JPH11270099A - Alcコーナーパネル及びalcコーナーパネルとその表面に固着される表面材の取付構造 - Google Patents

Alcコーナーパネル及びalcコーナーパネルとその表面に固着される表面材の取付構造

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JPH11270099A
JPH11270099A JP7536098A JP7536098A JPH11270099A JP H11270099 A JPH11270099 A JP H11270099A JP 7536098 A JP7536098 A JP 7536098A JP 7536098 A JP7536098 A JP 7536098A JP H11270099 A JPH11270099 A JP H11270099A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ALCコーナーパネルと横方向に
隣設する平面パネルとの取り合いに打つシーリング目地
部の幅を必要以上に大きくすることなく、コーナー部の
端部から近接した位置にシーリング目地部を設けて建築
物の外観上の美観を向上させたALCコーナーパネルと
その表面に固着される表面材の取付構造を提供すること
を可能にすることを目的としている。 【解決手段】 横方向に50mm×n+45mm−10mm
(nは正の整数)の等辺幅寸法を有し、パネル厚さが7
5mm以上のALCコーナーパネル2の表面に3mmの厚さ
のモルタル4を設け、横方向に95mmの長辺5aと45
mmの短辺5bを有する厚さ7mmのL字形状のタイル5を
ALCコーナーパネル2のコーナー部に張り付け、横方
向に夫々95mm、45mmの幅寸法を有する厚さ7mmの平
板形状の表面材6,7を適宜組み合わせて該ALCコー
ナーパネル2の平面部表面に張り付けて構成したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用ALC(軽
量気泡コンクリート)コーナーパネル及びALCコーナ
ーパネルとその表面に固着される表面材の取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】断熱性や耐火性を確保するために建築物
の階間に亘って梁から梁に高さ寸法に応じて縦方向に長
く使用する建築用ALCパネルでは厚さが75mm以上の
ALC平面パネルを長尺スパンで使用し、それ等のコー
ナー部でも該ALC平面パネルが縦目地部を介して隣設
する厚さが75mm以上のALCコーナーパネルが使用さ
れる。
【0003】従来、一般的に使用されているALCコー
ナーパネルは、標準的に横方向に300mm×300mm程
度以上の辺幅寸法を有するものが使用されており、その
ALCコーナーパネルの表面にタイル等の表面材が張り
付けられることがある。
【0004】一方、ALCパネルの表面に表面材として
タイル張りをする場合には、該ALCパネルの母材の引
っ張り強度が10kgf/cm2 程度の比較的低い強度である
ため、タイルは厚みが10mm以下で軽量であることが望
ましく、通常は標準的に7mm程度の厚みのタイルが最適
であるとして一般的に使用され、ALCコーナーパネル
のコーナー部では横方向に95mm(長辺)と45mm(短
辺)の幅寸法を有して折曲されたL字形状のタイル(縦
寸法45mm;モジュール100×50×50)が使用さ
れ、ALCコーナーパネルの平面部では「50二丁掛
け」と称する平板形状のタイル(横寸法95mm×縦寸法
45mm;モジュール100×50)及び「50角」と称
する平板形状のタイル(横寸法45mm×縦寸法45mm;
モジュール50×50)が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、図5及び図6に示して後述するような課題
がある。図5において、51は横方向に300mm×300
mmの寸法を有するALCコーナーパネルであり、横方向
にALC平面パネル52が縦目地部53を介して隣設されて
いる。
【0006】ALCコーナーパネル51及びALC平面パ
ネル52の表面には3mm程度以下の厚さのモルタル54が設
けられ、該モルタル54を介して7mmの厚みを有し、横方
向に95mm(長辺56a)と45mm(短辺56b)の幅寸法
を有して折曲されたL字形状のタイル(縦寸法45mm)
56を該ALCコーナーパネル51のコーナー部表面に張り
付け、同じく7mmの厚みを有する「50二丁掛け」と称
する平板形状のタイル(横寸法95mm×縦寸法45mm)
55をALCコーナーパネル51の平面部表面及びALC平
面パネル52の表面に張り付ける。
【0007】ALCコーナーパネル51自体の横方向の寸
法は300mm×300mmであるものの、モルタル54及び
タイル55,56の厚さ(3mm+7mm=10mm)が加わって
該タイル55,56の表面部位でのコーナー部の横方向の寸
法は310mm×310mmとなり、タイル55,56相互間の
縦目地幅を5mmに設定すれば、図5の下側のALCコー
ナーパネル51の表面ではL字形状のタイル56の長辺56a
と平板形状のタイル55を2枚張り付けて該L字形状のタ
イル56の端部から平板形状のタイル55の端部までの横方
向の幅寸法は295mm(95mm×3+5mm×2=295
mm)であることからALCコーナーパネル51の端部位置
との寸法差が15mm(310mm−295mm=15mm)生
じる。
【0008】また、図5の左側のALCコーナーパネル
51の表面ではL字形状のタイル56の短辺56bと平板形状
のタイル55を2枚張り付け、更に7mmの厚みを有する
「50角」と称する平板形状のタイル(横寸法45mm×
縦寸法45mm)57を1枚張り付けて該L字形状のタイル
56の端部から平板形状のタイル57の端部までの横方向の
幅寸法は295mm(95mm×2+45mm×2+5mm×3
=295mm)であることからALCコーナーパネル51の
端部位置との寸法差が同じく15mm(310mm−295
mm=15mm)生じる。
【0009】従って、ALCコーナーパネル51と横方向
に隣設するALC平面パネル52との取り合いに打つシー
リング縦目地部58の幅を広くして対応する必要があるの
で必要以上に目地幅が大きくなり外観上の美観を低下さ
せるという問題があると共にシーリング材の使用量が増
大して材料コストが増大すると共に施工時に十分なシー
リング部の押さえが出来ていない場合にはシーリング材
の接着不良が生じて漏水が発生する虞がある。
【0010】また、横方向の寸法が300mm×300mm
のALCコーナーパネル51を使用した場合にはコーナー
部の端部から300mm程度離れた位置にシーリング縦目
地部58が現れるので外観上の美観が損なわれるという問
題もあった。
【0011】図6は他の従来例を示すものであり、横方
向に300mm×300mmの寸法を有するALCコーナー
パネル51の横方向にALC平面パネル52が縦目地部53を
介して隣設され、ALCコーナーパネル51及びALC平
面パネル52の表面に3mm程度以下の厚さのモルタル54が
設けられ、該モルタル54を介してL字形状のタイル56を
該ALCコーナーパネル51のコーナー部表面に張り付
け、平板形状のタイル55をALCコーナーパネル51の平
面部表面からALC平面パネル52の表面に亘って縦目地
部53に関係なく連続的に張り付けたものである。
