JPH11270391A - アイドル空気量制御装置 - Google Patents

アイドル空気量制御装置

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JPH11270391A
JPH11270391A JP10073779A JP7377998A JPH11270391A JP H11270391 A JPH11270391 A JP H11270391A JP 10073779 A JP10073779 A JP 10073779A JP 7377998 A JP7377998 A JP 7377998A JP H11270391 A JPH11270391 A JP H11270391A
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valve
step motor
idle
control valve
opening
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JP10073779A
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Haruo Meguro
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Keihin Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステップモータでアイドル調節弁を駆動するア
イドル空気量制御装置において、製品毎にばらつきが生
じることを回避しつつ、実作動位置が目標位置に一致す
るようにイニシャライズ処理を行なうことができるよう
にする。 【解決手段】アイドル調節弁Vの弁体7がその閉弁限界
および開弁限界のいずれかにある状態で導通するように
スイッチ211 を配設するとともに、動力伝達手段8の
バックラッシを吸収すべく弁体7をばね20で閉じ側に
付勢しておき、イニシャライズ処理を行なうにあたっ
て、弁体7を閉弁限界および開弁限界のいずれかに駆動
した後にステップモータMを逆方向に作動せしめ、スイ
ッチMが導通状態から遮断状態に変化した時点でステッ
プモータの作動パルス数をリセットし、リセット時点の
アイドル調節弁Vの開度位置を基準位置に定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイドリング時に
吸気を導く通路の開度を調節するアイドル調節弁に連結
されるステップモータの作動パルス数と、前記アイドル
調節弁の開度位置とを対応させるイニシャライズ処理を
行なうにあたって、アイドル調節弁を閉弁限界および開
弁限界のいずれかに駆動するようにステップモータを作
動せしめるようにしたアイドル空気量制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるアイドル空気量制御装置
は、たとえば特公昭63−42106号公報等により知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
ポテンショメータや、リミットスイッチ等の基準位置セ
ンサを用いることなく、アイドル調節弁の開度およびス
テップモータの作動パルス数を簡単に対応付けることを
可能とするために、アイドル調節弁を全閉あるいは全開
位置まで駆動するようにステップモータに一定のパルス
数のパルス信号を与え、その全閉あるいは全開位置を基
準位置とすべくステップモータの作動パルス数をリセッ
トするイニシャライズ処理を、点火スイッチ遮断直後等
に実行するようにしている。
【0004】ところで、上記公報のものでは、アイドル
調節弁が閉じ側に弾発付勢されておらず、しかもアイド
ル調節弁およびステップモータ間に設けられる動力伝達
手段がラックおよびピニオンで構成されていてラックお
よびピニオン間にはバックラッシが必ず在るので、エン
ジン再始動に伴なうアイドリング時に、目標位置までの
ステップモータの作動と、該ステップモータの作動に伴
なうアイドル調節弁の実作動位置との間に、図13で示
すような差が生じる。
【0005】すなわち、図14(a)で示すアイドル調
節弁Vの全閉時からステップモータが作動量ΔA′だけ
作動するまでは、ラック35およびピニオン36間のバ
ックラッシと、ステップモータにおける励磁パターンの
ずれ(一般的な4極2相励磁方式のステップモータでは
最大3ステップ分のずれ)とにより、図14(b)で示
すように、ラック35すなわちアイドル調節弁Vの開弁
作動が開始されることはなく、アイドル調節弁Vの開弁
作動に時間ΔTだけ遅れが生じることになる。またアイ
ドル調節弁Vが或る開度まで作動した位置に在る図14
(c)の状態からステップモータが作動量ΔA′だけ閉
弁方向に作動するまでは、図14(d)で示すように、
ラック35すなわちアイドル調節弁Vの閉弁作動が開始
されることはなく、アイドル調節弁Vの閉弁作動に時間
ΔTだけ遅れが生じることになる。
【0006】またアイドル調節弁を閉じ側に弾発付勢す
る戻しばねを有するものでは、エンジン再始動に伴なう
アイドリング時に、目標位置までのステップモータの作
動と、該ステップモータの作動に伴なうアイドル調節弁
の実作動位置との間に、図15で示すような差が生じ
る。すなわちアイドル調節弁の全閉時からステップモー
タが作動量ΔA′だけ作動するまでは、動力伝達手段で
のバックラッシと、ステップモータにおける励磁パター
ンのずれとにより、アイドル調節弁の開弁作動が開始さ
