JPS60228771A - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents
エンジンの点火時期制御装置Info
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- JPS60228771A JPS60228771A JP59084137A JP8413784A JPS60228771A JP S60228771 A JPS60228771 A JP S60228771A JP 59084137 A JP59084137 A JP 59084137A JP 8413784 A JP8413784 A JP 8413784A JP S60228771 A JPS60228771 A JP S60228771A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative pressure
- ignition timing
- line
- pressure chamber
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/155—Analogue data processing
- F02P5/1558—Analogue data processing with special measures for starting
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の属する技術分野)
本発明は、エンジンの運転状態に応じて点火時期を制御
する点火時期制御装置に関するもので、特に、負圧によ
って作動されるダイヤフラム式のエンジン点火時期制御
装置に関するものである。
する点火時期制御装置に関するもので、特に、負圧によ
って作動されるダイヤフラム式のエンジン点火時期制御
装置に関するものである。
(発明の背景及び従来技術の問題点)
エンジンの点火時期は、一般に、通常の運転時に最大の
エンジン効率が得られるような標準点火時期に設定され
ている。しかしながら、冷間時、すなわちエンジン温度
が低いとき、あるいは吸気温度が低いときには、燃料が
霧化しにくいため、標準点火時期では不整燃焼が生じ、
自動車に搭載した場合にドライバビリティが損われると
いう問題がある。そこで、従来、例えば特公昭57−3
8785号公報にも示されているように、冷間時には点
火時期を標準点火時期よりも進め、トルクを滑らかにし
てドライバビリティの向上を図るようにしている。この
ような点火時期制御装置には、冷間時にのみ点火時期が
一定角度進められるオンφオフ状の進角特性を備えたダ
イヤプラム弐制御装置が用いられることが多い。
エンジン効率が得られるような標準点火時期に設定され
ている。しかしながら、冷間時、すなわちエンジン温度
が低いとき、あるいは吸気温度が低いときには、燃料が
霧化しにくいため、標準点火時期では不整燃焼が生じ、
自動車に搭載した場合にドライバビリティが損われると
いう問題がある。そこで、従来、例えば特公昭57−3
8785号公報にも示されているように、冷間時には点
火時期を標準点火時期よりも進め、トルクを滑らかにし
てドライバビリティの向上を図るようにしている。この
ような点火時期制御装置には、冷間時にのみ点火時期が
一定角度進められるオンφオフ状の進角特性を備えたダ
イヤプラム弐制御装置が用いられることが多い。
一方、自動車の燃料消費率を向上させるためには、エン
ジンのアイドリング回転数をできる限り低く抑えること
が有効とされている。しかしながら、アイドリング回転
数を低くすると、低回転のために燃焼が不安定となり、
その回転が不安定となって自動車の振動を招くなど、ア
イドル時のフィーリングが著しく悪化する。これに対し
て、アイドル時に点火時期を一定角度進めると、燃料消
費率を悪化させることなく、アイドリング回転数の安定
性を確保できることが判明した。
ジンのアイドリング回転数をできる限り低く抑えること
が有効とされている。しかしながら、アイドリング回転
数を低くすると、低回転のために燃焼が不安定となり、
その回転が不安定となって自動車の振動を招くなど、ア
イドル時のフィーリングが著しく悪化する。これに対し
て、アイドル時に点火時期を一定角度進めると、燃料消
費率を悪化させることなく、アイドリング回転数の安定
性を確保できることが判明した。
したがって、冷間時及びアイドル時にそれぞれ点火時期
が進められる点火時期制御装置を設ければ、ドライブフ
ィーリングに優れたエンジンが得られることになる。
が進められる点火時期制御装置を設ければ、ドライブフ
ィーリングに優れたエンジンが得られることになる。
ところで、常用されるエンジン回転数は1500〜20
00rpm程度であり、冷間時においてもこのエンジン
回転数の下でのドライバビリティの確保が望まれる。ま
た、燃料消費率の向上のためにめられるアイドリング回
転数は135Orpm程度である。一方、点火時期の要
求進角量は、エンジン回転数300Orpmあたりまで
は回転数の上昇とともに大きくなるのが普通である。そ
のために、冷間時に要求される進角量は10°程度、ア
イドル時に要求される進角量は5°程度と、両名で異な
ってくる。したがって、これら両者の要求を回持に満足
させるためには、特性の異なる2組の点火時期進角機構
を設けなければならないことになる。
00rpm程度であり、冷間時においてもこのエンジン
回転数の下でのドライバビリティの確保が望まれる。ま
た、燃料消費率の向上のためにめられるアイドリング回
転数は135Orpm程度である。一方、点火時期の要
求進角量は、エンジン回転数300Orpmあたりまで
は回転数の上昇とともに大きくなるのが普通である。そ
のために、冷間時に要求される進角量は10°程度、ア
イドル時に要求される進角量は5°程度と、両名で異な
ってくる。したがって、これら両者の要求を回持に満足
させるためには、特性の異なる2組の点火時期進角機構
を設けなければならないことになる。
こ発明の目的)
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、1組のダイヤフラム式点火時期進角機
