JPH11272038A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11272038A
JPH11272038A JP10072377A JP7237798A JPH11272038A JP H11272038 A JPH11272038 A JP H11272038A JP 10072377 A JP10072377 A JP 10072377A JP 7237798 A JP7237798 A JP 7237798A JP H11272038 A JPH11272038 A JP H11272038A
Authority
JP
Japan
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forming apparatus
image forming
light
image
light receiving
Prior art date
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Pending
Application number
JP10072377A
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English (en)
Inventor
Nobuo Iwata
信夫 岩田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11272038A publication Critical patent/JPH11272038A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーマークの検知をCCDセンサを用いず
に安価な構成で同等の検知精度を得る。 【解決手段】 マーク検知手段34は、搬送ベルト2の
トナーマーク60が形成された面を照射する発光素子6
8と、搬送ベルト2の反対側に設けられたホルダ70
と、発光素子68に対向して配置され、ホルダ70の下
端に搬送ベルト2の裏面2aに対して接触した状態で又
は僅かな隙間をもった状態で保持されたスリット板72
と、このスリット板72と搬送ベルト2を挟んで発光素
子68に対向した位置をもってホルダ70に固定された
単一の受光面からなる受光素子としてのフォトダイオー
ド74とから主に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の潜像担持
体を有して転写紙上に多色画像を形成可能なプリンタ、
複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光透過性の搬送ベルトに沿っ
て複数個配置された感光体ドラム上に静電潜像を形成
し、各感光体ドラム上の静電潜像をそれぞれ色の異なる
トナーで現像し、現像された各色のトナー像を上記搬送
ベルト上を搬送される単一の転写紙上に順次重ね合わせ
て転写することにより転写紙上にカラー画像を得るカラ
ー画像形成装置が知られている。
【0003】複数の感光体ドラムを用いたこの種の画像
形成装置は、一般的にタンデム型と呼ばれており、感光
体ドラムが1個しかない1ドラム方式の装置と比べ、各
色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)間の画像
ずれ(色ずれ)が生じ易く、この色ずれの防止が重要な
技術課題となっている。色ずれの発生原因としては、装
置の組み付け誤差や部品精度により生じるずれや、部品
の熱膨張や変形によるずれがある。前者のずれは初期の
調整によって補正できるが、後者のずれは時間とともに
ずれが変化するため、色ずれを常時把握して自動的に補
正する手段が必要となる。色ずれの自動補正は、各色の
ライン形状のトナー像(トナーマーク)を光透過性の搬
送ベルト上に作成し、このトナーマークをマーク検知手
段で読み取って色間のずれ量を計算し、このずれ量に基
づいて、感光体ドラムへ静電潜像を形成する書き込み光
学系の書き込み位置や書き込みタイミングを補正手段に
より補正することにより行われている。
【0004】色ずれの種類としては、書き込み光学系の
内部の組み付け誤差や、装置本体への書き込み光学系の
取り付け誤差、あるいは感光体ドラムの装置本体への取
り付け誤差により各色での走査線の傾きがずれてしまい
色ずれを生じるケースや、走査線の位置が基準に対して
平行にずれてしまい、4色の像が縦又は横に全体にずれ
てしまうケースがある。傾きずれの補正は書き込み光学
系の反射ミラーの位置を微調整して行い、平行ずれの補
正は書き込み光学系のスタートタイミングを調整して行
う。スタートタイミングには、主走査方向のスタートタ
イミングと、副走査方向のスタートタイミングがある。
また、主走査方向の画像の長さは書き込み画素周波数を
変えることで調整が可能である(倍率誤差)。
