JPH11273637A - 密閉型電池の製造方法 - Google Patents

密閉型電池の製造方法

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JPH11273637A
JPH11273637A JP10070368A JP7036898A JPH11273637A JP H11273637 A JPH11273637 A JP H11273637A JP 10070368 A JP10070368 A JP 10070368A JP 7036898 A JP7036898 A JP 7036898A JP H11273637 A JPH11273637 A JP H11273637A
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battery
welding
battery lid
lid
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JP10070368A
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Mitsuhiro Marumoto
光弘 丸本
Seiji Okada
聖司 岡田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池缶と電池蓋との合わせ部をレーザー溶接
にて確実に溶接し得る密閉型電池の製造方法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 電池缶と電池蓋との合わせ部をレーザー
光の照射により溶接する際、合わせ部の最外部位または
その近傍に溶接補助部材を存在せしめ、溶接補助部材の
溶融体の少なくとも一部が合わせ部の間隙を充填するよ
うに溶接補助部材および合わせ部にレーザー光を照射す
ることを特徴とする密閉型電池の製造方法。 【効果】 アルミニウム系金属材製の電池缶と電池蓋と
からなる軽量にして機械的に丈夫な電解液内蔵のリチウ
ム二次電池などの密閉型電池、特に角型の密閉型電池の
製造に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム二次電池な
どの密閉型電池の製造方法に関し、特に電池缶と電池蓋
との合わせ部の溶接方法に特徴のある密閉型電池の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、通常の密閉型電池例の概念的な
断面図であり、図7は図6の一部拡大断面図である。図
6および図7において、1は電池缶、2は電気絶縁板、
3は発電要素体、31は発電要素体3の下部から露出す
る一方の電極リード、32は発電要素体3の上部から露
出する他方の電極リード、4はドーナツ状の電気絶縁
板、5は電極、6は電池蓋、7は電極5の中央を貫通す
る電解液注入口、8は電解液注入口7を封止する封止用
部材、9は電気絶縁ガスケット、10はラプチャー機能
を有する安全機構である。電池蓋6は、電気絶縁ガスケ
ット9を介して電極5を有し、且つ安全機構10をも有
する。
【0003】上記の密閉型電池は、鉄やアルミニウムな
どの導電性金属からなる有底の電池缶1内に発電要素体
3を電気絶縁板2、4と共に収納し、発電要素体3から
導出された一方の電極リード31の先端を電池缶1の底
内面あるいは内側面に、他方の電極リード32の先端を
電池蓋6中の電極5の裏面にそれぞれ電気的に接続し、
電池蓋6を電池缶1の開口上端部11に設置してその合
わせ部Gを溶接して有底電池缶1に蓋をし、電解液注入
口7から電池缶1内を脱気すると共に電解液を注入して
発電要素体3を電解液にて含浸し、最後に封止用部材8
の装着溶接にて電解液注入口7を封止して製造される。
【0004】電池缶1と電池蓋6との合わせ部Gの溶接
は、現在、局部的加熱が可能なレーザー光の照射による
溶接が工業的に多用されている。このレーザー溶接は、
局部を高温度に加熱することが可能なために、鉄材のア
ーク溶接の場合に使用される溶接棒のような溶接補助部
材を用いることなく、被溶接体自体の一部を溶融し再凝
固させて溶接する。ところが上記の合わせ部Gは、比較
的大きな間隙を有し、このために被溶接体自体の溶融
と再凝固によっても十分に該間隙を充填することができ
ない、該間隙の充填が不十分であるためにその部分の
機械的強度が弱い、該間隙の充填が不十分であると、
間隙内の充填物は再凝固の際に急速に冷却して割れが発
生する、などの諸問題がある。これらの問題は、電池缶
1および電池蓋6が、共にアルミニウム系金属材、特に
Al−Mn系合金、就中Al−Mn−Mg合金の場合に
大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に鑑み本発明は、
電池缶と電池蓋との合わせ部をレーザー溶接にて確実に