構により、冷間時及びアイドル時のいずれにおいてもそ
れぞれに適した点火時期が得られるようにし、それによ
って冷間時のドライバビリティが向上されるとともに、
アイドル時のフィーリングも良好に保たれるようにする
ことである。
て、その目的は、1組のダイヤフラム式点火時期進角機
構により、冷間時及びアイドル時のいずれにおいてもそ
れぞれに適した点火時期が得られるようにし、それによ
って冷間時のドライバビリティが向上されるとともに、
アイドル時のフィーリングも良好に保たれるようにする
ことである。
(発明の特徴)
この目的を達成するために、本発明では、グイヤフラム
弐点火時期進角機構においてはそのダイヤフラムによっ
て仕切られた負圧室に導入される負圧の大きさに応じて
進角量が変化することに着目し、その負圧室に、異なる
大きさの負圧が導かれる2つの負圧ラインを接続するよ
うにしている。その負圧ラインのうち、第1のラインは
アイドル時に開かれて、比較的低いほぼ一定の大きさの
負圧を負圧室に導くようになっており、第2のラインは
冷間時に開かれて、より大きい負圧を負圧室に導くよう
になっている。
弐点火時期進角機構においてはそのダイヤフラムによっ
て仕切られた負圧室に導入される負圧の大きさに応じて
進角量が変化することに着目し、その負圧室に、異なる
大きさの負圧が導かれる2つの負圧ラインを接続するよ
うにしている。その負圧ラインのうち、第1のラインは
アイドル時に開かれて、比較的低いほぼ一定の大きさの
負圧を負圧室に導くようになっており、第2のラインは
冷間時に開かれて、より大きい負圧を負圧室に導くよう
になっている。
これら第1及び第2のラインは、共−通の負圧源、例え
ば吸気管から負圧が導入されるようにすることができる
。その場合には、第1のラインに調圧弁を設け、そのラ
インを通して導かれる負圧が負圧源の負圧より小さく、
かつほぼ一定の大きさとなるようにする。冷間時でもア
イドル時でもないときには、その負圧室に大気が導入さ
れて点火時期の進角が解除されるようにする。
ば吸気管から負圧が導入されるようにすることができる
。その場合には、第1のラインに調圧弁を設け、そのラ
インを通して導かれる負圧が負圧源の負圧より小さく、
かつほぼ一定の大きさとなるようにする。冷間時でもア
イドル時でもないときには、その負圧室に大気が導入さ
れて点火時期の進角が解除されるようにする。
(実 施 例)
以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明による点火時期制御装置の基本的な実
施例を示す回路図である。この図から明らかなように、
ディストリビュータの可動ブレーカプレートlには、ダ
イヤフラム式負圧アクチュエータ2の負圧室3を仕切る
ダイヤフラム4に固定されたロッド5が連結されており
、その負圧室3に負圧が作用したとき、ダイヤフラム4
がリターンスプリング6に抗して負圧室3側に吸引され
て、ブレーカプレート1が図の矢印方向に回動し、その
回動角度に応じて点火時期が進められるようになってい
る。ダイヤフラム4は、点火時期が例えばlO°進角さ
れる限界位置までは、負圧室3内の負圧の大きさに応じ
て移動されるようになっている。
施例を示す回路図である。この図から明らかなように、
ディストリビュータの可動ブレーカプレートlには、ダ
イヤフラム式負圧アクチュエータ2の負圧室3を仕切る
ダイヤフラム4に固定されたロッド5が連結されており
、その負圧室3に負圧が作用したとき、ダイヤフラム4
がリターンスプリング6に抗して負圧室3側に吸引され
て、ブレーカプレート1が図の矢印方向に回動し、その
回動角度に応じて点火時期が進められるようになってい
る。ダイヤフラム4は、点火時期が例えばlO°進角さ
れる限界位置までは、負圧室3内の負圧の大きさに応じ
て移動されるようになっている。
負圧室3には、はぼ一定の負圧を発生する低負圧源7文
と、その低負圧源7見より大きい負圧を発生する高負圧
源7hとから、第1ライン81、第2ライン82の2つ
の負圧ライン8を通してそれぞれの負圧が導入されるよ
うになっている。第1ライン81には、ソレノイド9a
によって作動される弁体9bを備えた第1ソレノイド弁
9が設けられている。そのソレノイド9aは、イグニシ
ョンコイルIOCから導かれる信号によりエンジン回転
数を検出して、その回転数が例えばe50rp+s以下
のときオンとなるアイドル状態検出回路lOによって励
磁されるようになっており、その励磁によって弁体9b
が引き寄せられ、第1ライン81が開かれて、負圧室3
が低負圧源7見に連通されるようになっている。ソレノ
イド9aに通電されないときには、弁体9bが第1ライ
ン8里を閉じ、負圧室3への負圧を遮断するようになっ
ている。
と、その低負圧源7見より大きい負圧を発生する高負圧
源7hとから、第1ライン81、第2ライン82の2つ
の負圧ライン8を通してそれぞれの負圧が導入されるよ
うになっている。第1ライン81には、ソレノイド9a
によって作動される弁体9bを備えた第1ソレノイド弁
9が設けられている。そのソレノイド9aは、イグニシ
ョンコイルIOCから導かれる信号によりエンジン回転
数を検出して、その回転数が例えばe50rp+s以下
のときオンとなるアイドル状態検出回路lOによって励
磁されるようになっており、その励磁によって弁体9b
が引き寄せられ、第1ライン81が開かれて、負圧室3
が低負圧源7見に連通されるようになっている。ソレノ
イド9aに通電されないときには、弁体9bが第1ライ
ン8里を閉じ、負圧室3への負圧を遮断するようになっ
ている。
第2ライン82には、同様にソレノイド11aによって
作動される弁体11bを備えた第2ソレノイド弁11が
設けられている。このソレノイド弁11は、高負圧源7
hに連通する負圧入力ポートp1と、絞り12、大気導
管13及びフィルタ14を通して大気圧領域に連通ずる
大気圧ポー)P2と、負圧室3に連通する出力ポートp
3とを有する三方弁で、ソレノイド11aが励磁された
ときには、弁体11bが大気圧ポートP2側に引き寄せ
られて、高負圧源7hと負圧室3とを連通させるととも
に大気圧ポートp2を閉じ、ソレノイドllaへの通電
