JPH0141191Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0141191Y2 JPH0141191Y2 JP6047185U JP6047185U JPH0141191Y2 JP H0141191 Y2 JPH0141191 Y2 JP H0141191Y2 JP 6047185 U JP6047185 U JP 6047185U JP 6047185 U JP6047185 U JP 6047185U JP H0141191 Y2 JPH0141191 Y2 JP H0141191Y2
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- Japan
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- heat insulating
- inductor
- insulating material
- heated
- water cooling
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、連続走行する被加熱材との対向面の
断熱構造を改良した誘導加熱装置のインダクター
に関するものである。
断熱構造を改良した誘導加熱装置のインダクター
に関するものである。
一般に、鉄鋼圧延ラインにおけるスラブやホツ
トバーあるいは、ストリツプ等の被加熱材を連続
的に走行させて加熱する場合、平面加熱形の誘導
加熱装置が用いられている。
トバーあるいは、ストリツプ等の被加熱材を連続
的に走行させて加熱する場合、平面加熱形の誘導
加熱装置が用いられている。
この誘導加熱装置のインダクターは、鉄心の下
面に凹溝ゆ形成し、この凹溝に水冷コイルを巻回
し、更に表面に不定形断熱材を被覆施工して、水
冷コイルを埋設した構造となつている。この不定
形断熱材は、、水冷コイルの表面が絶縁被覆され
ているので、被加熱材からの輻射熱による絶縁劣
化を防止するために設けられている。
面に凹溝ゆ形成し、この凹溝に水冷コイルを巻回
し、更に表面に不定形断熱材を被覆施工して、水
冷コイルを埋設した構造となつている。この不定
形断熱材は、、水冷コイルの表面が絶縁被覆され
ているので、被加熱材からの輻射熱による絶縁劣
化を防止するために設けられている。
またインダクターの加熱効率は、水冷コイルと
被加熱材との距離が短かい程効率は良いが、前述
の理由から、被加熱材との対向面に不定形断熱材
を設ける必要があるため、これをなるべく薄く被
覆施工しなければならない。しかしながら不定形
断熱材は、余り薄すぎると剥離し易い上、断熱性
が低下するため、、最底面10mm程度の厚さは必要
である。
被加熱材との距離が短かい程効率は良いが、前述
の理由から、被加熱材との対向面に不定形断熱材
を設ける必要があるため、これをなるべく薄く被
覆施工しなければならない。しかしながら不定形
断熱材は、余り薄すぎると剥離し易い上、断熱性
が低下するため、、最底面10mm程度の厚さは必要
である。
また誘導加熱される被加熱材の表面温度が高い
ため、これと近接する不定形断熱材の対向面は
800℃から1200℃程度にまで加熱され、一方、内
側の水冷コイルと接触する部分は温度が低く、内
外の温度差が大きい。このため、不定形断熱材の
内部に大きな熱応力が生じて、使用中に次第にク
ラツクが発生し、遂には剥離した断熱材片が走行
する被加熱材の上に落下して、これを巻込む危険
性がある。
ため、これと近接する不定形断熱材の対向面は
800℃から1200℃程度にまで加熱され、一方、内
側の水冷コイルと接触する部分は温度が低く、内
外の温度差が大きい。このため、不定形断熱材の
内部に大きな熱応力が生じて、使用中に次第にク
ラツクが発生し、遂には剥離した断熱材片が走行
する被加熱材の上に落下して、これを巻込む危険
性がある。
このため、被加熱材との対向面にクラツクが発
生すると、定期的にこれを補修することが行なわ
れている。
生すると、定期的にこれを補修することが行なわ
れている。
しかしながら、前述の如く、800〜1200℃程度
の高温において、強力な接着性を有する断熱材
や、接着剤がないため、短期間に部分的な補修を
することができない。このため、従来はインダク
ターを加熱装置から取り外し、型枠により不定形
断熱材を流し込むか、またはコテ塗りして、全面
的に再施工しなければならなかつた。
の高温において、強力な接着性を有する断熱材
や、接着剤がないため、短期間に部分的な補修を
することができない。このため、従来はインダク
ターを加熱装置から取り外し、型枠により不定形
断熱材を流し込むか、またはコテ塗りして、全面
的に再施工しなければならなかつた。
