JPH03100630A - 波長変換装置 - Google Patents

波長変換装置

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JPH03100630A
JPH03100630A JP23846289A JP23846289A JPH03100630A JP H03100630 A JPH03100630 A JP H03100630A JP 23846289 A JP23846289 A JP 23846289A JP 23846289 A JP23846289 A JP 23846289A JP H03100630 A JPH03100630 A JP H03100630A
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JP
Japan
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crystal
light
nonlinear optical
crystals
wavelength conversion
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Application number
JP23846289A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yanagawa
勉 柳川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH03100630A publication Critical patent/JPH03100630A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、光の波長変換を高効率に得るために有効な
波長変換装置に関するものであり、例えば、第2高調波
発生(S HG ; S econd Harmoni
cG eneration)に代表される高調波の発生
器、21以上の電磁波の和周波、差周波を合成するパラ
メトリック蛍光発生器(OP F ; Optical
 P arametric F 1uorescenc
e Generator)、パラメトリック増幅器(O
P A ; Optical P arametric
 Amplifier)およびパラメトリック発振器(
OP O: 03)tical P arametri
c O5cillator)に関するものである。
「従来の技術」 光学材料の特性評価にコヒーレントな波長可変光源が有
用である。波長可変光源の代表的存在とも言える色素レ
ーザ、Fセンタレーザ、チタンサファイア(T i:A
 l*o s)レーザは、エネルギー準位間の実遷移を
伴う、いわゆる波長変換装置である。これに対し、2次
の非線形光学過程を用いた上記のSHG、OPF、OP
A、OPOは実遷移を伴わない非共鳴型光相互作用によ
るものであり、熱の発生が許されない分野で不可欠な波
長変換装置となっている。
一方、現在の光精密計測の分野で測定限界を決定するも
のは、ショット雑音と呼ばれる量子雑音であり、これを
克服する試みは既に始まっている。
スクイーズド状態(R,E、S]usher et a
l、Phys、RevLett、55.2409 (1
985); L、^、Wu et al、 Phys、
Rev。
Lett、57.2520 (1986)、)、光子数
−位相最小不確定状態(S、Machida et a
l、Phys、Rev、Lett、58.1000(1
987)、)と呼ばれる非古典的光子状態の発生がこれ
であり、量子非破壊測定(Q N D ; Q uan
tumNonden+olition Measure
ment)と呼ばれる検出系(N、Imoto and
 S、5aito、 Phys、Rev、A39.67
5 (1989)、)と共に、量子光学の分野に話題を
提供している。
これら非古典的光子状態はショット雑音レベル以下の極
微小な信号を検出するのに適しており、例えば、重力波
検出(P、Carruthers and M、M、N
e1to。
Phys、Rev、Lett、14,387 C196
5)、)、生体や集積回路中のパルス計測(J、A、V
aldmanis、 et al、 Appl。
Phys、Lett、41,211 (1982)、)
あるいは表面電荷密度の計測(H,に、He1nric
h、 at al、 Appl、Phys、Lett。
48.1066 (1986)、)等に力を発揮するも
のと期待されるが、実遷移による吸収や散乱等の確率過
程の存在によって破壊される。このため、高効率な非共
鳴型の非線、形光学過程が不可欠となっている。
以上述べた如く、非共鳴型である2次の非線形光学過程
は、分光学、非線形光学、量子光学の各分野において、
その応用が期待されているところであるが、波長変換効
率はほとんど材料そのものの物性定数によって決定され
ている。波長変換の高効率化には、非線形光学結晶に入
射する光パワー密度を増加させたり、光ビームの形を楕
円にしたりする等、光源に関するらの、温度や圧力を結
晶に施す等、位相整合を如何に巧妙に実現するが、材料
そのものの性質に係わるものが報告されているが、これ
らには一定の限界がある。
「発明が解決しようとする課題」 材料として使用する非線形光学結晶が決まれば、その上
限が自ずと決定される。異方性を有する結晶においては
、分散が等価になるような位相整合角を満たすように入
射光と結晶を配置することが重要であるが、材料の複屈
折性に起因した正常光線と異常光線のウオークオフ分離
のため、結晶の有効長に限界を生じる。波長変換効率の
上限は、回折限界に達するまでは、はぼアパーチャー長
と呼ばれる入射光ビーム径のウオークオフ角に対する割
合で決まっている。
本発明は、回折限界に達するまでの波長変換効率の増大
を目指し、トータルなアパーチャー長、見掛は上のコヒ
ーレント長を拡大できる波長変換装置を提供することを
目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明の波長変換装置は、所定の波長の光源とこの光源
の光の透過領域で入射光と出力光の位相が整合可能な複
数の非線形光学結晶を用いて光の第2高調波を発生させ
る手段と、この第2高調波を検出する手段とを備えた光
の波長変換装置であって、上記非線形光学結晶のうち、
互いに結晶のC軸を上記光の進行方向中心に反転するよ
う配置された2個の同一結晶の組み合わせを少なくとも
1組有する構成としたことを、上記課題を解決するため