れることはなく、アイドル調節弁の開弁作動に時間ΔT
だけ遅れが生じ、アイドル調節弁が或る開度まで作動し
てからは、アイドル調節弁の作動に時間遅れが生じるこ
とはないものの、常に目標位置>実作動位置の関係とな
る。
【0007】このように点火スイッチ遮断直後にアイド
ル調節弁を全閉位置まで駆動してその全閉位置を基準位
置とすべくステップモータの作動パルス数をリセットす
るようにしたものでは、エンジン再始動時には、戻しば
ねの有無に無関係に目標位置>実作動位置の関係とな
り、エンジン再始動時にアイドル調節弁の目標開度まで
の開弁作動が遅れることになり、また始動後のアイドル
回転速度制御でもアイドル調節弁の開度が目標開度より
も小さくなる。
【0008】ところで、アイドル空気量制御では、アイ
ドル調節弁が全閉となることはなく、全閉近傍での微調
節が要求されるが、上記特公昭63−42106号公報
で開示されたものでは、アイドル調節弁の開弁駆動およ
び閉弁駆動で実作動位置が異なることになり、正確なア
イドル空気量制御が困難である。また戻しばねを有する
ものでは、常に目標位置>実作動位置であるので、エン
ジン回転速度がぎくしゃくしてアイドル回転速度が不安
定となり、エンストに至る可能性がある。
【0009】そこで、本出願人は、イニシャライズ時に
アイドル調節弁を全閉位置まで駆動した後、ステップモ
ータをバックラッシ以上作動せしめてアイドル調節弁を
全閉位置から設定位置まで開弁方向に駆動し、その設定
位置を基準位置として定めるべくステップモータの作動
パルス数をリセットするようにしたものを、特願平8−
221044号で提案したが、この提案のものでは、実
作動位置>目標位置となる。
【0010】しかも、各製品毎にバックラッシ量および
励磁パターンのずれ量(最大3ステップ)が異なるの
で、実作動位置が製品毎に異なることになる。しかるに
本来は、目標位置=実作動位置となり、かつ製品毎のば
らつきが生じないようにすることが望ましい。
【0011】一方、特開昭57−26239号公報およ
び特開昭57−26237号公報で開示されるように、
アイドル調節弁の弁体の位置をスイッチで検出するよう
にして基準位置を定めるようにしたものもあるが、これ
らのものでも、上述の特公昭63−42106号公報で
開示されたものと同様に、バックラッシが考慮されてお
らず、しかもアイドル調節弁のアイドル制御時の制御範
囲内で弁体を検出するように前記スイッチが配設される
ものであるので、構成が複雑となり、部品点数が多くな
る。また特開昭57−26239号公報で開示されるも
のでは、弁体をスイッチで検出する時間が極めて短く、
スイッチのON・OFF検出判断が難しく、不正確とな
る。さらに特開昭57−26237号公報で開示される
ものでは、スイッチの両接点が可動であるので、スイッ
チのON時間が比較的長くなり、検出判断が容易となる
が、スイッチのON状態で弁体の位置が一定せず、何ら
かの作動不良によりスイッチがOFF状態となったとき
には、その位置を基準位置として定めてしまい、基準位
置の設定が不正確となる。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、製品毎にばらつきが生じることを回避しつ
つ、実作動位置が目標位置に一致するようにイニシャラ
イズ処理を行なうことができるようにしたアイドル空気
量制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、アイドリング時に吸気を導
く通路の開度を調節するアイドル調節弁と;アイドル調
節弁を開閉作動せしめる駆動力を発揮するステップモー
タと;ステップモータ側の駆動部材およびアイドル調節
弁側の被動部材間にバックラッシを有してステップモー
タおよびアイドル調節弁間に設けられる動力伝達手段
と;アイドル調節弁の開度位置をその基準位置からの前
記ステップモータの作動パルス数に予め対応させてお
き、前記基準位置からの前記ステップモータの作動パル
ス数によって定まるアイドル調節弁の現在位置をエンジ
ン運転状態に応じて定まる目標位置に一致させるべく目
標位置および現在位置間の差に対応したパルス数のパル
ス信号を出力して前記ステップモータの作動を制御する
制御ユニットと;を備えるアイドル空気量制御装置にお
いて、アイドル調節弁の弁体がその閉弁限界および開弁
限界のいずれかにあるとき導通するスイッチと、前記動
力伝達手段のバックラッシを吸収すべく前記アイドル調
節弁の弁体を閉じ側に付勢するばねとを含み、前記制御
ユニットは、ステップモータの作動パルス数と前記アイ
ドル調節弁の開度位置とを対応させるイニシャライズ処
理を行なうにあたって、前記弁体を閉弁限界および開弁
限界のいずれかに駆動するように設定パルス数のパルス
信号をステップモータに与えた後に該ステップモータを
逆方向に作動せしめ、前記スイッチが導通状態から遮断
状態に変化した時点でステップモータの作動パルス数を
リセットし、リセット時のアイドル調節弁の開度位置を
前記基準位置と定めることを特徴とする。
【0014】このような構成によれば、アイドル調節弁
の弁体を閉弁限界および開弁限界のいずれかに駆動した
後にステップモータを逆方向に作動せしめることによ
り、スイッチが導通状態から遮断状態に変化したタイミ
ングが基準位置と定められることになる。すなわち、弁
体が閉弁限界および開弁限界のいずれかから動きだす瞬
間にステップモータの作動パルス数がリセットされるの
で、製品毎のばらつきの全てを吸収して、基準位置を推
定ではなく実際に確定することができる。この際、弁体