溶接し得る密閉型電池の製造方法を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、つぎの
手段にて解決される。 (1) 電池缶の開口上端面と電池蓋の端部の溶接面との合
わせ部をレーザー光の照射により溶接する際、合わせ部
の最外部位またはその近傍に溶接補助部材を存在せし
め、溶接補助部材の溶融体の少なくとも一部が合わせ部
の間隙を充填するようにレーザー光を照射することを特
徴とする密閉型電池の製造方法。 (2) 電池蓋の端部が、電池缶の開口上端面と対向する溶
接面と電池缶の内壁面と接触し得る位置合わせ面とを有
する段構造である上記(1) 記載の密閉型電池の製造方
法。 (3) 電池蓋の端部の段構造が、プレス加工により成形さ
れてなる上記(2) 記載の密閉型電池の製造方法。 (4) 電池缶、電池蓋、および溶接補助部材が、共にAl
−Mn系合金にて形成されてなる上記(1) 〜(3) のいず
れかに記載の密閉型電池の製造方法。 (5) 溶接補助部材が、電池缶および/または電池蓋に一
体的に設けられてなる上記(1) 〜(4) のいずれかに記載
の密閉型電池の製造方法。 (6) 溶接前における溶接補助部材の体積が、溶接前にお
ける合わせ部の間隙の空間体積1μm3 あたり0.2〜
5μm3 である上記(1) 〜(5) のいずれかに記載の密閉
型電池の製造方法。
【0007】
【作用】電池缶1と電池蓋6との合わせ部Gの最外部位
G1(後記の図1参照)またはその近傍に溶接補助部材
を存在せしめ、レーザー光を照射して溶接補助部材を溶
融せしめ、その溶融体の少なくとも一部にて合わせ部G
の間隙を充填することにより上記の課題を解決すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図例により一層詳
細に説明する。図1〜図4は、いずれも本発明の部分拡
大断面図であって、図6に示すような電池において、そ
の電池缶1と電池蓋6との合わせ部Gおよびその近傍の
みを示す。図5は、図1などに示す電池蓋の断面図例で
ある。
【0009】図1において、電池缶1と電池蓋6との合
わせ部Gは、電池缶1の開口上端部11の端面14と電
池蓋6の端部61の溶接面611とが対向する部位であ
って、それは電池缶1の端面14上に電池蓋6の溶接面
611を乗せることにより形成されている。合わせ部G
における電池缶1の開口上端部11と電池蓋6の端部6
1の各端の外面上には、溶接補助部材W1、W2、が各
端と一体的に設けられている。図1および図4における
溶接補助部材W1、W2は、その断面は半円形であり、
図2では二次曲線形の斜面を有する三角形であり、図3
では三角形である。図2および図3の各実施例は、図1
の実施例とは溶接補助部材W1、W2の断面構造が異な
るのみで、他は同じ構造である。
【0010】電池缶1の所定位置に電池蓋6を乗せた
後、図示するように溶接補助部材W1、W2および合わ
せ部Gにレーザー光LDを照射する。dは、レーザー光
LDのビーム径である。このレーザー光LDの照射によ
り、溶接補助部材W1とW2、および合わせ部Gを形成
する電池缶1と電池蓋6の各表面部位が溶融し、その際
に溶接補助部材W1とW2との溶融体の一部または全部
が合わせ部Gの間隙に入り込む。かくして、合わせ部G
は溶接される。
【0011】溶接前における合わせ部Gの間隙は、例え
ば図1を例に取ると、電池缶1の端面14と電池蓋6の
溶接面611との間の平均間隔tと合わせ部の長さaの
矩形(あるいは擬似矩形)断面を有するリング形状を呈
している。そのリング形状の中央(合わせ部Gのa/2
の点)の周長をRとすると、該間隙の総空間体積は、t
aRとなる。一方、溶接補助部材はW1、W2のように
二個設置する必要はなくW1とW2のうちの何方か一つ
であってもよい。溶接補助部材の数の如何を問わず溶接
補助部材の体積(溶接補助部材が二個以上分散設置され
ているときは、その総体積)は、溶接前における合わせ
部Gの上記間隙の総空間体積taRに対してその1μm
3 あたり0.2〜5μm3 程度、特に0.5〜2μm3
程度が好ましい。
【0012】図1〜図3に示す電池蓋6の端部61は、
一部を切り欠いた段構造となっていて溶接面611の他
に、電池缶1の内壁面15と接触し得る面(以下、位置
合わせ面)613をも有する。本発明においては、電池
蓋6の端部61は図7に示す従来例のように無加工であ
ってもよいが、段構造として位置合わせ面613を有す
ると、該面613が電池缶1上に電池蓋6を安定して設
置する機能をなし、この電池蓋6の安定設置により合わ
せ部Gの位置も安定し、この結果、前記したレーザー光
の照射により一層安定した合わせ部Gの溶接が可能とな
る。なお位置合わせ面613は、その全面が電池缶1の
内壁面15と接触し得る必要はなく、その一部分が電池
缶1の内壁面15と接触して電池缶1上に電池蓋6を安
定して設置し得さえすればよい。
【0013】電池蓋6の端部61を上記した段構造とす