【0005】搬送ベルト上に形成された未定着状態のト
ナーマークを検知するマーク検知手段としては、搬送ベ
ルトのトナーマーク側から光を照射し、その反射光をレ
ンズで結像させてCCDセンサで読み取る反射方式や、
搬送ベルト側から光を照射し、トナーマーク側にレンズ
とCCDセンサを配置した透過光方式(特開平8−28
6458号公報)が一般的である。また、特開平8−2
78680号公報に開示されているように、光ファイバ
ーを使ってトナーマーク側から光を照射し、その反射光
を別の光ファイバーで光検出器に案内する反射型のマー
ク検知手段も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】マーク検知手段にCC
Dセンサを用いる方式では、部品がが高価であり、ま
た、レンズを用いた複雑高精度な構成となることを避け
られない。また、光ファイバーを用いた反射型のもので
はこのような問題はあまりないが、トナーマークは未定
着状態であるために光ファイバーの先端面をあまり接近
させることができず、検出精度の面から問題がある。
【0007】そこで、本発明は、低コスト且つ簡単な構
成でCCDセンサを用いた場合と同等の検出精度を得る
ことができるマーク検知手段を備えた画像形成装置の提
供を、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、搬送ベルトに沿って複数
個配置された潜像担持体上に潜像を形成し、各潜像担持
体上の潜像をそれぞれ色の異なるトナーで現像し、現像
された各色のトナー像を上記搬送ベルト上を搬送される
単一の転写紙上に順次重ね合わせて転写することにより
転写紙上にカラー画像を得るカラー画像形成装置であっ
て、上記各潜像担持体上にトナーマークとしての像を形
成して上記搬送ベルト上に転写し、この未定着状態のト
ナーマークをマーク検知手段で検知して各色間のずれ量
を検出し、検出されたずれ量に基づいて色ずれを補正す
る画像形成装置において、上記搬送ベルトとして光透過
性のものを用い、上記マーク検知手段は、上記搬送ベル
トの上記トナーマークが形成された面を照射する発光素
子と、搬送ベルトの反対側に上記発光素子に対向して配
置されたスリットと、このスリットと搬送ベルトを挟ん
で上記発光素子に対向して配置され単一の受光面からな
る受光素子とを有している、という構成を採っている。
【0009】請求項2記載の発明では、搬送ベルトに沿
って複数個配置された潜像担持体上に潜像を形成し、各
潜像担持体上の潜像をそれぞれ色の異なるトナーで現像
し、現像された各色のトナー像を上記搬送ベルト上を搬
送される単一の転写紙上に順次重ね合わせて転写するこ
とにより転写紙上にカラー画像を得るカラー画像形成装
置であって、上記各潜像担持体上にトナーマークとして
の像を形成して上記搬送ベルト上に転写し、この未定着
状態のトナーマークをマーク検知手段で検知して各色間
のずれ量を検出し、検出されたずれ量に基づいて色ずれ
を補正する画像形成装置において、上記搬送ベルトとし
て光透過性のものを用い、上記マーク検知手段は、上記
搬送ベルトの上記トナーマークが形成された面を照射す
る発光素子と、搬送ベルトの反対側に上記発光素子に対
向して配置されたスリットと、搬送ベルト外に配置され
た受光素子と、一端が上記スリットと搬送ベルトを挟ん
で上記発光素子に対向して配置され他端から上記受光素
子に光を導く光透過性ケーブルとを有している、という
構成を採っている。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の構成において、上記スリットが上記トナーマーク
の形状に対応した形状に形成されているとともに、上記
搬送ベルトの反対側の面に接触又は近接した状態で配置
されている、という構成を採っている。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
構成において、上記トナーマークが、上記搬送ベルトの
搬送方向に直交する方向に延びる横線と、この横線に対
して傾斜した斜め線との組合せであり、上記スリット
は、上記横線と斜め線とを重ね合わせた形状である、と
いう構成を採っている。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項2,3又
は4記載の構成において、上記搬送ベルトやこれを駆動
する部材等により一括交換可能な搬送ベルトユニットが
構成され、上記受光素子はこの搬送ベルトユニット外に
配置されている、という構成を採っている。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項2,3,
4又は5記載の構成において、上記光透過性ケーブルの
直径をD、上記スリットから上記光透過性ケーブルの一
端までの距離をLとしたとき、L/Dの値が2〜7の範