を閉弁限界まで駆動するようにした場合には、ステップ
モータの逆方向への作動時に、ステップモータの励磁パ
ターンのずれ、ならびに動力伝達手段のバックラッシ分
だけステップモータが作動して弁体が閉弁限界から動き
だす瞬間にステップモータの作動パルス数がリセットさ
れることになり、弁体を開弁限界まで駆動するようにし
た場合には、弁体がばねにより閉じ側に付勢されている
ので、ステップモータの逆方向への作動時に、ステップ
モータの励磁パターンのずれ分だけステップモータが作
動して弁体が開弁限界から動きだす瞬間にステップモー
タの作動パルス数がリセットされることになる。また弁
体が閉じ側にばね付勢されて、動力伝達手段のバックラ
ッシが吸収されているので、基準位置設定後の実際の制
御時には実作動位置を目標位置に一致させることが可能
となる。さらにスイッチは、アイドル調節弁の弁体が閉
弁限界および開弁限界のいずれかにあることを検出する
ものであるので、スイッチの取付け位置調節が不要であ
り、部品点数を少なくした単純な構成とすることが可能
であり、配線も容易となる。
【0015】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記スイッチが、前記弁体
とともに作動する可動接点と、前記弁体の閉弁限界およ
び開弁限界のいずれかで可動接点に接触する固定接点と
から成り、固定接点および可動接点の一方が導線に個別
に接続される一対の接点片で構成され、固定接点および
可動接点の他方は、前記弁体の閉弁限界および開弁限界
のいずれかで両接点片に同時に接触すべく一体形状に形
成されることを特徴とし、かかる構成によれば、固定接
点および可動接点の他方側に導線を接続することが不要
であり、スイッチの配線接続構成が単純となる。
【0016】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に加えて、前記スイッチが、前記弁体とと
もに作動する単一の可動接点と、該弁体の閉弁限界およ
び開弁限界のいずれかで可動接点に接触する単一の固定
接点とから成り、固定接点および可動接点に導線がそれ
ぞれ接続されることを特徴とし、かかる構成によれば、
固定側および可動側のそれぞれに接点がそれぞれ1つず
つ設けられればよく、接触点が1箇所であり、スイッチ
の通電ON・OFFの信頼性が向上する。
【0017】さらに請求項4記載の発明は、上記請求項
1ないし3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記制御ユニットは、前記ステップモータのイニシャライ
ズ時にアイドル調節弁の弁体を閉弁限界および開弁限界
のいずれかに駆動するにあたって、ステップモータの駆
動周波数をアイドル調節弁の開度調節によるアイドル空
気量制御実行時よりも小さくして、アイドル調節弁を駆
動することを特徴とする。
【0018】ところで、アイドル調節弁を閉弁限界およ
び開弁限界のいずれかまで駆動したときに、ステップモ
ータの磁極構造に起因して、ステップモータのステップ
数が飛び跳ねる現象、所謂バウンスバック現象が生じ、
アイドル調節弁がその閉弁限界もしくは開弁限界から動
いてしまうことがあり、このようなバウンスバック現象
が発生した状態でイニシャライズ処理を行っても、ステ
ップモータの作動パルス数と、前記アイドル調節弁の開
度位置とを正しく対応させることができない。しかる
に、本発明者が、駆動電圧および駆動周波数をそれぞれ
変化させてバウンスバック現象の発生を測定したとこ
ろ、図12で示すような結果が得られており、この図1
2で示す結果に基づけば、一定の駆動周波数FT以下で
は駆動電圧にかかわらずバウンスバック現象が発生しな
い。そこで、上記請求項4記載の発明に従って、アイド
ル調節弁の開度調節による通常の補助空気量制御実行時
の駆動周波数を前記一定の駆動周波数FTよりも大きく
し、イニシャライズ時にアイドル調節弁の弁体を閉弁限
界および開弁限界のいずれかに駆動する際の駆動周波数
を前記一定の駆動周波数FT以下に定めることにより、
通常制御時の制御速度を速くして応答性を向上し、イニ
シャライズ時にはバウンスバック現象の発生を防止する
ことができ、それによりステップモータの作動パルス数
と、アイドル調節弁の開度位置とをより一層正しく対応
させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0020】図1ないし図5は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1はアイドル空気量制御装置の構成を
示す概略断面図、図2はアイドル調節弁およびステップ
モータの縦断側面図、図3はイニシャライズ時のステッ
プモータの制御処理手順を示すフローチャート、図4は
イニシャライズ時のステップモータ駆動信号およびアイ
ドル調節弁作動位置の変化を示す図、図5はアイドル調
節弁および動力伝達手段の全閉位置からの作動状態を順
次示す図である。
【0021】先ず図1において、エアクリーナACおよ
びエンジンE間を結ぶ吸気通路1の中間部にはスロット
ルボディ2が設けられており、該スロットルボディ2に
は、吸気通路1の開度を調節するスロットル弁3が回動
可能に配設されるとともに、該スロットル弁3を迂回す
る通路4が設けられる。該通路4は、エンジンEのアイ
ドリング時にアイドル用吸気を導くものであり、該通路
4の開度を調節してアイドル空気量を制御するためのア
イドル調節弁Vがスロットルボディ2に配設される。
【0022】図2を併せて参照して、アイドル調節弁V