この施工には手間がかかる上、施工後も長時間
乾燥しなければならず、長時間に亘つて操業を停
止しなければならない欠点があつた。
乾燥しなければならず、長時間に亘つて操業を停
止しなければならない欠点があつた。
本考案は、上記欠点を改善し、最も損傷し易い
対向面の補修を、断熱材の施工や、その後の乾燥
工程を省いて短時間に行なえ、操業の停止時間を
最少限に抑えた誘導加熱装置のインダクターを提
供するものである。
対向面の補修を、断熱材の施工や、その後の乾燥
工程を省いて短時間に行なえ、操業の停止時間を
最少限に抑えた誘導加熱装置のインダクターを提
供するものである。
本考案は、鉄心に水冷コイルを巻回したインダ
クター本体の表面を断熱材で被覆し、且つ被加熱
材との対向面に板状に焼成した断熱材を着脱自在
に取付けたことを特徴とするものである。
クター本体の表面を断熱材で被覆し、且つ被加熱
材との対向面に板状に焼成した断熱材を着脱自在
に取付けたことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を第１図乃至第３図を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
図において１はインダクター本体で、これは積
層した鉄心２の下面に凹溝３を形成し、この凹溝
３に水冷コイル４を巻回したものである。前記イ
ンダクター本体１の周側面および凹溝３を設けた
底面には、不定形のセラミツク性の断熱材５が被
覆され、凹溝３に巻回した水冷コイル４を一体に
埋設した構造となつている。この場合、断熱材５
の被覆施工は、型枠にインダクター本体１をセツ
トして流し込み成形するか、コテ塗りにより行な
う。もしくは板状のものをセツトする。
層した鉄心２の下面に凹溝３を形成し、この凹溝
３に水冷コイル４を巻回したものである。前記イ
ンダクター本体１の周側面および凹溝３を設けた
底面には、不定形のセラミツク性の断熱材５が被
覆され、凹溝３に巻回した水冷コイル４を一体に
埋設した構造となつている。この場合、断熱材５
の被覆施工は、型枠にインダクター本体１をセツ
トして流し込み成形するか、コテ塗りにより行な
う。もしくは板状のものをセツトする。
６は先端をＬ字状に折曲した取付金具で、ステ
ンレスなどの非磁性金属で形成され、インダクタ
ー本体１の長手方向に沿つた両側面の不定形断熱
材５中に埋設されている。７は取付金具６の片面
に、鉄心２側の不定形断熱材５との間に介在させ
たシート状のセパレーターである。
ンレスなどの非磁性金属で形成され、インダクタ
ー本体１の長手方向に沿つた両側面の不定形断熱
材５中に埋設されている。７は取付金具６の片面
に、鉄心２側の不定形断熱材５との間に介在させ
たシート状のセパレーターである。
８は、フアインラセラミツク焼結体や、フアイ
バーキヤストあるいは通常のキヤスタブル焼成品
など、予め断熱材を板状に焼成した断熱材で、走
行する被加熱材９との対向面に設けられ、その端
部側で、前記取付金具６に、非磁性材料で形成さ
れたビス１０により着脱自在に固定されている。
バーキヤストあるいは通常のキヤスタブル焼成品
など、予め断熱材を板状に焼成した断熱材で、走
行する被加熱材９との対向面に設けられ、その端
部側で、前記取付金具６に、非磁性材料で形成さ
れたビス１０により着脱自在に固定されている。
上記誘導加熱装置のインダクターは、走行する
被加熱材９の上下両面、もしくは上下両面の左右
両縁に、被加熱材９と数mm〜数10mmの隙間を設け
て配置し、水冷コイル４に高周波電流を通電する
ことにより連続的に誘導加熱するものである。
被加熱材９の上下両面、もしくは上下両面の左右
両縁に、被加熱材９と数mm〜数10mmの隙間を設け
て配置し、水冷コイル４に高周波電流を通電する
ことにより連続的に誘導加熱するものである。
上記インダクターは、連続操業中に、被加熱材
９からの輻射熱を受けて、対向面に取付けた断熱
板８が高温に加熱される。また断熱板８の内側は
不定形の断熱材５を介して水冷コイル４に接触し
ているため、大きな温度差による熱応力を生じ、
次第に表面にクラツクが生じてくる。
９からの輻射熱を受けて、対向面に取付けた断熱
板８が高温に加熱される。また断熱板８の内側は
不定形の断熱材５を介して水冷コイル４に接触し
ているため、大きな温度差による熱応力を生じ、
次第に表面にクラツクが生じてくる。
このような状態になつたときに、誘導加熱装置
の操業を停止し、ビス１０を外して、取付金具６
から断熱板８を取外して、予め板状に焼成してあ
る新たな断熱板８を取付けることにより、ワンタ
ツチで交換することができる。このため、従来の
如く、インダクターを加熱装置から取外し不定形
断熱材の型枠による流し込みや、コテ塗りなどの
補修作業およびその後の乾燥工程を省くことがで