の手段とした。
本発明の波長変換装置は、非線形光学結晶のうち、互い
に結晶のC軸を上記光の進行方向中心に反転するよう配
置された2gの同一結晶の組み合わせを少なくとも1組
有する構成としたことにより、ウオークオフ補償を実現
し、従来解決できナカったアパーチャー長、見掛は上の
コヒーレント長を人工的に長くすることができるため、
飛躍的1.:sHG、OPF、0PASOPOの波長変
換効率を増大させることができる。
「実施例」 第1図(a)は、本発明実施例として、第2高調波発生
に関する発生変換装置の構成例を示す。
この装置は、所定の波長の光源!と、2個の同一な非線
形光学結晶(K T P結晶2.3)と、これらの結晶
2.3からの第2高調波を検出する手段とを備えて構成
されている。
この2個の同一な非線形光学結晶2,3は、第1図(b
)に示すように、3本の結晶軸方向を全く同一とし、一
方の結晶だけC軸を光の進行方向(位た状態をとるよう
に配置される。
上記光源lとしては、非線形光学過程の検証に広く使わ
れているモードロック Nd:YAGレーザ1の1.0
6μmの光が使われている。このレーザに最適な非線形
光学結晶は、現在のところK T iOP 04 (K
 T P )と考えられている。
KTP結晶は通常Type U位相整合条件の下で用い
られる正の((ne:異常光線屈折率)>(no;正常
光線屈折率))2軸性結晶である(この場合ne= n
z、no= nx、ny)。位相整合角はC軸(2軸)
に垂直(θ−90°)であり、X軸からの角度がφ=2
2°である。波長l、06μmの入射光ωの偏光方向と
C軸との間の角度をφとし、45°を基準角として、φ
= 0°と定義すると、φ=45゛のX7面内に0.5
3μmの波長を有す第2高調波(SH)2ωの偏光方向
が決定される。
1個の結晶を用いてSHGを行い、SHパワーのφ依存
性を測定した結果を第2図に示す。
これに対し、2個の同一結晶2.3を第1図に示すよう
に配置し、S)(出力の結晶2の回転角φ依存性を測定
すると、第3図のような結果が得られる。この測定は、
第1図に示したように、光隙1から結晶に光を入射し、
結晶を通過した光をプリズム4とアイリス5を用いて基
本波ωと5H(2ω)とに分離し、パワーメータ6を用
いてS H出力パワーを測定する。7は基本波ωのスト
ッパーである。また第3図の横軸は結晶2の回転角φを
表している。
第3図から明らかなように、C軸反転配置のときだけが
出力を大きくすることができている。1個の結晶の場合
に比較し、ウオークオフ補償により、他の配置に見られ
るようなアパーチャー長、コヒーレント長による限界か
らの影響がなく、第2図に示されたピークパワーの4倍
程度のパワーが実現できている。この配置以外の構成を
採用した場合には、高々2〜3倍までの出力が得られる
だけである。
これは、はとんどウオークオフ補償がφ−09のときに
完全に実現されていることを示しており、複数の結晶を
組み合わ仕るだけで、回折限界に達するまでSHG発生
効率の増大が図れることがわかる。
更にこれらの結晶を接着結合する場合には、ここに示し
た結果以上の効率が実現できる。
以上の実施例ではSHGのみについて説明したが、異方
性結晶においては、0PP10PA、OPOの効率に関
しても、その改善がウオークオフ補償によって可能であ
る。また、ここでは非線形光学結晶として、KTPだけ
を取り上げたが、光源の波長及び出力のレベル、結晶の
散乱、吸収等、質に対する要求条件、手に入れたい出力
光の波長、及びビーム形状等、各条件によって結晶を選
ぶ必要性がある。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の波長変換装置は、複数の
非線形光学結晶を用い、これら非線形光学結晶のうち、
互いに結晶のC軸を上記光の進行方向中心に反転するよ
う配置された2個の同一結晶の組み合わせを少なくとも
1組有する構成としたことにより、ウオークオフ補償を
実現し、従来解決できなかったアパーチャー長、見掛は
上のコヒーレント長を人工的に長くすることができ、回
折限界ぎりぎりまで波長変換効率を高めるのに有効な装
置であり、小さな結晶であっても、ここに示したような
配列あるいは、接着結合をすることにより、1個の大き
な結晶以上の出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す図であって、第1図
(a)は波長変換装置の構成図、第1図(b)は2つの
結晶の配置状態を示す斜視図、第2図は、通常行なわれ
ているようにKTP結晶を1gだけ用いたときの第2高
調波出力のφ依存性を示すグラフ、第3図は、本発明に
よる同一結晶2個からなる結晶対によって発生された第
2高調波出カのφ依存性を示すグラフである。 1・・・・・・光源(Nd ; YAGレーザ)2.3
・・・・・・KTP結晶 4・・・・・・プリズム 5・・・・・・アイリス 6・・・・・・パワーメータ 7・・・・・・ストッパー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 所定の波長の光源と、 該光源の光の透過領域で入射光と出力光の位相が整合可
    能な複数の非線形光学結晶を用いて該光の第2高調波を
    発生させる手段と、 該第2高調波を検出する手段とを備えた光の波長変換装
    置であって、 上記非線形光学結晶のうち、互いに結晶の c軸を上記光の進行方向中心に反転するよう配置された
    2個の同一結晶の組み合わせを少なくとも1組有するこ
    とを特徴とする波長変換装置。
JP23846289A 1989-09-14 1989-09-14 波長変換装置 Pending JPH03100630A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1035842C (zh) * 1990-04-25 1997-09-10 北美飞利浦公司 波长转换方法及装置
US7189174B2 (en) 2000-06-26 2007-03-13 Ntn Corporation Chain tensioner
US7571632B2 (en) 2002-12-10 2009-08-11 Ntn Corporation Chain Tensioner

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150453A (ja) * 1974-05-22 1975-12-02

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