JPH11273415A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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- JPH11273415A JPH11273415A JP10075784A JP7578498A JPH11273415A JP H11273415 A JPH11273415 A JP H11273415A JP 10075784 A JP10075784 A JP 10075784A JP 7578498 A JP7578498 A JP 7578498A JP H11273415 A JPH11273415 A JP H11273415A
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- Japan
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- revolution
- shadow
- reflecting surface
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 見栄えが良い。
【解決手段】 第1反射面61の回転放物面は、焦点距
離が異なる第1回転放物面611と第2回転放物面61
2とが光軸Z−Zを中心とする同心円状に交互に設定さ
れてなり、第1反射面61において第1回転放物面61
1と第2回転放物面612との間の段部により生じる影
D1の模様と、第2反射面62において多段回転放物面
の段部により生じる影D2の模様とを、ほぼ一致させ
る。この結果、光源バルブを点灯すると、第1反射面6
1においては光軸Z−Zを中心とする同心円状の影D1
が生じ、第2反射面62においては光軸Z−Zを中心と
する同心円状の影D2が生じ、第1反射面61の影D1
模様と、第2反射面62の影D2模様とはほぼ一致する
ので、第1反射面61の影模様の見え方と第2反射面6
2の影模様の見え方との間には差異がなくなり、均一感
が生じ、見栄えが良くなる。
離が異なる第1回転放物面611と第2回転放物面61
2とが光軸Z−Zを中心とする同心円状に交互に設定さ
れてなり、第1反射面61において第1回転放物面61
1と第2回転放物面612との間の段部により生じる影
D1の模様と、第2反射面62において多段回転放物面
の段部により生じる影D2の模様とを、ほぼ一致させ
る。この結果、光源バルブを点灯すると、第1反射面6
1においては光軸Z−Zを中心とする同心円状の影D1
が生じ、第2反射面62においては光軸Z−Zを中心と
する同心円状の影D2が生じ、第1反射面61の影D1
模様と、第2反射面62の影D2模様とはほぼ一致する
ので、第1反射面61の影模様の見え方と第2反射面6
2の影模様の見え方との間には差異がなくなり、均一感
が生じ、見栄えが良くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばリヤーコン
ビネーションランプ等の車両用灯具に係り、特に、見栄
えが良い車両用灯具に関するものである。
ビネーションランプ等の車両用灯具に係り、特に、見栄
えが良い車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の一般の車両用灯具を図4
を参照して説明する。この例は、ランプハウジングとリ
フレクタとが一体型の車両用灯具であって、自動車のリ
ヤーコンビネーションランプについて説明する。図4は
一般の車両用灯具の横断面図である。なお、図面中、ハ
ッチングは図面の読解上省略してある。
を参照して説明する。この例は、ランプハウジングとリ
フレクタとが一体型の車両用灯具であって、自動車のリ
ヤーコンビネーションランプについて説明する。図4は
一般の車両用灯具の横断面図である。なお、図面中、ハ
ッチングは図面の読解上省略してある。
【0003】図において、1は後述するリフレクタ5と
一体のランプハウジングである。このランプハウジング
1の前面開口部にはレンズ(アウターレンズ)2がシー
ル剤や接着剤(例えば、ホットメルト)等を介して配設
されていて、そのレンズ2及びランプハウジング1によ
