JPH11271823A - 波長変換器 - Google Patents

波長変換器

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Publication number
JPH11271823A
JPH11271823A JP7052498A JP7052498A JPH11271823A JP H11271823 A JPH11271823 A JP H11271823A JP 7052498 A JP7052498 A JP 7052498A JP 7052498 A JP7052498 A JP 7052498A JP H11271823 A JPH11271823 A JP H11271823A
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JP
Japan
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fundamental wave
wave
converted
wavelength
nonlinear material
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Application number
JP7052498A
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English (en)
Inventor
Masao Imashiro
正雄 今城
Takayuki Yanagisawa
隆行 柳澤
Yoshihito Hirano
嘉仁 平野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH11271823A publication Critical patent/JPH11271823A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2高調波を効率よく取り出すために、KT
Pの結晶長を十分に長く、基本波のパワー密度を十分に
高くできないという課題があった。 【解決手段】 基本波と基本波の一部を変換した第2高
調波を基本波の光軸上に出射する第1のKTP結晶21
a、及び第1のKTP結晶から出射した基本波と第2高
調波を分離する波長分離反射鏡22を有する第1の波長
変換分離装置20と、前記分離された基本波のビーム径
を変換するテレスコープ23と、前記テレスコープから
出力された基本波と基本波の一部を変換した第2高調波
を前記基本波の光軸上に出射する第2のKTP結晶21
b、及び第2のKTP結晶から出射した基本波と第2高
調波を分離する波長分離反射鏡22を有する第2の波長
変換分離装置20とを備えた。 【効果】 1度目の波長変換によって変換されなかった
基本波を再び波長変換に用いることができ、全体として
の変換効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体レーザ装置
に用いられ、レーザ出力光の基本波長成分の一部を変換
する波長変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光と物質が相互作用する場合、物質によ
る光の応答が線形な場合と非線形な場合が存在する。線
形応答では、電界に比例する誘電分極が生じるような線
形な媒質中での光の伝搬であり、屈折や物質内部での吸
収は代表的な例である。
【0003】非線形な応答では、例えば、電界に比例す
る分極に加えて、電界の2乗に比例する分極が生じるよ
うな非線形な相互作用をする物質に光を入射させると、
入射角周波数ωの光の一部が物質伝搬中に角周波数2ω
の光に変換される。
【0004】図9は、例えば、Springer Se
ries in OpticalSciences V
ol.1、「Solid−State Laser E
ngineering第4版」、Walter Koe
chner著(1995年ドイツSpringer社発
行)599ページに示された従来の非線形材料による入
射光の2倍周波数を得る第2高調波発生波長変換器の基
本構成図である。
【0005】図9において、1は非線形材料に入射する
基本波の光路、2は非線形材料であるKTP結晶(KT
iPOPO4)、3は非線形材料から出射するレーザ光
の光路、4はレーザ光の光軸である。
【0006】次に、動作について説明する。上記のよう
な波長変換器において、光路1を進む基本波がKTP結
晶2を通過することにより、角周波数ωの基本波の一部
が物質伝搬中に角周波数2ωの光に変換される。その変
換効率P2/P1は、次の式1で与えられる。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、「P1」は入射する角周波数ωの
基本波のレーザ光パワー、「P2」は非線形材料を通過
することによって出力に含まれる角周波数2ωの第2高
調波のレーザ光パワー、「d」は結晶固有の係数であ
り、非線形光学係数とよばれる。また、「μ0」は真空
