JPH11271054A - 傾斜角調整方法 - Google Patents

傾斜角調整方法

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JPH11271054A
JPH11271054A JP9249398A JP9249398A JPH11271054A JP H11271054 A JPH11271054 A JP H11271054A JP 9249398 A JP9249398 A JP 9249398A JP 9249398 A JP9249398 A JP 9249398A JP H11271054 A JPH11271054 A JP H11271054A
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JP
Japan
Prior art keywords
parallel glass
adjusted
tilt angle
television camera
parallel
Prior art date
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Pending
Application number
JP9249398A
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English (en)
Inventor
Takeshi Otsu
剛 大津
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザを使用する必要がなく、比較的構造が
簡単な装置によって傾斜角を定量的に測定しながら調整
することのできる傾斜角調整方法を提供する。 【解決手段】 上面3aと下面3bが互いに平行な平行
ガラス3の上面3aにけがき線6を施すとともに、下面
3bの内側に鏡面仕上げを施し、傾斜角の調整の対象と
なる面2a上に、平行ガラス3をその上面3aが上方を
向くように載置し、平行ガラス3の上方にテレビカメラ
5を配置し、平行ガラス3の上面3aのけがき線6の位
置と、下面3bに映し出されたけがき線6の位置とのず
れ量mをテレビカメラ5によって撮影された像を表示す
るテレビモニタ8の画面上で測定し、測定値からテレビ
カメラ5の光軸9と調整の対象となる面2aの傾斜角を
算出しながら、調整の対象となる面2aの傾斜角を増減
させ所望の角度となるように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜角調整方法に
関し、特に、テレビカメラの光軸と製品設置面等の傾斜
角を調整する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2つの面の傾斜角を測定するた
め、または物体を基準位置に対して所定角度に位置決め
するため種々の方法が採られている。
【0003】この傾斜角調整方法の第1の従来例とし
て、特開平9−27128号公報に記載の光学ピックア
ップの光軸調整方法では、図6に示すように、固定光学
系19に対してキャッツ光学系27を含む移動光学系2
0を位置決めするため以下の方法が採られている。
【0004】レーザダイオード21から出射された光
は、偏光ビームスプリッタ23、可動ミラー25、基準
プリズム24、立ち上げミラー26を通ってキャッツ光
学系27に入射する。このキャッツ光学系27において
反射された反射光Cは、入射光軸と同軸の偏光ビームス
プリッタ23まで戻り、その偏光反射分離面23aにお
いて分離してカメラ22に入射する。
【0005】一方、基準プリズム24の正面24aにお
いて反射した反射光Pは、入射光軸に対する傾きに応じ
て傾いた光軸に沿ってカメラ22に入射する。従って、
モニタ28に表示される両反射光C、Pの交点が重なる
ように可動ミラー25の傾きを調整すると、レーザダイ
オード21に対しての入射光軸が平行になるように調整
され、固定光学系19に対して移動光学系20を位置決
めすることができるように構成されている。
【0006】また、第2の従来例として、特開平8−1
07132号公報に記載の平行度測定装置では、図7に
示すように、ツール35の押圧面35aとステージ32
の押圧面32aとの平行度を測定するため、以下の方法
が採られている。
【0007】ツール35の押圧面35aにレーザ光を投
射し、その押圧面35aからの反射光を受けることによ
り、押圧面35aの位置を測定するためのレーザ変位測
定器55を設け、この押圧面32aからの反射光を受け
ることにより押圧面32aの位置を測定するレーザ変位
測定器56を設け、レーザ変位測定器55、56を各押
圧面35a、32aに沿って移動させ、レーザ変位測定
器55、56の測定結果から押圧面35aと押圧面32
aとの平行度を測定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の傾
斜角調整方法においては、いずれもレーザを使用すると
ともに、比較的装置の構造が複雑であるという問題があ
る。
【0009】また、第1従来例においては、モニタの光
の交点を目視によって一致していることを確認している
ため、平行であるか否かのみしか確認することができ
ず、互いの傾斜角を定量的に把握することができないと
いう問題がある。
【0010】そこで、本発明は、上記従来例等における
