JPH06260377A - チップ形電子部品の端子電極形成方法 - Google Patents

チップ形電子部品の端子電極形成方法

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JPH06260377A
JPH06260377A JP5024447A JP2444793A JPH06260377A JP H06260377 A JPH06260377 A JP H06260377A JP 5024447 A JP5024447 A JP 5024447A JP 2444793 A JP2444793 A JP 2444793A JP H06260377 A JPH06260377 A JP H06260377A
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terminal
distance
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JP5024447A
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Hiroshi Kikuyama
洋 菊山
Takashi Okawa
大川  隆
Hideki Utaki
秀樹 卯滝
Hiroki Tanimae
太基 谷前
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高い寸法精度を有する対向電極間距離及び端
子電極間距離を安価に形成し得るチップ形電子部品の端
子電極形成法を提供する。。 【構成】 チップ本体11を、剛性や耐熱性を有するア
ルミナ板22aの下面に、温度上昇により粘着力が低下
する発泡剥離性シート21aに垂直かつ均一高さに接着
させ、導体ペースト35に浸漬して寸法精度の高い端子
電極12を形成する。これを別のアルミナ板に発泡性剥
離シートを介して接着、保持させた後、前記アルミナ板
22aを加熱してチップ本体を外し、別のアルミナ板に
移し替えた後、端子電極12の形成と同様にして、チッ
プ本体11の別の端部に寸法精度の高い端子電極13を
形成し、接着に用いた発泡性剥離シートを昇温により離
脱させ、所要のチップ部品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ形電子部品の端子
電極形成方法に関し、より詳細には例えば高周波回路に
用いられるチップ形コンデンサ等を製造する際に用いら
れるようなチップ形電子部品の端子電極形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2はこの種チップ形コンデンサを模式
的に示した断面図であり、図中11はチップ本体を示し
ている。チップ本体11は高誘電率材料を用いて略円柱
形状に形成された高周波誘電体セラミックスで構成さ
れ、チップ本体11の表面両端部を含んで端子電極1
2、13が形成されることによりチップ形コンデンサ1
0が構成されている。
【0003】いま、端子電極12、13の直径をDmm、
端子電極12の端面12aと端子電極13の端面13a
との距離(以下、対向電極間距離と記す)をLmm、端子
電極12の端面12a′と端子電極13の端面13a′
との距離(誘電体磁器寸法)をL′mm、端子電極12の
面12bと端子電極13の面13bとの距離(以下、端
子電極間距離と記す)をGmmとする(小数点以下一桁ま
でを表示する)。一般にチップ形コンデンサ10の型式
は対向電極間距離L、端子電極直径Dを用いて表わして
おり、L及びDをそれぞれ10倍した2桁の数字を並べ
ることにより表示している(例えば1608タイプは対
向電極間距離Lが1.6mm、端子電極直径Dが0.8mm
のものを表わしている)。近年、チップ形電子部品に対
する小型化への要求がますます高まり、例えばチップ形
コンデンサの場合、1608タイプが2012タイプに
取って代わりつつあり、さらに小型の1005タイプも
用いられ始めている。
【0004】ところでこのように構成されたチップ形コ
ンデンサ10の容量は、下記の数1式で示した端子電極
12、13端面間の容量C1 、下記の数2式で示した端
子電極12、13間のギャップ容量C2 の和により設定