の誘磁率、「ε0」は真空の誘電率、「ε」は非線形材
料の誘電率、「A」は基本波レーザ光のビーム断面積、
「l」(英小文字のエル)はKTPの結晶長、「△k」
は位相不整合量である。
【0009】そして、位相不整合量△kは、「λ1」を
基本波の波長、「λ2」を第2高調波の波長、「n1」を
基本波の非線形材料中の屈折率、「n2」を第2高調波
の非線形材料中の屈折率とすると、次の式2のように表
せる。
【0010】 △k=4πn1/λ1−4πn2/λ2 ・・・式2
【0011】式1から、変換効率は、基本波のパワー密
度P1/Aと、KTPの結晶長lと、位相不整合量△k
に依存する。基本波のパワー密度P1/Aは、大きいほ
ど変換効率は高くなる。しかし、基本波のパワー密度を
大きくしすぎると、KTP結晶は、基本波、第2高調波
の吸収が増大し、グレートラッキングによるダメージを
受ける。即ち、入射する基本波のパワー密度をダメージ
閾値以下に保つ必要がある。
【0012】図10は、我々(発明者)の測定による第
2高調波の透過率と第2高調波パワー密度の関係を示し
たものである。第2高調波パワー密度が増加するに従
い、透過率が低下する傾向が見受けられる。この測定結
果から、第2高調波の透過率が低下しない第2高調波パ
ワー密度であるグレートラックによるダメージ閾値を約
50MWと見積もることができる。
【0013】図11は、Springer Serie
s in Optical Sciences Vo
l.1、「Solid−State Laser En
gineering第4版」Walter Koech
ner著(1995年ドイツSpringer社発行)
567ページに示された変換効率の結晶長依存性を示す
図である。
【0014】図11において、lcは、次の式3で表さ
れる。
【0015】 lc=λ1/4(n2−n1) ・・・式2
【0016】理想的な状態、即ち、位相不整合量△kが
ゼロのとき、即ち、lcが無限大になる場合には、式1
の最後の項「sin(△kl/2)/△kl/2」が1に
なるので、KTPの結晶長lが長いほど変換効率は高く
なる。しかし、一般に位相不整合量△kは有限な値を持
つ。その場合、KTPの結晶長lが大きいほど式1の最
後の項が小さくなり、変換効率も低下する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
KTP結晶を用いる波長変換の動作原理においては、基
本波のパワー密度を高くしすぎると、基本波、第2高調
波の吸収が増大するため、熱的な材料破壊が生じる。ま
た、KTPの結晶長を長くしすぎると、有限な位相不整
合量のため変換効率が低下する。したがって、第2高調
波を効率よく取り出すために、KTPの結晶長を十分に
長く、基本波のパワー密度を十分に高くできないという
問題点があった。
【0018】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、簡単な構成で、波長変換効率を高
くすることができる波長変換器を得ることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る波長変換
器は、基本波と前記基本波の一部を変換して前記基本波
と異なった波長をもつ変換波を前記基本波の光軸上に出
射する第1の非線形材料、及び前記第1の非線形材料か
ら出射した前記基本波と前記変換波を分離する第1の波
長分離手段を有する第1の波長変換分離装置と、前記分
離された基本波のビーム径を変換するビーム径変換手段
と、前記ビーム径変換手段から出力された基本波と前記
基本波の一部を変換して前記基本波と異なった波長をも
つ変換波を前記基本波の光軸上に出射する第2の非線形
材料、及び前記第2の非線形材料から出射した前記基本
波と前記変換波を分離する第2の波長分離手段を有する
第2の波長変換分離装置とを備えたものである。
【0020】この発明に係る波長変換器は、基本波と前
記基本波の一部を変換して前記基本波と異なった波長を
もつ変換波を前記基本波の光軸上に出射する非線形材料
と、前記非線形材料から出射した前記基本波と前記変換
波を分離し前記基本波を前記非線形材料に再び出力する
第1の反射装置、及び前記基本波のビーム径を変換する
第1のビーム径変換手段を有する第1の基本波分離調整
装置と、前記非線形材料に対して前記第1の基本波分離
調整装置とは反対側に設けられ、前記非線形材料から出
射した前記基本波と前記変換波を分離し前記基本波を前
記非線形材料に再び出力する第2の反射装置、及び前記
基本波のビーム径を変換する第2のビーム径変換手段を
有する第2の基本波分離調整装置とを備えたものであ
る。
【0021】この発明に係る波長変換器は、基本波と前
記基本波の一部を変換して前記基本波と異なった波長を
もつ変換波を前記基本波の光軸上に出射する非線形材料
と、前記非線形材料から出射した前記基本波と前記変換
波を分離し前記基本波を前記非線形材料に再び出力する
とともに、前記基本波のビーム径を変換する第1の反射
装置を有する第1の基本波分離調整装置と、前記非線形
材料に対して前記第1の基本波分離調整装置とは反対側
