第1ミキサ回路と、前記第2局部発振回路と前
記第2ミキサ回路と前記検波回路と、前記第1局部発振
回路と前記フェイズロックループ回路と、と基板上で、
それぞれを、電磁シールドケース及び電磁シールド板に
より電磁的に分離配設したことを特徴とするものであ
る。
【0015】また、本発明の請求項3記載の送受信回路
モジュールは、前記送受信共用アンテナ端子とアンテナ
マッチング回路とは、回路基板を挟んで送受信共用アン
テナ端子の裏面にアンテナマッチング回路の全部又は一
部を配設された関係にあることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、本発明の請求項4記載の送受信回路
モジュールは、前記送信用発振信号を送信信号で変調し
て送信高周波信号を生成する送信用発振回路と、前記送
信高周波信号を増幅する送信用増幅回路と、増幅された
送信高周波信号を選択通過させる前記送信用バンドパス
フイルタとから成る送信回路と、受信高周波信号を選択
通過させる前記受信用バンドパスフイルタと、通過した
受信高周波信号を増幅し検波する前記受信回路と、を1
枚の基板上に併設した送受信回路モジュールにおいて、
前記送信用バンドパスフイルタと前記受信用バンドパス
フイルタとが共通の一つのパッケージに収納された送受
信用バンドパスフイルタで構成され、前記送受信用バン
ドパスフイルタの送信側と、前記送受信用バンドパスフ
イルタの受信側と、を電磁シールド板で分離したことを
特徴とするものである。
【0017】さらに、本発明の請求項5記載の送受信回
路モジュールは、前記送受信用バンドパスフイルタのパ
ッケージと、前記送受信用バンドパスフイルタの送信側
と受信側を分離した前記電磁シールド板と、を電気的に
接続したことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明の一実施の
形態よりなる送受信回路モジュールに関する図であり、
図5〜図7は、本発明の一実施の形態よりなる送受信回
路モジュールのバンドパスフイルタ(BPF)の構成に
関する図であり、図8は、本発明の一実施の形態よりな
る送受信回路モジュールのアンテナマッチング回路と送
受信共用アンテナ端子との位置関係を示す略示的斜視図
であり、以下図面に従って説明する。
【0019】図4は、本発明の一実施の形態よりなる送
受信回路モジュール10の概略的構成を示すブロック回
路図である。送受信回路モジュール10は送信回路と受
信回路に大別される。送受信回路モジュール10の送信
回路は、送信信号入力端子27、送信高周波信号発生部
28、送信用BPF31、アンテナマッチング回路1
3、とから成る。送信高周波信号発生部28は送信用発
振回路29と送信用増幅回路30とから成る。送信用発
振回路29は、送信用発振信号(搬送波信号)を発振す
ると共に、送信信号入力端子27から入力された送信信
号(変調信号)で変調して、送信高周波信号を生成し、
生成された送信高周波信号は、送信用増幅回路30で増
幅される。増幅された送信高周波信号は、送信用BPF
31にて、送信高周波信号成分のみがフイルタリング処
理され、アンテナマッチング回路13でインピーダンス
整合後、送受信共用アンテナ端子12より出力し、アン
テナ11から送信される。
【0020】一方、送受信回路モジュール10の受信回
路は以下のように構成される。アンテナ11で受信した
受信高周波信号は、送受信共用アンテナ端子12より入
力され、アンテナマッチング回路13でインピーダンス
整合後、受信用BPF15にて受信高周波信号成分のみ
がフイルタリング処理され、受信用増幅回路16にて増
幅された後、第1ミキサ回路17に入力され、第1局部
発振回路19からの第1局部発振信号と混合され、第1
中間周波信号に変換される。この第1中間周波信号は、
BPF21にて第1中間周波信号成分のみがフイルタリ
ング処理された後、第2ミキサ回路23に入力され、第
2局部発振回路24からの第2局部発振信号と混合さ
れ、第2中間周波信号に変換される。この第2中間周波
信号は、検波回路25で検波された後、音声信号として
受信信号出力端子26より出力される。
【0021】受信用BPF15と受信用増幅回路16と
第1ミキサ回路17とから成る回路は第1周波数変換部
14と呼ばれ、第1局部発振回路19とPLL回路20
とから成る回路は第1局部周波数発振部18と呼ばれ、
第2ミキサ回路23と第2局部発振回路24と検波回路
