JPH11274004A - 電気化学素子 - Google Patents

電気化学素子

Info

Publication number
JPH11274004A
JPH11274004A JP10092190A JP9219098A JPH11274004A JP H11274004 A JPH11274004 A JP H11274004A JP 10092190 A JP10092190 A JP 10092190A JP 9219098 A JP9219098 A JP 9219098A JP H11274004 A JPH11274004 A JP H11274004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
current collector
current collectors
electrode
collectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10092190A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Hiratsuka
和也 平塚
Manabu Kazuhara
学 数原
Katsuharu Ikeda
克治 池田
Takeshi Kawasato
健 河里
Kazuhiko Yamada
和彦 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP10092190A priority Critical patent/JPH11274004A/ja
Publication of JPH11274004A publication Critical patent/JPH11274004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード部の形成が容易な電極を有する電気化
学素子を提供する。 【解決手段】 四角形状に形成されたシート状の複数の
集電体112と、複数の集電体112上にそれぞれ形成
された電極層113、113’と、電極層113、11
3’に隣接して設けられる電解質部とを備え、電極層1
13、113’は集電体112の四角形の一辺に沿った
帯状部分114を残して、集電体112上に形成され、
複数の集電体112は、前記一辺を第1の方向に揃えて
積層された第1群の集電体と、前記一辺を前記第1の方
向とは異なる第2の方向に揃えて積層された第2群の集
電体とからなり、前記第1群の集電体と前記第2群の集
電体とは、前記電解質部を挟んで互い違いに積層されて
いる電気化学素子。帯状部を電気化学素子のリード部と
して用いることができ、この部分は集電体112の四角
形の一辺の全体に渡って設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集電体を備えた電
気化学素子に関し、特に電気二重層キャパシタや電池な
どをの電気化学素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集電体を備える電気化学素子とし
ては、図4に示されるような平板状電極を有する角形構
造の素子が用いられていた。図4に示すのは、電気化学
素子の一例としての電気二重層キャパシタである。図4
(a)は、従来の電気二重層キャパシタの一部断面斜視
図であり、図4(b)は、(a)に示す電気二重層キャ
パシタの内部構成要素を分解して示した斜視図である。
さらに図4(c)に、前記内部構成要素の一つである、
電極層を形成された集電体を1枚取り出して示した。
【0003】図4に示される電気二重層キャパシタは、
アルミニウム箔又はステンレス鋼箔などの金属集電体1
2の両側に活性炭を主成分とする電極13、13’を形
成した四角形の平板状電極を有する。この電極には、外
部端子へ電気的に導通するリード部14が、平板状をし
た金属集電体12の四角形の一辺から張り出している。
リード部14は、四角形の金属集電体の一辺の長さの4
分の1から8分の1程度の長さの辺を有する4角形に形
成されている。
【0004】このような構造の電極が、正極用と負極用
としてそれぞれ複数枚用意される(図4(b)にはそれ
ぞれ3枚ずつ正極10と負極11が示されている)。リ
ード部14の位置は、四角形の金属集電体の辺の上で重
ならないようにずらしてたものが2種類作られる。その
2種類の一方が正極、他方が負極とされる。それぞれ正
極同士、負極同士では、リード部の位置が同一になるよ
うにする。このように形成された正極10と負極11と
を、リード部14が四角形の金属集電体の同一辺に位置
するように整列して、交互に積層化して、角形ケース1
8中に収納する。なお各正極10と負極11との間に
は、四角形のシート状のセパレータ15が挟まれてい
る。
【0005】このように電極を組み立てた上で、正極同
士、負極同士で同一列上に整列したリード部を、図4
(a)に示されるように、それぞれまとめて電気溶接な
どによって1つに結合し、角形ケース18の外部に設け
られた外部端子17、17’に接続するためのリード体
16、16’を結合していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の電
気化学素子では、リード部14が、平板状をした金属集
電体12の四角形の一辺から張り出しており、四角形の
金属集電体の一辺の長さより小さい辺を有する4角形に
形成されているので、四角形の金属集電体の一辺から余
分な部分を切り落として形成したり、金属集電体の一辺
にそれより小さい一辺を有する別の金属シートを溶接等
により取り付ける等の加工をしなければならず、大変な
手間を要した。また、幅の狭いリード部分に電流が集中
するので、この部分の内部抵抗が増大したり、発熱によ
って電解液の分解が起こるという問題があった。
