JPH05119364A - Ii型位相整合におけるポインテイング・ベクトル分離の補償 - Google Patents

Ii型位相整合におけるポインテイング・ベクトル分離の補償

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JPH05119364A
JPH05119364A JP4088088A JP8808892A JPH05119364A JP H05119364 A JPH05119364 A JP H05119364A JP 4088088 A JP4088088 A JP 4088088A JP 8808892 A JP8808892 A JP 8808892A JP H05119364 A JPH05119364 A JP H05119364A
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phase matching
incidence
crystal
axis
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JP4088088A
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John L Nightingale
ジヨン・ローレンス・ナイチンゲール
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Coherent Inc
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • H01S3/106Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating by controlling devices placed within the cavity
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    • H01S3/109Frequency multiplication, e.g. harmonic generation
    • GPHYSICS
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/35Non-linear optics
    • G02F1/37Non-linear optics for second-harmonic generation
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Abstract

(57)【要約】 レーザ・ビームに関連する非線形相互作用のための装置
及び方法。 【目的】共振環幾何学配置と共に単一通路幾何学配置に
おいてもII型位相整合の変換効率を相互作用倍加に関し
て改善することができる。これに加えて、加減周波数発
生のような他の非線形相互作用をも改善することができ
る。また、位相整合を必要とする、非線形相互作用とは
無関係な複屈折結晶を通るビームの伝送の特性を改善す
ることもできる。 【構成】ビームの2つの偏光状態に関連するポインティ
ング・ベクトル間の角度差を材料中で作り出すことので
きる形式の、入射面を具える複屈折結晶材料と、波ベク
トルの角度差によってポインティング・ベクトルの角度
差を補償するように入射角を選択して、入射面で生じる
屈折効果によって2つの偏光状態に関連する該波ベクト
ルの角度差を作り出すように、入射面に関して傾斜入射
角で該ビームを材料に入射するための装置であって、材
料の結晶軸が入射面に関して位相整合の要件を実質的に
満足すべく配向されている装置とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポインティング・ベクト
ル分離効果を補償することによって、KTPにおけるよ
うなII型位相整合の効率を改良することに関する。
【0002】
【従来の技術】種々の複屈折結晶を用いて入射レーザ・
ビームの周波数を倍加できることは周知である。効率的
な周波数変換のためには、位相整合の条件が満足されな
ければならない。位相整合の条件を達成する方法に基づ
いて、第2次高調波の相互作用はI型とII型とに類別さ
れる。I型位相整合において、入射する基本波ビーム
は、線形に偏光され、倍加の効率を最大化するために1
つの偏光固有状態のみを励起するように構成される。こ
れと対照的に、II型位相整合において効率を最大化する