される。
【0005】
【数1】
【0006】
【数2】
【0007】図2及びこれらの式より明らかなように、
対向電極間距離L、端子電極間距離Gはそれぞれチップ
形コンデンサ10における素子全体の寸法(以下、素子
寸法と記す)及び容量を決定するための重要な因子であ
り、素子寸法及び容量の品質を高めるには小型になるほ
どL及びGに関する高い寸法精度が必要になる。
【0008】図4はチップ本体に端子電極を形成するた
めの従来方法を工程順{(a)〜(d)}に示した模式
的部分側断面図である。端子電極を形成する場合、まず
治具(キャリアプレート)31を用意する。図3に示し
たようにキャリアプレート31は耐熱性・弾性を有する
シリコンラバー板にチップ本体11より幾分小さい直径
を有する孔32が複数個開口されたものであり、孔32
はキャリアプレート面31a、31bに関して垂直に形
成されている。次にキャリアプレート31の孔32にチ
ップ本体11を挿入した後、ピン33を押し下げてチッ
プ本体11をキャリアプレート31の表面31aから所
定距離突出させる(a)。チップ本体11は比較的大き
い力が加えられた場合は孔32内を移動可能であるが、
小さい場合はシリコンラバーの弾性力によりキャリアプ
レート31に保持されている。
【0009】次にキャリアプレート31の下方に導体ペ
ースト35を用意する。導体ペースト35は容器34に
充填され、その表面は水平に均されている。そしてキャ
リアプレート31面を水平状態に維持しながら下方に移
動させ、チップ本体11を導体ペースト35中に浸漬
し、チップ本体11表面の端子電極12形成部に導体ペ
ースト35を付着させる(b)。この後キャリアプレー
ト31を引き上げ、チップ本体11表面に付着した導体
ペースト35を乾燥・固化させて端子電極12を形成す
る。
【0010】次にキャリアプレート31を反転し、ピン
33を押し下げてチップ本体11をキャリアプレートの
表面31bから所定距離突出させる(c)。
【0011】次に(b)における場合と同様の方法によ
りチップ本体11を導体ペースト35中に浸漬し、チッ
プ本体11表面の端子電極13形成部に導体ペースト3
5を付着させる(d)。この後キャリアプレート31を
引き上げ、チップ本体11表面に付着した導体ペースト
35を乾燥・固化させて端子電極13を形成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のチップ
形電子部品の端子電極形成方法においては、キャリアプ
レート31に比較的軟質のシリコンラバーを用いている
ため、表面31a、31bに関して垂直に孔32を開口
することが難しいという問題があった。
【0013】図5はキャリアプレート31における孔3
2の垂直度と、導体ペースト35の表面35aと、端子
電極の形状、対向電極間距離L、端子電極間距離Gとの
関係を示した模式的断面図である。図5は図4における
(d)の作業の後、キャリアプレート31を引き上げた
ときの状態を示している。図5に示したものの場合、導
体ペースト35は下方に向かって流れ、チップ本体11
の隅角部11a、11bにおける付着量が厚くなり、形
成された端子電極14、15の対向電極間距離L1 がL
より大きくなるという課題があった。またピン33(図
4(c))を用いて押し下げた際、導体ペースト35が
厚く付着したチップ本体11の隅角部11bにピン33
の抑え面33aが当たり、チップ本体11がキャリアプ
レート表面31bから所定距離以上に押し出されるた
め、形成された端子電極14、15の端子電極間距離G
1 がGより小さくなるという課題があった。
【0014】また上記した従来のチップ形電子部品の端
子電極形成方法においては、キャリアプレート31に比
較的軟質のシリコンラバーを用いているため、キャリア
プレート31が歪み易く、表面31a、31bを水平に
保ち難いという問題があった。
【0015】図6はキャリアプレート31の歪と、導体
ペースト35の表面35aと、端子電極の形状、対向電
極間距離L、端子電極間距離Gとの関係を示した模式的
断面図である。図6は図4における(d)の作業の後、
キャリアプレート31を引き上げたときの状態を示して
いる。図6に示したものの場合、片方のチップ本体11
