JPH11272095A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11272095A
JPH11272095A JP11008016A JP801699A JPH11272095A JP H11272095 A JPH11272095 A JP H11272095A JP 11008016 A JP11008016 A JP 11008016A JP 801699 A JP801699 A JP 801699A JP H11272095 A JPH11272095 A JP H11272095A
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JP11008016A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Kiyosumi
忠浩 清須美
Naoyuki Ishida
直行 石田
Shinji Yamamoto
真司 山本
Koyo Ito
幸洋 伊藤
Eijiro Masaki
栄次郎 正木
Tetsuo Tomoe
哲郎 巴
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙質等の条件に大きく依存することのない安定
した転写を行うことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】感光体13上に形成されたトナー像を用紙
Pに転写するための転写ローラ15は、用紙に関する情
報に応じた一定の転写電圧で定電圧制御される。用紙に
関する情報には、用紙サイズ、湿度および温度などが含
まれる。感光体13と転写ローラ15との間に用紙Pが
存在しない期間における過剰な転写電流を抑制するため
に、電流リミッタCLが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、詳しくは、転写ローラ等の転写手段の電気出力を制
御して感光体上に形成されたトナー像を用紙に転写する
例えば複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機、プリンタ等の画像形成装
置の作像部の一般的な構成を図9に示す。作像部150
は、感光体151を備えており、その周囲に、帯電チャ
ージャ152、現像装置153、転写ローラ154、お
よびクリーニングローラ155が、この順に配置されて
いる。
【0003】作像部150では、作像が開始されると、
まず帯電チャージャ152によって感光体151の外周
面が均一に帯電される。次に、この均一に帯電した感光
体の外周面にレーザ光156が照射され、原稿に応じた
静電潜像が形成される。次に、現像装置153によって
当該静電潜像がトナー像に顕像化される。そして、感光
体151上に形成されたトナー像は、転写ローラ154
によって用紙Pに転写される。感光体151と転写ロー
ラ154との間には、帯電したトナーが移動することに
よって転写電流が流れる。この転写電流を例えば−12
μA程度の値で一定となるように制御すれば、用紙Pに
対するトナーの付着量を安定させることができるはずで
ある。
【0004】トナー像転写後の感光体151上に残留し
たトナーは、クリーニングローラ155によって回収さ
れる。また、用紙Pに付着したトナー像は180℃程度
に加熱された定着ローラ対157によって用紙Pに定着
される。ところで、感光体151と転写ローラ154と
の間に流れる転写電流にとっては用紙Pは電気抵抗と等
価である。この用紙Pによる電気抵抗は、用紙Pの含水
率等によって変化する。
【0005】特に両面複写や合成複写を行う場合等に
は、トナー定着時に加えられた熱によって乾燥した用紙
Pに対して再び転写が行われる。そのため、当該用紙P
に対する一回目の転写時と二回目の転写時とでは用紙P
の含水率が変化し、それに応じて電気抵抗も大きく変化
する。このため、一回目の転写時と二回目の転写時とで
同じ大きさの転写電流にて定電流制御を行うと、ベタ黒
画像の中に白い斑点が生じたり、雲状のにじみが生じる
等の不具合が転写画像に生じる。
【0006】このような不具合を防止するためには、用
紙Pに対する一回目の転写時と二回目の転写時とで定電
流制御を行う転写電流の設定を変更する必要がある。し
かしながら、用紙サイズや設置環境の絶対湿度等の条件
が同じであっても、紙質によって用紙の含水率の変化量
は異なる。実験の結果、異なる紙質に共通して画像に不
具合が生じない転写電流の大きさを特定できないことが
確かめられたため、画像の不具合を防止するには用紙の
紙質に対しても転写電流の大きさを変更しなければなら
ないが、紙質を検知することは困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紙質
等の条件に大きく依存することのない安定した転写を行
