JPH11273095A - 光記憶装置における、不連続時間トラッキングエラー信号および不連続時間rfデータ信号からの直交シーク信号の生成 - Google Patents

光記憶装置における、不連続時間トラッキングエラー信号および不連続時間rfデータ信号からの直交シーク信号の生成

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JPH11273095A
JPH11273095A JP10353631A JP35363198A JPH11273095A JP H11273095 A JPH11273095 A JP H11273095A JP 10353631 A JP10353631 A JP 10353631A JP 35363198 A JP35363198 A JP 35363198A JP H11273095 A JPH11273095 A JP H11273095A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不連続時間のTES信号とRFベースバンド
信号から直交信号を生成し得る光ディスク記憶装置用の
改良されたシーク検出器の提供。 【解決手段】 光ディスク記憶装置のシーク動作中に光
ビームが光ディスクのトラックの横断を示す直交シーク
信号は、不連続時間トラッキングエラー信号(TES)
と不連続時間RFベースバンド信号とで生成され、不連
続時間TESは、動作モード、即ちCD又はDVDかで
生成される。不連続時間RFベースバンド信号を生成す
べく、RFデータ信号がチャネル速度でサンプリングさ
れ、RFデータサンプルが不連続時間エンベロープ検出
器に通される。該検出器は、トラックのセンターライン
に対する光ビームの位置を表す不連続時間RFベースバ
ンド信号を抽出する。不連続時間TESおよびベースバ
ンド信号は同期化されて、2値方形波に変換され、トラ
ックの横断をカウントしまた半径方向のシーク方向を決
定する直交シーク信号を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク記憶装
置(コンパクトディスク(CD)、ディジタルビデオデ
ィスク(DVD)など)におけるサーボ制御に関し、特
に、不連続時間トラッキングエラー信号(TES)およ
び不連続時間RFデータ信号から直交シーク信号を生成
することに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)およびディ
ジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスクドラ
イブは、オーディオ/ビデオまたはコンピュータの適用
において用いられる単一のディスクに大量のディジタル
データを記憶するために一般に用いられている。光ディ
スク上のデータは、典型的には、トラック内に配列され
た一連の「ピット」として記録され、ピット長がディジ
タルの「0」ビットまたは「1」ビットの存在を決定す
る。この記録されたデータを読み出すために、サーボシ
ステムがレーザビームをディスク表面にフォーカシング
させ、反射したビームの特性がデータピットの検出を可
能にする。
【0003】この目的のために、サーボシステムは、以
下の4つの動作を行う。(1)初期焦点位置を「引き込
む」捕獲動作、(2)ビームを、ディスク表面上を半径
方向に所望のトラックまで移動させるシーク動作、
(3)記録されたデータを読み出しながら選択されたト
ラックの中心線上にビームを維持する中心線トラッキン
グ動作、および(4)ディスクがビームに対して回転す
る際に適切な焦点を維持するフォーカストラッキング動
作。
【0004】従来の光ディスクドライブは、対物レンズ
を介して光ディスクの表面にフォーカシングされるレー
ザビームを生成するレーザダイオードを含むヘッドアセ
ンブリを用いる。図1は、典型的な光ヘッドアセンブリ
を示し、その動作は当業者に周知である。レーザダイオ
ード1は、光ビーム2を生成し、光ビーム2は偏光ビー
ムスプリッタ3およびコリメータレンズ(図示せず)を
通過する。光ビーム2は次いでプリズム4によって反射
され、対物レンズ(OL)5を通過して光ディスク(図
示せず)の表面に達する。ビーム2は光ディスクにより
反射されて再びOL5を通過し、その後プリズム4によ
り反射されて偏光プリズム3方向に戻る。偏光プリズム
3はビーム2を4象限光検出器6方向に偏向する。4象
限光検出器6によって出力された信号は、OL5をフォ
ーカシングするフォーカスエラー信号および選択された
トラックの中心線をトラッキングするトラッキングエラ
ー信号を生成するために用いられる。4象限光検出器6
は、記録されたデータを読み出すRF読出し信号をも生
成する。
【0005】シーク動作中に選択されたトラック上に読
出しヘッドを位置づけるために、読出しヘッドが所望の
トラック近傍に位置づけられるまで、スレッドアセンブ
リ8全体が、光ディスク下方のリードねじ9に沿って半
径方向に摺動する。この粗位置決め(または粗シーキン
グ)は、リードねじ9を時計方向または反時計方向に回
転させることによって達成される。読出しヘッドが一旦
選択されたトラック近傍に位置づけられると、OL5が
所望のトラックの直上に位置づけられるまで、「精密シ
ーキング」動作において、OL音声コイルモータ(VC
M)(10A、10B)がOLキャリッジユニット11
をプラスチックヒンジ12回りに回転させる。その後、
ディスクが回転しトラックが読出しヘッド下方を通過す
ると、情報がディスクから読み出される間、OL5の位
置を選択されたトラックの中心線上に維持するために、
「トラッキング」動作において、OL VCM(10
A、10B)が精密調整を行う。
【0006】OL VCM(10A、10B)はさら
に、OL5の焦点位置を「捕獲」し且つ「トラック」す
るために、OLキャリッジユニット11を図示する方向
に上下移動させる。焦点捕獲およびフォーカストラッキ
ングのために、4象限光検出器6は、OL5と光ディス
クとの間の距離を示す非点収差フォーカスエラー信号を
生成する。捕獲動作の開始時に、OLキャリッジユニッ
ト11はまず、焦点が合わないようにディスクから十分
離れた位置に位置づけられる。その後、OL5がフォー
カス引込み範囲内にあることを4象限光検出器6が示す
まで、OL VCM(10A、10B)が、フォーカス
サーボループを開けた状態で、ゆっくりとOLキャリッ
ジユニット11をディスク方向に移動させる。OL5が
一旦引込み範囲内に入ると、フォーカスサーボループは
閉じられ、初期焦点が捕獲される。その後、OL VC
M(10A、10B)は、読出しヘッドが選択されたト
ラックまでシークしてディスクからデータを読み出す際
に、非点収差フォーカスエラー信号に応答して、焦点の
合った位置をトラッキングする。
【0007】従来技術において、読出し動作中に選択さ
れたトラックの中心線上に光トランスデューサを維持す
るために用いられるトラッキングエラー信号(TES)
を生成する様々な方法が公知である。コンパクトディス
ク(CD)記憶装置の場合、トラッキングエラー信号は
通常、図1に示すEおよびFフォトダイオード7Aおよ
び7B間の差として生成される。ディジタルビデオディ
スク(DVD)記憶装置の場合、図2A〜図2Cに示す
ように、位置エラーを決定するために、位相差検出器
(DPD)が、4象限光検出器6によって生成された1
対の対角信号間の位相オフセットを測定する。ホログラ
フィック光検出器などの他のタイプの光検出器もまた、
対角信号を生成するために用いられ得ることに留意され
たい。図2Aは、ピット像が光検出器6によって検出さ
れた場合の3つの状態、すなわち、中心から左寄り、中
心、および中心から右寄りに検出された状態を示す。図
2Bは、(A+C)象限と(B+D)象限とを加算する