に設けられ、前記非線形材料から出射した前記基本波と
前記変換波を分離し前記基本波を前記非線形材料に再び
出力するとともに、前記基本波のビーム径を変換する第
2の反射装置を有する第2の基本波分離調整装置とを備
えたものである。
【0022】この発明に係る波長変換器は、基本波と前
記基本波の一部を変換して前記基本波と異なった波長を
もつ変換波を出射する非線形材料と、前記非線形材料の
両側に第1及び第2の反射面を有し、前記第1の反射面
と前記第2の反射面の間で前記基本波のみを選択的に反
射するとともに前記変換波を透過する反射装置とを備え
たものである。
【0023】また、この発明に係る波長変換器は、さら
に、前記非線形材料により変換され前記波長分離手段に
より分離された変換波を集光するビーム集光手段と、前
記集光された変換波を伝送する光伝送手段とを備えたも
のである。
【0024】また、この発明に係る波長変換器は、さら
に、前記非線形材料により変換され前記反射装置により
分離された変換波を集光するビーム集光手段と、前記集
光された変換波を伝送する光伝送手段とを備えたもので
ある。
【0025】また、この発明に係る波長変換器は、さら
に、前記非線形材料により変換され前記基本波分離調整
装置により分離された変換波を集光するビーム集光手段
と、前記集光された変換波を伝送する光伝送手段とを備
えたものである。
【0026】さらに、この発明に係る波長変換器は、前
記非線形材料が、KTP結晶であり、基本波と前記基本
波の一部を変換して第2高調波を出射するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る波長変換器について図面を参照しながら説
明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る波長変
換器の構成を示す図である。また、図2は、座標軸に対
するなす角「θ」及び「φ」を示したもので、結晶軸を
z軸、入射する基本波のz軸に対するなす角をθ、入射
する基本波のx−y平面上の成分とx軸に対するなす角
をφとしてある。なお、各図中、同一符号は同一又は相
当部分を示す。
【0028】図1において、20は波長変換分離装置で
ある。また、21a及び21bは基本波と入射した基本
波を変換して第2高調波を出射する第1および第2の非
線形材料であるタイプ2のKTP結晶で、θが90度、
φは位相不整合量が0になる角度、すなわち位相整合角
と呼ばれる結晶固有の値になるように設置する。
【0029】さらに、同図において、22は第2高調波
を反射し、基本波を透過する波長分離反射面を備えた波
長分離反射鏡、23は基本波のビーム半径を変換するビ
ーム径変換手段としてのテレスコープである。
【0030】本実施の形態1は、KTP結晶21aまた
は21bと、波長分離反射鏡22とで構成された波長変
換分離装置20を基本波の光軸上に少なくとも2つ以上
配置するとともに、各波長変換分離装置20の間にテレ
スコープ23を設置したものである。
【0031】次に、動作について説明する。光路L1を
進む基本波は、水平および垂直成分が等価となるような
偏光で、かつ生成される第2高調波のパワー密度を結晶
のダメージ閾値である50MW/cm2に押さえるパワ
ーでKTP結晶21aに入射される。その入射した基本
波の一部は、第2高調波へと波長変換される。
【0032】その後、第2高調波は、波長分離反射鏡2
2によって光路L2に出力され、基本波は光路L3に進
む。そのKTP結晶21aから出射した基本波の偏光状
態は入射前と等しいが、第2高調波の生成によってパワ
ーの一部を失っているので入射した基本波よりもパワー
密度は低い。
【0033】そこで、テレスコープ23でビーム径が調
節され、第2高調波のパワー密度は結晶のダメージ閾値
である50MW/cm2に回復される。その基本波は、
再びKTP結晶21bで波長変換される。
【0034】このような波長変換分離装置20を基本波
光軸上に複数個設置した波長変換器は、KTP結晶21
aによって変換されなかった基本波を、再びKTP結晶
21bで波長変換に使用するため、入射した基本波に対
して出力される第2高調波のパワー比率が高い。また、
テレスコープ23によりKTP結晶21bに入射する基
本波のパワー密度を調節できるため、ダメージ閾値に保
つことができ、一回の変換効率を最大値に維持できる。
さらに、簡単な構成で高効率な波長変換が可能である。
【0035】なお、上記の形態ではビーム径変換手段と
してテレスコープ23を用いたが、レンズを使用しても
よい。この場合、レンズはx−y平面上で曲率をもつ円
筒状の凸面レンズを用いる。位相不整合量は、KTP結
晶21a、21bの結晶軸と基本波の入射軸とのなす
角、すなわちθとφに依存する。一般に、θ方向は入射
軸の角度ずれによる位相不整合量の増大が大きく、φ方
向は比較的少ない。したがって、z方向のビーム径が変
化する場合、ビームの中心軸はφが90度に合っていて
もビームの外側は90度からずれが生じ、変換効率の低
下を招く。本形態でビーム径変換手段としてx−y平面