うことができる画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための本発明の画像形成装置は、感光体
と、この感光体上に形成されたトナー像を用紙に転写す
るための転写手段と、用紙に関する情報に応じた一定の
転写電圧を設定し、この設定された転写電圧に上記転写
手段を定電圧制御する転写制御手段とを備えている(請
求項1)。
【0009】上記用紙に関する情報は、たとえば、用紙
のサイズに関する情報を含む(請求項2)。また、上記
用紙に関する情報には、設置環境の湿度および/または
温度に関する情報が含まれていてもよい(請求項3およ
び請求項4)。また、この発明の一実施形態の装置は、
転写手段により転写されたトナー像を用紙に定着させる
定着手段と、この定着手段を通過した用紙を再び転写手
段へ供給する用紙循環手段とをさらに含む(請求項
5)。
【0010】この場合に、上記用紙に関する情報は、用
紙が用紙循環手段を介して転写手段に搬送されたものか
否かの情報を含んでいることが好ましい(請求項6)。
また、上記用紙に関する情報は、用紙が光を透過させる
ものであるか否かの情報を含んでいてもよい(請求項
7)。上記転写手段は、感光体に対して非接触状態で設
けられた非接触転写ローラを含んでいてもよい(請求項
8)。
【0011】この発明によれば、用紙に関する情報に応
じた一定の電圧にて転写手段が制御される。定電圧制御
を行えば、異なる紙質に共通して不具合の生じない転写
電圧が存在することが実験的に確かめられている。した
がって、用紙のサイズ、設置環境の温度および湿度、既
に一度画像が転写された用紙であるか否か、用紙がOH
P等のように光を透過させるものであるか否か等、用紙
に関する条件が変化した場合に、定電圧制御のための転
写電圧の設定が変更される。これにより、両面コピーや
合成コピーを行う場合等でも、用紙サイズ等の条件によ
らず、画像に不具合のない安定した転写を行うことがで
きる画像形成装置を提供することが可能となる。このよ
うにして、紙質を検出することなく画像に不具合のない
安定した転写を行うことが可能となる。
【0012】定電圧制御を行う場合、たとえば、図9の
構成において、転写ローラ154には、感光体151の
回転によって感光体151の外周面に形成されたトナー
像が移動するのに合わせて一定の電圧が印加される。こ
こで、図8はトナー像転写時に転写ローラ151に印加
する電圧の大きさを時系列に示したタイムチャートであ
る。
【0013】定電圧制御を行う場合には、用紙Pに転写
を行う転写期間MIよりも前の非転写期間NI1 から電
圧印加を開始し、用紙Pへの転写を行った後の非転写期
間NI2 で電圧印加を終了することによって、転写期間
MIにおける転写電圧が一定に保持される。この転写電
圧を実験的に確かめられた異なる紙質に共通して画像不
具合が生じない値に設定すれば、紙質を検出することな
く安定した転写を行うことが可能となる。
【0014】しかしながら、非転写期間NI1 ,NI2
には、感光体151と転写ローラ1154との間に用紙
Pが介在せず、転写期間MIでは用紙Pが介在する。そ
のため、定電圧制御を行う場合、感光体151と転写ロ
ーラ154との間に流れる転写電流が変化する。用紙P
が介在しない非転写期間NI1 ,NI2 には大きな値の
電流が流れるため、感光体151が一時的に劣化してし
まう。この結果、例えば複数枚の用紙について転写を連
続して行う場合、枚数を重ねる毎に、転写画像の濃度が
変化してしまうという問題がある。
【0015】そこで、この発明の好ましい実施形態で
は、感光体と転写手段との間に流れる転写電流を所定の
値以下に制限する電流制限手段が備えられている(請求
項9)。これにより、感光体と転写ローラ等の転写手段
との間に流れる転写電流が所定の値以下に制限される。
その結果、大きな転写電流が流れて感光体が劣化するの
を防止でき、転写手段を定電圧制御しながら複数枚の用
紙に連続して転写を行う場合でも、安定して転写を行う
ことが可能となる。
【0016】このような効果は、当該画像形成装置が、
感光体上に、反転現像によってトナー像を形成する像形
成機構を備えている場合に顕著である(請求項10)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。以下の実施の
形態は、本発明の具体的な一例を示すものであって、本
発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。始め
に本発明に係る画像形成装置を複写機として具現化し
た、本実施の形態に係る複写機A1の全体構成について
図1を参照して説明する。
【0018】複写機A1を構成する複写機本体1は、大
きく分けて、原稿画像の読み取りを行う画像読取部1a
と、画像読取部1aで読み取られた画像に基づいて用紙
に画像形成を行う画像形成部1bとで構成されている。
また、画像読取部1aの上面に設けられた原稿載置面3
の上には、自動両面原稿搬送装置(以下、RADFとい