が止められたときには、弁体11bが負圧入力ポートp
t を閉じて、負圧室3が絞り12を介して大気圧領域
に連通されるようになっている。ソレノイドllaは、
冷間状態検出回路15から出力信号が発されるときに励
磁されるようになっている。この冷間状態検出回路15
は、エンジン冷却水の温度を検出してその温度が例えば
55℃以下のときにオンとなる水温スイッチ15aと、
吸気温度を検出してその温度が例えば15℃以下のとき
にオンとなる吸気温スイッチ15bとを、オア回路15
cの入力側に接続したもので、それらのスイッチ15a
。
作動される弁体11bを備えた第2ソレノイド弁11が
設けられている。このソレノイド弁11は、高負圧源7
hに連通する負圧入力ポートp1と、絞り12、大気導
管13及びフィルタ14を通して大気圧領域に連通ずる
大気圧ポー)P2と、負圧室3に連通する出力ポートp
3とを有する三方弁で、ソレノイド11aが励磁された
ときには、弁体11bが大気圧ポートP2側に引き寄せ
られて、高負圧源7hと負圧室3とを連通させるととも
に大気圧ポートp2を閉じ、ソレノイドllaへの通電
が止められたときには、弁体11bが負圧入力ポートp
t を閉じて、負圧室3が絞り12を介して大気圧領域
に連通されるようになっている。ソレノイドllaは、
冷間状態検出回路15から出力信号が発されるときに励
磁されるようになっている。この冷間状態検出回路15
は、エンジン冷却水の温度を検出してその温度が例えば
55℃以下のときにオンとなる水温スイッチ15aと、
吸気温度を検出してその温度が例えば15℃以下のとき
にオンとなる吸気温スイッチ15bとを、オア回路15
cの入力側に接続したもので、それらのスイッチ15a
。
15bはイグニションスイッチI GSWを介してバッ
テリBに接続されている。
テリBに接続されている。
このように構成された点火時期制御装置において、いま
、エンジンを冷間状態において始動させたとする。この
ときにはエンジン冷却水の温度あるいは吸気温度の少な
くとも一方は所定の温度より低いので、水温スイッチ1
5aあるいは吸気温スイッチ15bの少なくとも一方は
オンとなっている。したがって、イグニションスイッチ
IGSWを入れることにより、バッテリBの電圧が水温
スイッチ15aあるいは吸気温スイッチ15bを通して
オア回路15cに入力され、オア回路15cが、すなわ
ち冷間状態検出回路15が出力信号を発生する。その結
果、第2ソレノイド弁11のソレノイドllaが励磁さ
れ、大気圧ポートp2が閉じられるとともに、負圧入力
ボートp1と出カポ−)P3とが連通される。こうして
、このときには高負圧源7hと負圧アクチュエータ2の
負圧室3とが連通して、その負圧室3に大きな負圧が作
用することになるので、ダイヤフラム4が図で左方向に
限界位置まで吸引され、ブレーカプレート1が矢印で示
す時計方向に回動されて、点火時期が冷間時の適正点火
時期まで、例えば10゜進められる。
、エンジンを冷間状態において始動させたとする。この
ときにはエンジン冷却水の温度あるいは吸気温度の少な
くとも一方は所定の温度より低いので、水温スイッチ1
5aあるいは吸気温スイッチ15bの少なくとも一方は
オンとなっている。したがって、イグニションスイッチ
IGSWを入れることにより、バッテリBの電圧が水温
スイッチ15aあるいは吸気温スイッチ15bを通して
オア回路15cに入力され、オア回路15cが、すなわ
ち冷間状態検出回路15が出力信号を発生する。その結
果、第2ソレノイド弁11のソレノイドllaが励磁さ
れ、大気圧ポートp2が閉じられるとともに、負圧入力
ボートp1と出カポ−)P3とが連通される。こうして
、このときには高負圧源7hと負圧アクチュエータ2の
負圧室3とが連通して、その負圧室3に大きな負圧が作
用することになるので、ダイヤフラム4が図で左方向に
限界位置まで吸引され、ブレーカプレート1が矢印で示
す時計方向に回動されて、点火時期が冷間時の適正点火
時期まで、例えば10゜進められる。
燃料の霧化が良好に行われる程度にまでエンジン温度が
上昇したときには、冷却水及び吸気の温度はいずれも所
定値以上、例えば冷却水温が55℃以上で、かつ吸気温
が15℃以上となる。
上昇したときには、冷却水及び吸気の温度はいずれも所
定値以上、例えば冷却水温が55℃以上で、かつ吸気温
が15℃以上となる。
したがって、水温スイッチ15a及び吸気温スイッチ1
5bがともにオフとなり、冷間状態検出回路15の出力
信号が現れなくなるので、第2ソレノイド弁11のソレ
ノイドllaへの通電は停止され、弁体11bは負圧入
力ポートp1 を閉塞する。そして、大気圧ポートP2
が開かれて出力ポートpsと連通し、絞り12を通して
吸入される大気が負圧アクチュエータ2の負圧室3に流
入することになる。その結果。
5bがともにオフとなり、冷間状態検出回路15の出力
信号が現れなくなるので、第2ソレノイド弁11のソレ
ノイドllaへの通電は停止され、弁体11bは負圧入
力ポートp1 を閉塞する。そして、大気圧ポートP2
が開かれて出力ポートpsと連通し、絞り12を通して
吸入される大気が負圧アクチュエータ2の負圧室3に流
入することになる。その結果。
ダイヤフラム4はリターンスプリング6の弾力により図
で右方向に戻り、ブレーカプレー)1が反時計方向に回
動されて、点火時期は元の標準点火時期に復帰する。
で右方向に戻り、ブレーカプレー)1が反時計方向に回
動されて、点火時期は元の標準点火時期に復帰する。
エンジンが温間アイドル状態にあるときには、アイドル
状態検出回路lOがエンジンの回転数を検出して、第1
ソレノイド弁9のソレノイド9aを励磁させる。それに
よって弁体9bが第1ライン81を開き、低負圧源7文
と負圧アクチュエータ2の負圧室3とを連通させる。
状態検出回路lOがエンジンの回転数を検出して、第1
ソレノイド弁9のソレノイド9aを励磁させる。それに
よって弁体9bが第1ライン81を開き、低負圧源7文
と負圧アクチュエータ2の負圧室3とを連通させる。
一方、その負圧室3には、第2ライン82から絞り12
を通して少しずつ大気が導入されている。したがって、
負圧室3には、低負圧源7Mの一定負圧と絞り12を通
して導入される少量の大気とによって定められる比較的