上で曲率をもつ円筒状の凸面レンズを用いた場合、入射
する基本波はz方向にはほぼ平行に伝搬するため、θ方
向の角度ずれが少なく位相不整合量の増加が防止され
る。さらに、x−y平面上では集光されるためパワー密
度を回復できる。
【0036】また、上記の形態では非線形材料としてK
TP結晶を用いたが、他の非線形材料でLBO結晶(L
iB35)、BBO結晶(β−BaB24)、CLBO
結晶(CsLiB610)を用いても同様の効果が得ら
れる。
【0037】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る波長変換器について図面を参照しながら説明する。
図3は、この発明の実施の形態2に係る波長変換器の構
成を示す図である。また、図4は、この発明の実施の形
態2に係る波長変換器のホロープリズムを説明する図で
ある。
【0038】図3において、21はタイプ2のKTP結
晶でθが90度、φは位相整合角に設置する。また、2
4及び25はKTP結晶21から出射した基本波が、そ
れと平行に上記KTP結晶21に再び入射するように互
いに直交した第1及び第2の平面反射鏡であり、第1の
平面反射鏡24には基本波のみを選択的に反射し、第2
高調波は透過する波長分離反射面が使われている。テレ
スコープ23は第2の平面反射鏡25とKTP結晶21
の間に設置する。
【0039】本形態では、上記第1及び第2の平面反射
鏡24及び25と、テレスコープ23で構成された基本
波分離調整装置20aを少なくとも2つ以上設置したも
のである。
【0040】次に、動作について説明する。光路L4を
進む基本波を水平および垂直成分が等価となるような偏
光で、かつ生成される第2高調波のパワー密度を結晶の
ダメージ閾値である50MW/cm2に押さえるパワー
でKTP結晶21に入射する。その入射した基本波の一
部は、第2高調波に変換される。
【0041】その後、第2高調波は第1の平面反射鏡2
4によって光路L5に出力され、基本波は光路L6に進
む。光路L6を進む基本波は、第2の平面反射鏡25に
よって全反射される。その基本波は、テレスコープ23
によってビーム径を調整され、パワー密度を50MW/
cm2に保った状態で再びKTP結晶21に入射する。
以後の動作は上記と同様である。
【0042】このような基本波分離調整装置20aを基
本波光軸上に複数個設置した波長変換器は、1度目の波
長変換によって変換されなかった基本波を用いて再び波
長変換を行うため、入射した基本波に対して出力される
第2高調波のパワー比率が高い。また、テレスコープ2
3によりKTP結晶21に入射する基本波のパワー密度
を調節できるため、ダメージ閾値に保つことができ、一
回の変換効率を最大値に維持できる。さらに、この波長
変換器は、KTP結晶21を1つのみ使用し、そのKT
P結晶21に複数回入射する基本波は互いに平行になっ
ているため、複数のKTP結晶を独立に設置する場合よ
りもアライメントの調整量が少なくて済む。また、波長
変換器全体を小型化することができる。
【0043】なお、上記の形態ではKTP結晶21から
出射した基本波を同一のKTP結晶21に再び入射させ
るために第1および第2の平面反射鏡24、25とを使
用していたが、代わりに図4に示すように、ホロープリ
ズムを使用しても良い。このホロープリズムは、互いに
直交して接続された第1および第2の反射面24a、2
5aを有するものである。第1の反射面24aに入射し
た光は全反射され、その反射光は第2の反射面25aに
よって入射光と平行で逆方向に全反射される。このよう
なホロープリズムを用いた波長変換器は、KTP結晶2
1から出射した基本波は必ず出射した基本波に対して平
行にKTP結晶21へ再び入射されるため軸ずれが生じ
にくく、安定した変換効率が得られる。
【0044】また、上記の形態ではビーム径変換手段と
してテレスコープ23を用いたが、レンズを使用しても
よい。この際、レンズはx−y平面上で曲率をもつ円筒
状の凸面レンズを用いる。
【0045】また、上記の形態では第1の平面反射鏡2
4に波長分離反射面を設けていたが、代わりに第2の平
面反射鏡25に設けてもよい。
【0046】また、テレスコープ23は第2の平面反射
鏡25とKTP結晶21の間に設置していたが、代わり
にKTP結晶21と第1の平面反射鏡24との間、もし
くは第1の平面反射鏡24と第2の平面反射鏡25との
間に設置してもよい。これらの場合でも同様の効果が得
られる。
【0047】さらに、上記の形態では非線形材料として
KTP結晶を用いたが、他の非線形材料でLBO結晶
(LiB35)、BBO結晶(β−BaB24)、CL
BO結晶(CsLiB610)を用いても同様の効果が
得られる。
【0048】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る波長変換器について図面を参照しながら説明する。
図5は、この発明の実施の形態3に係る波長変換器の構
成を示す図である。
【0049】図5において、KTP結晶21はθが90
度、φは位相整合角に設置する。また、26及び27は
KTP結晶21から出射した基本波が、それと平行に上
