JPH05297093A - 磁気センサ - Google Patents
磁気センサInfo
- Publication number
- JPH05297093A JPH05297093A JP4126861A JP12686192A JPH05297093A JP H05297093 A JPH05297093 A JP H05297093A JP 4126861 A JP4126861 A JP 4126861A JP 12686192 A JP12686192 A JP 12686192A JP H05297093 A JPH05297093 A JP H05297093A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 可撓性基板5上に成膜された酸化物超電導薄
膜で構成されたプレーナ型DC−SQUID1と、磁束
トランス2とを備える磁気センサ。磁束トランス2のピ
ックアップコイル4を任意の方向に向けることが可能で
ある。 【効果】 磁束トランス2のピックアップコイル4の中
心軸をプレーナ型SQUID1の主たる面に対し、垂直
でない角度できるので、被測定磁場の磁束がプレーナ型
SQUID1に垂直に入射せず、プレーナ型SQUID
1のジョセフソン接合のトンネル電流に悪影響を与えな
い。従って、発生電圧が向上し、実質的に高感度にな
る。
膜で構成されたプレーナ型DC−SQUID1と、磁束
トランス2とを備える磁気センサ。磁束トランス2のピ
ックアップコイル4を任意の方向に向けることが可能で
ある。 【効果】 磁束トランス2のピックアップコイル4の中
心軸をプレーナ型SQUID1の主たる面に対し、垂直
でない角度できるので、被測定磁場の磁束がプレーナ型
SQUID1に垂直に入射せず、プレーナ型SQUID
1のジョセフソン接合のトンネル電流に悪影響を与えな
い。従って、発生電圧が向上し、実質的に高感度にな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気センサに関する。
より詳細には、本発明は、酸化物超電導体を使用したS
QUIDを備える感度が高い磁気センサに関する。
より詳細には、本発明は、酸化物超電導体を使用したS
QUIDを備える感度が高い磁気センサに関する。
【0002】
【従来の技術】SQUIDは、ジョセフソン素子を利用
した超高感度磁気センサであり、磁束量子Φ0(h/2
e)以下のきわめて微小な磁束を電圧に変換して測定す
ることができる。SQUIDは、超電導リングに1個ま
たは2個のジョセフソン接合を挿入した構成であり、そ
れぞれRF−SQUID、DC−SQUIDと呼ばれて
いる。一般に、SQUIDは超電導磁束トランスと組み
合わせて使用される。図2に超電導磁束トランスと組み
合わせたSQUIDの概念図を示す。
した超高感度磁気センサであり、磁束量子Φ0(h/2
e)以下のきわめて微小な磁束を電圧に変換して測定す
ることができる。SQUIDは、超電導リングに1個ま
たは2個のジョセフソン接合を挿入した構成であり、そ
れぞれRF−SQUID、DC−SQUIDと呼ばれて
いる。一般に、SQUIDは超電導磁束トランスと組み
合わせて使用される。図2に超電導磁束トランスと組み
合わせたSQUIDの概念図を示す。
【0003】図2において、SQUID1は、SQUI
D1と結合された入力コイル3を備える磁束トランス2
と組み合わされている。磁束トランス2のピックアップ
コイル4に垂直な磁束Bが加えられると、磁束トランス
2内の磁束を0に保つために磁束トランス2にループ電
流が発生し、入力コイル3を介してSQUID1に磁束
が結合する。
D1と結合された入力コイル3を備える磁束トランス2
と組み合わされている。磁束トランス2のピックアップ
コイル4に垂直な磁束Bが加えられると、磁束トランス
2内の磁束を0に保つために磁束トランス2にループ電
流が発生し、入力コイル3を介してSQUID1に磁束
が結合する。
【0004】図3に、酸化物超電導体を使用したプレー
ナ形DC−SQUIDの概念図を示す。図3のSQUI
Dは、中心にホール部11を有する矩形の酸化物超電導薄
膜で構成されたワッシャ部10と、ワッシャ部10からほぼ
水平に突出したやはり酸化物超電導薄膜で構成された接
続部14および15と、接続部14および15の間からホール部
11に達するスリットと、接続部14および15を結合し、両
端にジョセフソン接合12および13を有する超電導電極17
とを具備する。磁束トランスと組み合わせた磁気センサ
を構成する場合には、ワッシャ部10上に磁束トランスの
入力コイルを配置する。
ナ形DC−SQUIDの概念図を示す。図3のSQUI
Dは、中心にホール部11を有する矩形の酸化物超電導薄
膜で構成されたワッシャ部10と、ワッシャ部10からほぼ