ためには、入射する基本波ビームは両方の結晶偏光固有
状態を均等に励起するように構成される。これは、線形
又は楕円偏波光を適切にに配向するか、若しくは円偏波
光を用いることによって達成できる。
【0003】
【従来の技術】典型的なI型位相整合に関しては、基本
波及び第2次高調波ビームの波ベクトルは共線である。
基本波ビームによって1つの偏光固有状態が励起され、
第2次高調波ビームは直角偏光固有状態の中で発生され
る。典型的なII型位相整合においては、総ての波ベクト
ルは共線であるが、しかしここでは、2つの励起された
偏光固有状態(添え字1及び2で表される)と、これら
の偏光固有状態の1つにおいて発生される第2次高調波
ビームとが存在するので、状況は一層複雑である。
【0004】I型とII型非線形相互作用の何れに関して
も効率的に第2次高調波を発生させるためには、位相整
合の条件が満足されなければならない。II型位相整合の
位相整合条件は、数学的に以下のように表現される。す
なわち、k (ω)が直角偏光入射ビームを指示
し、k (2ω)が第2次高調波ビームの波ベクト
ルを指示するとして、 k (ω)+k (ω)=k (2ω)又はk (2ω) (1) 表現上簡潔にするために、以下の考察においては基本波
ビームを指示する際に(ω)の上付き文字を省略する。
第2次高調波ビーム(1又は2)の偏光状態は、結晶の
複屈折の方向に依存する。
【0005】典型的には上記の表現において総ての波ベ
クトルは共線であるが、しかし、各ビームに関連する流
れの方向(ポインティング・ベクトル s)は波ベクト
ルkに対して一般的に共線ではない。更に、もしビーム
の進行の方向が結晶の光軸に対して平行でないならば、
ポインティング・ベクトル、すなわちsの方向は波ベク
トルkと異なる。これら2つのベクトルの間の分離(wal
k-off)角ρは、Dを変位ベクトル、Eをビームの電界ベ
クトルとして、 ρ=arctan|D×E/(D・E)| (2) と定義される。結晶の複屈折及び分散のために、屈折指
数は各ビームに関して異なり、その結果、各ビームは違
った形で伝搬される。したがって、各ポインティング・
ベクトルに関する分離角ρは、一般に異なった大きさと
異なった方向を有する。
【0006】この現象は1図に示されている。1図にお
いて、ブロック10はII型位相整合のために配向された
結晶を表している。入射ビームは入射面に対して垂直に
結晶に入射する。直角変位電界ベクトルD及びD
関連する波ベクトルk及びkは、入射する基本ビー
ムに対して共線で進む。しかし、2つのポインティング
・ベクトルs及びsの各々は、関連する波ベクトル
に対してそれぞれ角度ρ及びρだけ分離されてい
る。基本波長の光エネルギが結晶から出る時、これらの
2つのポインティング・ベクトルは平行になってはいる
が距離dだけ分離されている。ビームのパワーの進行の
実際の方向はこれらのポインティング・ベクトルによっ
て決定されるが、ビームの位相正面に対して直角な方向
はこれらの波ベクトルによって表されることを記憶して
置くべきであろう。
【0007】2図には、1064nmの基本ビームに対
してII型位相整合に配向されたKTP結晶中で一般に発
生する当該問題が示されている。この場合、入射する基
本ビーム22は、ポインティング・ベクトルsに関連
する分離がないように、波ベクトルk(偏光状態D
と関連する)を結晶学的軸に整列させる方法で配向され
ている。しかし、D偏光状態に関して屈折指数が異な
っているため、k波ベクトルとsポインティング・
ベクトルとの間に非0の分離角ρが存在する。ここで発
生された第2高調波は添字1の偏光状態にあり、またこ
れらの2つの基本ベクトルと共線である関連する波ベク
トルからの分離をも生じる。先行の論文では、第2高調
波k (2ω)及びs 2ω)ベクトルとの間の分離を
この非線形相互作用としてしばしば指示している。しか
し、上で論じたように、この相互作用に関係するこれら
3つのビームの2つが分離を生じるので、この状態は実
際には一層複雑である。このエネルギの流れがKTP結
晶から出ると、2つのポインティング・ベクトル(s
及びs)はもう一度平行になるが、距離dだけ分離さ
れている。2つの基本ビームのポインティング・ベクト
ルの1つのみが関連する波ベクトルからの分離を生じる
状態を参照して本発明を叙述するが、本発明は1図に示
されている更に一般的な状態に対しても等しく適用可能
である。
【0008】KTPにおけるポインティング・ベクトル
の分離効果は周知であり、これを計算することもでき
る。例えば、1064nmの光に関してビームが23.
