JPH1126824A - 超電導量子干渉素子 - Google Patents

超電導量子干渉素子

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JPH1126824A
JPH1126824A JP9179894A JP17989497A JPH1126824A JP H1126824 A JPH1126824 A JP H1126824A JP 9179894 A JP9179894 A JP 9179894A JP 17989497 A JP17989497 A JP 17989497A JP H1126824 A JPH1126824 A JP H1126824A
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JP
Japan
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squid
detection coil
current
electrode
main body
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JP9179894A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hisagai
裕一 久貝
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い測定の信頼性で正常に動作可能なSQU
IDを提供すること。 【解決手段】 SQUID本体24のジョセフソン接合
部22a,bで挟まれた一側部分で検出コイル20が直
接結合されたSQUID10はSQUID本体24にバ
イアス電流を流す第1及び第2の電流用電極27a,
b;出力電圧を取り出す第1及び第2の電圧用電極29
a,b;第1の電流用及び電圧用電極27a,29aを
SQUID本体24の一側部分で接続する第1の導体部
26;並びに第2の電流用及び電圧用電極27b,29
bをSQUID本体24の他側部分で接続する第2の導
体部32を備え、第1の導体部26一端部が一側部分の
中心でSQUID本体24と接続し、第1の電流用及び
電圧用電極27a,29aが検出コイル20外側に設け
られた第1の導体部26他端部と接続し、第1の導体部
26と検出コイル20とが接続して交差し、量子干渉効
果が明瞭に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小な磁場等を検
出するために用いられる超電導量子干渉素子(Supercond
ucting Quantum Interference Device;以下「SQUI
D」という)に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導体は電磁気的に種々の特異的な性
質を有しているため、その用途は多岐にわたっている。
特に、エレクトロニクスの分野では、超電導体は、微小
な磁場等を検出することができるSQUIDという形で
広く用いられている。SQUIDは、ジョセフソン接合
部が超電導体に介設されたSQUID本体を備え、超電
導状態において量子化された磁束を、巨視的な量子力学
的干渉効果として観測することができるようになってい
る。
【0003】しかし、典型的なSQUID本体は薄膜状
に形成され、数10pH〜100pH程度のインダクタ
ンスを有しており、また、その面積は0.01mm2
度と小さい。このため、SQUID本体単体では磁束を
高い感度で検出することができないので、SQUIDに
は、検出コイルを有する磁気結合回路部が付加され、S
QUID本体に磁束信号を効率よく伝達することができ
るよう図っている。
【0004】磁気結合回路部の性能は、検出コイルで検
出した磁束に対してSQUID本体に磁束信号が伝達さ
れる程度によって決まるが、その性能を向上させるた
め、検出コイルの大面積化を図った薄膜トランス形、マ
ルチループ形の磁気結合回路部が従来から開示されてい
る。
【0005】薄膜トランス形では、大面積化が可能な検
出コイルが、入力コイルを介してSQUID本体と磁気
的に結合している。マルチループ形では、検出コイルを
並列に接続することにより、検出面積を大きくすること
ができるようになっている。しかし、薄膜トランス型又
はマルチループ型のSQUIDを作製するとき、超電導
体、絶縁体及び超電導体の順で構成される多層構造を形
成するため、多くの工程が必要とされる。
