JPH11270416A - 排気ガス還流量制御弁 - Google Patents

排気ガス還流量制御弁

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JPH11270416A
JPH11270416A JP10076907A JP7690798A JPH11270416A JP H11270416 A JPH11270416 A JP H11270416A JP 10076907 A JP10076907 A JP 10076907A JP 7690798 A JP7690798 A JP 7690798A JP H11270416 A JPH11270416 A JP H11270416A
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JP
Japan
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diaphragm
exhaust gas
gas recirculation
pressure chamber
output shaft
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JP10076907A
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Masayuki Suganami
正幸 菅波
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】EGR制御弁の機構の簡略化と制御の高精度化
を図り、車両の急減速時にはEGR制御弁の高速応答閉
弁を保証して機関の黒煙発生を解消する。 【解決手段】EGR還流路2側から弁体5のリフト方向
に向けて順に大気圧室9,ダイアフラム10,ダイアフ
ラム作動圧力室8,モータ22が配置される。ダイアフ
ラム10に弁体5の軸部一端5Bが接続される。モータ
22の出力軸13は運動変換部40を介して直線運動
し、弁体軸部5A及びダイアフラム10と非連結であ
る。出力軸13がモータ22の駆動により直線移動する
と弁体5が負圧によるダイアフラム10の動きに伴い出
力軸13に追従する。車両の急減速時に圧力室8が負圧
から大気圧に高速に切り替わり、ダイアフラム10がば
ね11の力で出力軸13から離れ弁体5が排気ガス還流
路2を高速全閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の内燃機関
に用いられる排気ガス還流量制御弁(以下、EGR制御
弁と称することもある)に関する。
【0002】
【従来の技術】EGR制御弁は、内燃機関の排気管と吸
気管とを接続する排気ガス還流路に該排気ガス還流路を
開閉制御(すなわち開度制御)する弁体を設けて、吸気
管への排気ガス還流量を制御している。
【0003】EGR制御弁の作動機構としては、代表的
なものとして、負圧と大気圧との差圧に応動するダイ
アフラムにより前記弁体を作動させる方式と、モータ
(例えばステップモータ)の回転をスクリュー機構を介
して直線運動に変換して前記弁体を作動させる方式のも
のがある。
【0004】の方式(ダイアフラム駆動方式)の場合
には、EGRの弁体の開度制御がダイアフラムを作動さ
せる負圧の圧力変動によって影響を受けるために、それ
を補うため種々の提案がなされている。
【0005】例えば、特開平5−26117号公報に開
示される排気還流量制御弁では、ダイアフラムを補助す
る駆動機構として電磁石及び永久磁石を設け、ダイアフ
ラムの変位をリフトセンサが検出して、この検出信号を
前記電磁石にフィードバックすることでEGRの弁体を
高精度に開度制御したり、特開平6−50217号公報
に開示される排気還流量制御弁では、ダイアフラムによ
って仕切られる負圧室と大気圧室とを連通する連通路に
ソレノイドバルブを設け、ダイアフラムの変位をリフト
センサが検出して、この検出信号を上記ソレノイドにフ
ィードバックして負圧室の圧力制御を行なうことでEG
Rの弁体を高精度に開度制御したり、特開平9−144
608号公報に開示される排気ガス再循環装置では、ダ
イアフラムによって仕切られる負圧室と大気圧室のうち
負圧室側に負圧を調整するサーボ弁(パイロットバル
ブ)を設け、このサーボ弁をステッピングモータ及び運
動変換機構(ステッピングモータの回転を直線運動に変
換する変換機構)を介して作動制御することで、ダイア
フラムに印加される負圧を制御して、EGRの弁体を高