32°の最適位相整合角度に沿って方向付けされている
KTP結晶中では、kとsとの間の分離角ρは約
0.2°となる。結晶の長さを5mmであると仮定し、
が分離を受けないことを思い起こすと、間隔d、又
は結晶を出ていく際のベクトル間の分離は、約17μm
になる。第2高調波ビームに関しては、結晶の分散のた
めにk (2ω)とs (2ω)との間の分離はやや異
なり、約0.26°となる。
【0009】総ての形式のポインティング・ベクトル分
離は、第2高調波の相互作用においては望ましくない。
直角偏光基本ビームのポインティング・ベクトル分離
は、寄生的な相互作用損失を生じ、倍加効果を減じるの
で、第2高調波の相互作用の発生においてとりわけ望ま
しくない。例えば、ダイオード・ポンプ型相互作用周波
数倍加系で用いられるKTP結晶内でのビームの半径は
約50μmである。ポインティング・ベクトル分離が1
7μmであると仮定すると、著しいビームのひずみと偏
光状態の空間的変化が生じて効率の低下となることが分
かる。
【0010】先行技術の実施者は2つの方法でこの問題
に取り組んでいる。その第1では、結晶の長さを比較的
小さく維持して結晶を出る際のベクトル間の距離dを最
小化した。不具合なことに、倍加効果は結晶の長さに関
係するので、この方法では高い効率を得ることが妨げら
れる。
【0011】分離効果を最小化するもう1つの方法は、
ひずみ効果を最小化するようにビームの直径を大きくす
ることである。この後者の方法では、所与のパワーに対
して、結晶中のスポット・サイズが増大すると倍加効果
は低下するので、この後者の方法にもまた不利がある。
したがって、倍加効果を低下させることなくポインティ
ング・ベクトル分離の効果を最小化する方法を見付け出
すことが望まれよう。
【0012】もう1つの周知の現象は、傾斜入射角でビ
ームが材料の入射面に入る際に生じる偏光効果である。
特に光ビームの波ベクトルkは、入射角及び偏光角とを
境界面のいずれかにおける材料の屈折指数に関連ずける
スネルの法則に従って、入射通路から屈折する。
【0013】上で述べたように、複屈折結晶の場合に
は、これらの2つの偏光状態に関する屈折指数は異な
る。したがって、もし入射する基本ビームが傾斜入射角
で結晶に入射するならば、これらの2つの偏光状態に関
連する波ベクトル(k及びk)は異なった値で屈折
する。この効果の大きさは、結晶軸に対する境界面の配
向と入射光の入射角とによって支配される。先行の論文
では、この効果は複屈折であると時に指示されている。
不具合なことに、この複屈折という術語は、前記論文中
でポインティング・ベクトル分離と、これらの2つの明
らかな物理的効果の組み合わせとを参照することに用い
られてもいた。したがって、当出願においては明確化の
ために、当該効果を波ベクトル複屈折と呼ぶことにす
る。
【0014】3図では、この波ベクトル複屈折が説明さ
れている。3図においては、ポインティング・ベクトル
は説明されていない。ここで分かるように、光の基本ビ
ーム24は結晶10に傾斜入射角Θで入射する。2つの
波ベクトル、k及びkは異なる量で屈折し、この差
を中間の角度δとして表すことができる。これらの2つ
の偏光状態に関連するこの差の量の大きさは、Θを入射
角度、nをDに偏位した電界ベクトルに関する屈折
指数、nをDに偏位した電界ベクトルに関する屈折
指数、周囲の媒体(空気)の屈折指数を1として、以下
の数式、すなわち、 δ=arcsin(sinΘ/n)− arcsin(sinΘ/n) (3) で表される。以下で論じるように、結晶の軸と共に、ビ
ームの入射角度を入射面に関して適正に構成することに
よって、波ベクトル複屈折を用いてポインティング・ベ
クトルの分離を補償することができる。
【0015】先行技術においては、結晶の理想的な位相
整合を決定するに際して多大な努力が為されてきた。特
に、一定の方位があり、この方位によって位相整合条件
が満足される。一般的に、これらの方位の1つには最大
の効果を有する非線形係数が具っており、この方位は、
入射ビームをそれに沿って通過させて結晶の倍加効率が
最適化される方向である。上で述べたように、II型位相
整合に最も普遍的に用いられるKTPにおいて、共線的
な波ベクトルを用いて1064nmの光を倍加するため
の最適位相整合角度は、x軸から23.32°、y軸か
ら90°である。
【0016】先行技術の倍加系においては、入射面への
法線によってx軸から23.32°、z軸から90°の
角度が形成されるように結晶を製作していた。入射ビー
ムは、適正な位相整合を確実に達成すべく、結晶の入射
面への法線に向けられる。この幾何学的配置において
は、波ベクトルの複屈折は存在しない。以下で分かるよ
うに、本発明では、入射ビームを或る傾斜入射角度で入
射面に向けて、ポインティング・ベクトルの分離効果の
補償にその後用いることのできる波ベクトルの複屈折効
果を生じさせる形に、この先行技術の幾何学的配置を変
更する。これに加えて、結晶中を進む屈折ビームに関し
て最適位相整合を生じさせるべく結晶軸を入射面に対し
て配向する。
【0017】非線形光学相互作用についての更に完全な
形での背景情報に関しては、サンフランシスコのエズの
アカデミック1977年のP・G・ハーパーとB・S・
ウエアレットによる「非線形光学」の47ページから1
60ページ(Nonlinear Optics, P.G. Harper and B.S.