【0006】これらに対して、直接結合形と呼ばれてい
る磁気結合回路を有するSQUIDが、アプライド・フ
ィジックス・レター(Appl.Phys.Lett.),63(1
6),2271頁(1993年)、アプライド・フィジ
ックス・レター,67(5),709頁(1995
年)、及びアプライド・フィジックス・レター,65
(26),3380頁(1994年)に開示されてい
る。図3及び図4を参照すると、SQUID60,80
に備えられた直接結合形の磁気結合回路は、薄膜トラン
ス形のような入力コイルを介することなく、検出コイル
62がSQUID本体64と磁気的に直接結合してい
る。直接結合形では、SQUID本体64に磁束信号が
伝達される程度は低いものの、その磁気結合回路部を一
回の成膜プロセスでSQUID本体64とが同時に作製
されることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したSQUI
D60を詳細に述べると、検出コイル62とSQUID
本体64が形成された基板上66には、導体部68,7
0が形成され、それらの一端部がそれぞれSQUID本
体64と接続し、それらの他端部はそれぞれ分岐してい
る。導体部68の分岐した一方の他端部及び導体部70
の分岐した一方の他端部には、SQUID本体60にバ
イアス電流を流すための電流用電極部69a,69bが
一体的に接続されている。また、導体部68の分岐した
他方の他端部及び導体部70の分岐した他方の他端部に
は、被測定磁束に応じた出力電圧を取り出すための電圧
用電極部71a,71bが一体的に接続されている。こ
のような電流用電極部69a,69b及び電圧用電極部
71a,71b上のそれぞれには、ボンディングパッド
72a,72b,74a,74bが形成されている。基
板66は、周縁部にボンディングパッド36a,36
b,38a,38bが設けられたチップキャリア12上
に載置されている。そして、基板62上のボンディング
パッド72a,72b,74a,74bが、チップキャ
リア12上のボンディングパッド36a,36b,38
a,38bに、電気伝導性に優れたリード線76a,7
6b,78a,78bを介して接続されている。これに
より、SQUID60が外部と電気的に接続されて、S
QUID本体24にバイアス電流を流したり、SQUI
D本体24で発生した電圧を取り出すことができる。
【0008】しかし、かかる場合、ボンディングパッド
72a,72bは、検出コイル62の内側にあるため、
リード線76a,76bは検出コイル62をまたぐこと
となる。このため、リード線76a,76bが上方から
力を受けた場合、例えば、モールド装置により、SQU
ID60がパッケージ内に密封され外部雰囲気から遮断
される場合、リード線76a,76bが検出コイル62
と接触することがあり、SQUID60の正常な動作の
妨げとなるおそれがある。
【0009】また、図4に示されるSQUID80で
は、導体部70が検出コイル62の外縁部に接続され、
ボンディングパッド72a,72bが検出コイル62の
外側に配置されている。このため、電流が検出コイル6
2を通ってSQUID本体64に流れるようになる。
【0010】しかし、図示のように、導体部70の接続
位置がSQUID本体64に対して非対称であるため、
ジョセフソン接合部22a,22bに流れる電流も非対
称となる。したがって、量子干渉効果が複雑になって、
量子干渉効果を明瞭に観測することができず、測定の信
頼性が欠ける。
【0011】そこで、本発明は、高い測定の信頼性をも
って正常に動作可能なSQUIDを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のSQUIDは、
上記課題を解決するためになされたもので、基体と、被
測定磁束を検出するための検出コイルと、2つのジョセ
フソン接合部が介設され、ジョセフソン接合部により挟
まれた一側の部分で検出コイルと直接結合されるSQU
ID本体と、SQUID本体にバイアス電流を流すため
の第1の電流用電極及び第2の電流用電極と、被測定磁
束に応じた出力電圧を取り出すための第1の電圧用電極
及び第2の電圧用電極と、第1の電流用電極及び第1の
電圧用電極を、SQUID本体の一側の部分で接続する
ための第1の導体部と、第2の電流用電極及び第2の電
圧用電極を、SQUID本体の他側の部分で接続するた
めの第2の導体部とを備えるSQUIDにおいて、検出
コイル、SQUID本体、第1及び第2の電流用電極、