精度に開度制御する技術等が提案されている。
【0006】これらの従来技術は、ダイアフラムを補助
する駆動機構及びその制御系によって、装置が複雑化
し、その分、製品コストが高くなる。
【0007】一方、の方式、すなわちモータの回転を
スクリュー機構を介して直線運動に変換して前記弁体を
作動させる方式は、例えば、特開平4−276166号
に開示されており、比較的、機構の簡略化を図りつつ、
ステップモータ等を利用してEGRの弁体を高精度に制
御できる。さらに、これを改良したものとして、特開平
8−145221号公報に開示される流量制御弁では、
EGRの弁軸とステップモータの出力軸(この出力軸
は、ステップモータの回転を直線運動に変換した後のも
ので、昇降動作を行なう)とをダイアフラムを介して連
結して、EGRの弁体をステップモータにより駆動制御
するほかに、ダイアフラムに印加される負圧によりダイ
アフラムを作動させて上記モータの推力をアシストする
ことで、モータの負担を軽減させる方式が提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来方式のう
ち、の方式は、比較的、機構の簡略化を図りつつ、E
GR制御弁を高精度に制御できるが、その開閉制御速度
は、ステップモータ及びそのモータの運動変換機構の応
答性に拘束される。
【0009】すなわち、モータを利用したEGR制御弁
の場合、制御弁の全閉から全開、もしくは全開から全閉
に要する時間は、例えばモータとしてステップモータを
使用した場合、総ステップ数が流量分解能を考慮して、
50step前後、駆動パルス速度は脱調なくモータを
駆動出来るのが100〜250pps程度であることか
ら200msecから500msec程度となる。
【0010】このような時間を要するEGR制御弁を、
例えばディーゼル機関に適用した場合、車両の急減速時
にEGR制御弁の全閉までの時間が遅く、EGR制御が
閉じるまでの間に要求されていない排気ガスが機関に流
れ込み、その結果、不完全燃焼が生じて黒煙が発生する
原因となる。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、EGR制御弁の機構の簡略化と開度制御(排気ガ
ス還流量制御)の高精度化を図りつつ、しかも、車両の
急減速時にEGR制御弁の高速応答閉弁動作を実現して
上記のような黒煙発生問題を解決できるEGR制御弁を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、基本的には、次のように構成する(なお、
構成要素に付した符号は、図1の実施例のものを引用し
た)。
【0013】すなわち、内燃機関の排気管と吸気管とを
接続する排気ガス還流路2を開閉制御して吸気管への排
気ガス還流量を制御するEGR制御弁1において、前記
排気ガス還流路2を開閉する弁体5を閉じ方向に付勢す
る戻しばね11と、前記戻しばね11の力に抗して前記
弁体5を負圧と大気圧との差圧により開方向に引き上げ
るダイアフラム10と、モータ22の回転運動を直線運
動に変換し、その直線運動の出力軸13が前記ダイアフ
ラム10及び前記弁体5と非連結としてある運動変換部
40と、前記モータ22の制御手段と、前記負圧の制御
手段とを備え、前記運動変換部40の直線運動出力軸1
3の一端13Bが前記負圧を導入するダイアフラム作動
圧力室8に位置して前記ダイアフラム10及び前記弁体
5に対する可動位置決めストッパと成り、前記ダイアフ
ラム作動圧力室8に導入される圧力が負圧から大気圧に
高速に切り替わると前記ダイアフラム10が前記戻しば
ね11の力により前記ストッパ13Bから離れて前記弁
体5が前記排気ガス還流路2を高速全閉するよう設定し
た。
【0014】上記構成によれば、車両の運転状態に応じ
て、モータ22の回転制御により直線運動出力軸(モー
タ出力軸)13が位置制御され、一方、ダイアフラム作
動圧力室8の負圧制御によりダイアフラム10が変位す
る。このダイアフラム10の位置精度は、負圧制御の精
度を高めなくとも、ダイアフラム10が直線運動出力軸
13の位置を超えようとすると直線運動出力軸13の一
端13B(ストッパ)に接して拘束されるので、高い位
置精度が保証され、ひいてはEGRの弁体5の位置精度
が保証され、高精度のEGR制御を可能にする。
【0015】また、本発明によれば、ダイアフラム作動
圧力室8に導入される圧力が負圧から大気圧に高速に切
り替わる場合には、モータ22による直線運動出力軸1
3の動作よりも速くダイアフラム10が戻しばね11の