るには、例えば、図5に示すように、電池蓋6を上部材
62と上部材62よりやヾ小寸法の下部材63の二枚を
用いて両部材を貼り合わし形成し、上部材62の先端裏
面を溶接面611として、一方、下部材63の先端側面
を位置合わせ面613としてそれぞれ機能せしめること
ができる。あるいは均一な厚みを有する平板の先端部を
プレス加工にて段構造としてもよい。工業的にはプレス
加工が能率的である。図4では、電池蓋6としてプレス
加工にて段構造としたものが使用されている。プレス加
工は工業的に能率的であると言えども、プレス加工に特
有のヌケダレ現象が生じて図4に示すように、電池蓋6
の先端にダレ614が生じてその部位の合わせ部Gの間
隙が最外部位G1に向かって漸次大きくなる問題があ
る。電池蓋6の形成材料がアルミニウム系金属材の場合
にヌケダレ現象が特に顕著であり、ダレ614の大きさ
も大きくなる。しかし本発明によれば、たとえ大きなダ
レ614があっても溶接補助部材の溶融体にてダレ61
4に基づく大きな間隙も良好に充填することができる。
【0014】なお電池蓋6の先端にダレ614が生じて
いる場合でも、図4で梨地で示す部分の平均断面積を適
当な方法で測定して間隙の総空間体積taRを求め、そ
の1μm3 あたり0.2〜5μm3 程度、特に0.5〜
2μm3 程度の体積の溶接補助部材を用いればよい。
【0015】合わせ部Gの最外部位G1またはその近傍
に設置される溶接補助部材の設置位置には特に制限はな
く、レーザー光の照射によりその溶融体の少なくとも一
部が、合わせ部Gの間隙内に入り込んで上記した合わせ
部Gの溶接に寄与できればよい。溶接補助部材W2は、
一般的に、電池缶1の開口上端部11の外表面12上0
で最外部位G1に近接する位置が好ましく、一方溶接補
助部材W1は、電池蓋6の端部61の最先端面612上
で最外部位G1に近接する位置が好ましい。
【0016】それらの溶接補助部材の設置方法は任意で
あり、例えば電池缶1や電池蓋6を平板からプレス成形
する際に同時に成形付与し得る。また電池缶1や電池蓋
6を周知の方法で成形した後に、溶接補助部材の長尺線
材を電池缶1や電池蓋6の所定部位に巻き付けて溶接し
てもよい。但しこの溶接は、必ずしも強固である必要は
なく、要は、電池缶1の端面14と電池蓋6の溶接面6
11とが対向するように電池缶1に電池蓋6を設置し、
且つレーザー光を照射して溶接補助部材の溶融体の少な
くとも一部が合わせ部Gの間隙を充填できればよい。
【0017】合わせ部Gは、電池缶1の端面14と電池
蓋6の溶接面611とが溶接補助部材W1および/また
はW2の溶融体を介することなく直接溶接する部分、並
びに端面14と溶接面611とが溶接補助部材W1およ
び/またはW2の溶融体を介して溶接する部分の両方に
て溶接されていてもよく、あるいは端面14と溶接面6
11との全対向面が溶接補助部材W1および/またはW
2の溶融体を介して溶接されていてもよい。
【0018】レーザー光LDの照射方法も特に制限はな
く、溶接補助部材の溶融体の少なくとも一部が合わせ部
の間隙を充填するように溶接補助部材および合わせ部G
に照射すればよいが、一般的には合わせ部Gに並行に、
換言すると電池缶1の外表面12に対して垂直に、合わ
せ部Gの最外部位G1を中心に照射することが好まし
い。レーザー光LDのビーム径dは、最外部位G1の平
均開口径と同程度であればよく、図1〜図4に示すよう
に最外部位G1、溶接補助部材W1、W2の全部を同時
に照射し得る大きさであることが特に好ましい。
【0019】本発明において電池缶1と電池蓋6の各形
成材料としては、斯界で周知あるいは実用されているも
のであってよい。例えば、鉄系金属材、アルミニウム系
金属材などであるが、アルミニウム系金属材はヌケダレ
現象が生じ易い欠点があっても本発明においてはそれが
実際的に問題とならず、且つ軽量であるので特に好まし
い。
【0020】アルミニウム系金属材としては、純アルミ
ニウムの他に、基本的に純アルミニウムの軽量性を維持
し、且つ純アルミニウムの機械的強度が改善されたアル
ミニウム合金類も用いられる。アルミニウム合金類とし
ては、Mn、Mg、Si、Fe、Cu、Zn、Cr、T
i、あるいはその他の元素を含む二〜多元系合金であっ
てよい。就中Al−Mn系合金、特にAlの含有量が少
なくとも80重量%、特に少なくとも90重量%であ
り、Mnの含有量が0.1〜2.5重量%、特に0.1
〜2.0重量%のものが好ましい。Al−Mn系合金
は、Mg、Si、Fe、Cu、Zn、Cr、Ti、ある
いはその他の元素を含むものであってもよい。Al−M
n系合金の具体例として、JIS呼称番号の2014、
2017、2024、3003、3004などが例示し
得る。なお、上記したアルミニウム系金属材やAl−M
n系合金などは、アルミニウムまたはその合金類に通常
含まれている不純物を通常量程度含有していてもよい。
【0021】なお電池缶1、電池蓋6、および溶接補助