記KTP結晶21へ再び入射するように配置した第1お
よび第2の凹面反射鏡であり、第1および第2の凹面反
射鏡26、27はx−y平面上で曲率をもつ円筒状の凹
面反射面を使用しており、第1の凹面反射鏡26には基
本波のみを選択的に反射し、第2高調波は透過する波長
分離反射面を有している。
【0050】本実施の形態3は、上記第1および第2の
凹面反射鏡26、27で構成される基本波分離調整装置
20bを基本波の光軸上に少なくとも2つ以上を配置し
たものである。
【0051】次に、動作について説明する。光路L9を
進む基本波を水平および垂直成分が等価となるような偏
光で、かつ生成される第2高調波のパワー密度を結晶の
ダメージ閾値である50MW/cm2に押さえるパワー
でKTP結晶21に入射する。その入射した基本波の一
部は、第2高調波に変換され、光路L10に出射され
る。その基本波と第2高調波から構成されるKTP結晶
21からの出力光は、第1の凹面反射鏡26によって第
2高調波は光路L11に出力され、基本波は光路L12
に進む。
【0052】その光路L12を進む基本波は、第2の凹
面反射鏡27によって全反射される。その後、光路L1
3を進む基本波は、光路L10に対して平行にKTP結
晶21へ再び入射し、波長変換される。以後の動作は上
記と同様である。
【0053】このような波長変換器は、1度目の波長変
換によって変換されなかった基本波を用いて再び波長変
換を行うため、入射した基本波に対して出力される第2
高調波のパワー比率が高い。また、KTP結晶21へ入
射する基本波は、第1および第2の凹面反射鏡26、2
7によってz方向にはほぼ平行に伝搬するが、x−y平
面上では集光されるためにパワー密度は増加する。した
がって、適当な曲率を持ったレンズを用いることによ
り、KTP結晶21に入射する基本波のビーム径を調節
してをダメージ閾値に保つことができる。さらに、新た
なビーム径変更手段を必要としないので小型化できる。
【0054】なお、上記の形態では第1および第2の凹
面反射鏡26、27を用いたが、KTP結晶21に入射
する基本波を平行光にするように一方を球面状の凹面反
射鏡、もう一方を球面状の凸面反射鏡を用いてもよい。
この場合、KTP結晶21中を通過する基本波が平行光
のためにビーム径の変化による位相不整合量の増加は起
きず、かつビーム径を変換することができる。
【0055】また、上記の形態では第1の凹面反射鏡2
6に波長分離反射面を設けていたが、代わりに第2の凹
面反射鏡27に設けてもよい。この場合でも同様な効果
が得られる。
【0056】さらに、上記の形態では非線形材料として
KTP結晶を用いたが、他の非線形材料でLBO結晶
(LiB35)、BBO結晶(β−BaB24)、CL
BO結晶(CsLiB610)を用いても同様の効果が
得られる。
【0057】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る波長変換器について図面を参照しながら説明する。
図6は、この発明の実施の形態4に係る波長変換器の構
成を示す図である。
【0058】図6において、28及び29は平行に配置
された第1および第2の平面反射鏡であり、第2の平面
反射鏡29には基本波のみを選択的に反射し、第2高調
波は透過する波長分離反射面が設けられている。また、
上記第1の平面反射鏡28と第2の平面反射鏡29との
間にKTP結晶21が設けられている。
【0059】本実施の形態4は、第1の平面反射鏡2
8、KTP結晶21及び第2の平面反射鏡29を光学的
に接触させて一体化したものである。
【0060】次に、動作について説明する。光路L15
を進む基本波を水平および垂直成分が等価となるような
偏光で、かつ生成される第2高調波のパワー密度を結晶
のダメージ閾値である50MW/cm2に押さえるパワ
ーでKTP結晶21に入射する。その入射した基本波の
一部は、第2高調波に変換される。
【0061】その第2高調波は第2の平面反射鏡29に
よって光路L16に出力され、残りの基本波は第2の平
面反射鏡29によって光路L17に進路を変え、再びK
TP結晶21に入射する。再びKTP結晶21に入射し
た基本波は、第1の平面反射鏡28によって光路18に
反射され、再びKTP結晶21に入射する。以後の動作
は上記と同様である。
【0062】このような波長変換器は、1度目の波長変
換によって変換されなかった基本波を用いて再び波長変
換を行うため、入射した基本波に対して出力される第2
高調波のパワー比率が高い。また、上記波長変換器を一
体化しているために光軸がずれにくく、安定したビーム
出力を得ることができる。
【0063】なお、上記の形態では第2の平面反射鏡2
9のみに波長分離反射面を設けていたが、第1および第
2の平面反射鏡28、29のいずれか、または両方に設
けてもよい。
【0064】また、光路L15に、片面が平面でもう一
方の面がx−y平面上で曲率をもつ円筒状の凸面レンズ
を用いてもよい。このような凸面レンズを含む波長変換
器において、基本波はKTP結晶21内を通過中に波長
変換によってパワーは減少するが、集光しながら進むた