う)2が装着されている。更に、複写機本体1の右側面
には、両面複写用搬送ユニット4(用紙循環装置の一
例)が着脱可能な状態で装着されている。
【0019】まず始めに、RADF2と画像読取部1a
の概略構成、およびそれらによる画像読み取り動作の概
略を説明する。尚、RADF2と画像読取部1aについ
ては本発明に必須の構成ではないため、簡単な説明にと
どめる。RADF2は、複数枚の原稿を同時にセット可
能に構成されており、セットされた原稿を1枚ずつ、後
述するRADF用読取領域3a上に自動搬送可能に構成
されている。尚、RADF2についての詳細な構成、お
よび原稿搬送動作についての説明は省略する。また、画
像読取部1aは、原稿載置台3と、読取光学系5とを備
えている。読取光学系5は、原稿載置台3上に載置され
た原稿またはRADF2により原稿載置面3の端部に設
定されたRADF用読取領域3a上を自動搬送される原
稿を照明走査して原稿からの反射光を受光する。更に、
読取光学系5は、図示しない蛍光ランプ、蛍光ランプか
ら照射された光の原稿面からの反射光を案内するミラー
6,7,8、レンズ9、およびその反射光を受光するラ
インセンサ10等により構成される。
【0020】RADF2により、原稿がRADF用読取
領域3a上を搬送される際、原稿面は、図1に示す位置
関係に固定された状態の読取光学系5により、原稿の搬
送に従って照明走査される。RADF2を用いず、ブッ
クもの原稿などを原稿載置面3に直接載置して複写を行
う場合には、読取光学系5が、図1の左から右方向に移
動し、これにより、原稿面が照明走査される。
【0021】続いて、画像形成部1bと両面複写用搬送
ユニット4の概略構成、およびそれらによる画像形成動
作の概略を説明する。画像形成部1bには、本体1内に
引き出し可能に設置され、用紙Pがセットされる給紙カ
セット11a,11b、本体1の外部から手差しにより
用紙をセットするための手差し給紙口12、読取光学系
5のラインセンサ10への入力に応じたレーザ光を感光
体13に照射するレーザ光学系14、感光体13上のト
ナー像を用紙に転写する作像部16、作像部16で作像
された用紙P上の画像を定着させる定着ローラ17(熱
ローラ17aと圧ローラ17bとで構成)、定着ローラ
17を通過した用紙Pが排出される排紙口18,19、
排紙口18から排出された用紙Pを受ける排紙台20、
および用紙Pを上記各部間で搬送する各種搬送手段等
(後述)が備えられている。
【0022】作像部16は、感光体13の周囲に、帯電
チャージャ25、現像装置26、転写ローラ15、およ
びクリーニングローラ27が、この順に配置されて構成
されている。この作像部16では、帯電チャージャ25
によって均一に帯電された感光体13の外周面に、レー
ザ光学系14からのレーザ光が結像されて静電潜像が形
成される。本複写機A1では、反転現像法が用いられ
る。即ち、静電潜像は、均一に帯電した感光体13の外
周面において、原稿の文字やパターンに相当する部分の
電荷が除去されることにより形成される。
【0023】そして、当該静電潜像は現像装置26によ
ってトナー像に顕像化される。反転現像法を用いる場
合、現像装置26から感光体13の外周面に供給される
トナーは、静電潜像の電荷と同じ極性に帯電している。
そのトナーは、一様帯電電位よりも低く潜像電位よりも
高く設定されたバイアス電圧によって、静電潜像の電荷
の無い部分に付着させられる。
【0024】現像装置26によって感光体13の外周面
に形成されたトナー像は、転写ローラ15によって用紙
Pに転写される。転写ローラ15と感光体13との間に
は、0.1mm以上の間隔が設けられており、この間に
印加される電界によって用紙Pにトナー像が転写され
る。このときの転写出力は、後記するように、用紙Pに
関する情報に応じた一定の電圧にて定電圧制御される。
さらに、感光体13と転写ローラ15との間に流れる転
写電流は、電流リミッタ(電流制限手段に相当)によっ
て所定の値以下に制限される。
【0025】トナー像転写後の感光体13上に残留した
トナーは、クリーニングローラ27によって回収され
る。尚、作像部16のうち、転写ローラ15以外は作像
ユニット28として一体的に形成されており、前方(図
面手前方向)に引き出すことができるようになってい
る。また、両面複写用搬送ユニット4には、本体1の排
紙口19から排出された用紙Pを搬送し、本体1の手差
し給紙口12に供給するように各種搬送手段等(後
述)、およびこの各種搬送手段等により搬送される用紙
を案内する用紙循環路が備えられている。即ち、本複写
機A1においては、本体1の排紙口19から排出された
用紙Pを手差し給紙口12に供給し、手差し給紙の場合
と同様の搬送方法により用紙Pを再度作像部16に搬送
するように構成されている。本体1には、手差し給紙時
の給紙経路以外には、本体1の外部から作像部16への
給紙経路は設けられていない。このように、本複写機A
1では、両面複写用搬送ユニット4を上述のような構成
