JP2003046373A - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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JP2003046373A JP2001235649A JP2001235649A JP2003046373A JP 2003046373 A JP2003046373 A JP 2003046373A JP 2001235649 A JP2001235649 A JP 2001235649A JP 2001235649 A JP2001235649 A JP 2001235649A JP 2003046373 A JP2003046373 A JP 2003046373A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生信号における直流電位差がほとんど生じ
ることなく、直流引き込み時間を短縮することができ、
かつ再生信号からデータを確実に読み取ることができる
フィルタ回路を提供する。 【解決手段】 入力端子Viからの入力信号の直流電位
差が発生する部分で、その入力信号を、第1の制御回路
2からの制御信号により、スイッチSW1を介して複数
のコンデンサC1、C2に分けて入力するとともに、入
力信号の直流電位差に同期した第2の制御回路3からの
制御信号により、トランスコンダクタアンプ13の入力
信号に対する直流引き込みの時定数を切り替えること
で、出力端子Voからの出力信号における直流電位差の
発生を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体である
光ディスクからの再生信号における直流成分の時間的変
位による直流電位差をなくすためのフィルタ回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光記録媒体として書き換えが
可能な光ディスク、たとえばDVD−RAM(digi
tal Video disc random acc
essmemory)を再生するDVD−RAM再生シ
ステムにおいては、そのDVD−RAM再生の際に得ら
れる再生信号に含まれる直流成分の時間的変位による直
流電位差をなくすためのフィルタ回路が組み込まれてい
る。
【0003】この理由については後述するが、その前
に、まずDVD−RAMディスク信号の構成について説
明する。DVD−RAMディスクの情報が記録される情
報記録面は、図7(a)のように、セクタ単位に区切ら
れたトラックにより構成されている。各セクタの先頭に
は、図7(b)のように、そのセクタ情報が前もって記
録されているヘッダ領域があり、ヘッダ領域の後にはデ
ータ信号を書き込むための記録領域がある。ひとつのヘ
ッダ領域には同一の情報が繰り返し記録されているた
め、多少の誤りがあってもヘッダ検出は可能で、記録領
域での情報の検出よりも容易である。
【0004】このトラックに沿ってレーザー光を照射
し、その反射光をフォトダイオードで検出することで再
生信号を得ることができる。なお、フォトダイオード
は、図8のように、4分割(A、B、C、Dの4領域)
された各受光部で再生信号を得て、矢印の方向をトラッ
クの進行方向とすると、記録領域のデータ信号は、(A
+B+C+D)の演算をして得られる全加算信号を用い
るのが一般的であり、ヘッダ領域は、図7(c)のよう
に、半トラックずれて配置してあり、(A+D)−(B
+C)の演算をして得られるプッシュプル(差)信号を
用いるのが一般的であるが、図9(a)のような全加算
信号を用いても読み取ることは可能である。
【0005】このように再生信号は、ヘッダ領域と記録
領域で、プッシュプル信号と全加算信号を切り替えて読
む場合でも、全加算信号のみを用いる場合でも、ヘッダ
部分で他の部分(ここでは、データ部分)に対して直流
成分として電位差のある再生信号となる。
【0006】このまま後段の信号処理を行うと、直流電
位差に対応するために後段の回路のダイナミックレンジ
を大きくする必要があり、ダイナミックレンジを確保す
るためにS/N等の他の性能が犠牲になってしまう。こ
のためフィルタ回路で直流電位差を取り除き、図9
(b)のような直流成分として電位差の少ない信号を作
って出力し、後段の回路の負担を軽減している。
【0007】DVD−RAMの再生システムを図10に
示して以下に説明する。図10において、ピックアップ
(PU)101は、ディスク102にレーザー光を当
て、その反射光を検出してその検出信号を出力する。全
加算回路103はピックアップ101からの出力A,
B,C,Dを全て加算してフィルタ回路106に出力す
る。また、PP信号生成回路104は、(A+D)−
(B+C)のプッシュプル信号を生成して制御回路10