水平に突出したやはり酸化物超電導薄膜で構成された接
続部14および15と、接続部14および15の間からホール部
11に達するスリットと、接続部14および15を結合し、両
端にジョセフソン接合12および13を有する超電導電極17
とを具備する。磁束トランスと組み合わせた磁気センサ
を構成する場合には、ワッシャ部10上に磁束トランスの
入力コイルを配置する。
【0005】酸化物超電導体を使用したSQUIDの場
合には、ジョセフソン接合12および13に作製が容易な弱
結合型の接合を使用することが多い。図4に酸化物超電
導体による弱結合型ジョセフソン接合の一例の断面図を
示す。図4の弱結合型ジョセフソン接合は、段差46を有
する基板45上に成膜された酸化物超電導薄膜40で構成さ
れている。酸化物超電導薄膜40の段差46上の部分は結晶
粒界43になっており、その両側の部分41、42はそれぞれ
単結晶の酸化物超電導体結晶で構成されている。上記の
酸化物超電導薄膜においては、単結晶の部分41、42は、
結晶粒界43を障壁とした弱結合型のジョセフソン接合を
構成している。このジョセフソン接合においては、トン
ネル電流はほぼ水平に流れる。
合には、ジョセフソン接合12および13に作製が容易な弱
結合型の接合を使用することが多い。図4に酸化物超電
導体による弱結合型ジョセフソン接合の一例の断面図を
示す。図4の弱結合型ジョセフソン接合は、段差46を有
する基板45上に成膜された酸化物超電導薄膜40で構成さ
れている。酸化物超電導薄膜40の段差46上の部分は結晶
粒界43になっており、その両側の部分41、42はそれぞれ
単結晶の酸化物超電導体結晶で構成されている。上記の
酸化物超電導薄膜においては、単結晶の部分41、42は、
結晶粒界43を障壁とした弱結合型のジョセフソン接合を
構成している。このジョセフソン接合においては、トン
ネル電流はほぼ水平に流れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気センサ
では、いずれも磁束トランスのピックアップコイルとプ
レーナ型SQUIDとが、ほぼ同一の平面上に配置され
ている。即ち、磁束トランスのピックアップコイルの中
心軸が、プレーナ型SQUIDの主たる面に対して垂直
になる。そのため、ピックアップコイルの中心軸に垂直
である被測定磁場の磁束が、ピックアップコイルだけで
なく、プレーナ型SQUIDをも貫通することになる。
では、いずれも磁束トランスのピックアップコイルとプ
レーナ型SQUIDとが、ほぼ同一の平面上に配置され
ている。即ち、磁束トランスのピックアップコイルの中
心軸が、プレーナ型SQUIDの主たる面に対して垂直
になる。そのため、ピックアップコイルの中心軸に垂直
である被測定磁場の磁束が、ピックアップコイルだけで
なく、プレーナ型SQUIDをも貫通することになる。
【0007】上記の磁束の方向は、ジョセフソン接合の
トンネル電流の流れる方向に垂直であるので、トンネル
電流が影響を受けてSQUIDの発生電圧が低下する。
そのため、磁気センサの実質的な感度が低下する。そこ
で、本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決した高
感度の磁気センサを提供することにある。
トンネル電流の流れる方向に垂直であるので、トンネル
電流が影響を受けてSQUIDの発生電圧が低下する。
そのため、磁気センサの実質的な感度が低下する。そこ
で、本発明の目的は上記従来技術の問題点を解決した高
感度の磁気センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従うと、超電導
電線路で構成され、互いに接続されたピックアップコイ
ルおよび入力コイルを備える磁束トランスと、該磁束ト
ランスの入力コイルと結合されたプレーナ型SQUID
とを備える磁気センサにおいて、前記ピックアップコイ
ルの中心軸が、前記プレーナ型SQUIDの主たる面に
対して垂直でない角度で配置されていることを特徴とす
る磁気センサが提供される。
電線路で構成され、互いに接続されたピックアップコイ
ルおよび入力コイルを備える磁束トランスと、該磁束ト
ランスの入力コイルと結合されたプレーナ型SQUID
とを備える磁気センサにおいて、前記ピックアップコイ
ルの中心軸が、前記プレーナ型SQUIDの主たる面に
対して垂直でない角度で配置されていることを特徴とす
る磁気センサが提供される。
【0009】また、本発明においては、可撓性を有する
基板上に成膜された酸化物超電導薄膜による超電導電線
路で構成され、互いに接続されたピックアップコイルお
よび入力コイルを備える磁束トランスと、該磁束トラン
スの入力コイルと結合され、酸化物超電導体が使用され
ているプレーナ型SQUIDを備え、前記ピックアップ