25とから成る回路は第2周波数変換検波部22と呼ば
れる。
【0022】前記送信用発振回路29及び第1局部発振
回路19の発振周波数は、PLL回路20により制御さ
れており、このPLL回路20の基準周波数信号は、第
2局部発振回路24より供給される。
【0023】図3は、本発明の一実施の形態よりなる送
受信回路モジュール10の電磁シールドケースを回路基
板に取り付ける様子を説明する図であり、図3(a)は
電磁シールドケース40の略示的斜視図であり、図3
(b)は送信信号入力端子側及び受信信号出力端子側か
ら見た回路基板の略示的斜視図である。
【0024】図3(a)において、図2も参照しつつ説
明すると、電磁シールドケース40は電磁シールド板4
1、42、43、44との一体化構造となっている。電
磁シールド板41は電磁シールドケース40と共に、送
信高周波信号発生部28(送信用発振回路29と送信用
増幅回路30)を電磁シールドする作用を為し、電磁シ
ールド板42は電磁シールド板43と共に、第1周波数
変換部14(受信用BPF15と受信用増幅回路16と
第1ミキサ回路17)とアンテナマッチング回路13と
受信用BPF15と送信用BPF31を電磁シールドす
る作用を為し、電磁シールド板41と電磁シールド板4
3と電磁シールド板44は電磁シールドケース40と共
に、第1局部発振回路19とPLL回路20とを電磁シ
ールドする作用を為し、また、電磁シールド板44は電
磁シールドケース40と共に、第2周波数変換検波部2
2(第2ミキサ回路23と第2局部発振回路24と検波
回路25)を電磁シールドする作用を為している。ま
た、電磁シールド板41は電磁シールドケース40と共
に、受信用のアンテナマッチング回路13と受信用BP
F15とを電磁シールドする作用を為している。このよ
うに、複数の電磁ブロックに分割して、それぞれを電磁
シールドする作用を為している。
【0025】図3(b)において、基板45裏面上の一
方端に送信信号入力端子27及び受信信号出力端子26
が設けられており、基板45裏面上の他方端に、図示し
ていないが、送受信共用アンテナ端子12が設けられて
いる。電磁シールドケース40及び電磁シールド板4
1、42、43、44は、基板45の表側より取り付け
られる。
【0026】図2は、本発明の一実施の形態よりなる送
受信回路モジュール10の電磁シールドケース40を回
路基板に実装した様子を説明する図であり、送信信号入
力端子及び受信信号出力端子側から見た電磁シールドケ
ース及び電磁シールド板を基板45に取り付けられた送
受信回路モジュールの略示的斜視図である。前記図4に
示した送受信回路モジュール10の概略的構成を示すブ
ロック回路図と同様の機能を有する構成部材には同じ番
号を付記する。送受信用BPF32は、送信用BPF3
1と受信用BPF15とが共通の一つのパッケージに収
納されたものを指す。図2の電磁シールドの作用につい
ては、図3について説明した所と同じである。
【0027】この送受信回路モジュール10における基
板45裏面側には、一方端に送信信号入力端子26及び
受信信号出力端子27が設置されると共に、他方端に、
前記図4に示したアンテナ11を接続するための、図示
していないが、送受信共用アンテナ端子12が設置され
ている。また、この基板45の外周部は、電磁シールド
ケース40によって覆われている。さらに、この基板4
5上の表面側は、電磁シールド板41、42、43、4
4が設けられ、これらによって基板45上の表面側は、
次ぎのように分離されている。本発明の送受信回路モジ
ュール10における送信回路において、送信高周波信号
発生部28は、送信用発振回路29と送信用増幅回路3
0とから成り、電磁シールドケース40及び電磁シール
ド板41、44により分離される。送受信回路モジュー
ル10における受信回路において、第1周波数変換部1
4は、受信用BPF15と受信用増幅回路16と第1ミ
キサ回路17とから成り、電磁シールドケース40及び
電磁シールド板42、43により分離される。また、第
1局部周波数発振部18は、第1局部発振回路19とP
LL回路20とから成り、電磁シールドケース40及び
電磁シールド板41、43、44により分離される。ま
た、第2周波数変換検波部22は、第2ミキサ回路23
と第2局部発振回路24と検波回路25とから成り、電
磁シールドケース40及び電磁シールド板44により分