囲内である、という構成を採っている。
【0014】請求項7記載の発明では、請求項2,3,
4,5又は6記載の構成において、上記受光素子が全体
として単一の受光面を有する受光素子である、という構
成を採っている。
【0015】請求項8記載の画像形成装置では、請求項
1又は7記載の構成において、上記受光素子がフォトダ
イオードである、という構成を採っている。
【0000】請求項9記載の画像形成装置では、請求項
1又は7記載の構成において、上記受光素子がフォトト
ランジスタである、という構成を採っている。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。まず、図2に基づいて一実施例に係る画像形成装置
としてのタンデム型のフルカラー電子写真装置の全体構
成を概略的に説明する。光透過性の搬送ベルト2に沿っ
て、潜像担持体としての感光体ドラム4Y,4M,4
C,4Kが配置されている。感光体ドラム4Yはイエロ
ー用、4Mはマゼンタ用、4Cはシアン用、4Kはブラ
ック用である。イエロー用の感光体ドラム4Yの周囲に
は、帯電器6Y、イエロー用のトナーで現像を行う現像
器8Y、転写機10Y、クリーニング手段12Yが設け
られている。イエローのみについて説明すると、感光体
ドラム4Yの表面に帯電器6Yによって一様な帯電電位
が与えられ、レーザー光学による書き込みユニット14
Yに静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器8Y
によって現像され、現像されたイエローのトナー像は搬
送ベルト2上に静電吸着されて搬送される用紙P上に転
写機10Yによって転写される。転写の済んだ感光体ド
ラム4Yの表面に残留したトナーはクリーニング手段1
2Yによって清掃・回収される。
【0016】マゼンタ用、シアン用、ブラック用の構成
も色が異なるのみで上記イエロー用と同様であり、イエ
ロー用の構成と対応する符号(数字)のものは同一の構
成・機能を有することを示している。従って、これらに
ついての説明は省略する。
【0017】用紙Pは、給紙カセット16から給紙コロ
18により一枚づつ送り出され、レジストローラ対20
によりタイミングをとられて搬送ベルト2に供給され
る。搬送ベルト2は駆動ローラ22と従動ローラ24に
より一定の張力を付与された状態で回転駆動される。搬
送ベルト2に静電吸着された用紙Pは、順にイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を転写され、こ
れによって用紙Pにはフルカラー像が形成される。フル
カラー像が形成された用紙Pは搬送ベルト2から分離さ
れた後、定着ローラ26及び加圧ローラ28の間を通さ
れ、フルカラー像の用紙Pへの定着が行われる。搬送ベ
ルト2は次の作像に備えて、除電器30により表面に残
った電荷を除去され、クリーニング手段32により表面
を清掃される。駆動ローラ22の近傍には、色ずれを検
知するためのマーク検知手段34が設けられている。マ
ーク検知手段34については後で詳述する。
【0018】次に、図3に基づいて書き込みユニット1
4(Y,M,C,K)の内部構成について説明する。L
D発光部36より発生するレーザービームは、ポリゴン
モータ38によって回転駆動されるポリゴンミラー40
により走査される。走査されたビームはfθレンズ42
を通過し、折り返しミラー44によって光路を折り曲げ
られてから感光体ドラム4(Y,M,C,K)に照射さ
れる。折り返しミラー44の一端側は可撓性を有する支
持部材46によって支持されており、支持部材46は書
き込みユニット14のフレームの一部48に固定されて
いる。折り返しミラー44の他端側は偏心カム50に当
接しているとともに、書き込みユニット14のフレーム
の一部52に一端を固定されたスプリング54によって
偏心カム50に押圧されている。偏心カム50はウォー
ム減速機56のホイール側と一体に構成されており、ス
テップモータ58の回転を減速して回転駆動される。ス
テップモータ58の回転により偏心カム50が微小角度
回転すると、折り返しミラー44は、支持部材46の可
撓部(ブリッジ部46a)を回転中心として矢印B方向
に微小回転する。これによって感光体ドラム4上におけ
る書き込み位置が移動して書き込みラインの傾きが変化
する。奥側(支持部材46側)は変わらず手前側のみが
移動するので傾きが補正される。
【0019】図4は、光走査線のずれのパターンを示し
たものである。説明の簡略化のために2色(ブラック
K,イエローY)間のずれを示している。(a)はKに
対してYが主走査方向(横方向)及び副走査方向(縦方
向)に画面全体でずれた場合であり、この平行ずれの補
正は書き込みユニット14による書き込みのスタートタ
イミングを調整することにより行われる。(b)はKに
対してYの傾きが画面全体で一定にずれた場合を示して
