JPH11272103A - ヒータ駆動装置 - Google Patents

ヒータ駆動装置

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Publication number
JPH11272103A
JPH11272103A JP10078714A JP7871498A JPH11272103A JP H11272103 A JPH11272103 A JP H11272103A JP 10078714 A JP10078714 A JP 10078714A JP 7871498 A JP7871498 A JP 7871498A JP H11272103 A JPH11272103 A JP H11272103A
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JP
Japan
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heater
phase control
wave
time
control
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Application number
JP10078714A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Okamoto
晃 岡本
Tomoshi Sakata
智志 坂田
Sunao Matsudaira
直 松平
Takaharu Okutomi
隆治 奥富
Teruhiko Toyoizumi
輝彦 豊泉
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入
電流を抑えることが可能である。 【解決手段】ヒートローラ内部に熱源としてヒータを有
する定着装置を備える機器のヒータ駆動装置において、
ヒータの駆動開始時、時間T1の間、正弦波電源電圧の
導通角によってヒータをオンオフする位相制御と、正弦
波の半波を1波とし3波に1回駆動する1/3波駆動制
御とを組み合わせたヒータの1/3波位相制御Aを実施
し、時間T2の間、導通角を90°以下とする位相制御
と全波駆動制御を組み合わせたヒータの全波位相制御B
1を実施し、時間T3の間、導通角を180°未満とす
る位相制御と全波駆動制御を組み合わせたヒータの全波
位相制御B2を実施し、時間T4の間、正弦波電源電圧
がゼロになるゼロクロスポイントでヒータをオンするゼ
ロクロス駆動制御Cを、前記1/3波位相制御A、全波
位相制御B1、全波位相制御B2、ゼロクロス駆動制御
Cの順に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートローラ内
部に熱源としてヒータを有する定着装置を備える機器の
ヒータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機には、ヒートローラ内部に
熱源としてヒータを有する定着装置を備えるものがあ
り、この定着装置のヒータ駆動は、駆動初期は商用電源
の正弦波電源電圧がゼロになるゼロクロスポイントで、
その周波数周期の半波2〜4回に1〜3回ヒータを駆動
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヒータ駆動は、
正弦波電源電圧がゼロになるゼロクロスポイントでヒー
タをオンするため、突入電流が発生する。突入電流を抑
えるために、正弦波電源電圧の導通角に応じてオンオフ
するヒータ駆動装置がある。このヒータ駆動装置では、
突入電流をある程度まで抑えることができるが、正弦波
電源電圧の導通角に応じてオンオフするため、ノイズが
発生し電波障害や機器の誤動作を招く恐れがある。
【0004】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、ヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入
電流を抑えることが可能なヒータ駆動装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1記載の発明は、『ヒートローラ内
部に熱源としてヒータを有する定着装置を備える機器の
ヒータ駆動装置において、ヒータの駆動開始時、時間T
1の間、正弦波電源電圧の導通角によってヒータをオン
オフする位相制御と、正弦波の半波を1波とし3波に1
回駆動する1/3波駆動制御とを組み合わせたヒータの
1/3波位相制御Aを実施し、時間T2の間、導通角を
90°以下とする位相制御と全波駆動制御を組み合わせ
たヒータの全波位相制御B1を実施し、時間T3の間、
導通角を180°未満とする位相制御と全波駆動制御を
組み合わせたヒータの全波位相制御B2を実施し、時間
T4の間、正弦波電源電圧がゼロになるゼロクロスポイ
ントでヒータをオンするゼロクロス駆動制御Cを、前記
1/3波位相制御A、全波位相制御B1、全波位相制御
B2、ゼロクロス駆動制御Cの順に制御することを特徴
とするヒータ駆動装置』である。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、ヒータ
の駆動開始時、時間T1の間1/3波位相制御Aを、時
間T2の間全波位相制御B1を、時間T3の間全波位相
制御B2を、時間T4の間ゼロクロス駆動制御Cを、こ
の順に組み合わせて制御することで、ヒータ駆動時のノ
イズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えることができ