【0007】そこで本発明は、リード部の形成が容易
で、リード部分の抵抗損失の少ない電極を有する電気化
学素子を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による電気化学素子は、図1に
示すように、四角形状に形成されたシート状の複数の集
電体112と;複数の集電体112上にそれぞれ形成さ
れた電極層113、113’と;電極層113、11
3’に隣接して設けられる電解質部とを備え;電極層1
13、113’は集電体112の四角形の一辺に沿った
帯状部分114を残して、集電体112上に形成され;
複数の集電体112は、前記一辺を第1の方向(図1で
は上方向)に揃えて積層される第1群の集電体と、前記
一辺を前記第1の方向とは異なる第2の方向(図1では
下方向)に揃えて積層される第2群の集電体とからな
り;前記第1群の集電体と前記第2群の集電体とは、前
記電解質部を挟んで互い違いに積層され;前記積層され
た状態で、前記第1群の集電体の帯状部分114には前
記第2群の集電体112と重ならない部分が少なくとも
一部あり、前記第2群の集電体の帯状部分114には前
記第1群の集電体112と重ならない部分が少なくとも
一部あるように構成されていることを特徴とする。
【0009】このように構成すると、電極層113、1
13’は集電体112の四角形の一辺に沿った帯状部分
114を残して、集電体112上に形成されて構成され
るので、帯状部を電気化学素子のリード部として用いる
ことができ、この部分は集電体112の四角形の一辺の
全体に渡って設けられる。また、第1群の集電体と第2
群の集電体とは帯状部114を互いに異なる方向に揃え
て積層されており、相手側の群の集電体112と互いに
重ならないそれぞれの帯状部分があるので、両群の帯状
部分に干渉しない部分があることになり、この部分をま
とめて各群例えば正極と負極のリード部として用いるこ
とができる。
【0010】この電気化学素子では、請求項2に記載の
ように、複数の集電体112の帯状部分114に重ねて
組み立てられたスペーサ121a、121bをさらに備
えるようにするのが好ましい。
【0011】このように構成すると、スペーサ121
a、121bを備えるので、集電体112の帯状部11
4を大きく折り曲げることなく無理なく重ねることがで
きる。
【0012】さらに請求項3に記載のように、請求項2
に記載の電気化学素子では、前記電解質部中に置かれる
四角形のセパレータ115をさらに備え;セパレータ1
15は、集電体112にスペーサ121a、121bが
重なる部分以外の集電体部分より大きく形成されるよう
にするのが好ましい。
【0013】このように構成すると、第1群の集電体と
第2群の集電体との重なりが大きくなる方向(近づく方
向)に移動したとしても、セパレータ115がスペーサ
121a、121bに当接するところ以上に近づくのを
防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
【0015】図1は、本発明による電気化学素子の実施
の形態である電気二重層キャパシタの内部構成要素を説
明する斜視図である。また、図2(a)は、図1の内部
構成要素の側面図であり、図2(b)は、電極を構成す
る部品の厚さ関係を示す図である。いずれの図において
も、各構成要素は実際の組立状態に比べて厚さ方向に分
離され空間を開けて示されている。また、実際の構成要
素の縦横寸法比に対して厚さ方向に10〜50倍程度に
拡大して示されている。
【0016】図1、図2(a)において、正電極(正
極)110と負電極(負極)111は、いずれも四角形
の平板状電極である。いずれの電極も、四角形状に形成
された薄いシート(箔)状の金属である金属集電体11
2の両面に、比表面積の大きい活性炭を主成分とする電
極層113、113’が形成されて構成されている。
【0017】金属集電体112は、一般的には表面が平
坦な金属箔が用いられるが、電極層113、113’か
らの集電効果を向上させるためにパンチングメタル、エ
キスパンドメタルあるいは金属網等を用いてもよい。
【0018】各電極層113、113’は、集電体11
2の四角形の一辺(図1、図2では、正電極110の上
側の辺、負電極11の下側の辺)に沿った一定幅の帯状
部分114を残して、その余りの集電体112の部分に
形成されている。集電体112の四角形と電極層の形成
された部分の四角形とは正方形であってもよいし長方形
であってもよい。いずれにしても集電体112全体の四
角形は、電極層の形成された部分の四角形に対してリー
ド部114の分だけ延長された四角形に相当することに
なる。また、集電体112の四角形と電極層の形成され
た部分の四角形は、それぞれ実質的に四角形ならばよ
く、例えば斜め45度の角度で角の取られた四角形(1
つの辺の両端の角を取ったものは厳密に言えば変形六角
形であり、4つの角を取ったものは厳密に言えば八角
形)であってもよい。
【0019】金属集電体112の材料としては、電気化
学的に不活性な金属が望ましく、例えばアルミニウム、
アルミニウム合金、あるいはステンレス鋼等の耐食性合
金が用いられる。そのような金属を金属箔とし、集電体
112と電極層113、113’との密着力を大きくす
るため好ましくは表面を粗面化する。その金属箔を、切
断等により所定の(集電体112として用いられる大き
さの)四角形に形成する。
【0020】電極層113、113’は、それぞれ集電
体箔の両面に形成される。電気二重層キャパシタの場
合、典型的には500〜3000m2 /gの炭素材料と
バインダ(ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビ
ニリデン等)で先ずシート状に形成する。次に、シート
状に形成された電極を導電性の接着剤を介して、集電体