り灯室3が画成形成されている。
一体のランプハウジングである。このランプハウジング
1の前面開口部にはレンズ(アウターレンズ)2がシー
ル剤や接着剤(例えば、ホットメルト)等を介して配設
されていて、そのレンズ2及びランプハウジング1によ
り灯室3が画成形成されている。
【0004】前記レンズ2の内面には、後述するリフレ
クタ5からの反射光L2を拡散光L3として例えば上下
左右に拡散させるための一部球形形状のレンズエレメン
ト(所謂魚眼プリズム)20が設けられている。なお、
上述のレンズ2において、リフレクタ5からの光L2を
上下に拡散させるレンズ、若しくは左右に拡散させるレ
ンズを使用しても良いし、また、上述の拡散系のレンズ
に素通しのレンズを組合せた2重レンズを使用しても良
い。
クタ5からの反射光L2を拡散光L3として例えば上下
左右に拡散させるための一部球形形状のレンズエレメン
ト(所謂魚眼プリズム)20が設けられている。なお、
上述のレンズ2において、リフレクタ5からの光L2を
上下に拡散させるレンズ、若しくは左右に拡散させるレ
ンズを使用しても良いし、また、上述の拡散系のレンズ
に素通しのレンズを組合せた2重レンズを使用しても良
い。
【0005】上述の灯室3内には光源バルブ4が配設さ
れている。この光源バルブ4は、ガラスバルブ中にフィ
ラメント(図示せず)が封入されており、このフィラメ
ントが発光部を構成する。この光源バルブ4は、ソケッ
ト40に着脱可能に取り付けられており、このソケット
40を介して前記ランプハウジング1に着脱可能に取り
付けられ、かつ前記灯室3内の所定位置(光源バルブ4
のフィラメント(図示せず)が後述するリフレクタ5の
焦点F近傍に位置する位置)に配設されている。すなわ
ち、この光源バルブ4は規格化されており、この光源バ
ルブ4の発光部(フィラメント)の位置、この発光部か
らリフレクタ5との取付点までの距離等が規格化されて
おり、この結果、光源バルブ4をリフレクタ5に取り付
けると、光源バルブ4の発光部がリフレクタ5の焦点F
に位置することとなる。
れている。この光源バルブ4は、ガラスバルブ中にフィ
ラメント(図示せず)が封入されており、このフィラメ
ントが発光部を構成する。この光源バルブ4は、ソケッ
ト40に着脱可能に取り付けられており、このソケット
40を介して前記ランプハウジング1に着脱可能に取り
付けられ、かつ前記灯室3内の所定位置(光源バルブ4
のフィラメント(図示せず)が後述するリフレクタ5の
焦点F近傍に位置する位置)に配設されている。すなわ
ち、この光源バルブ4は規格化されており、この光源バ
ルブ4の発光部(フィラメント)の位置、この発光部か
らリフレクタ5との取付点までの距離等が規格化されて
おり、この結果、光源バルブ4をリフレクタ5に取り付
けると、光源バルブ4の発光部がリフレクタ5の焦点F
に位置することとなる。
【0006】前記ランプハウジング1と一体のリフレク
タ5は、前部に非円形(例えば、横長の長方形形状)の
開口部50(ランプハウジング1の前面開口部)が設け
られており、後部が閉塞された形状をなす。このリフレ
クタ5(ランプハウジング1)の後部の頂点51の部分
には透孔52が設けられており、この透孔52を介して
上述の光源バルブ4が灯室3内に配設されている。この
リフレクタ5、すなわち前記ランプハウジング1の内面
(灯室3と対向する側の面)には、前記光源バルブ4か
らの光L1を平行光L2として前記レンズ2側にほぼ平
行に反射させる反射面53が、例えばアルミ蒸着を施し
て直接設けられている。この反射面53は、光軸Z−Z
を回転軸とする単一の(完全な)回転放物面をなす。な
お、このリフレクタ5は、ランプハウジング1と一体型
のものの他、ランプハウジング1と別体のものを灯室3
内に配設しても良い。
タ5は、前部に非円形(例えば、横長の長方形形状)の
開口部50(ランプハウジング1の前面開口部)が設け
られており、後部が閉塞された形状をなす。このリフレ
クタ5(ランプハウジング1)の後部の頂点51の部分
には透孔52が設けられており、この透孔52を介して
上述の光源バルブ4が灯室3内に配設されている。この
リフレクタ5、すなわち前記ランプハウジング1の内面
(灯室3と対向する側の面)には、前記光源バルブ4か