ことによって生成された対角信号を示す。これらの信号
間の位相差は、位置またはトラッキングエラーを表す。
トラッキングエラー信号(TES)は、図2Cに示すよ
うに、対角信号(A+C)および(B+D)を極性方形
波に変換し、次いで方形波間のオフセットまたは時間差
を抽出することによって演算される。時間差はその後積
分されて、OLVCM(10A、10B)に付与される
トラッキングエラー信号を生成する。
【0008】上述の、トラッキングエラー信号を生成す
る従来の方法の問題点は、位相差検出器がディスクから
読出し中のデータのスペクトルのコンテンツに依存する
ことである。従って、記録されたデータがランダムであ
ると、サーボトラッキングループの利得が分散するとい
う結果になる。利得の分散を補償するために、トラッキ
ングサーボループは通常低い(準最適の)帯域幅で動作
する。従来の位相差検出器の別の欠点は、「レンズシフ
ト」として知られている現象である。「レンズシフト」
は、連続時間において位置エラー信号を生成することに
より、対角信号に導入される有効歪みである。
【0009】シーク動作中、光ビームのディスク上の位
置は、トラック横断を検出することにより推定される。
トラックカウンタ回路は、光ビームがトラックを横断し
たことを検出するとカウンタをインクリメント/デクリ
メントする。カウンタが目標値に達したとき、光ビーム
は目標トラック上またはその近傍にある。従来技術にお
いては、トラック横断は典型的には、連続時間トラッキ
ングエラー信号(TES)のゼロ交差またはピークを検
出することによって推定される。この手法の問題点は、
言うまでもなく、連続TES信号中のノイズが擬似パル
スを導入し得、その結果トラック横断が誤検出または偽
検出され得るということである。トラック横断検出器の
エラーを低減するために様々な従来技術の方法が用いら
れてきた。例えば、米国特許第5,199,017号
は、TESの2つの連続する正または負のピークの検出
を阻止するためにヒステリシスを用いている。米国特許
第5,457,671号は、「窓信号」を用いており、
TESゼロ交差が所定の窓内においてのみ検出され、検
出されない場合は1つのTESゼロ交差が挿入される。
【0010】別の従来のシーク方法によると、TES信
号およびデータ信号(すなわち、RFベースバンド信
号)から直交信号が生成されて、トラック横断を計数す
る際およびヘッドがディスクを横断するとき(すなわ
ち、半径方向に出入りするとき)にヘッドの半径方向を
決定する際に用いられる。移動の半径方向を決定するこ
とは、シーク速度がランアウト速度よりも低い場合に重
要である。この場合、ディスクの偏心がトラック横断の
方向を実際に反対の方向にし得る。TESおよびRFベ
ースバンド信号から直交信号を生成する従来の方法は、
性質上アナログであり、出願人は現在のところ、TES
およびRFベースバンド信号が不連続時間で生成される
ときに直交信号を生成する方法を知らない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そのため、不連続時間
TES信号および不連続時間RFベースバンド信号から
直交信号を生成し得る光ディスク記憶装置用の改良され
たシーク検出器が必要である。本発明の目的は、直交信
号を生成する際に、ノイズの存在下において、不連続時
間TESおよびRFベースバンド信号のピークを正確に
検出することである。さらに、不連続時間TESおよび
RFベースバンド信号の期間は異なり得る。従って、本
発明の別の目的は、直交信号を生成する前にこれらの信
号を同期させることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のサーボコントロ
ーラは、光ディスク記憶装置において、ターゲットトラ
ックへとシークし、次に該ターゲットトラックのセンタ
ーラインをトラッキングすることによって、光ディスク
記憶媒体にわたって光ビームの位置決めを行うサーボコ
ントローラであって、(a)該光ビームに応答して、ア
ナログ位置信号およびアナログRFデータ信号を生成す
る光検出器であって、該位置信号は、トラックのセンタ
ーラインに対する該光ビームの位置を表し、該RFデー
タ信号は、該トラック上に記録されるデータを表す、光
検出器と、(b)該アナログ位置信号をサンプリングし
て、不連続時間位置信号を生成する、サンプリング装置
と、(c)該光ビームがトラックを横断していることを
示す、該不連続時間位置信号中のパルスを検出する、第
1の不連続時間検出器と、(d)該不連続時間検出器に
応答して、該光ビームがシーク動作中に横断するトラッ
ク数をカウントする、トラックカウンタとを備えてお
り、これにより上記目的が達成される。
【0013】前記第1の不連続時間検出器が、前記不連
続時間位置信号をしきい値と比較して、該不連続時間位
置信号が該しきい値より大きいときは第1の状態を有
し、該不連続時間位置信号が該しきい値より小さいとき
は第2の状態を有する2値出力信号を生成してもよい。
【0014】前記2値出力信号は、前記不連続時間位置
信号が前記しきい値を所定量だけ超えるまでは状態を変
更しなくてもよい。
【0015】前記2値出力信号は、前記不連続時間位置
信号が、該不連続時間位置信号の1つより多いサンプル
において前記しきい値を超えるまでは状態を変更しなく
てもよい。
【0016】前記サーボコントローラは、(a)前記ア
ナログRFデータ信号から不連続時間RFベースバンド
信号を抽出するエンベロープ検出器であって、該不連続
時間RFベースバンド信号は、前記トラックのセンター
ラインに対する前記光ビームの位置を表す、エンベロー
プ検出器と、(b)該光ビームがトラックを横断してい
ることを示す、該不連続時間RFベースバンド信号中の
パルスを検出する、第2の不連続時間検出器であって、
前記トラックカウンタはさらに、該第2の不連続時間検
出器に応答する、第2の不連続時間検出器とをさらに備
えていてもよい。
【0017】前記サーボコントローラは、前記不連続時
間位置信号および前記不連続時間RFベースバンド信号
の周期を同期化させる同期化器をさらに備えていてもよ
い。
【0018】前記同期化器は、前記不連続時間位置信号
および前記不連続時間RFベースバンド信号のうちの少
なくとも一方を間引きする間引器を備えていてもよい。
【0019】前記同期化器は、前記不連続時間位置信号
および前記不連続時間RFベースバンド信号のうちの少
なくとも一方の所定数のサンプルを平均化する移動平均
フィルタを備えていてもよい。
【0020】(a)前記第1の不連続時間検出器が、前
記不連続時間位置信号をしきい値と比較して、該不連続
時間位置信号が該しきい値より大きいときまたは小さい
ときに対応して2値出力信号TEX(k)を生成し、
(b)前記第2の不連続時間検出器が、前記不連続時間
RFベースバンド信号をしきい値と比較して、該不連続
時間RFベースバンド信号が該しきい値より大きいとき
または小さいときに対応して2値出力信号RFX(k)
を生成してもよい。
【0021】(a)前記トラックカウンタが以下の信号
【0022】
【数3】
【0023】を計算し、(b)該トラックカウンタが、
信号UP(k)がアクティブのときはカウンタを増分
し、信号DOWN(k)がアクティブのときはカウンタ
を減分し、(c)該UP(k)信号と該DOWN(k)
信号とが
【0024】
【数4】
【0025】に従って生成されてもよい。
【0026】本発明の別のサーボコントローラは、光デ
ィスク記憶装置において、ターゲットトラックへとシー
クし、次に該ターゲットトラックのセンターラインをト
ラッキングすることによって、光ディスク記憶媒体にわ
たって光ビームの位置決めを行うサーボコントローラで
あって、(a)該光ビームに応答して、アナログ位置信
号およびアナログデータ信号を生成する光検出器であっ
て、該位置信号は、トラックのセンターラインに対する