る。
【0008】請求項2記載の発明は『前記1/3波位相
制御Aの位相制御部の導通角は、90°以下とすること
を特徴とする請求項1記載のヒータ駆動装置』である。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、ヒータ
駆動開始時、時間T1の間、1/3波位相制御Aの位相
制御部の導通角は、90°以下とすることで、よりヒー
タ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑える
ことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、『前記全波位相制
御B1の時間T2の時間の時間は、1秒以下とすること
を特徴とする、請求項1または請求項2記載のヒータ駆
動装置』である。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、全波位
相制御B1の時間T2の時間の時間は、1秒以下とする
ことで、よりノイズを発生を抑え、突入電流を減らすこ
とができる。
【0012】請求項4記載の発明は、『複数のヒータが
存在する場合、1/3波位相制御Aを実施している時間
T1と、全波位相制御B1を実施している時間T2と、
全波位相制御B2を実施している時間T3の間は、他の
ヒータの駆動は、オフされていた場合、オンを禁止する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載のヒータ駆動装置』である。
【0013】この請求項4記載の発明によれば、複数の
ヒータが存在する場合、時間T1、時間T2、時間T3
の間は、他のヒータはオフされている場合オンを禁止す
ることで、よりヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、か
つ突入電流を抑えることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、『ヒートローラ内
部に熱源としてヒータを有する定着装置を備える機器の
ヒータ駆動装置において、ヒータ駆動開始時、時間T1
の間、正弦波電源電圧の導通角によってヒータをオンオ
フする位相制御と、正弦波の半波を1波とし3波に1回
駆動する1/3波駆動制御とを組み合わせたヒータの1
/3波位相制御Aを実施し、時間T2の間、正弦波電源
電圧がゼ口になるゼロクロスポイントでヒータをオンす
るゼロクロス駆動制御Cを、前記1/3波位相制御A、
ゼロクロス駆動制御Cの順に制御することを特徴とする
ヒータ駆動装置』である。
【0015】この請求項5記載の発明によれば、ヒータ
の駆動開始時、時間T1の間1/3波位相制御Aを、時
間T2の間ゼロクロス駆動制御Cを、この順に組み合わ
せて制御することで、ヒータ駆動時のノイズの発生を抑
え、かつ突入電流を抑えることができる。
【0016】請求項6記載の発明は『前記1/3波位相
制御Aの位相制御部の導通角は、90°以下とすること
を特徴とする請求項5記載のヒータ駆動装置』である。
【0017】この請求項6記載の発明によれば、ヒータ
駆動開始時、時間T1の間、1/3波位相制御Aの位相
制御部の導通角は、90°以下とすることで、よりヒー
タ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑える
ことができる。
【0018】請求項7記載の発明は、『複数のヒータが
存在する場合、1/3波位相制御Aを実施している時間
T1の間は、他のヒータの駆動は、オフされていた場
合、オンを禁止することを特徴とする請求項5または請
求項6記載のヒータ駆動装置』である。
【0019】この請求項7記載の発明によれば、複数の
ヒータが存在する場合、時間T1の間は、他のヒータは
オフされている場合オンを禁止することで、よりヒータ
駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えるこ
とができる。
【0020】請求項8記載の発明は、『ヒートローラ内
部に熱源としてヒータを有する定着装置を備える機器の
ヒータ駆動装置において、ヒータ駆動開始時、所定時間
T1の間、正弦波電源電圧の導通角によってヒータをオ
ンオフする位相制御と、正弦波の半波を1波とし3波に
1回駆動する1/3波駆動制御とを組み合わせたヒータ
の1/3波位相制御Aを実施し、所定時間T2の間、位
相制御と全波駆動制御を組み合わせたヒータの全波位相
制御Bを実施し、所定時間T3の間、正弦波電源電圧が
ゼ口になるゼロクロスポイントでヒータをオンするゼロ
クロス駆動制御Cを、前記1/3波位相制御A、全波位
相制御B、ゼロクロス駆動制御Cの順に制御することを
特徴とするヒータ駆動装置』である。
【0021】この請求項8記載の発明によれば、ヒータ
の駆動開始時、時間T1の間1/3波位相制御Aを、時
間T2の間全波位相制御Bを、時間T3の間ゼロクロス
駆動制御Cを、この順に組み合わせて制御することで、
ヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑
えることができる。
【0022】請求項9記載の発明は、『前記1/3波位
相制御A、全波位相制御の位相制御部Bの導通角は、共
に90°以下とすることを特徴とする請求項8記載のヒ
ータ駆動装置』である。
【0023】この請求項9記載の発明によれば、ヒータ
駆動開始時、1/3波位相制御A、全波位相制御の位相
制御部Bの導通角は、共に90°以下とすることで、よ
りヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を
抑えることができる。
【0024】請求項10記載の発明は、『前記全波位相
制御Bの時間T2の時間は、1秒以下とすることを特徴
とする請求項8または請求項9記載のヒータ駆動装置』
である。
【0025】この請求項10記載の発明によれば、全波
位相制御Bの時間T2の時間は、1秒以下とすること
で、よりヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入
電流を抑えることができる。
【0026】請求項11記載の発明は、『複数のヒータ
が存在する場合、前記1/3波位相制御Aを実施してい
る時間T1と前記全波位相制御Bを実施している時間T
2の間は他のヒータの駆動は、オフされていた場合、オ
ンを禁止することを特徴とする請求項8乃至請求項9の
いずれかに記載のヒータ駆動装置』である。
【0027】この請求項11記載の発明によれば、複数
のヒータが存在する場合、1/3波位相制御Aを実施し
ている時間T1と全波位相制御Bを実施している時間T
2の間は他のヒータの駆動は、オフされていた場合、オ
ンを禁止することで、よりヒータ駆動時のノイズの発生
を抑え、かつ突入電流を抑えることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明のヒータ駆動装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】図1はヒートローラ内部に熱源としてヒー
タを有する定着装置を備える機器として複写機の概略構
成図である。
【0030】先ず、この複写機の通常のコピー動作につ
いて説明する。この複写機は、画像読み取りユニット1
0、ディジタル書き込み系である書き込みユニット2
0、画像形成部30、給紙部40及び原稿載置部50等
より構成される。
【0031】複写機上部には、透明なガラス板などから
なる原稿台51と、さらに原稿台51上に載置した原稿
Dを覆う原稿カバー52等からなる原稿載置部50があ
り、原稿台51の下方であって、装置本体内には第1ミ
ラーユニット12、第2ミラーユニット13、撮像レン
ズ14、CCDアレイなどの撮像素子15等からなる画
像読み取りユニット10が設けられている。
【0032】原稿台51上の原稿Dの画像は、画像読み
取りユニット10の照明ランプ12Aと第1ミラー12
Bを備える第1ミラーユニット12の実線から破線にて
示す位置への平行移動と、第2ミラー13A及び第3ミ
ラー13Bを対向して一体的に備える第2ミラーユニッ
ト13の第1ミラーユニット12に対する1/2の速度
の追随移動とにより全面を照明走査され、その画像は撮
像レンズ14により第1ミラー12B、第2ミラー13
A、第3ミラー13Bを経て撮像素子15上へ結像され
るようになっている。走査が終わると第1ミラーユニッ
ト12及び第2ミラーユニット13は元の位置に戻り、
次の画像形成まで待機する。
【0033】撮像素子15によって光電変換されて得ら
れた画像データはディジタル信号に変換された後、画像
信号処理部60によって画像処理がなされ、画像信号と
してメモリ61に一旦格納される。次いで、画像信号が
制御部62の制御によってメモリ61より読み出されパ
ルス幅変調された後書き込みユニット20に入力され
る。
【0034】画像形成部30は、制御部62の制御によ
って画像信号が、駆動モータ27、ポリゴンミラー2
2、fθレンズ23、ミラー24,25,26及び図示
しない半導体レーザ、補正レンズ24B等からなる書き
込みユニット20に入力されると画像記録動作を開始す
る。すなわち、像担持体である感光体ドラム31は矢示
のように時計方向に回転し、帯電前露光を行って除電す
る除電は除電器36によって除電された後、帯電器32
により電荷を与えられているので、書き込みユニット2
0によりレーザビームLによって感光体ドラム31上に
は原稿Dの像に対応した静電潜像が形成される。その
後、感光体ドラム31上の前記静電的な潜像は、現像器
33のバイアス電圧を印加した現像剤担持体である現像
スリーブ33A上に担持する現像剤によって反転現像が
行われ可視のトナー像となる。
【0035】一方、給紙部40に装填された給紙カセッ
ト41A叉41Bからは指定のサイズの転写紙Pを1枚
ずつ搬出ローラ42Aによって搬出し、搬出ローラ43
及びガイド部材42を介して画像の転写部に向かって給
紙する。給紙された転写紙Pは、感光体ドラム31上の
トナー像と同期して作動するレジストローラ44によつ
て感光体ドラム31上に送出される。この転写紙Pに
は、転写器34の作用により、感光体ドラム31上のト
ナー像が転写され、分離器35の除電作用によって感光
体ドラム31上から分離されたのち、搬送ベルト45を
経て定着装置37へ送られ、定着ローラ100及び加圧
ローラ200によって溶融定着された後、排紙ローラ3
8,46により装置外のトレイ54へ排出される。53
は手差し用の給紙台である。
【0036】前記感光体ドラム31はさらに回転を続
け、その表面に転写されずに残留したトナーは、クリー
ニング装置39において圧接するクリーニングブレード
39Aにより除去清掃され、再び除電器36によって除
電された後帯電器32によリー様に電荷の付与を受け
て、次回の画像形成のプロセスに入る。
【0037】なお、現像器33の攪拌スクリュー33C
の底部に設けられた透磁率センサTSは現像剤のトナー
濃度が変化すると透磁率が変化することを利用して現像
器33内の現像剤のトナー濃度を監視し、制御部62に