としたことにより、本体1の外部から本体内部の作像部
16への給紙経路を一本化することができ、スペース効
率の向上やコスト低減が可能となっている。
【0026】更に、両面複写用搬送ユニット4には、本
体1の排紙口19から排出された用紙Pを手差し給紙口
12に搬送せずにそのまま排出するための排紙口21、
および本体1の手差し給紙口12に用紙Pを手差しする
際に使用する手差しトレー22が備えられている。手差
しトレー22は、不使用時には、支点22aを中心にし
て矢印Y1方向に回動させることにより、図1の破線で
示す状態で両面複写用搬送ユニット4の側面に収納する
ことが可能である。
【0027】次に、画像形成部1bと両面複写用搬送ユ
ニット4とによる画像形成動作、およびその際の用紙P
の搬送動作についての概略を説明する。尚、用紙Pの搬
送時には、上述した画像読取部1aによる画像読取動作
も並行して行われているが、その説明は省略する。 [片面複写動作]まず、用紙Pの片面のみに画像を転写
する際の動作について説明する。
【0028】図示しないコピー開始ボタンが押される
と、給紙カセット11aまたは11b内の用紙Pのうち
の最上面の1枚が、外表面に切欠を有する給紙ローラ2
3aまたは23bの回転により引き出され、その先端が
一対のレジストローラ24a,24b間に突き当てられ
る。レジストローラ24a,24bは、用紙Pをその位
置で一時的に待機させた後、所定のタイミングで作像部
16に搬送する。
【0029】作像部16では、感光体13と転写ローラ
15との間を用紙Pが通過する過程で、上述した方法に
より用紙Pの片面側(感光体13側)にトナー像が転写
される。作像部16を通過した用紙Pは定着ローラ17
に送られ、ここで熱ローラ17aと圧ローラ17bとの
間を通過することにより、トナー像が定着される。
【0030】定着ローラ17を通過した用紙Pは、フェ
イスダウン(画像転写面が下)の状態で排出する場合に
は排紙口18方向へ、フェイスアップ(画像転写面が
上)の状態で排出する場合には排紙口19方向へそれぞ
れ搬送される。その際の搬送方向の切替えは、分岐爪2
9の動作により行われる。即ち、分岐爪29を図1の実
線で示す状態にすれば、用紙Pは排紙口18方向へ案内
され、分岐爪29を図1の破線で示す状態にすれば、用
紙Pは排紙口19方向へ案内される。
【0031】排紙口18方向へ案内された用紙Pは、一
対の排出ローラ31,31により排紙口18から排出さ
れ、排紙台20上にフェイスダウンの状態で蓄積され
る。一方、排紙口19方向へ案内された用紙Pは、一対
の排出ローラ32,32により排紙口19から排出さ
れ、両面複写用搬送ユニット4内に搬送される。両面複
写用搬送ユニット4内に搬送された用紙Pは、図1の破
線で示す状態にセットされた分岐爪33に案内され、更
に一対の排出ローラ34,34により排紙口21から排
出される。排紙口21から排出された用紙Pは、例えば
図示しない別体のフィニッシャ上にフェイスアップの状
態で蓄積される。
【0032】尚、本体1に両面複写用搬送ユニット4が
取り付けられていない状態の時には、排紙口19からフ
ェイスアップの状態で排出された用紙Pは、そのまま例
えば図示しない別体のフィニッシャ上に蓄積される。さ
らに、排出口21から用紙Pを排出せず、両面複写用搬
送ユニット4を用いて用紙Pを本体1に再供給すれば、
用紙Pの片面に合成複写を行うことも可能である。用紙
Pの両面複写用搬送ユニット4内および本体1への再供
給については、後記する両面複写動作の部分で詳細に説
明する。
【0033】また、給紙カセット11a,11bからで
はなく、手差しにより用紙Pを給紙する場合には、両面
複写用搬送ユニット4に取り付けられている手差しトレ
ー22上に、用紙Pをその先端が本体1の手差し給紙口
12内に差し込まれた状態に載置する。手差しトレー2
2上に用紙Pがセットされた状態は、用紙Pの先端で検
知スイッチ35が押されることにより検出される。その
後、図示しないコピー開始ボタンが押されると、本体1
内に設置されている制御部(不図示)は、検知スイッチ
35からの検知信号とコピー開始ボタンからのコピー開
始信号とにより給紙ローラ36の回転を開始させる。こ
れにより、手差しトレー22上の用紙Pのうちの最上面
の1枚が引き出され、一対のレジストローラ24a,2
4b方向に搬送される。以降の動作は上述した給紙カセ
ット11a,11bからの給紙の場合と同様である。
【0034】尚、両面複写用搬送ユニット4が本体1に
取り付けられていない状態で手差し給紙を行う場合に
は、本体1に取り付けられた手差しトレーを用いる。図
1は、本体1の手差しトレーを取り外した上で両面複写
用搬送ユニット4を取り付けた例を示しているため、本
体1の手差しトレーは図示していない。 [両面複写動作]続いて、用紙Pの両面に画像を転写す
る際の動作を説明する。
【0035】まず、両面複写を行う場合の第1の前提条
件として、両面複写用搬送ユニット4が本体1に取り付