該光ビームの位置を表し、該データ信号は、該トラック
上に記録されるデータを表す、光検出器と、(b)該ア
ナログ位置信号をサンプリングして、不連続時間位置信
号を生成する、第1のサンプリング装置と、(c)該ア
ナログデータ信号をサンプリングして、不連続時間デー
タ信号を生成する、第2のサンプリング装置と、(d)
該不連続時間データ信号に応答して、該トラックのセン
ターラインからの該光ビームの位置を表す不連続時間R
Fベースバンド信号を生成する、エンベロープ検出器
と、(e)該光ビームがトラックを横断していることを
示す、該不連続時間位置信号中のパルスを検出する、第
1の不連続時間検出器と、(f)該光ビームがトラック
を横断していることを示す、該不連続時間RFベースバ
ンド信号中のパルスを検出する、第2の不連続時間検出
器と、(g)該第1および第2の不連続時間検出器に応
答して、該光ビームがシーク動作中に横断するトラック
数をカウントする、トラックカウンタとを備えており、
これにより上記目的が達成される。
【0027】前記サーボコントローラは、前記不連続時
間位置信号および前記不連続時間RFベースバンド信号
の周期を同期化させる同期化器をさらに備えていてもよ
い。
【0028】前記同期化器が、前記不連続時間位置信号
および前記不連続時間RFベースバンド信号のうちの少
なくとも一方を間引きする、間引器を備えていてもよ
い。
【0029】前記不連続時間位置信号と前記不連続時間
RFベースバンド信号とが合わさって、トラックの横断
をカウントし、また前記光ディスクにわたる前記光ビー
ムの半径方向の移動を決定する、直交シーク信号を形成
してもよい。
【0030】本発明の別のサーボコントローラは、光デ
ィスク記憶装置において、ターゲットトラックへとシー
クし、次に該ターゲットトラックのセンターラインをト
ラッキングすることによって、光ディスク記憶媒体にわ
たって光ビームの位置決めを行うサーボコントローラで
あって、(a)トラックのセンターラインに対する該光
ビームの位置を表す不連続時間位置信号を生成する手段
と、(b)該光ビームがトラックを横断していることを
示す、該不連続時間位置信号中のパルスを検出する手段
と、(c)シーク動作中に検出された該不連続時間位置
信号中のパルスに応答して、該光ビームが横断するトラ
ック数をカウントする手段とを備えており、これにより
上記目的が達成される。
【0031】前記サーボコントローラは、(a)前記光
ディスク記憶媒体上に記録されるデータを表すRFデー
タ信号から不連続時間RFベースバンド信号を生成する
手段であって、該RFベースバンド信号は、光ビームが
トラックを横断していることを示す、手段と、(b)該
光ビームがトラックを横断していることを示す該不連続
時間RFベースバンド信号のパルスを検出する手段であ
って、前記光ビームが横断するトラック数をカウントす
る手段がさらに、該不連続時間RFベースバンド信号中
の検出されたパルスに応答する、手段とをさらに備えて
いてもよい。
【0032】前記サーボコントローラは、前記不連続時
間位置信号および前記不連続時間RFベースバンド信号
の周期を同期化する手段をさらに備えていてもよい。
【0033】前記同期化する手段が、前記不連続時間位
置信号および前記不連続時間RFベースバンド信号のう
ちの少なくとも一方を間引きする手段を備えていてもよ
い。
【0034】前記同期化する手段が、前記不連続時間位
置信号および前記不連続時間RFベースバンド信号のう
ちの少なくとも一方の所定数のサンプルを平均化する手
段を備えていてもよい。
【0035】ユーザデータが光ディスク記憶媒体のトラ
ック内のデータピットにより反射された光ビームから復
調される光ディスク記憶装置において、シーク動作中に
光ディスクのトラックを横断する光ビームを示す直交シ
ーク信号が、生成される。直交シーク信号は、不連続時
間トラッキングエラー信号(TES)および不連続時間
RFベースバンド信号から生成される。不連続時間TE
Sは、コンパクトディスク(CD)またはディジタルビ
デオディスク(DVD)の動作モードに従って生成され
る。CDモードにおいて、TESは、EおよびFトラッ
キングフォトダイオードの差として生成され、DVDモ
ードにおいて、TESは不連続時間位相差光検出器(D
PD)を用いて生成される。不連続RFベースバンド信
号を生成するために、RFデータ信号(4つの直交フォ
トダイオードの和A+B+C+Dとして生成される)が
チャネルレート(ボーレート)でサンプリングされ、R
Fデータサンプルは不連続時間エンベロープ検出器を通
過する。エンベロープ検出器は、トラック中心線に対す
る光ビームの位置を表す不連続時間RFベースバンド信
号を抽出する。不連続時間TESおよびRFベースバン
ド信号は、同期され、トラック横断を計数し且つ半径方
向のシーク方向を決定する直交シーク信号(1トラック
当たり4つの遷移)を形成する2値方形波に変換され
る。
【0036】2値方形波信号は、TESおよびRFベー
スバンド信号と各々の閾値とを比較することにより生成
される。2値信号は、閾値が越えられたときに状態が変
化する。ノイズに対する免疫性を増大させるために、2
つの連続サンプルが閾値をクロスする場合にのみ、2値
信号が状態を変化させる。ノイズに対する免疫性をさら
に増大させるために、比較器は、2つの連続サンプルが
閾値を越えるヒステリシス値を越える場合にのみ2値信
号が状態を変化させるように、ヒステリシスを用いる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の上記局面および利点、な
らびに、その他の局面および利点は、図面を参照しなが
ら以下の発明の詳細な説明を読むことによって、より良
く理解されるであろう。
【0038】(概要)光ディスク記憶装置内においてシ
ーク動作中にトラック横断を計数する、本発明の回路の
概要を図10に示す。重要な局面は、直交シーク信号
が、不連続時間トラッキングエラー信号(TES)およ
び不連続時間RFデータ信号(RFS)から生成される
ということである。不連続時間において直交シーク信号
を生成することは、アナログ成分に固有のプロセス変動
を克服する。さらに、トラック横断周波数を抽出し且つ
より高い周波数でノイズを減衰させるためにはTES信
号をフィルタリングすることが必要である。不連続時間
においてTES信号をフィルタリングすることの利点
は、フィルタの帯域幅が、シーク速度が変化するにつれ
てサンプリングレートを変化させることにより、自動的
にトラック横断周波数に適応して変化することである。
本発明のこの局面を以下に詳細に述べる。
【0039】CDモードにおいて、不連続時間TES信
号は、図1のEおよびFフォトダイオード7Aおよび7
B間の差として生成されるアナログ信号をサンプリング
することにより生成される。DVDモードにおいて、以
下により詳細に述べるように、不連続時間TES信号
は、不連続時間位相差検出器(DPD)により生成され
る。CDモードおよびDVDモードの両方において、R
Fデータ信号は、図1の4象限光検出器6のA、B、C
およびDフォトダイオードの和として生成される。RF
データ信号は、サンプリングされ、RFベースバンド信
号を抽出するエンベロープ検出器を通過する。RFベー
スバンド信号は、データトラックの中心線に対する光ビ
ームの位置を示す。
【0040】TESおよびRFベースバンド信号のサン
プル期間は、以下により詳細に述べるように、同期され
る。同期された信号は2値方形波信号TEXおよびRF
Xに変換される。2値方形波は、直交信号(トラック当
たり4つの遷移)を形成し、直交信号は、トラック横断
を検出し且つ光ビームがディスク上を横断する際の光ビ
ームの半径方向のシーク方向を決定するために、カウン
タロジックによって処理される。トラック横断カウンタ