離される。送受信用BPF32を電磁シールド板42に
より分離することに関しては、後で図5、図6、図7に
基づいて説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施の形態よりなる送
受信回路モジュール10の基板上の各回路の配設を示す
平面図である。前記図4に示したブロック回路図と同様
の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。送受
信用BPF32は、送信用BPF31と受信用BPF1
5とが共通の一つのパッケージに収納されたものであ
る。この送受信回路モジュール10における基板45の
裏面側には、一方端に送信信号入力端子27及び受信信
号出力端子26が設置されると共に、他方端に、前記図
4に示したアンテナ11を接続するための送受信共用ア
ンテナ端子12が設置されている。また、この基板45
の外周部は、電磁シールドケース40によって覆われて
いる。さらに、この基板45上の表面側は、電磁シール
ド板41、42、43、44が設けられ、これらによっ
て基板45上の表面側は、次ぎのように分離されてい
る。
【0029】送受信回路モジュール10における送信回
路において、送信高周波信号発生部28は、送信用発振
回路29と送信用増幅回路30とから成り、電磁シール
ドケース40及び電磁シールド板41、44で分離され
る。この送受信回路モジュール10における受信回路に
おいて、第1周波数変換部14は、受信用BPF15と
受信用増幅回路16と第1ミキサ回路17とから成り、
電磁シールドケース40及び電磁シールド板42、43
で分離される。また、第1局部周波数発振部18は、第
1局部発振回路19とPLL回路20とから成り、電磁
シールドケース40及び電磁シールド板41、43、4
4で分離される。また、第2周波数変換検波部22は、
第2ミキサ回路23と第2局部発振回路24と検波回路
25とから成り、電磁シールドケース40及び電磁シー
ルド板44で分離される。また、BPF21は第1局部
周波数発振部18の基板45裏面側に配設されている。
また、アンテナマッチング回路13は、基板45を挟ん
で、送受信共用アンテナ端子12(裏面)と同位置の表
面に設置されている。アンテナマッチング回路13(表
面)及び送受信共用アンテナ端子12(裏面)との配設
に関しては、後で図8に基づいて説明する。さらにま
た、送受信用BPF32を電磁シールド板42で分離す
ることに関しては、後で図5、図6、図7に基づいて説
明する。
【0030】次に、送信信号の経路をST 、受信信号の
経路をSR で示し、これらの送受信信号の経路について
説明する。送信信号の経路ST は、PLL回路20を基
板45のほぼ中央に配設し、送信信号の経路ST は、図
1のPLL回路20の上側を右側から左側に向かって、
送信信号入力端子27(裏面)、送信用発振回路29、
送信用増幅回路30、送信用BPF31、アンテナマッ
チング回路13、送受信共用アンテナ端子12(裏面)
の順にたどる。
【0031】一方、受信信号の経路SR は、図1のPL
L回路20の下側を左側から右側に向かって、送受信共
用アンテナ端子12(裏面)、アンテナマッチング回路
13、受信用BPF15、受信用増幅回路16、第1ミ
キサ回路17、BPF21(裏面)、第2ミキサ回路2
3、検波回路25、受信信号出力端子26(裏面)の順
にたどる。
【0032】このように、送信回路と受信回路とが、基
板45のほぼ中央に配設されたPLL回路20を挟ん
で、基板上の両側方に分離配設され、それぞれ独立分離
した経路をたどるよう配慮されている。
【0033】従って、基板上での送信回路と受信回路の
間隔をPLL回路を挟んで配設する分広げることによ
り、送信回路と受信回路間の高周波信号による干渉をよ
り改善することができる。
【0034】さらに、送信回路側の送信用発振回路29
と受信回路側の第1局部発振回路19とは、PLL回路
20を挟んで正反対側に配設されている。送信用発振回
路29とPLL回路20間の信号配線経路をPT で、第
1局部発振回路19とPLL回路20間の信号配線経路
をPR で示す。
【0035】従って、送信用発振回路29と第1局部発
振回路19の間隔をPLL回路20分広げることで、異
なる発振周波数の発振回路間の干渉をより改善すること
ができる。さらに、送信用発振回路29とPLL回路2
0間、及び第1局部発振回路19とPLL回路20間そ