第1及び第2の電圧用電極、並びに第1及び第2の導体
部が、基体上に超電導膜により形成されており、第1の
導体部の一端部が、一側の部分の中心でSQUID本体
と接続し、検出コイルの外側に設けられた第1の電流用
電極及び第1の電圧用電極が、第1の導体の他端部と接
続し、第1の導体部と検出コイルとが接続して交差して
いることを特徴としている。
【0013】このような構成では、第1の電流用電極部
及び第1の電圧用電極部が、検出コイルの外側にあるの
で、上記のように、リード線が検出コイルをまたぐ必要
はなく、SQUIDの正常な動作が確保される。さら
に、第1の導体部からSQUID本体に流れる電流を対
称的にすることができる。このため、ジョセフソン接合
部を通る電流を等しくすることができ、第1の電圧用電
極と第2の電圧用電極との間の電圧により検出される量
子干渉効果は明瞭に現れ、測定の信頼性が向上する。
【0014】また、検出コイルに流れるバイアス電流は
少ないが、対称に流れるように、検出コイル、SQUI
D本体及び第1の導体が、それぞれ、基体上の所定の軸
線について対称に配置されていることが望ましい。
【0015】また、検出コイルが複数設けられ、互いに
並列に接続されていることを特徴としてもよい。これに
よって、単一の検出コイルに比べて、並列接続の検出コ
イルを通ってSQUID本体に伝達される磁束信号が増
す傾向にある。
【0016】また、基体が段部を有する基板であり、ジ
ョセフソン接合部が段部に形成されるようにSQUID
が設けられていることを特徴としもよい。
【0017】これによって、SQUID本体及び検出コ
イルが同時に形成される場合に、ジョセフソン接合部が
同時に形成されるので、SQUIDの歩留まりが高ま
り、素子の信頼性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同
一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
【0019】図1は、本発明のSQUIDの実施形態を
示した斜視図である。このSQUID10は、いわゆる
直流SQUID(dc−SQUID)と呼ばれるもので
あって、チップキャリア12上に載置された基板(基
体)14上に超電導薄膜により形成されている。基板1
4は段部16を有しており、その上段面18には、被測
定磁束を検出して磁束信号へ変換する薄膜状の検出コイ
ル20が矩形状に形成されている。
【0020】また、基板14上には、薄膜状の超電導体
を介して2つのジョセフソン接合22a,22bが設け
られた環状のSQUID本体24が形成されている。よ
り詳細に述べると、このSQUID本体24は、段部1
6を介して超電導体が接続されることにより形成されて
いる。これにより、段部16上の超電導体には、結晶粒
界を利用した弱結合が形成されて、ジョセフソン接合2
2a,22bとして機能する。さらに、SQUID本体
24は、ジョセフソン接合部22a,22bにより挟ま
れた上段面18上の一側の部分で検出コイル20に直接
結合されている。これにより、本実施形態のSQUID
10は、いわゆる直接結合型の磁気結合回路部を有する
SQUIDとなっている。
【0021】さらに、本実施形態では、上段面18上の
SQUID本体24の一側の部分で、第1の導体部26
の一端部が接続されている。また、その他端部は検出コ
イル20の外側で分岐して設けられ、第1の導体部26
と検出コイル20とが接続して交差するようになる。一
方、下段面30上のSQUID本体24の他側の部分で
は、第2の導体部32の一端部が接続されている。ま
た、その他端部も分岐して設けられている。
【0022】第1の導体部26の分岐した一方の他端部
及び第2の導体部32の分岐した一方の他端部には、S
QUID本体24にバイアス電流を流すための電流用電
極部27a,27bが一体的に接続されている。また、
第1の導体部26の分岐した他方の他端部及び第2の導
体部32の分岐した他方の他端部には、被測定磁束に応
じた出力電圧を取り出すための電圧用電極部29a,2
9bが一体的に接続されている。このような電流用電極
部27a,27b及び電圧用電極部29a,29b上の
それぞれには、ボンディングパッド28a,28b,3
4a,34bが形成されている。
【0023】このような構成において、上段面18及び
下段面30のボンディングパッド28a,28b,34
a,34bは、チップキャリア12上に形成されたボン
ディングパッド36a,36b,38a,38bに、金