けられている必要がある。これについては、両面複写用
搬送ユニット4と本体1との接続部分などに検知スイッ
チ等を設けることなどにより容易に検出可能である。ま
た、本複写機A1では、両面複写用搬送ユニット4が本
体1に取り付けられた状態でも手差しによる給紙が行え
るが、手差し給紙では両面複写を行うことは基本的に望
ましくない。なぜなら、両面複写時には、両面複写用搬
送ユニット4により、本体1の排紙口19から排出され
た片面複写済みの用紙Pが本体1の手差し給紙口12に
供給されるが、手差し給紙口12に用紙Pがセットされ
た状態では、セットされている用紙P上に片面複写済み
の用紙Pが通過することになるからである。この場合、
片面複写済みの用紙P通過時の摩擦力により、手差し給
紙口12にセットされた用紙Pも幾分通紙方向に移動し
てしまい、給紙位置がずれてしまう。また、セットされ
ている用紙Pが片面複写済みの用紙Pのサイズよりも小
さい場合には、セットされている用紙Pのある所とない
所とで片面複写済みの用紙Pの給紙時に段差が生じるこ
とになり、搬送が不安定になってしまう。ただし、片面
複写済みの用紙Pが手差し給紙口12に達する前に手差
し給紙口12にセットされた用紙Pが全て給送し終わっ
ていれば問題はない。
【0036】そこで、両面複写を行う場合の第2の前提
条件として、手差し給紙口12に用紙Pがセットされて
いないことが必要となる。本複写機A1では、この第2
の前提条件が満たされているか否かを、用紙Pが手差し
によりセット可能な状態であるか否かを検知することに
より判断する。具体的には、両面複写用搬送ユニット4
に、手差しトレー22が両面複写用搬送ユニット4の側
面に収納された状態を検知する検知スイッチ37を設
け、この検知スイッチ37の検知信号がON(手差しト
レー22が収納状態)であれば、用紙Pが手差しにより
セット不可能、即ち第2の前提条件が満たされていると
判断する。これにより、手差し給紙口12に用紙Pがセ
ットされた状態で両面複写を行うことによる事故を未然
に防止できる。
【0037】両面複写を始める際には、使用者は図示し
ない設定ボタン等により両面複写の設定を行う。制御部
は、両面複写用搬送ユニット4と本体1との接続を検知
する検知スイッチからの信号と、検知スイッチ37から
の検知信号を受けるまでは、両面複写の設定を選択でき
ないように制御する。即ち、上記第1、第2の前提条件
が満たされて初めて、両面複写の設定が可能となる。
尚、用紙Pが手差し給紙口12にセットされているにも
関わらず両面複写が設定される場合には、手差し給紙口
12に用紙Pがセットされているために両面複写ができ
ない旨を、図や文字を用いたメッセージにより操作パネ
ルの表示部に表示させたり、警告音を鳴らす等して使用
者に知らせる。
【0038】続いて、用紙Pの両面に画像を転写する際
の動作を具体的に説明する。両面複写の設定が行われた
後、コピー開始ボタンが押されると、給紙カセット11
aまたは11b内の用紙Pは、片面複写の場合と同様
に、作像部16、定着ローラ17を順次経由して搬送さ
れる過程で、片面側に画像が形成される。定着ローラ1
7を通過した用紙Pは、図1の実線で示す状態にセット
された分岐爪29に案内されて排紙口18方向に搬送さ
れ、排出ローラ31,31により先端部から順次排紙口
18外に排出される。
【0039】排出ローラ31,31は、用紙Pの後端部
分を挟んだ状態でその回転が停止される。即ち、用紙P
はフェイスダウンの状態で、後端部のみを残して排紙台
20上に排出される。続いて、分岐爪29が図1の破線
で示す状態にセットされた後、排出ローラ31,31
は、先程とは逆の回転を開始する。これにより、用紙P
は、再度、排紙口18の内部へ引き込まれ、分岐爪29
により排紙口19方向へ案内され、排出ローラ32,3
2により排出される。以上のスイッチバック動作によ
り、用紙Pは搬送方向に対して表裏が反転される。
【0040】排紙口19より排出された用紙Pは、その
まま両面複写用搬送ユニット4内に搬送される。両面複
写用搬送ユニット4内に搬送された用紙Pは、図1の実
線で示す状態にセットされた分岐爪33に案内され、更
に搬送ローラ38、38、搬送ローラ39、39により
搬送され、その先端が手差し給紙口12に差し込まれ
る。
【0041】用紙Pの先端が手差し給紙口12に差し込
まれると、その状態は検知スイッチ35により検出され
る。制御部は、検知スイッチ35からの検知信号を受け
た後、所定のタイミングで給紙ローラ36の回転を開始
させる。このような制御は、本複写機A1が、両面複写
時の用紙循環経路の一部に手差し給紙時の搬送経路を用
いていることにより必要となる。
【0042】即ち、給紙ローラ36は手差し給紙時にも
用いられるために常に回転しているわけではなく、必要
時にのみ回転して用紙Pを所定量搬送するものであるか
ら、両面複写時には用紙Pの位置に基づいて回転開始を
制御する必要がある。給紙ローラ36が回転すると、そ
れにより用紙Pはレジストローラ24a,24b方向へ