力により応答して、弁体5が排気ガス還流路2を高速に
閉じるので、このEGR高速閉弁動作を車両の急減速時
に利用して、急減速時に内燃機関に排気ガスが流入する
ことを防ぎ、燃焼不具合が生じるのを防止することがで
きる。
【0016】なお、本発明の具体的態様としては、例え
ば、次のように構成する。
【0017】内燃機関の排気管と吸気管とを接続する排
気ガス還流路2を開閉制御して吸気管への排気ガス還流
量を制御するEGR制御弁において、前記排気ガス還流
路2に設置された弁体5と、前記弁体5のリフト量を制
御して前記排気ガス還流路2を開閉制御するアクチュエ
ータとを備え、前記アクチュエータは、前記排気ガス還
流路2側から弁体のリフト方向に向けて順に配置された
大気圧室9,ダイアフラム10,負圧や大気圧を切替可
能に導入するダイアフラム作動圧力室8,モータ22の
回転を直線運動に変換する出力軸13を有する運動変換
部40とを備え、前記ダイアフラム10に前記弁体5の
軸部5Aの一端5Bが接続され、前記ダイアフラム作動
圧力室8には前記ダイアフラム10を介して前記弁体5
を閉じ方向に付勢する戻しばね11が内装され、前記運
動変換部40の直線運動出力軸13は、前記弁体5の軸
部5Aと同一軸線上に該軸部5A及びダイアフラム10
と非連結状態で配置され、前記直線運動出力軸13が前
記モータ22の駆動により移動すると前記弁体5が前記
負圧によるダイアフラム10の動きに伴って前記直線運
動出力軸13に追従し、前記ダイアフラム作動圧力室8
に導入される圧力が負圧から大気圧に高速に切り替わる
と前記ダイアフラム10が前記戻しばね11の力で前記
直線運動出力軸13から離れて前記弁体5が前記排気ガ
ス還流路2を高速全閉する構成とし、このダイアフラム
作動圧力室8に導入される圧力が負圧から大気圧に高速
に切り替わる条件を車両の急減速時としたことを特徴と
する。なお、この詳細は、以下の実施例で述べる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1〜図3を用
いて説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係るEGR制
御弁の縦断面図、図2は本実施例のEGR制御システム
(装置)全体の構成図である。
【0020】図1において、EGR制御弁1は、排気ガ
ス還流路2の流路ボディ4に設置される。排気ガス還流
路2は、図2に示すように、内燃機関110の排気管1
30と吸気管120とを接続し、EGR制御弁1が排気
ガス還流路2を開閉制御して吸気管120へ供給される
排気ガス還流量を制御する。
【0021】EGR制御弁1の本体は、排気ガス還流路
2の流路ボディ4と、ダイアフラム10を介して仕切り
形成した大気圧室9とダイアフラム作動圧力室8(負圧
室と称せられることもあるが、ここでは、以下、作動圧
力室と称する)とを有するダイアフラムケース7と、ス
テップモータ22とを一体的に組立てて成る。
【0022】ダイアフラムケース7は上ケース7Aと下
ケース7Bとを合体させたもので、ケース7A,7Bに
よりダイアフラム10が挾持され、下ケース7B側に大
気圧室9が配置され、上ケース7A側に作動圧力室8が
配置される。ステップモータ22は、ロータ15の回転
を直線運動に変換して出力する運動変換部40を含む。
運動変換部40については後述する。
【0023】EGR制御弁1は、大別すると、排気ガス
還流路2、該還流路2に設置された弁体5と、弁体5の
リフト量を制御するアクチュエータ及びその制御系とで
構成される。
【0024】アクチュエータは、排気ガス還流路2側か
ら弁体5のリフト方向に向けて順に配置した大気圧室
9,ダイアフラム10,作動圧力室8,ステップモータ
22及びその運動変換部40等で構成される。
【0025】弁体5の軸部5Aは、流路ボディ4から軸
部案内部6を介して大気圧室9側に突出し、軸部5Aの
一端5Bがダイアフラム10の中央部に接続される。作
動圧力室8には、戻しばね11が内装され、この戻しば
ね11がダイアフラム10を介して弁体5を閉じ方向に
付勢し、作動圧力室8が大気圧状態の場合には、弁体5
が排気ガス還流路2に設けた弁座3に着座する。ダイア
フラム10は、その両面に補強プレート30,31が設
けてあり、戻しばね11はプレート31と上ケース7A
の上部内壁との間に介在させている。
【0026】ステップモータ22は、ステータコイル1
6、ロータ15を備え、ロータ15の内周部にめねじ1
5Aが切ってあり、このロータ15内周に出力軸13の
一端に形成したおねじ13Aが螺合する。ロータ15は