れぞれの配線経路PT 、PR における配線の長さを短
く、しかも正反対方向に配線することにより、異なる発
振周波数信号配線間における信号の干渉をより改善する
ことができる。
【0036】さらにまた、第2局部発振回路24を、第
2ミキサ回路23及びPLL回路20と隣接し、かつ基
板45の隅部に配設している。第2局部発振回路24と
第2ミキサ回路23、及び第2局部発振回路24とPL
L回路20間それぞれの配線経路をXで示す。
【0037】従って、第2局部発振回路24を基板45
の隅部に配設することで、第2局部発振出力信号が他の
回路に及ぼす影響を少なくし、かつ第2局部発振回路2
4を、第2ミキサ回路23及びPLL回路20と隣接し
て配設し、配線経路Xの長さを短くすることにより、第
2局部発振出力信号が他の回路に及ぼす影響を少なくで
きる。
【0038】前記送受信回路モジュール10における送
信回路において、送信高周波信号発生部28は、送信用
発振回路29と送信用増幅回路30とから成り、電磁シ
ールドケース40及び電磁シールド板41、44で分離
される。この送受信回路モジュール10における受信回
路において、第1周波数変換部14は、受信用BPF1
5と受信用増幅回路16と第1ミキサ回路17とから成
り、電磁シールドケース40及び電磁シールド板42、
43で分離される。また、第1局部周波数発振部18
は、第1局部発振回路19とPLL回路20とから成
り、電磁シールドケース40及び電磁シールド板41、
43、44で分離される。また、第2周波数変換検波部
22は、第2ミキサ回路23と第2局部発振回路24と
検波回路25とから成り、電磁シールドケース40及び
電磁シールド板44で分離される。
【0039】従って、送信用発振回路29と送信増幅回
路30を基板上で電磁シールド板により分離配設するこ
とにより、送信回路と受信回路間の高周波信号による干
渉及び送信回路側の送信用発振回路29が受信回路側に
与える影響をより改善することができる。さらに、受信
用BPF15と受信用増幅回路16と第1ミキサ回路1
7、及び第2局部発振回路24と第2ミキサ回路23と
検波回路25、及び第1局部発振回路19とPLL回路
20をそれぞれ基板45上で電磁シールド板により分離
配設することにより、受信回路側において、第1局部発
振回路19及び第2局部発振回路24それぞれの発振出
力信号が初段の受信回路に与える影響をより改善するこ
とができる。さらにまた、第1局部発振回路19及び第
2局部発振回路24の異なる発振周波数の発振回路間の
干渉をより改善することができる。
【0040】図8は、本発明の一実施の形態よりなる送
受信回路モジュール10の送受信共用アンテナ端子側か
ら見たアンテナマッチング回路と送受信共用アンテナ端
子との位置関係を示す略示的斜視図である。前記図4に
示した送受信回路モジュール10の概略的構成を示すブ
ロック回路図と同様の機能を有する構成部材には同じ番
号を付記する。送受信用BPF32は、送信用BPF3
1と受信用BPF15とが共通の一つのパッケージに収
納されたものである。
【0041】この基板45裏面側には、一方端に前記図
4に示したアンテナ11を接続するための送受信共用ア
ンテナ端子12が設置されると共に、他方端に送信信号
入力端子26及び受信信号出力端子27が設置されてい
る。さらに、この基板45の表面側は、送信回路におい
て、送信用発振回路29、送信用増幅回路30が配設さ
れ、受信回路において、受信用増幅回路16、第1ミキ
サ回路17、第1局部発振回路19、PLL回路20、
第2ミキサ回路23、第2局部発振回路24、検波回路
25が配設され、さらに送受信用BPF32とアンテナ
マッチング回路13が配設されている。
【0042】前記送受信共用アンテナ端子12は、面実
装タイプのものであり、送受信共用アンテナ端子12と
アンテナマッチング回路13は、基板45を挟んで送受
信共用アンテナ端子12(裏面)の反対面位置にアンテ
ナマッチング回路13(表面)の全部又は一部を配設し
ている。従って、送受信共用アンテナ端子12とアンテ
ナマッチング回路13間の配線の長さを短くすることに
より、送受信回路モジュール内部発振回路等からの高周
波ノイズの影響をより改善することができる。
【0043】図5は、送受信用BPFの送信側と受信側
とを、電磁シールド板にて分離した様子を示し、図5
(a)は平面図、図5(b)及び図5(c)は側面図で
ある。