は、トラック横断が検出されるとインクリメント/デク
リメントされる。
【0041】(位相差検出器)DVDモードの場合、本
発明は、位相差検出器(DPD)を用いたシーキング中
に用いるトラッキングエラー信号(TES)を生成す
る。DPDは、図2Cに示す4象限光検出器によって出
力される対角信号S1およびS2のデュアルアーム相関
を演算する。好適な実施形態において、対角信号S1お
よびS2は、サンプリングされ、2値信号S1(n)お
よびS2(n)に変換される。デュアルアーム相関(D
AC)は、以下の所定の相関オフセットにおける対角信
号S1(n)およびS2(n)の正の相関と負の相関と
の間の差として演算される。
【0042】
【数5】
【0043】上記式において、第1項は正の相関を表
し、第2項は負の相関を表す。上記式において、Lは2
値信号S1(n)およびS2(n)の互いに対応するL
ビットのXNOR(すなわち、 として表示された/XOR)を加算することによって実
行される相関の長さである。
【0044】図3Aは、正の相関CorrP(Δ)と負
の相関CorrN(Δ)とに対応する波形、並びに正お
よび負の相関間の差として演算された、トラッキングエ
ラー信号(TES)を示す。X軸は、対角信号S1とS
2との間の位相オフセットを表し、これはさらにトラッ
キングエラーを表す。この実施形態において、相関オフ
セットΔはS1およびS2の約1/4の期間に固定され
たままである。この実施形態において、TESの最大範
囲は、トラックのわずか1/4であることに留意された
い。相関オフセットがS1およびS2の期間の1/4に
設定されていない場合、またはS1およびS2の周波数
がディスクの角速度の変動のためにドリフトする場合、
TESの最大トラック範囲はさらに減少する。さらに、
相関オフセットΔが固定されているため、正および負の
相関は記録されたデータの周波数コンテンツに対して感
度を有する。その結果、上述した従来の位相差検出器に
類似の望ましくない利得変動が起こる。
【0045】(適応型デュアルアーム相関器)TESの
範囲をトラックの1/2に増大させ且つ記録されたデー
タの周波数コンテンツに対する感度を有さない様式でT
ESを演算するために、本発明は、適応型デュアルアー
ム相関器(ADAC)を用いる。本発明のADACは、
S1とS2との間相関を最大にするために相関オフセッ
トΔを適応的に調整する。このようにして、瞬間的相関
オフセットΔが、トラックの1/4の範囲に亘る対角信
号S1およびS2間の位相オフセットを表す。正および
負の相関CorrP(Δ)およびCorrN(Δ)間の
差は、図3Bに示すように、トラックの1/2に広がる
範囲に亘って位相オフセット(すなわちTES)を表
す。さらに、本発明のADACは、記録されたデータの
周波数コンテンツに対して実質的に感度を有さず、その
ことにより、利得変動の減少によるより高いサーボトラ
ッキング帯域幅を可能にする。
【0046】図4は、本発明のADAC位相差検出器の
全体ブロック図を示す。光検出器の象限AおよびCが加
算され(OR)て対角信号S1が生成される。象限Bお
よびDが加算され(OR)て対角信号S2が生成され
る。対角信号S1およびS2はその後正の相関器Cor
rP(Δ)14Aおよび負の相関器CorrN(Δ)1
4Bに入力され、これらは両方共3つの相関信号を生成
する。3つの相関信号は、図7のフローチャートを参照
して以下により詳細に説明する、更新された相関オフセ
ットΔ18を演算する際に用いられる、ADACプロセ
ッサ16に入力される。ADACプロセッサは、TES
20を、正および負の相関間の差として演算する。TE
S20が低域通過フィルタ22を通過してトラッキング
制御信号24が生成され、トラッキング制御信号24は
読出し動作中に選択されたトラックの中心線上に光トラ
ンスデューサを位置決めするためにサーボコントローラ
26に入力される。ADACプロセッサ16はさらに、
対角信号S1およびS2間の位相オフセットを表す位相
オフセット信号ΔΘ21を生成する。擬似直交信号生成
器28は、位相オフセット信号ΔΘ21を処理すること
により、シーク動作中にトラック横断を計数する際にト
ラックカウンタ34により用いられるトラッキングエラ
ー論理信号(QTELS)30と中心線論理信号(CL
S)32とを生成する。位相オフセット信号ΔΘ24お
よびトラッキングエラー信号(TES)20もまたトラ
ックカウンタ34に入力されて、以下にさらに詳細に述
べる別の実施形態において直交信号を生成するために用
いられる。
【0047】図5に、光検出器信号A、B、CおよびD
をサンプリングし且つ対角信号S1(n)およびS2
(n)を生成するフロントエンド回路の好適な実施形態
を示す。帯域通過フィルタ36は、光検出器信号をフィ
ルタリングすることによりDC成分(トラック横断周波
数を含む)を減衰させ且つエイリアシングノイズを減衰
させる。帯域通過フィルタ36により出力される正弦波
信号38は極性方形波信号40に変換される。変換は、
ゼロ交差回りの出力において外来パルスを阻止するため
にヒステリシスを用いる極性比較器42に正弦波信号3
8を通過させることにより達成される。極性方形波はそ
の後サンプリング44され、2値方形波信号46に変換
される。2値方形波信号46は、31ビットシフトレジ
スタ48にシフトされる。シフトレジスタ48は、ユー
ザが、記憶装置の特定の特性によるサーボ制御システム
を較正するために光検出器信号を選択的に互いに遅延さ
せることを可能にする。遅延要素50は、制御線52に
対してアサートされる遅延値によってシフトレジスタ4
8の適切な出力を選択するマルチプレクサとして操作さ
れる。対角信号S1(n)およびS2(n)はその後、
遅延要素50により出力される2値方形波信号に対して
OR54を行うことにより生成され、それにより各々信
号(A+C)および(B+D)が生成される。対角信号
S1(n)およびS2(n)はその後図4の正および負
の相関器CorrP(Δ)14AおよびCorrN
(Δ)14Bに入力される。
【0048】正および負の相関CorrP(Δ)14A
およびCorrN(Δ)14Bの更なる詳細を図6に示
す。適応型アルゴリズムの一部分は、CorrPおよび
CorrNと指定された正および負のアームの各々に関
して所定のオフセットによって分離された2つの相関を
演算する。相関オフセットΔはその後、以下に述べるよ
うに、正または負の相関を最大にする方向に適合的に調
整される。従って、正の相関器CorrP(Δ)14A
は、相関遅延Δ+に従って+CorrPを演算し、相関
遅延Δ−に従って正の相関−CorrPを演算する。Δ
−はΔ+よりも僅かに小さい。同様に、負の相関器Co
rrN(Δ)14Bは、相関オフセットΔ+およびΔ−
をそれぞれ用いて、負の相関+CorrNおよび−Co
rrNを演算する。
【0049】相関信号+CorrPを演算するために、
対角信号S1(n)が遅延なしで第1のLビットシフト
レジスタ62Aにシフトされ、対角信号S2(n)がΔ
+64だけ遅延された後に第2のLビットシフトレジス
タ62Bにシフトされる。シフトレジスタの長さLは、
相関の長さを決定する。相関信号+CorrPは、シフ
トレジスタ62Aおよび62Bに記憶された対応するビ
ットのXNOR66を加算することによって生成され
る。XNOR と表示される)は以下の反転XOR機能である。
【0050】
【数6】
【0051】Δ−を相関オフセットとして用いて相関信
号−CorrPを生成するために同様の回路が供給され
る。相関信号+CorrPおよび−CorrPはその後
加算器68で加算されて、正の相関信号CorrPが生
成される。
【0052】負の相関信号+CorrN、−CorrN
およびCorrNを演算する負の相関器14Bは、図7
の正の相関器14Aと同一の回路を含むが、S1(n)
が遅延されずS2(n)が相関オフセットΔ+およびΔ