き、操業の停止時間を最少限に抑えることができ
る。
の操業を停止し、ビス１０を外して、取付金具６
から断熱板８を取外して、予め板状に焼成してあ
る新たな断熱板８を取付けることにより、ワンタ
ツチで交換することができる。このため、従来の
如く、インダクターを加熱装置から取外し不定形
断熱材の型枠による流し込みや、コテ塗りなどの
補修作業およびその後の乾燥工程を省くことがで
き、操業の停止時間を最少限に抑えることができ
る。
また取付金具６やビス１０は非磁性の材料で形
成され、しかも水冷コイル４から離れた鉄心２の
長手方向に沿つた両端側に取付けられているの
で、水冷コイル４から発生する交番磁束による加
熱を避けて、強度を保持することができる。また
前記取付金具６と、不定形の断熱材５との熱膨張
率が異なるため、この間にシート状のセパレータ
ー７を介在させ、その膨張差を吸収することがで
きる。
成され、しかも水冷コイル４から離れた鉄心２の
長手方向に沿つた両端側に取付けられているの
で、水冷コイル４から発生する交番磁束による加
熱を避けて、強度を保持することができる。また
前記取付金具６と、不定形の断熱材５との熱膨張
率が異なるため、この間にシート状のセパレータ
ー７を介在させ、その膨張差を吸収することがで
きる。
なお、焼成の断熱板８の取付は、上記ビス１０
によらなくとも金具による引掛式など他の方式で
もよい。
によらなくとも金具による引掛式など他の方式で
もよい。
以上説明した如く、本考案によれば、大きな熱
応力を受けて、最も損傷し易い被加熱材との漸向
面に、予め板状の焼成した断熱板を着脱自在に取
付けてあるので、短時間に交換でき、操業の停止
時間を最少限に抑えた誘導加熱装置のインダクタ
ーを得ることができる。
応力を受けて、最も損傷し易い被加熱材との漸向
面に、予め板状の焼成した断熱板を着脱自在に取
付けてあるので、短時間に交換でき、操業の停止
時間を最少限に抑えた誘導加熱装置のインダクタ
ーを得ることができる。
第１図乃至第３図は本考案の一実施例による誘
導加熱装置のインダクターを示すもので、第１図
はインダクターの縦断正面図、第２図は第１図の
Ａ部を示す拡大正面図、第３図は第１図のインダ
クターの縦断側面図である。 １……インダクター本体、２……鉄心、３……
凹溝、４……水冷コイル、５……断熱材、６……
取付金具、８……断熱板、９……被加熱材。
導加熱装置のインダクターを示すもので、第１図
はインダクターの縦断正面図、第２図は第１図の
Ａ部を示す拡大正面図、第３図は第１図のインダ
クターの縦断側面図である。 １……インダクター本体、２……鉄心、３……
凹溝、４……水冷コイル、５……断熱材、６……
取付金具、８……断熱板、９……被加熱材。
Claims (1)
- 鉄心に水冷コイルを巻回したインダクター本体
の表面を断熱材で被覆し、且つ被加熱材との対向
面に、断熱材を板状に焼成した断熱板を着脱自在
に取付けたことを特徴とする誘導加熱装置のイン
ダクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6047185U JPH0141191Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6047185U JPH0141191Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61176796U JPS61176796U (ja) | 1986-11-04 |
| JPH0141191Y2 true JPH0141191Y2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=30587850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6047185U Expired JPH0141191Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0141191Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0719119Y2 (ja) * | 1990-02-14 | 1995-05-01 | 三友工業株式会社 | 金型予熱装置 |
-
1985
- 1985-04-23 JP JP6047185U patent/JPH0141191Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61176796U (ja) | 1986-11-04 |
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