搬送される。その後、再度、作像部16、定着ローラ1
7を順次経由して搬送される過程で、もう一方の片面側
に画像が形成される。定着ローラ17を通過した用紙P
は、分岐爪29に案内されて排紙口18または排紙口1
9方向に搬送され、排出される。
【0043】両面複写用搬送ユニット4を用いて、両面
複写や合成複写を行う場合には、既に一度定着ローラ1
7を通過した用紙Pが、再度、感光体13と転写ローラ
15とが近接する転写部CP(図2参照)に供給される
ことになる。定着ローラ17を通過する際には用紙Pに
180℃程度の熱が与えられるため、定着ローラ17を
通過する前と通過した後とでは、用紙Pの含水率は大き
く変化する。用紙Pの含水率が変化すれば転写部CPに
おける用紙Pの電気抵抗も変化することになる。この変
化量は、用紙Pの紙質によって異なるが、定電流制御で
はなく定電圧制御を行えば異なる紙質に共通して画像に
不具合がでない電圧範囲があることが実験的に確かめら
れた。そこで、本複写機A1では、感光体13と転写ロ
ーラ15との間に印加される転写電圧が定電圧制御され
る。以下、定電圧制御の詳細について図2を参照して説
明する。
【0044】転写部CPにおいて、感光体13と近接す
る転写ローラ15には、高圧回路C10が接続されてい
る。この高圧回路C10と転写ローラ15とが本発明に
おける転写手段に相当するものである。例えば静電潜像
の電荷が正極性である場合には、反転現像法が用いられ
るため感光体13の外周面に付着したトナーの極性は同
じ正である。この正に帯電したトナーを用紙Pに転写す
るため、高圧回路C10によって、転写ローラ15に負
電位が与えられる。この負電位によって、接地された感
光体13と転写ローラ15との間に印加される電圧は数
kV程度である。
【0045】高圧回路C10の出力HVOUTは、制御
回路Cによって制御される。制御回路Cには、温度セン
サC1、相対湿度センサC2、設定情報記憶部C3等が
接続されている。制御回路Cは、高圧回路C10に対し
て、この高圧回路C10による高電圧の出力をオン/オ
フするためのリモート信号REMと、高圧回路C10の
出力HVOUTを、上記センサ等C1,C2,C3から
入力される用紙Pに関する情報に応じた一定の電圧に調
整するための制御信号CNTを入力する。
【0046】制御回路Cにおいて、温度センサC1、相
対湿度センサC2から入力される設置環境の温度および
相対湿度は絶対湿度に変換されて用いられる。また、設
定情報記憶部C3には、操作パネル、検知スイッチ等C
4からの入力信号に基づいた、例えばA3やA4といっ
た用紙のサイズに関する情報や、次に転写が行われる用
紙Pが両面複写用搬送ユニット4を用いて再度転写部C
Pに搬送されたものであるか否かを表す情報や、用紙P
が普通紙等の光を透過しないものであるかOHP等の光
を透過するものであるかを表す情報等が記憶されてい
る。
【0047】制御回路Cは、例えば温度センサC1、相
対湿度センサC2、設定情報記憶部C3等から入力され
る用紙Pに関する情報に変更があると、一定の電圧の設
定を変更し、それに応じた制御信号CNTを生成する。
用紙Pに関する情報を検知しそれに応じて一定の電圧を
変更するのは、用紙Pの紙質に加えてこれらの情報に対
応する条件が感光体13と転写ローラ15との間に流れ
る転写電流に影響を与えるためである。
【0048】例えば設置環境の絶対湿度は用紙Pの含水
率に影響を与える。設置環境が乾燥していれば、用紙P
に含まれる水分量もそれに応じて低下する。また、転写
が行われる用紙Pが両面複写用搬送ユニット4を用いて
再度転写部CPに搬送されたものであるか否かを表す情
報は、上述したように定着ローラ17によって用紙Pに
熱が与えられることを考慮したものである。
【0049】また、用紙Pのサイズは、転写電流に直接
影響を与える。これは、図3に示すように用紙Pのサイ
ズによって、電圧は印加されるけれども用紙が無い領域
NPの大きさが変化するためである。転写ローラ15に
は、その軸芯方向にほぼ一様に電圧が印加されるため、
感光体13と転写ローラ15との間に用紙Pが介在しな
い部分NPが生じる。この部分NPの大きさは用紙Pの
幅(搬送方向に対して垂直な方向の長さ)によって異な
る。用紙Pが介在しない部分NPと、用紙Pが介在する
部分EPとでは電気抵抗が異なるため、全体として用紙
Pのサイズが変化すると、電気抵抗の値が変化して転写
電流に影響を与える。
【0050】ここで、図4は絶対湿度、用紙のサイズ、
両面複写の一面目であるか2面目であるかをパラメータ
として、異なる紙質に共通して用紙に記録された画像に
不具合がない電圧の領域を示した図表であり、図5は同
じデータをグラフで表したものである。この図4および
図5は実験によって得られたデータの一例である。例え
ば図4および図5では、設置環境の絶対湿度が1.9g
/m3 であって、用紙サイズがA4で、両面複写の一面
目の転写である場合には、転写電圧が−1.3〜−1.
