JPH1126991A - 電子部品の製造方法、および電子部品の製造に用いる装置 - Google Patents

電子部品の製造方法、および電子部品の製造に用いる装置

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JPH1126991A
JPH1126991A JP18086697A JP18086697A JPH1126991A JP H1126991 A JPH1126991 A JP H1126991A JP 18086697 A JP18086697 A JP 18086697A JP 18086697 A JP18086697 A JP 18086697A JP H1126991 A JPH1126991 A JP H1126991A
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component element
holder
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JP18086697A
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English (en)
Inventor
Kunikazu Nakahara
邦和 中原
Daisaku Kugo
大作 久郷
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板と、基板上に接着剤を介して取り付けら
れるコンデンサエレメントと、コンデンサエレメント上
に接着剤を介して取り付けられる圧電共振子エレメント
と、コンデンサエレメントおよび圧電共振子エレメント
を覆うように基板上に接着剤を介して取り付けられる金
属キャップとを備える、負荷容量内蔵型発振子のような
電子部品を能率的に製造できるようにする。 【解決手段】 粘着面35およびその下に弾性層33が
設けられたホルダ31上に、複数の基板2を粘着性に基
づき仮固定し、この状態で接着剤37を所定領域に付与
しながら、基板2の外形を基準として位置合わせ部材4
2により位置合わせされた状態で、コンデンサエレメン
ト3、圧電共振子エレメントおよび金属キャップを順次
搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子部品の製造
方法、および電子部品の製造に用いる装置に関するもの
で、特に、予め用意された複数の部品エレメントを接着
剤によって互いに接合する工程を備える、電子部品の製
造方法、およびこの製造方法を実施するために有利に用
いられる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9には、この発明にとって興味ある電
子部品1が分解した状態で斜視図で示されている。この
電子部品1は、コルピッツ型発振回路に用いられる負荷
容量内蔵型発振子である。電子部品1は、それを構成す
る部品エレメントとして、基板2と、この基板2上に取
り付けられるコンデンサエレメント3と、コンデンサエ
レメント3上に取り付けられる圧電共振子エレメント4
と、コンデンサエレメント3および圧電共振子エレメン
ト4を覆うように基板2上に取り付けられる金属キャッ
プ5とを備えている。
【0003】基板2は、たとえばアルミナのようなセラ
ミックからなり、その上下各面には、端子電極6、7お
よび8が基板2の長手方向に並んで形成されている。端
子電極6〜8の上下各面にあるものは、それぞれ、基板
2の端面に形成された、スルーホール接続部を分割して
得られたスルーホール電極9、10および11を介して
互いに導通されている。すなわち、基板2は、マザーの
状態で用意され、このマザーの状態で、上述した端子電
極6〜8ならびにスルーホール電極9〜11のためのス
ルーホール接続部が形成され、その後において分割され
ることによって、複数の基板2が取り出される。
【0004】基板2の上面における金属キャップ5の接
触部には、端子電極6〜8の各一部を覆うように、樹脂
またはガラスのような電気絶縁性材料からなる絶縁膜1
2が形成される。コンデンサエレメント3は、長手の誘
電体板16を備え、この誘電体板16の上面には、図1
0(a)に示すように、両端から中央に向かって延びる
2つの個別電極17および18が形成され、誘電体板1
6の下面には、図10(b)に示すように、個別電極1
7および18に共通に対向する共通電極19が形成され
ている。これら個別電極17および18と共通電極19
との対向により2つの静電容量が形成される。なお、図
10(b)に示した誘電体板16の下面側において、両
端部に形成されている電極は、上面側に形成された個別
電極17および18が誘電体板16の各端面を経て下面
側にまで延びたものである。
【0005】このようなコンデンサエレメント3は、導
電性接着剤13、14および15を介して、基板2上に
取り付けられる。このとき、導電性接着剤13は、個別
電極17を端子電極6に電気的に接続し、導電性接着剤
14は、共通電極19を端子電極7に電気的に接続し、
導電性接着剤15は、個別電極18を端子電極8に電気
的に接続する。
【0006】圧電共振子エレメント4は、誘電体板16
と同じ平面寸法の長手の圧電体板20を備え、この圧電
体板20の上面には、図11(a)に示すように、一端
から約2/3の長手方向領域にわたって共振電極21が
形成され、圧電体板20の下面には、図11(b)に示
すように、逆の端から約2/3の長手方向領域にわたっ
て共振電極22が形成されている。これら共振電極21
および22が対向することによって厚みすべり振動モー
ドによる振動部が構成される。なお、共振電極21およ
び22は、それぞれ、圧電体板20の各端面を経て上下
逆の面にまで延びている。
【0007】このような圧電共振子エレメント4は、導
電性接着剤23および24を介して、コンデンサエレメ
ント3上に取り付けられる。このとき、導電性接着剤2
3は、共振電極22を個別電極17に電気的に接続し、
導電性接着剤24は、共振電極21を個別電極18に電
気的に接続する。また、導電性接着剤23および24
は、それらの厚みに相当する空間を圧電共振子エレメン
ト4とコンデンサエレメント3との間に形成し、圧電共
振子エレメント4の振動を許容する。
【0008】圧電共振子エレメント4の上面の両端部上
には、樹脂などからなる周波数調整用のダンピング材2
5および26が付与されてもよい。金属キャップ5は、
上述したコンデンサエレメント3および圧電共振子エレ
メント4を覆うように、基板2上に接着剤27を介して
取り付けられる。このとき、金属キャップ5の開口周縁
部は、絶縁膜12上に位置するので、端子電極6〜8の
いずれとも導通状態となることはない。
【0009】このように構成された電子部品1は、図1
2に示すような電気回路を構成する。図12において、
図9ないし図11に示した要素に相当する要素には、同
様の参照符号が付されている。図12における3つの端
子6、7および8は、上述した端子電極6、7および8
によって与えられ、共振子4は、上述した圧電共振子エ
レメント4によって与えられ、2つのコンデンサC1お
よびC2は、上述したコンデンサエレメント3によって