【0044】図5(a)において、送受信用BPF32
は、送信用BPF31と受信用BPF15とが共通の一
つのパッケージに収納されたものである。送受信用BP
F32は、送信用BPF31の入出力端子32a、32
b、及び受信用BPF15の入出力端子32e、32
f、送受信共通のグランド端子32c、32dを備えて
いる。電磁シールド板42は、送受信共通のグランド端
子32c、32dの上部で送受信用BPF32のパッケ
ージ表面に垂直に配設されている。
【0045】図5(b)及び図5(c)において、電磁
シールド板42が、送受信共通のグランド端子32c、
32dの上部で送受信用BPF32のパッケージ表面に
垂直に配設されていることを示している。ここでは、説
明上垂直として説明しているが、何もこれに限定するも
のではない。従って、送信用BPF31の入出力端子3
2a、32bと、受信用BPF15の入出力端子32
e、32fのそれぞれから空間に放射される高周波信号
が、電磁シールド板42により遮断されるため、送受信
間の相互干渉を減少させることができる。
【0046】図6は、前記送受信用BPFのパッケージ
と、この送受信用BPFの送信側と受信側を分離した前
記電磁シールド板とを電気的に接続した第1の例とし
て、送受信用BPFのパッケージと電磁シールド板とを
半田付けした様子を示す図であり、図6(a)は平面
図、図6(b)及び図6(c)は側面図である。
【0047】図6(a)において、送受信用BPF32
は、送信用BPF31と受信用BPF15とが共通の一
つのパッケージに収納されたものである。送受信用BP
F32は、送信用BPF31の入出力端子32a、32
b、及び受信用BPF15の入出力端子32e、32
f、送受信共通のグランド端子32c、32dを備えて
いる。電磁シールド板42は、送受信共通のグランド端
子32c、32dの上部で送受信用BPF32のパッケ
ージ表面に垂直(ここでは、説明上垂直として説明して
いるが、何もこれに限定するものではない。)に配設さ
れ、さらに、送受信用BPF32のパッケージと電磁シ
ールド板42とは、半田46で半田付けすることで、電
気的に接続されている。図6(b)、図6(c)におい
て、電磁シールド板42が、送受信共通のグランド端子
32c、32dの上部で送受信用BPF32のパッケー
ジ表面に垂直に配設され、さらに、送受信用BPF32
のパッケージと電磁シールド板42とは、半田46で半
田付けすることで、電気的に接続されていることを示し
ている。
【0048】従って、送信用BPF31の入出力端子3
2a、32bと、受信用BPF15の入出力端子32
e、32fのそれぞれから空間に放射される高周波信号
が、電磁シールド板42により遮断され、加えて送受信
用BPF32のパッケージと電磁シールド板42とを、
半田46で半田付けし、電気的に接続することで、送受
信間の相互干渉をさらに減少させることができる。
【0049】図7は、前記送受信用BPFのパッケージ
と、この送受信用BPFの送信側と受信側を分離した前
記電磁シールド板とを電気的に接続した第2の例とし
て、電磁シールド板の一部でバネを形成し、この電磁シ
ールド板のバネが、送受信用BPFのパッケージに接触
するように配設することで、送受信用BPFのパッケー
ジと電磁シールド板とを電気的に接続した様子を示した
図であり、図7(a)は平面図、図7(b)及び図7
(c)は側面図である。
【0050】図7(a)において、送受信用BPF32
は、送信用BPF31と受信用BPF15とが共通の一
つのパッケージに収納されたものである。送受信用BP
F32は、送信用BPF31の入出力端子32a、32
b、及び受信用BPF15の入出力端子32e、32
f、送受信共通のグランド端子32c、32dを備えて
いる。電磁シールド板42は、送受信共通のグランド端
子32c、32dの上部で送受信用BPF32のパッケ
ージ表面に垂直(ここで、説明上垂直としているが、こ
れに限定しない)に配設され、さらに、送受信用BPF
32のパッケージと電磁シールド板42とは、電磁シー
ルド板42に設けられたバネ42aで、電気的に接続さ
れている。
【0051】図7(b)、図7(c)において、電磁シ
ールド板42が、送受信共通のグランド端子32c、3
2dの上部で送受信用BPF32のパッケージ表面に垂
直に配設され、さらに、送受信用BPF32のパッケー
ジと電磁シールド板42とは、電磁シールド板42に設