おり、この傾きずれの補正は、上述した折り返しミラー
44の調整により行われる。
【0020】色ずれを検知するためのトナーマーク60
は、図5に示すように、搬送ベルト2の両側に横線と斜
め線とを組合せた形で形成され、基準色(例えば黒)と
他の色のトナーマークの位置を検知し比較することで、
Y,M,Cの位置ずれ量を求める。横線と斜め線を用い
ることで縦、横のずれを同時に検知する構成である。ト
ナーマーク60に対応して上記マーク検知手段34も両
側に設けられている。図5においてはマーク検知手段3
4は省略している。
【0021】マーク検知手段34は、図1に示すよう
に、搬送ベルト2のトナーマーク60が形成された面
(表面)を照射する発光部62と、この発光部62に対
向して搬送ベルト2の反対側(裏面側)に設けられた受
光部64とから構成されている。発光部62は、図示し
ない装置本体の固定部材に固定されたホルダ66と、こ
のホルダ66に保持されたLEDからなる発光素子68
とから構成されている。受光部64は、図示しない搬送
ベルトユニットのフレームに固定された断面コ字状のホ
ルダ70と、発光素子68に対向して配置され、ホルダ
70の下端に搬送ベルト2の裏面2aに対して接触した
状態で又は僅かな隙間をもった状態で保持されたスリッ
ト板72と、このスリット板72と搬送ベルト2を挟ん
で発光素子68に対向した位置をもってホルダ70に固
定された単一の光電変換素子からなる受光素子としての
フォトダイオード74と、ホルダ70に固定された増幅
器76とから構成されている。スリット板72には、図
6に示すように、トナーマーク60の横線と斜め線を合
成した形状のスリット72aが形成されている。
【0022】フォトダイオード74等の単一の光電変換
素子でライン形状のトナーマークを検出するためには、
トナーマークと同様の形状のスリットを有するスリット
板をトナーマークと受光素子との間でできるだけトナー
マークの近くに配置する必要がある。しかし、トナーマ
ーク60は未定着状態であるため、接触するとずれたり
あるいは落ちたりして検知精度が低下する懸念がある。
この懸念を解消するために、上述のように、搬送ベルト
2のトナーマーク60が形成された面の反対側、すなわ
ち、裏面2aに対して接触した状態で又は僅かな隙間を
もった状態でスリット板72を設けている。
【0023】スリット板72のスリット72aをトナー
マーク60が位置すると、発光素子68からの光が遮ら
れ、フォトダイオード74の電流量の変化によってトナ
ーマーク60の通過が検出される。フォトダイオード7
4で発生する電気信号は微弱であるため、ノイズの影響
を受け易いが、増幅器76によって増幅することにより
ノイズの影響を抑制することができる。以上の通り、安
価なフォトダイオード74を用いたマーク検知手段34
によって、レンズやCCDセンサを用いたのと同様の高
精度なトナーマーク検知ができる。
【0024】次に、図7乃至図9に基づいて他の実施例
を説明する。なお、上記実施例と同一部分は同一符号で
示し、その説明は適宜省略する。搬送ベルト2は長時間
使用すると経時的な劣化により性能が低下するため、あ
る使用枚数に達したら、搬送ベルト2やその駆動ローラ
等を含めたユニットごと交換されるのが一般的である。
この交換はプリンター等では通常、機械のユーザーが行
う。ユーザーにとって搬送ベルト2の内方に取付けられ
た受光素子や増幅器等の受光部を取り外してから搬送ベ
ルトユニットを新しいものと交換し、外した受光素子等
を再度新しい搬送ベルトユニットに組み込む作業は複雑
で難しい。このため、上記実施例における受光部64は
そのまま搬送ベルトユニットとともに廃棄される可能性
が大きい。本実施例は、この受光部の全部がそのまま捨
てられることによる経済的無駄を少しでも少なくするこ
とを目的とするものである。
【0025】図8に示すように、搬送ベルト2、駆動ロ
ーラ22、ユニット側板78a,78b、駆動ローラ2
2を回転駆動するための歯車80等により、一括交換可
能な搬送ベルトユニット82が構成されている。本実施
例におけるマーク検知手段84の受光部は、トナーマー
クの位置に対応して搬送ベルト2内方に設けられた断面
コ字状のホルダ86a,86bと、発光素子68に対向
して配置され、ホルダ86a,86bの下端に搬送ベル
ト2の裏面2aに対して接触した状態で又は僅かな隙間
をもった状態で保持されたスリット板72,72と、搬
送ベルトユニット82外において装置本体側板88に素
子ホルダ90を介して取り付けられた単一の光電変換素
子からなる受光素子としてのフォトダイオード74,7
4と、装置本体側板88に固定された増幅器76と、発
光素子68側とフォトダイオード74側を連絡する光透
過性ケーブル92,92とから構成されている。光透過
性ケーブル92の一端はホルダ86a,86bの上部に
挿通して固定され発光素子68に対向されている。光透