箔に貼り付ける。あるいは、バインダを有機溶剤に溶か
した溶液に前記炭素材料を分散させてスラリ状にした塗
工液を塗布してもよい。
【0021】図1に示されるように、以上のようにして
作られた正極110と負極111とは、交互に(互い違
いに)積層される。ここで図中、第1群(図1では3枚
だけ示されている)である正極110は、リード部11
4が上方向に揃えて積層され、第2群(図1では2枚だ
け示されている)である負極111は、下方向に揃えて
積層されている。
【0022】なお、積層される電極のうち最外部に配置
される電極には、内側のみに電極層113あるいは11
3’を形成すればよい。
【0023】一般的に言えば、前記のように積層された
状態で、第1群例えば正極の群の集電体と第2群例えば
負極の群の集電体とにおいて相手側の群の電極層が形成
された集電体の部分と互いに重ならない第1群の集電体
の帯状部分であるリード部分と第2群の集電体の帯状部
分であるリード部分とが少なくとも一部あり、かつ電極
層が形成された部分と互いに重ならない第1群の集電体
のリード部分と第2群の集電体のリード部分とのうち、
互いに重ならない部分が少なくとも一部あるように構成
されている。
【0024】具体的には、先に説明したように第1群例
えば正極は正極同士、また第2群例えば負極は負極同士
でリード部が同一方向に揃えられ、かつ正極と負極それ
ぞれのリード部の向く方向は異なるので、同一極同士で
容易にまとめて結合することができる。いわばリードと
なる帯状部分が各群の集電体ごとにまとまって積層体か
らはみ出しているので、同一群同士で容易にまとめて結
合することができる。なお、図1では正極のリード部を
上方向、負極のリード部を下方向に向けているが、両極
で異なる方向であればよく、一方を上方向あるいは下方
向とし、他方を右あるいは左方向としてもよい。
【0025】さらに図1、図2に示されるように、各電
極110、111のリード部の間には、セパレータ11
5が挟まれて配置されている。さらに電極110、11
1の間には、電解質としてのイオン伝導性の電解液が満
たされる。電解液の種類としては、約30%の硫酸水溶
液を用いるものと、有機電解液を用いるものがある。こ
のようにして、セパレータ115を介して、一対の正極
と負極が対向する構造となっている。
【0026】なお、ここに示されている電気二重層キャ
パシタは、両電極間の電解質部に液体を用いたものであ
るのでセパレータ115を用いているが、固体電解質の
場合はその固体電解質がセパレータを兼ねるので、セパ
レータ115を別要素として備える必要はない。
【0027】セパレータ115は非導電性で多孔質の材
料で作られる。そのような多孔質の材料としては、硝子
繊維、ポリオレフィン系やポリエステル系等の繊維から
なる不織布や、セルロース(紙)、ポリプロピレンやポ
リオレフィンあるいはポリテトラフルオロエチレンを伸
延した微孔性フィルム等が用いられる。両電極間には、
電気化学素子として組立後に、前記電解質である電解液
が注入される。即ち、セパレータ115には電解液が含
浸される。
【0028】さらに図1、図2に示される電気二重層キ
ャパシタでは、各リード部114の間、厚さ方向にスペ
ーサが挟まれている。即ち、第1群の正極110のリー
ド部間には、スペーサ121aが、第2群の負極111
のリード部間には、スペーサ121bが重ねて組み立て
られている。スペーサはリード部間の抵抗を低くするた
めには金属からなることが好ましく、リード部を溶接す
る場合はリード部と同じ金属からなることが好ましい。
【0029】図2(b)を参照して、スペーサを含めた
各要素の厚さ関係を説明する。原理的には、スペーサの
厚さは、それに重ねられる集電体間に挟まる要素の厚さ
とほぼ等しくすればよい。さらに図2(b)を参照して
具体的に説明する。電極層113と電極層113’は等
しい厚さd2を有するものとし、セパレータ115の厚
さをd3、集電体の厚さをd4、スペーサ121a、1
21bの厚さをd1とすれば、スペーサ121aあるい
はスペーサ121bと重ねられる2枚の集電体112の
間には、4層の電極層、2枚のスペーサ115、1枚の
集電体112が挟まることになるので、d1はほぼ(4
・d2+2・d3+d4)に等しくすれば、後述のよう
にたがをはめて固定するような場合でも無理なく組み立
てられることになる。実用上は、電極層が存在する部分
の電極等の合計厚さと、リード部を重ねた部分の厚さが
ほぼ同一、あるいはリード部を重ねた部分の厚さの方を
多少小さ目にするのが好ましい。即ち、d1は(4・d
2+2・d3+d4)の0.5〜1倍とするのが好まし
い。
【0030】典型的には、電極層113と電極層11
3’の厚さd2は約150μm、セパレータ115の厚
さd3は約150μm、集電体112の厚さd4は約5
0μm(30〜100μm)であるので、スペーサ12
1a、121bの厚さd1は0.9〜1mm程度の厚さ
である。
【0031】図2(a)において、電極層113、11
3’の図中上下方向(リード部114が設けられた1辺
に直角な方向)の長さをL1、セパレータ115の同方
向の長さをL2とする。ここで、L1<L2となるよう
にセパレータを形成するのが好ましい。一般的には、セ
パレータ115は、集電体112にスペーサ115が重
なる部分以外の集電体部分(典型的にはこの部分よりも
電極層113、113’は狭く作られる)より大きく形
成されている。このように構成すると、仮に両電極が理
想的な配列関係よりも近づく方向に移動して、両電極の
重なりが大きくなっても、セパレータ115がスペーサ
121aとスペーサ121bとに当接することによっ
て、両電極が導通するほど近づくことを防止することが
できる。実用上は、ΔL=L2−L1は、2〜10mm
に設定されるが、3〜5mmとするのが好ましい。