問題点に鑑みてなされたものであって、レーザを使用す
る必要がなく、比較的構造が簡単な装置によって傾斜角
を定量的に測定しながら調整することのできる傾斜角調
整方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
傾斜角調整方法であって、上面と下面が互いに平行な平
行ガラスの該上面にけがき線を施すとともに、前記下面
の内側に鏡面仕上げを施し、傾斜角の調整の対象となる
面上に、前記平行ガラスをその上面が上方を向くように
載置し、該平行ガラスの上方にテレビカメラを配置し、
前記平行ガラスの前記上面の前記けがき線の位置と、前
記下面に映し出された前記けがき線の位置とのずれ量を
前記テレビカメラによって撮影された像を表示するテレ
ビモニタの画面上で測定し、該測定値から前記テレビカ
メラの光軸と前記調整の対象となる面の傾斜角を算出し
ながら、該調整の対象となる面の傾斜角を増減させ所望
の角度となるように調整することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、傾斜角調整方法で
あって、上面と下面が互いに平行な平行ガラスの該上面
にけがき線を施すとともに、前記下面の内側に鏡面仕上
げを施し、傾斜角の調整の対象となる面上に、前記平行
ガラスをその上面が上方を向くように載置し、該平行ガ
ラスの上方にテレビカメラを配置し、前記平行ガラスの
前記上面の前記けがき線の位置と、前記下面に映し出さ
れた前記けがき線の位置とを、前記テレビカメラによっ
て撮影された像を表示するテレビモニタの画面上で一致
させることにより、前記テレビカメラの光軸に対して前
記調整の対象となる面を垂直に位置決めすることを特徴
とする。
【0013】そして、本発明によれば、テレビカメラを
介してテレビモニタに映し出された画像により、調整の
対象となる面の角度を算出しながらこの面の傾斜角を増
減させ所望の角度となるように調整するため、ダイヤル
ゲージなどの外部測定器や、レーザ等の光を使用する必
要がない。
【0014】また、平行ガラスの上面のけがき線の位置
と、下面に映し出されたけがき線の位置とのずれ量をテ
レビモニタの画面上で測定して傾斜角を算出するため、
平行度のみならず定量的に傾斜角を測定しながら、調整
の対象となる面の傾斜角を増減させ所望の角度となるよ
うに調整することができる。
【0015】さらに、平行ガラスの上面のけがき線の位
置と、下面に映し出された前記けがき線の位置とを、テ
レビカメラによって撮影された像を表示するテレビモニ
タの画面上で一致させることにより、テレビカメラの光
軸に対して調整の対象となる面を垂直に位置決め調整す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる傾斜角調整
方法の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明す
る。
【0017】図1は、本発明にかかる傾斜角調整方法を
実施するための装置を示し、この装置は、角度調整ステ
ージ1と、製品固定治具2と、平行ガラス3と、テレビ
カメラ5とテレビモニタ8等で構成される。
【0018】角度調整ステージ1は、図示しない駆動機
構により上面2aの傾斜角を任意に増減できるように構
成され、その上面2aには製品固定治具2が配置され
る。
【0019】製品固定治具2は、図示しない製品をその
上面2a等に固定するために備えられ、角度調整ステー
ジ1によってこの製品固定治具2の傾斜角を増減するこ
とにより、製品傾斜角度を調整することができる。
【0020】平行ガラス3は、製品固定治具2の上面2
aに配置される。この平行ガラス3は、透明でゆがみの
存在しない光学ガラス製であって、図2及び図3に示す
ように、その上面3aに十字にけがき線6が描かれ、下
面3bにはガラスの内部に向かって鏡面仕上げが施され
ている。また、上面3aと下面3b及び側面3cは高精
度で平行度及び垂直度が調整されている。
【0021】図1に示すように、平行ガラス3の上方に
は、焦点合わせ用のレンズ4を有するテレビカメラ5が
設置されている。そして、テレビカメラ5はテレビモニ
タ8に接続されている。
【0022】テレビモニタ8は、図4に示すように、直
交する縦軸及び横軸と、両軸に所定間隔を置いて付加さ
れた目盛りからなる調整ライン7を映し出すことがで
き、この調整ライン7は縦横軸ともに画面上の任意の位
置に平行移動させることができる。
【0023】次に、上記構成を有する装置を使用した本
発明にかかる傾斜角調整方法の第1実施例の動作につい
て説明する。
【0024】図1に示すように、まず、テレビカメラ5
のレンズ4を調整してテレビカメラ5の焦点を平行ガラ
ス3の上面3aに合わせる。この映像は、図4に示すよ
うに、テレビモニタ8に映し出される。
【0025】テレビモニタ8には、予め調整ライン7が
映し出されており、この調整ライン7をモニタに映し出
された平行ガラス3の上面3aのけがき線6に合わせ
る。
【0026】次に、調整ライン7はそのままにしてお
き、テレビカメラ5のレンズ4を調整して、平行ガラス
3の下面にテレビカメラ5の焦点を合わせる。
【0027】ここで、平行ガラス3は下面が鏡面になっ
ているため、上面3aのけがき線6が映って見える。そ
の映像が、テレビモニタ8に映し出される。この時、映
し出されたけがき線6と調整ライン7との平面的なずれ