めにパワー密度が回復し、高い変換効率が得られる。
【0065】さらに、上記の形態では非線形材料として
KTP結晶を用いたが、他の非線形材料でLBO結晶
(LiB35)、BBO結晶(β−BaB24)、CL
BO結晶(CsLiB610)を用いても同様の効果が
得られる。
【0066】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る波長変換器について図面を参照しながら説明する。
図7は、この発明の実施の形態5に係る波長変換器の構
成を示す図である。
【0067】図7において、30a及び30bは実施の
形態2による波長変換器の出力した第2高調波を集光す
るビーム集光手段としての第1および第2のレンズ、3
1a及び31bは光伝送手段としての第1および第2の
ファイバ入力装置、32a及び32bは第1および第2
のファイバである。
【0068】光路L5に出力された第2高調波は、レン
ズ30aで集光され、ファイバ入力装置31aで第1の
ファイバ32aに入力される。また、光路L24に出力
された第2高調波は、レンズ30bで集光され、ファイ
バ入力装置31bで第2のファイバ32bに入力され
る。このような波長変換器は任意の場所に高効率な第2
高調波を伝送させることができる。
【0069】なお、上記実施の形態5では実施の形態2
の波長変換器を用いていたが、実施の形態1、3、4に
も使用してもよく、同様の効果が得られる。
【0070】また、実施の形態1、2、4で円筒状の凸
レンズを用いて基本波を集光させた波長変換器および実
施の形態3で凹面反射鏡のみ用いた波長変換器は、レン
ズ30a、30bの前に第2高調波を平行光にする円筒
状の凹レンズを設置する。
【0071】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係る波長変換器について図面を参照しながら説明する。
図8は、この発明の実施の形態6に係る波長変換器の構
成を示す図である。
【0072】図8において、33は実施の形態4による
波長変換器の出力した複数の第2高調波を集光するビー
ム集光手段としてのレンズであり、光路L16、L2
5、L26に出力された第2高調波はレンズ33により
集光され、ファイバ入力装置34でファイバ36に入力
される。
【0073】KTP結晶21は、各光路L16、L2
5、L26の第2高調波の位相が揃うような結晶長で使
用している。このような波長変換器は任意の場所に高効
率な第2高調波を伝送させることができる。また、複数
の第2高調波を一つのレンズ33で、ファイバ入力装置
34に集光させているため、光軸のアライメントが簡単
になり、安価である。
【0074】なお、上記実施の形態6では実施の形態4
の第2の平面反射鏡29のみに波長分離反射面を設けた
波長変換器を用いていたが、第1および第2の平面反射
鏡28、29の両方に波長分離反射面を設けた波長変換
器にも使用してよい。この場合、レンズ33、ファイバ
入力装置34を第1および第2の平面反射鏡28、29
の両方に設置する。
【0075】また、実施の形態4において、円筒状の凸
レンズを用いて基本波を集光させた波長変換器は、レン
ズ33の前に第2高調波を平行光にする円筒状の凹レン
ズを設置する。
【0076】
【発明の効果】この発明に係る波長変換器は、以上説明
したとおり、基本波と前記基本波の一部を変換して前記
基本波と異なった波長をもつ変換波を前記基本波の光軸
上に出射する第1の非線形材料、及び前記第1の非線形
材料から出射した前記基本波と前記変換波を分離する第
1の波長分離手段を有する第1の波長変換分離装置と、
前記分離された基本波のビーム径を変換するビーム径変
換手段と、前記ビーム径変換手段から出力された基本波
と前記基本波の一部を変換して前記基本波と異なった波
長をもつ変換波を前記基本波の光軸上に出射する第2の
非線形材料、及び前記第2の非線形材料から出射した前
記基本波と前記変換波を分離する第2の波長分離手段を
有する第2の波長変換分離装置とを備えたので、1度目
の波長変換によって変換されなかった基本波を再び波長
変換に用いることができ、全体としての変換効率が向上
する。また、ビーム径変換手段により非線形材料に入射
する基本波のパワー密度を調節してダメージ閾値に保つ
ことができるため、変換効率を最大値に維持できる。さ
らに、簡単な構成で高効率な波長変換が可能であるとい
う効果を奏する。
【0077】この発明に係る波長変換器は、以上説明し
たとおり、基本波と前記基本波の一部を変換して前記基
本波と異なった波長をもつ変換波を前記基本波の光軸上
に出射する非線形材料と、前記非線形材料から出射した
前記基本波と前記変換波を分離し前記基本波を前記非線
形材料に再び出力する第1の反射装置、及び前記基本波
のビーム径を変換する第1のビーム径変換手段を有する
第1の基本波分離調整装置と、前記非線形材料に対して
前記第1の基本波分離調整装置とは反対側に設けられ、
前記非線形材料から出射した前記基本波と前記変換波を
分離し前記基本波を前記非線形材料に再び出力する第2
の反射装置、及び前記基本波のビーム径を変換する第2