Wherett, Eds. San Francisco, CA: Academic, 1977pg
s. 48-160.) を参照されたい。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によって、II型位
相整合においてポインティング・ベクトル分離を補償す
るために用いられる新しい幾何学的配置が提案される。
上で述べたように、II型位相整合において倍加効率を最
大化するために、基本ビームは結晶内で典型的に結晶の
軸に整列していない最適角度に沿って方向付けられる。
したがって、パワーの流れの方向は、ポインティング・
ベクトルの分離のために両方の固有状態に関するパワー
の流れの方向とは一般的に同一ではない。
【0019】ポインティング・ベクトル間の角度は容易
に計算することができる。波ベクトルの方向に等価の角
度差を作り出すことによって、この効果を相殺すること
ができる。後者は、結晶入射面でのビームを特定の傾斜
入射角で入射させることによって達成される。この幾何
学的配置によって、結晶を貫通して伝搬する基本ビーム
は、結晶表面に対する法線と平行ではない一定の別の角
度(スネルの法則によって定められる)になる。したが
って、倍加効率を最大化するために、結晶の軸はまた、
最適位相整合角度が結晶中を進む基本波の放射軸と合致
するように整列もしていなければならない。実際には、
これは、最適位相整合角度は、結晶表面に対する法線と
は先行技術におけるようには整列しておらず、基本ビー
ムの軸の方向に基づく一定の固定量だけ結晶内でずらさ
れていることを意味する。
【0020】本発明のこの方法を用いて、共振環幾何学
配置と共に単一通路幾何学配置においてもII型位相整合
の変換効率を相互作用倍加に関して改善することができ
る。これに加えて、本発明のこの方法を用いて、和又は
差周波数発生のような他の非線形相互作用をも改善する
ことができる。本発明を用いてまた、位相整合を必要と
する、非線形相互作用とは無関係な、複屈折結晶を貫通
するビームの伝送の特性を改善することもできる。
【0021】本発明の更に一層の目的及び利点は、以下
の図面と共に為される以下の詳細な叙述によって明白と
なろう。
【0022】
【実施例】4図を参照すると、II型位相整合用に製作さ
れ、配向された結晶30が示されている。現在のとこ
ろ、KTP(KTiOPO)がII型位相整合第2高調
波発生に用いられる主要な材料である。したがって以下
の議論では、KTP中での532nm放射の第2高調波
発生を例として用いる。しかし、II型位相整が用いられ
る際のあらゆる材料及び波長に本発明を用いることがで
きることを理解して置くべきである。
【0023】KTPの適正な位相整合条件については集
中的に研究されてきた。室温での1064nmの基本光
についての共線kベクトルに関する最適位相整合角度
は、x軸から23.32°、z軸から90°であると報
告されている[ストルツェンバーガーによる1988年
の応用光学第27巻3883ページの論文(Stolzenberg
er, Applied Optics, Vol. 27, page 3883, 1988) を参
照。]。この角度については研究者の間に定説がないこ
とに注意すべきである。或る種の差異については、異な
るKTPの標本には一定の性能の変化の可能性があると
いう事実によって追跡することができる。
【0024】この方向に沿っての波ベクトルを有する光
ビームに関して、これらの2つの偏光状態は、x−y面
中でkベクトルに対して直交(以下、D変位電界ベク
トルと呼ぶ)、若しくは、z軸に対して平行(以下、D
変位電界ベクトルと呼ぶ)に配向される。上で述べた
ように、KTPの複屈折特性によって、これらの2つの
偏光状態に関する屈折指数は異なる。この場合、屈折指
数は、Dベクトルについて1.746、Dベクトル
について1.833であると計算された。これらの値
は、応用物理学誌1984年第55巻65ページのヤオ
とファーレンによる論文「複軸結晶KTiOPOに関
する最適位相整合パラメータの計算」("Calculations o
f Optimum Phasematch Parameters for the Biaxial Cr