【0032】以上説明した構造において、集電体112
は金属箔を単に四角形に形成すればよく、リード部11
4はそのような四角形の集電体112上に電極層11
3、113’を貼り付けない部分として残せばよい。即
ち、リード部を、電極層を形成した四角形の部分からそ
の電極層の四角形より狭い幅の突起部として設ける必要
がなく、リード部114を形成するために集電体112
に特別の加工、例えば集電体112の一部を切り取った
り、別のタブを用意してそれを集電体に溶接等で取り付
けたりする必要がない。したがって、作業工程が単純に
なり製造上極めて有利であり生産性が向上する。また、
リード部114は、電極層113、113’の施された
部分の四角形の1辺の全長に渡って設けられる形とな
り、電極層113、113’の全幅で集電できるので、
集電抵抗が低減し性能の向上を図ることができる。
【0033】なお、スペーサ121a、121bは、使
用しなくてもよい。ただしそのときは、リード部114
の長さに余裕をとり、特に外側近くに積層される電極の
リード部が、後述の「たが」に挟むために積層の中央近
くまで寄せられても、長さに不足が生じないようにす
る。
【0034】次に図3を参照して、以上説明した電極を
用いる電気二重層キャパシタの実施例を説明する。なお
図3では、図1で上下方向に向けて配置されていた電極
を水平方向に置いた場合で示している。
【0035】図3(a)の実施例では、スペーサ121
aを挟んだ正極110のリード部を、断面がコの字形状
をした「たが」であるケース部131aのコの字に挟み
込み、コの字を上下からパンチングして固定している。
パンチングの代わりに、あるいはパンチングをした上
で、レーザー溶接や超音波溶接をしてもよいし、プロジ
ェクション溶接のような電気抵抗溶接を用いてもよい。
負極111側も同様に、コの字形状のケース部131b
でリード部を挟み込み、パンチングや溶接等により固定
する。
【0036】このようにして電極を固定したケース部1
31aとケース部131bとの間は、シールド板132
で連結して、電極110、111全体を覆う。なお、シ
ールド板132は絶縁材で作るのが好ましいが、金属等
を用いてもよく、その場合はシールド板132の中間部
には絶縁部133を設けて、正極と負極を電気的に絶縁
する。たがとシールド板で形成された容器中には、前述
のように電解液を注入し、液注入口も塞ぎ、容器全体を
密閉する。
【0037】また、ケース部131aとケース部131
bとにはそれぞれ外部端子117、117’を設けて、
電極110、111に電気を導入しまた導出できるよう
に構成する。
【0038】図3(b)の実施例では、やはり断面はコ
の字であるが、コの字の上下の片持ち梁部が、組み立て
られた正極110と負極111の全長のほぼ半分を覆う
長さに形成されたケースを1組用意する。その1組のケ
ースは、一方例えば正極側のケース134aを容器とす
れば、他方負極側のケース134bはその蓋の関係にな
るように、コの字を合わせたときに若干の重なりを呈す
るように形成されている。その重なり部分にはシール剤
135を施す。図3(a)の場合と同様に、コの字は電
極のリード部114を収納した状態で、図中矢印で示す
ように上下からパンチング等をすることにより、電極を
固定しさらに電解液を注入した後に密閉する。
【0039】図示しないが、積層された電極110、1
11をコの字の「たが」により固定した後、「たが」を
ケースの一部とすることなく、固定された電極全体をた
がも含めて一つの角形ケース(容器)に収納して電気二
重層キャパシタを構成してもよい。
【0040】以上、実施の形態として電気二重層キャパ
シタの場合で説明したが、その他の、集電体を備えた電
気化学素子、例えばリチウムイオン二次電池等の電池に
も本発明を応用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電極層は
集電体の四角形の一辺に沿った帯状部分を残して、集電
体上に形成されているので、帯状部をリード部として用
いることができ、リード部の形成が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である電気二重層キャパシ
タの内部要素を分解して示した斜視図である。
【図2】図1の内部要素の側面図である。
【図3】本発明の実施例である電気二重層キャパシタの
断面図である。
【図4】従来の電気二重層キャパシタの一部を破断し
て、内部の構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
110 正極 111 負極 112 金属集電体 113、113’ 電極層 114 リード部 115 セパレータ 121a、121b スペーサ 117、117’ 外部端子 131a、131b たが 133 絶縁部 134a、134b ケース 135 シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河里 健 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 山田 和彦 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状に形成されたシート状の複数の
    集電体と;前記複数の集電体上にそれぞれ形成された電
    極層と;前記電極層に隣接して設けられる電解質部とを
    備え;前記電極層は前記集電体の四角形の一辺に沿った
    帯状部分を残して、前記集電体上に形成され;前記複数
    の集電体は、前記一辺を第1の方向に揃えて積層される
    第1群の集電体と、前記一辺を前記第1の方向とは異な
    る第2の方向に揃えて積層される第2群の集電体とから
    なり;前記第1群の集電体と前記第2群の集電体とは、