5に出力する。制御回路105は、プッシュプル信号を
元にヘッダ位置を検出し、そのヘッダ位置を示す制御信
号をフィルタ回路106に出力する。
【0008】フィルタ回路106は、ヘッダ部分で生じ
る直流電位差を除去して、波形等化回路107に出力す
る。波形等化回路107は、フィルタ回路106の出力
を波形等化してRF信号を生成し、そのRF信号をデー
タスライサ108に出力する。データスライサ108
は、RF信号を入力信号に応じたある基準電位でスライ
スして2値化し、PLL109に出力する。PLL10
9は、2値化データの同期を取り、ビットクロックを抽
出する。
【0009】図11を用い従来のフィルタ回路106に
ついて説明する。図11において、制御回路105から
の制御信号によりスイッチSW111が動作し、スイッ
チSW111がオフしているときには抵抗R112は開
放状態になり、コンデンサC111と抵抗R111とで
ハイパスフィルタを構成し、スイッチSW111がオン
しているときは、R112がR111と並列に接続され
て、コンデンサC111とR111およびR112とで
ハイパスフィルタを構成し、これらのハイパスフィルタ
による2種類の時定数を切り替えている。
【0010】図12はフィルタ回路106にヘッダ信号
を含むDVD−RAMからの再生信号が入力されたとき
の図10における各部の信号波形を示したものである。
制御回路105が出力する制御信号は図12(b)のよ
うなパルス信号であり、この制御信号は、図12(a)
に示すような大きな直流電位変動の瞬間から一定時間ス
イッチSW111をオンにする信号である。
【0011】フィルタ回路106では、前述したとお
り、制御信号で時定数を切り替え、オフのときは時定数
を大きく、オンのときは時定数を小さくする。大きな直
流電位変動があったときに高速に直流引き込みを行い、
十分に引き込んだ後で時定数を小さくして、入力信号に
重畳されたAC成分、またはノイズ成分に追従しないよ
うにしている。このようにしてフィルタ回路106の時
定数を切り替えれば、再生信号のヘッダ部分での大きな
直流電位変動を吸収することができる。
【0012】ヘッダ部分での高速引き込み時には、デー
タスライサ108、PLL109の動作をホールドして
スライスレベル変動、周波数ズレを小さくすることは可
能であるが、低速引き込みに切り替えてデータを読むと
きには、データスライサ108の基準電位追従を動作さ
せ、さらにPLL109をロック状態にして、最適点で
読み込みを行う必要がある。これに加えて、特に近年で
は、高倍速再生の要望もあり、高速引き込みを行う前後
の直流電位差を小さくすると共に、直流引き込み時間を
短くする必要がでてきた。
【0013】従来のフィルタ回路106で直流引き込み
を早くするには、高速引き込み時の時定数を小さくすれ
ば良いが、高速引き込み時の時定数を小さくすると、入
力信号に重畳しているAC成分によってコンデンサに出
入りする電荷が大きくなり、低速引き込みに切り替わっ
たときに、コンデンサに溜まっている電荷で直流オフセ
ットが生じてしまい、結局直流電位差が出てしまう。
【0014】このように直流電位差出ると、直流電位差
が出た部分の信号の歪みが大きくなってしまい、最悪の
条件ではデータが読み取れない場合もある。また、デー
タスライサ108でRF信号を2値化するときにジッタ
が大きくなってしまう。このように直流電位差は、高速
引き込みと低速引き込みの時定数比が大きすぎるために
生じている。
【0015】データを読み出す低速引き込み時の時定数
を小さくすると、ノイズ成分に応答してしまい、データ
スライサ108で2値化するときにノイズの影響でジッ
タが増加してしまうが、ヘッダ部分に関してのみ低速引
き込みの時定数を数分の一程度小さくしても構造上読み
込みが可能である。したがって、少なくともヘッダ部分
以外の低速引き込み時、つまりデータ再生時は、時定数
を大きくする必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のフ
ィルタ回路では、直流引き込みを早くするために引き込
み時定数を小さくすると、高速引き込みから低速引き込
みに切り替えたときに、出力信号に直流電位差を生じて
しまう。
【0017】これを防ぐには、低速引き込みの時定数を
小さくして、高速引き込みとの時定数比を小さくする必
要がある。しかしながら、低速引き込みの時定数を小さ
くし過ぎると、低速引き込み時にフィルタ回路106が
信号のノイズ成分に応答してしまい、データスライサ1
08で2値化するときにノイズの影響でジッタが増加し
てしまうため、低速引き込みの時定数を小さくするのは
難しいという問題点を有していた。
【0018】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、光ディスクからの再生信号における直流電位差が