やアルミニウムのような電気伝導性に優れたリード線4
0a,40b,42a,42bを介して接続され、外部
との電気的な接続が可能となるが、上述したように、ボ
ンディングパッド28a,28bは、検出コイル20及
びSQUID本体24の外部に配置されている。したが
って、リード線40a,40bは、検出コイル20及び
SQUID本体24と電気的に接触することはないた
め、SQUID10の正常な動作が確保される。
【0024】本実施形態をより詳細に述べると、検出コ
イル20、SQUID本体24及び第1の導体部26
が、基板14上の所定の軸線Aに対して対称に接続され
ている。かかる場合、第1の導体部26の一端部が、S
QUID本体の一側の部分の中心で接続することとな
る。この結果、直流の定電流源を用いて、ボンディング
パッド36a,38a間に最大電流値以上のバイアス電
流を、ジョセフソン接合部22a,22bに均等に流す
ことができる。
【0025】つぎに、このSQUIDの作製方法につい
て説明するが、本発明のSQUIDはこれに限定されな
いことはいうまでもない。
【0026】まず、一辺が20mmである正方形のチタ
ン酸ストロンチウム(SrTiO3)基板を用意する。
つぎに、フォトリソグラフィの技術を用いて基板上に所
望のマスクパターンを形成する。この状態で、アルゴン
等のような不活性ガスを導入してプラズマを発生させる
ことができるイオン源を備えたイオンビームエッチング
装置内に、基板を配置する。その後、イオン源から不活
性ガスイオンを引き出して、基板のエッチング(イオン
ミリング)を所定時間行い、0.15μmの段差を形成
する。
【0027】つぎに、レーザ蒸着法を用いて、上記の段
差を形成した基板上にHoBa2Cu37-xからなる超
電導薄膜を形成する。なお、この超電導薄膜は、上記材
料にからなるものに限定されず、YBa2Cu37-x
他の希土類系酸化物超電導体、ビスマス(Bi)系又は
タリウム(Tl)系酸化物超電導体からなるものであっ
てもよい。その後、この超電導薄膜を、フォトリソグラ
フィの技術を用いて所望のマスクパターンを形成する。
つぎに、上述したイオンビームエッチング装置を用い
て、超電導薄膜のエッチングを行うと、図1に示される
ような、検出コイル、SQUID本体、第1及び第2の
導体部、第1及び第2の電流用電極並びに第1及び第2
の電圧用電極を、1回の超電導薄膜成膜工程で同時に形
成することができる。
【0028】その後、金又は銀の蒸着によりボンディン
グパッドを形成し、この基板を例えばガラスエポキシか
らなるチップキャリアに配置して、ワイヤボンディング
装置(図示せず)によるリード線の接続を行い、本実施
形態のSQUIDを得ることができる。
【0029】本発明のSQUIDは上記第1実施形態に
限定されない。図2は、本発明のSQUIDの第2実施
形態を概略的に示す上面図である。このSQUID50
は、検出コイル20a〜20cが基板14上に並列に複
数配置されている点以外は、上記第1実施形態と基本的
に同じである。このように、検出コイル20a〜20c
が並列に複数配置されていることにより、第1実施形態
のコイル20に比べ、検出コイルで検出した磁束に対し
てSQUID本体24に磁束信号が効率よく伝達され
る。したがって、第1実施形態の検出コイル20に比べ
て、磁束の検出感度が高まる傾向にある。
【0030】以上、好適な実施形態に従って本発明のS
QUIDを説明したが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。SQUID本体にバイアス電流を対称的に
流すことができるものであれば、それらの形状は、上記
のような矩形状のものに限定されない。
【0031】また、ジョセフソン接合部は、本発明の趣
旨を逸脱しない限り、上記に限定されない。例えば、そ
れは、いわゆるバイクリスタル基板型の人工結晶粒界、
バイエピタキシャル型の人工結晶粒界又はランプエッジ
型の人工結晶粒界により形成されてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明のSQUIDによれば、リード線
が検出コイルと接触することなく、検出コイルの外側か
ら、SQUID本体に対称に電流が流れる。したがっ
て、SQUIDの正常な動作が確保される。また、両ジ
ョセフソン接合部に流れる電流を等しくすることができ
るので、量子干渉効果は明瞭に現れ、測定の信頼性が向
上する。
【0033】また、検出コイル、SQUID本体及び第
1の導体が、それぞれ、基体上の軸線と対称に配置され