    前記電解質部を挟んで互い違いに積層され;前記積層さ
    れた状態で、前記第1群の集電体の帯状部分には前記第
    2群の集電体と重ならない部分が少なくとも一部あり、
    前記第2群の集電体の帯状部分には前記第1群の集電体
    と重ならない部分が少なくとも一部あるように構成され
    ていることを特徴とする;電気化学素子。
  2. 【請求項2】 前記複数の集電体の前記帯状部分に重ね
    て組み立てられたスペーサをさらに備えることを特徴と
    する;請求項1に記載の電気化学素子。
  3. 【請求項3】 前記電解質部中に置かれる四角形のセパ
    レータをさらに備え;前記セパレータは、前記集電体に
    前記スペーサが重なる部分以外の集電体部分より大きく
    形成されていることを特徴とする;請求項2に記載の電
    気化学素子。
JP10092190A 1998-03-23 1998-03-23 電気化学素子 Pending JPH11274004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10092190A JPH11274004A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 電気化学素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10092190A JPH11274004A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 電気化学素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11274004A true JPH11274004A (ja) 1999-10-08

Family

ID=14047529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10092190A Pending JPH11274004A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 電気化学素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11274004A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004253145A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子
JP2004253347A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子用集電体シートおよび電気化学素子
JP2004253356A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池用集電体シートおよび非水電解質二次電池
JP2004253340A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子
JP2004253143A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子およびそれに用いる電極
JP2004253142A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子用電極に用いる電極合剤を担持するための集電体シートおよび電気化学素子
JP2006324333A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Honda Motor Co Ltd 電気化学素子
JP2006324337A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Honda Motor Co Ltd 電気化学素子
JP2006324275A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Tdk Corp 電気二重層キャパシタの製造方法
JPWO2006035597A1 (ja) * 2004-09-30 2008-05-15 トヨタ自動車株式会社 密閉型電池及び密閉型電池の製造方法
JP2010021183A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Panasonic Corp 電気二重層キャパシタ
KR100964491B1 (ko) * 2007-10-12 2010-06-21 킴스테크날리지 주식회사 전기화학셀
US7833656B2 (en) 2002-12-27 2010-11-16 Panasonic Corporation Electrochemical device and method for producing the same
JP2010539647A (ja) * 2007-09-13 2010-12-16 バッツキャップ フラット接続片を備えた電気エネルギー貯蔵体収納モジュール
JP2011066378A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電気二重層キャパシタ及びその製造方法
KR101244280B1 (ko) * 2011-08-08 2013-03-18 비나텍주식회사 케이스 단자를 갖는 슈퍼 커패시터
WO2013042640A1 (ja) * 2011-09-21 2013-03-28 エクセルギー工学研究所株式会社 積層電池およびこれを用いた組電池
JP5435131B2 (ja) * 2010-06-28 2014-03-05 株式会社村田製作所 蓄電デバイス及びその製造方法