コイルの中心軸を、前記プレーナ型SQUIDの主たる
面に対して垂直でない角度で配置可能であることを特徴
とする磁気センサが提供される。
基板上に成膜された酸化物超電導薄膜による超電導電線
路で構成され、互いに接続されたピックアップコイルお
よび入力コイルを備える磁束トランスと、該磁束トラン
スの入力コイルと結合され、酸化物超電導体が使用され
ているプレーナ型SQUIDを備え、前記ピックアップ
コイルの中心軸を、前記プレーナ型SQUIDの主たる
面に対して垂直でない角度で配置可能であることを特徴
とする磁気センサが提供される。
【0010】
【作用】本発明の磁気センサは、磁束トランスとプレー
ナ型SQUIDとを組み合わせて構成されており、磁束
トランスのピックアップコイルの中心軸がプレーナ型S
QUIDの主たる面に垂直でないことを主要な特徴とす
る。本発明の磁気センサにおいては、ピックアップコイ
ルの中心軸はプレーナ型SQUIDの主たる面に対して
平行であることが最も好ましい。即ち、本発明の磁気セ
ンサにおいては、プレーナ型SQUIDの主たる面を、
測定する磁場の磁束の方向(通常ピックアップコイルの
中心軸に平行である)に垂直にならないよう配置するこ
とが可能になる。
ナ型SQUIDとを組み合わせて構成されており、磁束
トランスのピックアップコイルの中心軸がプレーナ型S
QUIDの主たる面に垂直でないことを主要な特徴とす
る。本発明の磁気センサにおいては、ピックアップコイ
ルの中心軸はプレーナ型SQUIDの主たる面に対して
平行であることが最も好ましい。即ち、本発明の磁気セ
ンサにおいては、プレーナ型SQUIDの主たる面を、
測定する磁場の磁束の方向(通常ピックアップコイルの
中心軸に平行である)に垂直にならないよう配置するこ
とが可能になる。
【0011】上記本発明のSQUIDでは、被測定磁場
の磁束がプレーナ型SQUIDのジョセフソン接合を垂
直に貫通しない。従って、被測定磁場の磁束がジョセフ
ソン接合のトンネル電流に大きな影響を与えることがな
く、発生電圧が向上して高感度、高精度の磁場測定が可
能である。
の磁束がプレーナ型SQUIDのジョセフソン接合を垂
直に貫通しない。従って、被測定磁場の磁束がジョセフ
ソン接合のトンネル電流に大きな影響を与えることがな
く、発生電圧が向上して高感度、高精度の磁場測定が可
能である。
【0012】本発明の磁気センサは、例えば可撓性を有
する基板上に成膜した所定の形状の酸化物超電導薄膜で
構成することが可能である。即ち、可撓性を有する基板
上に酸化物超電導薄膜を成膜し、Arイオンミリング、反
応性イオンエッチング等で加工してプレーナ型SQUI
Dを形成し、さらに、絶縁膜および酸化物超電導薄膜を
プレーナ型SQUIDに積層する。この酸化物超電導薄
膜をやはりArイオンミリング、反応性イオンエッチング
等で加工して磁束トランスを形成すれば、本発明の磁気
センサが得られる。
する基板上に成膜した所定の形状の酸化物超電導薄膜で
構成することが可能である。即ち、可撓性を有する基板
上に酸化物超電導薄膜を成膜し、Arイオンミリング、反
応性イオンエッチング等で加工してプレーナ型SQUI
Dを形成し、さらに、絶縁膜および酸化物超電導薄膜を
プレーナ型SQUIDに積層する。この酸化物超電導薄
膜をやはりArイオンミリング、反応性イオンエッチング
等で加工して磁束トランスを形成すれば、本発明の磁気
センサが得られる。
【0013】本発明の磁気センサに使用する可撓性基板
としては、例えばYSZ、ハステロイ、ポリイミド等が
好ましい。また、SQUID、磁束トランスは、Y1Ba2
Cu3O7-X、Bi2Sr2Ca2Cu3Ox 、Tl2Ba2Ca2Cu3Ox 等の薄
膜で構成することが好ましい。さらに、その成膜方法と
しては、スパッタリング法、MBE法、レーザアブレー
ション法等を例示することができる。
としては、例えばYSZ、ハステロイ、ポリイミド等が
好ましい。また、SQUID、磁束トランスは、Y1Ba2
Cu3O7-X、Bi2Sr2Ca2Cu3Ox 、Tl2Ba2Ca2Cu3Ox 等の薄
膜で構成することが好ましい。さらに、その成膜方法と
しては、スパッタリング法、MBE法、レーザアブレー
ション法等を例示することができる。
【0014】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく
説明するが、以下の開示は本発明の単なる実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲をなんら制限するものではな
い。
説明するが、以下の開示は本発明の単なる実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲をなんら制限するものではな
い。