【0012】この場合、地震時等で建築物が振動した場
合に縦目地部53を通過してALCコーナーパネル51から
ALC平面パネル52に跨がって張り付けられたタイル55
が脱落したり、亀裂が発生して破損する虞があり、地震
がおさまった後で脱落したり破損した部分を補修する作
業が必要となるという問題がある。
【0013】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、平面パネルとALCコーナー
パネルとの間の目地部と平面パネル及びALCコーナー
パネルの表面に張り付けた表面材間のシーリング目地部
との位置を確実に一致させることでALCコーナーパネ
ルと横方向に隣設する平面パネルとの取り合いに打つシ
ーリング目地部の幅を必要以上に大きくすることなく、
コーナー部の端部から近接した位置にシーリング目地部
を設けて建築物の外観上の美観を向上させたALCコー
ナーパネル及びALCコーナーパネルとその表面に固着
される表面材の取付構造を提供せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係るALCコーナーパネルはパネル厚さが7
5mm以上であり、且つ横方向に190mm以下の辺幅寸法
を有して構成したことを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、ALCコーナーパネル
のパネル厚さを75mm以上で構成したことで建築物のコ
ーナー部分の耐火性能を2時間耐火以上の性能として確
保することが出来、該ALCコーナーパネルを横方向に
190mm以下の辺幅寸法で構成したことでコーナー部の
端部から190mm程度以内の範囲で離れた極めて近接し
た位置に目地部が現れるので建築物の外観上の美観を向
上させることが出来る。
【0016】また、ALCコーナーパネルの構成をパネ
ル厚さが75mm以上であり、且つ横方向に50mm×n+
45mm−10mm(nは正の整数)の等辺幅寸法を有して
構成すれば好ましい。
【0017】また、ALCコーナーパネルの構成をパネ
ル厚さが75mm以上であり、且つ横方向に一方の辺幅寸
法が100mm×n+95mm−10mm(nは正の整数)
で、他方の辺幅寸法が100mm×n+45mm−10mm
(nは正の整数)である不等辺幅寸法を有して構成すれ
ば好ましい。
【0018】また、本発明に係るALCコーナーパネル
とその表面に固着される表面材の取付構造は、横方向に
平面パネルが目地部を介して隣設するALCコーナーパ
ネルの表面に表面材が固着される取付構造において、前
記ALCコーナーパネルは横方向に50mm×n+45mm
−10mm(nは正の整数)の等辺幅寸法を有し、前記A
LCコーナーパネルの表面に横方向に95mmと45mmの
幅寸法を有して折曲されたL字形状の表面材及び横方向
に95mm、45mmの夫々の幅寸法を有する平板形状の表
面材を適宜組み合わせて固着して構成したことを特徴と
する。
【0019】上記構成において、ALCコーナーパネル
の横方向の等辺幅寸法Wnは以下に示す式の「n」の
値を適宜選択することにより設定される。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、前記式で「n=1」とすると、
Wn=85mmとなり、ALC平面パネル及びALCコー
ナーパネルの表面には3mmの厚さのモルタルが設けら
れ、該モルタルを介して7mmの厚みを有し、横方向に9
5mmと45mmの幅寸法を有して折曲されたL字形状の表
面材(以下、「タイル」を例示する。)(縦寸法45m
m)を該ALCコーナーパネルのコーナー部表面に張り
付ける。
【0022】ALCコーナーパネル自体の横方向の幅寸
法は85mm×85mmであるものの、モルタル及びL字形
状のタイルの厚さ(3mm+7mm=10mm)が加わって該
タイルの表面部位でのコーナー部の横方向の幅寸法は9
5mm(85mm+10mm=95mm)となり、L字形状のタ
イルの一方の辺(長辺)の横方向の幅寸法95mmと一致
させることが出来る。
【0023】また、横方向に45mmの幅寸法を有するL
字形状のタイルの他方の辺(短辺)に横方向に隣設して
縦目地幅を5mmに設定し、横方向に45mmの幅寸法を有
する厚さ7mmの平板形状のタイル(縦寸法45mm)をA
LCコーナーパネルの平面部表面に張り付ける。
【0024】ここでも同様にALCコーナーパネル自体
の横方向の幅寸法は85mm×85mmであるものの、モル
タル及びL字形状のタイルの厚さ(3mm+7mm=10m
m)が加わって両タイルの表面部位でのコーナー部の横
方向の幅寸法は95mm(85mm+10mm=95mm)とな
り、L字形状のタイルの他方の辺(短辺)の横方向の幅
寸法45mmと、平板形状のタイルの横方向の幅寸法45
mmと、縦目地幅5mmとを加えると95mm(45mm×2+
5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を一致させること
が出来る。
【0025】尚、ALCコーナーパネルの横方向に隣設
されるALC平面パネルの表面には横方向に95mmの幅
寸法を有する厚さ7mmの平板形状のタイル(縦寸法45
mm)を縦目地幅5mmのピッチで必要な枚数張り付ける。
【0026】これにより、ALC平面パネルとALCコ
ーナーパネルとの間の縦目地部とALC平面パネル及び
ALCコーナーパネルの表面に張り付けたタイル間のシ
ーリング縦目地部との位置を確実に一致させることが出
来、従来例のように必要以上に縦目地幅が大きくなるこ
とがないので建築物の外観上の美観を維持することが出
来、シーリング材の使用量を低減して材料コストを低減
すると共に施工時に十分なシーリング部の押さえが出来
るのでシーリング材の接着不良が生じることもなく漏水
の発生を未然に防止することが出来る。
【0027】また、横方向の幅寸法が85mm×85mmの
ALCコーナーパネルを使用したことでコーナー部の端
部から95mm程度離れた極めて近接した位置にシーリン
グ縦目地部がコーナー左右の壁に対称的に現れるので建
築物の外観上の美観を向上させることが出来る。
【0028】また、ALC平面パネルの表面に張り付け
たタイルとALCコーナーパネルの表面に張り付けたタ
イルとがALC平面パネルとALCコーナーパネルとの
間の縦目地部及びこれに対応する各タイル間のシーリン
グ縦目地部を介して完全に分離した構造であるので地震
時等で建築物が振動した場合にタイルが脱落したり、亀
裂が発生して破損する虞がなく地震がおさまった後の補
修作業も必要ない。
【0029】次に、前記式で「n=2」とすると、W
n=135mmとなり、ALC平面パネル及びALCコー
ナーパネルの表面には前述と同様に3mmの厚さのモルタ
ルが設けられ、該モルタルを介して7mmの厚みを有し、
横方向に95mmと45mmの幅寸法を有して折曲されたL
字形状のタイル(縦寸法45mm)を該ALCコーナーパ
ネルのコーナー部表面に張り付け、更に横方向に95mm
の幅寸法を有するL字形状のタイルの一方の辺(長辺)
に横方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に
45mmの幅寸法を有する厚さ7mmの平板形状のタイル
(縦寸法45mm)をALCコーナーパネルの平面部表面
に張り付ける。
【0030】ALCコーナーパネル自体の横方向の幅寸