5kVの範囲にあれば、異なる紙質の用紙に共通して画
像に不具合は生じない。
【0051】これらのデータは、予めメモリ等に記憶さ
れており、用紙Pに関する情報に応じて制御回路Cに読
み出され、画像に不具合がでない設定電圧範囲の例えば
中心の値で電源15aが定電圧制御される。例えば絶対
湿度が1.9g/m3 付近で、用紙PのサイズがA3
で、両面複写の一面目であれば、一定の電圧(転写電
圧)は−1.5kVに設定される。また、絶対湿度、用
紙のサイズ、両面コピーの一面目であるか2面目である
か等の各パラメータのうちの一つが変化する度に転写電
圧の設定を変更するのではなく、例えば用紙Pのサイズ
に共通して電圧を設定することも可能である。
【0052】図4および図5によれば、絶対湿度が1.
9g/m3 付近で両面コピーの一面目の転写である場合
には、転写電圧を−1.3kVで一定に設定することに
よって、用紙Pのサイズに応じて転写電圧を変更する必
要がないことが理解される。さらに、絶対湿度が1.9
g/m3 付近から11.0g/m3 付近に変化した場合
には、例えば転写電圧を−0.8kVで一定に設定すれ
ば、用紙Pのサイズによらず転写画像に不具合が生じる
のを防止することができる。
【0053】尚、図4および図5に示すように、絶対湿
度が例えば35.8g/m3 のように高くなると、両面
複写の二面目の方が一面目の場合よりも転写電圧の設定
可能範囲が広くなる。これは、絶対湿度が高い場合に
は、一度定着ローラ17から熱を受けることによってか
えって用紙Pの含水率が転写に適当な値に落ちつくため
であると考えられる。
【0054】また、普通紙とOHPシートとでは転写電
圧の設定可能範囲が異なる場合が多い。このため、転写
紙の供給部等に光スイッチを設ける等して、普通紙とO
HPシートとで転写電圧の設定を変更することも可能で
ある。このように、本複写機A1によれば、用紙に関す
る情報に応じた一定の電圧によって転写手段が制御され
るため、紙質を検出することなく、画像に不具合が生じ
るのを防止することができる。
【0055】しかしながら、既に図8を用いて説明した
ように、定電圧制御を行う場合、用紙Pが介在しない状
態で感光体13と転写ローラ15との間に電圧を印加す
る必要がある。そのため、複数枚の用紙Pに連続して画
像転写を行うと、画像濃度が変化して安定した転写を行
うことができないおそれがある。は、電流検出用抵抗8
00が介装されている。電流リミッタCLは、この電流
検出用抵抗800を流れる電流I1 を監視して、感光体
13と転写ローラ15との間に流れる転写電流を所定の
値以下に制限すべく動作する。
【0056】すなわち、電流検出用抵抗800は、電流
1 に応じた電流検出電圧V1 を発生する。この電流検
出電圧V1 は、コンパレータ801の非反転入力端子に
与えられる。このコンパレータ801の反転入力端子に
は、ツエナダイオード52によって発生される電流リミ
ッタ値設定電圧Vthが与えられている。コンパレータ8
01は、電流検出用抵抗800からの電流検出電圧V1
が電流リミッタ値設定電圧Vthを超えると、所定電圧の
電流制限信号を出力する。また、コンパレータ801
は、電流検出用抵抗800からの電流検出電圧V1 が電
流リミッタ値設定電圧Vth以下であれば、別の所定電圧
である電流非制限信号を出力する。
【0057】出力部CHは、たとえば、24Vの直流電
圧が与えられる電源端子55と、この電源端子55から
ライン60を介して与えられる入力電圧を昇圧する昇圧
トランス56と、この昇圧トランス56の一次側巻線に
接続された発振回路57とを備えている。昇圧トランス
56の二次側巻線は、ダイオード58を介して出力端子
51に接続されている。
【0058】発振回路57は、ダイオード61とNPN
トランジスタ62との並列回路を含み、NPNトランジ
スタ62のコレクタに、昇圧トランス56の一次側巻線
が接続されている。NPNトランジスタ62のベース電
流は、ライン60に接続されたPNPトランジスタ63
からコイルL1を介して供給されるようになっている。
PNPトランジスタ63のベースには、演算増幅器65
の出力電圧が入力されるようになっている。そして、こ
の演算増幅器65の反転入力端子には、上述の制御信号
CNTが抵抗66を介して与えられているとともに、そ
の出力が、抵抗67およびコンデンサ68の直列回路お
よび抵抗66を介して帰還されている。また、演算増幅
器65の非反転入力端子には、電流リミッタCLの出力
電圧が入力されている。さらに、演算増幅器65の非反
転入力端子には、ツエナダイオード69およびダイオー
ド70を介して、リモート信号REMが与えられるよう
になっている。
【0059】PNPトランジスタ63のベース電圧が低
くなれば、そのコレクタ電流が増大し、発振回路57の
NPNトランジスタ62のベース電流が増す。これによ
り、昇圧トランス56の一次側巻線からNPNトランジ
スタ62に引き込まれる電流が増大するため、この一次
側巻線における電流変化量が大きくなる。その結果、ト
ランス57の二次側巻線の発生電圧が高くなる。
【0060】演算増幅器65は、リモート信号REMが
ローレベルであり、かつ、電流リミッタCLのコンパレ
ータ801が電流非制限信号を出力している状態では、
制御信号CNTに応じてほぼリニアに変化する出力電圧
を生成する。したがって、制御信号CNTを変化させれ
ば、高圧出力HVOUTを変化させることができ、この
制御信号CNTを一定に保持すれば、高圧出力HVOU
Tを一定に保持できる。このようにして、制御信号CN
Tに応じた電圧で、転写ローラ15を定電圧制御するこ
とができる。
【0061】リモート信号REMがハイレベルのときに
は、演算増幅器65の出力電圧は、低い値に保持され、
これにより、昇圧トランス56の一次側巻線への電流の
供給が禁止される。したがって、高圧出力HVOUTが
オフ状態となる。リモート信号REMがローレベルであ
り、かつ、電流リミッタCLのコンパレータ801が電
流制限信号を出力している状態では、演算増幅器65
は、制御信号CNTによらずに一定の電圧を出力する。
これにより、昇圧トランス56の一次側巻線に流れる電
流が制限されるため、それに応じて、昇圧トランス56
の二次側巻線に流れる電流I1 、すなわち、転写電流
が、Imax に制限される。
【0062】このように、本実施の形態に係る複写機A