は、通路4の上流側4aに連なる弁孔5を形成して通路
4の途中に設けられた弁座6と、通路4の下流側4bか
ら弁座6に着座可能な弁体7とを備え、該弁体7が、ス
ロットルボディ2に取付けられるステップモータMに動
力伝達手段8を介して連結される。
【0023】ステップモータMは、従来周知のものであ
り、その構造について詳細には説明しないが、外周面に
永久磁石9を有するロータ10と、該ロータ10の外周
面との間にわずかな間隙を隔てて固定配置されるととも
に軸方向に隣接した一対のステータ11,12とを備え
る。両ステータ11,12は、合成樹脂から成る筒状の
モールド部13に共通に設けられており、ロータ10
は、軸方向の移動を阻止されるようにしてボールベアリ
ング14を介して該モールド部13に回転自在に支承さ
れる。
【0024】動力伝達手段8は、弁体7に一端が固定さ
れる被動部材としての弁軸15と、ステップモータM側
の駆動部材であるロータ10とが、螺合されて成るもの
である。すなわち弁軸15に設けられた雄ねじ16が、
ロータ10に同軸に設けられたねじ孔17に螺合される
ものであり、弁軸15の外面にその軸方向に沿って突出
された突条18が、前記モールド部13に設けられた案
内溝19に嵌合されることにより、弁軸15の軸線まわ
りの回転は阻止される。したがってステップモータMの
回転に応じて弁軸15が軸方向に作動することになり、
それによりアイドル調節弁Vが開閉作動することにな
る。しかも弁体7と、前記モールド部13との間には、
コイル状の戻しばね20が設けられており、この戻しば
ね20のばね力により、アイドル調節弁Vは閉弁方向、
すなわち弁体7を弁座6に着座せしめる方向に付勢され
ることになる。
【0025】アイドル調節弁Vは、その弁体7が閉弁限
界に達したときに導通するスイッチ211 を備えるもの
であり、該スイッチ211 は、前記弁座6に設けられる
一対の接点片221 ,222 から成る固定接点23
1 と、弁体7の弁座6への着座時に前記両接点片2
1 ,222 に同時に接触すべくリング状に形成されて
弁体7に固定される単一部材の可動接点251 とで構成
される。而して固定接点231の両接点片221 ,22
2 には導線26,27がそれぞれ接続される。
【0026】ステップモータMの作動は、制御ユニット
Cにより制御されるものであり、この制御ユニットC
は、エンジン完爆まではオープンループ制御によりステ
ップモータMの作動を制御するが、エンジン完爆後に
は、エンジン冷却水温に応じた目標エンジン回転数とな
るようにフィードバック制御によってステップモータM
の作動を制御する。而してエンジン完爆までのオープン
ループ制御において制御ユニットCは、アイドル調節弁
Vの開度位置をその基準位置からのステップモータMの
作動パルス数に予め対応させておき、前記基準位置から
のステップモータMの作動パルス数によって定まるアイ
ドル調節弁Vの現在位置を、エンジン運転状態(詳しく
はエンジン冷却水温)に応じて始動に必要な開度として
予め定められる目標位置に一致させるべく、目標位置お
よび現在位置間の差に対応したパルス数のパルス信号を
出力してステップモータMの作動を制御する。
【0027】また制御ユニットCには、スイッチ211
の導通・遮断を示す信号が両導線26,27から入力さ
れている。制御ユニットCは、ステップモータMの作動
パルス数とアイドル調節弁Vの開度位置とを対応させる
イニシャライズ処理を、前記スイッチ211 からの信号
に基づいて処理するものであり、たとえば点火スイッチ
を遮断した直後にイニシャライズ処理を行なうときに、
制御ユニットCは、図3で示す手順に従ってステップモ
ータMの作動を制御する。
【0028】図3のステップS1では繰返し回数Nを
「0」に設定し、ステップS2ではその繰返し回数Nが
設定回数「N0」以上となったかどうかを確認し、N<
N0であるときには、ステップS3で繰返し回数Nに
「1」を加算し、さらにステップS4でステップモータ
Mの作動パルス数MPを「1」だけ減算して、ステップ
S2に戻る。
【0029】ところで、前記設定回数「N0」は、アイ
ドル調節弁Vの弁体7を全開位置から全閉位置まで作動
せしめるためのステップモータMの作動パルス数以上の
値に設定されるものであり、ステップS1からステップ
S4までの処理により、点火スイッチ遮断直後の位置が
いずれにあっても、弁体7が全閉位置まで駆動されるこ
とになる。
【0030】ステップS2で、N≧N0となったときに
は、弁体7が全閉位置まで駆動されていることになるの
で、ステップS5でスイッチ211 がON(導通)状態
となり、その後のステップS6で、ステップモータMの
作動パルス数MPを「1」だけ加算する。これによりス
テップモータMは、全閉位置まで駆動した後に弁体7を
逆方向すなわち開弁方向に駆動することになる。
【0031】ステップS7では、スイッチ211 がON
状態からOFF状態になったかどうかを確認し、ON状
態のままのときにはステップS6に戻り、またON状態
からOFF状態にスイッチ212 のスイッチング態様が
変化したことを確認したときには、ステップS8におい
て、ステップモータMの作動パルス数MPをリセットし
てイニシャライズし、このときのアイドル調節弁Vの開
度位置が基準位置となる。
【0032】すなわち弁体7を閉弁限界に駆動するよう
に設定パルス数N0のパルス信号をステップモータMに
与えた後に該ステップモータMを逆方向に作動せしめ、
スイッチ211 が導通状態から遮断状態に変化した時点
