JP3368786B2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフレクタが一方
の部分の多段放物面の反射エレンメントと他方の部分の
単一放物面の反射エレメントとから構成されている、例
えばリヤーコンビネーションランプ等の車両用灯具に係
り、特に、一方の部分の多段放物面の反射エレンメント
における光り方と、他方の部分の単一放物面の反射エレ
メントにおける光り方とがほぼ同一に見える車両用灯具
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、この種の従来の車両用灯具を図5
乃至図7を参照して説明する。この例は、自動車のリヤ
ーコンビネーションランプについて説明する。なお、図
面中、ハッチングは図面の読解上省略してある。図にお
いて、1はランプハウジングである。このランプハウジ
ング1の前面開口部にはレンズ(アウターレンズ)2が
シール剤や接着剤(例えば、ホットメルト)等により配
設されていて、そのレンズ2及びランプハウジング1に
より灯室3が画成形成されている。 【0003】前記レンズ2は、後述するリフレクタ5か
らの反射光を拡散させる拡散系のレンズ、リフレクタ5
からの反射光をそのまま透過させる素通しのレンズ、等
々を1枚又は2枚配設してなる。 【0004】この灯室3内には光源バルブ4が配設され
ている。この光源バルブ4は、ソケットに着脱可能に取
り付けられており、このソケット40を介して前記ラン
プハウジング1に着脱可能に取り付けられ、かつ前記灯
室3内の所定位置に配設されている。 【0005】前記ランプハウジング1の内面(灯室3と
対向する側の面)には、リフレクタ5が一体に設けられ
ている。このリフレクタ5は、前記光源バルブ4からの
光を前記レンズ2側に反射させるものである。このリフ
レクタ5は、前記ランプハウジング1の内面にアルミ蒸
着を施して前記ランプハウジング1に直接設けたもので
ある。なお、このリフレクタ5は、ランプハウジング1
と別体のものを灯室3内に配設しても良い。また、図中
Z−Zは光軸である。 【0006】前記リフレクタ5は、一方の部分(図面中
正面から見て左側の部分)の多段放物面の反射エレンメ
ント50と、他方の部分(図面中正面から見て右側の部
分)の単一放物面の反射エレメント51とから構成され
ている。この多段放物面の反射エレンメント50は、仮
想の基準多段放物面に垂直方向の円柱凸形状の反射エレ
ンメント(所謂縦カマボコ形の反射プリズム)を1個ず
つ設けてなるものである。一方、単一放物面の反射エレ
ンメント51は、仮想の基準単一放物面に垂直方向の円
柱凸形状の複数個、この例では4個の反射エレンメント
(所謂縦カマボコ形の反射プリズム)を設けてなるもの
である。 【0007】前記多段放物面の反射エレンメント50
は、焦点の位置が共通で、かつ焦点距離がそれぞれ異な
る複数個の放物面を段部を介して連続してなるものであ
って、車両用灯具の前後の奥行寸法(レンズ2側の前部
とランプハウジング1側の後部とを結ぶ光軸方向Z−Z
の寸法)を小さくするものである。この多段放物面の反
射エレメント50の間の段部には、前記光源バルブ4か
らの光が届かない無反射部52を有する。 【0008】そして、前記光源バルブ4のフィラメント
を点灯すると、その光源バルブ4のフィラメントからの
光はリフレクタ5の多段放物面の反射エレンメント50
及び単一放物面の反射エレンメント51で反射され、こ
の反射光がレンズ2を経て外部に所定の配光パターンで
照射される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具は、間に無反射部52を有する一方の部分
の多段放物面の反射エレンメント50と、無反射部の無
い他方の部分の単一放物面の反射エレメント51とか
ら、リフレクタ5が構成されている。このために、光源
バルブ4の点灯時において、図7(A)に示すように、
一方の部分の多段放物面の反射エレンメント50側に
は、無反射部52の光らない部分が発生するが、他方の
部分の単一放物面の反射エレンメント51側には、無反
射部が無い。この結果、レンズ2を介して見た場合、一
方の部分の多段放物面の反射エレンメント50における
光り方と、他方の部分の単一放物面の反射エレメント5
1における光り方とが違って見える場合がある。 【0010】本発明の目的は、一方の部分の多段放物面
の反射エレンメントにおける光り方と、他方の部分の単
一放物面の反射エレメントにおける光り方とがほぼ同一
に見える車両用灯具を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ランプハウジング及びレンズにより灯
室が画成されており、前記灯室内には光源バルブが配設
されており、前記ランプハウジングには前記光源バルブ
からの光を前記レンズ側に反射させるリフレクタが設け
られており、前記リフレクタは、仮想の基準多段放物面
に垂直方向の円柱凸形状の反射エレンメントを第1の無