ystal KTiOPO4 ", Yao and Fahlen, J. Appl. Phys. Vo
l. 55 p.65, 1984) 中で説明されているデータに依拠し
た。これらの屈折指数に関して、他の研究者は別の値を
誘導しているという事実に、ここでもう一度注意して置
くべきであろう。
【0025】これらの屈折指数を用いることによって、
1064nmの放射に関して、x−y面中でx軸から2
1.31°の位相整合角度が得られることに注意して置
くべきであろう。以下の計算では、ストルツェンバーガ
ーによる23.32°の位相整合角度を用い、ヤオの屈
折指数デ−タを用いて必要な補償角度を計算する。説明
の目的のみのために、ほぼ0.01°の精度でこの計算
は行われている。実際には、位相整合及び分離補償角度
に関する実値について1°若しくはそれ以下のばらつき
は重大ではない。
【0026】波ベクトルkに関連するD電界ベクト
ルは結晶学的なz軸に対して平行であるので、関連する
ポインティング・ベクトルsに関する変化又は分離は
ない。しかし、波ベクトルkに関連するD電界ベク
トルは結晶のy軸から23.32°ずれているので、関
連するポインティング・ベクトルsはx−y面中でx
軸から0.2°の分離角ρを生じる。
【0027】本発明によって、入射基本ビーム32を結
晶に対して傾斜入射角Θで入射させることによりポイン
ティング・ベクトルの分離の効果を補償することができ
る。3図を参照しながら上で論じたように、2つの偏光
状態に関連する波ベクトルは、結晶の複屈折により異な
る量で屈折する。入射角(Θ)を適正に選択することに
よって、波ベクトルの複屈折角δを用いてポインティン
グ・ベクトル分離角ρを補償することができる。
【0028】適正入射角Θは、計算されたポインティン
グ・ベクトル分離角ρ[数式(3)によって決定され
る]にδを設定し、基本ビームに対して適正入射角Θを
解くことによって選ばれる。別の言い方をすれば、適正
入射角は、数式(1)、(2)、及び(3)を同時に解
くことによって選択される。ポインティング・ベクトル
分離角ρが0.2°であると定められている上記のKT
Pに関する所与の例においては、適正入射角Θは7.3
4°になるであろう。
【0029】上で述べたように、倍加効果を最大化する
ためには、KTPはビーム軸が位相整合適正角と合致す
るように製作されていなければならない。先行技術の幾
何学的配置において、典型的に入射基本ビームが入射面
で屈折しないように入射面に対する法線に入射している
が、結晶法線はx−y面中でx軸から23.32°に設
定されていた。
【0030】本発明においては、入射基本ビームは傾斜
入射角Θで入射し、屈折するが、結晶内のビームの軸は
最適位相整合に整列すべく回転される。k及びk
最早共線ではないので、第2高調波の波ベクトルに関す
る最適位相整合の方向は共線である例から僅かに変更さ
れる。k(2ω)に関する方向は、共線の例のx−y
面中でx軸から23.32°と比較してになる。
【0031】7.34°の傾斜入射角で入射する伝搬ビ
ームの屈折の角度は、スネルの法則に基づいて、k
関しては4.21°、kに関しては4.01°となろ
う。したがって、最適位相整合を得るために、結晶の入
射面に対する法線は、x−y面中でx軸から27.39
°[23.28°+(4.21°+4.01°)/2]
となる筈である。この場合、D電界ベクトルに関連す
る波ベクトルkはx軸から23.18°配向され、D
電界ベクトルに関連する波ベクトルkはx軸から2
3.38°配向されるであろう。これらの条件に関し
て、k及びkの合計はk(2ω)、すなわち数式
(1)で与えられる位相整合条件を生じる。入射ビーム
は結晶面にx−y面中でx軸から20.05°(27.
39°−7.34°)の入射角で入射するであろう。
【0032】4図に示されるように、この幾何学的配置
において、波ベクトルの複屈折角δは2つの波ベクトル
及びkの間に作り出される。しかし、波ベクトル
とポインティング・ベクトルsとの間の分離角ρ
はδに等しいので、2つのポインティング・ベクトルs
及びsは共線であり、x−y面中でx軸から23.