低い負圧が作用することになる。その結果、ダイヤフラ
ム4が図で左方向に所定の量だけ移動し、ブレーカプレ
ート1を図の矢印で示す時計方向に所定の角度だけ回動
させる。こうして、点火時期は、温間アイドル時に要求
される角度、例えば5°だけ進められるようになる。
を通して少しずつ大気が導入されている。したがって、
負圧室3には、低負圧源7Mの一定負圧と絞り12を通
して導入される少量の大気とによって定められる比較的
低い負圧が作用することになる。その結果、ダイヤフラ
ム4が図で左方向に所定の量だけ移動し、ブレーカプレ
ート1を図の矢印で示す時計方向に所定の角度だけ回動
させる。こうして、点火時期は、温間アイドル時に要求
される角度、例えば5°だけ進められるようになる。
エンジンの回転数が上昇すると、アイドル状態検出回路
10により第1ソレノイド弁9のソレノイド9aへの通
電が停止され、弁体9bが第1ライン81を閉じる。し
たがって、負圧アクチュエータ2の負圧室3には、第2
ライン82からの大気のみが導入されることになるので
、ダイヤフラム4はリターンスプリング6の弾力により
図で右方向に戻り、ブレーカプレートlが反時計方向に
回動されて、所定の点火時期に復帰する。
10により第1ソレノイド弁9のソレノイド9aへの通
電が停止され、弁体9bが第1ライン81を閉じる。し
たがって、負圧アクチュエータ2の負圧室3には、第2
ライン82からの大気のみが導入されることになるので
、ダイヤフラム4はリターンスプリング6の弾力により
図で右方向に戻り、ブレーカプレートlが反時計方向に
回動されて、所定の点火時期に復帰する。
このようにして、1組の負圧アクチュエータ2を設ける
だけで、冷間時及びアイドル時のいずれにおいてもそれ
ぞれに適した点火時期の進角を得ることができるように
なる。
だけで、冷間時及びアイドル時のいずれにおいてもそれ
ぞれに適した点火時期の進角を得ることができるように
なる。
ところで、一般に、エンジンの負圧式制御装置において
は、その負圧源として吸気管負圧が用いられることが多
い。特に第1図の実施例における高負圧源7hとしては
、大きな負圧が得られる吸気管負圧が適している。一方
、はぼ一定の大きさの負圧がめられる低負圧源7文に適
した負圧源を見付けることは難しい。したがって、これ
らの負圧源7h、71として吸気管負圧が共通して利用
できるようになれば、実用上、非常に望ましいものとな
る。第2図は。
は、その負圧源として吸気管負圧が用いられることが多
い。特に第1図の実施例における高負圧源7hとしては
、大きな負圧が得られる吸気管負圧が適している。一方
、はぼ一定の大きさの負圧がめられる低負圧源7文に適
した負圧源を見付けることは難しい。したがって、これ
らの負圧源7h、71として吸気管負圧が共通して利用
できるようになれば、実用上、非常に望ましいものとな
る。第2図は。
この点を加味して修正した本発明による点火時期制御装
置の実用的な実施例を示す回路図である。同図において
、第1図のものと同様の部分には同じ符合が付されてい
る。
置の実用的な実施例を示す回路図である。同図において
、第1図のものと同様の部分には同じ符合が付されてい
る。
第2図から明らかなように、負圧アクチュエータ22は
、2枚のダイヤフラム41.42によって仕切られた2
つの負圧室31+32を有するデュアルタイプのアクチ
ュエータであり、ディストリビュータの可動ブレーカプ
レート1に連結されたロッド5は、第1ダイヤフラム4
1に対して所定の範囲内で軸方向に移動自在に支持され
るとともに、第2ダイヤフラム42に固定されている。
、2枚のダイヤフラム41.42によって仕切られた2
つの負圧室31+32を有するデュアルタイプのアクチ
ュエータであり、ディストリビュータの可動ブレーカプ
レート1に連結されたロッド5は、第1ダイヤフラム4
1に対して所定の範囲内で軸方向に移動自在に支持され
るとともに、第2ダイヤフラム42に固定されている。
これら第1及び第2ダイヤフラム41,42はそれぞれ
リターンスプリング6、、e2によって通常は図で右方
向に押圧されており、ロッド5の左側の端部と第1ダイ
ヤフラム41 とが互いに係合状態で保たれるようにな
っている。したがって、第1負圧室31に負圧が作用し
たときには、第1ダイヤフラム41がリターンスプリン
グ6■に抗して図で左側に吸引され、ロッド5が第2ダ
イヤフラム42とともに左側に引かれて、ブレーカプレ
ート1が図の矢印方向に回動し、点火時期が進められる
。第2負圧室32に負圧が作用したときにも、第2ダイ
ヤフラム42が図で左側に吸引されて点火時期が進めら
れるが、このときには第1ダイヤフラム41に関係なく
ロッド5が左側へ移動する。この例では、第1負圧室3
1が第1図の実施例における負圧室3と同様の作用をす
るようになっている。
リターンスプリング6、、e2によって通常は図で右方
向に押圧されており、ロッド5の左側の端部と第1ダイ
ヤフラム41 とが互いに係合状態で保たれるようにな
っている。したがって、第1負圧室31に負圧が作用し
たときには、第1ダイヤフラム41がリターンスプリン
グ6■に抗して図で左側に吸引され、ロッド5が第2ダ
イヤフラム42とともに左側に引かれて、ブレーカプレ
ート1が図の矢印方向に回動し、点火時期が進められる
。第2負圧室32に負圧が作用したときにも、第2ダイ
ヤフラム42が図で左側に吸引されて点火時期が進めら
れるが、このときには第1ダイヤフラム41に関係なく
ロッド5が左側へ移動する。この例では、第1負圧室3
1が第1図の実施例における負圧室3と同様の作用をす
るようになっている。
第1負圧室31には、共通の負圧ライン28aを通して
第1ライン28!及び第2ライン282からの負圧が導
入されるようになっている。この共通の負圧ライン28
aには、ソレノイド29aによって作動される弁体29
bを備えた第1ソレノイド弁29が設けられている。
第1ライン28!及び第2ライン282からの負圧が導
入されるようになっている。この共通の負圧ライン28
aには、ソレノイド29aによって作動される弁体29
bを備えた第1ソレノイド弁29が設けられている。
このソレノイド弁29は、第1及び第2ライン281.