−だけ遅延される点が異なる。
【0053】好適な実施形態において、シフトレジスタ
にシフトされたL/4ビット当たりに1回の頻度で相関
が演算される。すなわち、相関周波数は、対角信号S1
およびS2のサンプリング周波数の4/L倍であり、そ
の結果、各相関はS1(n)およびS2(n)のL/4
の新しいサンプルで演算される。以下により詳細に述べ
るように、特定のトラックにおけるディスクの線速度ま
たは現行のシーク速度などのシステムダイナミックスに
基づいてDPDを最適化するために、相関の長さおよび
周波数がプログラム可能に調整され得る。
【0054】正の相関信号(+CorrP、Corr
P、−CorrP)60Aおよび負の相関信号(+Co
rrN、CorrN、−CorrN)60Bは、図4の
ADACプロセッサ16に転送される。ADACプロセ
ッサ16は、図7に示すフローチャートに従って、更新
された相関オフセットΔ+およびΔ−を演算する。図7
のフローチャートは、相関オフセットΔ+およびΔ−
を、正または負の相関値CorrPまたはCorrNを
最大にする方向に更新する。ステップ70において、A
DACプロセッサは、ループ内で次の相関期間(すなわ
ち、L/4によって除算されたサンプリング期間ts
ジュロがゼロに等しいとき)を待機する。その後ステッ
プ72において、正および負の相関信号CorrPおよ
びCorrNの大きさが比較される。CorrPがCo
rrNよりも大きい場合、ステップ74において、+C
orrPと−CorrPとの間の最大値に応じて相関オ
フセットΔがΔ+またはΔ−に更新される。CorrP
がCorrNよりも小さいとき、ステップ76におい
て、+CorrNと−CorrNとの間の最大値に応じ
て相関オフセットΔがΔ+またはΔ−に更新される。さ
らにステップ74および76において、対角信号S1
(n)およびS2(n)間の位相オフセットΔΘが保存
されて、以下に述べるようにシーキング用の直交信号を
演算するために用いられる。ステップ78において、相
関オフセットΔ+およびΔ−は、(Δの現在値所定のオ
フセットΔMIN)に更新される。更新された相関オフセ
ットが範囲外である場合、ステップ80において、更新
された相関オフセットが必要に応じて最大値または最小
値に調整される。最後にステップ82において、トラッ
キングエラー信号(TES)が、CorrPとCorr
Nとの間の差として演算される。
【0055】再び図4を参照して、トラッキングエラー
信号(TES)20が低域通過フィルタ22を通過し
て、読出し動作中に選択されたトラックの中心線上に光
トランスデューサを位置決めするサーボコントローラ2
6によって用いられるトラッキングエラー信号(TE
S)24が生成される。ADACプロセッサ16はさら
に、S1(n)とS2(n)との間の位相オフセットΔ
Θ21を直交信号生成器28に送信する。直交信号生成
器28は、シーク動作中にトラック横断を計数する直交
信号QTELS30およびCLS30を生成する。
【0056】直交信号生成器28の動作は、図8Aおよ
び図8Bを参照することにより理解される。図8Aおよ
び図8Bは、光トランスデューサがトラックを横断する
際の、順方向シークと逆方向シークとの各々に対する、
位相オフセットΔΘ、中心線論理信号(CLS)、およ
びトラッキングエラー論理信号(TELS)を示す。光
トランスデューサの速度が最悪の場合のランアウト速度
未満であるとき、トラッキングエラー論理信号(TEL
S)が、以下の擬似コードを実行することにより更新さ
れる。
【0057】
【数7】
【0058】上記擬似コードは以下の動作を行う。位相
エラーΔΘが、2つの相関期間においてゼロよりも大き
く0.5*ΔΘmax未満である場合、TELSが図8A
に見られるように1に設定される。逆に、2つの相関期
間において位相オフセットΔΘがゼロ未満であって−
0.5*ΔΘmaxより大きい場合、TELSは0に設定
される。それ以外の場合、TELSは、前のTELS値
に設定することにより不変のまま残される。2つの相関
期間において且つ0.5*ΔΘmaxという最大および最
小の限度に照らして位相エラーΔΘの極性を評価するこ
とにより、ヒステリシスがTELS信号を生成すること
に導入され、その結果ゼロ交差近傍で外来パルスが回避
される。光トランスデューサの速度が所定の閾値より高
い場合(すなわちシーク動作中)、最大および最小限度
0.5*ΔΘmaxに照らして位相オフセットをチェック
する必要はない(すなわち、TELSは、中央線のゼロ
交差近傍以外において、図8Aののこぎり波全体に亘っ
て更新される)。
【0059】直交信号生成器28は次に以下のソースコ
ードを実行する。
【0060】
【数8】
【0061】これにより、光トランスデューサのシーク
方向(すなわち、順方向または逆方向シーク)が決定さ
れる。順方向シーク中は、図8Aに示すように、位相オ
フセットΔΘが+ΔΘmaxから−ΔΘmaxまで転移すると
き、TELSは1であり得る。逆方向シーク中は、図8
Bに示すように、位相オフセットΔΘが−ΔΘmaxから
+ΔΘmaxまで転移するとき、TELSは0であり得
る。
【0062】センターラインロジック信号(CLS)は
以下の擬似コードに従って生成される。
【0063】
【数9】
【0064】上記の擬似コードは以下の演算を行う。フ
ラグTELS_CHANGEDは、TELS信号が変化
したかどうか(すなわち、0→1または1→0に転移し
たかどうか)を示す。順方向シーク中にTELSが変化
してTELS(i)−TELS(i−1)が1となる場
合は、CLS信号は1に設定され、これは、光トランス
デューサがトラックのセンターラインを横断したことに
より、位相オフセットΔΘがゼロを横断したことを示
す。同様に、逆方向シーク中にTELSが変化してTE
LS(i)−TELS(i−1)が−1となる場合は、
CLS信号は1に設定され、これは、光トランスデュー
サがトラックのセンターラインを横断したことにより、
位相オフセットΔΘがゼロを横断したことを示す。セン
ターラインカウント(clcnt)は、センターライン
パルス間に生じる時間量のトラッキングを続け、所定の
制限時間内にセンターラインの横断が検出されない場合
にセンターラインパルスを発生させるために使用され
る。センターラインの横断が検出されると、clcnt
はゼロにリセットされる。カウンタセンターライン幅
(clwidth)は、センターラインパルスのパルス
幅を決定する。センターラインの横断が検出されると、
ゼロにリセットされる。clwidthカウンタが増分
されて4を超えるまではCLS信号は1のままであり、
4を超えると、CLS信号は0にリセットされる。すな
わち、センターラインパルスの幅は4相関周期である。
【0065】カウンタのclcntが制限時間を越える
ときセンターラインパルスを発生させる擬似コードは以
下のように示される。
【0066】
【数10】
【0067】周期カウント(pcnt)は、TELS信
号が変化する(TELS_CHANGED)サイクルを
カウントすることによって、TELS信号の半周期の長
さをトラッキングする。カウンタのclcntが1.5
*pcnt(TELSの半周期の1.5倍)を超える
と、CLSを1に設定し、clcntおよびclwid
thカウンタをゼロにリセットすることによって、セン
ターラインパルスを発生させる。
【0068】センターラインの横断が検出されず、パル
スを発生させない場合は、clcntは単に増分される
だけである。直交信号(トラック横断毎に4つの状態を
持つ信号)を生成するためには、それぞれ順方向および
逆方向シークに対して図8Cおよび図8Dに示すよう
に、TELS信号を2相関周期だけ遅延させる。clc
ntを増分させTELSを遅延させてQTELS30を
生成するための擬似コードは以下に示される。
【0069】
【数11】
