JPH11269538A - 誘導加熱装置 - Google Patents
誘導加熱装置Info
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- JPH11269538A JPH11269538A JP10095406A JP9540698A JPH11269538A JP H11269538 A JPH11269538 A JP H11269538A JP 10095406 A JP10095406 A JP 10095406A JP 9540698 A JP9540698 A JP 9540698A JP H11269538 A JPH11269538 A JP H11269538A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
接触して損傷するのを防止して、長期間にわたって安定
して操業することができる誘導加熱装置を提供するもの
である。 【解決手段】 ソレノイドコイル1の内側に耐火材層3
を設けて、この耐火材層3の内側に被加熱材2が通過す
る加熱通路5を形成した誘導加熱装置において、前記耐
火材層3の内部に水冷パイプ4を埋設し、この水冷パイ
プ4に支持されたスキッドビーム17を、被加熱材2の
搬送方向に沿って耐火材層3の表面から加熱通路5に突
出させたことを特徴とするものである。
Description
ンを搬送される被加熱材を加熱する誘導加熱装置に関す
るものである。
炉で予め高温に加熱した板状被加熱材(スラブ)や、連
続鋳造した板状被加熱材を、連続的に圧延ミルに順次通
して薄板に加工することが行なわれている。このような
鉄鋼用熱間圧延ラインで薄板を圧延加工する場合、板状
被加熱材を搬送中に放熱して次第に温度が低下してくる
ため、ラインの途中で板状被加熱材全体の温度を一旦高
め、更にエッジヒーターで両端部を局部的に加熱して、
全体をほぼ均一な温度状態にしてから圧延ミルに通して
薄板に圧延している。
熱装置としては、例えば図5に示すように水冷銅管で形
成されたソレノイドコイル1の内側に、被加熱材2から
の輻射熱や、被加熱材2の表面に発生した酸化スケール
を水圧によって除去するスケール除去装置から飛散した
水、あるいは除去された酸化スケールなどからソレノイ
ドコイル1を保護するために耐火材層3が設けられてい
る。
キャスタブルセメントなどの不定形耐火材を、ソレノイ
ドコイル1の内側に成形型を用いて流し込み成型する方
法や、不定形耐火材を予め板状に成型したものをソレノ
イドコイル1の内側に取付ける方法、あるいは筒状に成
型した耐火材をソレノイドコイル1の内側に挿着する方
法などがある。
誘導加熱された被加熱材2からの輻射熱を直接受けるた
め、長期間使用しているとヒートショックにより次第に
亀裂を生じて、耐火材が剥離して脱落することがある。
このため耐火材層3の内部に非磁性の金属管で形成され
た水冷パイプ4を埋設して、内部から冷却して輻射熱に
よる影響を少なくして寿命を向上させている。
は、キャスタブルセメントで形成されているので軟質で
あり、また加熱通路5を通過する被加熱材2は平らでは
なく、波打っていたり端部が湾曲しているため、被加熱
材2が通過する過程で耐火材層3の表面に接触して破損
することがある。耐火材層3が破損すると輻射熱や酸化
スケールの侵入によりソレノイドコイル1の絶縁材を破
損したり焼損したりしてコイルが短絡する恐れがある。
このため操業を停止して耐火材層3の補修や交換を行う
必要があり、長時間にわたって操業を停止しなければな
らなかった。また上部耐火材の場合、脱落した耐火材が
被加熱材2の上に落下してしまうため圧延品質の低下を
招く問題があった。
去し、加熱通路内を通過する被加熱材が耐火材層に接触
して損傷するのを防止して、長期間にわたって安定して
操業することができる誘導加熱装置を提供するものであ
る。
誘導加熱装置は、ソレノイドコイルの内側に耐火材層を
設けて、この耐火材層の内側に被加熱材が通過する加熱
通路を形成した誘導加熱装置において、前記耐火材層の
内部に水冷パイプを埋設し、この水冷パイプに支持され
たスキッドビームを、被加熱材の搬送方向に沿って耐火
材層の表面から加熱通路に突出させたことを特徴とする
ものである。
パイプを埋設した耐火材層のソレノイドコイル側に、絶
縁支持板を設け、水冷パイプに突設した固定用スタッド
ボルトを前記絶縁支持板に接合して、この絶縁支持板で
水冷パイプを支持したことを特徴とするものである。
ないし図4を参照して詳細に説明する。水冷銅管を長円
形状に巻回したソレノイドコイル1の内側に耐火材層3
を設けて、この耐火材層3の内側に被加熱材2が通過す
る加熱通路5が形成されている。6は板状の耐熱プレー
トで、これは図3に示すように内部にステンレスなどの
非磁性金属で形成された水冷パイプ4を埋設した耐火材