282に連通する負圧入カポ−)q+と、フィルタ30
を通して大気圧領域に連通ずる大気圧ポー)Q2と、第
1負圧室31に連通する出力ボートq3とを有する三方
弁で、ソレノイド29aが励磁5れたときには弁体29
bが大気圧ポー)q2偏に引き寄せられて、第1及び第
2ライン28..282と第1負圧室31 とを連通さ
せるとともに、ソレノイド29aへの通電が停止された
ときには弁体29bが負圧入力ポートqlを閉じ、第1
負圧室31が大気圧領域に連通されるようになっている
。ソレノイド29aはオア回路31から出力信号が発さ
れるときに励磁されるようになっており。
282に連通する負圧入カポ−)q+と、フィルタ30
を通して大気圧領域に連通ずる大気圧ポー)Q2と、第
1負圧室31に連通する出力ボートq3とを有する三方
弁で、ソレノイド29aが励磁5れたときには弁体29
bが大気圧ポー)q2偏に引き寄せられて、第1及び第
2ライン28..282と第1負圧室31 とを連通さ
せるとともに、ソレノイド29aへの通電が停止された
ときには弁体29bが負圧入力ポートqlを閉じ、第1
負圧室31が大気圧領域に連通されるようになっている
。ソレノイド29aはオア回路31から出力信号が発さ
れるときに励磁されるようになっており。
そのオア回路31の入力側には、後述するアイドル状態
検出回路50及び冷間状態検出回路55の出力信号が加
えられるようになっている。
検出回路50及び冷間状態検出回路55の出力信号が加
えられるようになっている。
第1及び第2ライン281.28.は、共通の負圧ライ
ン28bから分岐するようにされており、その共通の負
圧ライン28bは、吸気管27の負圧ポー)27aに接
続されている。この共通の負圧ライン28bには、第1
及び第2ライン28..2B、側から吸気管27側へ向
かう一方向の空気の流れのみを許容する逆止弁32が設
けられている。したがって、吸気管27内の負圧が第1
及び第2ライン281 。
ン28bから分岐するようにされており、その共通の負
圧ライン28bは、吸気管27の負圧ポー)27aに接
続されている。この共通の負圧ライン28bには、第1
及び第2ライン28..2B、側から吸気管27側へ向
かう一方向の空気の流れのみを許容する逆止弁32が設
けられている。したがって、吸気管27内の負圧が第1
及び第2ライン281 。
282側より大きい場合には、その逆止弁32が開いて
その負圧が第1及び第2ライン281282側に導入さ
れ、スロットル弁33が開かれる高負圧運転時などのよ
うに吸気管27内の負圧が低くなるときには、その逆止
弁32が閉じて、第1及び第2ライン281,282側
の負圧が維持されるようになっている。
その負圧が第1及び第2ライン281282側に導入さ
れ、スロットル弁33が開かれる高負圧運転時などのよ
うに吸気管27内の負圧が低くなるときには、その逆止
弁32が閉じて、第1及び第2ライン281,282側
の負圧が維持されるようになっている。
第1ライン281には、そこを流れる負圧がほぼ一定の
大きさになるように制御する調圧弁34が設けられてい
る。この調圧弁34は、ダイヤフラム35によって仕切
られた大気圧室36と負圧室37とを有するもので、負
圧室37内の負圧が例えば150mmHgより大きく(
絶対値で大きく)なったときには、大気圧室36との差
圧によって、ダイヤフラム35がスプリング38に抗し
て負圧室37側へ移動し、負圧室37内の負圧が150
mmHgより小さく(絶対値で小さく)なったときには
、ダイヤフラム35が大気圧室36側へ移動するように
なっている。このダイヤフラム35には、吸気管27側
から負圧が導かれる入力ポート39を開閉する弁体40
が取り付けられている。したがって、負圧室37内の負
圧が150mdgより大きいときには、弁体40によっ
て入力ポート39が閉じられて、吸気管27側からの負
圧が遮断され、負圧室37内の負圧が150+emHg
より小さくなったときには、入力ポート39が開いて、
吸気管27側からの負圧がその調圧弁34の下流側へと
導かれることになる。このようなダイヤフラム35の運
動が高速で繰り返して行われることによって、第1ライ
ン281を通して導入される負圧がほぼ一定の150m
mHgの大きさに制御される。その制御負圧の大きさは
、調整ねじ41を用いてスプリング38の反力を調整す
ることによって、適宜設定することができる。
大きさになるように制御する調圧弁34が設けられてい
る。この調圧弁34は、ダイヤフラム35によって仕切
られた大気圧室36と負圧室37とを有するもので、負
圧室37内の負圧が例えば150mmHgより大きく(
絶対値で大きく)なったときには、大気圧室36との差
圧によって、ダイヤフラム35がスプリング38に抗し
て負圧室37側へ移動し、負圧室37内の負圧が150
mmHgより小さく(絶対値で小さく)なったときには
、ダイヤフラム35が大気圧室36側へ移動するように
なっている。このダイヤフラム35には、吸気管27側
から負圧が導かれる入力ポート39を開閉する弁体40
が取り付けられている。したがって、負圧室37内の負
圧が150mdgより大きいときには、弁体40によっ
て入力ポート39が閉じられて、吸気管27側からの負
圧が遮断され、負圧室37内の負圧が150+emHg
より小さくなったときには、入力ポート39が開いて、
吸気管27側からの負圧がその調圧弁34の下流側へと
導かれることになる。このようなダイヤフラム35の運
動が高速で繰り返して行われることによって、第1ライ
ン281を通して導入される負圧がほぼ一定の150m
mHgの大きさに制御される。その制御負圧の大きさは
、調整ねじ41を用いてスプリング38の反力を調整す
ることによって、適宜設定することができる。
第2ライン282には、第1図の実施例と同様の第2ソ
レノイド弁11が設けられており、そのソレノイド弁1
1も冷間状態検出回路55によって制御されるようにな
っている。
レノイド弁11が設けられており、そのソレノイド弁1
1も冷間状態検出回路55によって制御されるようにな
っている。
負圧アクチュエータ22の第2負圧室32には、吸気管
27の負圧ボート27bに接続された負圧ライン42に
よって、エンジンの負荷状態に応じて変化する吸気管負
圧が導入されるようになっている。
27の負圧ボート27bに接続された負圧ライン42に
よって、エンジンの負荷状態に応じて変化する吸気管負
圧が導入されるようになっている。
アイドル状態検出回路50は、スロットル開度信号Pc
、エンジン回転数信号Ne、吸気管負圧信号Pb、及び
アイドルアップ信号Iuをノット回路51によって反転
した信号が、入力側に加えられるアンド回路50aから