過性ケーブル92の他端は装置本体側板88を貫いて引
き出され、装置本体側板94に固定されてフォトダイオ
ード74に臨まされている。ホルダ86a,86bはユ
ニット側板78a,78b間に固定された図示しない支
持部材により支持されている。
【0026】処理枚数が所定数に達して搬送ベルト2を
交換しなければならない場合には、搬送ベルトユニット
82ごと交換する。この場合、受光部におけるフォトダ
イオード74及び増幅器76は搬送ベルトユニット82
と一体性又は連結性がないので、交換する必要はなく、
新しい搬送ベルトユニット82に対しても継続して使用
することができる。新しい搬送ベルトユニット82には
予め搬送ベルト2内に位置する受光部構成が組み付けら
れており、交換時には、光透過性ケーブル92の他端を
装置本体側板94の固定孔に挿通するだけとなる。な
お、装置本体側板94の機能をユニット側板78aにも
うけてもよい。このように、受光部の心臓部ともいえる
フォトダイオード74及び増幅器76を再使用可能な構
成とすれば、搬送ベルト2の交換における経済的ロスを
抑制することができる。受光部にCCDセンサを用いる
場合にはその経済的メリットは一段と大きくなる。ま
た、フォトダイオード74等を搬送ベルトユニット82
外に設けない場合においても、光透過性ケーブル92を
用いて本来の受光位置から受光素子を離す構成とすれ
ば、受光素子(フォトダイオード74)や増幅器76を
任意の位置に設けることができるので、搬送ベルトユニ
ット82に対する受光部の組み付けを容易にすることが
できるとともに、構成的に制約がある場合にも柔軟に対
応できる。
【0027】図7において、符号Lはスリット板72か
ら光透過性ケーブル92の一端(端面)までの距離、符
号Dは光透過性ケーブル92の端面の直径を示してい
る。図10は、横軸にはL/D、すなわち、スリット板
72から光透過性ケーブル92の受光面までの距離を直
径で割った値をとり、縦軸にはトナーマークがあるとき
の信号レベルとトナーマークがないときの信号レベルの
比(信号S/N比)をプロットしたグラフである。光透
過性ケーブル92は円形断面を想定して直径Dとした
が、長方形等の場合には長辺の長さをDとして考える。
図10のグラフから、L/Dの値が2より小さい範囲で
は受光面がスリットに近すぎるために、イエローなど色
の薄いトナーマークの検出時に光が透過してしまい、検
出信号が得られにくいことが判る。また、L/Dの値が
7より大きい範囲では、発光素子からの距離が遠すぎる
ために光量が少なくなり、検出信号が得られにくいこと
が判る。従って、光透過性ケーブル92を用いた構成で
は、L/Dの値が2〜7の範囲内になるようにすれば、
精度の高いトナーマーク検知を行うことができる。
【0028】上記実施例では、受光素子としてフォトダ
イオード74を用いたが、フォトトランジスタを用いて
もよく、この場合にも安価な構成でCCDセンサを用い
た場合と同等の検知精度を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、マーク検知手段の受光
部に、フォトダイオード等の単一の受光面からなる受光
素子を用い、スリットをトナーマークに悪影響を及ぼさ
ない状態で限り無く近づける構成としたので、複雑高精
度な構成を要することなく、安価で精度の高いトナーマ
ークの検知を行うことができる。
【0030】また、光透過性ケーブルによって受光素子
を任意の位置に設ける構成としたので、搬送ベルトユニ
ットに対する受光部の組み付けの容易化を図ることがで
き、構成上の制約がある場合にも柔軟に対応できる。
【0031】また、受光素子を搬送ベルトユニット外に
設ける構成としたので、搬送ベルト交換における受光素
子の再使用化を図ることができ、搬送ベルト交換におけ
る経済的無駄を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置のマーク
検知手段周辺の概要側面図である。
【図2】画像形成装置の全体構成図である。
【図3】図2で示した画像形成装置の書き込みユニット
の内部構成を示す斜視図である。
【図4】色ずれのパターンを示す図である。
【図5】搬送ベルト上におけるトナーマークの形成状態
を示す概要斜視図である。
【図6】スリット板の斜視図である。
【図7】他の実施例におけるマーク検知手段周辺の概要
側面図である。
【図8】図7で示した実施例におけるマーク検知手段周
辺の概要平面図である。
【図9】図7で示した実施例におけるマーク検知手段周
辺の概要断面図である。
【図10】光透過性ケーブルのL/Dと、信号S/N比
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2 搬送ベルト 4 潜像担持体としての感光体ドラム 34,84 マーク検知手段 60 トナーマーク 68 発光素子 72a スリット 74 受光素子としてのフォトダイオード 92 光透過性ケーブル P 転写紙としての用紙