でステップモータMの作動パルス数をリセットし、基準
位置として定めることになる。
【0033】さらに次のステップS9では、ステップモ
ータMの作動パルス数MPを「1」だけ加算し、ステッ
プS10で作動パルス数MPが所定のパルス数MP1に
等しくなったかどうかを判断し、MP<MP1であると
きにはステップS9に戻るようにする。
【0034】したがって、ステップモータMの作動パル
ス数のリセット完了後に、ステップモータMを所定のパ
ルス数MP1だけ作動せしめ、アイドル調節弁Vが基準
位置から開弁方向に駆動されることになり、その後、ス
テップS11で電源をOFFとしてステップモータMの
作動を停止する。
【0035】このような点火スイッチ遮断直後のステッ
プモータMおよびアイドル調節弁Vの作動は、図4で示
すようになり、点火スイッチをOFFとしてエンジンを
停止した時刻t1 から閉弁方向に設定回数「N0」のパ
ルス数だけステップモータMに駆動信号が与えられるこ
とにより、アイドル調節弁Vは、点火スイッチ遮断時に
いずれの位置にあっても時刻t2 で確実に全閉状態とな
り、その後、ステップモータMが開弁方向に作動せしめ
られるのに応じてスイッチ211 がON状態からOFF
状態に変化した時刻t3 の位置をアイドル空気量制御の
基準位置として定めるべくステップモータMの作動パル
ス数がリセットされる。さらに時刻t3からは、所定の
パルス数MP1だけステップモータMが開弁方向に作動
せしめられ、時刻t4 でアイドル調節弁Vが基準位置か
らさらに開弁方向に作動したときに、ステップモータM
の作動が停止することになる。
【0036】ここで、アイドル調節弁Vの全閉位置から
の作動ならびにそのときの動力伝達手段8の作動状態を
図5を参照しながら説明すると、図5(a)で示すアイ
ドル調節弁Vの全閉時にはスイッチ211 がON状態と
なっており、その後、ステップモータMを逆方向すなわ
ち開弁方向に作動せしめて、スイッチ211 がON状態
からOFF状態に変化する直前までには、ステップモー
タMの励磁パターンのずれ、ならびに動力伝達手段8の
バックラッシ∂分だけステップモータMが作動しても弁
体7は図5(b)で示すように着座したままであり、弁
体7が閉弁限界から開弁側に動きだしてスイッチ211
がON状態からOFF状態に変化した瞬間にステップモ
ータMの作動パルス数がリセットされることにより、動
力伝達手段8のバックラッシδと、ステップモータMに
おける励磁パターンのずれとを含む分を吸収してステッ
プモータMの基準位置が定められることになる。而し
て、基準位置の設定後にステップモータMが開弁側にさ
らに作動するのに応じて、弁体7は、図5(c)で示し
た開弁位置となり、この状態で電源がOFF状態とな
る。
【0037】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、点火スイッチ遮断直後には、アイドル調節弁Vを
ステップモータMの作動により全閉位置まで駆動し、そ
の後、ステップモータMを逆方向に作動せしめることに
より、スイッチ211 が導通状態から遮断状態に変化し
たタイミングが基準位置と定められる。すなわち、弁体
7が閉弁限界から動きだす瞬間にステップモータMの作
動パルス数がリセットされるので、ステップモータMの
励磁パターンのずれ、ならびに動力伝達手段8のバック
ラッシ分だけステップモータMが作動して弁体7が閉弁
限界から動きだす瞬間にステップモータMの作動パルス
数がリセットされることになり、製品毎のばらつきの全
てを吸収して、基準位置を推定ではなく実際に確定する
ことができる。
【0038】また弁体7が戻しばね20により閉じ側に
ばね付勢されて、動力伝達手段8のバックラッシが吸収
されているので、イニシャライズ後には、アイドル調節
弁Vの実作動位置は目標位置に一致することになり、目
標位置までのステップモータMの作動に遅れることなく
アイドル調節弁Vが開閉作動することになる。したがっ
て、エンジン再始動時に、アイドル調節弁Vを目標開度
まで速やかに作動せしめるようにして応答性の向上を図
ることができる。しかも全閉近傍での微調節にあたって
も、アイドル調節弁Vの開弁駆動および閉弁駆動で実作
動位置が異なることはないので、正確なアイドル空気量
制御が可能である。
【0039】しかも点火スイッチ遮断状態でアイドル調
節弁Vは、全閉位置からわずかに開弁した位置にあるの
で、アイシングが生じるおそれもなく、イニシャライズ
後にアイドル調節弁Vをさらに開弁保持しておくことに
より、エンジン再始動時の目標開度までアイドル調節弁
Vを速やかに作動せしめることができ、より一層始動性
が向上する。
【0040】またスイッチ211 は、アイドル調節弁V
の閉弁限界で弁体7を検出するものであるので、スイッ
チ211 の取付け位置調節が不要であり、部品点数を少
なくした単純な構成とすることが可能であり、配線も容
易となる。
【0041】しかもスイッチ211 は、弁体7とともに
作動する可動接点251 と、該弁体7の閉弁限界で可動
接点251 に接触する固定接点231 とから成り、固定
接点231 が導線26,27に個別に接続される一対の
接点片221 ,222 で構成されるものであるので、可
動接点251 側に導線を接続することが不要であり、ス
イッチ211 の配線接続構成が単純となる。
【0042】さらにスイッチ211 が弁座6および弁体
7間に設けられるので、スイッチ211 を配設するため
の余分な部品が不要であり、構成が単純となる。
【0043】なお、弁体7が合成樹脂から成るものであ