なるものである。そして、スロットル開度信号Pcは、
スロットル弁33の全閉時には大気側となりスロットル
弁33の開時には負圧側となるスロットル弁33近くの
位置において、そこの負圧が50mmHg以下のとき、
すなわちスロットル開度が小さいときに発生される信号
であり、エンジン回転数信号Neは、エンジンの減速中
にその回転数が70Orpmとなったときオンとなり、
回転数の上昇中1100Orpとなったときオフとなる
、ヒステレシス付きの信号である。また吸気管負圧信号
pbは、スロットル弁33下流の吸気管負圧が300m
mHg以上のとき発生される信号であり、アイドルアッ
プ信号Iuは、カークーラー等の作動によりアイドルア
ップされるときに発生される信号である。したがって、
アイドル状態検出回路50は、スロットル開度が小さく
、エンジンが低回転をしており、吸気管負圧が高いとき
であって、しかもアイドルアップがなされていないとき
に、アイドル状態が保持されることを判別して出力信号
を発生するようになっている。
、エンジン回転数信号Ne、吸気管負圧信号Pb、及び
アイドルアップ信号Iuをノット回路51によって反転
した信号が、入力側に加えられるアンド回路50aから
なるものである。そして、スロットル開度信号Pcは、
スロットル弁33の全閉時には大気側となりスロットル
弁33の開時には負圧側となるスロットル弁33近くの
位置において、そこの負圧が50mmHg以下のとき、
すなわちスロットル開度が小さいときに発生される信号
であり、エンジン回転数信号Neは、エンジンの減速中
にその回転数が70Orpmとなったときオンとなり、
回転数の上昇中1100Orpとなったときオフとなる
、ヒステレシス付きの信号である。また吸気管負圧信号
pbは、スロットル弁33下流の吸気管負圧が300m
mHg以上のとき発生される信号であり、アイドルアッ
プ信号Iuは、カークーラー等の作動によりアイドルア
ップされるときに発生される信号である。したがって、
アイドル状態検出回路50は、スロットル開度が小さく
、エンジンが低回転をしており、吸気管負圧が高いとき
であって、しかもアイドルアップがなされていないとき
に、アイドル状態が保持されることを判別して出力信号
を発生するようになっている。
また、冷間状態検出回路55は、エンジン回転数信号N
eと冷却水温信号Twとが入力側に加えられるアンド回
路55aからなるもので、このときのエンジン回転数信
号Neは、エンジン回転数がaooorpm以下のとき
発生される信号であり、冷却水温信号Twは、エンジン
冷却水の温度が47℃以下のとき発生される信号である
。したがって、冷間状態検出回路55は、エンジン温度
が低く、しかもエンジンが特に高回転をしていないとき
に、冷間状態が保持されることを判別して出力信号を発
生するようになっている。
eと冷却水温信号Twとが入力側に加えられるアンド回
路55aからなるもので、このときのエンジン回転数信
号Neは、エンジン回転数がaooorpm以下のとき
発生される信号であり、冷却水温信号Twは、エンジン
冷却水の温度が47℃以下のとき発生される信号である
。したがって、冷間状態検出回路55は、エンジン温度
が低く、しかもエンジンが特に高回転をしていないとき
に、冷間状態が保持されることを判別して出力信号を発
生するようになっている。
次に、第2図の実施例による点火時期制御装置の作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
いま、エンジンを冷間状態において始動させたとすると
、吸気管27のスロットル弁33の下流に大きな負圧が
生じる。この負圧は、共通の負圧ライン28bから逆止
弁32を通して第1ライン281及び第2ライン282
に導かれる。そして、冷間時には第1及び第2ソレノイ
ド弁29.11がともに作動して、それぞれ共通の負圧
ライン28a及び第2ライン282を連通させるように
切り換えられているので、その負圧はこれらを通して負
圧アクチュエータ22の第1負圧室31に導かれる。そ
の結果、第1ダイヤフラム41が図で左方向に吸引され
、点火時期が進められる。この間において、吸気管27
内の負圧が低くなると、逆止弁32が働いて共通の負圧
ライン28bを遮断する。
、吸気管27のスロットル弁33の下流に大きな負圧が
生じる。この負圧は、共通の負圧ライン28bから逆止
弁32を通して第1ライン281及び第2ライン282
に導かれる。そして、冷間時には第1及び第2ソレノイ
ド弁29.11がともに作動して、それぞれ共通の負圧
ライン28a及び第2ライン282を連通させるように
切り換えられているので、その負圧はこれらを通して負
圧アクチュエータ22の第1負圧室31に導かれる。そ
の結果、第1ダイヤフラム41が図で左方向に吸引され
、点火時期が進められる。この間において、吸気管27
内の負圧が低くなると、逆止弁32が働いて共通の負圧
ライン28bを遮断する。
したがって、第1負圧室31内には吸気管27によって
得られる最大の負圧が作用し、それが保持されることに
なるので、第1ダイヤフラム4、は左方向の限界位置で
保持されることになり、点火時期は冷間時に適正な例え
ば10°の進角より遅れることのないように保持される
。
得られる最大の負圧が作用し、それが保持されることに
なるので、第1ダイヤフラム4、は左方向の限界位置で
保持されることになり、点火時期は冷間時に適正な例え
ば10°の進角より遅れることのないように保持される
。
エンジンの回転数が400Orpmより大きくなったと
き、あるいはエンジン温度が上昇し、冷却水の温度が4
7℃を超えたときには、第1及び第2ソレノイド弁29
.11のソレノイド29a。
き、あるいはエンジン温度が上昇し、冷却水の温度が4
7℃を超えたときには、第1及び第2ソレノイド弁29
.11のソレノイド29a。
11aへの通電が停止されるので、その弁体29b、l
lbが各負圧入力ポートQt+Ptを閉じ、各大気圧ポ
ートq2 、P2を開く。その結果、負圧アクチュエー
タ22の第1負圧室31には、第1ソレノイド弁29の
フィルタ30を通して吸入される大気が直ちに導かれる
ことになり、第1負圧室31内が急速に大気圧となって
、点火時期が温間時の適正点火時期に戻される。したが
って、この場合には、点火時期が第1図の実施例のもの
より速やかに切り換えられることになる。
lbが各負圧入力ポートQt+Ptを閉じ、各大気圧ポ
ートq2 、P2を開く。その結果、負圧アクチュエー
タ22の第1負圧室31には、第1ソレノイド弁29の
フィルタ30を通して吸入される大気が直ちに導かれる
ことになり、第1負圧室31内が急速に大気圧となって
、点火時期が温間時の適正点火時期に戻される。したが