けられたバネ42aで、電気的に接続されていることを
示している。
【0052】従って、送信用BPF31の入出力端子3
2a、32bと、受信用BPF15の入出力端子32
e、32fのそれぞれから空間に放射される高周波信号
が、電磁シールド板42により遮断され、加えて送受信
用BPF32のパッケージと電磁シールド板42とを、
電磁シールド板42に設けられたバネ42aで、電気的
に接続することで、送受信間の相互干渉をさらに減少さ
せることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の送受信回路モジ
ュールによれば、送信用発振信号を送信信号で変調して
送信高周波信号を生成する送信用発振回路と、該送信高
周波信号を増幅する送信用増幅回路と、増幅された送信
高周波信号を選択通過させる送信用バンドパスフイルタ
とから成る送信回路と、受信高周波信号を選択通過させ
る受信用バンドパスフイルタと、通過した受信高周波信
号を増幅する受信用増幅回路と、増幅された受信高周波
信号に第1局部発振回路出力信号を混合して第1中間周
波信号を生成する第1ミキサ回路と、第1中間周波信号
に第2局部発振回路出力信号を混合して第2中間周波信
号を生成する第2ミキサ回路と、第2中間周波信号を検
波する検波回路とから成る受信回路と、該送信用発振回
路と該第1局部発振回路の発振周波数を制御するための
フェイズロックループ回路と、を1枚の基板上に併設し
た送受信回路モジュールにおいて、該基板上の一方端に
送信信号入力端子と受信信号出力端子が設置されると共
に、該基板上の他方端に送受信共用アンテナ端子が設置
され、該基板上のほぼ中央にフェイズロックループ回路
が配設され、送信回路と受信回路とが該フェイズロック
ループ回路を挟んで該基板上の両側方に分離配設された
ことを特徴とするものである。従って、基板上での送信
回路と受信回路の間隔をPLL回路を挟んで配設する分
広げることにより、送信回路と受信回路間の高周波信号
による干渉をより改善することができる。さらに、送信
回路側の送信用発振回路と受信回路側の第1局部発振回
路とをPLL回路を挟んで正反対側に配設することによ
り、送信用発振回路と第1局部発振回路の間隔をPLL
回路分広げることで、異なる発振周波数の発振回路間の
干渉をより改善することができる。さらに、送信回路側
の送信用発振回路とPLL回路間、及び受信回路側の第
1局部発振回路とPLL回路間それぞれの配線の長さを
短く、しかも正反対方向に配線することにより、異なる
発振周波数信号配線間における信号の干渉をより改善す
ることができる。
【0054】また、本発明の請求項2記載の送受信回路
モジュールによれば、前記送信用発振回路と前記送信増
幅回路と、前記受信用バンドパスフイルタと前記受信用
増幅回路と前記第1ミキサ回路と、前記第2局部発振回
路と前記第2ミキサ回路と前記検波回路と、前記第1局
部発振回路と前記フェイズロックループ回路と、と基板
上で、それぞれを、電磁シールドケース及び電磁シール
ド板により電磁的に分離配設したことを特徴とするもの
である。従って、送信用発振回路と送信増幅回路を基板
上で電磁シールド板により分離配設することにより、送
信回路と受信回路間の高周波信号による干渉及び送信回
路側の送信用発振回路が受信回路側に与える影響をより
改善することができる。さらに、受信用BPFと受信用
増幅回路と第1ミキサ回路、及び第2局部発振回路と第
2ミキサ回路と検波回路、及び第1局部発振回路とPL
L回路をそれぞれ基板上で電磁シールド板により分離配
設することにより、受信回路側において、第1局部発振
回路及び第2局部発振回路それぞれの発振出力信号が初
段の受信回路に与える影響をより改善することができ
る。さらにまた、第1局部発振回路及び第2局部発振回
路の異なる発振周波数の発振回路間の干渉をより改善す
ることができる。
【0055】また、本発明の請求項3記載の送受信回路
モジュールによれば、前記送受信共用アンテナ端子とア
ンテナマッチング回路とは、回路基板を挟んで送受信共
用アンテナ端子の裏面にアンテナマッチング回路の全部
又は一部を配設された関係にあることを特徴とするもの
である。従って、送受信共用アンテナ端子とアンテナマ
ッチング回路間の配線の長さを短くすることにより、送
受信回路モジュール内部発振回路等からの高周波ノイズ
の影響をより改善することができる。
【0056】また、本発明の請求項4記載の送受信回路