ほとんど生じることなく、直流引き込み時間を短縮する
ことができ、かつ再生信号からデータを確実に読み取る
ことができるフィルタ回路を提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明のフィルタ回路は、周期的に直流電位成分の
レベルが変化して発生する時間経過に伴う直流電位差を
持ち、AC成分が重畳された信号を入力し、この入力信
号に対して、その直流電位成分のレベルに対応して2つ
のコンデンサのいずれか一方のみが充放電するように、
前記直流電位成分のレベル変化による直流電位の切り替
わりに同期した第1の制御信号により、前記2つのコン
デンサを切り替える手段を備えた構成としたことを特徴
とする。
【0020】以上により、周期的電位の切り替わりに同
期して、入力信号での直流電位差が大きく異なるヘッダ
部とデータ部をそれぞれ異なるコンデンサに電荷が充放
電するように切り替えることで、各々のコンデンサの電
位変化が小さくなるので、直流電位が切り替わるときの
時定数を小さくすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のフィル
タ回路は、周期的に直流電位成分のレベルが変化して発
生する時間経過に伴う直流電位差を持ち、AC成分が重
畳された信号を入力し、この入力信号に対して、その直
流電位成分のレベルに対応して2つのコンデンサのいず
れか一方のみが充放電するように、前記直流電位成分の
レベル変化による直流電位の切り替わりに同期した第1
の制御信号により、前記2つのコンデンサを切り替える
手段を備えた構成とする。
【0022】請求項2に記載のフィルタ回路は、請求項
1に記載の2つのコンデンサを、入力信号における直流
電位成分のレベルとして、周期的な電位差が発生する期
間に前記入力信号を充放電するコンデンサの容量値が、
その他の電位期間に前記入力信号を充放電するコンデン
サの容量値より小さくなるように接続した構成とする。
【0023】請求項3に記載のフィルタ回路は、請求項
2に記載の入力信号の直流電位の切り替わりに同期した
第2の制御信号によって、前記入力信号に対する通過時
定数を小さくなるように切り替える手段を備えた構成と
する。
【0024】請求項4に記載のフィルタ回路は、請求項
3に記載の入力信号を、複数に分割されたフォトディテ
クタから得られる各信号の全加算により生成し、第1お
よび第2の制御信号を、前記フォトディテクタからの各
信号による差分の信号を加工して生成する手段を備えた
構成とする。
【0025】請求項5に記載のフィルタ回路は、請求項
3に記載の入力信号を、複数に分割されたフォトディテ
クタから得られる各信号の全加算により生成し、第1お
よび第2の制御信号を、入力信号に重畳されたAC成分
を2値化して得た位置情報から生成する手段を備えた構
成とする。
【0026】請求項6に記載のフィルタ回路は、請求項
4または請求項5に記載の第2の制御信号による入力信
号に対する通過時定数の切り替え時に、2つのコンデン
サ毎に、直流電位成分のレベル毎の期間を対応付けて時
定数を切り替えるよう構成する。
【0027】これらの構成によると、周期的電位の切り
替わりに同期して、入力信号での直流電位差が大きく異
なるヘッダ部とデータ部をそれぞれ異なるコンデンサに
電荷が充放電するように切り替えるとともに、周期的電
位の切り替わりに同期して、その切り替わり期間の一部
の期間のみ時定数を小さくし、その後時定数を大きくす
るように切り替えることにより、直流電位が切り替わる
ときの時定数の変化を少なくする。
【0028】請求項7に記載のフィルタ回路は、周期的
に直流電位成分のレベルが変化して発生する時間経過に
伴う直流電位差を持ち、AC成分が重畳された信号を入
力し、この入力信号に対して、その直流電位成分のレベ
ルに対応して2つのコンデンサのいずれか一方のみが充
放電するように、前記直流電位成分のレベル変化による
直流電位の切り替わりに同期した第1の制御信号によ
り、前記2つのコンデンサを切り替える手段と、前記入
力信号を微分するハイパスフィルタと、前記ハイパスフ
ィルタの出力を半波整流する半波整流回路と、前記半波
整流回路の出力により生成した第2の制御信号によっ
て、前記直流電位の切り替わり期間だけ、前記入力信号
に対する通過時定数を小さくなるように切り替える手段
を備えた構成とする。
【0029】請求項8に記載のフィルタ回路は、請求項
1または請求項7に記載の2つのコンデンサに発生する
電圧を入力信号から減算する手段を備えた構成とする。
請求項9に記載のフィルタ回路は、請求項8に記載の2
種類の構造を持つ物理層毎に、周期的に直流電位成分の
レベルが変化して発生する時間経過に伴う直流電位差を
持ち、AC成分が重畳された信号を入力し、この入力信
号の通常の直流電位成分レベルにおける前記2種類の構