【0015】
【実施例】図1に、本発明の磁気センサの一例の概念図
を示す。図1の磁気センサは、可撓性のYSZ基板5上
に成膜されたY1Ba2Cu3O7-X酸化物超電導薄膜で構成さ
れたプレーナ型のSQUID1と、やはりYSZ基板5
上に成膜されたY1Ba2Cu3O7-X酸化物超電導薄膜で構成
された磁束トランス2とを具備する。磁束トランス2
は、互いに接続されているピックアップコイル4と入力
コイル3とを具備し、入力コイル3は、SQUID1上
にSQUID1とは絶縁されて配置されており、さらに
SQUID1と結合されている。入力コイル3は、図1
のような矩形でなく、螺旋状の場合もある。また、SQ
UID1は図3に示したプレーナ型DC−SQUIDで
ある。
を示す。図1の磁気センサは、可撓性のYSZ基板5上
に成膜されたY1Ba2Cu3O7-X酸化物超電導薄膜で構成さ
れたプレーナ型のSQUID1と、やはりYSZ基板5
上に成膜されたY1Ba2Cu3O7-X酸化物超電導薄膜で構成
された磁束トランス2とを具備する。磁束トランス2
は、互いに接続されているピックアップコイル4と入力
コイル3とを具備し、入力コイル3は、SQUID1上
にSQUID1とは絶縁されて配置されており、さらに
SQUID1と結合されている。入力コイル3は、図1
のような矩形でなく、螺旋状の場合もある。また、SQ
UID1は図3に示したプレーナ型DC−SQUIDで
ある。
【0016】尚、図示されていないが、実際の磁気セン
サでは、駆動回路が接続されており、そのための配線が
SQUID1に設けられている。また、駆動回路によっ
てはさらにフィードバックコイルが設けられることがあ
る。
サでは、駆動回路が接続されており、そのための配線が
SQUID1に設けられている。また、駆動回路によっ
てはさらにフィードバックコイルが設けられることがあ
る。
【0017】上記本発明の磁気センサは、可撓性を有す
る基板上に成膜された酸化物超電導薄膜で主に構成され
ているので、ピックアップコイル4を任意の方向に向け
ることが可能である。従って、測定する磁場の磁束が、
ピックアップコイル4を垂直に貫通するが、SQUID
1には、極めて浅い角度で入射し、SQUID1のジョ
セフソン接合のトンネル電流に影響を与えないような配
置を行うことが可能である。従って、本発明の磁気セン
サは、発生電圧が向上し、実質的に高感度になる。
る基板上に成膜された酸化物超電導薄膜で主に構成され
ているので、ピックアップコイル4を任意の方向に向け
ることが可能である。従って、測定する磁場の磁束が、
ピックアップコイル4を垂直に貫通するが、SQUID
1には、極めて浅い角度で入射し、SQUID1のジョ
セフソン接合のトンネル電流に影響を与えないような配
置を行うことが可能である。従って、本発明の磁気セン
サは、発生電圧が向上し、実質的に高感度になる。
【0018】上記本発明の磁気センサと、ピックアップ
コイルおよびプレーナ型SQUIDがほぼ同一の平面上
に配置されている従来の磁気センサにより磁束の測定を
行った。それぞれの磁気センサを液体窒素により冷却し
ながら測定したところ、従来のSQUIDはdV/dφ=10
(μv/φi)で、磁場感度は1×10-4(φ0/(Hz)
1/2)at1Hzであった。それに対し、本発明のSQUID
は、dV/dφ=20(μv/φi)と発生電圧が2倍にな
り、磁場感度も5×10-5(φ0/(Hz)1/2)at1Hzと2
倍向上した。
コイルおよびプレーナ型SQUIDがほぼ同一の平面上
に配置されている従来の磁気センサにより磁束の測定を
行った。それぞれの磁気センサを液体窒素により冷却し
ながら測定したところ、従来のSQUIDはdV/dφ=10
(μv/φi)で、磁場感度は1×10-4(φ0/(Hz)
1/2)at1Hzであった。それに対し、本発明のSQUID
は、dV/dφ=20(μv/φi)と発生電圧が2倍にな
り、磁場感度も5×10-5(φ0/(Hz)1/2)at1Hzと2
倍向上した。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気セン
サは、ピックアップコイルの中心軸がプレーナ型SQU
IDの主たる面に対して、垂直でない配置が可能であ
る。従って、被測定磁場が、プレーナ型SQUIDのジ
ョセフソン接合のトンネル電流に影響しないので、発生
電圧が向上し、実質的に感度が向上する。
サは、ピックアップコイルの中心軸がプレーナ型SQU
IDの主たる面に対して、垂直でない配置が可能であ
る。従って、被測定磁場が、プレーナ型SQUIDのジ
ョセフソン接合のトンネル電流に影響しないので、発生
電圧が向上し、実質的に感度が向上する。
【図1】本発明の磁気センサの一例の概念図である。
【図2】SQUIDを使用した磁気センサの概念図であ