28°配向されており、kベクトルは位相整合条件を満
足する。したがって、この位相整合方向に対して傾斜端
面で結晶を製作し、この位相整合方向に対して平行であ
るように入射放射を配向することによって、基本ビーム
の2つの偏光状態に関連するポインティング・ベクトル
分離を補償することができる。
【0033】5図には、KTPが相互作用倍加構成に用
いられているレーザ40に適用される本発明が示されて
いる。レーザ40には、1組のミラー42及び43によ
って定められる共振環状空洞が含まれる。利得媒体44
がこの空洞中に配置されているが、これはNd:YAG
から形成することができる。利得媒体の1面46は、或
る角度に切削されて1つの環幾何学的形状を形成するよ
うにビームを屈折させる。このような環幾何学的形状に
ついては、1990年4月13日付の共願の特許出願第
509,627中に叙述されており、本出願ではこれを
参照している。
【0034】利得媒体44は、ダイオード・レーザで構
成できるポンプ源50によって励起される。この構成に
おいて、ミラー42は、これによって波長1064nm
のポンプ光が伝搬され、循環する1064nmの基本放
射ビーム52に対して反射能力を有する。ミラー43
は、これによって1064nmの放射ビーム53が反射
され、倍加された出力ビーム54に対して伝搬能力を有
する。
【0035】本発明により、KTPのブロック58が基
本ビーム52の環状通路中に配置される。上で述べたよ
うに、結晶は、この基本ビームが7.34°に等しい傾
斜入射角Θで入射面60に衝突するように配向されてい
る。この傾斜入射角によって、ポインティング・ベクト
ル分離を補償する0.20°に等しい波ベクトルの間の
角度δが結晶中で作り出される。もし結晶の入射面の法
線がx−y面中でx軸から27.39°であるならば、
最適位相整合が生じる。
【0036】ここで説明されている実施例において、結
晶58の端面60、62は平行であるので、両者共入射
面であると定義できる。或る種の空洞構造においては非
平行の配向の2つの端面を持たせることが可能である。
【0037】5図に示される構成に従って形成されるレ
ーザを構築し、試験を行った。この実験では、基本ビー
ムを線形に偏光し、環を単一指向性で動作させた。50
0mWの出力を持つレーザ・ダイオードと、入射基本ビ
ームが入射面に対する法線であるように従来方式で切削
されたKTP結晶とを用いて、532nmで15mWの
倍加出力が発生された。これと対照的に、本発明によっ
て形成されたKTP結晶を、適正入射角が入射基本ビー
ムに対して決定されるように空洞中に配置した時には、
出力は40mWにまで増加した。この出力は、前述の先
行技術による構成よりも約2.5倍大きい。
【0038】6図では、外部共振環幾何学的配置70中
でどのように本発明を利用できるかについて説明してい
る。この場合、環は3つのミラー72、74、及び76
によって決定される。これらのミラーは、入射基本ビー
ム78が環中を循環するように配列されている。基本ビ
ーム78はミラー72を通して入射し、少なくとも1つ
のミラーは倍加出力波長に対して伝搬可能である。
【0039】本発明によって、KTP結晶86は環中に
配置される。入射面88は、波ベクトルの複屈折によっ
てポインティング・ベクトル分離を補償するように選択
される傾斜入射角Θで基本ビームが入射するように配向
されている。この結晶の設計及び配向は、5図に関して
上で述べた結晶の設計及び配向と同じである。
【0040】5図及び6図の両者共、環幾何学的配置を
説明していることに注意すべきである。本発明はまた、
線形共振空洞又は単一通路の幾何学的配置においても実
施できる。
【0041】第2高調波の発生を参照して本発明につい
て叙述してきたが、同一の方法を用いて複屈折結晶中で
の総ての非線形相互作用の効率を改善することもでき
る。例えば、結晶への入射ビームを2つ以上の波長から
構成し、この結晶を差又は和の周波数の発生に用いるこ
ともできる。この方法では、多重波長の入射ビームは共
線となろう。
【0042】上で述べたように、本発明の補償体系によ
って、複屈折結晶内でビーム形状が維持される。したが
って、非線形相互作用であるか、若しくは通常の位相整
合条件であるかに関わらず、複屈折結晶を通して伝搬さ