現像剤のトナー濃度情報を送出するセンサである。制御
部62は透磁率センサTSの情報によリトナー濃度が一
定値以下に減少するとトナー補給の指示をトナー補給ユ
ニットに送出してトナー補給を行うので、現像剤のトナ
ー濃度を常に一定に維持することができる。
【0038】次に、定着装置37を、図2に基づいて説
明する。図2は定着装置を示す断面図である。
【0039】定着装置37のケーシング300内には、
加圧ローラ200とヒートローラを構成する定着ローラ
100とが配置されている。加圧ローラ200は、SU
Sの筒体230にシリコンゴム層231が設けられ、筒
体230の内部には1本のヒータH1が配置されてい
る。定着ローラ100は、アルミニウムの筒体140に
樹脂層141をコーティングして設け、アルミニウムの
筒体140の内部には、2本のヒータH2が配置されて
いる。
【0040】定着ローラ100には、オイル塗布パッド
150のオイルがオイル塗布ローラ151で塗布され、
定着時に記録紙が容易に剥離できるようにしている。ま
た、定着ローラ100には、クリーニングローラ152
が接触して配置され、定着ローラ100に付着する画像
を形成するトナーの剥離残やゴミ等を除去する。
【0041】加圧ローラ200と定着ローラ100に対
して記録紙の搬送方向上流側には、記録紙の搬送をガイ
ドするガイド板153,154が設けられ、搬送方向下
流側には上定着爪155及び下定着爪156が設けられ
ている。
【0042】さらに、加圧ローラ200の近傍には、加
圧ローラ温度検知手段S1である温度検知センサが設け
られ、定着ローラ100の近傍には、定着ローラ温度検
知手段S2である温度検知センサが設けられ、この温度
検知センサから得られる温度情報に基づき、制御部62
により加圧ローラ200のヒータH1及び定着ローラ1
00のヒータH2の制御を行う。
【0043】図3はヒータ駆動装置の概略ブロック図で
ある。制御部62は、温度制御部620、ヒータ制御部
621、ヒータ駆動部622,623から構成されてい
る。温度制御部620は、加圧ローラ温度検知手段S1
及び定着ローラ温度検知手段S2からの温度情報を得
て、それぞれの温度情報をヒータ制御部621へ送る。
【0044】ヒータ制御部621は、温度制御部620
から送られる温度情報に基づき、ヒータ駆動部622,
623を制御する。ヒータ駆動部622は、位相制御を
実施して加圧ローラ200のヒータH1を駆動する。ヒ
ータ駆動部623は、着ローラ100のヒータH2を駆
動し、このヒータH2は複数の2本である。ヒータH1
及びヒータH2には、商用電源の電源電圧Eが印加され
る。
【0045】次に、ヒータ制御部621の制御を、図4
乃至図7に基づいて詳細に説明する。
【0046】図4は1/3波位相制御Aを説明する図で
ある。
【0047】交流の商用電源の電源電圧Eが印加され
(図4(a))、ヒータの駆動開始時、時間T1の間、
正弦波電源電圧の導通角によってヒータをオンオフする
位相制御(図4(b))と、正弦波の半波を1波とし3
波に1回駆動する1/3波駆動制御とを組み合わせたヒ
ータの1/3波位相制御Aを実施(図4(c))する。
【0048】図5は全波位相制御B1を説明する図であ
る。
【0049】交流の商用電源の電源電圧Eが印加され
(図5(a))、ヒータの駆動開始時、時間T2の間、
導通角を90°以下とする位相制御と全波駆動制御を組
み合わせたヒータの全波位相制御B1を実施(図5
(b),(c))する。
【0050】図6は全波位相制御B2を説明する図であ
る。
【0051】交流の商用電源の電源電圧Eが印加され
(図6(a))、ヒータの駆動開始時、時間T3の間、
導通角を180°未満とする位相制御と全波駆動制御を
組み合わせたヒータの全波位相制御B2を実施(図6
(b),(c))する。
【0052】図7はゼロクロス駆動制御Cを説明する図
である。
【0053】交流の商用電源の電源電圧Eが印加され
(図7(a))、ヒータの駆動開始時、時間T4の間、
正弦波電源電圧がゼロになるゼロクロスポイントでヒー
タをオンするゼロクロス駆動制御Cを実施(図7
(b),(c))する。
【0054】請求項1乃至請求項4記載の発明は、ヒー
タの駆動開始時、時間T1の間、正弦波電源電圧の導通
角によってヒータをオンオフする位相制御と、正弦波の
半波を1波とし3波に1回駆動する1/3波駆動制御と
を組み合わせたヒータの1/3波位相制御Aを実施し、
時間T2の間、導通角を90°以下とする位相制御と全
波駆動制御を組み合わせたヒータの全波位相制御B1を
実施し、時間T3の間、導通角を180°未満とする位
相制御と全波駆動制御を組み合わせたヒータの全波位相
制御B2を実施し、時間T4の間、正弦波電源電圧がゼ
ロになるゼロクロスポイントでヒータをオンするゼロク
ロス駆動制御Cを、前記1/3波位相制御A、全波位相
制御B1、全波位相制御B2、ゼロクロス駆動制御Cの
順に制御する。
【0055】このように、ヒータの駆動開始時、時間T
1の間1/3波位相制御Aを、時間T2の間全波位相制
御B1を、時間T3の間全波位相制御B2を、時間T4
の間ゼロクロス駆動制御Cを、この順に組み合わせて制
御することで、ヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、か
つ突入電流を抑えることができる。
【0056】また、1/3波位相制御Aの位相制御部の
導通角は、90°以下とし、ヒータ駆動開始時、時間T
1の間1/3波位相制御Aの位相制御部の導通角は、9
0°以下とすることで、よりヒータ駆動時のノイズの発
生を抑え、かつ突入電流を抑えることができる。