【0070】従って、擬似直交信号生成器28は、シー
ク動作中にトラックの横断をカウントする図4のトラッ
クカウンタ34によって使用される、図8Cおよび図8
Dに示すCLS信号32およびQTELS信号30を生
成する。
【0071】(直交信号生成器)本発明は、シーク動作
中のトラックの横断をカウントするために使用される直
交信号を生成する様々な変形実施形態を提供する。図8
A〜図8Dを参照して上述したように、DPDが出力す
るCLS信号32およびQTELS信号30から直交信
号を生成することに加えて、本発明は、変形例として、
TESおよびRFデータ信号を使用して直交信号を生成
する。直交信号を生成する様々な変形実施形態の詳細を
図10に示す。
【0072】記憶システムがCDフォーマット用に構成
されるときは、EおよびFフォトダイオード信号間の差
をとることによって、加算器92の出力にTESアナロ
グ信号90が生成される。TES信号90は、次に、約
12MHzでサンプリングされ(94)、不連続時間T
ES信号96を生成する。DVDフォーマットでは、T
ES信号は、上述のようにDPD98によって生成され
る。図4を参照して、DPD98は、シークTES信号
21(位相オフセットΔΘ)とトラッキングTES信号
20(正および負の相関器間の差)とを生成する。これ
らの信号はそれぞれ直交シーク信号の生成に使用され得
る。図10のマルチプレクサ100は、マイクロコント
ローラ(図示せず)によって、動作モードに依存して所
望のTES信号を選択するように構成される。
【0073】RFデータ信号102は、4象限光検出器
6のフォトダイオードの合計(A+B+C+D)として
加算器104の出力で生成される。RFデータ信号10
2は読出しチャネルサンプリング装置106によってサ
ンプリングされ、不連続時間RFデータ信号108を生
成する。不連続エンベロープ検出器110は不連続時間
RFデータ信号108を処理して、トラックのセンター
ラインに対する光ビームの位置を示すRFベースバンド
信号を抽出する。図11に示すように、エンベロープ検
出器110の目的は、シーク動作中にRFデータ信号の
ピークをトラッキングして、TES信号から90度オフ
セットしたシヌソイド信号を生成すること(これにより
直交信号を形成すること)である。本発明は、様々なチ
ャネルサンプリング速度に対処するように設計される。
本明細書で開示した実施形態では、チャネルサンプリン
グ速度は、29.64MHz、59.27MHzおよび
118.5MHzから選択される。これらの周波数はT
ES信号114のサンプル周波数とは一致しないため、
トラックの横断をカウントするように直交シーク信号を
処理する前に、TES信号およびRFベースバンド信号
のサンプルを同期させる必要がある。
【0074】TES信号およびRFベースバンド信号を
フィルタリングしてトラック横断周波数(基本周波数)
を抽出して、シヌソイド信号を生成しノイズをより高い
周波数で減衰させることもまた、必要である。トラック
横断周波数を抽出するためには、シーク速度に対してT
ES信号およびRFベースバンド信号の間引きを行い、
次に間引かれた信号をローパス不連続時間フィルタでフ
ィルタリングする必要がある。信号はトラック横断周波
数に対して間引きされるため、不連続時間ローパスフィ
ルタ116Aおよび116Bの帯域幅は、自動的に所望
の遮断周波数に合わせた大きさとなる。
【0075】図10に示す同期化回路118は、現在の
シーク速度および動作モード、すなわちCDまたはDV
D、に従ってTES信号およびRFベースバンド信号の
同期化および間引きを行う。以下の表は、CDフォーマ
ットにおいて、TES信号およびRFベースバンド信号
がどのように間引きされるかを示す。
【0076】
【表1】
【0077】上記の表の第1欄は、シーク動作中に行わ
れるトラック横断の周波数の範囲を表す。この好適な実
施形態では、サーボコントローラが現在のシーク速度を
推定して、間引きされたTES信号およびRFベースバ
ンド信号がサンプル周波数(第2欄)をトラック横断周
波数の少なくとも10倍に維持するように、表1に従っ
て同期化器118をプログラムする。もしくは、同期化
器118は、サーボコントローラからの介入はなしに、
シーク速度が変わると自動的に調整され得る。
【0078】上述のように、CDフォーマット用に構成
されると、アナログTES信号90は、約11.85M
Hzの定周波数でサンプリング(94)される。同期化
器118は、単に所望のサンプル速度に一致するように
(すなわち、第2欄のサンプル速度に一致するように)
信号をサブサンプリングすることによって、不連続時間
TES信号96の間引きを行う。実用化において複雑度
およびコストを低減するために、第2欄の間引き後サン
プル周波数は、TES信号が2の累乗(2、4、8、1
6および32)によってサブサンプリングされ得るよう
に選択されている。
【0079】RFベースバンド信号112は、再帰、加
重型の移動平均フィルタを用いて間引きされる。このフ
ィルタは図12に詳細に示す。このフィルタは以下の演
算を行う。
【0080】y(k)=(y(k−1)+x(k))1
/2 k=1−>n ここで、nは表1の第3欄に示される間引きファクタで
ある。RFベースバンド信号x(k)のn個のサンプル
を処理した後、遅延レジスタ120に格納された値が抽
出される(122)。第3欄の各エントリの3つの間引
き値が、3つのチャネルサンプリング周波数29.64
MHz、59.27MHzおよび118.5MHzそれ
ぞれに対する間引きファクタnに対応する。
【0081】DVDフォーマットに対しては、チャネル
サンプリング速度は118.5MHzに固定され、TE
S信号114は、シークTES信号21(位相オフセッ
トΔΘ)またはトラッキングTES信号20(正および
負の相関器間の差)として、DPD98によって生成さ
れる。TES信号114のサンプル周波数は、上述のD
PD相関器の相関長さLを調整することによって、トラ
ック横断周波数の約10倍に調整される。RFベースバ
ンド信号112のサンプル周波数は、図12の移動平均
フィルタを用いて所望の周波数に調整される。以下の表
は、TES信号を同期化するために相関長さLがどのよ
うに調整されるかを、RFベースバンド信号を同期化す
るために用いられる累積間隔nと共に示す。
【0082】
【表2】
【0083】上記の表2では、相関長さLの解像度およ
び移動平均フィルタの間引きファクタは1ビットであ
り、これは、上記表1のCD設定の場合より顕著に高い
ことに留意されたい。これは、CDフォーマットに比べ
てDVDではシーク速度およびインチ当たりのトラック
数(TPI)密度が高いことにより、トラック横断周波
数が非常に高くなるため、およびDVDモードではDP
Dがデータ信号からトラック横断を検出するため、必要
となる。
【0084】TES信号およびRFベースバンド信号が
間引きおよび同期化されると、これらの信号は、不連続
時間ローパスフィルタ116Aおよび116Bを通さ
れ、トラック横断周波数(基本周波数)の抽出および高
い周波数ノイズの減衰が行われる。90度オフセットさ
れた得られるシヌソイド信号を図9に示す(これらの信
号は、実際には、図9に示す信号の不連続時間サンプル
である)。シヌソイドTES信号124およびRFベー
スバンド信号126は、TEX検出器132およびRF
X検出器134によってそれぞれ2値方形波信号TEX
128およびRFX130に変換される。TEXおよび
RFX検出器は、シヌソイド信号のサンプルをプログラ
マブルな正および負しきい値設定と比較する比較器(ス
ライサ)を備えている。比較器では、出力された2値方
形波は、図9に示すようにシヌソイド信号がしきい値を
横断すると状態を変更する。スプリアスパルスの検出を
防ぐために、比較器は、ヒステリシスしきい値(図9に