る場合には、可動接点251 の絶縁性を確保することが
容易となる。
【0044】上記第1実施例では、イニシャライズ処理
を実行するタイミングを点火プラグスイッチの遮断直後
としたが、イニシャライズ処理を実行するタイミング
は、点火スイッチの遮断直後に限られるものではなく、
エンジン停止直後、エンジン始動後もしくは車両走行中
にイニシャライズ処理を行なうことも可能であり、その
場合には、図3のフローチャートにおいて、ステップS
9以降の処理が不要であり、スイッチ211 がON状態
からOFF状態になるのに応じてステップモータMの作
動パルス数MPをリセットしてイニシャライズすればよ
く、この際、アイドル調節弁Vの制御を実行しなけれ
ば、図4の鎖線で示すようにアイドル調節弁Vは基準位
置に保持されたままである。
【0045】図6は第1実施例におけるスイッチの第1
変形例を示すものであり、このスイッチ212 は、リン
グ状に形成されて弁座6に設けられる単一部材の固定接
点232 と、弁体7の弁座6への着座時に前記固定接点
232 に同時に接触するようにして弁体7に固定される
一対の接点片241 ,242 から成る可動接点252
で構成され、可動接点252 の両接点片241 ,242
には導線28,29がそれぞれ接続され、両導線28,
29は、ステップモータM内に配線され、両ステータ1
1,12のコイルとともに制御ユニットCに接続され
る。
【0046】図7は第1実施例におけるスイッチの第2
変形例を示すものであり、このスイッチ213 は、弁座
6に設けられる単一部材の固定接点233 と、弁体7の
弁座6への着座時に前記固定接点233 に接触するよう
にして弁体7に固定される単一部材の可動接点253
で構成され、固定接点233 および可動接点253 に導
線30,31がそれぞれ接続される。
【0047】この第2変形例によれば、固定側である弁
座6と、可動側である弁体7とに接点233 ,253
それぞれ1つずつ設けられればよく、接触点が1箇所で
あり、スイッチ213 の通電ON・OFFの信頼性が向
上する。
【0048】図8は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0049】ステップモータMのイニシャライズ時にア
イドル調節弁Vの弁体7は開弁限界まで駆動されるもの
であり、弁体7が開弁限界に達したことはスイッチ21
1 で検出される。
【0050】該スイッチ211 は、ステップモータMに
おけるモールド部13の弁体7への対向端部に設けられ
る固定接点231 と、弁体7に固定されるリング状の可
動接点251 とを備え、固定接点231 は、弁体7の開
弁限界への移動に応じて前記可動接点251 に同時に接
触する一対の接点片221 ,222 から成る。
【0051】この第2実施例によっても、上記第1実施
例と同様の効果を奏することができる。但し、弁体7が
戻しばね20により閉じ側に付勢されているので、弁体
7を開弁限界まで駆動した後にステップモータMを逆方
向に作動する際には、ステップモータMの励磁パターン
のずれ分だけステップモータMが作動して弁体7が開弁
限界から動きだす瞬間にステップモータMの作動パルス
数がリセットされることになる。
【0052】図9は第2実施例におけるスイッチの第1
変形例を示すものであり、このスイッチ212 は、モー
ルド部13の弁体7への対向端部に設けられるリング状
の固定接点232 と、弁体7に固定される可動接点25
2 とを備え、可動接点252は、弁体7の開弁限界への
移動に応じて前記固定接点232 に同時に接触する一対
の接点片241 ,242 から成る。
【0053】図10は第2実施例におけるスイッチの第
2変形例を示すものであり、このスイッチ213 は、モ
ールド部13の弁体7への対向端部に設けられる単一の
固定接点233 と、弁体7の開弁限界への移動に応じて
固定接点233 に接触するようにして弁体7に固定され
る単一の可動接点253 とから成る。
【0054】図11および図12は本発明の第3実施例
を示すものであり、図11はイニシャライズ時のステッ
プモータ駆動信号およびアイドル調節弁作動位置の変化
を示す図、図12は駆動電圧および駆動周波数によるバ
ウンスバック現象の発生を測定した結果を示すグラフで
ある。
【0055】この第3実施例では、たとえば点火スイッ
チの遮断直後にステップモータMのイニシャライズ処理
を実行するときに、アイドル調節弁Vの弁体7を閉弁限
界および開弁限界のいずれか、この実施例では閉弁限界
まで駆動するにあたっては、ステップモータMの駆動周
波数を、アイドル調節弁Vの開度調節によるアイドル空
気量制御実行時よりも小さくする。
【0056】ところで、アイドル調節弁Vを閉弁限界お
よび開弁限界のいずれかまで駆動したときに、ステップ
モータMの磁極構造に起因して、ステップモータMのス
テップ数が飛び跳ねる現象、所謂バウンスバック現象が
生じ、アイドル調節弁Vがその閉弁限界もしくは開弁限
界から動いてしまうことがある。このバウンスバック現
象は、アイドル調節弁Vを閉弁限界および開弁限界のい
ずれかに駆動するようにステップモータMを作動せしめ
たときに、ステップモータMの特定励磁極時にロータ1
0が逆転方向に回転して安定しようとする挙動がステッ
プモータMの構造上発生することに起因し、ロータ10
の逆転時にロータ10が十分な慣性力を持ち、しかもそ
の逆転タイミングが駆動周波数と一致したときに生じる
ものである。
【0057】このようなバウンスバック現象が発生した
状態でイニシャライズ処理を行っても、ステップモータ