って、この場合には、点火時期が第1図の実施例のもの
より速やかに切り換えられることになる。
一方、第2ソレノイド弁11のフィルタ14から吸入さ
れる大気は、絞り12を通して徐々に調圧弁34の負圧
室37に導かれる。それによって負圧室37内の負圧が
低くなり、入力ポート39が開くが、入力ポート39が
開くとその負圧室37内に吸気管27の負圧が導入され
るので、負圧室37内の負圧は予め定められたほぼ一定
の大きさに維持される。
れる大気は、絞り12を通して徐々に調圧弁34の負圧
室37に導かれる。それによって負圧室37内の負圧が
低くなり、入力ポート39が開くが、入力ポート39が
開くとその負圧室37内に吸気管27の負圧が導入され
るので、負圧室37内の負圧は予め定められたほぼ一定
の大きさに維持される。
エンジンが温間アイドル状態にあるときには、第1ソレ
ノイド弁29のソレノイド29aが作動して、弁体29
bが大気圧ポートQ2を閉じるとともに、共通の負圧ラ
イン28aを導通させる。したがって、負圧アクチュエ
ータ22の第1負圧室31には、調圧弁34によって制
御された大きさの負圧が導入される。この負圧の大きさ
は、上述のように大気圧室36と負圧室37との間の差
圧によって定められるものであり、吸気管27内の負圧
より低いほぼ一定の大きさとなる。その結果、負圧アク
チュエータ22の第1ダイヤフラム41は、冷間時にお
ける移動距離より小さい所定の量だけ図で左方向に移動
し、点火時期をアイドル時に適した小さな角度、例えば
5°だけ進める。
ノイド弁29のソレノイド29aが作動して、弁体29
bが大気圧ポートQ2を閉じるとともに、共通の負圧ラ
イン28aを導通させる。したがって、負圧アクチュエ
ータ22の第1負圧室31には、調圧弁34によって制
御された大きさの負圧が導入される。この負圧の大きさ
は、上述のように大気圧室36と負圧室37との間の差
圧によって定められるものであり、吸気管27内の負圧
より低いほぼ一定の大きさとなる。その結果、負圧アク
チュエータ22の第1ダイヤフラム41は、冷間時にお
ける移動距離より小さい所定の量だけ図で左方向に移動
し、点火時期をアイドル時に適した小さな角度、例えば
5°だけ進める。
エンジンの回転数が上昇すると、あるいはスロットル弁
33が開かれると、第1ソレノイド弁29のソレノイド
29aへの通電が停止されるので、弁体29bが負圧入
カポ−)Qtを閉じるとともに、負圧アクチュエータ2
2の第1負圧室31内に大気圧が導入される。それによ
って、点火時期はその状態に適した点火時期に急速に戻
る。
33が開かれると、第1ソレノイド弁29のソレノイド
29aへの通電が停止されるので、弁体29bが負圧入
カポ−)Qtを閉じるとともに、負圧アクチュエータ2
2の第1負圧室31内に大気圧が導入される。それによ
って、点火時期はその状態に適した点火時期に急速に戻
る。
エンジンの温間負荷運転時には、負圧アクチュエータ2
2の第1負圧室31は大気圧に保持されるので、ブレー
カプレートlは第2負圧室32に作用する負圧のみによ
って回動され、点火時期がエンジンの負荷状態に応じた
適正な時期に制御される。この第2負圧室32には吸気
管27の負圧が常に作用しているので、冷間時あるいは
アイドル時においても、吸気管27の負圧が大きくなれ
ば第2ダイヤフラム42が図で左方向に吸引され、ロッ
ド5が引かれて進角量が一層増大することになるが、点
火時期が所定以上に進められたとしても、ドライバビリ
ティに対する影響は少ない。
2の第1負圧室31は大気圧に保持されるので、ブレー
カプレートlは第2負圧室32に作用する負圧のみによ
って回動され、点火時期がエンジンの負荷状態に応じた
適正な時期に制御される。この第2負圧室32には吸気
管27の負圧が常に作用しているので、冷間時あるいは
アイドル時においても、吸気管27の負圧が大きくなれ
ば第2ダイヤフラム42が図で左方向に吸引され、ロッ
ド5が引かれて進角量が一層増大することになるが、点
火時期が所定以上に進められたとしても、ドライバビリ
ティに対する影響は少ない。
なお、この実施例では、負圧ボート27a。
27bを吸気管27のスロットル弁33下流に設け、こ
こから負圧を取り出すようにしているが、これらの負圧
ポー)27a、27bはスロットル弁33の近傍に設け
、スロットル弁33の開度に応じて変化する負圧を利用
するようにすることもできる。また、一方の負圧ポート
27aは高い負圧の得られるスロットル弁ロットル弁3
3の近傍に設けるようにすることもできる。
こから負圧を取り出すようにしているが、これらの負圧
ポー)27a、27bはスロットル弁33の近傍に設け
、スロットル弁33の開度に応じて変化する負圧を利用
するようにすることもできる。また、一方の負圧ポート
27aは高い負圧の得られるスロットル弁ロットル弁3
3の近傍に設けるようにすることもできる。
冷間状態の検出は、第1図の実施例のように吸気温を計
測することによって行われるようにしてもよく、潤滑油
等の温度を検出することによって行われるようにしても
よい。また、ソレノイド弁の代わりに、バイメタル機構
やサーモワックス機構などを用いるようにすることもで
きる。さらに、アイドル時の検出も、エンジンの回転数
やスロットル開度等のほか、変速機のシフト位置等を検
出することによって行うようにすることもできる。
測することによって行われるようにしてもよく、潤滑油
等の温度を検出することによって行われるようにしても
よい。また、ソレノイド弁の代わりに、バイメタル機構
やサーモワックス機構などを用いるようにすることもで
きる。さらに、アイドル時の検出も、エンジンの回転数
やスロットル開度等のほか、変速機のシフト位置等を検
出することによって行うようにすることもできる。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、点火
時期を進めるためのダイヤフラム式点火時期進角機構が
、冷間時とアイドル時とで異なる大きさの負圧によって
作動されるようにしているので、1組の進角機構を設け
るだけで、それぞれの状態に適した点火時期進角特性を
得ることができ、冷間時におけるドライバビリティ及び
アイドル時におけるフィーリングをともに向上させるこ
とができる。しかも、そのよう′な特性が機械的進角機
構によって得られるので、コストが低く、メンチ′す隻
゛ス性も良好な点火時期制御装置とすることができる。
時期を進めるためのダイヤフラム式点火時期進角機構が
、冷間時とアイドル時とで異なる大きさの負圧によって
作動されるようにしているので、1組の進角機構を設け
るだけで、それぞれの状態に適した点火時期進角特性を
得ることができ、冷間時におけるドライバビリティ及び