ラジアル軸受19,20により回転可能に支持される
が、軸方向は固定されている。したがって、ロータ15
の回転運動は、上記めねじ15A及びおねじ13Aを介
してモータ出力軸14の直線運動に変換され、めねじ1
5A,おねじ13Aにより運動変換部40が構成され
る。モータ22には、外部の駆動回路170(図2参
照)と電気的に接続するための端子18を有するコネク
タ17が一体に設けてある。
【0027】運動変換部40の直線運動出力軸(モータ
出力軸)13は、弁体5の軸部5Aと同一軸線上に該軸
部5Aと非連結状態で配置される。
【0028】上ケース7Aには、圧力導入パイプ12の
一端が接続される。圧力導入パイプ12には、図2に示
すように圧力制御弁160が配置され、制御コンピュー
タ180が圧力制御弁160を介して作動圧力室8内の
負圧を内燃機関の運転状態に応じて制御し、且つ、内燃
機関の運転状態において急減速になると作動圧力室8内
を負圧から大気圧に高速に切り替わるよう圧力制御弁1
60を介して制御するよう設定されている。
【0029】圧力制御弁160は、例えば、三方切替弁
よりなり、吸気管120からの負圧の導入割合(負圧導
入管140を介して導入される)と大気導入部150を
介して導入される大気導入割合を、例えば図4(a),
(b)に示すようにパルス幅変調信号によりデューティ
制御することにより負圧を制御する。
【0030】次に上記EGR制御弁1の動作を説明す
る。
【0031】図2に示すように、内燃機関の運転状態を
示す負荷量,内燃機関回転数,内燃機関冷却水温度に関
する検出データは、それぞれのセンサ190,200,
210を介して制御コンピュータ180に取り込まれ
る。制御コンピュータ180は、これらの検出データか
らEGR制御弁1のリフト量(すなわち、EGR制御弁
開度,排気ガス還流量)を演算するマップを有してお
り、その演算結果に基づき駆動回路170を介してステ
ップモータ22を駆動制御して直線運動出力軸13の位
置制御を行なうと共に、圧力制御弁1を制御するデュー
ティ信号を形成して作動圧力室8内の圧力を制御する。
【0032】ダイアフラム10には、作動圧力室8の負
圧と大気圧室9の大気圧との差圧により弁体5を開方向
に引き上げる推力が発生する(この推力は戻しばね11
の力に抗した力となる)。
【0033】この時、ダイヤフラム10は、弁体5が目
標開度になるよう位置が制御されたモータ出力軸13の
一端部13Bに当接してそれ以上の変位が阻止され、こ
のようにして、弁体5の開弁位置(開度)が決定され
る。すなわち、モータ出力軸(直線運動出力軸)13の
一端13Bが、負圧を導入するダイアフラム作動圧力室
8に位置してダイアフラム10及び弁体5に対する可動
位置決めストッパと成る。その結果、モータ出力軸13
がモータ22の駆動により移動すると、図3(a)に示
すように弁体5がダイアフラム10の動きに伴ってモー
タ出力軸13に追従する。
【0034】以上の動作は、ダイアフラム10の負圧に
よる推力が戻しばね11の反発力より大きく、ステップ
モータ22により生じる軸推力より小なる時に実行され
る。
【0035】さらに、制御コンピュータ180は、車両
の急減速を、内燃機関の負荷量(例えばアクセルペダル
の踏込量,アクセル踏込スイッチ,スロットル開度等の
いずれか一つ)及び内燃機関回転数から判別し、急減速
状態を検出した場合には、圧力制御弁160のデューテ
ィを0%にして〔図4(b)参照〕、作動圧力室8に導
入される圧力を負圧から大気圧に高速に切り替える(ダ
イアフラム10への印加負圧の遮断)。
【0036】したがって、車両の急減速時には、図3
(b)に示すように、ダイアフラム10が戻しばね11
の力でモータ出力軸一端(可動位置決めストッパ)13
Bから離れて、弁体5が排気ガス還流路2を高速全閉す
る。これにより、車両の急減速時の排気ガスの還流を遮
断し、内燃機関の運転性を確保し、排気ガス管への黒煙
発生を防止する。
【0037】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、EGR制
御弁の開度位置決めをモータを利用して高精度に行なう
方式を採用した場合であっても、車両の急減速時には、
EGR制御弁の開弁から全閉へ要する時間をモータ駆動
によって得られる時間よりも短縮させることが可能にな
り、急減速時のEGR制御弁高速全閉を実現することが
できる。その結果、本発明をディーゼル機関のEGR制
御弁に適用した場合、制御弁の閉弁遅れによる障害、例