法は135mm×135mmであるものの、モルタル及びL
字形状のタイルの厚さ(3mm+7mm=10mm)が加わっ
て両タイルの表面部位でのコーナー部の横方向の幅寸法
は145mm(135mm+10mm=145mm)となり、L
字形状のタイルの一方の辺(長辺)の横方向の幅寸法9
5mmと、平板形状のタイルの横方向の幅寸法45mmと、
縦目地幅5mmとを加えると145mm(95mm+45mm+
5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を一致させること
が出来る。
【0031】また、横方向に45mmの幅寸法を有するL
字形状のタイルの他方の辺(短辺)に横方向に隣設して
縦目地幅を5mmに設定し、横方向に95mmの幅寸法を有
する厚さ7mmの平板形状のタイル(縦寸法45mm)をA
LCコーナーパネルの平面部表面に張り付ける。
【0032】ここでも同様にALCコーナーパネル自体
の横方向の幅寸法は135mm×135mmであるものの、
モルタル及びL字形状のタイルの厚さ(3mm+7mm=1
0mm)が加わって両タイルの表面部位でのコーナー部の
横方向の幅寸法は145mm(135mm+10mm=145
mm)となり、L字形状のタイルの他方の辺(短辺)の横
方向の幅寸法45mmと、平板形状のタイルの横方向の幅
寸法95mmと、縦目地幅5mmとを加えると145mm(4
5mm+95mm+5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を
一致させることが出来る。
【0033】尚、ALCコーナーパネルの横方向に隣設
されるALC平面パネルの表面には前述と同様に横方向
に95mmの幅寸法を有する厚さ7mmの平板形状のタイル
(縦寸法45mm)を縦目地幅5mmのピッチで必要な枚数
張り付ける。
【0034】これにより、横方向の幅寸法が135mm×
135mmのALCコーナーパネルを使用したことでコー
ナー部の端部から145mm程度離れた極めて近接した位
置にシーリング縦目地部がコーナー左右の壁に対称的に
現れるので建築物の外観上の美観を向上させることが出
来る上、前述と同様な作用効果を得ることが出来る。
【0035】次に、前記式で「n=3」とすると、W
n=185mmとなり、ALC平面パネル及びALCコー
ナーパネルの表面には前述と同様に3mmの厚さのモルタ
ルが設けられ、該モルタルを介して7mmの厚みを有し、
横方向に95mmと45mmの幅寸法を有して折曲されたL
字形状のタイル(縦寸法45mm)を該ALCコーナーパ
ネルのコーナー部表面に張り付け、更に横方向に95mm
の幅寸法を有するL字形状のタイルの一方の辺(長辺)
に横方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に
95mmの幅寸法を有する厚さ7mmの平板形状のタイル
(縦寸法45mm)をALCコーナーパネルの平面部表面
に張り付ける。
【0036】ALCコーナーパネル自体の横方向の幅寸
法は185mm×185mmであるものの、モルタル及びL
字形状のタイルの厚さ(3mm+7mm=10mm)が加わっ
て両タイルの表面部位でのコーナー部の横方向の幅寸法
は195mm(185mm+10mm=195mm)となり、L
字形状のタイルの一方の辺(長辺)の横方向の幅寸法9
5mmと、平板形状のタイルの横方向の幅寸法95mmと、
縦目地幅5mmとを加えると195mm(95mm+95mm+
5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を一致させること
が出来る。
【0037】また、横方向に45mmの幅寸法を有するL
字形状のタイルの他方の辺(短辺)に横方向に隣設して
縦目地幅を5mmに設定し、横方向に95mmの幅寸法を有
する厚さ7mmの平板形状のタイルをALCコーナーパネ
ルの平面部表面に張り付け、更に該平板形状のタイルに
横方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に4
5mmの幅寸法を有する厚さ7mmの平板形状のタイル(縦
寸法45mm)をALCコーナーパネルの平面部表面に張
り付ける。
【0038】ここでも同様にALCコーナーパネル自体
の横方向の幅寸法は185mm×185mmであるものの、
モルタル及び平板形状及びL字形状のタイルの厚さ(3
mm+7mm=10mm)が加わって各タイルの表面部位での
コーナー部の横方向の幅寸法は195mm(185mm+1
0mm=195mm)となり、L字形状のタイルの他方の辺
(短辺)の横方向の幅寸法45mmと、平板形状のタイル
の横方向の幅寸法95mm及び45mmと、各縦目地幅5mm
とを加えると195mm(45mm×2+95mm+5mm×
2)となり、両者の横方向の幅寸法を一致させることが
出来る。
【0039】尚、ALCコーナーパネルの横方向に隣設
されるALC平面パネルの表面には前述と同様に横方向
に95mmの幅寸法を有する厚さ7mmの平板形状のタイル
(縦寸法45mm)を縦目地幅5mmのピッチで必要な枚数
張り付ける。
【0040】これにより、横方向の幅寸法が185mm×
185mmのALCコーナーパネルを使用したことでコー
ナー部の端部から195mm程度離れた極めて近接した位
置にシーリング縦目地部がコーナー左右の壁に対称的に
現れるので建築物の外観上の美観を向上させることが出
来る上、前述と同様の作用効果を得ることが出来る。
【0041】尚、同様に前記式で「n=4,5,6,
……」とすると、ALCコーナーパネルの横方向の等辺
幅寸法Wnが適宜設定され、前述と同様にALC平面パ
ネル及びALCコーナーパネルの表面に前述と同様に3
mmの厚さのモルタルを設け、該モルタルを介して7mmの
厚みを有し、横方向に95mmと45mmの幅寸法を有して
折曲されたL字形状のタイル(縦寸法45mm)を該AL
Cコーナーパネルのコーナー部表面に張り付け、更に横
方向に95mm、45mmの夫々の幅寸法を有する平板形状
のタイル(縦寸法45mm)をALCコーナーパネルの平
面部表面に必要な所定枚数だけ適宜組み合わせて張り付
けることで前述と同様な作用効果を得ることが出来る。
【0042】ただし、コーナー部の端部から近接した位
置にシーリング縦目地部がコーナー左右の壁に対称的に
現れて建築物の外観上の美観を向上させることが出来る
限度はALCコーナーパネルの横方向の幅寸法が190
mm×190mm以下であることが望ましく、前記式で
「n≧4」とすると、ALCコーナーパネルの横方向の
等辺幅寸法「Wn≧235mm」となってやや外観上の美
観は低下するものの前述と同様にALCコーナーパネル
とALC平面パネルとの間の縦目地部とALCコーナー
パネル及びALC平面パネルの表面に張り付けたタイル
間のシーリング縦目地部の位置とを確実に一致させるこ
とが出来、従来例のように必要以上に縦目地幅が大きく
なることがないので建築物の外観上の美観を維持するこ
とが出来る。
【0043】また、本発明に係るALCコーナーパネル
とその表面に固着される表面材の取付構造の他の構成
は、横方向に平面パネルが目地部を介して隣設するAL
Cコーナーパネルの表面に表面材が固着される取付構造
において、前記ALCコーナーパネルは横方向に一方の
辺幅寸法が100mm×n+95mm−10mm(nは正の整
数)で、他方の辺幅寸法が100mm×n+45mm−10
mm(nは正の整数)である不等辺幅寸法を有し、前記A