らの光L1を平行光L2として前記レンズ2側にほぼ平
行に反射させる反射面53が、例えばアルミ蒸着を施し
て直接設けられている。この反射面53は、光軸Z−Z
を回転軸とする単一の(完全な)回転放物面をなす。な
お、このリフレクタ5は、ランプハウジング1と一体型
のものの他、ランプハウジング1と別体のものを灯室3
内に配設しても良い。
【0007】そして、前記光源バルブ4のフィラメント
を点灯すると、その光源バルブ4のフィラメント(F)
からの光L1はリフレクタ5の反射面53で反射され、
この反射光L2がレンズ2を経て例えば上下左右に拡散
されて拡散光L3として外部に所定の配光パターンで照
射される。
を点灯すると、その光源バルブ4のフィラメント(F)
からの光L1はリフレクタ5の反射面53で反射され、
この反射光L2がレンズ2を経て例えば上下左右に拡散
されて拡散光L3として外部に所定の配光パターンで照
射される。
【0008】上述の一般の車両用灯具は、リフレクタ5
の反射面53が単一の完全な回転放物面からなるので、
ランプハウジング1及びレンズ2の外形が図5中の実線
に示す形状となるものである。しかしながら、一般の車
両用灯具においては、実際上、車体のデザインや造形上
から、ランプハウジング1及びレンズ2の外形が図5中
の破線に示す外形となるものが多い。ランプハウジング
1及びレンズ2の外形が図5中の破線に示す外形となっ
た場合には、その破線にて示す部分のリフレクタ5に単
一の完全な回転放物面からなる反射面53を構成するこ
とが不可能となる。その結果、光源バルブ4からの光L
1を有効に利用できない問題が生じる。
の反射面53が単一の完全な回転放物面からなるので、
ランプハウジング1及びレンズ2の外形が図5中の実線
に示す形状となるものである。しかしながら、一般の車
両用灯具においては、実際上、車体のデザインや造形上
から、ランプハウジング1及びレンズ2の外形が図5中
の破線に示す外形となるものが多い。ランプハウジング
1及びレンズ2の外形が図5中の破線に示す外形となっ
た場合には、その破線にて示す部分のリフレクタ5に単
一の完全な回転放物面からなる反射面53を構成するこ
とが不可能となる。その結果、光源バルブ4からの光L
1を有効に利用できない問題が生じる。
【0009】そこで、一般の車両用灯具は、図6及び図
7に示すように、リフレクタ5の反射面を第1反射面5
4(図5中の実線にて示す部分に対応する反射面)と第
2反射面55(図5中の破線にて示す部分に対応する反
射面)とから構成し、その第1反射面54を単一の完全
な回転放物面となし、一方、第2反射面55を光軸Z−
Zを中心とする同心円状の多段回転放物面(焦点Fを共
通とし、かつ焦点距離がそれぞれ異なった複数の回転放
物面を段部を介して連続させたもの)となしたものであ
る。この単一完全回転放物面の第1反射面54と多段回
転放物面の第2反射面55とから構成されているリフレ
クタ5を使用する車両用灯具は、多段回転放物面の第2
反射面55により、車体のデザインや造形上を満足し、
かつ、光源バルブ4からの光L1を有効利用できること
となる。
7に示すように、リフレクタ5の反射面を第1反射面5
4(図5中の実線にて示す部分に対応する反射面)と第
2反射面55(図5中の破線にて示す部分に対応する反
射面)とから構成し、その第1反射面54を単一の完全
な回転放物面となし、一方、第2反射面55を光軸Z−
Zを中心とする同心円状の多段回転放物面(焦点Fを共
通とし、かつ焦点距離がそれぞれ異なった複数の回転放
物面を段部を介して連続させたもの)となしたものであ
る。この単一完全回転放物面の第1反射面54と多段回
転放物面の第2反射面55とから構成されているリフレ
クタ5を使用する車両用灯具は、多段回転放物面の第2
反射面55により、車体のデザインや造形上を満足し、
かつ、光源バルブ4からの光L1を有効利用できること
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具は、単一の完全な回転放物面の第1反射面
54と多段の回転放物面の第2反射面55とから構成さ
れているリフレクタ5を使用するものであるから、光源
バルブ4の点灯時において、図7及び図8に示すよう