JP2018018600A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 トヨタ自動車株式会社 積層電池及びその製造方法
CN107834012A (zh) * 2016-09-16 2018-03-23 丰田自动车株式会社 层叠型电池
JP2020504461A (ja) * 2016-12-30 2020-02-06 マクロキャップス・アンパルツセルスカブ 電気化学的エネルギー貯蔵デバイス
JPWO2019151193A1 (ja) * 2018-01-30 2021-01-28 株式会社豊田自動織機 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
WO2023111755A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 株式会社半導体エネルギー研究所 電池

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0392024U (ja) * 1989-12-29 1991-09-19
JPH0794374A (ja) * 1993-05-19 1995-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気二重層キャパシタ
JPH07263029A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Mitsubishi Chem Corp リチウムイオン二次電池
JPH07263024A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Mitsubishi Chem Corp リチウムイオン二次電池

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0392024U (ja) * 1989-12-29 1991-09-19
JPH0794374A (ja) * 1993-05-19 1995-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気二重層キャパシタ
JPH07263029A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Mitsubishi Chem Corp リチウムイオン二次電池
JPH07263024A (ja) * 1994-03-25 1995-10-13 Mitsubishi Chem Corp リチウムイオン二次電池

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4594591B2 (ja) * 2002-12-27 2010-12-08 パナソニック株式会社 電気化学素子
JP2004253347A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子用集電体シートおよび電気化学素子
JP2004253356A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池用集電体シートおよび非水電解質二次電池
JP2004253340A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子
JP2004253143A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子およびそれに用いる電極
JP2004253142A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子用電極に用いる電極合剤を担持するための集電体シートおよび電気化学素子
US7833656B2 (en) 2002-12-27 2010-11-16 Panasonic Corporation Electrochemical device and method for producing the same
US7858231B2 (en) 2002-12-27 2010-12-28 Panasonic Corporation Current collector sheet and electrochemical device
JP2004253145A (ja) * 2002-12-27 2004-09-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気化学素子
JP4594594B2 (ja) * 2002-12-27 2010-12-08 パナソニック株式会社 電気化学素子
JP4594598B2 (ja) * 2002-12-27 2010-12-08 パナソニック株式会社 電気化学素子
JP4594590B2 (ja) * 2002-12-27 2010-12-08 パナソニック株式会社 電気化学素子
JP4594596B2 (ja) * 2002-12-27 2010-12-08 パナソニック株式会社 電気化学素子
JP4640340B2 (ja) * 2004-09-30 2011-03-02 トヨタ自動車株式会社 密閉型電池及び密閉型電池の製造方法
JPWO2006035597A1 (ja) * 2004-09-30 2008-05-15 トヨタ自動車株式会社 密閉型電池及び密閉型電池の製造方法
JP2006324275A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Tdk Corp 電気二重層キャパシタの製造方法
JP4690771B2 (ja) * 2005-05-17 2011-06-01 本田技研工業株式会社 電気化学素子
