JPH11271583A - 光ユニットの製造方法 - Google Patents

光ユニットの製造方法

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JPH11271583A
JPH11271583A JP10069169A JP6916998A JPH11271583A JP H11271583 A JPH11271583 A JP H11271583A JP 10069169 A JP10069169 A JP 10069169A JP 6916998 A JP6916998 A JP 6916998A JP H11271583 A JPH11271583 A JP H11271583A
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JP
Japan
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twisted
optical unit
groove
tape
laminate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10069169A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Masami
優一 真見
Masakazu Watabe
雅一 渡部
Koji Saito
孝司 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚のテープ心線を積層して長尺成形体の
溝内に収納した光ユニットの可撓性を改良し、光ファイ
バ心線の伝送特性の安定化を図る。 【解決手段】 テープ心線3を回転ケージ18に固定さ
れた複数の供給リール3aからそれぞれ供給しながら、
該回転ケージ18に固定され横断面が矩形の孔を有する
配列保持ガイド10の孔10aを積層して通過させるこ
とによって、テープ心線3の積層状態を形成し保持しな
がら長手方向に一定のピッチで捻回する捻回積層体4と
し、リール5aから繰り出した長手方向に直線状に形成
された溝を有するプラスチックからなる断面U字状の長
尺成形体5の該溝内に、前記捻回積層体4を収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向に形成さ
れた溝を有するプラスチックからなる断面U字状の長尺
成形体の該溝内に、テープ心線を複数枚積層した積層体
を収納した光ユニットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】中心体の周囲に、長手方向に溝を有する
断面コの字型の角型スペーサの溝に光ファイバ心線を収
納した光ユニットの複数本を、整列配置して撚り合わせ
た光ケーブルは、実開平4−77108号公報等で知ら
れている。
【0003】この光ケーブルは図3に示すような断面を
有するものである。この光ケーブルを製造するには、ガ
ラスファイバに紫外線硬化型樹脂等からなる被覆を施し
た光ファイバ心線21を複数本平行に配置して、紫外線
硬化型樹脂等からなる一括被覆22を施してテープ心線
23を作り、テープ心線23を複数枚積層してポリエチ
レン等のプラスチックからなり溝を有するコの字型の角
型スペーサ24の溝内に収納して光ユニット25とす
る。
【0004】次いで鋼撚り線26の周囲にポリエチレン
等の被覆27を施したテンションメンバの周囲に、光ユ
ニット25を溝の開口部が外側を向くように整列配置し
て撚り合わせ適当な押さえ巻き28を施す。光ユニット
の数が多い場合には、図3のように2層に撚り合わせる
こともある。そしてそれらの外側にポリエチレン等から
なる外部被覆29を施して光ケーブルとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】角型スペーサの溝内に
複数枚のテープ心線を積層して収納した光ユニットは、
光ユニットを製造した段階で一度リールに巻取り、光ケ
ーブルを製造する段階でリールから光ユニットを繰り出
して光ケーブルに加工される。また、光ケーブルを製造
するに当たっては、光ユニットの角型スペーサの溝の開
口部は常に外側を向くように配列されるため、光ユニッ
トの製造において光ユニットをリールに巻き取る時も、
リール内で光ユニットの溝の開口部が外側を向くように
リールに巻き付けて整列させておく必要がある。
【0006】ところが光ユニット内では各テープ心線の
広い平面が角型スペーサの溝の底面と平行であるため、
光ユニットの可撓性には断面で方向性がある。また光ユ
ニットを溝の開口部が外側になるようにしてリールに巻
き付けると、一つの光ユニット内で溝の底面に近いテー
プ心線と溝の底面から遠いテープ心線とでは、曲げ半径
が少し異なることになり、テープ心線の長さも積層体内