Mの作動パルス数と、前記アイドル調節弁Vの開度位置
とを正しく対応させることができない。
【0058】しかるに、本発明者が、駆動電圧および駆
動周波数をそれぞれ変化させてバウンスバック現象の発
生を測定したところ、図12で示すような結果が得られ
ており、この図12で示す結果に基づけば、一定の駆動
周波数FT(たとえば150PPS)以下では駆動電圧
にかかわらずバウンスバック現象が発生しないことが判
る。したがってアイドル調節弁Vの開度調節による通常
の補助空気量制御実行時の駆動周波数を前記一定の駆動
周波数FTよりも大きくし、イニシャライズ時にアイド
ル調節弁Vの弁体7を閉弁限界に駆動する際の駆動周波
数を前記一定の駆動周波数FT以下に定めることによ
り、通常制御時の制御速度を速くして応答性を向上し、
イニシャライズ時にはバウンスバック現象の発生を防止
することができる。したがってステップモータMの作動
パルス数と、前記アイドル調節弁Vの開度位置とを、イ
ニシャライズ処理によってより一層正しく対応させるこ
とができる。
【0059】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0060】たとえば上記実施例では、アイドル調節弁
Vの弁体7を全開位置から全閉位置まで作動せしめるた
めのステップモータMの作動パルス数以上のパルス信号
をステップモータMに与えて、弁体7を閉弁限界まで駆
動するようにしたが、弁体7を閉弁限界および開弁限界
のいずれかに駆動するときにステップモータMに与える
パルス信号の設定パルス数は、上述のものに限定される
必要はなく、脱調の可能性ならびに脱調が生じたときの
ずれ量の大きさを推定して、前記設定パルス数を定める
ようにしてもよく、また全閉側を基準とするか全開側を
基準とするかによっても変更可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、弁体が閉弁限界および開弁限界から動きだす瞬間に
ステップモータの作動パルス数がリセットされるように
して製品毎のばらつきの全てを吸収して、基準位置を推
定ではなく実際に確定することができ、弁体が閉じ側に
ばね付勢されて動力伝達手段のバックラッシが吸収され
ているので、基準位置設定後の実際の制御時には実作動
位置を目標位置に一致させることが可能となり、アイド
ル調節弁の閉弁限界および開弁限界のいずれかで弁体を
スイッチで検出するようにしたので、スイッチの取付け
位置調節が不要であり、スイッチを部品点数の少ない単
純な構成とすることが可能であり、配線も容易となる。
【0062】また請求項2記載の発明によれば、スイッ
チの配線接続構造が単純となる。
【0063】請求項3記載の発明によれば、スイッチの
接触点が1箇所であり、スイッチの通電ON・OFFの
信頼性が向上する。
【0064】さらに請求項4記載の発明によれば、通常
制御時の制御速度を速くして応答性を向上するととも
に、イニシャライズ時にはバウンスバック現象の発生を
防止することができ、ステップモータの作動パルス数
と、アイドル調節弁の開度位置とを、より一層正しく対
応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のアイドル空気量制御装置の構成を
示す概略断面図である。
【図2】アイドル調節弁およびステップモータの縦断側
面図である。
【図3】イニシャライズ時のステップモータの制御処理
手順を示すフローチャートである。
【図4】イニシャライズ時のステップモータ駆動信号お
よびアイドル調節弁作動位置の変化を示す図である。
【図5】アイドル調節弁および動力伝達手段の全閉位置
からの作動状態を順次示す図である。
【図6】第1実施例におけるスイッチの第1変形例を示
すための図2に対応した縦断側面図である。
【図7】第1実施例におけるスイッチの第2変形例を示
すための図2に対応した縦断側面図である。
【図8】第2実施例の図2に対応した縦断側面図であ
る。
【図9】第2実施例におけるスイッチの第1変形例を示
すための図2に対応した縦断側面図である。
【図10】第2実施例におけるスイッチの第2変形例を
示すための図2に対応した縦断側面図である。
【図11】第3実施例におけるイニシャライズ時のステ
ップモータ駆動信号およびアイドル調節弁作動位置の変
化を示す図である。
【図12】駆動電圧および駆動周波数によるバウンスバ
ック現象の発生を測定した結果を示すグラフである。
【図13】戻しばねを有しない従来例でのイニシャライ
ズ後のアイドル調節弁の実位置および目標位置の変化を
示す図である。
【図14】戻しばねを有しない従来例でのアイドル調節
弁および動力伝達手段の全閉位置からの作動状態を順次
示す図である。
【図15】戻しばねを有する従来例でのイニシャライズ
後のアイドル調節弁の実位置および目標位置の変化を示
す図である。
【符号の説明】
4・・・通路 7・・・弁体 8・・・動力伝達手段 10・・・駆動部材としてのロータ 15・・・被動部材としての弁軸 20・・・ばね 211 〜213 ・・・スイッチ 221 ,222 ,241 ,242 ・・・接点片 231 〜233 ・・・固定接点 251 〜253 ・・・可動接点 C・・・制御ユニット M・・・ステップモータ V・・・アイドル調節弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイドリング時に吸気を導く通路(4)
    の開度を調節するアイドル調節弁(V)と;アイドル調
    節弁(V)を開閉作動せしめる駆動力を発揮するステッ