LCコーナーパネルの表面に横方向に95mmと45mmの
幅寸法を有して折曲されたL字形状の表面材及び横方向
に95mmの幅寸法を有する平板形状の表面材を適宜組み
合わせて固着して構成したことを特徴とする。
【0044】上記構成において、ALCコーナーパネル
の横方向の不等辺幅寸法Wan(長辺側)及びWbn(短辺
側)は以下に示す,式の「n」の値を適宜選択する
ことにより設定される。
【0045】
【数2】
【0046】ここで、,式で「n=1」とすると、
Wan=185mm、Wbn=135mmとなり、ALC平面パ
ネル及びALCコーナーパネルの表面には3mmの厚さの
モルタルが設けられ、該モルタルを介して7mmの厚みを
有し、横方向に95mmと45mmの幅寸法を有して折曲さ
れたL字形状のタイル(縦寸法45mm)を該L字形状の
タイルの長辺とALCコーナーパネルの長辺同士が対応
するように該ALCコーナーパネルのコーナー部表面に
張り付け、更に横方向に95mmの幅寸法を有するL字形
状のタイルの一方の辺(長辺)に横方向に隣設して縦目
地幅を5mmに設定し、横方向に95mmの幅寸法を有する
厚さ7mmの平板形状のタイル(縦寸法45mm)をALC
コーナーパネルの平面部表面に張り付ける。
【0047】ALCコーナーパネル自体の横方向の長辺
の幅寸法は185mmであるものの、モルタル及びL字形
状のタイルの厚さ(3mm+7mm=10mm)が加わって両
タイルの表面部位でのコーナー部の横方向の長辺側の幅
寸法は195mm(185mm+10mm=195mm)とな
り、L字形状のタイルの一方の辺(長辺)の横方向の幅
寸法95mmと、平板形状のタイルの横方向の幅寸法95
mmと、縦目地幅5mmとを加えると195mm(95mm+9
5mm+5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を一致させ
ることが出来る。
【0048】また、横方向に45mmの幅寸法を有する前
記L字形状のタイルの他方の辺(短辺)に横方向に隣設
して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に95mmの幅寸法
を有する厚さ7mmの平板形状のタイル(縦寸法45mm)
をALCコーナーパネルの平面部表面に張り付ける。
【0049】ALCコーナーパネル自体の横方向の短辺
の幅寸法は135mmであるものの、モルタル及びL字形
状のタイルの厚さ(3mm+7mm=10mm)が加わって両
タイルの表面部位でのコーナー部の横方向の短辺側の幅
寸法は145mm(135mm+10mm=145mm)とな
り、L字形状のタイルの一方の辺(短辺)の横方向の幅
寸法45mmと、平板形状のタイルの横方向の幅寸法95
mmと、縦目地幅5mmとを加えると145mm(45mm+9
5mm+5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を一致させ
ることが出来る。
【0050】尚、ALCコーナーパネルの横方向に隣設
されるALC平面パネルの表面には前述と同様に横方向
に95mmの幅寸法を有する厚さ7mmの平板形状のタイル
(縦寸法45mm)を縦目地幅5mmのピッチで必要な枚数
張り付ける。
【0051】これにより、前述と同様にALC平面パネ
ルとALCコーナーパネルとの間の縦目地部とALC平
面パネル及びALCコーナーパネルの表面に張り付けた
各タイル間のシーリング縦目地部との位置を確実に一致
させることが出来、従来例のように必要以上に縦目地幅
が大きくなることがないので建築物の外観上の美観を維
持することが出来、シーリング材の使用量を低減して材
料コストを低減すると共に施工時に十分なシーリング部
の押さえが出来るのでシーリング材の接着不良が生じる
こともなく漏水の発生を未然に防止することが出来る。
【0052】また、横方向の長辺の幅寸法が185mm、
短辺の幅寸法が135mmの不等辺幅寸法を有するALC
コーナーパネルを使用したことでシーリング縦目地部が
コーナー左右の壁に非対称的に現れるので建築物の外観
上の美観は前述の等辺幅寸法を有するALCコーナーパ
ネルを使用した場合と比較してやや低下するものの該シ
ーリング縦目地部がコーナー部の端部から極めて近接し
た位置に現れるので外観上の美観が向上し、使用するタ
イルの種類を削減することが出来るので部品コストを低
減することが出来る。
【0053】また、ALC平面パネルの表面に張り付け
たタイルとALCコーナーパネルの表面に張り付けたタ
イルとがALC平面パネルとALCコーナーパネルとの
間の縦目地部及びこれに対応する各タイル間のシーリン
グ縦目地部を介して完全に分離した構造であるので地震
時等で建築物が振動した場合にタイルが脱落したり、亀
裂が発生して破損する虞がなく地震がおさまった後の補
修作業も必要ない。
【0054】尚、同様に前記,式で「n=2,3,
4,……」とすると、ALCコーナーパネルの横方向の
不等辺幅寸法Wan、Wbnが適宜設定され、前述と同様に
ALC平面パネル及びALCコーナーパネルの表面に3
mmの厚さのモルタルを設け、該モルタルを介して7mmの
厚みを有し、横方向に95mm(長辺)と45mm(短辺)
の幅寸法を有して折曲されたL字形状のタイル(縦寸法
45mm)を該L字形状のタイルの長辺とALCコーナー
パネルの長辺同士が対応するように該ALCコーナーパ
ネルのコーナー部表面に張り付け、更に横方向に95mm
の幅寸法を有する平板形状のタイル(縦寸法45mm)を
ALCコーナーパネルの平面部表面に必要な枚数だけ張
り付けることで前述と同様な作用効果を得ることが出来
る。
【0055】前記,式で「n≧2」とすると、AL
Cコーナーパネルの横方向の不等辺幅寸法「Wan≧28
5mm、Wbn≧235mm」となって建築物の外観上の美観
はやや低下するものの前述と同様にALC平面パネルと
ALCコーナーパネルとの間の縦目地部とALC平面パ
ネル及びALCコーナーパネルの表面に張り付けた各タ
イル間のシーリング縦目地部の位置とを確実に一致させ
ることが出来、従来例のように必要以上に縦目地幅が大
きくなることがないので外観上の美観を維持することが
出来る上、前述と同様な作用効果を得ることが出来る。
【0056】また、前記ALCコーナーパネルのパネル
厚さを75mm以上で構成した場合には、建築物のコーナ
ー部分の耐火性能を2時間耐火以上の性能として確保す
ることが出来、前記ALCコーナーパネルを横方向に1
90mm以下の辺幅寸法で構成した場合には、コーナー部
の端部から190mm程度以内の範囲で離れた極めて近接
した位置にシーリング目地部が現れるので建築物の外観
上の美観を向上させることが出来る。
【0057】尚、以上の説明では3mmの厚さのモルタル
と7mmの厚さのタイルを用いる場合について説明した
が、タイルの厚さは10mm以下であれば良く、タイルの
厚さに応じてモルタルの厚さを調整してタイルを張り付
けることが可能である。例えば、9mmの厚さのタイルを
用いてモルタルの厚さを1mmとしてタイルを張り付ける
ことにより、モルタル及びタイルの厚さの合計を10mm
に調整することが出来る。
【0058】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るALCコー
ナーパネル及びALCコーナーパネルとその表面に固着
される表面材の取付構造の一例として建築用ALCコー