【0057】また、全波位相制御B1の時間T2の時間
の時間は、1秒以下とし、全波位相制御B1の時間T2
の時間の時間は、1秒以下とすることで、よりノイズを
発生を抑え、突入電流を減らすことができる。
【0058】また、複数のヒータが存在する場合、1/
3波位相制御Aを実施している時間T1と、全波位相制
御B1を実施している時間T2と、全波位相制御B2を
実施している時間T3の間は、他のヒータの駆動は、オ
フされていた場合、オンを禁止し、複数のヒータが存在
する場合、時間T1、時間T2、時間T3の間は、他の
ヒータはオフされている場合オンを禁止することで、よ
りヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を
抑えることができる。
【0059】請求項5乃至請求項7記載の発明は、ヒー
タ駆動開始時、時間T1の間、正弦波電源電圧の導通角
によってヒータをオンオフする位相制御と、正弦波の半
波を1波とし3波に1回駆動する1/3波駆動制御とを
組み合わせたヒータの1/3波位相制御Aを実施し、時
間T2の間、正弦波電源電圧がゼ口になるゼロクロスポ
イントでヒータをオンするゼロクロス駆動制御Cを、1
/3波位相制御A、ゼロクロス駆動制御Cの順に制御す
る。
【0060】このように、ヒータの駆動開始時、時間T
1の間1/3波位相制御Aを、時間T2の間ゼロクロス
駆動制御Cを、この順に組み合わせて制御することで、
ヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑
えることができる。
【0061】また、1/3波位相制御Aの位相制御部の
導通角は、90°以下とし、ヒータ駆動開始時、時間T
1の間1/3波位相制御Aの位相制御部の導通角は、9
0°以下とすることで、よりヒータ駆動時のノイズの発
生を抑え、かつ突入電流を抑えることができる。
【0062】また、複数のヒータが存在する場合、1/
3波位相制御Aを実施している時間T1の間は、他のヒ
ータの駆動は、オフされていた場合、オンを禁止し、複
数のヒータが存在する場合、時間T1の間は、他のヒー
タはオフされている場合オンを禁止することで、よりヒ
ータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑え
ることができる。
【0063】請求項8乃至請求項11記載の発明は、ヒ
ータ駆動開始時、所定時間T1の間、正弦波電源電圧の
導通角によってヒータをオンオフする位相制御と、正弦
波の半波を1波とし3波に1回駆動する1/3波駆動制
御とを組み合わせたヒータの1/3波位相制御Aを実施
し、所定時間T2の間、位相制御と全波駆動制御を組み
合わせたヒータの全波位相制御Bを実施し、所定時間T
3の間、正弦波電源電圧がゼ口になるゼロクロスポイン
トでヒータをオンするゼロクロス駆動制御Cを、前記1
/3波位相制御A、全波位相制御B、ゼロクロス駆動制
御Cの順に制御する。
【0064】このように、ヒータの駆動開始時、時間T
1の間1/3波位相制御Aを、時間T2の間全波位相制
御Bを、時間T3の間ゼロクロス駆動制御Cを、この順
に組み合わせて制御することで、ヒータ駆動時のノイズ
の発生を抑え、かつ突入電流を抑えることができる。
【0065】また、1/3波位相制御A、全波位相制御
の位相制御部Bの導通角は、共に90°以下とし、ヒー
タ駆動開始時、1/3波位相制御A、全波位相制御の位
相制御部Bの導通角は、共に90°以下とすることで、
よりヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流
を抑えることができる。
【0066】また、全波位相制御Bの時間T2の時間
は、1秒以下とし、全波位相制御Bの時間T2の時間
は、1秒以下とすることで、よりヒータ駆動時のノイズ
の発生を抑え、かつ突入電流を抑えることができる。
【0067】また、複数のヒータが存在する場合、1/
3波位相制御Aを実施している時間T1と全波位相制御
Bを実施している時間T2の間は他のヒータの駆動は、
オフされていた場合、オンを禁止し、複数のヒータが存
在する場合、1/3波位相制御Aを実施している時間T
1と全波位相制御Bを実施している時間T2の間は他の
ヒータの駆動は、オフされていた場合、オンを禁止する
ことで、よりヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ
突入電流を抑えることができる。
【0068】次に、ヒータ制御部621の制御の実施例
を、図8に基づいて詳細に説明する。
【0069】ヒータ制御の内容は、以下の通りである。
【0070】メインヒータH2:ヒータ駆動開始時、時
間1.5sec間、l/3波位相制御A実施、時間
0.5sec間、全波位相制御B1(導通角を72
°)を実施、時間1.0sec間、全波位相制御B2
(導通角を144°)を実施、時間6.0sec間、
ゼロクロス駆動制御Cを、→→→の順に実施す
る。
【0071】、、の制御を実施中は、サブヒータ
H2と下ヒータH1は、オフの場合、オンを禁止する。
【0072】サブヒータH2:ヒータ駆動開始時、時間
1.5sec間、[A]l/3波位相制御A、1.5s
ec間、[B]ゼロクロス駆動制御Cを実施し、時間
3.3sec間、[C]ゼロクロス駆動制御Cを実施す
る。[A],[B]制御を実施中は、メインヒータH
2、下ヒータH1は、オフの場合、オンを禁止する。
【0073】下ヒータH1:ヒータ駆動開始時、1.5
sec間、[D]l/3波位相制御A実施、1.5se
c間、[E]ゼロクロス駆動制御Cを実施し、時間3.