えば黒煙の発生を抑え、排気ガス浄化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るEGR制御弁の縦断面
図。
【図2】上記実施例のEGR制御システム全体の構成
図。
【図3】上記実施例の動作の一例を示す説明図。
【図4】上記実施例に用いる圧力制御弁のデューティ制
御の説明図。
【符号の説明】
1…EGR制御弁、2…排気ガス還流路、5…弁体、7
…ダイアフラムケース、8…ダイアフラム作動圧力室、
9…大気圧室、10…ダイアフラム、11…戻しばね、
12…圧力導入パイプ、13…モータ出力軸(直線運動
出力軸)、13A…おねじ部、13B…出力軸一端(可
動位置決めストッパ)、15…ロータ、15A…めねじ
部、22…ステップモータ、40…運動変換部、110
…内燃機関、120…吸気管、130…排気管、160
…圧力制御弁、180…制御コンピュータ(モータ制御
手段、負圧制御手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気管と吸気管とを接続する
    排気ガス還流路を開閉制御して吸気管への排気ガス還流
    量を制御する排気ガス還流量制御弁において、 前記排気ガス還流路を開閉する弁体を閉じ方向に付勢す
    る戻しばねと、前記戻しばねの力に抗して前記弁体を負
    圧と大気圧との差圧により開方向に引き上げるダイアフ
    ラムと、モータの回転運動を直線運動に変換し、その直
    線運動の出力軸が前記ダイアフラム及び前記弁体と非連
    結としてある運動変換部と、前記モータの制御手段と、
    前記負圧の制御手段とを備え、 前記運動変換部の直線運動出力軸の一端が前記負圧を導
    入するダイアフラム作動圧力室に位置して前記ダイアフ
    ラム及び前記弁体に対する可動位置決めストッパと成
    り、前記ダイアフラム作動圧力室に導入される負圧が遮
    断されると前記ダイアフラムが前記戻しばねの力により
    前記ストッパから離れて前記弁体が前記排気ガス還流路
    を高速全閉するよう設定されていることを特徴とする排
    気ガス還流量制御弁。
  2. 【請求項2】 前記モータの制御手段は、内燃機関の運
    転状態に応じて前記モータを制御して前記直線運動出力
    軸を移動制御し、 前記負圧の制御手段は、前記ダイアフラム作動圧力室に
    接続された圧力導入パイプの圧力制御弁を介してダイア
    フラム作動圧力室内の負圧を内燃機関の運転状態に応じ
    て制御し、且つ、内燃機関の運転状態において急減速に
    なると前記ダイアフラム作動圧力室内を負圧から大気圧
    に高速に切り替わるよう前記圧力制御弁を介して制御す
    るよう設定されている請求項1記載の排気ガス還流量制
    御弁。
  3. 【請求項3】 内燃機関の排気管と吸気管とを接続する
    排気ガス還流路を開閉制御して吸気管への排気ガス還流
    量を制御する排気ガス還流量制御弁において、 前記排気ガス還流路に設置された弁体と、前記弁体のリ
    フト量を制御して前記排気ガス還流路を開閉制御するア
    クチュエータとを備え、 前記アクチュエータは、前記排気ガス還流路側から弁体
    のリフト方向に向けて順に配置された大気圧室,ダイア
    フラム,負圧や大気圧を切替可能に導入するダイアフラ
    ム作動圧力室,モータの回転を直線運動に変換する出力
    軸を有する運動変換部とを備え、 前記ダイアフラムに前記弁体の軸部一端が接続され、前
    記ダイアフラム作動圧力室には前記ダイアフラムを介し
    て前記弁体を閉じ方向に付勢する戻しばねが内装され、 前記運動変換部の直線運動出力軸は、前記弁体の軸部と
    同一軸線上に該軸部及び前記ダイアフラムと非連結状態
    で配置され、前記直線運動出力軸が前記モータの駆動に
    より移動すると前記弁体が前記負圧によるダイアフラム
    の動きに伴って前記直線運動出力軸に追従し、前記ダイ
    アフラム作動圧力室に導入される圧力が負圧から大気圧
    に高速に切り替わると前記ダイアフラムが前記戻しばね
    の力で前記直線運動出力軸から離れて前記弁体が前記排
    気ガス還流路を高速全閉する構成とし、このダイアフラ
    ム作動圧力室に導入される圧力が負圧から大気圧に高速
    に切り替わる条件を車両の急減速時としたことを特徴と
    する排気ガス還流量制御弁。
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