ナーパネルの表面に表面材としてタイルが固着される場
合の取付構造の一実施形態を具体的に説明する。図1は
本発明に係るALCコーナーパネルとその表面に固着さ
れる表面材の取付構造の第1実施形態の構成を示す横断
面説明図、図2(a)〜(c)は各種タイルの構成を示
す斜視図、図3は本発明に係るALCコーナーパネルと
その表面に固着される表面材の取付構造の第2実施形態
の構成を示す横断面説明図、図4は本発明に係るALC
コーナーパネルとその表面に固着される表面材の取付構
造の第3実施形態の構成を示す横断面説明図である。
【0059】図1において、ALC平面パネル1及びA
LCコーナーパネル2は断熱性や耐火性を確保するため
に厚さが75mm以上で建築物の階間に亘って梁から梁に
高さ寸法に応じて縦方向に長く使用する建築用ALC
(軽量気泡コンクリート)パネルで構成されており、長
尺スパンで使用される。
【0060】ALCコーナーパネル2のパネル厚さを7
5mm以上で構成した場合には、建築物のコーナー部分の
耐火性能を2時間耐火以上の性能として確保することが
出来、有利である。
【0061】建築物のコーナー部に配置されるALCコ
ーナーパネル2は横方向に直交して隣設されるALC平
面パネル1に対してガスケットやシーリング等によりシ
ールされた縦目地部3を介して接続されている。
【0062】ALC平面パネル1及びALCコーナーパ
ネル2の外表面には接着剤としてモルタル4を介して表
面材となるタイル5,6,7が張り付けて固着されてい
る。尚、以下の各実施形態では表面材の一例としてタイ
ル5,6,7を適用した場合について説明するが、ガラ
ス材や石材或いは木材等の他の種々の材質で構成される
表面材が適用出来、更には接着剤の一例として示したモ
ルタル4以外でも各種の接着剤を適宜使用することが可
能であるためこれらの材質に限定されるものではない。
【0063】ALC平面パネル1やALCコーナーパネ
ル2のALCパネルの表面に表面材としてタイル張りを
する場合には、該ALCパネルの母材の引っ張り強度が
10kgf/cm2 程度の比較的低い強度であるため、各タイ
ル5,6,7は厚みが10mm以下で軽量であることが望
ましく、本実施形態では7mmの厚みのタイル5,6,7
を使用している。
【0064】図1及び図2(a)〜(c)に示すよう
に、ALCコーナーパネル2のコーナー部では7mmの厚
みを有し、横方向に長辺5aと短辺5bとが直角に折曲
されたL字形状のタイル(長辺横寸法95mm×短辺横寸
法45mm×縦寸法45mm;モジュール100×50×5
0)5が使用され、ALC平面パネル1及びALCコー
ナーパネル2の平面部では「50二丁掛け」と称する7
mmの厚みを有する平板形状のタイル(横寸法95mm×縦
寸法45mm;モジュール100×50)6と、「50
角」と称する同じく7mmの厚みを有する平板形状のタイ
ル(横寸法45mm×縦寸法45mm;モジュール50×5
0)7とが使用される。
【0065】ここで、第1発明ではALCコーナーパネ
ル2は横方向に50mm×n+45mm−10mm(nは正の
整数)の等辺幅寸法を有し、該ALCコーナーパネル2
の表面に横方向にL字形状のタイル5及び平板形状のタ
イル6,7を適宜組み合わせて固着して構成したもので
ある。
【0066】上記構成において、ALCコーナーパネル
2の横方向の等辺幅寸法Wnは以下に示す式の「n」
の値を適宜選択することにより設定される。
【0067】
【数3】
【0068】図1に示した本実施形態はその一例を示す
ものであり、前記式で「n=3」とすると、Wn=1
85mmとなり、ALC平面パネル1及びALCコーナー
パネル2の表面には3mmの厚さのモルタル4が設けら
れ、該モルタル4を介してL字形状のタイル5を該AL
Cコーナーパネル2のコーナー部表面に張り付け、更に
L字形状のタイル5の長辺5aに横方向に隣設して縦目
地幅を5mmに設定し、横方向に平板形状のタイル6をA
LCコーナーパネル2の平面部表面に張り付ける(図1
の下側面参照)。
【0069】ALCコーナーパネル2自体の横方向の幅
寸法は185mm×185mmであるものの、モルタル4及
びL字形状のタイル5の厚さ(3mm+7mm=10mm)が
加わって両タイル5,6の表面部位でのコーナー部の横
方向の幅寸法は195mmとなり、L字形状のタイル5の
長辺5aの横方向の幅寸法95mmと、平板形状のタイル
6の横方向の幅寸法95mmと、縦目地幅5mmとを加える
と195mm(95mm+95mm+5mm)となり、両者の横
方向の幅寸法を一致させることが出来る。
【0070】また、L字形状のタイル5の短辺5bに横
方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定し、平板形状のタ
イル6をALCコーナーパネル2の平面部表面に張り付
け、更に該平板形状のタイル6に横方向に隣設して縦目
地幅を5mmに設定し、横方向に平板形状のタイル7をA
LCコーナーパネル2の平面部表面に張り付ける(図1
の左側面参照)。
【0071】ここでも同様にALCコーナーパネル2自
体の横方向の幅寸法は185mm×185mmであるもの
の、モルタル4及びL字形状のタイル5の厚さ(3mm+
7mm=10mm)が加わって各タイル5,6,7の表面部
位でのコーナー部の横方向の幅寸法は195mmとなり、
L字形状のタイル5の短辺5bの横方向の幅寸法45mm
と、平板形状のタイル6,7の横方向の幅寸法95mm及
び45mmと、2箇所の各縦目地幅5mmとを加えると19
5mm(45mm×2+95mm+5mm×2)となり、両者の
横方向の幅寸法を一致させることが出来る。
【0072】尚、ALCコーナーパネル2の横方向に隣
設されるALC平面パネル1の表面には横方向に平板形
状のタイル6が縦目地幅5mmのピッチで必要な枚数張り
付けられ、ALCコーナーパネル2の表面両端部に張り
付けられた平板形状のタイル6,7とALC平面パネル
1の表面端部に張り付けられた平板形状のタイル6とは
縦目地部3に対応する位置でシーリング縦目地部8によ
り接続される。
【0073】これにより、ALC平面パネル1とALC
コーナーパネル2との間の縦目地部3とALC平面パネ
ル1及びALCコーナーパネル2の表面に張り付けた各
タイル間のシーリング縦目地部8の位置とを確実に一致
させることが出来、従来例のように必要以上に縦目地幅
が大きくなることがないので外観上の美観を維持するこ
とが出来、シーリング材の使用量を低減して材料コスト
を低減すると共に施工時に十分なシーリング部の押さえ
が出来るのでシーリング材の接着不良が生じることもな
く漏水の発生を未然に防止することが出来る。
【0074】また、横方向の幅寸法が185mm×185
mmのALCコーナーパネル2を使用したことでコーナー
部の端部から195mm程度離れた極めて近接した位置に
シーリング縦目地部8がコーナー左右の壁に対称的に現
れるので建築物の外観上の美観を向上させることが出来
る。
【0075】また、ALC平面パネル1の表面に張り付
けた平板形状のタイル6とALCコーナーパネル2の表
面に張り付けた各タイル5,6,7とがALC平面パネ
ル1とALCコーナーパネル2との間の縦目地部3及び
これに対応する各タイル間のシーリング縦目地部8を介
して完全に分離した構造であるので地震時等で建築物が
振動した場合にタイルが脱落したり、亀裂が発生して破
損する虞がなく地震がおさまった後の補修作業も必要な
い。