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送ベルトに沿って複数個配置された潜像
    担持体上に潜像を形成し、各潜像担持体上の潜像をそれ
    ぞれ色の異なるトナーで現像し、現像された各色のトナ
    ー像を上記搬送ベルト上を搬送される単一の転写紙上に
    順次重ね合わせて転写することにより転写紙上にカラー
    画像を得るカラー画像形成装置であって、 上記各潜像担持体上にトナーマークとしての像を形成し
    て上記搬送ベルト上に転写し、この未定着状態のトナー
    マークをマーク検知手段で検知して各色間のずれ量を検
    出し、検出されたずれ量に基づいて色ずれを補正する画
    像形成装置において、 上記搬送ベルトとして光透過性のものを用い、上記マー
    ク検知手段は、上記搬送ベルトの上記トナーマークが形
    成された面を照射する発光素子と、搬送ベルトの反対側
    に上記発光素子に対向して配置されたスリットと、この
    スリットと搬送ベルトを挟んで上記発光素子に対向して
    配置され単一の受光面からなる受光素子とを有している
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】搬送ベルトに沿って複数個配置された潜像
    担持体上に潜像を形成し、各潜像担持体上の潜像をそれ
    ぞれ色の異なるトナーで現像し、現像された各色のトナ
    ー像を上記搬送ベルト上を搬送される単一の転写紙上に
    順次重ね合わせて転写することにより転写紙上にカラー
    画像を得るカラー画像形成装置であって、 上記各潜像担持体上にトナーマークとしての像を形成し
    て上記搬送ベルト上に転写し、この未定着状態のトナー
    マークをマーク検知手段で検知して各色間のずれ量を検
    出し、検出されたずれ量に基づいて色ずれを補正する画
    像形成装置において、 上記搬送ベルトとして光透過性のものを用い、上記マー
    ク検知手段は、上記搬送ベルトの上記トナーマークが形
    成された面を照射する発光素子と、搬送ベルトの反対側
    に上記発光素子に対向して配置されたスリットと、搬送
    ベルト外に配置された受光素子と、一端が上記スリット
    と搬送ベルトを挟んで上記発光素子に対向して配置され
    他端から上記受光素子に光を導く光透過性ケーブルとを
    有していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、 上記スリットが上記トナーマークの形状に対応した形状
    に形成されているとともに、上記搬送ベルトの反対側の
    面に接触又は近接した状態で配置されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、 上記トナーマークが、上記搬送ベルトの搬送方向に直交
    する方向に延びる横線と、この横線に対して傾斜した斜
    め線との組合せであり、上記スリットは、上記横線と斜
    め線とを重ね合わせた形状であることを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】請求項2,3又は4記載の画像形成装置に
    おいて、 上記搬送ベルトやこれを駆動する部材等により一括交換
    可能な搬送ベルトユニットが構成され、上記受光素子は
    この搬送ベルトユニット外に配置されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項2,3,4又は5記載の画像形成装
    置において、 上記光透過性ケーブルの直径をD、上記スリットから上
    記光透過性ケーブルの一端までの距離をLとしたとき、
    L/Dの値が2〜7の範囲内であることを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項2,3,4,5又は6記載の画像形
    成装置において、 上記受光素子が全体として単一の受光面を有する受光素
    子であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1又は7記載の画像形成装置におい
    て、 上記受光素子がフォトダイオードであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1又は7記載の画像形成装置におい
    て、 上記受光素子がフォトトランジスタであることを特徴と
    する画像形成装置。
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