でのテープ心線の位置によってわずかずつ異なることに
なる。
【0007】そしてこの積層体内でのテープ心線の位置
による長さの差は光ユニットを製造する時の光ユニット
の曲げ半径に依存し、その曲げ半径が後で光ユニットを
中心体の周囲に整列させて撚り合わせた時の光ユニット
の曲げ半径と異なる場合は、光ユニット内で各テープ心
線の張力に差が生じたり、著しい場合は長い方のテープ
心線に蛇行によってマイクロベンドを生じたりして光フ
ァイバ心線の伝送特性が悪化することがある。
【0008】これを緩和するためには、光ユニットを製
造して巻き付けるリールの胴径を大きくすることが考え
られるが、リールの胴径の大きさには限界がある。本発
明は、以上述べたような従来技術による光ユニットの不
具合を解消した可撓性の良い光ユニットの製造方法を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光ユニットの製
造方法は、テープ心線を回転ケージに固定された複数の
供給リールからそれぞれ供給しながら、該回転ケージに
固定され横断面が矩形の孔を有する配列保持ガイドの孔
を積層して通過させることによって、テープ心線の積層
状態を形成し保持しながら長手方向に一定のピッチで捻
回する捻回積層体とし、リールから繰り出した長手方向
に直線状に形成された溝を有するプラスチックからなる
断面U字状の長尺成形体の該溝内に、前記捻回積層体を
収納するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図2(A)は、本発明の光ユニッ
トの製造方法によって製造される光ユニットを示す斜視
図とX視図、Y視図であって、図2(B)は光ユニット
を構成する捻回積層体の斜視図である。図2において、
1はガラスファイバに紫外線硬化型樹脂等からなる被覆
を施した光ファイバ心線であって、該光ファイバ心線1
が複数本平行に並べられ紫外線硬化型樹脂等からなる一
括被覆2を施してテープ心線3となっている。なお、テ
ープ心線3の光ファイバ心線1の数は図2では4本とし
ているが、複数本であれば何本でも良い。
【0011】テープ心線3は、図2(B)のように複数
枚重ねて積層され長手方向に一定ピッチで捻回して捻回
積層体4となっている。捻回積層体4を構成するテープ
心線3の枚数は、5枚と限るものではなく複数枚であれ
ば良い。また、捻回の方向も特に問わない。また、図2
(A)に示すような長手方向に直線状の溝5aと開口部
5bを有するプラスチックからなる断面U字状の長尺成
形体5の溝5a内に、捻回積層体4を収納して光ユニッ
ト6とする。なお、断面U字状の長尺成形体5の外側形
状は、下部が滑らかなU字型に限るものでは無く、コの
字型即ち矩形型、又は台形型であっても良い。また、溝
5aの形状は、その内部で捻回積層体4の捻回を妨げる
ことが無い大きさであれば、矩形断面でも良い。勿論、
捻回積層体の捻回がスムーズに行われるためには、溝5
aは底が滑らかなU字状の溝であることが望ましい。
【0012】このようにして構成した光ユニット6で
は、テープ心線は積層されると共に長手方向に捻回され
ているため、積層の中間に位置するテープ心線よりも積
層の外側に位置するテープ心線の方が捻回による曲げ半
径が大きくなってわずかにその長さが長くなっている
が、捻回積層体を構成するテープ心線は捻回されている
ため、捻回積層体をある曲率で曲げてもテープ心線相互
間に滑りを生じてテープ心線には無理な力が加わること
は無い。従って光ユニットとして可撓性に優れており、
光ユニットの製造において光ユニットをリールに巻き付
けても光ファイバ心線の伝送特性の悪化は起こらない。
【0013】図1は、本発明の光ユニットの製造方法の
実施形態を示す正面図である。テープ心線3はそれぞれ
供給リール3aから繰り出されて、目板10の孔10a
をそれぞれ通って配列保持ガイド11に至る。供給リー
ル3a、目板10、配列保持ガイド11は、回転ケージ
18に固定されており、進行軸の周りに定められた周期
で回転している。
【0014】配列保持ガイド11は、断面矩形の孔11
cを有し、その孔11cをテープ心線3が複数枚積層し
て通過する。なお、配列保持ガイド11の孔11cの寸
法は、積層体の高さに対して+0.5〜2.0mm程度
の高さを有し、積層体の幅に対して+0.5〜1.2m
m程度の幅を有する大きさになっており、積層体が孔1
1cの中で回転することは無く、テープ心線3は積層状
態が形成され保持した状態で孔11cを通過する。ま
た、配列保持ガイド11は回転ケージ18と共に回転し
ており、後述する引取り装置等は進行軸の周りに回転し
ていないので、配列保持ガイド11を出た積層体は長手
方向に捻回されて捻回積層体4となる。
【0015】なお配列保持ガイド11は、断面コの字型
の基体11aと蓋部11bで構成されたものを図示して