3sec間、[F]ゼロクロス駆動制御Cを実施する。
[D]、[E]制御を実施中は、メインヒータH2、サ
ブヒータH2は、オフの場合、オンを禁止する。
【0074】位相制御実施時に、l/3波位相制御で
位相制御のみを実施し、導通角90°以下にてヒータを
オンの場合、突入電流の改善になるが高調波に影響を与
える。導通角を90°以上180°未満にてヒータをオ
ンの場合、高調波に影響を与えないが、突入電流の改善
も少なくなる。
【0075】そこで、高調波への影響は少なくし突入電
流の改善を行うには、導通角72°(90°以下)に
し、1/3波駆動と組み合わせた1/3波位相制御を実
施する。
【0076】全波位相制御(導通角72°)でl/
3波位相制御後、ゼロクロス駆動制御、または、全波
位相制御(導通角90°以上180°未満)を実施した
場合、ヒータの温度が低いため、突入電流が大きい。
l/3波位相制御の時間を延長しても、ヒータの温度は
飽和しているため、突入電流は抑えられない。
【0077】そこで、導通角72°(導通角90°以
下)の全波位相制御を実施することにより、突入電流は
抑えられる。しかし、導通角90°以下の全波位相制御
は、高調波に影響を与えるため、0.5sec以上は延
長できない。
【0078】全波位相制御(導通角144°)で導通
角72°(導通角90°以下)の全波位相制御後、導通
角144°(導通角90°以上180°未満)の全波位
相制御を実施し、ゼロクロス駆動制御を実施することに
より導通角72°の全波位相制御後に、ゼロクロス駆動
制御を実施するより、突入電流を抑えることができる。
【0079】次に、CE規格(EN61000−33)
におけるフリッカ規格の対策として、位相制御を実施し
Plt値により評価を行った。
【0080】 Plt値(長時間フリッカ値):規格値0.65以下 Pst値(短時間フリッカ値):規格値1.00以下 Plt値は、アイドリング中のPstを12回=2時間
取り、3乗平均したものである。
【0081】Plt値は、突入電流による電圧変動から
算出した測定値であり、測定結果は、図9のフリッカ測
定器により自動測定したものである。
【0082】フリッカ測定は、オートゲインコントロー
ル回路AGCを備え、入力電圧の実効値Vrmsを、
“ΔV/V”に影響を与えることなく基準電圧(本器で
は試験電圧)に合わせ込む。入力電圧の実効値Vrms
の階段状の変動に対し、60秒の応答時間(変動幅の1
0→90%まで変化する時間)を有する。フリッカ測定
器が出力する実効値Vrmsの値には、オートゲインコ
ントロール回路AGC前/後を選択することができる。
前を選択した場合、入力電圧の真の実効値を測定するこ
とができる。
【0083】フリッカとは、発光物の輝度またはスペク
トル分布が、時間によって変化するために引き起こされ
る視覚の不安定な感覚をいい、例えば、照明がちらつい
て不快な思いをすること等である。これが、照明の電源
電圧の変動によって起きる場合、この電圧変動を人の一
般的な感覚を基準にして測れるように設計されたのがフ
リッカメータであり、なお、コイル状フイラメントのラ
ンプ(60W−230V)によるフリッカを基準として
いいる。
【0084】短期間フリッカ値Pstは、短期間(IE
C規格では10分間と規定)で測定された、フリッカに
対する人の刺激反応性を示す値(フリッカシビアリテ
ィ)を短期間フリッカ値Pstという。Pst=lは刺
激反応性の一般的な値で、IEC規格ではこの値を限度
値とする。
【0085】長期間フリッカ値Pltは、長時間(IE
C規格ではPst測定を12回=2時間と規定)連続し
て測定したPst値を用いて算出する。これは、人のフ
リッカに対する刺激反応性を示す値(フリッカシビアリ
ティ)で、長期間フリッカ値Pltという。1回の通常
使用時間が30分以下の機器は限度値の適用が免除され
ます(IEC規格で、特に試験することを指示された機
器を除く)。
【0086】フリッカメータは、フリッカの基準とする
ランプと人の視覚の特性に従って電圧変動に重み付けす
るフイルタを備えている。このフイルタの出力が重み付
け電圧変化“W−ΔV/V”で、IEC規格ではフリッ
カメータの出力として必要なものである。
【0087】瞬時フリッカ値S(t)は、人の平均的知
覚感度を尺度とした単位で、人が感じることが可能な最
低値を1(P.U.)としている。単位P.U.はPe
rceptibility Unit(知覚単位)の略
である。
【0088】√S(t)はS(t)の開平で、ΔV/V
に比例した値を出力する。単位はR.U.である。√S
(t)はS(t)のl分間積分値で、単位がP.U.で
ある。
【0089】累積確率Pis(P0.1、P1s、P3s、P
10s、P50s)は、瞬時フリッカ値S(t)を1024ク
ラス分類した累積確率曲緑から求められ、短期間フリッ
カ値Pstを求めるために使用される。
【0090】フリッカPst測定モードを以下に示す。
【0091】動作:〔IEC1000−3−3、86
8、868−0の評価方法(フリッカ直接測定の短期間
フリッカシビアリティ評価)に適合〕 測定時間:l分間〜15分間(l分間隔)から選択 表示更新レート:測定値は約l回/秒(変動グラフはリ
アルタイム表示) 測定結果: 変動グラフ〔基本測定項目(∫S(t)を除く)の変
動グラフ(最大15分間分)、Pst値と判定結果〕 測定値〔基本測定項目(√S(t),∫s(t)除
く)の最大値・最小値・平均値、累積確率P0.1
1s、P3s、P10s、P50s、Pst値と判定結果 演算式: Pst〓√(K10.1+K21S+K33S+K410S
550S) ただし、K1=0.0314,K2=0.0525,K3