点線で示す)を超える場合のみに出力が状態を変更す
る、プログラマブルヒステリシス設定を用いる。ノイズ
免疫性をさらに高くするために、2つの連続サンプルが
ヒステリシスしきい値を超えるまでは、比較器の出力は
状態を変更しないようにしてもよい。従って、図10の
TEXおよびRFX検出器132および134は、しき
い値設定およびヒステリシス設定によりサーボコントロ
ーラによってプログラミングされる。
【0085】2値方形波信号TEX128およびRFX
130は、直交シーク信号を形成する。マルチプレクサ
136および138は、これらの信号かまたは、図10
のカウンタロジック140への入力としてDPD98に
よって出力されるDPD_QTELSおよびDPD_C
LS信号を選択する。カウンタロジック140は、図9
に示す以下の信号を生成する。
【0086】
【数12】
【0087】意図するシーク方向に依存して、UP
(k)信号が図10のカウンタ142を増分し、DOW
N(k)信号がカウンタ142を減分するか、またはそ
の逆が行われる。カウンタが所定の目標値に達すると
(例えば、カウンタが減分してゼロになると)シークの
終了が検出される。
【0088】本発明の目的は、本明細書に開示した実施
形態によって十分に実現されている。当業者であれば、
本発明の様々な局面は、本質的な機能から外れることな
く異なる実施形態によって実現されることは理解されよ
う。開示された特定の実施形態は例示的なものであっ
て、請求の範囲によって適切に構成される本発明の範囲
を制限するものではない。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、不連続時間TES信号
および不連続時間RFベースバンド信号から直交信号を
生成し得る光ディスク記憶装置用の改良されたシーク検
出器が提供される。これにより、直交信号を生成する際
に、ノイズの存在下において、不連続時間TESおよび
RFベースバンド信号のピークを正確に検出することが
可能となる。また、直交信号を生成する前に、期間が異
なり得る不連続時間TES信号およびRFベースバンド
信号を同期させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラッキングエラー信号(TES)がCDモー
ド用のEおよびF光検出器、並びにDVDモード用の4
象限光検出器の対角信号を用いて演算される、リードね
じおよび光キャリッジによってディスク上を半径方向に
位置決めされた従来の光ヘッドアセンブリを示す図であ
る。
【図2A】トラッキング中の位置エラーを演算する従来
の位相差検出器の動作を示す図である。
【図2B】トラッキング中の位置エラーを演算する従来
の位相差検出器の動作を示す図である。
【図2C】トラッキング中の位置エラーを演算する従来
の位相差検出器の動作を示す図である。
【図3A】トラッキング中に位置エラー信号を生成す
る、本発明のデュアルアーム相関手法による波形を示す
図である。
【図3B】記録されたデータの周波数コンテンツに対し
て感度を有さず、0.5トラックの範囲内の増加を提供
する、本発明の適応型デュアルアーム相関手法による波
形を示す図である。
【図4】本発明の適応型デュアルアーム相関器のブロッ
ク図である。
【図5】4象限光検出器信号をサンプリングし且つ対角
信号S1およびS2を生成する、好適な実施形態の詳細
を示す図である。
【図6】Δ+とΔ−における互いに隣接する相関を加算
することによって各々の相関を演算する正および負の相
関器CorrP(Δ)およびCorrN(Δ)の詳細を
示す図である。
【図7】相関オフセットΔが、どのようにして、正また
は負の相関を最大にするために適応的に調整されるかを
示すフローチャートである。
【図8A】シーキング時にトラック横断を計数するため
に用いられる直交信号が、相関オフセットΔを用いてい
かにして生成されるかを示す図である。
【図8B】シーキング時にトラック横断を計数するため
に用いられる直交信号が、相関オフセットΔを用いてい
かにして生成されるかを示す図である。
【図8C】シーキング時にトラック横断を計数するため
に用いられる直交信号が、相関オフセットΔを用いてい
かにして生成されるかを示す図である。
【図8D】シーキング時にトラック横断を計数するため
に用いられる直交信号が、相関オフセットΔを用いてい
かにして生成されるかを示す図である。
【図9】トラック横断を計数するTESおよびRFベー
スバンドデータ信号を含む、シーク動作中に生成される
信号を示す図である。
【図10】TESおよびRFベースバンドデータ信号を
同期させる同期化器を含む、本発明のトラック計数回路
のブロック図である。
【図11】正弦波RFベースバンド信号と共に直交シー
ク信号を形成する、正弦波TES信号に関するエンベロ
ープ検出器の出力における正弦波RFベースバンド信号
を示す図である。
【図12】RFベースバンド信号をトラック横断周波数
およびTES信号に同期させるために、RFベースバン
ド信号を間引きする移動平均フィルタのブロック図であ
る。
【符号の説明】
98 DPD 104 加算器 110 包絡線検出器 116A、116B LPF 118 シンクロナイザ 120 遅延レジスタ 132 TEX検出器 134 RFX検出器 136、138 マルチプレクサ 140 カウンタロジック 142 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595158337 3100 West Warren Aven ue,Fremont,Californ ia 94538,U.S.A. (72)発明者 ルイス スピノ アメリカ合衆国 コロラド 80304, ボ ールダー, アンバー ストリート 4211 (72)発明者 ジム グラバ アメリカ合衆国 コロラド 80503, ロ ングモント, ハンボルト サークル 2823 (72)発明者 ポール ロマノ アメリカ合衆国 コロラド 80304, ボ ールダー, 15ティーエイチ ストリート 3260

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク記憶装置において、ターゲッ
    トトラックへとシークし、次に該ターゲットトラックの
    センターラインをトラッキングすることによって、光デ
    ィスク記憶媒体にわたって光ビームの位置決めを行うサ
    ーボコントローラであって、(a)該光ビームに応答し
    て、アナログ位置信号およびアナログRFデータ信号を
    生成する光検出器であって、該位置信号は、トラックの
    センターラインに対する該光ビームの位置を表し、該R
    Fデータ信号は、該トラック上に記録されるデータを表
    す、光検出器と、(b)該アナログ位置信号をサンプリ
    ングして、不連続時間位置信号を生成する、サンプリン
    グ装置と、(c)該光ビームがトラックを横断している
    ことを示す、該不連続時間位置信号中のパルスを検出す
    る、第1の不連続時間検出器と、(d)該不連続時間検
    出器に応答して、該光ビームがシーク動作中に横断する
    トラック数をカウントする、トラックカウンタと、 を備えたサーボコントローラ。
  2. 【請求項2】 前記第1の不連続時間検出器が、前記不
    連続時間位置信号をしきい値と比較して、該不連続時間
    位置信号が該しきい値より大きいときは第1の状態を有
    し、該不連続時間位置信号が該しきい値より小さいとき
    は第2の状態を有する2値出力信号を生成する、請求項
    1に記載のサーボコントローラ。
  3. 【請求項3】 前記2値出力信号は、前記不連続時間位
    置信号が前記しきい値を所定量だけ超えるまでは状態を
    変更しない、請求項2に記載のサーボコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記2値出力信号は、前記不連続時間位