表面には所定高さHの導体ペースト35が付着し、所定
寸法の端子電極間距離Gが確保される。しかしチップ本
体11を孔32に押し込み、チップ本体11を導体ペー
スト35に浸漬する際にキャリアプレート31が歪んだ
場合、チップ本体11の端部表面には高さhの導体ペー
スト35しか付着しないため、端子電極間距離G2 がG
より大きくなるという課題があった。このように従来の
チップ形電子部品の端子電極形成方法においては対向電
極間距離L、端子電極間距離Gの寸法精度が悪いため、
素子寸法及び容量の品質精度が悪く、チップ形電子部品
の小型化に対応できないという課題があった。
【0016】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、高い寸法精度を有する対向電極間距離L、端
子電極間距離Gを確保することができ、高い品質精度の
素子寸法及び容量を安価に形成することができるチップ
形電子部品の端子電極形成方法を提供することを目的と
している。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るチップ形電子部品の端子電極形成方法
は、温度上昇により粘着力が低下する発泡剥離性シート
にチップ本体を接着させ、この後該チップ本体を導体ペ
ーストに浸漬することにより前記チップ本体の両端部に
端子電極を形成することを特徴としている。
【0018】
【作用】本発明に係るチップ形電子部品の端子電極形成
方法によれば、温度上昇により粘着力が低下する発泡剥
離性シートにチップ本体を接着させ、この後該チップ本
体を導体ペーストに浸漬することにより前記チップ本体
の両端部に端子電極を形成するので、前記チップ本体を
剛性や耐熱性を有する板Aの下面に前記発泡性剥離シー
トを介して垂直、かつ均一高さに接着・保持することが
可能となり、前記チップ本体を前記導体ペースト中に垂
直、かつ所定深さに安定的に浸漬し得ることとなり、寸
法精度の高い端子電極を形成し得ることとなる。また端
子電極が形成された端面で別の板Bに前記発泡性剥離シ
ートを介して接着・保持させた後、板Aを加熱すること
により、前記チップ本体が板Aから外れ、板Bへ容易に
移し替えられることとなり、片方の端子電極の形成と同
様、前記チップ本体の別の端部に寸法精度の高い端子電
極を形成し得ることとなる。したがって高い寸法精度の
対向電極間距離L、端子電極間距離Gが確保された前記
端子電極を形成し得ることとなり、容量のばらつきが少
なくなり、チップ形電子部品のより一層の小型化が可能
となる。
【0019】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係るチップ形電子
部品の端子電極形成方法の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、従来例と同一機能を有する構成部品には同
一の符号を付すこととする。図1は本発明に係る実施例
を工程順{(a)〜(l)}に示した模式的側面図であ
る。
【0020】チップ本体11に端子電極12、13を形
成する場合、まず表面が平滑に形成されたアルミナ板2
2a表面に発泡性剥離シート21aを載置・接着する。
発泡性剥離シート21aは電子部品をダイシング加工す
る際、加工台上にワークを接着・固定するのに広く用い
られている両面接着シートであり、略80℃〜150℃
の間の所定温度に加熱されると接着シート面に塗布され
た樹脂が発泡し、これがバインダを包み込んで接着力を
低減させる作用を有している。発泡性剥離シート21a
は略120℃の加熱温度で接着力が減少するよう設定さ
れており、アルミナ板22a表面に接着した後、発泡性
剥離シート21a上に形成された発泡保護膜をはがす
(a)。
【0021】次に発泡剥離シート21a上にチップ整列
治具23を載置する。チップ整列治具23はアルミニウ
ム板またはステンレス鋼板にチップ本体11より幾分大
きい直径を有する孔23aが複数個開口されたものであ
り、孔23a上部にはチップ本体11を孔23aに挿入
し易いようにガイドとしてのテーパー部23bが形成さ
れている。このチップ整列治具23上にチップ本体11
を散布した後、チップ整列治具23に振動を与えると、
チップ本体11はテーパー部23b内に落ち込み、縦方