に、単一完全回転放物面の第1反射面54においては影
が生じないが、多段回転放物面の第2反射面55におい
ては段部による影Dが光軸Z−Zを中心とするほぼ同心
円状に生じる。このために、図8に示すように、影がな
い第1反射面54における見え方と、半円形状の同心円
状の影Dが生じる第2反射面55における見え方との間
には、差異があり均一感がなく、見栄え上課題がある。
なお、図8中において、半円形状の同心円状の影Dは実
際のものよりも間隔を大きく開けて本数が少なく図示し
てある。
の車両用灯具は、単一の完全な回転放物面の第1反射面
54と多段の回転放物面の第2反射面55とから構成さ
れているリフレクタ5を使用するものであるから、光源
バルブ4の点灯時において、図7及び図8に示すよう
に、単一完全回転放物面の第1反射面54においては影
が生じないが、多段回転放物面の第2反射面55におい
ては段部による影Dが光軸Z−Zを中心とするほぼ同心
円状に生じる。このために、図8に示すように、影がな
い第1反射面54における見え方と、半円形状の同心円
状の影Dが生じる第2反射面55における見え方との間
には、差異があり均一感がなく、見栄え上課題がある。
なお、図8中において、半円形状の同心円状の影Dは実
際のものよりも間隔を大きく開けて本数が少なく図示し
てある。
【0011】本発明の目的は、見栄えが良い車両用灯具
を提供することにある。
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、第1反射面の回転放物面が、焦点距離
が異なる第1回転放物面と第2回転放物面とが光軸を中
心とする同心円状に交互に設定されてなり、その第1反
射面において第1回転放物面と第2回転放物面との間の
段部により生じる影の模様と、第2反射面において多段
回転放物面の段部により生じる影の模様とを、ほぼ一致
させた、ことを特徴とする。
達成するために、第1反射面の回転放物面が、焦点距離
が異なる第1回転放物面と第2回転放物面とが光軸を中
心とする同心円状に交互に設定されてなり、その第1反
射面において第1回転放物面と第2回転放物面との間の
段部により生じる影の模様と、第2反射面において多段
回転放物面の段部により生じる影の模様とを、ほぼ一致
させた、ことを特徴とする。
【0013】この結果、本発明の車両用灯具は、光源バ
ルブを点灯すると、第1反射面において、第1回転放物
面と第2回転放物面との間の段部により光軸を中心とす
る同心円状の影が生じ、一方、第2反射面において、多
段回転放物面の段部により光軸を中心とする同心円状の
影が生じる。そして、第1反射面において生じる影の模
様と、第2反射面において生じる影の模様とはほぼ一致
するものであるから、第1反射面における影模様の見え
方と第2反射面における影模様の見え方との間には差異
がなくなり、均一感が生じるので、見栄えが良くなる。
ルブを点灯すると、第1反射面において、第1回転放物
面と第2回転放物面との間の段部により光軸を中心とす
る同心円状の影が生じ、一方、第2反射面において、多
段回転放物面の段部により光軸を中心とする同心円状の
影が生じる。そして、第1反射面において生じる影の模
様と、第2反射面において生じる影の模様とはほぼ一致
するものであるから、第1反射面における影模様の見え
方と第2反射面における影模様の見え方との間には差異
がなくなり、均一感が生じるので、見栄えが良くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の一実
施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。この例
は、リヤーコンビネーションランプに使用した例につい
て説明する。図中、図4乃至図8と同符号は同一のもの
を示す。なお、図面中、ハッチングは図面の読解上省略
してある。
施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。この例
は、リヤーコンビネーションランプに使用した例につい
て説明する。図中、図4乃至図8と同符号は同一のもの
を示す。なお、図面中、ハッチングは図面の読解上省略
してある。
【0015】図1において、6はランプハウジング1と