【0076】次に図3を用いて本発明に係るALCコー
ナーパネル及びALCコーナーパネルとその表面に固着
される表面材の取付構造の第2実施形態について説明す
る。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一
の符号を付して説明を省略する。
【0077】本実施形態では、前記式で「n=2」と
した場合であり、この時、ALCコーナーパネル2の横
方向の等辺幅寸法Wn=135mmとなる。ALC平面パ
ネル1及びALCコーナーパネル2の表面には前述と同
様に3mmの厚さのモルタル4が設けられ、該モルタル4
を介してL字形状のタイル5をALCコーナーパネル2
のコーナー部表面に張り付け、更に該L字形状のタイル
5の長辺5aに横方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定
し、横方向に平板形状のタイル7をALCコーナーパネ
ル2の平面部表面に張り付ける(図3の下側面参照)。
【0078】ALCコーナーパネル2自体の横方向の幅
寸法は135mm×135mmであるものの、モルタル4及
びL字形状のタイル5の厚さ(3mm+7mm=10mm)が
加わって両タイル5,7の表面部位でのコーナー部の横
方向の幅寸法は145mm(135mm+10mm=145m
m)となり、L字形状のタイル5の長辺5aの横方向の
幅寸法95mmと、平板形状のタイル7の横方向の幅寸法
45mmと、縦目地幅5mmとを加えると145mm(95mm
+45mm+5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を一致
させることが出来る。
【0079】また、前記L字形状のタイル5の短辺5b
に横方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に
平板形状のタイル6をALCコーナーパネル2の平面部
表面に張り付ける(図3の左側面参照)。
【0080】ここでも同様にALCコーナーパネル2自
体の横方向の幅寸法は135mm×135mmであるもの
の、モルタル4及びL字形状のタイル5の厚さ(3mm+
7mm=10mm)が加わって両タイル5,6の表面部位で
のコーナー部の横方向の幅寸法は145mm(135mm+
10mm=145mm)となり、L字形状のタイル5の短辺
5bの横方向の幅寸法45mmと、平板形状のタイル6の
横方向の幅寸法95mmと、縦目地幅5mmとを加えると1
45mm(45mm+95mm+5mm)となり、両者の横方向
の幅寸法を一致させることが出来る。
【0081】尚、前述と同様にALCコーナーパネル2
の横方向に隣設されるALC平面パネル1の表面には横
方向に平板形状のタイル6が縦目地幅5mmのピッチで必
要な枚数張り付けられ、ALCコーナーパネル2の表面
両端部に張り付けられた平板形状のタイル6,7とAL
C平面パネル1の表面端部に張り付けられた平板形状の
タイル6とは縦目地部3に対応する位置でシーリング縦
目地部8により接続される。
【0082】上記構成によれば、横方向の幅寸法が13
5mm×135mmのALCコーナーパネル2を使用したこ
とでコーナー部の端部から145mm程度離れた極めて近
接した位置にシーリング縦目地部8がコーナー左右の壁
に対称的に現れるので建築物の外観上の美観を更に向上
させることが出来る。他の構成は前記第1実施形態と同
様に構成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0083】また、図示しない他の構成として、前記
式で「n=1」とすると、ALCコーナーパネル2の横
方向の等辺幅寸法Wn=85mmとなる。そして、前述と
同様にALC平面パネル1及びALCコーナーパネル2
の表面には3mmの厚さのモルタル4が設けられ、該モル
タル4を介してL字形状のタイル5を該ALCコーナー
パネル2のコーナー部表面に張り付ける。
【0084】ALCコーナーパネル2自体の横方向の幅
寸法は85mm×85mmであるものの、モルタル4及びL
字形状のタイル5の厚さ(3mm+7mm=10mm)が加わ
って該L字形状のタイル5の表面部位でのコーナー部の
横方向の幅寸法は95mm(85mm+10mm=95mm)と
なり、L字形状のタイル5の長辺5aの横方向の幅寸法
95mmと一致させることが出来る。
【0085】また、L字形状のタイル5の短辺5bに横
方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に平板
形状のタイル7をALCコーナーパネル2の平面部表面
に張り付ける。
【0086】ここでも同様にALCコーナーパネル2自
体の横方向の幅寸法は85mm×85mmであるものの、モ
ルタル4及びL字形状のタイル5の厚さ(3mm+7mm=
10mm)が加わって両タイル5,7の表面部位でのコー
ナー部の横方向の幅寸法は95mm(85mm+10mm=9
5mm)となり、L字形状のタイル5の短辺5bの横方向
の幅寸法45mmと、平板形状のタイル7の横方向の幅寸
法45mmと、縦目地幅5mmとを加えると95mm(45mm
×2+5mm)となり、両者の横方向の幅寸法を一致させ
ることが出来る。
【0087】尚、前述と同様にALCコーナーパネル2
の横方向に隣設されるALC平面パネル1の表面には横
方向に平板形状のタイル6が縦目地幅5mmのピッチで必
要な枚数張り付けられ、ALCコーナーパネル2の表面
両端部に張り付けられたL字形状のタイル5と平板形状
のタイル7とALC平面パネル1の表面端部に張り付け
られた平板形状のタイル6とは縦目地部3に対応する位
置でシーリング縦目地部8により接続される。
【0088】上記構成によれば、横方向の幅寸法が85
mm×85mmのALCコーナーパネル2を使用したことで
コーナー部の端部から95mm程度離れた極めて近接した
位置にシーリング縦目地部8がコーナー左右の壁に対称
的に現れるので建築物の外観上の美観を更に向上させる
ことが出来る。他の構成は前記第1実施形態と同様に構
成され、同様な効果を得ることが出来る。
【0089】また、同様に、前記式で「n=4,5,
6,……」とすると、ALCコーナーパネル2の横方向
の等辺幅寸法Wnが適宜設定され、前述と同様にALC
平面パネル1及びALCコーナーパネル2の表面に3mm
の厚さのモルタル4を設け、該モルタル4を介してL字
形状のタイル5を該ALCコーナーパネル2のコーナー
部表面に張り付け、更に横方向に平板形状のタイル6,
7をALCコーナーパネル2の平面部表面に必要な枚数
だけ適宜組み合わせて張り付けることで前述と同様な効
果を得ることが出来る。
【0090】ただし、コーナー部の端部から近接した位
置にシーリング縦目地部8がコーナー左右の壁に対称的
に現れて建築物の外観上の美観を向上させることが出来
る限度はALCコーナーパネル2の横方向の幅寸法が1
90mm×190mm以下であることが望ましく、前記式
で「n≧4」とすると、ALCコーナーパネル2の横方
向の等辺幅寸法「Wn≧235mm」となってやや外観上
の美観は低下するものの前述と同様にALCコーナーパ
ネル2とALC平面パネル1との間の縦目地部3とAL
C平面パネル1及びALCコーナーパネル2の表面に張
り付けた各タイル間のシーリング縦目地部8の位置とを
確実に一致させることが出来、従来例のように必要以上
に縦目地幅が大きくなることがないので外観上の美観を