部材の三者の各形成材料は、溶接の容易さ並びに溶接部
の機械的強度の長期安定性の観点から、互いに組成並び
に融点が似通っていることが好ましく、特に互いの融点
の差が10℃以内、特に5℃以内であることが好まし
い。
【0022】溶接のためのレーザー光としては、連続波
レーザー光(CW)やパルスレーザー光(PW)など、
従来から斯界で周知あるいは実用されているものであっ
てよい。なお溶接補助部材の形成材料がアルミニウム系
金属材である場合には、溶接の際に生じる溶融体の冷却
速度が早過ぎるとその凝固体に割れが生じることがあ
る。よってかかる場合には、PWの上にCWを重乗させ
る、PWの波形制御する、などの照射方法によりレーザ
ー光の照射により生じた溶融体の凝固が始まる段階以降
において凝固体が徐冷するようにレーザー光をその照射
エネルギー量が逓減するように照射することが好まし
い。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、電池缶と電池蓋との合
わせ部をレーザー溶接にて良好に溶接することができ
る。また電池蓋としては、その端部は溶接面と位置合わ
せ面とを有する段構造とすることにより電池缶上に電池
蓋を安定に設置し得て、両者のレーザー溶接が一層容易
となる。電池蓋の端部は、通常のプレス加工にて容易に
段構造に加工することができる。その際、プレス加工に
特有のヌケダレ現象にてレーザー溶接上で不利となるダ
レが電池蓋の端部に生じ、しかもそのダレは電池蓋の形
成材料がアルミニウム系金属材である場合に特に顕著で
あるが、本発明によれば、かかるダレが生じて電池缶と
電池蓋との合わせ部の間隙が大きくなっても、該間隙を
充填して両者を良好に溶接することができる。しかして
本発明は、軽量の故に斯界で需要の高いアルミニウム系
金属材製の電池缶と電池蓋とからなる密閉型電池、就
中、電解液内蔵のリチウム二次電池などの密閉型電池、
特に角型の密閉型電池の製造に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における部分拡大断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例における部分拡大断面図で
ある。
【図3】本発明のさらに他の実施例における部分拡大断
面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例における部分拡大断
面図である。
【図5】図1などに示す電池蓋の断面図例である。
【図6】通常の密閉型電池例の概念的な断面図である。
【図7】図6の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 電池缶 6 電池蓋 G 電池缶と電池蓋との合わせ部 G1 合わせ部の最外部位 LD レーザー光 W1 溶接補助部材 W2 溶接補助部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池缶の開口上端面と電池蓋の端部の溶
    接面との合わせ部をレーザー光の照射により溶接する
    際、合わせ部の最外部位またはその近傍に溶接補助部材
    を存在せしめ、溶接補助部材の溶融体の少なくとも一部
    が合わせ部の間隙を充填するようにレーザー光を照射す
    ることを特徴とする密閉型電池の製造方法。
  2. 【請求項2】 電池蓋の端部が、電池缶の開口上端面と
    対向する溶接面と電池缶の内壁面と接触し得る位置合わ
    せ面とを有する段構造である請求項1記載の密閉型電池
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 電池蓋の端部の段構造が、プレス加工に
    より成形されてなる請求項2記載の密閉型電池の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 電池缶、電池蓋、および溶接補助部材
    が、共にAl−Mn系合金にて形成されてなる請求項1
    〜3のいずれかに記載の密閉型電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 溶接補助部材が、電池缶および/または
    電池蓋に一体的に設けられてなる請求項1〜4のいずれ
    かに記載の密閉型電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 溶接前における溶接補助部材の体積が、
    溶接前における合わせ部の間隙の空間体積1μm3 あた
    り0.2〜5μm3 である請求項1〜5のいずれかに記
    載の密閉型電池の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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