造による違いを、前記通常の直流電位成分レベルである
データ部の再生前に予め検出する第1の検出回路と、前
記第1の検出回路で検出した信号および前記直流電位成
分のレベル変化による直流電位の切り替わりに同期した
第1の制御信号から、第3の制御信号を生成する手段
と、前記第3の制御信号により、前記2種類の構造を持
つ物理層毎に、2つのコンデンサを切り替えるととも
に、周期的な電位差が発生する期間には前記第1の制御
信号により更に別のコンデンサに切り替える手段とを備
えた構成とする。
【0030】これらの構成によると、周期的電位の切り
替わりに同期して、入力信号での直流電位差が大きく異
なるヘッダ部とデータ部をそれぞれ異なるコンデンサに
電荷が充放電するように切り替えるとともに、入力信号
を微分するハイパスフィルタの出力を半波整流するハイ
パスフィルタの出力で時定数を切り替えることにより、
直流電位が切り替わるときの時定数の変化を少なくす
る。
【0031】請求項10に記載のフィルタ回路は、周期
的に直流電位成分のレベルが変化して発生する時間経過
に伴う直流電位差を持ち、AC成分が重畳された信号を
入力し、この入力信号に対して、その直流電位成分のレ
ベルに対応して2つのコンデンサのいずれか一方のみが
充放電するように、前記直流電位成分のレベル変化によ
る直流電位の切り替わりに同期した第1の制御信号によ
り、前記2つのコンデンサを切り替える手段と、前記入
力信号のデータ部に対応する再生トラックのトラッキン
グ誤差を検出する第2の検出回路と、前記第1の制御信
号の周期毎に前記トラッキング誤差を検出し、前記トラ
ッキング誤差に応じて、前記入力信号に対する通過時定
数を小さくなるように切り替える期間を変化させる第4
の制御信号を出力する第3の検出回路と、前記第3の検
出回路からの第4の制御信号により、前記入力信号に対
する通過時定数を小さくなるように切り替える手段とを
備えた構成とする。
【0032】請求項11に記載のフィルタ回路は、請求
項10に記載の第1の制御信号の周期毎にトラッキング
誤差を検出し、前記トラッキング誤差に応じて第5の制
御信号を出力する第4の検出回路と、前記第4の検出回
路からの第5の制御信号により、入力信号に対する通過
時定数を決定する手段とを備えた構成とする。
【0033】これらの構成によると、周期的電位の切り
替わりに同期して、入力信号での直流電位差が大きく異
なるヘッダ部とデータ部をそれぞれ異なるコンデンサに
電荷が充放電するように切り替えるとともに、再生トラ
ックのトラッキングズレを検出する手段からの出力によ
り時定数を切り替えることにより、直流電位が切り替わ
るときの時定数の変化を少なくする。
【0034】以下、本発明の一実施の形態を示すフィル
タ回路について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1のフィルタ回路
を説明する。
【0035】図1は本実施の形態1のフィルタ回路の構
成を示すブロック図であり、図2は図1のフィルタ回路
における各部分の信号波形の模式図である。図1におい
て、1は入力信号の直流電位成分を除去することにより
入力信号に周期的に現れる直流電位成分に対応して発生
する直流電位差をキャンセルするハイパスフィルタ、V
iは周期的に直流電位の差を持ちこれにAC成分が重畳
された信号である全加算信号が入力される入力端子、S
W1は1次側端子に入力端子Viが接続され1次側端子
と複数の2次側端子との接続をいずれかに切り替えるス
イッチ、C1、C2はスイッチSW1のそれぞれ異なる
2次側端子に一端を接続しもう一端同士を短絡したコン
デンサ、11はコンデンサC1、C2の短絡された一端
を入力とし出力を出力端子Voに接続するバッファアン
プ、12は基準電圧入力端子、13は基準電圧入力端子
12を正転入力、バッファアンプ11の出力を反転入
力、出力をコンデンサC1、C2の短絡された一端に接
続したトランスコンダクタアンプ、2は入力信号から得
られた差信号であるプシュプル信号を入力として、その
プシュプル信号において直流電位差が発生している部分
を検出し、スイッチSW1を切り替えるためのコンデン
サ制御信号を出力する第1の制御回路、3はプシュプル
信号を入力として直流電位の変化点から予め設定したあ
る時間長さだけパルスを発生し、トランスコンダクタア
ンプ13のトランスコンダクタ値を切り替えるための時
定数制御信号を出力する第2の制御回路である。
【0036】以上のように構成されたフィルタ回路につ
いて、その動作を以下に説明する。図2(a)に示すよ
うに、ハイパスフィルタ1の入力となる全加算信号は、
光ディスクからの再生信号のヘッダ部により周期的に現
れる直流電位成分に対応して発生する直流電位差を持
ち、これに情報を示すAC成分が重畳されている。
【0037】このハイパスフィルタ1を構成するコンデ
