JPH11268590A - パーシェルボード - Google Patents

パーシェルボード

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JPH11268590A
JPH11268590A JP9251798A JP9251798A JPH11268590A JP H11268590 A JPH11268590 A JP H11268590A JP 9251798 A JP9251798 A JP 9251798A JP 9251798 A JP9251798 A JP 9251798A JP H11268590 A JPH11268590 A JP H11268590A
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JP
Japan
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rear end
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edge
board
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JP9251798A
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Hiroshi Murakami
寛 村上
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉時に支障を来すこと無く、大きな幅寸法
を設定できる。 【解決手段】 ラゲッジサイドトリム3のサイド棚部4
に支持されるパーシェルボード1を、硬質な板状の芯材
11と、芯材11を覆う折曲可能な軟質の表皮材12と
により構成し、車幅方向に延在する山折り部13と谷折
り部14を後縁15より順に設定する。芯材11を、後
縁15から山折り部13までを形成する後端部構成部材
19と、山折り部13から谷折り部14までを形成する
中間部構成部材20と、谷折り部14より前方側を形成
する前方部構成部材21とに分割し、山折り部13が上
方へ変位され、後端部構成部材19と中間部構成部材2
0が起立された山折り状態を形成可能に構成する。後端
部構成部材19の前方縁32、及び中間部構成部材20
の後方縁34における両角部に、前縁側及び後縁側切欠
部41,42を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両後部に形成さ
れた荷室空間を隠蔽するパーシェルボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両後部に形成された荷室は、図
6に示すように、パーシェルボード101により隠蔽さ
れている。
【0003】このパーシェルボード101は、板状の芯
材111と、該芯材111を覆う折曲可能な表皮材11
2とにより形成されている。前記芯材111は、車体前
方側を形成する前方構成部材113と、車体後方側の蓋
部114を形成する後方構成部材115とに分割されて
おり、前記前方構成部材113と前記後方構成部材11
5との間には、前記表皮材112のみからなる折り曲げ
可能なヒンジ部116が形成されている。
【0004】これにより、前記ヒンジ部116を中心
に、前記蓋部114を開閉できるように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
ーシェルボード101にあっては、蓋部114を開方向
へ持ち上げる際に、バックピラー121やバックドア開
口部122の縁123と干渉しないように、前記蓋部1
14における幅寸法を、前記バックドア開口部122の
開口幅より小さく設定しなければならなかった。する
と、前記蓋部114とラゲッジサイドトリム124との
間隙が大きくなるため、この間隙を隠蔽するとともに、
前記蓋部114の側部を裏面より支持するためのサイド
棚部125を幅広にしなければならなかった。
【0006】これにより、荷室が狭くなり、荷物の出し
入れの邪魔になるといった問題点が生じる。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、開閉時に支障を来すこと無く、大
きな幅寸法を設定することができるパーシェルボードを
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のパーシェルボードにあっては、芯材と該芯材
を覆う折曲可能な表皮材とからなり、前記芯材がサイド
トリムに設けられた車体前後方向に延在するサイド棚部
に支持されるパーシェルボードにおいて、車幅方向に延
在する山折り部及び谷折り部を後縁より順に離間して設
定し、前記芯材を、後縁から前記山折り部までの後端部
領域を形成する後端部構成部材と、前記山折り部から前