    置信号が、該不連続時間位置信号の1つより多いサンプ
    ルにおいて前記しきい値を超えるまでは状態を変更しな
    い、請求項2に記載のサーボコントローラ。
  5. 【請求項5】 (a)前記アナログRFデータ信号から
    不連続時間RFベースバンド信号を抽出するエンベロー
    プ検出器であって、該不連続時間RFベースバンド信号
    は、前記トラックのセンターラインに対する前記光ビー
    ムの位置を表す、エンベロープ検出器と、(b)該光ビ
    ームがトラックを横断していることを示す、該不連続時
    間RFベースバンド信号中のパルスを検出する、第2の
    不連続時間検出器であって、前記トラックカウンタはさ
    らに、該第2の不連続時間検出器に応答する、第2の不
    連続時間検出器と、 をさらに備えた、請求項1に記載のサーボコントロー
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記不連続時間位置信号および前記不連
    続時間RFベースバンド信号の周期を同期化させる同期
    化器をさらに備えた、請求項5に記載のサーボコントロ
    ーラ。
  7. 【請求項7】 前記同期化器は、前記不連続時間位置信
    号および前記不連続時間RFベースバンド信号のうちの
    少なくとも一方を間引きする間引器を備えている、請求
    項6に記載のサーボコントローラ。
  8. 【請求項8】 前記同期化器は、前記不連続時間位置信
    号および前記不連続時間RFベースバンド信号のうちの
    少なくとも一方の所定数のサンプルを平均化する移動平
    均フィルタを備えている、請求項6に記載のサーボコン
    トローラ。
  9. 【請求項9】 (a)前記第1の不連続時間検出器が、
    前記不連続時間位置信号をしきい値と比較して、該不連
    続時間位置信号が該しきい値より大きいときまたは小さ
    いときに対応して2値出力信号TEX(k)を生成し、
    (b)前記第2の不連続時間検出器が、前記不連続時間
    RFベースバンド信号をしきい値と比較して、該不連続
    時間RFベースバンド信号が該しきい値より大きいとき
    または小さいときに対応して2値出力信号RFX(k)
    を生成する、 請求項5に記載のサーボコントローラ。
  10. 【請求項10】 (a)前記トラックカウンタが以下の
    信号 【数1】 を計算し、(b)該トラックカウンタが、信号UP
    (k)がアクティブのときはカウンタを増分し、信号D
    OWN(k)がアクティブのときはカウンタを減分し、
    (c)該UP(k)信号と該DOWN(k)信号とが 【数2】 に従って生成される、 請求項9に記載のサーボコントローラ。
  11. 【請求項11】 光ディスク記憶装置において、ターゲ
    ットトラックへとシークし、次に該ターゲットトラック
    のセンターラインをトラッキングすることによって、光
    ディスク記憶媒体にわたって光ビームの位置決めを行う
    サーボコントローラであって、(a)該光ビームに応答
    して、アナログ位置信号およびアナログデータ信号を生
    成する光検出器であって、該位置信号は、トラックのセ
    ンターラインに対する該光ビームの位置を表し、該デー
    タ信号は、該トラック上に記録されるデータを表す、光
    検出器と、(b)該アナログ位置信号をサンプリングし
    て、不連続時間位置信号を生成する、第1のサンプリン
    グ装置と、(c)該アナログデータ信号をサンプリング
    して、不連続時間データ信号を生成する、第2のサンプ
    リング装置と、(d)該不連続時間データ信号に応答し
    て、該トラックのセンターラインからの該光ビームの位
    置を表す不連続時間RFベースバンド信号を生成する、
    エンベロープ検出器と、(e)該光ビームがトラックを
    横断していることを示す、該不連続時間位置信号中のパ
    ルスを検出する、第1の不連続時間検出器と、(f)該
    光ビームがトラックを横断していることを示す、該不連
    続時間RFベースバンド信号中のパルスを検出する、第
    2の不連続時間検出器と、(g)該第1および第2の不
    連続時間検出器に応答して、該光ビームがシーク動作中
    に横断するトラック数をカウントする、トラックカウン
    タと、 を備えたサーボコントローラ。
  12. 【請求項12】 前記不連続時間位置信号および前記不
    連続時間RFベースバンド信号の周期を同期化させる同
    期化器をさらに備えた、請求項11に記載のサーボコン
    トローラ。
  13. 【請求項13】 前記同期化器が、前記不連続時間位置
    信号および前記不連続時間RFベースバンド信号のうち
    の少なくとも一方を間引きする、間引器を備えている、
    請求項12に記載のサーボコントローラ。
  14. 【請求項14】 前記不連続時間位置信号と前記不連続
    時間RFベースバンド信号とが合わさって、トラックの
    横断をカウントし、また前記光ディスクにわたる前記光
    ビームの半径方向の移動を決定する、直交シーク信号を
    形成する、請求項11に記載のサーボコントローラ。
  15. 【請求項15】 光ディスク記憶装置において、ターゲ
    ットトラックへとシークし、次に該ターゲットトラック
    のセンターラインをトラッキングすることによって、光
    ディスク記憶媒体にわたって光ビームの位置決めを行う
    サーボコントローラであって、(a)トラックのセンタ
    ーラインに対する該光ビームの位置を表す不連続時間位
    置信号を生成する手段と、(b)該光ビームがトラック
    を横断していることを示す、該不連続時間位置信号中の
    パルスを検出する手段と、(c)シーク動作中に検出さ
    れた該不連続時間位置信号中のパルスに応答して、該光
    ビームが横断するトラック数をカウントする手段と、 を備えたサーボコントローラ。
  16. 【請求項16】 (a)前記光ディスク記憶媒体上に記
    録されるデータを表すRFデータ信号から不連続時間R
    Fベースバンド信号を生成する手段であって、該RFベ
    ースバンド信号は、光ビームがトラックを横断している
    ことを示す、手段と、(b)該光ビームがトラックを横
    断していることを示す該不連続時間RFベースバンド信
    号のパルスを検出する手段であって、前記光ビームが横
    断するトラック数をカウントする手段がさらに、該不連
    続時間RFベースバンド信号中の検出されたパルスに応
    答する、手段と、 をさらに備えた、請求項15に記載のサーボコントロー
    ラ。
  17. 【請求項17】 前記不連続時間位置信号および前記不
    連続時間RFベースバンド信号の周期を同期化する手段
    をさらに備えた、請求項16に記載のサーボコントロー
    ラ。
  18. 【請求項18】 前記同期化する手段が、前記不連続時
    間位置信号および前記不連続時間RFベースバンド信号
    のうちの少なくとも一方を間引きする手段を備えてい
    る、請求項17に記載のサーボコントローラ。
  19. 【請求項19】 前記同期化する手段が、前記不連続時
    間位置信号および前記不連続時間RFベースバンド信号
    のうちの少なくとも一方の所定数のサンプルを平均化す
    る手段を備えている、請求項17に記載のサーボコント
    ローラ。
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