反射部を介して所定のピッチで複数配置した一方の部分
と、仮想の基準単一放物面に垂直方向の円柱凸形状の反
射エレメントを複数配置した他方の部分とから成る車両
用灯具において、前記単一放物面の複数の反射エレメン
トは、該複数の反射エレメント間に、前記多段放物面の
第1の無反射部の所定のピッチとほぼ等しいピッチで、
ランプハウジングの前面開口部と平行第2の無反射部を
備えることを特徴とする。 【0012】この結果、本発明の車両用灯具は、光源バ
ルブ点灯時において、一方の部分の多段放物面の反射エ
レンメント側に無反射部の光らない部分が発生する。ま
た、他方の部分の単一放物面の反射エレンメント側にも
多段放物面の反射エレメント間の無反射部と対応して設
けられた無反射部によって光らない部分が発生する。従
って、一方の部分の多段放物面の反射エレンメントにお
ける光り方と、他方の部分の単一放物面の反射エレメン
トにおける光り方とがほぼ同一に見える。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の一実
施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。この例は
リヤーコンビネーションランプに使用した例について説
明する。図中、図5乃至図7と同符号は同一のものを示
す。なお、図面中、ハッチングは図面の読解上省略して
ある。 【0014】本発明の車両用灯具は、単一放物面の反射
エレメント51に、多段放物面の反射エレメント50間
の無反射部52と対応する無反射部53が設けられてい
る。すなわち、図2に示すように、多段放物面の反射エ
レメント50のピッチLL1、LL2、LL3と単一放
物面の反射エレメント51のピッチRL1、RL2、R
L3とがほぼ等しく、かつ多段放物面の反射エレメント
50間の無反射部52のピッチLD1、LD2、LD3
と単一放物面の反射エレメント51間の無反射部53の
ピッチRD1、RD2、RD3とがほぼ等しい(LL1
=RL1、LL2=RL2、LL3=RL3、LD1=
RD1、LD2=RD2、LD3=RD3、)。なお、
図2中の二点鎖線は、多段放物面の仮想の基準放物面を
示す。 【0015】この実施の形態における本発明の車両用灯
具は、以上の如き構成からなるので、光源バルブ4のフ
ィラメントを点灯すると、図1(A)に示すように、左
側の部分の多段放物面の反射エレンメント50側におい
ては、無反射部52の光らない部分が発生する。また、
右側の部分の単一放物面の反射エレンメント51側にお
ても、多段放物面の反射エレメント50間の無反射部5
2と対応して設けられた無反射部53により光らない部
分が発生する。従って、左側の部分の多段放物面の反射
エレンメント50における光り方と、右側の部分の単一
放物面の反射エレメント51における光り方とがほぼ同
一に見える。 【0016】なお、上述の実施の形態においては、リヤ
ーコンビネーションランプに使用した例について説明し
たが、本発明はその他の車両用灯具にも適用できる。 【0017】また、上述の実施の形態においては、左側
に多段放物面の反射エレメント50を、右側に単一放物
面の反射エレメント51を、それぞれ設けたものである
が、本発明は、その逆に、右側に多段放物面の反射エレ
メント50を、左側に単一放物面の反射エレメント51
を、それぞれ設けたものであっても良いし、上側に多段
放物面の反射エレメント50を、下側に単一放物面の反
射エレメント51を、それぞれ設けたものであっても良
いし、下側に多段放物面の反射エレメント50を、上側
に単一放物面の反射エレメント51を、それぞれ設けた
ものであっても良い。 【0018】さらに、本明細書中において、上述の多段
放物面及び単一放物面とは、光軸Z−Zを回転軸とする
回転放物面、垂直断面方向の放物面、水平断面方向の放
物面等のことを言う。 【0019】さらにまた、上述の実施の形態において、
多段放物面及び単一放物面には反射エレメント50及び
51がそれぞれ設けられているが、この反射エレメント
50及び51は必ずしも必要ない。この場合、レンズ2
側に拡散系や屈折系等の光学エレメントを設ける。 【0020】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具は、単一放物面の反射エレメントに、多段放物面
の反射エレメント間の無反射部と対応する無反射部が設
けられているものであるから、光源バルブ点灯時におい
て、一方の部分の多段放物面の反射エレンメント側に無
反射部の光らない部分が発生する。また、他方の部分の
単一放物面の反射エレンメント側にも多段放物面の反射
エレメント間の無反射部と対応する無反射部が発生す
る。この結果、一方の部分の多段放物面の反射エレンメ
ントにおける光り方と、他方の部分の単一放物面の反射
エレメントにおける光り方とがほぼ同一に見える。
の部分の多段放物面の反射エレンメントと他方の部分の
単一放物面の反射エレメントとから構成されている、例