記谷折り部までの中間部領域を形成する中間部構成部材
と、前記谷折り部より前方側の前方領域を形成する前方
部構成部材とに分割するとともに、前記山折り部を上方
へ変位させ、前記後端部構成部材と前記中間部構成部材
とが起立された山折り状態を形成可能に構成する一方、
前記後端部構成部材の車体前方側の前方縁における両角
部、及び前記中間部構成部材の車体後方側の後方縁にお
ける両角部に切り欠きを設けた。
【0009】すなわち、このパーシェルボードに隠蔽さ
れた荷室を開放する際には、車幅方向に延在する山折り
部が上方へ変位されるとともに、芯材が分割されてなる
後端部構成部材と中間部構成部材とが起立され、山折り
状態が形成される。このとき、起立された状態で上方に
位置する前記後端部構成部材の両角部、及び前記中間部
構成部材の両角部には、切り欠きが設けられており、各
角部における表皮材の折曲が許容される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるパー
シェルボード1を示す図である。該パーシェルボード1
は、車両の後部室2を上下に隔成するとともに、該後部
室2の下部に形成された荷室空間を隠蔽するものであ
り、図2に示すように、前記後部室2の側壁を形成する
ラゲッジサイドトリム3に突出形成された車体前後方向
に延在するサイド棚部4に支持されている。
【0011】このパーシェルボード1は、図1及び図3
にも示すように、硬質な板状の芯材11と、該芯材11
を覆う折曲可能な軟質の表皮材12とからなり、車幅方
向に延在する山折り部13と谷折り部14とが、車体後
方R側の後縁15より間隔をおいて順に設定されてい
る。これにより、前記パーシェルボード1は、後縁15
から前記山折り部13までの後端部領域16と、前記山
折り部13から前記谷折り部14までの中間部領域17
と、前記谷折り部14より前方側の前方領域18とに区
画されており、前記芯材11は、前記後端部領域16を
形成する後端部構成部材19と、前記中間部領域17を
形成する中間部構成部材20と、前記前方領域18を形
成する前方部構成部材21とに分割されている。
【0012】前記芯材11を構成する前記各構成部材1
9〜21は、図4にも示すように、互いに離間して配設
されており、表面側に設けられた前記表皮材12により
連結されている。これにより、前記後端部構成部材19
と前記中間部構成部材20との間に設定された前記山折
り部13は、前記表皮材12のみからなる折り曲げ可能
な第1ヒンジ部31が、前記後端部構成部材19の前方
縁32に沿って形成されているとともに、第2のヒンジ
部33が、前記中間部構成部材20の後方縁34に沿っ
て形成されている。また、前記中間部構成部材20と前
記前方部構成部材21との間に設定された前記谷折り部
14には、前記表皮材12のみからなる折り曲げ可能な
第3ヒンジ部35が、前記両構成部材20,21の中央
部に沿って形成されている。
【0013】前記後端部構成部材19と前記中間部構成
部材20との間の間隙寸法は、両構成部材19,20を
重ね合わせた際の厚み寸法以上に設定されており、図4
にて一点鎖線で示したように、前記山折り部13を上方
へ変位させ、前記後端部構成部材19と前記中間部構成
部材20とが起立された山折り状態を形成可能に構成さ
れている。また、図4にて二点鎖線で示すように、両構
成部材19,20の裏面を対向させて重ね合わせ、前記
前方部構成部材21上に重ね合わせた重合状態を形成可
能に構成されている。
【0014】また、前記後端部構成部材19の車体前方
F側の前方縁32における左右の角部は、斜めに切り欠
かれており、両角には、図3に示したように、前縁側切
欠部41が形成されている。また、前記中間部構成部材
20の車体後方R側の後方縁34における左右の角部
も、斜めに切り欠かれており、両角には、後縁側切欠部
42が形成されている(一方のみ図示)。
【0015】そして、前記ラゲッジサイドトリム3に形
成された前記サイド棚部4の後端部には、図2及び図3
に示したように、当該サイド棚部4に載置される前記後
端部構成部材19が下方に倒れることによるパーシェル
ボード1のずれを防止するファスナーあるいはマグネッ
トからなる滑り止め51が設けられている。
【0016】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、パーシェルボード1に隠蔽された荷室を開放する際
には、該パーシェルボード1の後縁15を、前方Fへ向
けて付勢する。すると、車幅方向に延在する山折り部1
3が上方へ変位され、図4中に一点鎖線で示したよう
に、パーシェルボード1の芯材11を構成する後端部構
成部材19と中間部構成部材20とが起立された山折り
状態が形成される。これにより、前記パーシェルボード
1の後縁15、すなわち、前記後端部構成部材19の車
体後方側の後縁を上動させることなく、開放動作を行う
ことができるので、バックドア開口部61の縁62と干