与えられる。
【0010】従来、このような電子部品1を製造するた
め、たとえば、次のような方法が採用されている。図1
3を参照して、複数の基板2を取り出すためのマザー基
板28が用意される。マザー基板28は、得ようとする
基板2の材料に応じて、セラミックで構成されたり、ガ
ラス・エポキシ樹脂複合材料で構成されたりする。マザ
ー基板28には、基板2において必要とする配線パター
ンや電極等が予め形成され、また、後での分割を容易に
するため、断面がたとえばV字状のブレーク溝29が形
成されている。
【0011】このようなマザー基板28に対して、図1
3の左端部分に図解的に示すように、上述のようなコン
デンサエレメント3、圧電共振子エレメント4および金
属キャップ5のような部品エレメントを、それぞれ、接
着剤を介して取り付けた後、ブレーク溝29を介してマ
ザー基板28を折り曲げることにより、ブレーク溝29
に沿ってマザー基板28が分割され、それによって、個
々の電子部品1が得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た製造方法には、次のような解決されるべき課題があ
る。ブレーク溝29に沿ってマザー基板28を分割しよ
うとするとき、個々の基板2ごとに破断される直前ま
で、マザー基板28には曲げ応力がかかり、これが原因
となって、部品エレメント3、4および5のいずれかが
損傷したり、剥がれたりすることがある。
【0013】また、上述したような不都合を回避するた
めには、ブレーク代30を大きくすればよいが、このよ
うなブレーク代30を大きくすると、得られた電子部品
1の外形寸法が必要以上に大きくなるとともに、基板2
のために要するコストも高くなる。また、配線パターン
や電極を印刷により形成したり、部品エレメント3〜5
を搭載しようとするとき、マザー基板28の隣り合う2
つの辺が位置合わせの基準とされるが、マザー基板28
がセラミックからなる場合には、焼成による収縮等が原
因となって、部品エレメント3〜5を搭載しようとする
位置が所定の位置からずれることがある。このずれは、
基準辺から離れるほど、大きくなるので、マザー基板2
8をあまり大きくすることができず、したがって、基板
2のコストダウンや生産性の向上を図りにくい。
【0014】上述のような問題を解決するため、マザー
基板を先に分割して、個々の基板の状態としてから、こ
の上に部品エレメントを搭載することもあり得る。この
場合には、複数の基板を並べて収容するパレットを用い
ることが考えられる。しかしながら、このようにパレッ
トを用いる場合、パレットを傾けたり裏返したりした状
態では、基板を適正に保持することができないため、基
板に対して接着剤の付与や部品エレメントの搭載等の操
作を実施する上で、種々の制限に遭遇する。また、パレ
ットによる基板の保持には、基板の寸法ばらつきを考慮
して、ある程度ゆとりを持たせる必要があるため、基板
の位置精度を高めることができないだけでなく、この上
に搭載される部品エレメントの位置精度についてもこれ
を高めるには限界がある。
【0015】そこで、この発明の目的は、上述したよう
な課題を解決し得る、電子部品の製造方法、およびこの
製造方法を実施するために有利に用いられる装置を提供
しようとすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、一般的に、
第1の部品エレメントとこの第1の部品エレメント上に
接着剤を介して取り付けられる第2の部品エレメントと
を備える電子部品の製造に向けられる。請求項1に記載
の発明は、上述のような電子部品を製造するための方法
であって、粘着性を与える粘着面が形成されたホルダを
用意する、第1の工程と、ホルダの粘着面に沿って並ぶ
ように、複数の第1の部品エレメントを粘着面上に搭載
することによって、粘着性に基づき各第1の部品エレメ
ントをホルダに仮固定する、第2の工程と、第1の部品
エレメントの位置を基準にして第2の部品エレメントを
位置合わせしながら、移動可能なチャックにより保持さ
れた第2の部品エレメントを各第1の部品エレメント上
に搭載するとともに、接着剤を介して第2の部品エレメ
ントを第1の部品エレメント上に取り付ける、第3の工
程と、次いで、第1の部品エレメントをホルダから取り
外す、第4の工程とを備えることを特徴としている。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の特徴に加えて、第2の工程と第3の工程との間におい
て、接着剤をホルダに仮固定された状態にある第1の部
品エレメント上に付与する工程をさらに備えることを特
徴としている。請求項3に記載の発明は、請求項2に記
載の発明において、接着剤を第1の部品エレメント上に
付与する工程が、ホルダに仮固定された複数の第1の部
品エレメント上の接着剤を付与すべき領域に対応して位
置された複数の転写ピンを有するアプリケータを用意
し、複数の転写ピン上に接着剤を付与し、次いで、粘着
面を下方へ向けた状態にあるホルダに仮固定された複数
の第1の部品エレメントと転写ピンとを近接させ、それ
によって転写ピン上の接着剤を第1の部品エレメント上
に転写する、各工程を備えることを特徴としている。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の発明において、第3の工程の前
に、接着剤を第2の部品エレメント上に付与する工程を
さらに備えることを特徴としている。請求項5に記載の
発明は、請求項4に記載の発明において、接着剤を第2
の部品エレメント上に付与する工程が、接着剤層を形成
したプレートを用意し、第2の部品エレメントを接着剤
層に向かって押し付ける、各工程を備えることを特徴と
している。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の発明に従属するもので、第3の工
程において、第2の部品エレメントの位置合わせが、第
1の部品エレメントの外形を基準にして行なわれること
を特徴としている。請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、第2の部品エレメントの位置合
わせが、第1の部品エレメントの外形に接するととも
に、第2の部品エレメントの外形に接することにより、
第1および/または第2の部品エレメントの位置を必要
に応じて修正する位置合わせ部材を用いて実施されるこ
とを特徴としている。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、ホルダが、粘着面の下方に弾性体から
なる弾性層を備えることを特徴としている。請求項9に
記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発
明において、第3の工程と第4の工程との間に、第3の
部品エレメントを第2の部品エレメント上に搭載すると
ともに、接着剤を介して第3の部品エレメントを第2の
部品エレメント上に取り付ける、工程をさらに備えるこ
とを特徴としている。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し9のいずれかに記載の発明において、接着剤が導電性