層3と、この耐火材層3のソレノイドコイル1側にガラ
スエポキシ積層板などで形成された絶縁支持板8を取付
けた複合構成となっている。更に水冷パイプ4を埋設し
た前記耐火材層3の加熱通路5側に、ステンレスなどの
非磁性金属棒材でレール状に形成されたスキッドビーム
17が取付けられている。
うに、長円形状をなす加熱通路5の上下両面に取付けら
れ、また湾曲した加熱通路5の両側には、U字形のコー
ナー耐熱プレート7、7が取付けられて筒状の耐火材層
3が形成されている。なおU字形のコーナー耐熱プレー
ト7、7はスキッドビーム17が設けられていない点を
除いて耐火材層3と絶縁支持板8が複合した同様の構造
になっている。
説明すると、図4に示すように一方向に連続した通水路
を形成するようにステンレスなどの非磁性金属で形成さ
れた水冷パイプ4を蛇行して配置し、被加熱材2の搬送
方向に沿って水冷パイプ4の片面にステンレスなどの非
磁性金属で形成されたスキッドビーム17、17を接合
し、成形型を用いてキャスタブルセメントを流し込み、
図3に示すようにスキッドビーム17、17が耐火材層
3の表面から突出するように板状に形成する。
反対側には図3に示すように所定の間隔で固定用スタッ
ドボルト19が溶接され、これに対応して絶縁支持板8
にボルト挿通孔20が開孔され、ここに固定用スタッド
ボルト19を挿着してナット21で一体に接合されてい
る。また絶縁支持板8の端部には取付スタッドボルト2
2が接合され、この取付スタッドボルト22を、図2に
示すようにステンレス板14に開孔した取付け孔24に
差し込んでナット21で固定することによりソレノイド
コイル1の内側に耐熱プレート6を取付けるようになっ
ている。
レノイドコイル1の上下外周には、コイル軸方向に沿っ
て鉄心9…が取付けられ、この鉄心9…の両側、即ち加
熱通路5の入口側と出口側には、図2に示すように銅板
10の外周に角パイプで形成された水冷銅管11を平面
状に接合した水冷磁気シールド板12と、この外側に冷
却パイプ13を接合したステンレス板14とを組合わせ
て一体に接合した外装板15が取付けられている。
交番電流を通電すると、加熱通路5を連続的に走行する
被加熱材2が誘導加熱されて全体の温度が上昇する。ま
た耐火材層は内部に埋設した水冷パイプ4により冷却さ
れて高温に加熱された被加熱材2からの輻射熱に対して
ソレノイドコイル1を保護している。
波打っていたり端部が湾曲しているので、この湾曲した
部分が加熱通路5を通過する時、耐火材層3の表面に突
設したスキッドビーム17に当たって走行し、耐火材層
3に接触するのを防止することができる。このため耐火
材層3の損傷を防止して、補修や交換作業のために操業
を停止する必要がなくなる。
ドコイル1の磁力により引付けられて、耐火材層3を貫
通したりヒートショックにより耐火材層3に亀裂が入っ
て剥離脱落しても、ソレノイドコイル1との間にガラス
繊維積層板で形成された硬度の高い絶縁支持板8が設け
られているので酸化スケールが貫通できず、ソレノイド
コイル1の絶縁破壊も防止することができる。なお上記
説明では、絶縁支持板8としてガラス繊維積層板を用い
た場合について示したが、強度と絶縁性を有する他の材
料を用いてもよい。
ノイドコイル1の両端側を囲むように取付けられ、ステ
ンレス板14と水冷磁気シールド板12を複合した外装
板15は、ソレノイドコイル1から発生する磁束を水冷
磁気シールド板12で外部に漏れないように磁気シール
ドすることができる。この場合、銅板10は固有抵抗が
少なく発熱しにくいので誘導加熱による温度上昇が低く
磁気シールド作用に優れており、しかも銅板10は、こ
れに取付けた水冷銅管11により冷却されているので温
度上昇を低くすることができる。
の輻射熱を受ける外装板15の表面部分は、耐熱性に優
れたステンレス板14で形成されて、しかも冷却パイプ
13により外側から冷却されると共に、水冷されている
水冷磁気シールド板12に密着して内側からも冷却され
ているので温度上昇が少ない。つまり、水冷磁気シール
ド板12は耐熱性の優れたステンレス板14で表面が遮
蔽されているので、被加熱材2から直接、輻射熱を受け
ず温度上昇が少ないので連続操業しても大きな熱応力が
加わらずクラックの発生による水冷銅管11からの冷却
水の水漏れを防止することができる。
記載の誘導加熱装置によれば、加熱通路を通過する被加
熱材がスキッドビームにより耐火材層への接触を防止し
て、長期間にわたって安定して操業することができる。
更に請求項2記載の誘導加熱装置は、硬度の高い絶縁支
持板が裏側に複合され、これにより水冷パイプを支持し
ていると共に、酸化スケール等の侵入によるソレノイド
コイルの絶縁破壊も防止することができる。
断正面図である。
縦断側面図である。
面図である。
平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ソレノイドコイルの内側に耐火材層を設