量を測定する。
【0028】図5に示すように、この平面的なずれ量m
と平行ガラス3の板厚tとから、次式により製品固定治
具2の上面2aとテレビカメラ5のテレビカメラの光軸
9の傾斜角θを算出することができ、角度調整ステージ
1を介して製品固定治具2の傾斜角を増減させながら上
記測定を繰り返して製品固定治具2を所望の角度に調整
することができる。 θ=sin−1(m/t)
【0029】次に、本発明にかかる傾斜角調整方法の第
2実施例について説明する。尚、本実施例においても上
記第1実施例と同一の装置を使用する。
【0030】まず、図1に示すように、テレビカメラ5
のレンズ4を調整して平行ガラス3の上面3aにテレビ
カメラ5の焦点を合わせる。この映像は、図4に示すよ
うに、テレビモニタ8に映し出される。
【0031】そして、テレビモニタ8には、予め調整ラ
イン7が映し出されており、この調整ライン7を平行移
動させモニタに映し出された平行ガラス3の上面3aの
けがき線6に合わせる。
【0032】次に、調整ライン7はそのままにしてお
き、テレビカメラ5のレンズ4を調整して、平行ガラス
3の下面にテレビカメラ5の焦点を合わせる。
【0033】ここで、平行ガラス3は下面が鏡面になっ
ているため、上面3aのけがき線6が映って見える。そ
の映像が、テレビモニタ8に映し出される。この時、映
し出されたけがき線6と調整ライン7が一致していれば
テレビカメラ5の光軸9と製品固定治具2の上面2aは
垂直であると判断することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ダイヤルゲージなどの
外部測定器や、レーザ等の光を使用する必要がなく、平
行度のみならず定量的に傾斜角を測定しながら、調整の
対象となる面の傾斜角を増減させ所望の角度となるよう
に調整することことができる傾斜角調整方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる傾斜角調整方法に使用する装置
を示す概略図である。
【図2】図1の装置に使用する平行ガラスを示す図であ
って、(a)は上面図、(b)は正面図である。
【図3】図2の平行ガラスの斜視図である。
【図4】モニタへの映像例を示す概略図である。
【図5】平行ガラス傾斜角を説明するための図である。
【図6】従来の傾斜角調整方法の一例を示す配置図であ
る。
【図7】従来の傾斜角調整方法の一例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 角度調整ステージ 2 製品固定治具 3 平行ガラス 4 レンズ 5 テレビカメラ 6 けがき線 7 調整ライン 8 テレビモニタ 9 光軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面と下面が互いに平行な平行ガラスの
    該上面にけがき線を施すとともに、前記下面の内側に鏡
    面仕上げを施し、 傾斜角の調整の対象となる面上に、前記平行ガラスをそ
    の上面が上方を向くように載置し、 該平行ガラスの上方にテレビカメラを配置し、 前記平行ガラスの前記上面の前記けがき線の位置と、前
    記下面に映し出された前記けがき線の位置とのずれ量を
    前記テレビカメラによって撮影された像を表示するテレ
    ビモニタの画面上で測定し、 該測定値から前記テレビカメラの光軸と前記調整の対象
    となる面の傾斜角を算出しながら、該調整の対象となる
    面の傾斜角を増減させ所望の角度となるように調整する
    ことを特徴とする傾斜角調整方法。
  2. 【請求項2】 上面と下面が互いに平行な平行ガラスの
    該上面にけがき線を施すとともに、前記下面の内側に鏡
    面仕上げを施し、 傾斜角の調整の対象となる面上に、前記平行ガラスをそ
    の上面が上方を向くように載置し、 該平行ガラスの上方にテレビカメラを配置し、 前記平行ガラスの前記上面の前記けがき線の位置と、前
    記下面に映し出された前記けがき線の位置とを、前記テ
    レビカメラによって撮影された像を表示するテレビモニ
    タの画面上で一致させることにより、前記テレビカメラ
    の光軸に対して前記調整の対象となる面を垂直に位置決
    めすることを特徴とする傾斜角調整方法。
JP9249398A 1998-03-20 1998-03-20 傾斜角調整方法 Pending JPH11271054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008087707A1 (ja) * 2007-01-16 2008-07-24 Pioneer Corporation 車両用画像処理装置及び車両用画像処理プログラム

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JPWO2008087707A1 (ja) * 2007-01-16 2010-05-06 パイオニア株式会社 車両用画像処理装置及び車両用画像処理プログラム
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Effective date: 20040809

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