渉を防止することができる。
【0017】また、起立された状態で上方に位置する前
記後端部構成部材19の前方縁32における両角部、及
び前記中間部構成部材20の後方縁34における両角部
は、切り欠かれ、前縁側及び後縁側切欠部41,42が
形成されているので、各角部における表皮材12の折曲
が許容される。このため、図5に示したように、前記各
角部における表皮材12を屈曲させることにより、上方
へ向かうに従って車体中央部側へ傾斜したバックピラー
部分の内張を形成する前記ラゲッジサイドトリム3への
干渉を防止することができる。
【0018】したがって、パーシェルボード1における
車幅方向の幅寸法を広げることができ、ラゲッジサイド
トリム3との間隙を減少させることができるので、外観
品質を向上させることができる。これに伴い、当該パー
シェルボート1を支持するサイド棚部4の幅を狭くする
ことができるので、サイド棚部4が中央部へ向けて大き
く張り出した従来と比較して、荷室空間を広げることが
でき、荷室の有効活用を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパーシェル
ボードあっては、該パーシェルボードに隠蔽された荷室
を開放する際には、車幅方向に延在する山折り部を上方
へ変位させることによって、芯材が分割されてなる後端
部構成部材と中間部構成部材とを起立させ、山折り状態
を形成することができる。これにより、パーシェルボー
ドの後縁、すなわち、前記後端部構成部材の車体後方側
の後縁を上動させることなく、開放動作を行うことがで
きるので、バックドア開口部の縁と干渉を防止すること
ができる。
【0020】また、起立された状態で上方に位置する前
記後端部構成部材の両角部、及び前記中間部構成部材の
両角部には、切り欠きが設けられており、各角部におけ
る表皮材の折曲が許容されるので、前記各角部における
表皮材を屈曲させることにより、上方へ向かうに従って
車体中央部側へ傾斜したバックピラーへの干渉を防止す
ることができる。よって、車幅方向の寸法を広げること
ができ、サイドトリムとの間隙を減少させることができ
るので、外観品質を向上させることができる。これに伴
い、当該パーシェルボートを支持するサイド棚部の幅を
狭くすることができるので、サイド棚部が中央部へ向け
て大きく張り出した従来と比較して、荷室を広げること
ができ、荷室の有効活用を図ることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】同実施の形態におけるパーシェルボードを取り
外した状態を示す要部の斜視図である。
【図3】同実施の形態におけるパーシェルボードを示す
要部の平面図である。
【図4】図2のSA−SA断面図である。
【図5】図4のSC−SC断面図である。
【図6】従来のパーシェルボードを示す要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 パーシェルボード 4 サイド棚部 11 芯材 12 表皮材 13 山折り部 14 谷折り部 16 後端部領域 17 中間部領域 18 前方領域 19 後端部構成部材 20 中間部構成部材 21 前方部構成部材 41 前縁側切欠部 42 後縁側切欠部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と該芯材を覆う折曲可能な表皮材と
    からなり、前記芯材がサイドトリムに設けられた車体前
    後方向に延在するサイド棚部に支持されるパーシェルボ
    ードにおいて、 車幅方向に延在する山折り部及び谷折り部を後縁より順
    に離間して設定し、前記芯材を、後縁から前記山折り部
    までの後端部領域を形成する後端部構成部材と、前記山
    折り部から前記谷折り部までの中間部領域を形成する中
    間部構成部材と、前記谷折り部より前方側の前方領域を
    形成する前方部構成部材とに分割するとともに、前記山
    折り部を上方へ変位させ、前記後端部構成部材と前記中
    間部構成部材とが起立された山折り状態を形成可能に構
    成する一方、 前記後端部構成部材の車体前方側の前方縁における両角
    部、及び前記中間部構成部材の車体後方側の後方縁にお
    ける両角部に切り欠きを設けたことを特徴とするパーシ
    ェルボード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150003A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Mazda Motor Corp 自動車の後部荷室構造
CN111361486A (zh) * 2020-04-30 2020-07-03 重庆长安汽车股份有限公司 盖板可折叠隐藏式功能件

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