一体構造のリフレクタである。このリフレクタ6は、正
面(レンズ2側)から見て横長の長方形形状をなす前部
開口部60と、右半分の第1反射面61と、左半分の第
2反射面62と、から構成されている。
一体構造のリフレクタである。このリフレクタ6は、正
面(レンズ2側)から見て横長の長方形形状をなす前部
開口部60と、右半分の第1反射面61と、左半分の第
2反射面62と、から構成されている。
【0016】上述の第1反射面61は、焦点距離が異な
る第1回転放物面611(焦点距離が小)と第2回転放
物面612(焦点距離が大)とを、光軸Z−Zを中心と
した同心円状に交互に設定してなるものであり、光源バ
ルブ点灯時には第1回転放物面611と第2回転放物面
612との間の段部により影D1が生じるものである。
この影D1の模様は、図3中の右側に示すように、光軸
Z−Zを中心とするほぼ同心円状の影模様であって、半
円形状の影模様をなす。
る第1回転放物面611(焦点距離が小)と第2回転放
物面612(焦点距離が大)とを、光軸Z−Zを中心と
した同心円状に交互に設定してなるものであり、光源バ
ルブ点灯時には第1回転放物面611と第2回転放物面
612との間の段部により影D1が生じるものである。
この影D1の模様は、図3中の右側に示すように、光軸
Z−Zを中心とするほぼ同心円状の影模様であって、半
円形状の影模様をなす。
【0017】上述の第2反射面62は、光軸Z−Zを中
心とした同心円状の多段回転放物面(焦点Fを共通と
し、かつ焦点距離がそれぞれ異なった複数の回転放物面
を段部を介して連続させたもの)からなり、光源バルブ
点灯時には段部により影D2が生じるものである。この
影D2の模様は、図3中の左側に示すように、光軸Z−
Zを中心とするほぼ同心円状の影模様であって、半円形
状の影模様をなす。
心とした同心円状の多段回転放物面(焦点Fを共通と
し、かつ焦点距離がそれぞれ異なった複数の回転放物面
を段部を介して連続させたもの)からなり、光源バルブ
点灯時には段部により影D2が生じるものである。この
影D2の模様は、図3中の左側に示すように、光軸Z−
Zを中心とするほぼ同心円状の影模様であって、半円形
状の影模様をなす。
【0018】そして、上述の第1反射面61において発
生する影D1模様と、上述の第2反射面62において発
生する影D2模様とをほぼ一致させる。すなわち、半円
形状の第1反射面61の影D1模様と、同じく半円形状
の第2反射面62の影D2模様とにより、図3に示すよ
うに、光軸Z−Zを中心とした同心円状の影模様をなす
ものである。
生する影D1模様と、上述の第2反射面62において発
生する影D2模様とをほぼ一致させる。すなわち、半円
形状の第1反射面61の影D1模様と、同じく半円形状
の第2反射面62の影D2模様とにより、図3に示すよ
うに、光軸Z−Zを中心とした同心円状の影模様をなす
ものである。
【0019】この実施の形態における本発明の車両用灯
具は、以上の如き構成からなるので、光源バルブの発光
部(フィラメント)Fを点灯すると、光源バルブの発光
部Fからの光L1が、第1反射面61の第1回転放物面
611及び第2回転放物面612と、第2反射面62と
において、ほぼ平行に反射され、その平行な反射光L2
がレンズを介して上下左右若しくは上下若しくは左右に
拡散されて外部に所定の配光パターンで照射される。
具は、以上の如き構成からなるので、光源バルブの発光
部(フィラメント)Fを点灯すると、光源バルブの発光
部Fからの光L1が、第1反射面61の第1回転放物面
611及び第2回転放物面612と、第2反射面62と
において、ほぼ平行に反射され、その平行な反射光L2
がレンズを介して上下左右若しくは上下若しくは左右に
拡散されて外部に所定の配光パターンで照射される。
【0020】このとき、第1反射面61においては、第
1回転放物面611と第2回転放物面612との間の段
部により影D1が生じ、この影D1の模様は、図3中の
右側に示すように、光軸Z−Zを中心とするほぼ同心円
状の影模様であって、半円形状の影模様をなす。一方、
第2反射面62においては、段部により影D2が生じ、
この影D2の模様は、図3中の左側に示すように、光軸
Z−Zを中心とするほぼ同心円状の影模様であって、半