向に位置を変えながら孔23a内に挿入される(b)。
【0022】次にチップ整列治具を上方に引き揚げた
後、整列して起立したチップ本体11上部に加圧板25
を載置し、図中矢印の方向に軽く加圧を行い、チップ本
体11を発泡剥離シート21aに接着させる(c)。
【0023】次にアルミナ板22aを反転させてチップ
本体11を下向きにし、アルミナ板22aを水平状態に
保持しながら下方に移動させ、チップ本体11を導体ペ
ースト35中に浸漬し、チップ本体11表面の端子電極
12形成部に所定高さHの導体ペースト35を付着させ
る(d)。導体ペースト35は容器34に充填されてお
り、その表面は水平に均されている。次にアルミナ板2
2aを引き上げた後反転させ、チップ本体11表面に付
着した導体ペースト35を略100℃で10分間ほど乾
燥・固化させて端子電極12を形成する(e)。
【0024】次に略150℃の加熱温度で接着力が減少
するよう設定された発泡性剥離シート21bをアルミナ
板22aと略同様に形成されたアルミナ板22b表面に
接着した後、発泡性剥離シート21b上の発泡保護膜を
はがす。そしてチップ本体11の端子電極12端面に発
泡性剥離シート21bを載置した後、図中矢印Aに示す
ように加圧・接着し、アルミナ板22a、22b、発泡
剥離シート21a、21b及びチップ本体11が接着し
た状態となす(f)。
【0025】次に略120℃に加熱されたホットプレー
ト24上にアルミナ板22a側を下にして5分間ほど載
置する(g)。するとアルミナ板22aを介した熱伝導
により発泡剥離シート21aが昇温し、略120℃に到
達した際に発泡作用が生じて接着力が減少し、チップ本
体11がアルミナ板22bに接着された状態でアルミナ
板22aから離脱する(h)。
【0026】次にアルミナ板22bを反転させてチップ
本体11を下向きにし、(d)における場合と同様に、
アルミナ板22b面を水平状態に保持しながら下方に移
動させ、チップ本体11を導体ペースト35中に浸漬
し、チップ本体11表面の端子電極13形成部に所定高
さHの導体ペースト35を付着させる(i)。次にアル
ミナ板22bを引き上げた後反転させ、チップ本体11
表面に付着した導体ペースト35を略100℃で10分
間ほど乾燥・固化させて端子電極13を形成する
(j)。
【0027】次に略150℃に加熱されたホットプレー
ト24上にアルミナ板22b等を5分間ほど載置する
(k)。するとアルミナ板22bを介した熱伝導により
発泡剥離シート21bが昇温し、略150℃に到達した
際に発泡作用が生じて接着力が減少し、この時点でチッ
プ本体11をアルミナ板22bから離脱させることによ
りチップ形コンデンサ10の作製を完成する。
【0028】このような方法によりチップ本体11に端
子電極12、13を形成したチップ形コンデンサ10の
対向電極間距離L、端子電極間距離G及び容量のばらつ
きを測定した結果を下記の表1に示し、また容量のばら
つき状態を図7に示す。なお、比較例として従来の方法
により端子電極12、13を形成したものを用いた。
【0029】
【表1】
【0030】表1及び図7から明らかなように実施例に
よる方法の場合、比較例の場合に比べて対向電極間距離
Lの寸法公差を1.6〜2倍ほど向上させることがで
き、端子電極間距離Gの寸法公差を2.5〜5倍ほど向
上させることができ、また容量のばらつきを1/5程度
に減少することができた。またキャリアプレートを用い
た従来の高価な設備を使用する必要がなくなり、さらに
小さいチップ本体11をチップ整列治具23の孔23a
に挿入するのが簡単に行えるため、安価に端子電極1
2、13を形成することができる。
【0031】この結果から明らかなように、実施例に係
るチップ形電子部品の端子電極形成方法では、温度上昇
により粘着力が低下する発泡剥離性シート21a、21
bにチップ本体11を接着させ、この後チップ本体11
を導体ペースト35に浸漬することによりチップ本体1
1の両端部に端子電極12、13を形成するので、チッ
プ本体11を剛性や耐熱性を有するアルミナ板22aの
下面に発泡性剥離シート21aを介して垂直、かつ均一
高さに接着・保持することができ、チップ本体11を導
体ペースト35中に垂直、かつ所定深さHに安定的に浸