えばリヤーコンビネーションランプ等の車両用灯具に係
り、特に、一方の部分の多段放物面の反射エレンメント
における光り方と、他方の部分の単一放物面の反射エレ
メントにおける光り方とがほぼ同一に見える車両用灯具
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、この種の従来の車両用灯具を図5
乃至図7を参照して説明する。この例は、自動車のリヤ
ーコンビネーションランプについて説明する。なお、図
面中、ハッチングは図面の読解上省略してある。図にお
いて、1はランプハウジングである。このランプハウジ
ング1の前面開口部にはレンズ(アウターレンズ)2が
シール剤や接着剤(例えば、ホットメルト)等により配
設されていて、そのレンズ2及びランプハウジング1に
より灯室3が画成形成されている。 【0003】前記レンズ2は、後述するリフレクタ5か
らの反射光を拡散させる拡散系のレンズ、リフレクタ5
からの反射光をそのまま透過させる素通しのレンズ、等
々を1枚又は2枚配設してなる。 【0004】この灯室3内には光源バルブ4が配設され
ている。この光源バルブ4は、ソケットに着脱可能に取
り付けられており、このソケット40を介して前記ラン
プハウジング1に着脱可能に取り付けられ、かつ前記灯
室3内の所定位置に配設されている。 【0005】前記ランプハウジング1の内面(灯室3と
対向する側の面)には、リフレクタ5が一体に設けられ
ている。このリフレクタ5は、前記光源バルブ4からの
光を前記レンズ2側に反射させるものである。このリフ
レクタ5は、前記ランプハウジング1の内面にアルミ蒸
着を施して前記ランプハウジング1に直接設けたもので
ある。なお、このリフレクタ5は、ランプハウジング1
と別体のものを灯室3内に配設しても良い。また、図中
Z−Zは光軸である。 【0006】前記リフレクタ5は、一方の部分(図面中
正面から見て左側の部分)の多段放物面の反射エレンメ
ント50と、他方の部分(図面中正面から見て右側の部
分)の単一放物面の反射エレメント51とから構成され
ている。この多段放物面の反射エレンメント50は、仮
想の基準多段放物面に垂直方向の円柱凸形状の反射エレ
ンメント(所謂縦カマボコ形の反射プリズム)を1個ず
つ設けてなるものである。一方、単一放物面の反射エレ
ンメント51は、仮想の基準単一放物面に垂直方向の円
柱凸形状の複数個、この例では4個の反射エレンメント
(所謂縦カマボコ形の反射プリズム)を設けてなるもの
である。 【0007】前記多段放物面の反射エレンメント50
は、焦点の位置が共通で、かつ焦点距離がそれぞれ異な
る複数個の放物面を段部を介して連続してなるものであ
って、車両用灯具の前後の奥行寸法(レンズ2側の前部
とランプハウジング1側の後部とを結ぶ光軸方向Z−Z
の寸法)を小さくするものである。この多段放物面の反
射エレメント50の間の段部には、前記光源バルブ4か
らの光が届かない無反射部52を有する。 【0008】そして、前記光源バルブ4のフィラメント
を点灯すると、その光源バルブ4のフィラメントからの
光はリフレクタ5の多段放物面の反射エレンメント50
及び単一放物面の反射エレンメント51で反射され、こ
の反射光がレンズ2を経て外部に所定の配光パターンで
照射される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具は、間に無反射部52を有する一方の部分
の多段放物面の反射エレンメント50と、無反射部の無
い他方の部分の単一放物面の反射エレメント51とか
ら、リフレクタ5が構成されている。このために、光源
バルブ4の点灯時において、図7(A)に示すように、
一方の部分の多段放物面の反射エレンメント50側に
は、無反射部52の光らない部分が発生するが、他方の
部分の単一放物面の反射エレンメント51側には、無反
射部が無い。この結果、レンズ2を介して見た場合、一
方の部分の多段放物面の反射エレンメント50における
光り方と、他方の部分の単一放物面の反射エレメント5
1における光り方とが違って見える場合がある。 【0010】本発明の目的は、一方の部分の多段放物面
の反射エレンメントにおける光り方と、他方の部分の単
一放物面の反射エレメントにおける光り方とがほぼ同一
に見える車両用灯具を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ランプハウジング及びレンズにより灯
室が画成されており、前記灯室内には光源バルブが配設
されており、前記ランプハウジングには前記光源バルブ
からの光を前記レンズ側に反射させるリフレクタが設け
られており、前記リフレクタは、仮想の基準多段放物面
に垂直方向の円柱凸形状の反射エレンメントを第1の無
反射部を介して所定のピッチで複数配置した一方の部分
と、仮想の基準単一放物面に垂直方向の円柱凸形状の反
射エレメントを複数配置した他方の部分とから成る車両
用灯具において、前記単一放物面の複数の反射エレメン