=0.0657,K4=0.28,K5=0.08 累積確率関数(CPF)分類1024クラス 各累積確率(Pi)を線形補間法により求め、更に以下
の方法で平滑化した累積確率(Pis)を算出 P1S=(P0.7+P1+P105)/3,P3S=(P2.2+P
33+P4)/3 P10S=(P6+P8+P10+P13+P17)/5,p50s
(P30+P50+P80)/3 フリッカPlt測定モード 動作:〔IECl000−3−3−868.868−0
の評価方法(フリッカ直接測定の長期間フリッカシビア
リティ評価)に適合〕 Pst測定回数N:2〜1008回から選択 表示更新レ−ト:測定値は約l回/秒(変動グラフはリ
アルタイム表示) 測定結果: 変動グラフ〔Pst値の変動グラフ、Plt値と判定
結果〕 測定値〔基本測定項目(√S(t),∫s(t)除
く)の最大値・最小値、Plt値と判定結果〕 Pstリスト〔測定回数分P0.1,P1S,P3S
10S,P50S,Pst値と判定結果〕 演算式: Plt=√[(Σ(Psti)/N] ただし、Nは測定回数 850Wの定着のヒータ1本を使用した場合の1/N波
制御測定結果は、表1に示す。
【0092】表1
【0093】
【0094】以上の結果より、3回に1回駆動する1/
3波位相制御Aをヒータ駆動開始時に実施する。
【0095】1380Wの定着のヒータにて、1/3波
位相制御A、全波位相制御(導通角90°以下)B1、
全波位相制御(導通角180°未満)B2、ゼロクロス
制御Cの順にヒータの駆動制御を実施した場合のPlt
測定結果を示す。
【0096】 ゼロクロス制御のみの場合:Plt値2.161 上記制御を実施した場合:Plt値0.62 よって、上記制御を実施することによりフリッカ規格で
あるPlt値(0.65以下)をクリアできフリッカ対
応に有効な制御である。
【0097】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、ヒータの駆動開始時、時間T1の間1/3波位相制
御Aを、時間T2の間全波位相制御B1を、時間T3の
間全波位相制御B2を、時間T4の間ゼロクロス駆動制
御Cを、この順に組み合わせて制御することで、ヒータ
駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えるこ
とができる。
【0098】請求項2記載の発明では、ヒータ駆動開始
時、時間T1の間、1/3波位相制御Aの位相制御部の
導通角は、90°以下とすることで、よりヒータ駆動時
のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えることがで
きる。
【0099】請求項3記載の発明では、全波位相制御B
1の時間T2の時間の時間は、1秒以下とすることで、
よりノイズを発生を抑え、突入電流を減らすことができ
る。
【0100】請求項4記載の発明では、複数のヒータが
存在する場合、時間T1、時間T2、時間T3の間は、
他のヒータはオフされている場合オンを禁止すること
で、よりヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入
電流を抑えることができる。
【0101】請求項5記載の発明では、ヒータの駆動開
始時、時間T1の間1/3波位相制御Aを、時間T2の
間ゼロクロス駆動制御Cを、この順に組み合わせて制御
することで、ヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ
突入電流を抑えることができる。
【0102】請求項6記載の発明では、ヒータ駆動開始
時、時間T1の間、1/3波位相制御Aの位相制御部の
導通角は、90°以下とすることで、よりヒータ駆動時
のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えることがで
きる。
【0103】請求項7記載の発明では、複数のヒータが
存在する場合、時間T1の間は、他のヒータはオフされ
ている場合オンを禁止することで、よりヒータ駆動時の
ノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えることができ
る。
【0104】請求項8記載の発明では、ヒータの駆動開
始時、時間T1の間1/3波位相制御Aを、時間T2の
間全波位相制御Bを、時間T3の間ゼロクロス駆動制御
Cを、この順に組み合わせて制御することで、ヒータ駆
動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えること
ができる。
【0105】請求項9記載の発明では、ヒータ駆動開始
時、1/3波位相制御A、全波位相制御の位相制御部B
の導通角は、共に90°以下とすることで、よりヒータ
駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑えるこ
とができる。
【0106】請求項10記載の発明では、全波位相制御
Bの時間T2の時間は、1秒以下とすることで、よりヒ
ータ駆動時のノイズの発生を抑え、かつ突入電流を抑え
ることができる。
【0107】請求項11記載の発明では、複数のヒータ
が存在する場合、1/3波位相制御Aを実施している時
間T1と全波位相制御Bを実施している時間T2の間は
他のヒータの駆動は、オフされていた場合、オンを禁止
することで、よりヒータ駆動時のノイズの発生を抑え、
かつ突入電流を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートローラ内部に熱源としてヒータを有する
定着装置を備える機器として複写機の概略構成図であ
る。
【図2】定着装置を示す断面図である。
【図3】ヒータ駆動装置の概略ブロック図である。
【図4】1/3波位相制御Aを説明する図である。