接着剤であることを特徴としている。請求項11に記載
の発明は、請求項1に記載の発明と比較して、製造すべ
き電子部品の構造がより特定されるものであって、基板
と、基板上に接着剤を介して取り付けられる部品エレメ
ントと、部品エレメントを覆うように基板上に接着剤を
介して取り付けられる金属キャップとを備える電子部品
を製造するための方法に向けられる。請求項11に記載
の発明は、粘着性を与える粘着面が形成されたホルダを
用意する、第1の工程と、ホルダの粘着面に沿って並ぶ
ように、複数の基板を粘着面上に搭載することによっ
て、粘着性に基づき各基板をホルダに仮固定する、第2
の工程と、基板の位置を基準にして部品エレメントを位
置合わせしながら、移動可能なチャックにより保持され
た部品エレメントを各基板上に搭載するとともに、接着
剤を介して部品エレメントを基板上に取り付ける、第3
の工程と、基板の位置を基準にして金属キャップを位置
合わせしながら、移動可能なチャックにより保持された
金属キャップを各基板上に搭載するとともに、接着剤を
介して金属キャップを基板上に取り付ける、第4の工程
と、次いで、基板をホルダから取り外す、第5の工程と
を備えることを特徴としている。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、部品エレメントが圧電共振子エレ
メントであることを特徴としている。請求項13に記載
の発明は、請求項11に記載の発明において、部品エレ
メントがコンデンサエレメントであり、第3の工程と第
4の工程との間に、基板の位置を基準にして圧電共振子
エレメントを位置合わせしながら、移動可能なチャック
により保持された圧電共振子エレメントを各コンデンサ
エレメント上に搭載するとともに、接着剤を介して圧電
共振子エレメントをコンデンサエレメント上に取り付け
る、工程をさらに備えることを特徴としている。
【0023】請求項14に記載の発明は、第1の部品エ
レメントとこの第1の部品エレメント上に接着剤を介し
て取り付けられる第2の部品エレメントとを備える電子
部品を製造するために用いられる装置に向けられるもの
であって、弾性体からなる弾性層を有するとともに、粘
着性を与える粘着面が弾性層の表面に形成され、粘着面
上において粘着性に基づき第1の部品エレメントを仮固
定するためのホルダと、第2の部品エレメントを保持し
ながら、ホルダに仮固定された第1の部品エレメント上
に第2の部品エレメントを搭載するように移動可能なチ
ャックと、ホルダに仮固定された第1の部品エレメント
の外形に接するとともに、第2の部品エレメントの外形
に接することにより、第1および/または第2の部品エ
レメントの位置を必要に応じて修正するための位置合わ
せ部材とを備えることを特徴としている。
【0024】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載のホルダに特徴を与えるもので、このホルダは、弾
性層において粘着面と平行方向に0.3mm以内の変位を
生じる剪断応力が、第1の部品エレメントを介して加わ
っても、粘着面から第1の部品エレメントが剥離しない
ように設計されていることを特徴としている。請求項1
6に記載の発明は、請求項14または15に記載の発明
において、チャックおよび位置合わせ部材が、共通の保
持手段によって保持されていることを特徴としている。
【0025】請求項17に記載の発明は、請求項14ま
たは15に記載の発明において、チャックおよび位置合
わせ部材が、別の保持手段によって保持されていること
を特徴としている。請求項18に記載の発明は、請求項
14ないし17のいずれかに記載の発明において、チャ
ックが、第2の部品エレメントを所定の範囲だけ変位可
能に保持することを特徴としている。
【0026】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、チャックが、第2の部品エレメン
トを真空吸引に基づき保持する真空吸引チャックである
ことを特徴としている。請求項20に記載の発明は、第
1の部品エレメントと第1の部品エレメント上に接着剤
を介して取り付けられる第2の部品エレメントとを備え
る電子部品を製造するために用いられる装置に向けられ
るものであって、接着剤を収容する接着剤槽と、粘着性
を与える粘着面が接着剤槽内の接着剤の表面と対向する
ように位置され、粘着面上において粘着性に基づき複数
の第1の部品エレメントを粘着面に沿って並ぶように仮
固定するためのホルダと、ホルダに仮固定された複数の
第1の部品エレメント上の接着剤を付与すべき領域に対
応して位置された複数の転写ピンを有し、接着剤槽内の
接着剤からホルダに向かって移動することにより、ホル
ダに仮固定された複数の第1の部品エレメントに転写ピ
ンを近接させ、それによって転写ピン上の接着剤を第1
の部品エレメント上に転写するためのアプリケータとを
備えることを特徴としている。
【0027】請求項21に記載の発明は、第1の部品エ
レメントとこの第1の部品エレメント上に接着剤を介し
て取り付けられる第2の部品エレメントとを備える電子
部品を製造するために用いられる装置に向けられるもの
であって、弾性体からなる弾性層を有するとともに、粘
着性を与える粘着面が弾性層の表面に形成され、粘着面
上において粘着性に基づき第1の部品エレメントを仮固
定するためのホルダを備えることを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は、この発明の一
実施形態による電子部品の製造方法を説明するためのも
のである。この製造方法によって、前述の図9に示した
負荷容量内蔵型発振子を構成する電子部品1を製造する
ことが意図されている。この製造方法を実施するため、
ホルダ31が用意される。ホルダ31は、特に図2ない
し図6に示されるように、金属からなるプレート32
と、その上に形成される、たとえば合成ゴムのような弾
性体からなる弾性層33と、さらにその上に形成され
る、たとえば両面粘着シートからなる粘着層34とを備
えている。このようにして、ホルダ31の一方主面上に
は、粘着性を与える粘着面35が形成される。
【0029】なお、上述のように、弾性層33と粘着層
35とを別々に形成するのではなく、弾性層を、たとえ
ばシリコーンゴムのような弾性を有するだけでなく、表
面において粘着性を与え得る材料で構成し、粘着層の形
成を省略するようにしてもよい。このようなホルダ31
は所定の位置に位置決めされ、その状態で、たとえば真
空吸引チャック(図示せず。)を適用することにより、
複数の基板2が、ホルダ31の粘着面35に沿って一定
の間隔で並ぶように、粘着面35上に搭載される。これ
によって、粘着面35の粘着性に基づき各基板2がホル
ダ31に仮固定される。
【0030】ここで、複数の基板2が、マザーの状態で
はなく、個々の基板2ごとに既に分割されていることに
注目すべきである。ホルダ31は、このように分割され
た状態にある複数の基板2を、粘着性に基づき、所定の
位置に位置決めすることができるとともに、以下に述べ
るように、裏返しても、基板2の保持状態を維持するこ
とができる。
【0031】次に、基板2を仮固定したホルダ31は、