ンサC1、C2を切り替えるコンデンサ制御信号は、図
2(c)に示すように、大きな直流電位変動がある期間
Hiになる信号である。コンデンサ制御信号がLowの
とき通常の直流電位とし、このときコンデンサC1にト
ランスコンダクタアンプ13の出力電流が流れ、Hiの
とき変化した直流電位とし、このときコンデンサC2に
トランスコンダクタアンプ13の出力電流が流れる。
【0038】コンデンサC1、C2はそれぞれ大きく異
なる直流電位の時は入力端子がオープンになっているた
め電荷変動がない。このように制御することで各コンデ
ンサC1、C2には大きな電位変化が起きないため、出
力端子Voに出力される信号には直流電位変化が少なく
なる。
【0039】また、時定数制御信号は、図2(d)に示
すように、大きな直流電位変動の瞬間から一定時間だ
け、トランスコンダクタアンプ13のトランスコンダク
タ値を大きし、通常信号期間にはトランスコンダクタ値
を小さくする信号である。したがって、コンデンサの切
り替わり毎に直流電位が変動しても、その直流電位に対
する引き込み時間を早くすることができる。
【0040】この時も各コンデンサC1、C2に起こる
電位変化が、コンデンサを切り替えない時と比較して遥
かに小さいため、引き込みの時定数を極端に小さくしな
くてもよい。このため、高速引き込みから低速引き込み
に切り替えたときの直流電位差を小さくすることができ
る。
【0041】また、記録部分に比べてヘッダ部と次のヘ
ッダ部までの間隔が長いためトラッキング状態により電
圧値が変化しやすい。このためヘッダ部分の時定数を決
めるコンデンサC2の容量を、記録部分の時定数を決め
るコンデンサC1の容量より小さくすることで引き込み
を早くする。この場合、ヘッダ部分の低速引き込み時定
数がその分大きくなるが、記録部分に比較してデータ検
出が容易であるので問題は発生しない。このことによ
り、不安定なトラッキング状態でも入力信号に発生して
いる直流電位差を小さくすることができる。
【0042】また、DVD−RAMの規格ではヘッダ領
域と記録領域の先頭にはPLLをロックさせるために実
際に読み込む必要のない領域が存在する。記録領域には
更にこの前に同等の長さに近いダミー領域が存在する。
したがって、高速引き込み時間を記録領域では長くし引
き込み時定数を大きくすることで、同等の引き込みを確
保しながら直流電位差を更に小さくすることができる。
【0043】なお、図2(c)、(d)に示したコンデ
ンサ制御信号および時定数制御信号は、ともに図2
(b)に示したプシュプル信号の変化から検出すること
が可能である。
【0044】また、ここでは2つのコンデンサC1、C
2を切り替え、更にトランスコンダクタアンプ13で時
定数を切り替える構成で説明したが、2つのコンデンサ
C1、C2を切り替え、更に抵抗を切り替える場合も同
様の効果が得られる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2のフィルタ回路
を説明する。
【0045】図3は本実施の形態2のフィルタ回路の構
成を示すブロック図であり、図4は図3のフィルタ回路
における各部分の信号波形の模式図である。実施の形態
2は、実施の形態1で得られる効果を更に改善したもの
である。図3において、31は入力端子Viからの信号
を入力とし、この入力信号を微分するハイパスフィルタ
(HPF)、32はハイパスフィルタ31の出力を半波
整流し、トランスコンダクタアンプ13のトランスコン
ダクタ値を制御する第3の制御回路である。
【0046】以上のように構成されたフィルタ回路につ
いて、その動作を以下に説明する。図4(a)、(b)
に示すように、入力端子Viに入力された信号は、ヘッ
ダ部と記録部とで大きな直流電位差を持っているが、ヘ
ッダ部分はトラッキング状態、あるいは光ディスクと光
ピックアップとの傾きにより、図4(b)に示すよう
に、前半部分と後半部分とで直流電位が異なる。理想的
に再生されている場合には、図4(a)に示すように、
直流的に同一電位となる。
【0047】この信号をハイパスフィルタ31に入力す
ると、図4(c)に示すように、ヘッダ部に切り替わっ
た時と記録部に切り替わった時に微分波形が出力され
る。ヘッダ期間に関しては、図4(d)に示すように、
直流電位がずれた場合のみ微分波形が出力される。この
出力は、第3の制御回路32で半波整流すると直流電位
の変化量に応じた信号となり、これをトランスコンダク
タアンプ13のトランスコンダクタ値を制御する時定数
制御信号とすることにより、直流電位の変化量の大きい
ときのみ時定数を小さくすることができる。
【0048】これにより高速引き込みから低速引き込み
への変化が非線形な切り替わりでなく線形に徐々に切り
替わるため、実施の形態1の効果に対して、更に直流電
位差の発生がなく高速な直流電位引き込みを実現するこ