れるビームの特性を維持することが望まれる際にもま
た、この方法を用いることもできる。例えば、通常の入
射角で複屈折材料に入射される環状に偏光されたビーム
は、ポインティング・ベクトル分離によって歪まされ、
空間的に変化する偏光特性を持って発現する。もしビー
ムの入射角が本発明によって改変されていれば、ビーム
の偏光純度は一層良好に維持される。
【0043】
【発明の効果】以上を概括すると、本出願ではII型位相
整合における第2高調波変換の効率を増進するための幾
何学的配置を開示している。本発明の方法においては、
波ベクトルの複屈折の効果を用いて、ポインティング・
ベクトル分離を補償する。この目標を達成するために、
入射基本ビーム32を入射角Θで倍加結晶30に入射す
る。この角度は、波ベクトル複屈折δがポインティング
・ベクトル分離と等しくなるように選択される。倍加効
率を最大化するために、結晶は、最適位相整合条件が結
晶中を進む屈折基本ビームの伝搬軸と合致するように製
作されなければならない。本発明は、相互作用倍加又は
外部共振幾何学的配置の何れの場合にも、とりわけKT
P結晶を用いる際に適している。本発明は、単一通路の
幾何学的配置においても用いることができ、これを用い
れば、伝搬された基本ビームの偏光解消効果を最小化す
ることになろう。偏光解消効果を最小化することによっ
て、より高次の高調波発生において基本ビームの使用効
率を改善できる。
【0044】好ましい実施例を参照しながら本発明につ
いて叙述してきたが、本発明の内容について添付の請求
項に規定される本発明の神髄と範囲から逸脱せずに種々
の変更及び改変を行うことも当業者には可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、先行技術の幾何学的配置において経験
されるII型位相整合相互作用におけるポインティング・
ベクトル分離の効果を説明する図である。
【図2】図2は、先行技術のKTP結晶において典型的
に経験されるポインティング・ベクトル分離の効果を説
明する図である。
【図3】図3は、入射基本ビームが結晶の入射面に傾斜
入射角で入射されているII型位相整合においても用い得
る複屈材料中での波ベクトル複屈折の効果を説明する図
である。
【図4】図4は、波ベクトル複屈折を用いてII型位相整
合相互作用でのポインティング・ベクトル分離を補償す
る、本発明の幾何学的配置を説明する図である。
【図5】図5は、相互作用倍加の幾何学的配置で用いら
れる本発明を説明する図である。
【図6】図6は、外部共振環の幾何学的配置で用いられ
る本発明を説明する図である。
【符号の説明】
10 結晶 24 光の基本ビーム 30 結晶 32 入射基本ビーム 40 レーザ 42 ミラー 43 ミラー 44 利得媒体 46 面 50 ポンプ源 52 基本ビーム 52 基本ビーム 53 放射ビーム 54 出力ビーム 58 結晶 60 入射面 70 外部共振環幾何学的配置 72 ミラー 73 ミラー 74 ミラー 78 入射基本ビーム 86 KTP結晶 88 入射面

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ・ビームに関する効率的な非線形
    相互作用のための装置であって、 入射面を具える複屈折結晶材料にして、該材料における
    ビームの2つの偏光状態に関連するポインティング・ベ
    クトル間の角度差を発生させることができる複屈折結晶
    材料と、 該ビームを該入射面に関して傾斜した入射角で該材料内
    へ導入するための装置であって、該入射面で生じる屈折
    効果によって該2つの偏光状態に関連する該波ベクトル
    の角度差を発生させ、波ベクトルの角度差によって該ポ
    インティング・ベクトルの該角度差を補償するように入
    射角を選択し、位相整合要件を実質的に満足させるため
    に該材料の結晶軸を該入射面に適応して配向するように
    設ける装置とから成る非線形相互作用装置。
  2. 【請求項2】 前記材料がII型位相整合相互作用におい
    て用いられる、請求項1記載の非線形相互作用装置。
  3. 【請求項3】 前記結晶材料がKTPである、請求項2
    記載の非線形相互作用装置。
  4. 【請求項4】 前記ビームが基本ビームであり、前記材