円形状の影模様をなす。この結果、半円形状の第1反射
面61における影D1模様と、同じく半円形状の第2反
射面62における影D2模様とにより、図3に示すよう
に、光軸Z−Zを中心とするほぼ同心円状の影模様をな
すものである。すなわち、第1反射面61において発生
する影D1模様と、第2反射面62において発生する影
D2模様とがほぼ一致することとなる。なお、図3中に
おいて、同心円状の影D1及びD2は、実際のものより
も間隔を大きく開けて本数が少なく図示してある。
1回転放物面611と第2回転放物面612との間の段
部により影D1が生じ、この影D1の模様は、図3中の
右側に示すように、光軸Z−Zを中心とするほぼ同心円
状の影模様であって、半円形状の影模様をなす。一方、
第2反射面62においては、段部により影D2が生じ、
この影D2の模様は、図3中の左側に示すように、光軸
Z−Zを中心とするほぼ同心円状の影模様であって、半
円形状の影模様をなす。この結果、半円形状の第1反射
面61における影D1模様と、同じく半円形状の第2反
射面62における影D2模様とにより、図3に示すよう
に、光軸Z−Zを中心とするほぼ同心円状の影模様をな
すものである。すなわち、第1反射面61において発生
する影D1模様と、第2反射面62において発生する影
D2模様とがほぼ一致することとなる。なお、図3中に
おいて、同心円状の影D1及びD2は、実際のものより
も間隔を大きく開けて本数が少なく図示してある。
【0021】このように、本発明の車両用灯具は、第1
反射面61における影D1模様の見え方と第2反射面6
2における影D2模様の見え方との間には差異がなく均
一感があるので、見栄えが良くなる。
反射面61における影D1模様の見え方と第2反射面6
2における影D2模様の見え方との間には差異がなく均
一感があるので、見栄えが良くなる。
【0022】なお、上述の実施の形態においては、リヤ
ーコンビネーションランプに使用した例について説明し
たが、本発明はその他の車両用灯具にも適用できる。ま
た、上述の実施の形態において、リフレクタ6の前部開
口部60の正面から見た形状が横長の長方形をなすが、
その他の非円形の形状であっても良い。
ーコンビネーションランプに使用した例について説明し
たが、本発明はその他の車両用灯具にも適用できる。ま
た、上述の実施の形態において、リフレクタ6の前部開
口部60の正面から見た形状が横長の長方形をなすが、
その他の非円形の形状であっても良い。
【0023】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具は、第1反射面の回転放物面が、焦点距離が異な
る第1回転放物面と第2回転放物面とが光軸を中心とす
る同心円状に交互に設定されてなり、その第1反射面に
おいて第1回転放物面と第2回転放物面との間の段部に
より生じる影の模様と、第2反射面において多段回転放
物面の段部により生じる影の模様とを、ほぼ一致させた
ものであるから、光源バルブを点灯すると、第1反射面
において、第1回転放物面と第2回転放物面との間の段
部により光軸を中心とする同心円状の影が生じ、一方、
第2反射面において、多段回転放物面の段部により光軸
を中心とする同心円状の影が生じる。そして、第1反射
面において生じる影の模様と、第2反射面において生じ
る影の模様とはほぼ一致するものであるから、第1反射
面における影模様の見え方と第2反射面における影模様
の見え方との間には差異がなくなり、均一感が生じるの
で、見栄えが良くなる。
用灯具は、第1反射面の回転放物面が、焦点距離が異な
る第1回転放物面と第2回転放物面とが光軸を中心とす
る同心円状に交互に設定されてなり、その第1反射面に
おいて第1回転放物面と第2回転放物面との間の段部に
より生じる影の模様と、第2反射面において多段回転放
物面の段部により生じる影の模様とを、ほぼ一致させた
ものであるから、光源バルブを点灯すると、第1反射面
において、第1回転放物面と第2回転放物面との間の段
部により光軸を中心とする同心円状の影が生じ、一方、
第2反射面において、多段回転放物面の段部により光軸
を中心とする同心円状の影が生じる。そして、第1反射
面において生じる影の模様と、第2反射面において生じ