とができる。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3のフィルタ回路
を説明する。
【0049】図5は本実施の形態3のフィルタ回路の構
成を示すブロック図である。実施の形態3は、実施の形
態1、2を扱い易くしたものである。図5において、5
1はトランスコンダクタアンプ、52はトランスコンダ
クタアンプ51の出力を入力とするバッファアンプ、C
3、C4は一端が接地されたコンデンサ、SW2はトラ
ンスコンダクタアンプ51の出力とバッファアンプ52
の入力を1次側の入力とし、2次側を2端子持ちコンデ
ンサC3、C4にそれぞれの端子を接続し、いずれかの
端子と接続するよう切り替えるスイッチ、53は入力端
子Viからの信号を正転入力とし、バッファアンプ52
からの出力信号を反転入力とする差動アンプである。
【0050】トランスコンダクタアンプ51は、入力端
子Viからの信号を正転入力とし、バッファ52からの
出力信号を反転入力とし、第2の制御回路3からの出力
である時定数制御信号により時定数を可変するように構
成される。また、スイッチSW2は、第1の制御回路2
からの出力であるコンデンサ制御信号により、2次側の
コンデンサを切り替えるように構成される。
【0051】以上のように構成されたフィルタ回路につ
いて、その動作を以下に説明する。入力端子Viから、
ある直流電位にAC成分が重畳された信号が入力される
と、トランスコンダクタアンプ51は、差動入力端子間
に発生する電圧差に応じた電流を出力する。この時コン
デンサC3とトランスコンダクタアンプ51の出力が接
続するようスイッチSW2が切り替わっているとする
と、トランスコンダクタアンプ51の出力電流とコンデ
ンサC3の容量値で時定数が決定される。
【0052】したがって、この部分がローパスフィルタ
として作用するため、この電圧を差動アンプ53の反転
入力端子(−)に入力し、入力端子Viの電圧を差動ア
ンプ53の正転入力端子(+)に入力すると、差動アン
プ53の出力はハイパスフィルタの出力と同等になる。
【0053】以上により、トランスコンダクタアンプ5
1を実施の形態1で説明した時定数制御信号で、またス
イッチSW2をコンデンサ制御信号で、それぞれ制御す
ることにより、同様の効果が得られる。
【0054】なお、トランスコンダクタアンプ51の正
転入力端子、差動アンプ53の正転入力端子はそれぞれ
入力インピーダンスが高いため、入力端子に加えるドラ
イブ能力が入力コンデンサの大きさなどの負荷にほとん
ど影響せず、実施の形態1、2に比べて容易に使用でき
同様の効果が得られる。 (実施の形態4)本発明の実施の形態4のフィルタ回路
を説明する。
【0055】図5のフィルタ回路においてコンデンサを
3つにして切り替えるように構成して、本発明の実施の
形態4とする。本実施の形態4は、実施の形態1、2で
得られる効果を更に改善したものである。図5におい
て、スイッチSW2の2次側を3端子としてコンデンサ
を3つ切り替える構成とする。
【0056】DVD−RAMの信号は、ディスク上にラ
ンドおよびグルーブと呼ばれる構造の異なる凹凸状のト
ラックの両方にデータを記録している。このことにより
ランド再生とグルーブ再生では直流電位レベルが若干異
なる。次に再生されるセクタがランド部かグルーブ部か
という判断は、図7(b)に示すように、セクタの種類
に対応してヘッダ部の配置が異なるので、この違いを有
するプシュプル信号から検出できる。この信号を入力と
して、3つのコンデンサをそれぞれ記録部のランド、記
録部のグルーブ、ヘッダ部に対応するようにスイッチの
切り替えを制御する。
【0057】以上により、実施の形態1、2に比べ、ラ
ンド、グルーブ切り替えの際の入力信号に現れる直流電
位変動が抑制されるため、出力する直流電位差を更に小
さくすることができる。 (実施の形態5)本発明の実施の形態5のフィルタ回路
を説明する。
【0058】図6は本実施の形態5のフィルタ回路の構
成を示すブロック図である。実施の形態5は、再生状態
が不安定な場合、実施の形態1、2で得られる効果を更
に改善した効果が得られる。図6において、61は差信
号であるプシュプル(PP)信号を入力としトラッキン
グ誤差(TE)を検出するTE検出回路、62はTE検
出回路61からの出力信号とプシュプル信号とを入力と
して、直流電位の変化点からある期間トランスコンダク
タアンプ13のトランスコンダクタ値を変える時定数制
御信号を出力する第4の制御回路である。
【0059】以上のように構成されたフィルタ回路につ
いて、その動作を以下に説明する。トラッキング誤差
(TE)検出回路61は、4分割されたフォトディテク
タのAC成分の位相を比較することにより、トラッキン
グ誤差量を検出する。トラッキング誤差が発生していな
いときは、図4(a)に示すように、ヘッダ領域を挟ん