    プモータ(M)と;ステップモータ(M)側の駆動部材
    (10)およびアイドル調節弁(V)側の被動部材(1
    5)間にバックラッシを有してステップモータ(M)お
    よびアイドル調節弁(V)間に設けられる動力伝達手段
    (8)と;アイドル調節弁(V)の開度位置をその基準
    位置からの前記ステップモータ(M)の作動パルス数に
    予め対応させておき、前記基準位置からの前記ステップ
    モータ(M)の作動パルス数によって定まるアイドル調
    節弁(V)の現在位置をエンジン運転状態に応じて定ま
    る目標位置に一致させるべく目標位置および現在位置間
    の差に対応したパルス数のパルス信号を出力して前記ス
    テップモータ(M)の作動を制御する制御ユニット
    (C)と;を備えるアイドル空気量制御装置において、
    アイドル調節弁(V)の弁体(7)がその閉弁限界およ
    び開弁限界のいずれかにあるとき導通するスイッチ(2
    1 〜213 )と、前記動力伝達手段(8)のバックラ
    ッシを吸収すべく前記アイドル調節弁(V)の弁体
    (7)を閉じ側に付勢するばね(20)とを含み、前記
    制御ユニット(C)は、ステップモータ(M)の作動パ
    ルス数と前記アイドル調節弁(V)の開度位置とを対応
    させるイニシャライズ処理を行なうにあたって、前記弁
    体(7)を閉弁限界および開弁限界のいずれかに駆動す
    るように設定パルス数のパルス信号をステップモータ
    (M)に与えた後に該ステップモータ(M)を逆方向に
    作動せしめ、前記スイッチ(211 〜213 )が導通状
    態から遮断状態に変化した時点でステップモータ(M)
    の作動パルス数をリセットし、リセット時のアイドル調
    節弁(V)の開度位置を前記基準位置と定めることを特
    徴とするアイドル空気量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ(211 ,212 )が、前
    記弁体(7)とともに作動する可動接点(251 ,25
    2 )と、前記弁体(7)の閉弁限界および開弁限界のい
    ずれかで可動接点(251 ,252 )に接触する固定接
    点(231 ,232 )とから成り、固定接点(231
    232 )および可動接点(251 ,252 )の一方(2
    1 ,252 )が導線(26,27;28,29)に個
    別に接続される一対の接点片(221 ,222 ;2
    1 ,242 )で構成され、固定接点(231 ,2
    2 )および可動接点(251 ,252 )の他方(23
    2 ,25 1 )は、前記弁体(7)の閉弁限界および開弁
    限界のいずれかで両接点片(22 1 ,222 ;241
    242 )に同時に接触すべく一体形状に形成されること
    を特徴とする請求項1記載のアイドル空気量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ(213 )が、前記弁体
    (7)とともに作動する単一の可動接点(253 )と、
    該弁体(7)の閉弁限界および開弁限界のいずれかで可
    動接点(253 )に接触する単一の固定接点(233
    とから成り、固定接点(233 )および可動接点(25
    3 )に導線(30,31)がそれぞれ接続されることを
    特徴とする請求項1記載のアイドル空気量制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御ユニット(C)は、前記ステッ
    プモータ(M)のイニシャライズ時にアイドル調節弁
    (V)の弁体(7)を閉弁限界および開弁限界のいずれ
    かに駆動するにあたって、ステップモータ(M)の駆動
    周波数をアイドル調節弁(V)の開度調節によるアイド
    ル空気量制御実行時よりも小さくして、アイドル調節弁
    (V)を駆動することを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載のアイドル空気量制御装置。
JP10073779A 1998-03-23 1998-03-23 アイドル空気量制御装置 Pending JPH11270391A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001098644A1 (fr) * 2000-06-19 2001-12-27 Keihin Corporation Controleur de l'admission par derivation
US7120534B2 (en) 2004-05-20 2006-10-10 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Idle regulating valve control system for engine

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WO2001098644A1 (fr) * 2000-06-19 2001-12-27 Keihin Corporation Controleur de l'admission par derivation
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