モジュールによれば、前記送信用発振信号を送信信号で
変調して送信高周波信号を生成する送信用発振回路と、
前記送信高周波信号を増幅する送信用増幅回路と、増幅
された送信高周波信号を選択通過させる前記送信用バン
ドパスフイルタとから成る送信回路と、受信高周波信号
を選択通過させる前記受信用バンドパスフイルタと、通
過した受信高周波信号を増幅し検波する前記受信回路
と、を1枚の基板上に併設した送受信回路モジュールに
おいて、前記送信用バンドパスフイルタと前記受信用バ
ンドパスフイルタとが共通の一つのパッケージに収納さ
れた送受信用バンドパスフイルタで構成され、前記送受
信用バンドパスフイルタの送信側と、前記送受信用バン
ドパスフイルタの受信側と、を電磁シールド板で分離し
たことを特徴とするものである。従って、送信回路と受
信回路間の高周波信号による干渉をより改善することが
できる。
【0057】さらに、本発明の請求項5記載の送受信回
路モジュールによれば、前記送受信用バンドパスフイル
タのパッケージと、前記送受信用バンドパスフイルタの
送信側と受信側を分離した前記電磁シールド板と、を電
気的に接続したことを特徴とするものである。従って、
送信回路と受信回路間の高周波信号による干渉をより改
善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュールの基板上の各回路の配設を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュール10の電磁シールドケース40を回路基板に実装
した様子を説明する図であり、送信信号入力端子及び受
信信号出力端子側から見た電磁シールドケース及び電磁
シールド板を基板45に取り付けられた送受信回路モジ
ュールの略示的斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュール10の電磁シールドケースを回路基板に取り付け
る様子を説明する図であり、(a)は電磁シールドケー
ス40の略示的斜視図であり、(b)は送信信号入力端
子側及び受信信号出力端子側から見た回路基板45の略
示的斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュール10の概略的構成を示すブロック回路図である。
【図5】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュール10の送受信用BPF32の送信側と受信側と
を、電磁シールド板42にて分離した様子を示す図であ
り、(a)は平面図、(b)は入出力端子32e、32
f側から見た側面図、(c)は入出力端子32b、32
f側から見た側面図である。
【図6】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュール10の送受信用BPF32のパッケージと、電磁
シールド板42とを半田付けすることで電気的に接続し
たした様子を示す図であり、(a)は平面図、(b)は
入出力端子32e、32f側から見た側面図、(c)は
入出力端子32b、32f側から見た側面図である。
【図7】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュール10の送受信用BPF32のパッケージと、電磁
シールド板42とを電磁シールド板のばね42aで電気
的に接続した様子を示した図であり、(a)は平面図、
(b)は入出力端子32e、32f側から見た側面図、
(c)は入出力端子32b、32f側から見た側面図で
ある。
【図8】本発明の一実施の形態よりなる送受信回路モジ
ュール10のアンテナマッチング回路13と送受信共用
アンテナ端子12との位置関係を示す略示的斜視図であ
る。
【図9】従来例の送受信回路モジュールの概略的構成を
示すブロック回路図である。
【図10】従来例の他の送受信回路モジュールの基板上
の各概略的構成を示すブロック回路図である。
【図11】従来例の他の送受信回路モジュールの基板上
の各回路の配設を示す平面図である。
【符号の説明】