だ記録領域同士が略同一の直流電位になるため、高速引
き込みの時間を長く取る必要はないが、トラッキングが
不安定なとき、つまりこの誤差量が大きいときには直流
電位も変化する場合がある。
【0060】このため、このトラッキング誤差量が大き
くなるとき、第4の制御回路は時定数制御信号の高速引
き込み期間を長くするようにする。このようにすること
により、十分な引き込みが可能になる。
【0061】また、このトラッキング誤差量が大きくな
るとき、第4の制御回路は時定数制御信号の高速引き込
みのコンダクタ値が大きくなるように時定数を変更す
る。このようにすることにより、高速な引き込みが可能
になる。
【0062】以上のように制御することで、トラッキン
グが安定な時の特性を劣化させることなく、不安定なト
ラッキング状態でも十分な引き込みを確保することが可
能になる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力信号
の直流電位差が発生する部分で入力信号を複数のコンデ
ンサに分けて入力するとともに、入力信号の直流電位差
に同期した制御信号で直流引き込みの時定数を切り替え
ることにより、出力信号における直流電位差の発生を抑
え、直流電位が切り替わるときの時定数の変化を少なく
することができる。
【0064】そのため、光ディスクからの再生信号にお
ける直流電位差がほとんど生じることなく、直流引き込
み時間を短縮することができ、かつ再生信号からデータ
を確実に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のフィルタ回路の構成を
示すブロック図
【図2】同実施の形態1のフィルタ回路における動作を
示す波形図
【図3】本発明の実施の形態2のフィルタ回路の構成を
示すブロック図
【図4】同実施の形態2のフィルタ回路における動作を
示す波形図
【図5】本発明の実施の形態3のフィルタ回路の構成を
示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5のフィルタ回路の構成を
示すブロック図
【図7】一般的なDVD−RAMディスクの記録面の構
造を示す模式図
【図8】DVD−RAMディスクシステム用のピックア
ップの構成を示す模式図
【図9】従来のフィルタ回路における再生信号を説明す
る波形図
【図10】従来のフィルタ回路を内蔵したDVD−RA
Mディスク再生システムの構成を示すブロック図
【図11】従来のフィルタ回路の構成を示す回路図
【図12】同従来例のフィルタ回路の再生動作を示す波
形図
【符号の説明】
1 ハイパスフィルタ 2、3、32、62、105 制御回路 11、52 バッファアンプ 12 基準電圧端子 13、51 トランスコンダクタアンプ 53 差動アンプ 61 TE誤差検出回路 101 ピックアップ 102 ディスク 103 全加算回路 104 PP信号生成回路 106 フィルタ回路 107 波形等化回路 108 データスライサ 109 PLL Vi 入力端子 Vo 出力端子 C1〜C4、C111 コンデンサ SW1、SW2、SW111 スイッチ R111、R112 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC06 CC06 DE33 DE37 FG18 5D090 AA01 BB04 DD03 EE13 FF02 GG23 5D118 BC12 BC13 BF02 CA23 CD03 CD06 CF06 5J098 CA04 CB00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的に直流電位成分のレベルが変化し
    て発生する時間経過に伴う直流電位差を持ち、AC成分
    が重畳された信号を入力し、この入力信号に対して、そ
    の直流電位成分のレベルに対応して2つのコンデンサの
    いずれか一方のみが充放電するように、前記直流電位成
    分のレベル変化による直流電位の切り替わりに同期した
    第1の制御信号により、前記2つのコンデンサを切り替
    える手段を備えたことを特徴とするフィルタ回路。
  2. 【請求項2】 2つのコンデンサを、入力信号における
    直流電位成分のレベルとして、周期的な電位差が発生す
    る期間に前記入力信号を充放電するコンデンサの容量値
    が、その他の電位期間に前記入力信号を充放電するコン
    デンサの容量値より小さくなるように接続したことを特
    徴とする請求項1に記載のフィルタ回路。
  3. 【請求項3】 入力信号の直流電位の切り替わりに同期
    した第2の制御信号によって、前記入力信号に対する通
    過時定数を小さくなるように切り替える手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のフィルタ回路。