トは、該複数の反射エレメント間に、前記多段放物面の
第1の無反射部の所定のピッチとほぼ等しいピッチで、
ランプハウジングの前面開口部と平行第2の無反射部を
備えることを特徴とする。 【0012】この結果、本発明の車両用灯具は、光源バ
ルブ点灯時において、一方の部分の多段放物面の反射エ
レンメント側に無反射部の光らない部分が発生する。ま
た、他方の部分の単一放物面の反射エレンメント側にも
多段放物面の反射エレメント間の無反射部と対応して設
けられた無反射部によって光らない部分が発生する。従
って、一方の部分の多段放物面の反射エレンメントにお
ける光り方と、他方の部分の単一放物面の反射エレメン
トにおける光り方とがほぼ同一に見える。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の一実
施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。この例は
リヤーコンビネーションランプに使用した例について説
明する。図中、図5乃至図7と同符号は同一のものを示
す。なお、図面中、ハッチングは図面の読解上省略して
ある。 【0014】本発明の車両用灯具は、単一放物面の反射
エレメント51に、多段放物面の反射エレメント50間
の無反射部52と対応する無反射部53が設けられてい
る。すなわち、図2に示すように、多段放物面の反射エ
レメント50のピッチLL1、LL2、LL3と単一放
物面の反射エレメント51のピッチRL1、RL2、R
L3とがほぼ等しく、かつ多段放物面の反射エレメント
50間の無反射部52のピッチLD1、LD2、LD3
と単一放物面の反射エレメント51間の無反射部53の
ピッチRD1、RD2、RD3とがほぼ等しい(LL1
=RL1、LL2=RL2、LL3=RL3、LD1=
RD1、LD2=RD2、LD3=RD3、)。なお、
図2中の二点鎖線は、多段放物面の仮想の基準放物面を
示す。 【0015】この実施の形態における本発明の車両用灯
具は、以上の如き構成からなるので、光源バルブ4のフ
ィラメントを点灯すると、図1(A)に示すように、左
側の部分の多段放物面の反射エレンメント50側におい
ては、無反射部52の光らない部分が発生する。また、
右側の部分の単一放物面の反射エレンメント51側にお
ても、多段放物面の反射エレメント50間の無反射部5
2と対応して設けられた無反射部53により光らない部
分が発生する。従って、左側の部分の多段放物面の反射
エレンメント50における光り方と、右側の部分の単一
放物面の反射エレメント51における光り方とがほぼ同
一に見える。 【0016】なお、上述の実施の形態においては、リヤ
ーコンビネーションランプに使用した例について説明し
たが、本発明はその他の車両用灯具にも適用できる。 【0017】また、上述の実施の形態においては、左側
に多段放物面の反射エレメント50を、右側に単一放物
面の反射エレメント51を、それぞれ設けたものである
が、本発明は、その逆に、右側に多段放物面の反射エレ
メント50を、左側に単一放物面の反射エレメント51
を、それぞれ設けたものであっても良いし、上側に多段
放物面の反射エレメント50を、下側に単一放物面の反
射エレメント51を、それぞれ設けたものであっても良
いし、下側に多段放物面の反射エレメント50を、上側
に単一放物面の反射エレメント51を、それぞれ設けた
ものであっても良い。 【0018】さらに、本明細書中において、上述の多段
放物面及び単一放物面とは、光軸Z−Zを回転軸とする
回転放物面、垂直断面方向の放物面、水平断面方向の放
物面等のことを言う。 【0019】さらにまた、上述の実施の形態において、
多段放物面及び単一放物面には反射エレメント50及び
51がそれぞれ設けられているが、この反射エレメント
50及び51は必ずしも必要ない。この場合、レンズ2
側に拡散系や屈折系等の光学エレメントを設ける。 【0020】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具は、単一放物面の反射エレメントに、多段放物面
の反射エレメント間の無反射部と対応する無反射部が設
けられているものであるから、光源バルブ点灯時におい
て、一方の部分の多段放物面の反射エレンメント側に無
反射部の光らない部分が発生する。また、他方の部分の
単一放物面の反射エレンメント側にも多段放物面の反射
エレメント間の無反射部と対応する無反射部が発生す
る。この結果、一方の部分の多段放物面の反射エレンメ
ントにおける光り方と、他方の部分の単一放物面の反射
エレメントにおける光り方とがほぼ同一に見える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灯具の一実施の形態を示し、
(A)は光る部分と光らない部分とを示したリフレクタ
の正面図、(B)は(A)におけるB−B線断面図であ
る。 【図2】リフレクタの大断面説明図である。 【図3】単一放物面の反射エレメントの一部拡大断面図