    料が第2高調波発生のために用いられる、請求項3記載
    の非線形相互作用装置。
  5. 【請求項5】 前記基本レーザ・ビームの波長が106
    4nmであり、前記傾斜入射角が約7°である、請求項
    4記載の非線形相互作用装置。
  6. 【請求項6】 前記材料がx、y、及びzとして定義さ
    れる3つの直交結晶軸を具え、該材料の最適位相整合角
    度がx軸から約23°、z軸から約90°に配向され、
    該材料の前記入射面に対する法線がx軸から約27°、
    z軸から約90°に配置される、請求項5記載の非線形
    相互作用装置。
  7. 【請求項7】 前記レーザ・ビームに2つ以上の放射波
    長が含まれ、前記材料が和若しくは差の周波数発生に用
    いられる、請求項1記載の非線形相互作用装置。
  8. 【請求項8】 前記材料が共振空洞内に配置される、請
    求項1記載の非線形相互作用装置。
  9. 【請求項9】 前記共振空洞が外部共振環である、請求
    項8記載の非線形相互作用装置。
  10. 【請求項10】 前記共振空洞に利得媒体が含まれる、
    請求項8記載の非線形相互作用装置。
  11. 【請求項11】 レーザであって、 共振空洞と、 該共振空洞内に配置される利得媒体と、 該利得媒体を励起して該共振空洞内内でレーザ・ビーム
    を発生させるための装置と、 該共振空洞中に配置される複屈折結晶材料であって、波
    ベクトルの角度差によってポインティング・ベクトルの
    角度差を補償するように入射角を選択して、ビームの2
    つの偏光状態に関連する該ポインティング・ベクトル間
    の該角度差を該結晶中で作り出すことのできる形式であ
    り、入射面を具え、該入射面で生じる屈折効果によって
    該2つの偏光状態に関連する該波ベクトルの該角度差を
    作り出して、該入射面に関して傾斜入射角で該レーザ・
    ビームを該材料に入射するように、該共振空洞が構成さ
    れ、該材料の結晶軸が該入射面に関して位相整合の要件
    を実質的に満足すべく配向されている、複屈折結晶材料
    とから成る、レーザ。
  12. 【請求項12】 前記材料がII型位相整合相互作用にお
    いて用いられる、請求項11記載のレーザ。
  13. 【請求項13】 前記レーザ・ビームが基本波長を有
    し、前記材料が該基本波長を倍加すべく機能する、請求
    項12記載のレーザ。
  14. 【請求項14】 前記結晶材料がKTPである、請求項
    13記載のレーザ。
  15. 【請求項15】 前記基本レーザ・ビームの波長が10
    64nmであり、前記傾斜入射角が約7°である、請求
    項14記載のレーザ。
  16. 【請求項16】 前記材料がx、y、及びzとして定義
    される3つの直交結晶軸を具え、該材料の最適位相整合
    角度がx−y面中でx軸から約23°、z軸から約90
    °に配向され、該材料の前記入射面に対する法線がx軸
    から約27°、z軸から約90°に配置される、請求項
    15記載のレーザ。
  17. 【請求項17】 前記レーザ・ビームに2つ以上の放射
    波長が含まれ、前記材料が和若しくは差の周波数発生に
    用いられる、請求項11記載の非線形相互作用装置。
  18. 【請求項18】 複屈折結晶中を貫通するレーザ・ビー
    ムの伝搬を改善するための装置であって、 ビームの2つの偏光状態に関連するポインティング・ベ
    クトル間の角度差を材料中で作り出すことのできる形式
    の、入射面を具える複屈折結晶性材料と、 波ベクトルの角度差によってポインティング・ベクトル
    の角度差を補償するように入射角を選択して、該入射面
    で生じる屈折効果によって該2つの偏光状態に関連する
    該波ベクトルの角度差を作り出すように、該入射面に関
    して傾斜入射角で該ビームを該材料に入射するための装
    置とから成る、レーザ・ビーム伝搬改善装置。
  19. 【請求項19】 前記材料が共振空洞内に配置される、
    請求項18記載の非線形相互作用装置。
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