図1に示すように、上下反転される。この反転されたホ
ルダ31の粘着面35は、接着剤槽36内に収容された
接着剤37の表面と対向するように位置される。接着剤
槽36内には、アプリケータ38が図示されている。ア
プリケータ38は、ホルダ31に仮固定された複数の基
板2上の接着剤を付与すべき領域に対応して位置された
複数の転写ピン39を有している。このアプリケータ3
8を、矢印40で示すように、接着剤槽36内の接着剤
37中からホルダ31に向かって移動させ、粘着面35
を下方へ向けた状態にあるホルダ31に仮固定された複
数の基板2に転写ピン39を近接させることにより、転
写ピン39上の接着剤37が基板2上に転写される。
【0032】なお、上述の接着剤37は、図9に示した
導電性接着剤13〜15に相当するもので、それゆえ、
この実施形態では、接着剤37としては導電性接着剤が
用いられる。なお、図9における導電性接着剤13〜1
5が付与される位置と図1等において基板2上に概略的
に示した接着剤37の位置とは正確には一致していない
が、これは、図1等では、接着剤37の位置を、他の要
素との関連で説明しやすいように変更していることによ
るものであると理解すべきである。
【0033】次に、図2に示すように、基板2を仮固定
したホルダ31は、粘着面35を上方へ向けるように反
転され、この状態で位置決めされる。次いで、図2ない
し図4に示すように、基板2上に取り付けられるべき部
品エレメントとしてのコンデンサエレメント3が、移動
可能な真空吸引チャック41によって保持されながら基
板2上の所定の位置に搭載される。
【0034】より詳細には、真空吸引チャック41と共
通の保持手段(図示せず。)によって保持される位置合
わせ部材42が、真空吸引チャック41を挟むように設
けられる。この位置合わせ部材42は、図2において矢
印43で示すように近接動作したとき、図3に示すよう
に、基板2の外形に接するとともに、コンデンサエレメ
ント3の外形に接することにより、基板2および/また
はコンデンサエレメント3の位置を必要に応じて修正す
るように作用する。
【0035】すなわち、近接動作する位置合わせ部材4
2は、基板2に対しては、図3においてたとえば矢印4
4で示す方向へ変位させ、これを所定の位置にもたらす
ように作用する。なお、基板2の仮固定位置が逆方向に
ずれている場合には、位置合わせ部材42は、基板2を
矢印44とは逆の方向へ変位させ、また、基板2の仮固
定位置が適正である場合には、位置合わせ部材42は、
基板2に接するのみで特に変位させることを行なわな
い。
【0036】上述した基板2の変位により、ホルダ31
の弾性層33においては、粘着面35と平行方向に剪断
応力が加わる。このとき、ホルダ31は、弾性層33に
おいて、粘着面35と平行方向に0.3mm以内の変位を
生じる剪断応力が、基板2を介して加わっても、粘着面
35から基板2が剥離しないように設計されるのが好ま
しい。実用上、ホルダ31上での基板2の仮固定位置に
ついては、最大0.3mmの誤差を考慮していれば十分で
あるからである。
【0037】他方、コンデンサエレメント3に対して
は、近接する位置合わせ部材42は、図3において矢印
45で示すように変位させ、これを所定の位置にもたら
すように作用する。なお、基板2の場合と同様、コンデ
ンサエレメント3の位置が逆方向にずれている場合に
は、位置合わせ部材42は、コンデンサエレメント3を
矢印45とは逆の方向へ変位させ、また、コンデンサエ
レメント3の位置が適正である場合には、位置合わせ部
材42は、コンデンサエレメント3を特に変位させるこ
とを行なわない。
【0038】真空吸引チャック41は、コンデンサエレ
メント3の保持状態を維持しながらも、コンデンサエレ
メント3の所定の範囲での変位を許容するので、上述し
たような位置合わせ部材42によるコンデンサエレメン
ト3の位置修正を容易なものとすることができる。な
お、このような態様でコンデンサエレメント3を保持で
きるものであれば、真空吸引チャック41に代えて、他
の形式のチャックが用いられてもよく、また、コンデン
サエレメント3の位置修正を、チャック自身の位置を変
えることによって行なうようにしてもよい。
【0039】次に、上述のように基板2および/または
コンデンサエレメント3の位置修正が必要に応じて行な
われた後、同じく図3において矢印46で示すように、
真空吸引チャック41が下降され、コンデンサエレメン
ト3が接着剤37を介して基板2上に搭載される。この
搭載後の状態が、図4に示されている。次に、図4に示
すように、位置合わせ部材42が基板2から離隔され、
また、図4には図示しないが、真空吸引チャック41が
コンデンサエレメント3から離隔された後、基板2およ
びコンデンサエレメント3を含む構造物が熱処理炉内に
入れられ、接着剤37が硬化される。
【0040】なお、図4において、基板2の外形とコン
デンサエレメント3の外形との間の寸法aおよびcと、
位置合わせ部材42における、基板2の外形に接する部
分とコンデンサエレメント3の外形に接する部分との間
に形成される段差の寸法bおよびdとが表示されてい
る。これらの寸法を、a≧b、およびc≧dの関係とな
るように選べば、コンデンサエレメント3にストレスを
かけずに、基板2およびコンデンサエレメント3を精度
良く互いに位置合わせすることができる。また、aとb
との差、およびcとdとの差は、基板2およびコンデン
サエレメント3の各寸法のばらつきの範囲内でできるだ
け小さい方が好ましい。
【0041】次に、図9に示した電子部品1を得るた
め、上述したコンデンサエレメント3を基板2上に取り
付けるための操作と実質的に同様の操作が、他の部品エ
レメントとしての圧電共振子エレメント4をコンデンサ
エレメント3上に取り付けるために実施される。なお、
このような方法に代えて、コンデンサエレメント3と圧
電共振子エレメント4とを導電性接着剤23および24
を介して一体化したものを予め用意しておき、これを、
上述した工程に従って、基板2上に接着剤37(導電性
接着剤13〜15)を介して取り付けるようにしてもよ
い。
【0042】次に、金属キャップ5の開口周縁部に接着
剤27を付与するため、図5に示すように、接着剤層4
7を形成したプレート48が用意され、この接着剤層4
7に向かって、金属キャップ5の開口周縁部を押し付け
ることが行なわれる。この操作は、前述した真空吸引チ
ャック41と実質的に同様の構成を有する真空吸引チャ
ック41aにより金属キャップ5を吸着した状態で行な
われ、次いで、この真空吸引チャック41aに保持され
たまま、金属キャップ5が接着剤層47から取り出さ
れ、図6に示すように、ホルダ31上に仮固定されてい
る基板2の上方の位置にもたらされる。
【0043】その後、前述したコンデンサエレメント3
の場合と実質的に同様の要領により、金属キャップ5
が、コンデンサエレメント3および圧電共振子エレメン
ト4を覆うように、基板2上に接着剤27を介して取り
付けられる。このとき用いられる位置合わせ部材42a
は、前述した位置合わせ部材42と実質的に同様の構成
であるが、金属キャップ5の外形に適合する寸法の作用
部を有している。そして、基板2、コンデンサエレメン
ト3、圧電共振子エレメント4および金属キャップ5を