漬することができ、寸法精度の高い端子電極12を形成
することができる。また端子電極12が形成された端面
12aを別のアルミナ板22bに発泡性剥離シート22
bを介して接着・保持させた後、アルミナ板22aを加
熱することにより、チップ本体11をアルミナ板22a
から外し、アルミナ板22bへ容易に移し替えることが
でき、端子電極12の形成と同様、チップ本体11の別
の端部に寸法精度の高い端子電極13を形成することが
できる。したがって高い寸法精度の対向電極間距離L、
端子電極間距離Gが確保された端子電極12、13を形
成することができ、容量のばらつきを少なくすることが
でき、チップ形電子部品のより一層の小型化を可能とす
る。
【0032】また別の実施例では異なる温度で発泡する
2種類の発泡剥離シート21a、21bを用いる方法に
替え、同一温度で発泡する2枚の発泡剥離シート21を
用いてもよい。この場合も、図1(g)に示した工程に
おいて発泡剥離シート21aが発泡温度に到達したとき
にアルミナ板22bを引き上げる時点では、発泡剥離シ
ート21bが発泡温度に到達することはなく、図1
(h)に示したものと同様にアルミナ板22bに接着さ
れた状態でチップ本体11をアルミナ板22aから離脱
させることができる。
【0033】また上記実施例では略円柱形状に形成され
たチップ本体11の両端部に端子電極12、13を形成
する方法について説明したが、角柱形のチップ形電子部
品にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るチップ
形電子部品の端子電極形成方法にあっては、温度上昇に
より粘着力が低下する発泡剥離性シートにチップ本体を
接着させ、この後該チップ本体を導体ペーストに浸漬す
ることにより前記チップ本体の両端部に端子電極を形成
するので、前記チップ本体を剛性や耐熱性を有する板A
の下面に前記発泡性剥離シートを介して垂直、かつ均一
高さに接着・保持することができ、前記チップ本体を前
記導体ペースト中に垂直、かつ所定深さに安定的に浸漬
することができ、寸法精度の高い端子電極を形成するこ
とができる。また端子電極が形成された端面を別の板B
に前記発泡性剥離シートを介して接着・保持させた後、
板Aを加熱することにより、前記チップ本体を板Aから
外し、板Bへ容易に移し替えることができ、片方の端子
電極の形成と同様、前記チップ本体の別の端部に寸法精
度の高い端子電極を形成することができる。したがって
高い寸法精度の対向電極間距離L、端子電極間距離Gが
確保された前記端子電極を形成することができ、容量の
ばらつきを少なくすることができ、チップ形電子部品の
より一層の小型化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ形電子部品の端子電極形成
方法の実施例を工程順{(a)〜(l)}に示した模式
的側面図である。
【図2】チップ形コンデンサを模式的に示した断面図で
ある。
【図3】従来の端子電極を形成する際に用いられるキャ
リアプレートを模式的に示した平面図である。
【図4】従来の端子電極形成方法を工程順{(a)〜
(d)}に示した模式的側面図である。
【図5】キャリアプレートにおける孔の垂直度と端子電
極の形状、対向電極間距離L、端子電極間距離Gとの関
係を示した模式的断面図である。
【図6】キャリアプレートの歪と端子電極の形状、対向
電極間距離L、端子電極間距離Gとの関係を示した模式
的断面図である。
【図7】容量のばらつきを測定した結果を示した図であ
る。
【符号の説明】
11 チップ本体 12、13 端子電極 21a、21b 発泡性剥離シート 35 導体ペースト
フロントページの続き (72)発明者 谷前 太基 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度上昇により粘着力が低下する発泡剥
    離性シートにチップ本体を接着させ、この後該チップ本
    体を導体ペーストに浸漬することにより前記チップ本体
    の両端部に端子電極を形成することを特徴とするチップ
    形電子部品の端子電極形成方法。
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