いるが、これは最初にテープ心線3を通し易くするため
であって、基体11aと蓋部11bとを一体として形成
したものでも使用は可能である。また、配列保持ガイド
11の材質は四弗化樹脂等、耐摩耗性が良く、摩擦の少
ない材料が望ましい。
【0016】一方、長手方向に溝を有するポリエチレン
等のプラスチックからなる断面U字状の長尺成形体5は
リール5aから繰り出されて、その溝内に前記の捻回積
層体4が挿入され収納される。12は捻回積層体4を収
納した長尺成形体5を溝が一定の位置にくるようにしな
がら案内するダイスであって、孔12bと突起12aに
て長尺成形体5が回転せず、常に溝の位置が同じところ
にあるようにしながら案内する。
【0017】13及び15は、延伸ポリエチレンテー
プ、ポリエステル糸等からなる粗巻き体であって、それ
ぞれリール13a又は15aから繰り出されて進行軸の
周りに回転する粗巻きヘッドによって、捻回積層体4を
収納した長尺成形体5即ち光ユニット6の周囲に巻き付
けられる。なお、粗巻き体は長尺成形体5から捻回積層
体4が飛び出すことを防止するものであるが、光ユニッ
トとして必ず必要とするものではない。また、粗巻き体
13と粗巻き体15の巻付け方向は同方向でも良いが逆
方向にすることが望ましい。
【0018】また14は案内ダイスであって光ユニット
6を真直に保持して案内するものである。なおその孔1
4aには、粗巻き体を巻き付けた光ユニットが通過する
ため、ダイス12の突起12aに該当するものは無い。
粗巻き体を巻き付けた光ユニット17は、引取り装置1
8で引取られて巻取りリール17aに巻き取られる。
【0019】
【発明の効果】本発明の光ユニットの製造方法によって
製造される光ユニットは、長手方向に形成された溝を有
するプラスチックからなる断面U字状の長尺成形体と、
該溝内に収納された、複数本の光ファイバ心線を平行に
配列して一括被覆を施したテープ心線を複数枚積層して
長手方向に一定ピッチで捻回させた捻回積層体とからな
るので、可撓性に優れており、小さい胴径のリールに巻
き付けても光ファイバ心線の伝送特性に悪化をもたらす
ことは無い。
【0020】また、本発明の光ユニットの製造方法にお
いては、テープ心線を回転ケージに固定された複数の供
給リールからそれぞれ供給しながら、該回転ケージに固
定され横断面が矩形の孔を有する配列保持ガイドの孔を
積層して通過させることによって、テープ心線の積層状
態を形成し保持しながら長手方向に一定のピッチで捻回
する捻回積層体とし、リールから繰り出した長手方向に
形成された溝を有するプラスチックからなる断面U字状
の長尺成形体の該溝内に、前記捻回積層体を収納すれ
ば、積層体の形成及び捻回と長尺成形体の溝への収納と
を一工程で行うことが出来て、製造コストの観点及び積
層体の外傷からの保護という観点からも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ユニットの製造方法の実施形態を示
す正面図である。
【図2】(A)は、本発明の製造方法によって製造され
る光ユニットを示す斜視図とX視図、Y視図であって、
(B)は、光ユニットを構成する捻回積層体の斜視図で
ある。
【図3】従来技術による光ケーブル及びそれに使用する
光ユニット及びテープ心線の断面図である。
【符号の説明】
1:素線 2:一括被覆 3:テープ心線 3a:供給リール 4:捻回積層体 5:長尺成形体 5a:溝 5b:開口部 6:光ユニット 10:目板 10a:孔 11:配列保持ガイド 11a:基体 11b:蓋部 11c:孔 12、14:ダイス 12a:突起 12b、14a:孔 13、15:粗巻き体 13a、15a:リール 16:引取り装置 17:粗巻き体を巻きつけた光ユニット 17a:巻取りリール 18:回転ケージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバ心線を平行に配列し
    て一括被覆を施したテープ心線を、回転ケージに固定さ
    れた複数の供給リールからそれぞれ供給しながら、該回
    転ケージに固定され断面が矩形の孔を有する配列保持ガ
    イドの該孔を積層して通過させることによって、テープ
    心線の積層状態を形成し保持しながら長手方向に一定の
    ピッチで捻回する捻回積層体とし、長手方向に直線状に
    形成された溝を有するプラスチックからなる断面U字状
    の長尺成形体の該溝内に、前記捻回積層体を収納するこ
    とを特徴とする光ユニットの製造方法。
JP10069169A 1998-03-19 1998-03-19 光ユニットの製造方法 Pending JPH11271583A (ja)

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