維持することが出来、シーリング材の使用量を低減して
材料コストを低減すると共に施工時に十分なシーリング
部の押さえが出来るのでシーリング材の接着不良が生じ
ることもなく漏水の発生を未然に防止することが出来
る。
【0091】また、ALCコーナーパネル2の表面に張
り付けたタイルとALC平面パネル1の表面に張り付け
たタイルとがALCコーナーパネル2とALC平面パネ
ル1との間の縦目地部3及びこれに対応するタイル間の
シーリング縦目地部8を介して完全に分離した構造であ
るので地震時等で建築物が振動した場合にタイルが脱落
したり、亀裂が発生して破損する虞がなく地震がおさま
った後の補修作業も必要ない。
【0092】次に図4を用いて本発明に係るALCコー
ナーパネル及びALCコーナーパネルとその表面に固着
される表面材の取付構造の第3実施形態について説明す
る。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の
符号を付して説明を省略する。
【0093】ここで、第2発明ではALCコーナーパネ
ル2は横方向に一方の辺幅寸法が100mm×n+95mm
−10mm(nは正の整数)で、他方の辺幅寸法が100
mm×n+45mm−10mm(nは正の整数)である不等辺
幅寸法を有し、該ALCコーナーパネル2の表面に横方
向にL字形状のタイル5及び平板形状のタイル6を適宜
組み合わせて固着して構成したものである。
【0094】上記構成において、ALCコーナーパネル
2の横方向の不等辺幅寸法Wan(長辺2a側)及びWbn
(短辺2b側)は以下に示す,式の「n」の値を適
宜選択することにより設定される。
【0095】
【数4】
【0096】図4に示す本実施形態はその一例を示すも
のであり、前記,式で「n=1」とすると、ALC
コーナーパネル2の横方向の長辺2aの幅寸法Wan=1
85mm、短辺2bの幅寸法Wbn=135mmとなる。
【0097】そして、図4に示すように、ALC平面パ
ネル1及びALCコーナーパネル2の表面には3mmの厚
さのモルタル4が設けられ、該モルタル4を介してL字
形状のタイル5を該L字形状のタイル5の長辺5aとA
LCコーナーパネル2の長辺2a同士が対応するように
該ALCコーナーパネル2のコーナー部表面に張り付
け、更にL字形状のタイル5の長辺5aに横方向に隣設
して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に平板形状のタイ
ル6をALCコーナーパネル2の平面部表面に張り付け
る(図4の下側面参照)。
【0098】ALCコーナーパネル2自体の横方向の長
辺2aの幅寸法は185mmであるものの、モルタル4及
びL字形状のタイル5の厚さ(3mm+7mm=10mm)が
加わって両タイル5,6の表面部位でのコーナー部の横
方向の長辺側の幅寸法は195mm(185mm+10mm=
195mm)となり、L字形状のタイル5の長辺5aの横
方向の幅寸法95mmと、平板形状のタイル6の横方向の
幅寸法95mmと、縦目地幅5mmとを加えると195mm
(95mm+95mm+5mm)となり、両者の横方向の幅寸
法を一致させることが出来る。
【0099】また、前記L字形状のタイル5の短辺5b
に横方向に隣設して縦目地幅を5mmに設定し、横方向に
平板形状のタイル6をALCコーナーパネル2の平面部
表面に張り付ける(図4の左側面参照)。
【0100】ALCコーナーパネル2自体の横方向の短
辺2bの幅寸法は135mmであるものの、モルタル4及
びL字形状のタイル5の厚さ(3mm+7mm=10mm)が
加わって両タイル5,6の表面部位でのコーナー部の横
方向の短辺側の幅寸法は145mm(135mm+10mm=
145mm)となり、L字形状のタイル5の短辺5bの横
方向の幅寸法45mmと、平板形状のタイル6の横方向の
幅寸法95mmと、縦目地幅5mmとを加えると145mm
(45mm+95mm+5mm)となり、両者の横方向の幅寸
法を一致させることが出来る。
【0101】尚、前述と同様にALCコーナーパネル2
の横方向に隣設されるALC平面パネル1の表面には横
方向に平板形状のタイル6が縦目地幅5mmのピッチで必
要な枚数張り付けられ、ALCコーナーパネル2の表面
両端部に張り付けられた平板形状のタイル6とALC平
面パネル1の表面端部に張り付けられた平板形状のタイ
ル6とは縦目地部3に対応する位置でシーリング縦目地
部8により接続される。
【0102】これにより、前述と同様にALC平面パネ
ル1とALCコーナーパネル2との間の縦目地部3とA
LC平面パネル1及びALCコーナーパネル2の表面に
張り付けた各平板形状のタイル6間のシーリング縦目地
部8との位置を確実に一致させることが出来、従来例の
ように必要以上に縦目地幅が大きくなることがないので
建築物の外観上の美観を維持することが出来、シーリン
グ材の使用量を低減して材料コストを低減すると共に施
工時に十分なシーリング部の押さえが出来るのでシーリ
ング材の接着不良が生じることもなく漏水の発生を未然
に防止することが出来る。
【0103】また、横方向の長辺2aの幅寸法が185
mm、短辺2bの幅寸法が135mmの不等辺幅寸法を有す
るALCコーナーパネル2を使用したことでシーリング
縦目地部8がコーナー左右の壁に非対称的に現れるので
建築物の外観上の美観は前述の等辺幅寸法を有するAL
Cコーナーパネル2を使用した場合と比較してやや低下
するものの該シーリング縦目地部8がコーナー部の端部
から極めて近接した位置に現れるので外観上の美観が向
上する。
【0104】また、本実施形態では図2(c)に示した
「50角」と称する平板形状のタイル(横寸法45mm×
縦寸法45mm;モジュール50×50)7を使用する必
要がないので使用するタイルの種類を削減して部品コス
トを低減することが出来る。
【0105】また、ALC平面パネル1の表面に張り付
けた平板形状のタイル6とALCコーナーパネル2の表
面に張り付けたタイル5,6とがALC平面パネル1と
ALCコーナーパネル2との間の縦目地部3及びこれに
対応する各平板形状のタイル6間のシーリング縦目地部
8を介して完全に分離した構造であるので地震時等で建
築物が振動した場合にタイルが脱落したり、亀裂が発生
して破損する虞がなく地震がおさまった後の補修作業も
必要ない。
【0106】尚、同様に前記,式で「n=2,3,
4,……」とすると、ALCコーナーパネル2の横方向
の不等辺幅寸法Wan(長辺2a)、Wbn(短辺2b)が
適宜設定され、前述と同様にALC平面パネル1及びA
LCコーナーパネル2の表面に3mmの厚さのモルタル4
を設け、該モルタル4を介してL字形状のタイル5を該
L字形状のタイル5の長辺5aとALCコーナーパネル
2の長辺2a同士が対応するように該ALCコーナーパ
ネル2のコーナー部表面に張り付け、更に横方向に95
mmの幅寸法を有する平板形状のタイル6をALCコーナ
ーパネル2の平面部表面に必要な枚数だけ適宜組み合わ
せて張り付けることで前述と同様な効果を得ることが出
来る。
【0107】前記,式で「n≧2」とすると、AL
Cコーナーパネル2の横方向の不等辺幅寸法「Wan≧2
85mm、Wbn≧235mm」となって建築物の外観上の美
観はやや低下するものの前述と同様にALC平面パネル
1とALCコーナーパネル2との間の縦目地部3とAL
C平面パネル1及びALCコーナーパネル2の表面に張
り付けた各タイル間のシーリング縦目地部8の位置とを