である。 【図4】多段放物面の反射エレメントの一部拡大断面図
である。 【図5】従来の車両用灯具の縦断面図である。 【図6】同じく分解斜視図である。 【図7】従来の車両用灯具を示し、(A)は光る部分と
光らない部分とを示したリフレクタの正面図、(B)は
(A)におけるB−B線断面図である。 【符号の説明】 1…ランプハウジング、2…レンズ、3…灯室、4…光
源バルブ、40…ソケット、5…リフレクタ、50…多
段放物面の反射エレメント、51…単一放物面の反射エ
レメント、52…無反射部、53…無反射部。
(A)は光る部分と光らない部分とを示したリフレクタ
の正面図、(B)は(A)におけるB−B線断面図であ
る。 【図2】リフレクタの大断面説明図である。 【図3】単一放物面の反射エレメントの一部拡大断面図
である。 【図4】多段放物面の反射エレメントの一部拡大断面図
である。 【図5】従来の車両用灯具の縦断面図である。 【図6】同じく分解斜視図である。 【図7】従来の車両用灯具を示し、(A)は光る部分と
光らない部分とを示したリフレクタの正面図、(B)は
(A)におけるB−B線断面図である。 【符号の説明】 1…ランプハウジング、2…レンズ、3…灯室、4…光
源バルブ、40…ソケット、5…リフレクタ、50…多
段放物面の反射エレメント、51…単一放物面の反射エ
レメント、52…無反射部、53…無反射部。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
F21V 7/09
17/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ランプハウジング及びレンズにより灯室
が画成されており、前記灯室内には光源バルブが配設さ
れており、前記ランプハウジングには前記光源バルブか
らの光を前記レンズ側に反射させるリフレクタが設けら
れており、前記リフレクタは、仮想の基準多段放物面に
垂直方向の円柱凸形状の反射エレンメントを第1の無反
射部を介して所定のピッチで複数配置した一方の部分
と、仮想の基準単一放物面に垂直方向の円柱凸形状の反
射エレメントを複数配置した他方の部分とから成る車両
用灯具において、前記単一放物面の複数の反射エレメントは、該複数の反
射エレメント間に、前記多段放物面の第1の無反射部の
所定のピッチとほぼ等しいピッチで、ランプハウジング
の前面開口部と平行な第2の無反射部を備える ことを特
徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3051997A JP3368786B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3051997A JP3368786B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 車両用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10228807A JPH10228807A (ja) | 1998-08-25 |
JP3368786B2 true JP3368786B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=12306069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3051997A Expired - Fee Related JP3368786B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3368786B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030033168A (ko) * | 2001-10-18 | 2003-05-01 | 기아자동차주식회사 | 자동차용 제동등 |
ATE383544T1 (de) * | 2004-05-14 | 2008-01-15 | Fiat Ricerche | Einheit zur projektion eines lichtbündels, eine optische vorrichtung für die einheit, und fahrzeug frontlichteinrichtung |
JP5772542B2 (ja) * | 2011-11-24 | 2015-09-02 | 市光工業株式会社 | 車両用前照灯 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP3051997A patent/JP3368786B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10228807A (ja) | 1998-08-25 |
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