含む構造物が熱処理炉内に入れられ、接着剤27が硬化
される。なお、この接着剤27のための硬化工程におい
て、前述した接着剤37等の硬化をも行なうようにし
て、接着剤の硬化工程数を減らすようにしてもよい。
【0044】このようにして、複数の所望の電子部品1
がホルダ31上において製造される。次いで、基板2が
ホルダ31から取り外されることによって、得られた電
子部品1が独立して取り扱える状態となる。図7および
図8は、この発明の他の実施形態を説明するためのもの
で、前述した図2および図3にそれぞれ相当する図であ
る。なお、図7および図8において、図2および図3に
示した要素に相当する要素には、同様の参照符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0045】この実施形態では、位置合わせ部材42b
が、真空吸引チャック41のための保持手段(図示せ
ず。)とは異なる保持手段(図示せず。)によって保持
されていることを特徴としている。すなわち、位置合わ
せ部材42bは、ホルダ31の周囲から延びている。こ
の点を除いて、位置合わせ部材42bは、前述した位置
合わせ部材42と実質的に同様の構成であり、また同様
の作用を果たすものである。
【0046】以上、この発明を図示した実施形態に関連
して説明したが、この発明の範囲内において、その他、
種々の変形例が可能である。たとえば、基板2とコンデ
ンサエレメント3との接合のために、基板2側に接着剤
37を付与したが、コンデンサエレメント3側に接着剤
37が付与されてもよい。また、接着剤の付与のため
に、図1に示したような複数の転写ピン39を備えるア
プリケータ38が用いられたが、他の接着剤付与手段が
用いられてもよい。また、同様に、金属キャップ5への
接着剤27の付与についても、この接着剤27が基板2
側に付与されても、また、図5に示したような接着剤層
47を形成するプレート48以外の接着剤付与手段が用
いられてもよい。
【0047】また、第1の部品エレメントとしての基板
2の位置を基準にして第2の部品エレメントとしてのコ
ンデンサエレメント3を位置合わせするため、前述した
実施形態では、基板2の外形を基準にして、この外形に
接する位置合わせ部材42または42bが用いられた
が、基板2の他の部分を基準にして、たとえば画像認識
などの手段により、この位置合わせが行なわれるように
してもよい。
【0048】また、上述した実施形態では、図9に示し
た電子部品1を製造することを行なったが、他の構造の
電子部品の製造にも、この発明を適用することができ
る。これに関して、図9に示した電子部品1の場合に
は、基板2上に部品エレメントとしてのコンデンサエレ
メント3を取り付け、このコンデンサエレメント3上に
別の部品エレメントとしての圧電共振子エレメント4を
取り付けるものであったが、たとえばハイブリッドIC
の場合のように、基板上に複数の部品エレメントを横に
並べて取り付ける場合にも、この発明を適用することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の電子部
品の製造方法によれば、第1の部品エレメントとこの第
1の部品エレメント上に接着剤を介して取り付けられる
第2の部品エレメントとを備える電子部品を製造するに
あたり、粘着性を与える粘着面が形成されたホルダを用
意する第1の工程と、このホルダの粘着面に沿って並ぶ
ように、複数の第1の部品エレメントを粘着面上に搭載
することによって、粘着性に基づき各第1の部品エレメ
ントをホルダに仮固定する第2の工程と、第1の部品エ
レメントの位置を基準にして第2の部品エレメントを位
置合わせしながら、移動可能なチャックにより保持され
た第2の部品エレメントを各第1の部品エレメント上に
搭載するとともに、接着剤を介して第2の部品エレメン
トを第1の部品エレメント上に取り付ける第3の工程と
を備えているので、次のような効果が奏される。
【0050】まず、第2の部品エレメントを取り付ける
前に、たとえば基板のような第1の部品エレメントは、
既に個々に分割された状態となっているので、分割時に
おいて、不所望な応力が第1の部品エレメントにかかる
ことがなく、これが原因となって、第2の部品エレメン
トが損傷したり、剥がれたりすることがない。また、上
述したような第2の部品エレメントが損傷したり、剥が
れたりする、といった不都合を回避するための対策とし
て、第1の部品エレメントを大きくする必要がないの
で、得られた電子部品の外形寸法が大きくなることがな
く、また、第1の部品エレメントのために要するコスト
も必要以上に高くなることもない。
【0051】また、第2の部品エレメントが搭載され
る、たとえば基板のような第1の部品エレメントは、マ
ザーの状態ではなく、既に個々に分割されているので、
第2の部品エレメントの搭載位置のずれが、基準位置か
ら離れるに従って、累積的に大きくなることがない。そ
のため、第1の部品エレメントを得るためのマザー構造
物を問題なく大きくすることができ、したがって、電子
部品の生産性の向上を図ることができる。
【0052】また、複数の第1の部品エレメントは、粘
着面において与えられる粘着性に基づいてホルダによっ
て保持されるので、ホルダを傾けたり裏返したりした状
態でも、第1の部品エレメントを保持でき、また、その
保持位置の変動も生じない。したがって、第1の部品エ
レメントに対して接着剤の付与や第2の部品エレメント
の搭載等の操作を実施する際において、このような操作
を最も能率的に進めることを可能にすべく、ホルダの姿
勢を任意に変えることができる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、接着剤
が、ホルダに仮固定された状態にある第1の部品エレメ
ント上に付与されるので、接着剤を能率的に付与するこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載のように接着剤を第1の部品エレメント上に付与
するとき、ホルダに仮固定された複数の第1の部品エレ
メント上の接着剤を付与すべき領域に対応して位置され
た複数の転写ピンを有するアプリケータを用意し、複数
の転写ピン上に接着剤を付与し、次いで、粘着面を下方
へ向けた状態にあるホルダに仮固定された複数の第1の
部品エレメントと転写ピンとを近接させ、それによって
転写ピン上の接着剤を第1の部品エレメント上に転写す
るように行なわれるので、複数の第1の部品エレメント
のすべてに対して同時に接着剤を付与することができ、
接着剤の付与がより能率的になる。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、第3の工
程の前に、接着剤を第2の部品エレメント上に付与する
工程をさらに備えているので、第1の部品エレメントに
接着剤を付与することなく、第2の部品エレメントを第
1の部品エレメント上に搭載するだけで、接着剤を介し
ての第1の部品エレメント上への第2の部品エレメント
の取付け状態を得ることができる。
【0055】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載のように接着剤を第2の部品エレメント上に付与