る。
る。
【図3】プレーナ型DC−SQUIDの一例の平面図で
ある。
ある。
【図4】酸化物超電導体を使用した弱結合型ジョセフソ
ン接合の断面図である。
ン接合の断面図である。
1 SQUID 2 磁束トランス 3 入力コイル 4 ピックアップコイル 5 可撓性基板 10 ワッシャ部 11 ホール部 12、13 ジョセフソン接合 14、15 接続部 16 スリット
Claims (2)
- 【請求項1】 超電導電線路で構成され、互いに接続さ
れたピックアップコイルおよび入力コイルを備える磁束
トランスと、該磁束トランスの入力コイルと結合された
プレーナ型SQUIDとを備える磁気センサにおいて、
前記ピックアップコイルの中心軸が、前記プレーナ型S
QUIDの主たる面に対して垂直でない角度で配置され
ていることを特徴とする磁気センサ。 - 【請求項2】 可撓性を有する基板上に成膜された酸化
物超電導薄膜による超電導電線路で構成され、互いに接
続されたピックアップコイルおよび入力コイルを備える
磁束トランスと、該磁束トランスの入力コイルと結合さ
れ、酸化物超電導体が使用されているプレーナ型SQU
IDを備え、前記ピックアップコイルの中心軸を、前記
プレーナ型SQUIDの主たる面に対して垂直でない角
度で配置可能であることを特徴とする磁気センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126861A JPH05297093A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 磁気センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126861A JPH05297093A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 磁気センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05297093A true JPH05297093A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14945659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4126861A Pending JPH05297093A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 磁気センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05297093A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535134A (ja) * | 2002-08-07 | 2005-11-17 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーション | 超電導量子干渉装置 |
US7698962B2 (en) * | 2006-04-28 | 2010-04-20 | Amsted Rail Company, Inc. | Flexible sensor interface for a railcar truck |
JP2011181559A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Fujitsu Ltd | 磁束トランス及び同軸立体型グラジオメータ |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP4126861A patent/JPH05297093A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535134A (ja) * | 2002-08-07 | 2005-11-17 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーション | 超電導量子干渉装置 |
US7698962B2 (en) * | 2006-04-28 | 2010-04-20 | Amsted Rail Company, Inc. | Flexible sensor interface for a railcar truck |
JP2011181559A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Fujitsu Ltd | 磁束トランス及び同軸立体型グラジオメータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001024 |