アイドル時におけるフィーリングをともに向上させるこ
とができる。しかも、そのよう′な特性が機械的進角機
構によって得られるので、コストが低く、メンチ′す隻
゛ス性も良好な点火時期制御装置とすることができる。
第1図は、本発明によるエンジンの点火時期制御装置の
一実施例を示す回路図、 第2図は、本発明によるエンジンの点火時期制御装置の
他の実施例を示す回路図で ある。 2・・・負圧アクチュエータ 3 + 31 + 32・・・負圧室 4.41.4.・・・ダイヤフラム 71.7h・・・負圧源 8・・・負圧ライン81・・
・第1ライン 82・・・第2ライン9・・・第1ソレ
ノイド弁 10・・・アイドル状態検出回路 11・・・第2ソレノイド弁 12・・・絞り15・・
・冷間状態検出回路 22・・・負圧アクチュエータ 27・・・吸気管(負圧源) 28!・・・第1ライン 282・・・第2ライン28
a、28b・・・共通の負圧ライン29・・・第1ソレ
ノイド弁 32・・・逆止弁34・・・調圧弁 50・・・アイドル状態検出回路 55・・・冷間状態検出回路 出願人 本田技研工業株式会社 代理人 弁理士 森下 端 侑 第1図 1
一実施例を示す回路図、 第2図は、本発明によるエンジンの点火時期制御装置の
他の実施例を示す回路図で ある。 2・・・負圧アクチュエータ 3 + 31 + 32・・・負圧室 4.41.4.・・・ダイヤフラム 71.7h・・・負圧源 8・・・負圧ライン81・・
・第1ライン 82・・・第2ライン9・・・第1ソレ
ノイド弁 10・・・アイドル状態検出回路 11・・・第2ソレノイド弁 12・・・絞り15・・
・冷間状態検出回路 22・・・負圧アクチュエータ 27・・・吸気管(負圧源) 28!・・・第1ライン 282・・・第2ライン28
a、28b・・・共通の負圧ライン29・・・第1ソレ
ノイド弁 32・・・逆止弁34・・・調圧弁 50・・・アイドル状態検出回路 55・・・冷間状態検出回路 出願人 本田技研工業株式会社 代理人 弁理士 森下 端 侑 第1図 1
Claims (6)
- (1)ダイヤフラム(4)によって仕切られた負圧室(
3)に、負圧源から負圧ライン(8)を通して負圧を導
くことにより、その負圧の大きさに応じて点火時期が進
められるようにしたエンジンの点火時期制御装置におい
て; 前記負圧ライン(8)が、アイドル時にほぼ一定の大き
さの負圧を前記負圧室(3)に導く第1ライン(81)
と、冷間時に前記アイドル時の所定負圧より大きい負圧
を同負圧室(3)に導く第2ライン(82)とを有して
いることを特徴とする、 エンジンの点火時期制御装置。 - (2)前記第2ライン(82)が、冷間時において前記
負圧室(3)を前記負圧源(7h)に連通させ、それ以
外のときにはその負圧室(3)を大気圧領域に連通させ
るソレノイド弁(11)を有し、 そのソレノイド弁(11)の大気開放側に、絞り(12
)が設けられていることを特徴とする 特許請求の範囲第1項記載の点火時期制御装置。 - (3)前記第1ライン(281)及び第2ライン(28
2)が共通の負圧源(27)に接続され、 前記第1ライン(281)が、前記負圧室(3L)側の
負圧が所定値より小さくなったときに開き、所定値より
大きくなったときには閉じる調圧弁(34)を備えてい
るどとを特徴とする 特許請求の範囲第2項記載の点火時期制御装置。 - (4)前記負圧源(27)とソレノイド弁(11)との
間に、その負圧[(27)側に向かう一方向の空気の流
れのみを許容する逆止弁(32)が設けられていること
を特徴とする特 特許請求の範囲第2項記載の点火時期制御装置。 - (5)前記第1ライン(281)及び第2ライン(28
2)が、共通の負圧ライン(28a)により前記負圧室
(31)に接続され、 その共通の負圧ライン(28a)に、アイドル時と冷間
時とにおいて前記負圧室(31)を前記第1及び第2ラ
イン(28r )、(282)に連通させ、それ以外の
ときにはその負圧室(31)を大気圧領域に連通させる
ソレノイド弁(29)が設けられていることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の点火時期制御装置。 - (6)前記負圧室が、前記第1ライン(281)及び第
2ライン(282)に接続される第1負圧室(3りと、
吸気管(27)に接続される第2負圧室(32)とを備
えていることを特徴とする 特許請求の範囲第1項記載の点火時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59084137A JPS60228771A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | エンジンの点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59084137A JPS60228771A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | エンジンの点火時期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60228771A true JPS60228771A (ja) | 1985-11-14 |
Family
ID=13822104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59084137A Pending JPS60228771A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | エンジンの点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60228771A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1013923A2 (en) * | 1998-12-24 | 2000-06-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Ignition timing control system for internal combustion engine |
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1984
- 1984-04-27 JP JP59084137A patent/JPS60228771A/ja active Pending
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