1によれば、過大な転写電流が流れて感光体の一時的な
劣化が防止されるため、定電圧制御を行いながら複数枚
数の用紙を連続的に転写する場合でも、安定した転写を
行うことができる。上記した実施の形態では、複写機A
1について本発明を適用したが、もちろんプリンタ等の
他の画像形成装置に本発明を適用することも可能であ
る。
【0063】さらに、上記した実施の形態では、両面転
写または合成転写を、用紙Pをスタックしない両面複写
用搬送ユニットを用いて行ったが、一回目の転写の後、
一旦中間トレーに用紙をスタックし、二回目の転写の際
には当該中間トレーから用紙Pを供給する複写機等の画
像形成装置に本発明を適用することも可能である。さら
に、上記した実施の形態では、感光体に反転現像法を用
いてトナー像を形成した例を説明したが、正現像を用い
てトナー像を形成する複写機等の画像形成装置に本発明
を適用することも可能である。ただし、転写電流を制限
することによる効果は、反転現像法を用いた場合に顕著
である。
【0064】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る複写機A1の全体
構成を説明するための図である。
【図2】本発明の主要部を説明するための図である。
【図3】用紙サイズによる転写電流の変化を説明するた
めの図である。
【図4】転写電圧の設定可能範囲を示す図である。
【図5】同じく転写電圧の設定可能範囲を示す図であ
る。
【図6】電流リミッタの特性を説明するための図であ
る。
【図7】電流リミッタを有する高圧回路の一例を示す回
路図である。
【図8】定電圧制御における電圧印加状態を時系列に示
すタイムチャートである。
【図9】従来の画像形成装置の一般的な構成例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
A1 画像形成装置 13 感光体 15 転写ローラ CP 転写部 C 制御回路 C10 高圧回路 CL 電流リミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 幸洋 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 正木 栄次郎 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 巴 哲郎 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、 この感光体上に形成されたトナー像を用紙に転写するた
    めの転写手段と、 用紙に関する情報に応じた一定の転写電圧を設定し、こ
    の設定された転写電圧に上記転写手段を定電圧制御する
    転写制御手段とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記用紙に関する情報が、用紙のサイズに
    関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】上記用紙に関する情報が、設置環境の湿度
    に関する情報を含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記用紙に関する情報が、設置環境の温度
    に関する情報を含むことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記転写手段により転写されたトナー像を
    用紙に定着させる定着手段と、 この定着手段を通過した用紙を、再び、上記転写手段へ
    供給する用紙循環手段とをさらに含むことを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記用紙に関する情報が、用紙が上記用紙
    循環手段を介して上記転写手段に搬送されたものか否か
    の情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】上記用紙に関する情報が、用紙が光を透過
    させるものであるか否かの情報を含むことを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記転写手段が、上記感光体に対して非接
    触の状態で配置された非接触転写ローラを含むものであ
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記感光体と上記転写手段との間に流れる
    転写電流を所定の値以下に制限する電流制限手段をさら
    に含むことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】上記感光体上に、反転現像によりトナー
    像を形成する像形成機構をさらに含むことを特徴とする
    請求項9に記載の画像形成装置。
JP11008016A 1998-01-19 1999-01-14 画像形成装置 Pending JPH11272095A (ja)

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JP11008016A JPH11272095A (ja) 1998-01-19 1999-01-14 画像形成装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-7960 1998-01-19
JP796098 1998-01-19
JP795998 1998-01-19
JP10-7959 1998-01-19
JP11008016A JPH11272095A (ja) 1998-01-19 1999-01-14 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276099A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd 搬送装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008276099A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd 搬送装置及び画像形成装置

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