するとき、接着剤層を形成したプレートを用意し、第2
の部品エレメントを接着剤層に向かって押し付けるよう
に行なわれるので、第2の部品エレメントの一方側に一
様に接着剤を付与することが容易になり、たとえば金属
キャップのような部品エレメントの開口周縁部に接着剤
を付与するのに適している。
【0056】請求項6に記載の発明によれば、第3の工
程において、第2の部品エレメントの位置合わせが、第
1の部品エレメントの外形を基準にして行なわれるの
で、この外形に接する機械的手段による位置合わせを採
用することができる。請求項7に記載の発明によれば、
請求項6に記載のように第2の部品エレメントの位置合
わせを行なうとき、第1の部品エレメントの外形に接す
るとともに、第2の部品エレメントの外形に接すること
により、第1および/または第2の部品エレメントの位
置を必要に応じて修正する位置合わせ部材を用いて実施
するようにしているので、機械的手段による位置合わせ
を簡単な構成で実現することができる。
【0057】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明において、ホルダが、粘着面の下方に弾性
体からなる弾性層を備えているので、位置合わせ部材に
より第1の部品エレメントの位置が修正される必要があ
るとき、弾性層が剪断方向に有利に変形して、第1の部
品エレメントが、粘着面に粘着された状態を維持したま
ま、変位することができる。また、弾性層は、ホルダに
よって保持される部品エレメントに及ぼされることのあ
る衝撃を吸収する効果もある。
【0058】請求項9に記載の発明によれば、第3の工
程と第4の工程との間に、第3の部品エレメントを第2
の部品エレメント上に搭載するとともに、接着剤を介し
て第3の部品エレメントを第2の部品エレメント上に取
り付ける、工程をさらに備えているので、第1および第
2の部品エレメントだけでなく、第3の部品エレメント
をも備える電子部品の製造方法も可能となる。
【0059】請求項10に記載の発明によれば、接着剤
が導電性接着剤であるので、接着剤により、第1の部品
エレメントと第2の部品エレメントとの間で機械的固定
が達成されるだけでなく、電気的接続も達成されること
ができる。請求項11に記載の発明によれば、上述した
請求項1ないし10のいずれかに記載の発明によって奏
された効果を、基板と、基板上に接着剤を介して取り付
けられる部品エレメントと、部品エレメントを覆うよう
に基板上に接着剤を介して取り付けられる金属キャップ
とを備える、より特定的な電子部品の製造においても、
期待することができる。
【0060】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11に記載の発明において、部品エレメントが圧電共振
子エレメントであるといったさらに特定的な電子部品の
製造においても、請求項1ないし10のいずれかに記載
の発明の効果を期待することができる。請求項13に記
載の発明によれば、請求項11に記載の発明において、
部品エレメントがコンデンサエレメントであり、第3の
工程と第4の工程との間に、基板の位置を基準にして圧
電共振子エレメントを位置合わせしながら、移動可能な
チャックにより保持された圧電共振子エレメントを各コ
ンデンサエレメント上に搭載するとともに、接着剤を介
して圧電共振子エレメントをコンデンサエレメント上に
取り付ける、工程をさらに備えているので、基板上にコ
ンデンサエレメントおよび圧電共振子エレメントが搭載
されるさらに特定的な電子部品の製造においても、請求
項1ないし10のいずれかに記載の発明の効果を期待す
ることができる。
【0061】請求項14に記載の発明は、第1の部品エ
レメントとこの第1の部品エレメント上に接着剤を介し
て取り付けられる第2の部品エレメントとを備える電子
部品を製造するために用いられる装置に向けられるもの
であるが、この装置は、弾性体からなる弾性層を有する
とともに、粘着性を与える粘着面が弾性層の表面に形成
され、粘着面上において粘着性に基づき第1の部品エレ
メントを仮固定するためのホルダと、第2の部品エレメ
ントを保持しながら、ホルダに仮固定された第1の部品
エレメント上に第2の部品エレメントを搭載するように
移動可能なチャックと、ホルダに仮固定された第1の部
品エレメントの外形に接するとともに、第2の部品エレ
メントの外形に接することにより、第1および/または
第2の部品エレメントの位置を必要に応じて修正するた
めの位置合わせ部材とを備えているので、チャックに保
持された第2の部品エレメントの、第1の部品エレメン
トに対する位置合わせを、簡単な構成の位置合わせ部材
により的確に行なうことができる。
【0062】請求項15に記載の発明によれば、請求項
14に記載のホルダの弾性層において粘着面と平行方向
に0.3mm以内の変位を生じる剪断応力が、第1の部品
エレメントを介して加わっても、粘着面から第1の部品
エレメントが剥離しないように、ホルダが設計されてい
るので、ホルダ上での第1の部品エレメントの仮固定位
置について、最大0.3mmの誤差が生じても、第1の部
品エレメントの剥離が生じないので、実用上、問題なく
使用することができる。
【0063】請求項16に記載の発明によれば、チャッ
クおよび位置合わせ部材が、共通の保持手段によって保
持されているので、この保持手段は、これらチャックお
よび位置合わせ部材を互いに近接した状態で保持すれば
足り、保持手段が大掛かりになることはない。請求項1
7に記載の発明によれば、チャックおよび位置合わせ部
材が、別の保持手段によって保持されているので、チャ
ックおよび位置合わせ部材の互いの干渉を考慮すること
なく、保持手段を設計することができる。
【0064】請求項18に記載の発明によれば、チャッ
クが、第2の部品エレメントを所定の範囲だけ変位可能
に保持するので、位置合わせ部材の接触による第2の部
品エレメントの位置修正を、第2の部品エレメントの変
位のみによって対応することができる。請求項19に記
載の発明によれば、請求項18に記載のチャックが、第
2の部品エレメントを真空吸引に基づき保持する真空吸
引チャックであるので、第2の部品エレメントを所定の
範囲だけ変位可能に保持するチャックを簡単な構成で実
現することができる。
【0065】請求項20に記載の発明は、第1の部品エ
レメントと第1の部品エレメント上に接着剤を介して取
り付けられる第2の部品エレメントとを備える電子部品
を製造するために用いられる装置に向けられるものであ
るが、この装置は、接着剤を収容する接着剤槽と、粘着
性を与える粘着面が接着剤槽内の接着剤の表面と対向す
るように位置され、粘着面上において粘着性に基づき複
数の第1の部品エレメントを粘着面に沿って並ぶように
仮固定するためのホルダと、ホルダに仮固定された複数
の第1の部品エレメント上の接着剤を付与すべき領域に
対応して位置された複数の転写ピンを有し、接着剤槽内
の接着剤からホルダに向かって移動することにより、ホ
ルダに仮固定された複数の第1の部品エレメントに転写
ピンを近接させ、それによって転写ピン上の接着剤を第
1の部品エレメント上に転写するためのアプリケータと
を備えているので、複数の第1の部品エレメントのすべ