けて、この耐火材層の内側に被加熱材が通過する加熱通
路を形成した誘導加熱装置において、前記耐火材層の内
部に水冷パイプを埋設し、この水冷パイプに支持された
スキッドビームを、被加熱材の搬送方向に沿って耐火材
層の表面から加熱通路に突出させたことを特徴とする誘
導加熱装置。 - 【請求項2】 水冷パイプを埋設した耐火材層のソレノ
イドコイル側に、絶縁支持板を設け、水冷パイプに突設
した固定用スタッドボルトを前記絶縁支持板に接合し
て、この絶縁支持板で水冷パイプを支持したことを特徴
とする請求項1記載の誘導加熱装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10095406A JPH11269538A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 誘導加熱装置 |
TW088104505A TW409486B (en) | 1998-03-24 | 1999-03-22 | Induction heating apparatus |
KR1019990009881A KR100296227B1 (ko) | 1998-03-24 | 1999-03-23 | 유도 가열 장치 |
AU21371/99A AU717883B2 (en) | 1998-03-24 | 1999-03-23 | Induction heating apparatus |
CN99104198A CN1127885C (zh) | 1998-03-24 | 1999-03-24 | 感应加热设备 |
IDP990264A ID22276A (id) | 1998-03-24 | 1999-03-24 | Peralatan pemanasan induksi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10095406A JPH11269538A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 誘導加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269538A true JPH11269538A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14136802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10095406A Pending JPH11269538A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 誘導加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269538A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6285015B1 (en) | 1999-06-25 | 2001-09-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Induction heater with a unit for preventing generation of sparks |
KR100858263B1 (ko) * | 2001-03-30 | 2008-09-11 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 유도가열장치의 방열판 |
JP2008308729A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Nippon Steel Corp | 鋼帯の連続誘導加熱炉およびそれを用いた鋼帯の連続熱処理方法 |
JP2011258392A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Chubu Electric Power Co Inc | 防爆構造誘導加熱装置 |
CN111378819A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-07 | 湖南中科电气股份有限公司 | 一种电磁感应补热器用保护装置 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP10095406A patent/JPH11269538A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
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