確実に一致させることが出来、従来例のように必要以上
に縦目地幅が大きくなることがないので外観上の美観を
維持することが出来る。
【0108】尚、前記各実施形態では、3mmの厚さのモ
ルタル4と7mmの厚さのL字形状のタイル5及び平板形
状のタイル6,7を用いた場合について説明したが、各
タイル5,6,7の厚さは10mm以下であれば良く、該
タイル5,6,7の厚さに応じてモルタル4の厚さを調
整してタイル5,6,7を張り付けることが可能であ
る。
【0109】例えば、9mmの厚さのタイル5,6,7を
用いてモルタル4の厚さを1mmとしてタイル5,6,7
を張り付けることにより、モルタル4及びタイル5,
6,7の厚さの合計を10mmに調整することが出来、更
には他の所望する寸法の厚さのタイル5,6,7を用い
てモルタル4の厚さを該タイル5,6,7の厚さに応じ
て適宜設定してタイル5,6,7を張り付けることによ
り、モルタル4及びタイル5,6,7の厚さの合計を1
0mmに調整することでも良い。
【0110】尚、前記各実施形態では、ALCコーナー
パネル2の長手方向が建築物の高さ方向に配置される場
合について説明したが、他の構成としてALCコーナー
パネル2の長手方向が建築物の水平方向に配置され、該
ALCコーナーパネル2に隣設してALC平面パネル1
が横目地部を介して接続された場合でも同様に構成して
同様な効果を得ることが出来る。
【0111】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、ALCコーナーパネルのパネル厚さを75mm
以上で構成した場合には、建築物のコーナー部分の耐火
性能を2時間耐火以上の性能として確保することが出来
る。
【0112】また、ALCコーナーパネルを横方向に1
90mm以下の辺幅寸法で構成した場合には、コーナー部
の端部から190mm程度以内の範囲で離れた極めて近接
した位置にシーリング目地部が現れるので建築物の外観
上の美観を向上させることが出来る。特に等辺幅寸法で
構成した場合にはコーナー左右の壁に対称的にシーリン
グ目地部が現れるので建築物の外観上の美観を更に向上
させることが出来る。
【0113】また、本発明に係るALCコーナーパネル
とその表面に固着される表面材の取付構造によれば平面
パネルとALCコーナーパネルとの間の目地部と平面パ
ネル及びALCコーナーパネルの表面に張り付けた表面
材間のシーリング目地部との位置を確実に一致させるこ
とが出来る。
【0114】これにより、従来例のように必要以上に目
地幅が大きくなることがないので建築物の外観上の美観
を維持することが出来、シーリング材の使用量を低減し
て材料コストを低減すると共に施工時に十分なシーリン
グ部の押さえが出来るのでシーリング材の接着不良が生
じることもなく漏水の発生を未然に防止することが出来
る。
【0115】また、平面パネルの表面に張り付けた表面
材とALCコーナーパネルの表面に張り付けた表面材と
が平面パネルとALCコーナーパネルとの間の目地部及
びこれに対応する各表面材間のシーリング目地部を介し
て完全に分離した構造であるので地震時等で建築物が振
動した場合に表面材が脱落したり、亀裂が発生して破損
する虞がなく地震がおさまった後の補修作業も必要な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るALCコーナーパネルとその表面
に固着される表面材の取付構造の第1実施形態の構成を
示す横断面説明図である。
【図2】(a)〜(c)は各種タイルの構成を示す斜視
図である。
【図3】本発明に係るALCコーナーパネルとその表面
に固着される表面材の取付構造の第2実施形態の構成を
示す横断面説明図である。
【図4】本発明に係るALCコーナーパネルとその表面
に固着される表面材の取付構造の第3実施形態の構成を
示す横断面説明図である。
【図5】従来例の課題を説明する図である。
【図6】従来例の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1…ALC平面パネル 2…ALCコーナーパネル 2a…長辺 2b…短辺 3…縦目地部 4…モルタル 5…L字形状のタイル 5a…長辺 5b…短辺 6,7…平板形状のタイル 8…シーリング縦目地部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル厚さが75mm以上であり、且つ横
    方向に190mm以下の辺幅寸法を有して構成したことを
    特徴とするALCコーナーパネル。
  2. 【請求項2】 パネル厚さが75mm以上であり、且つ横
    方向に50mm×n+45mm−10mm(nは正の整数)の
    等辺幅寸法を有して構成したことを特徴とするALCコ
    ーナーパネル。
  3. 【請求項3】 パネル厚さが75mm以上であり、且つ横
    方向に一方の辺幅寸法が100mm×n+95mm−10mm
    (nは正の整数)で、他方の辺幅寸法が100mm×n+
    45mm−10mm(nは正の整数)である不等辺幅寸法を
    有して構成したことを特徴とするALCコーナーパネ
    ル。
  4. 【請求項4】 横方向に平面パネルが目地部を介して隣
    設するALCコーナーパネルの表面に表面材が固着され
    る取付構造において、 前記ALCコーナーパネルは横方向に50mm×n+45
    mm−10mm(nは正の整数)の等辺幅寸法を有し、 前記ALCコーナーパネルの表面に横方向に95mmと4
    5mmの幅寸法を有して折曲されたL字形状の表面材及び
    横方向に95mm、45mmの夫々の幅寸法を有する平板形
    状の表面材を適宜組み合わせて固着して構成したことを
    特徴とするALCコーナーパネルとその表面に固着され
    る表面材の取付構造。
  5. 【請求項5】 横方向に平面パネルが目地部を介して隣
    設するALCコーナーパネルの表面に表面材が固着され
    る取付構造において、 前記ALCコーナーパネルは横方向に一方の辺幅寸法が
    100mm×n+95mm−10mm(nは正の整数)で、他
    方の辺幅寸法が100mm×n+45mm−10mm(nは正
    の整数)である不等辺幅寸法を有し、 前記ALCコーナーパネルの表面に横方向に95mmと4
    5mmの幅寸法を有して折曲されたL字形状の表面材及び
    横方向に95mmの幅寸法を有する平板形状の表面材を適
    宜組み合わせて固着して構成したことを特徴とするAL
    Cコーナーパネルとその表面に固着される表面材の取付
    構造。
  6. 【請求項6】 前記ALCコーナーパネルは、パネル厚
    さが75mm以上であり、且つ横方向に190mm以下の辺
    幅寸法で構成したことを特徴とする請求項4または請求
    項5に記載のALCコーナーパネルとその表面に固着さ
    れる表面材の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011099279A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Sumitomo Metal Mining Siporex Kk コーナーパネルおよびその取付構造

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