てに対して同時に接着剤を付与することができ、接着剤
の付与を能率的に行なうことができる。
【0066】請求項21に記載の発明は、第1の部品エ
レメントとこの第1の部品エレメント上に接着剤を介し
て取り付けられる第2の部品エレメントとを備える電子
部品を製造するために用いられる装置に向けられるもの
であるが、この装置は、弾性体からなる弾性層を有する
とともに、粘着性を与える粘着面が弾性層の表面に形成
され、粘着面上において粘着性に基づき第1の部品エレ
メントを仮固定するためのホルダを備えているので、こ
のホルダを用いれば、複数の第1の部品エレメントを、
ホルダの姿勢に関わらず、粘着性に基づき安定して保持
することができる。したがって、第1の部品エレメント
に対して接着剤の付与や第2の部品エレメントの搭載等
の操作を能率的に進めることができる。また、ホルダ
は、粘着面の下方に弾性体からなる弾性層を備えている
ので、この弾性層が剪断方向に変形することによって、
第1の部品エレメントが、粘着面に粘着された状態を維
持したまま、その位置を修正すべく変位することができ
る。また、弾性層は、ホルダによって保持される部品エ
レメントに及ぼされることのある衝撃を吸収する効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による電子部品の製造方
法に含まれる、接着剤37の付与工程を図解的に示す正
面図である。
【図2】図1に示した電子部品の製造方法に含まれる、
基板2へのコンデンサエレメント3の取付け工程におい
て、真空吸引チャック41によりコンデンサエレメント
3を基板2の上方へもたらした状態を図解的に示す正面
図である。
【図3】図2に示した基板2へのコンデンサエレメント
3の取付け工程において、位置合わせ部材42により基
板2の外形を基準にしながらコンデンサエレメント3を
位置合わせした状態を図解的に示す正面図である。
【図4】図2に示した基板2へのコンデンサエレメント
3の取付け工程において、真空吸引チャック41により
コンデンサエレメント3を基板2上に搭載した状態を図
解的に示す正面図である。
【図5】図1に示した電子部品の製造方法に含まれる、
金属キャップ5の開口周縁部に接着剤を付与する工程を
図解的に示す正面図である。
【図6】図1に示した電子部品の製造方法に含まれる、
金属キャップ5を基板2上に取り付ける工程を図解的に
示す正面図である。
【図7】この発明の他の実施形態を説明するための図2
に相当する図である。
【図8】図7に示した実施形態における図3に相当する
図である。
【図9】この発明にとって興味ある電子部品1を分解し
て示す斜視図である。
【図10】図9に示した電子部品1に含まれるコンデン
サエレメント3の表裏面をそれぞれ示す図である。
【図11】図9に示した電子部品1に含まれる圧電共振
子エレメント4の表裏面をそれぞれ示す図である。
【図12】図9に示した電子部品1が与える電気回路を
示す図である。
【図13】図9に示した電子部品1を製造するための従
来の方法を説明するための図解的正面図である。
【符号の説明】
1 電子部品 2 基板(部品エレメント) 3 コンデンサエレメント(部品エレメント) 4 圧電共振子エレメント(部品エレメント) 5 金属キャップ(部品エレメント) 13,14,15,23,24,27,37 接着剤 31 ホルダ 32,48 プレート 33 弾性層 34 粘着層 35 粘着面 36 接着剤槽 38 アプリケータ 39 転写ピン 41,41a 真空吸引チャック 42,42a,42b 位置合わせ部材 47 接着剤層

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部品エレメントと前記第1の部品
    エレメント上に接着剤を介して取り付けられる第2の部
    品エレメントとを備える電子部品を製造するための方法
    であって、 粘着性を与える粘着面が形成されたホルダを用意する、
    第1の工程と、 前記ホルダの前記粘着面に沿って並ぶように、複数の前
    記第1の部品エレメントを前記粘着面上に搭載すること
    によって、前記粘着性に基づき各前記第1の部品エレメ
    ントを前記ホルダに仮固定する、第2の工程と、 前記第1の部品エレメントの位置を基準にして前記第2
    の部品エレメントを位置合わせしながら、移動可能なチ
    ャックにより保持された前記第2の部品エレメントを各
    前記第1の部品エレメント上に搭載するとともに、接着
    剤を介して前記第2の部品エレメントを前記第1の部品
    エレメント上に取り付ける、第3の工程と、 次いで、前記第1の部品エレメントを前記ホルダから取
    り外す、第4の工程とを備える、電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の工程と前記第3の工程との間
    において、前記接着剤を前記ホルダに仮固定された状態
    にある前記第1の部品エレメント上に付与する工程をさ
    らに備える、請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記接着剤を前記第1の部品エレメント
    上に付与する工程は、 前記ホルダに仮固定された複数の前記第1の部品エレメ
    ント上の接着剤を付与すべき領域に対応して位置された
    複数の転写ピンを有するアプリケータを用意し、 複数の前記転写ピン上に接着剤を付与し、 次いで、前記粘着面を下方へ向けた状態にある前記ホル
    ダに仮固定された複数の前記第1の部品エレメントと前
    記転写ピンとを近接させ、それによって前記転写ピン上
    の接着剤を前記第1の部品エレメント上に転写する、各
    工程を備える、請求項2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の工程の前に、前記接着剤を前
    記第2の部品エレメント上に付与する工程をさらに備え
    る、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子部品の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記接着剤を前記第2の部品エレメント
    上に付与する工程は、 接着剤層を形成したプレートを用意し、 前記第2の部品エレメントを前記接着剤層に向かって押
    し付ける、 各工程を備える、請求項4に記載の電子部品の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第3の工程において、前記第2の部
    品エレメントの位置合わせは、前記第1の部品エレメン
    トの外形を基準にして行なわれる、請求項1ないし5の
    いずれかに記載の電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の部品エレメントの位置合わせ
    は、前記第1の部品エレメントの外形に接するととも
    に、前記第2の部品エレメントの外形に接することによ
    り、前記第1および/または第2の部品エレメントの位
    置を必要に応じて修正する位置合わせ部材を用いて実施