ていることにより、分岐して検出コイル20に流れるバ
イアス電流は均等になるので、測定の信頼性はさらに向
上する。
【0034】また、検出コイルが互いに並列に接続して
複数設けられていることによって、検出コイルで検出し
た磁束に対してSQUID本体に磁束信号が効率よく伝
達されるようになる。したがって、単一の検出コイルに
比べて、磁束の検出感度が高まる傾向にある。
【0035】また、基体が段部を有する基板であり、ジ
ョセフソン接合部が段部に形成されるようにSQUID
本体が設けられていることが望ましい。これにより、S
QUID本体及び検出コイルが同時に形成される場合
に、ジョセフソン接合部も同時に形成されるので、SQ
UIDの歩留まりが高まり、素子の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSQUIDの一実施形態を概略的に示
す斜視図である。
【図2】本発明のSQUIDの他の実施形態を概略的に
示す上面図である。
【図3】SQUID本体の内側にボンディングパッドが
設けられている従来の直接結合形のSQUIDを示す概
略斜視図である。
【図4】検出コイルを通ってSQUID本体に流れる電
流が非対称になっている従来の直接結合形のSQUID
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10,50…SQUID、12…チップキャリア、14
…基板、16…段部、18…上段面、20,20a〜2
0c…検出コイル、22a,22b…ジョセフソン接合
部、24…SQUID本体、26…第1の導体部、27
a,27b…電流用電極、28a,28b,34a,3
4b,36a,36b,38a,38b…ボンディング
パッド、29a,29b…電圧用電極、30…下段面、
32…第2の導体部、40a,40b,42a,42b
…リード線、A…軸線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、 被測定磁束を検出するための検出コイルと、 2つのジョセフソン接合部が介設され、前記ジョセフソ
    ン接合部により挟まれた一側の部分で前記検出コイルと
    直接結合される超電導量子干渉素子本体と、 前記超電導量子干渉素子本体にバイアス電流を流すため
    の第1の電流用電極及び第2の電流用電極と、 被測定磁束に応じた出力電圧を取り出すための第1の電
    圧用電極及び第2の電圧用電極と、 前記第1の電流用電極及び前記第1の電圧用電極を、前
    記超電導量子干渉素子本体の前記一側の部分で接続する
    ための第1の導体部と、 前記第2の電流用電極及び前記第2の電圧用電極を、前
    記超電導量子干渉素子本体の他側の部分で接続するため
    の第2の導体部と、を備える超電導量子干渉素子におい
    て、 前記検出コイル、前記超電導量子干渉素子本体、前記第
    1及び第2の電流用電極、前記第1及び前記第2の電圧
    用電極、並びに前記第1及び第2の導体部が、前記基体
    上に超電導膜により形成されており、 前記第1の導体部の一端部が、前記一側の部分の中心で
    前記超電導量子干渉素子本体と接続し、 前記検出コイルの外側に設けられた前記第1の電流用電
    極及び前記第1の電圧用電極が、前記第1の導体の他端
    部と接続し、 前記第1の導体部と前記検出コイルとが接続して交差し
    ている、ことを特徴とする超電導量子干渉素子。
  2. 【請求項2】 前記検出コイル、前記超電導量子干渉素
    子本体及び前記第1の導体が、それぞれ、前記基体上の
    所定の軸線について対称に配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の超電導量子干渉素子。
  3. 【請求項3】 前記検出コイルが複数設けられ、互いに
    並列に接続していることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の超電導量子干渉素子。
  4. 【請求項4】 前記基体が段部を有する基板であり、前
    記ジョセフソン接合部が前記段部に形成されるように前
    記超電導量子干渉素子本体が設けられていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の超電導量子
    干渉素子。
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