  4. 【請求項4】 入力信号を、複数に分割されたフォトデ
    ィテクタから得られる各信号の全加算により生成し、第
    1および第2の制御信号を、前記フォトディテクタから
    の各信号による差分の信号を加工して生成する手段を備
    えたことを特徴とする請求項3に記載のフィルタ回路。
  5. 【請求項5】 入力信号を、複数に分割されたフォトデ
    ィテクタから得られる各信号の全加算により生成し、第
    1および第2の制御信号を、入力信号に重畳されたAC
    成分を2値化して得た位置情報から生成する手段を備え
    たことを特徴とする請求項3に記載のフィルタ回路。
  6. 【請求項6】 第2の制御信号による入力信号に対する
    通過時定数の切り替え時に、2つのコンデンサ毎に、直
    流電位成分のレベル毎の期間を対応付けて時定数を切り
    替えるよう構成したことを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載のフィルタ回路。
  7. 【請求項7】 周期的に直流電位成分のレベルが変化し
    て発生する時間経過に伴う直流電位差を持ち、AC成分
    が重畳された信号を入力し、この入力信号に対して、そ
    の直流電位成分のレベルに対応して2つのコンデンサの
    いずれか一方のみが充放電するように、前記直流電位成
    分のレベル変化による直流電位の切り替わりに同期した
    第1の制御信号により、前記2つのコンデンサを切り替
    える手段と、前記入力信号を微分するハイパスフィルタ
    と、前記ハイパスフィルタの出力を半波整流する半波整
    流回路と、前記半波整流回路の出力により生成した第2
    の制御信号によって、前記直流電位の切り替わり期間だ
    け、前記入力信号に対する通過時定数を小さくなるよう
    に切り替える手段を備えたことを特徴とするフィルタ回
    路。
  8. 【請求項8】 2つのコンデンサに発生する電圧を入力
    信号から減算する手段を備えたことを特徴とする請求項
    1または請求項7に記載のフィルタ回路。
  9. 【請求項9】 2種類の構造を持つ物理層毎に、周期的
    に直流電位成分のレベルが変化して発生する時間経過に
    伴う直流電位差を持ち、AC成分が重畳された信号を入
    力し、この入力信号の通常の直流電位成分レベルにおけ
    る前記2種類の構造による違いを、前記通常の直流電位
    成分レベルであるデータ部の再生前に予め検出する第1
    の検出回路と、前記第1の検出回路で検出した信号およ
    び前記直流電位成分のレベル変化による直流電位の切り
    替わりに同期した第1の制御信号から、第3の制御信号
    を生成する手段と、前記第3の制御信号により、前記2
    種類の構造を持つ物理層毎に、2つのコンデンサを切り
    替えるとともに、周期的な電位差が発生する期間には前
    記第1の制御信号により更に別のコンデンサに切り替え
    る手段とを備えたことを特徴とする請求項8に記載のフ
    ィルタ回路。
  10. 【請求項10】 周期的に直流電位成分のレベルが変化
    して発生する時間経過に伴う直流電位差を持ち、AC成
    分が重畳された信号を入力し、この入力信号に対して、
    その直流電位成分のレベルに対応して2つのコンデンサ
    のいずれか一方のみが充放電するように、前記直流電位
    成分のレベル変化による直流電位の切り替わりに同期し
    た第1の制御信号により、前記2つのコンデンサを切り
    替える手段と、前記入力信号のデータ部に対応する再生
    トラックのトラッキング誤差を検出する第2の検出回路
    と、前記第1の制御信号の周期毎に前記トラッキング誤
    差を検出し、前記トラッキング誤差に応じて、前記入力
    信号に対する通過時定数を小さくなるように切り替える
    期間を変化させる第4の制御信号を出力する第3の検出
    回路と、前記第3の検出回路からの第4の制御信号によ
    り、前記入力信号に対する通過時定数を小さくなるよう
    に切り替える手段とを備えたことを特徴とするフィルタ
    回路。
  11. 【請求項11】 第1の制御信号の周期毎にトラッキン
    グ誤差を検出し、前記トラッキング誤差に応じて第5の
    制御信号を出力する第4の検出回路と、前記第4の検出
    回路からの第5の制御信号により、入力信号に対する通
    過時定数を決定する手段とを備えたことを特徴とする請
    求項10に記載のフィルタ回路。
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