JP4542947B2 (ja) * 2005-05-17 2010-09-15 Tdk株式会社 電気二重層キャパシタの製造方法
JP4658683B2 (ja) * 2005-05-17 2011-03-23 本田技研工業株式会社 電気化学素子
JP2006324333A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Honda Motor Co Ltd 電気化学素子
JP2006324337A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Honda Motor Co Ltd 電気化学素子
JP2010539647A (ja) * 2007-09-13 2010-12-16 バッツキャップ フラット接続片を備えた電気エネルギー貯蔵体収納モジュール
KR100964491B1 (ko) * 2007-10-12 2010-06-21 킴스테크날리지 주식회사 전기화학셀
JP2010021183A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Panasonic Corp 電気二重層キャパシタ
JP2011066378A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電気二重層キャパシタ及びその製造方法
US8369065B2 (en) 2009-09-18 2013-02-05 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Electric double layer capacitor
JP5435131B2 (ja) * 2010-06-28 2014-03-05 株式会社村田製作所 蓄電デバイス及びその製造方法
KR101244280B1 (ko) * 2011-08-08 2013-03-18 비나텍주식회사 케이스 단자를 갖는 슈퍼 커패시터
WO2013042640A1 (ja) * 2011-09-21 2013-03-28 エクセルギー工学研究所株式会社 積層電池およびこれを用いた組電池
JP2018018600A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 トヨタ自動車株式会社 積層電池及びその製造方法
CN107658413A (zh) * 2016-07-25 2018-02-02 丰田自动车株式会社 层叠电池及其制造方法
CN107834012A (zh) * 2016-09-16 2018-03-23 丰田自动车株式会社 层叠型电池
JP2020504461A (ja) * 2016-12-30 2020-02-06 マクロキャップス・アンパルツセルスカブ 電気化学的エネルギー貯蔵デバイス
JPWO2019151193A1 (ja) * 2018-01-30 2021-01-28 株式会社豊田自動織機 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
WO2023111755A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 株式会社半導体エネルギー研究所 電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11274004A (ja) 電気化学素子
US7179562B2 (en) Battery electrode assembly and fabrication method therefor
JP5691959B2 (ja) 二次電池用電極組立体及び二次電池並びに車両
JP2006128132A (ja) 二次電池
KR101139016B1 (ko) 다방향성 리드-탭 구조를 가진 리튬 이차 전지
JP6633127B2 (ja) 燃料電池スタック、燃料電池スタック用のダミーセル及びダミーセルの製造方法
KR101147241B1 (ko) 전극 어셈블리, 이차 전지, 및 전극의 제조 방법
JPH0391224A (ja) 電気二重層コンデンサ
WO2019187941A1 (ja) 固体電池用集電体タブ、集電体、および電極シート
JPH1027602A (ja) 電極及び積層形電池
KR20160134331A (ko) 파우치형 이차전지 및 그 제조방법
JP2005011556A (ja) 積層型電池およびその製造方法
US7951480B1 (en) Separator bag for use in electrochemcial cell
CN115939488A (zh) 电极组件和包括该电极组件的二次电池和二次电池模块
JP3686242B2 (ja) 電池用積層電極の接続方法と電池
JP2002353078A (ja) 積層型電気二重層キャパシタモジュール
JPWO2005052967A1 (ja) コンデンサ
JP2000100414A (ja) 電極の集電構造
JP7347384B2 (ja) 二次電池
JP6715039B2 (ja) 電気化学セルおよび電気化学セルの製造方法
US20220255121A1 (en) Battery
WO2018012739A1 (ko) 상호 결합된 추가 탭들이 형성되어 있는 극판들을 포함하고 있는 전극조립체
KR20180082150A (ko) 지그재그 형상으로 폴딩된 전극조립체
JP4078489B2 (ja) 電池の製造方法
JPS6353857A (ja) 燃料電池のセパレ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040726

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070731