【図5】全波位相制御B1を説明する図である。
【図6】全波位相制御B2を説明する図である。
【図7】ゼロクロス駆動制御Cを説明する図である。
【図8】ヒータ制御部の制御の実施例を説明する図であ
る。
【図9】フリッカ測定器を示すブロック図である。
【符号の説明】
62 制御部 620 温度制御部 621 ヒータ制御部 622,623 ヒータ駆動部 S1 加圧ローラ温度検知手段 S2 定着ローラ温度検知手段 A 1/3波位相制御 B1 全波位相制御 B2 全波位相制御 C ゼロクロス駆動制御 H1 加圧ローラ200のヒータ H2 定着ローラ100のヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥富 隆治 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 豊泉 輝彦 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートローラ内部に熱源としてヒータを有
    する定着装置を備える機器のヒータ駆動装置において、
    ヒータの駆動開始時、時間T1の間、正弦波電源電圧の
    導通角によってヒータをオンオフする位相制御と、正弦
    波の半波を1波とし3波に1回駆動する1/3波駆動制
    御とを組み合わせたヒータの1/3波位相制御Aを実施
    し、時間T2の間、導通角を90°以下とする位相制御
    と全波駆動制御を組み合わせたヒータの全波位相制御B
    1を実施し、時間T3の間導通角を180°未満とする
    位相制御と全波駆動制御を組み合わせたヒータの全波位
    相制御B2を実施し、時間T4の間、正弦波電源電圧が
    ゼロになるゼロクロスポイントでヒータをオンするゼロ
    クロス駆動制御Cを、前記1/3波位相制御A、全波位
    相制御B1、全波位相制御B2、ゼロクロス駆動制御C
    の順に制御することを特徴とするヒータ駆動装置。
  2. 【請求項2】前記1/3波位相制御Aの位相制御部の導
    通角は、90°以下とすることを特徴とする請求項1記
    載のヒータ駆動装置。
  3. 【請求項3】前記全波位相制御B1の時間T2の時間の
    時間は、1秒以下とすることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のヒータ駆動装置。
  4. 【請求項4】複数のヒータが存在する場合、1/3波位
    相制御Aを実施している時間T1と、全波位相制御B1
    を実施している時間T2と、全波位相制御B2を実施し
    ている時間T3の間は、他のヒータの駆動は、オフされ
    ていた場合、オンを禁止することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載のヒータ駆動装置。
  5. 【請求項5】ヒートローラ内部に熱源としてヒータを有
    する定着装置を備える機器のヒータ駆動装置において、
    ヒータ駆動開始時、時間T1の間、正弦波電源電圧の導
    通角によってヒータをオンオフする位相制御と、正弦波
    の半波を1波とし3波に1回駆動する1/3波駆動制御
    とを組み合わせたヒータの1/3波位相制御Aを実施
    し、時間T2の間、正弦波電源電圧がゼ口になるゼロク
    ロスポイントでヒータをオンするゼロクロス駆動制御C
    を、前記1/3波位相制御A、ゼロクロス駆動制御Cの
    順に制御することを特徴とするヒータ駆動装置。
  6. 【請求項6】前記1/3波位相制御Aの位相制御部の導
    通角は、90°以下とすることを特徴とする請求項5記
    載のヒータ駆動装置。
  7. 【請求項7】複数のヒータが存在する場合、1/3波位
    相制御Aを実施している時間T1の間は、他のヒータの
    駆動は、オフされていた場合、オンを禁止することを特
    徴とする請求項5または請求項6記載のヒータ駆動装
    置。
  8. 【請求項8】ヒートローラ内部に熱源としてヒータを有
    する定着装置を備える機器のヒータ駆動装置において、
    ヒータ駆動開始時、所定時間T1の間、正弦波電源電圧
    の導通角によってヒータをオンオフする位相制御と、正
    弦波の半波を1波とし3波に1回駆動する1/3波駆動
    制御とを組み合わせたヒータの1/3波位相制御Aを実
    施し、所定時間T2の間、位相制御と全波駆動制御を組
    み合わせたヒータの全波位相制御Bを実施し、所定時間
    T3の間、正弦波電源電圧がゼ口になるゼロクロスポイ
    ントでヒータをオンするゼロクロス駆動制御Cを、前記
    1/3波位相制御A、全波位相制御B、ゼロクロス駆動
    制御Cの順に制御することを特徴とするヒータ駆動装
    置。
  9. 【請求項9】前記1/3波位相制御A、全波位相制御の
    位相制御部Bの導通角は、共に90°以下とすることを
    特徴とする請求項8記載のヒータ駆動装置。
  10. 【請求項10】前記全波位相制御Bの時間T2の時間
    は、1秒以下とすることを特徴とする請求項8または請
    求項9記載のヒータ駆動装置。
  11. 【請求項11】複数のヒータが存在する場合、前記1/
    3波位相制御Aを実施している時間T1と前記全波位相
    制御Bを実施している時間T2の間は他のヒータの駆動
    は、オフされていた場合、オンを禁止することを特徴と
    する請求項8乃至請求項9のいずれかに記載のヒータ駆
    動装置。
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