る影の模様とはほぼ一致するものであるから、第1反射
面における影模様の見え方と第2反射面における影模様
の見え方との間には差異がなくなり、均一感が生じるの
で、見栄えが良くなる。
【図1】本発明の車両用灯具の一実施の形態をを示した
横断面図である。
横断面図である。
【図2】図1におけるII部の拡大断面図である。
【図3】本発明の車両用灯具における第1反射面の影模
様の見え方と第2反射面の影模様の見え方とを示した説
明正面図である。
様の見え方と第2反射面の影模様の見え方とを示した説
明正面図である。
【図4】従来の一般の車両用灯具を示した横断面図であ
る。
る。
【図5】車体のデザインや造形上からランプハウジング
及びレンズの外形が変化する状態を示した説明横断面図
である。
及びレンズの外形が変化する状態を示した説明横断面図
である。
【図6】単一完全回転放物面からなる第1反射面と多段
回転放物面からなる第2反射面から構成されているリフ
レクタの説明斜視図である。
回転放物面からなる第2反射面から構成されているリフ
レクタの説明斜視図である。
【図7】図6のリフレクタを使用した従来の車両用灯具
の横断面図である。
の横断面図である。
【図8】図7の従来の車両用灯具における第1反射面の
影模様の見え方と第2反射面の影模様の見え方とを示し
た説明正面図である。
影模様の見え方と第2反射面の影模様の見え方とを示し
た説明正面図である。
1…ランプハウジング、2…レンズ、3…灯室、4…光
源バルブ、6…リフレクタ、60…前部開口部、61…
第1反射面、611…第1回転放物面、612…第2回
転放物面、62…第2反射面、F…焦点、Z−Z…光
軸。
源バルブ、6…リフレクタ、60…前部開口部、61…
第1反射面、611…第1回転放物面、612…第2回
転放物面、62…第2反射面、F…焦点、Z−Z…光
軸。
Claims (1)
- 【請求項1】 ランプハウジング及びレンズにより灯室
が画成されており、前記灯室内には光源バルブが配設さ
れており、前記ランプハウジングには前記光源バルブか
らの光を前記レンズ側にほぼ平行に反射させるリフレク
タが設けられており、前記リフレクタは第1反射面と第
2反射面とから構成されており、前記第1反射面は光軸
を中心とする回転放物面から構成されており、前記第2
反射面は光軸を中心とする同心円状の多段回転放物面か
ら構成されている車両用灯具において、 前記第1反射面の回転放物面は、焦点距離が異なる第1
回転放物面と第2回転放物面とが光軸を中心とする同心
円状に交互に設定されてなり、 前記第1反射面において第1回転放物面と第2回転放物
面との間の段部により生じる影の模様と、前記第2反射
面において多段回転放物面の段部により生じる影の模様
とを、ほぼ一致させた、 ことを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075784A JPH11273415A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075784A JPH11273415A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11273415A true JPH11273415A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13586196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10075784A Abandoned JPH11273415A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11273415A (ja) |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP10075784A patent/JPH11273415A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060831 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20060928 |