    される、請求項6に記載の電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ホルダは、前記粘着面の下方に弾性
    体からなる弾性層を備える、請求項7に記載の電子部品
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第3の工程と前記第4の工程との間
    に、第3の部品エレメントを前記第2の部品エレメント
    上に搭載するとともに、接着剤を介して前記第3の部品
    エレメントを前記第2の部品エレメント上に取り付け
    る、工程をさらに備える、請求項1ないし8のいずれか
    に記載の電子部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記接着剤は導電性接着剤である、請
    求項1ないし9のいずれかに記載の電子部品の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 基板と、前記基板上に接着剤を介して
    取り付けられる部品エレメントと、前記部品エレメント
    を覆うように前記基板上に接着剤を介して取り付けられ
    る金属キャップとを備える電子部品を製造するための方
    法であって、 粘着性を与える粘着面が形成されたホルダを用意する、
    第1の工程と、 前記ホルダの前記粘着面に沿って並ぶように、複数の前
    記基板を前記粘着面上に搭載することによって、前記粘
    着性に基づき各前記基板を前記ホルダに仮固定する、第
    2の工程と、 前記基板の位置を基準にして前記部品エレメントを位置
    合わせしながら、移動可能なチャックにより保持された
    前記部品エレメントを各前記基板上に搭載するととも
    に、接着剤を介して前記部品エレメントを前記基板上に
    取り付ける、第3の工程と、 前記基板の位置を基準にして前記金属キャップを位置合
    わせしながら、移動可能なチャックにより保持された前
    記金属キャップを各前記基板上に搭載するとともに、接
    着剤を介して前記金属キャップを前記基板上に取り付け
    る、第4の工程と、 次いで、前記基板を前記ホルダから取り外す、第5の工
    程とを備える、電子部品の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記部品エレメントは圧電共振子エレ
    メントである、請求項11に記載の電子部品の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記部品エレメントはコンデンサエレ
    メントであり、前記第3の工程と前記第4の工程との間
    に、前記基板の位置を基準にして圧電共振子エレメント
    を位置合わせしながら、移動可能なチャックにより保持
    された前記圧電共振子エレメントを各前記コンデンサエ
    レメント上に搭載するとともに、接着剤を介して前記圧
    電共振子エレメントを前記コンデンサエレメント上に取
    り付ける、工程をさらに備える、請求項11に記載の電
    子部品の製造方法。
  14. 【請求項14】 第1の部品エレメントと前記第1の部
    品エレメント上に接着剤を介して取り付けられる第2の
    部品エレメントとを備える電子部品を製造するために用
    いられる装置であって、 弾性体からなる弾性層を有するとともに、粘着性を与え
    る粘着面が前記弾性層の表面に形成され、前記粘着面上
    において前記粘着性に基づき前記第1の部品エレメント
    を仮固定するためのホルダと、 前記第2の部品エレメントを保持しながら、前記ホルダ
    に仮固定された前記第1の部品エレメント上に前記第2
    の部品エレメントを搭載するように移動可能なチャック
    と、 前記ホルダに仮固定された前記第1の部品エレメントの
    外形に接するとともに、前記第2の部品エレメントの外
    形に接することにより、前記第1および/または第2の
    部品エレメントの位置を必要に応じて修正するための位
    置合わせ部材とを備える、電子部品の製造に用いる装
    置。
  15. 【請求項15】 前記ホルダは、前記弾性層において前
    記粘着面と平行方向に0.3mm以内の変位を生じる剪断
    応力が、前記第1の部品エレメントを介して加わって
    も、前記粘着面から前記第1の部品エレメントが剥離し
    ないように設計されている、請求項14に記載の電子部
    品の製造に用いる装置。
  16. 【請求項16】 前記チャックおよび前記位置合わせ部
    材は、共通の保持手段によって保持されている、請求項
    14または15に記載の電子部品の製造に用いる装置。
  17. 【請求項17】 前記チャックおよび前記位置合わせ部
    材は、別の保持手段によって保持されている、請求項1
    4または15に記載の電子部品の製造に用いる装置。
  18. 【請求項18】 前記チャックは、前記第2の部品エレ
    メントを所定の範囲だけ変位可能に保持する、請求項1
    4ないし17のいずれかに記載の電子部品の製造に用い
    る装置。
  19. 【請求項19】 前記チャックは、前記第2の部品エレ
    メントを真空吸引に基づき保持する真空吸引チャックで
    ある、請求項18に記載の電子部品の製造に用いる装
    置。
  20. 【請求項20】 第1の部品エレメントと前記第1の部
    品エレメント上に接着剤を介して取り付けられる第2の
    部品エレメントとを備える電子部品を製造するために用
    いられる装置であって、 接着剤を収容する接着剤槽と、 粘着性を与える粘着面が前記接着剤槽内の接着剤の表面
    と対向するように位置され、前記粘着面上において前記
    粘着性に基づき複数の前記第1の部品エレメントを前記
    粘着面に沿って並ぶように仮固定するためのホルダと、 前記ホルダに仮固定された複数の前記第1の部品エレメ
    ント上の接着剤を付与すべき領域に対応して位置された
    複数の転写ピンを有し、前記接着剤槽内の接着剤から前
    記ホルダに向かって移動することにより、前記ホルダに
    仮固定された複数の前記第1の部品エレメントに前記転
    写ピンを近接させ、それによって前記転写ピン上の接着
    剤を前記第1の部品エレメント上に転写するためのアプ
    リケータとを備える、電子部品の製造に用いる装置。
  21. 【請求項21】 第1の部品エレメントと前記第1の部
    品エレメント上に接着剤を介して取り付けられる第2の
    部品エレメントとを備える電子部品を製造するために用
    いられる装置であって、弾性体からなる弾性層を有する
    とともに、粘着性を与える粘着面が前記弾性層の表面に
    形成され、前記粘着面上において前記粘着性に基づき前
    記第1の部品エレメントを仮固定するためのホルダを備
    える、電子部品の製造に用いる装置。
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