のビーム径変換手段を有する第2の基本波分離調整装置
とを備えたので、1度目の波長変換によって変換されな
かった基本波を再び波長変換に用いることができ、全体
としての変換効率が向上する。また、ビーム径変換手段
により非線形材料に入射する基本波のパワー密度を調節
してダメージ閾値に保つことができるため、変換効率を
最大値に維持できる。また、この波長変換器は非線形材
料を1つのみ使用して、非線形材料に複数回入射する基
本波は互いに平行になっているため、非線形材料が複数
個ある場合よりもアライメントの調整量が少なくてす
む。さらに、装置全体を小型化することができるという
効果を奏する。
【0078】この発明に係る波長変換器は、以上説明し
たとおり、基本波と前記基本波の一部を変換して前記基
本波と異なった波長をもつ変換波を前記基本波の光軸上
に出射する非線形材料と、前記非線形材料から出射した
前記基本波と前記変換波を分離し前記基本波を前記非線
形材料に再び出力するとともに、前記基本波のビーム径
を変換する第1の反射装置を有する第1の基本波分離調
整装置と、前記非線形材料に対して前記第1の基本波分
離調整装置とは反対側に設けられ、前記非線形材料から
出射した前記基本波と前記変換波を分離し前記基本波を
前記非線形材料に再び出力するとともに、前記基本波の
ビーム径を変換する第2の反射装置を有する第2の基本
波分離調整装置とを備えたので、新たなビーム径変換装
置が不要となり、波長変換器全体を小型化できるという
効果を奏する。
【0079】この発明に係る波長変換器は、以上説明し
たとおり、基本波と前記基本波の一部を変換して前記基
本波と異なった波長をもつ変換波を出射する非線形材料
と、前記非線形材料の両側に第1及び第2の反射面を有
し、前記第1の反射面と前記第2の反射面の間で前記基
本波のみを選択的に反射するとともに前記変換波を透過
する反射装置とを備えたので、非線形材料によって変換
されなかった基本波を同一の非線形材料で再び波長変換
を行うことができ、全体としての変換効率が向上すると
いう効果を奏する。
【0080】また、この発明に係る波長変換器は、以上
説明したとおり、さらに、前記非線形材料により変換さ
れ前記波長分離手段により分離された変換波を集光する
ビーム集光手段と、前記集光された変換波を伝送する光
伝送手段とを備えたので、任意の場所に高効率な第2高
調波を伝送させることができるという効果を奏する。
【0081】また、この発明に係る波長変換器は、以上
説明したとおり、さらに、前記非線形材料により変換さ
れ前記反射装置により分離された変換波を集光するビー
ム集光手段と、前記集光された変換波を伝送する光伝送
手段とを備えたので、任意の場所に高効率な第2高調波
を伝送させることができるという効果を奏する。
【0082】また、この発明に係る波長変換器は、以上
説明したとおり、さらに、前記非線形材料により変換さ
れ前記基本波分離調整装置により分離された変換波を集
光するビーム集光手段と、前記集光された変換波を伝送
する光伝送手段とを備えたので、任意の場所に高効率な
第2高調波を伝送させることができるという効果を奏す
る。
【0083】さらに、この発明に係る波長変換器は、以
上説明したとおり、前記非線形材料が、KTP結晶であ
り、基本波と前記基本波の一部を変換して第2高調波を
出射するので、1度目の波長変換によって変換されなか
った基本波を再び波長変換に用いることができ、全体と
しての変換効率が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る波長変換器の
構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る波長変換器の
座標軸に対してなす角θ、φを説明するための図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る波長変換器の
構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る波長変換器の
ホロープリズムを説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る波長変換器の
構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係る波長変換器の
構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5に係る波長変換器の
構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態6に係る波長変換器の
構成を示す図である。
【図9】 従来の非線形材料を用いた波長変換の概略を
示す構成図である。
【図10】 第2高調波の透過率と第2高調波パワー密
度の関係を示すグラフである。
【図11】 変換効率の結晶長依存性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
20 波長変換分離装置、20a 基本波分離調整装