10 送受信回路モジュール 12 送受信共用アンテナ端子 13 アンテナマッチング回路 14 第1周波数変換部 15 受信用BPF 16 受信用増幅回路 17 第1ミキサ回路 18 第1局部周波数発振部 19 第1局部発振回路 20 PLL回路 21 BPF 22 第2周波数変換検波部 23 第2ミキサ回路 24 第2局部発振回路 25 検波回路 26 受信信号出力端子 27 送信信号入力端子 28 送信高周波信号発生部 29 送信用発振回路 30 送信用増幅回路 31 送信用BPF 32 送受信用BPF 40 電磁シールドケース 41 電磁シールド板 42 電磁シールド板 43 電磁シールド板 44 電磁シールド板 45 回路基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信用発振信号を送信信号で変調して送
    信高周波信号を生成する送信用発振回路と、該送信高周
    波信号を増幅する送信用増幅回路と、増幅された送信高
    周波信号を選択通過させる送信用バンドパスフイルタと
    から成る送信回路と、 受信高周波信号を選択通過させる受信用バンドパスフイ
    ルタと、通過した受信高周波信号を増幅する受信用増幅
    回路と、増幅された受信高周波信号に第1局部発振回路
    出力信号を混合して第1中間周波信号を生成する第1ミ
    キサ回路と、第1中間周波信号に第2局部発振回路出力
    信号を混合して第2中間周波信号を生成する第2ミキサ
    回路と、第2中間周波信号を検波する検波回路とから成
    る受信回路と、 該送信用発振回路と該第1局部発振回路の発振周波数を
    制御するためのフェイズロックループ回路と、 を1枚の基板上に併設した送受信回路モジュールにおい
    て、 該基板上の一方端に送信信号入力端子と受信信号出力端
    子が設置されると共に、該基板上の他方端に送受信共用
    アンテナ端子が設置され、該基板上のほぼ中央にフェイ
    ズロックループ回路が配設され、送信回路と受信回路と
    が該フェイズロックループ回路を挟んで該基板上の両側
    方に分離配設されたことを特徴とする送受信回路モジュ
    ール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の送受信回路モジュールに
    おいて、前記送信用発振回路と前記送信増幅回路と、前
    記受信用バンドパスフイルタと前記受信用増幅回路と前
    記第1ミキサ回路と、前記第2局部発振回路と前記第2
    ミキサ回路と前記検波回路と、前記第1局部発振回路と
    前記フェイズロックループ回路と、と基板上で、それぞ
    れを、電磁シールドケース及び電磁シールド板により電
    磁的に分離配設したことを特徴とする送受信回路モジュ
    ール。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の送受信回路モジュールに
    おいて、前記送受信共用アンテナ端子とアンテナマッチ
    ング回路とは、回路基板を挟んで送受信共用アンテナ端
    子の裏面にアンテナマッチング回路の全部又は一部を配
    設された関係にあることを特徴とする送受信回路モジュ
    ール。
  4. 【請求項4】 前記送信用発振信号を送信信号で変調し
    て送信高周波信号を生成する送信用発振回路と、前記送
    信高周波信号を増幅する送信用増幅回路と、増幅された
    送信高周波信号を選択通過させる前記送信用バンドパス
    フイルタとから成る送信回路と、受信高周波信号を選択
    通過させる前記受信用バンドパスフイルタと、通過した
    受信高周波信号を増幅し検波する前記受信回路と、を1
    枚の基板上に併設した送受信回路モジュールにおいて、 前記送信用バンドパスフイルタと前記受信用バンドパス
    フイルタとが共通の一つのパッケージに収納された送受
    信用バンドパスフイルタで構成され、前記送受信用バン
    ドパスフイルタの送信側と、前記送受信用バンドパスフ
    イルタの受信側と、を電磁シールド板で分離したことを
    特徴とする送受信回路モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の送受信回路モジュールに
    おいて、前記送受信用バンドパスフイルタのパッケージ
    と、前記送受信用バンドパスフイルタの送信側と受信側
    を分離した前記電磁シールド板と、を電気的に接続した
    ことを特徴とする送受信回路モジュール。
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