置、20b 基本波分離調整装置、21a 第1のKT
P結晶、21b 第2のKTP結晶、21c 第1の結
晶面、21d 第2の結晶面、22 波長分離反射鏡、
23 テレスコープ、24 第1の平面反射鏡、25
第2の平面反射鏡、26 第1の凹面反射鏡、27 第
2の凹面反射鏡、28 第1の平面反射鏡、29 第2
の平面反射鏡、30a 第1のレンズ、30b 第2の
レンズ、31a 第1のファイバ入力装置、31b 第
2のファイバ入力装置、32a 第1のファイバ、32
b第2のファイバ、33 レンズ、34 ファイバ入力
装置、35 ファイバ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本波と前記基本波の一部を変換して前
    記基本波と異なった波長をもつ変換波を前記基本波の光
    軸上に出射する第1の非線形材料、及び前記第1の非線
    形材料から出射した前記基本波と前記変換波を分離する
    第1の波長分離手段を有する第1の波長変換分離装置
    と、 前記分離された基本波のビーム径を変換するビーム径変
    換手段と、 前記ビーム径変換手段から出力された基本波と前記基本
    波の一部を変換して前記基本波と異なった波長をもつ変
    換波を前記基本波の光軸上に出射する第2の非線形材
    料、及び前記第2の非線形材料から出射した前記基本波
    と前記変換波を分離する第2の波長分離手段を有する第
    2の波長変換分離装置とを備えたことを特徴とする波長
    変換器。
  2. 【請求項2】 基本波と前記基本波の一部を変換して前
    記基本波と異なった波長をもつ変換波を前記基本波の光
    軸上に出射する非線形材料と、 前記非線形材料から出射した前記基本波と前記変換波を
    分離し前記基本波を前記非線形材料に再び出力する第1
    の反射装置、及び前記基本波のビーム径を変換する第1
    のビーム径変換手段を有する第1の基本波分離調整装置
    と、 前記非線形材料に対して前記第1の基本波分離調整装置
    とは反対側に設けられ、前記非線形材料から出射した前
    記基本波と前記変換波を分離し前記基本波を前記非線形
    材料に再び出力する第2の反射装置、及び前記基本波の
    ビーム径を変換する第2のビーム径変換手段を有する第
    2の基本波分離調整装置とを備えたことを特徴とする波
    長変換器。
  3. 【請求項3】 基本波と前記基本波の一部を変換して前
    記基本波と異なった波長をもつ変換波を前記基本波の光
    軸上に出射する非線形材料と、 前記非線形材料から出射した前記基本波と前記変換波を
    分離し前記基本波を前記非線形材料に再び出力するとと
    もに、前記基本波のビーム径を変換する第1の反射装置
    を有する第1の基本波分離調整装置と、 前記非線形材料に対して前記第1の基本波分離調整装置
    とは反対側に設けられ、前記非線形材料から出射した前
    記基本波と前記変換波を分離し前記基本波を前記非線形
    材料に再び出力するとともに、前記基本波のビーム径を
    変換する第2の反射装置を有する第2の基本波分離調整
    装置とを備えたことを特徴とする波長変換器。
  4. 【請求項4】 基本波と前記基本波の一部を変換して前
    記基本波と異なった波長をもつ変換波を出射する非線形
    材料と、 前記非線形材料の両側に第1及び第2の反射面を有し、
    前記第1の反射面と前記第2の反射面の間で前記基本波
    のみを選択的に反射するとともに前記変換波を透過する
    反射装置とを備えたことを特徴とする波長変換器。
  5. 【請求項5】 さらに、前記非線形材料により変換され
    前記波長分離手段により分離された変換波を集光するビ
    ーム集光手段と、 前記集光された変換波を伝送する光伝送手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の波長変換器。
  6. 【請求項6】 さらに、前記非線形材料により変換され
    前記反射装置により分離された変換波を集光するビーム
    集光手段と、 前記集光された変換波を伝送する光伝送手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項2又は4記載の波長変換器。
  7. 【請求項7】 さらに、前記非線形材料により変換され
    前記基本波分離調整装置により分離された変換波を集光
    するビーム集光手段と、 前記集光された変換波を伝送する光伝送手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の波長変換器。
  8. 【請求項8】 前記非線形材料は、KTP結晶であり、
    基本波と前記基本波の一部を変換して第2高調波を出射
    することを特徴とする請求項1から請求項4までのいず
    れかに記載の波長変換器。
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