JPH11268211A - 光拡散ポリエステルフィルム - Google Patents

光拡散ポリエステルフィルム

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JPH11268211A
JPH11268211A JP10070290A JP7029098A JPH11268211A JP H11268211 A JPH11268211 A JP H11268211A JP 10070290 A JP10070290 A JP 10070290A JP 7029098 A JP7029098 A JP 7029098A JP H11268211 A JPH11268211 A JP H11268211A
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尚 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】均一な光拡散性を有し、かつ生産性、品質安定
性に優れた光拡散ポリエステルフィルムを提供するこ
と。 【解決手段】2層以上の複合フィルムよりなり、少なく
とも1層が内部に微細な気泡を含有する層であって、か
つ全光線透過率が60%以上でヘイズが50%以上であ
る光拡散ポリエステルフィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光拡散ポリエステ
ルフィルムに関し、更に詳しくは液晶ディスプレイなど
に用いられる全光線透過性が高く、平行光透過性が低い
光拡散ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光拡散フィルムは、コンピュータ
ー、ワープロ、携帯電話、パチンコ台などに代表される
液晶ディスプレイ分野のサイドライト方式バックライト
用などに輝度、均一性向上のためにレンズフィルムなど
と併用して使用されている。これは、冷陰極管(通常は
蛍光灯)から発光された光が導光板を通り、ディスプレ
イ上の輝度を付与するためのもので、光拡散フィルムは
導光板を通過し、反射された光を画面上で輝度斑が生じ
ないように画面全体の輝度を均一化する機能が求められ
る。
【0003】従って、光拡散フィルムは散乱光を通過さ
せ、平行光を通過させないものが有効である。そのため
に、従来から透明な素材、例えばガラスやアクリル板を
マット化したもの、内部に光散乱物質を添加したもの、
また最近ではポリカーボネートやポリエステルなどのフ
ィルムをマット化したもの、ガラスビーズや無機顔料を
添加したコート層を設けものなどが使用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上述し
たようなマット化したものでは平行光の遮断性が不十分
であり、画面上での輝度斑が生じやすく、またガラスビ
ーズを添加した層を設けた場合には層内での均一分散が
難しく、またビーズのサイズから層内で光拡散を生じさ
せるためにはコート層を厚くする必要があり、生産性や
薄型化には問題がある。また表層にコート層を設けた場
合には表面に傷がつきやすく輝度欠点になるなどの問題
もあった。
【0005】光拡散フィルムは、光拡散させるためコー
ト層を含むフィルムの厚み方向において可視光を屈折さ
せながら透過させるのが好ましく、屈折率差の大きい可
視光吸収機能のないもので構成されているのが好まし
い。従って、ポリエステルフィルムのような有機基材を
用いる場合には、その屈折率差が最も大きい空気を介在
させ、かつその界面を多く形成させるのが有効である。
【0006】本発明は、上記の問題点を改良した新規な
光拡散フィルムを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、2層以上の複
合フィルムよりなり、少なくとも1層が内部に微細な気
泡を含有する層であって、かつ全光線透過率が60%以
上でヘイズが50%以上であることを特徴とする光拡散
ポリエステルフィルムをその骨子とする。
【0008】更には、かかる構成において、好ましい態
様として、内部に微細な気泡を含有する層(A)を中心
層としてその両面に実質的にボイドを含有しない層
(B)が積層され、かつB層の厚みとA層の厚みがA層
厚み<B層厚みの関係を満たすことを特徴とする光拡散
ポリエステルフィルムである。
【0009】また、より好ましい態様として、さらには
A層の厚みが全フィルム厚みの3%以上、50%未満で
あることを特徴とする光拡散ポリエステルフィルムであ
る。
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも2層、好ま
しくは3層から構成される複合ポリエステルフィルムを
その基本構成とし、フィルムの厚み方向の全可視光透過
率が60%以上、ヘイズが50%以上となるような内部
に微細な気泡を含有させた層を少なくとも1層有する構
成から成るものである。
【0010】内部に微細な気泡を含有する層はポリエス
テル樹脂と該樹脂に非相溶な樹脂を主たる構成成分と
し、溶融押し出し後、少なくとも一軸方向、好ましくは
2軸方向に延伸することにより非相溶樹脂を核としたボ
イドを形成させることによって得られるものである。
【0011】ここで、本発明に用いられるポリエステル
樹脂には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2、6−ナフタレート、ポリプロピレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、1、4シクロヘキサ
ンジメタノールを共重合成分としたポリエステルおよび
これらの共重合体などを用いることができる。共重合さ
れる酸成分、ジオール成分としては芳香族ジカルボン
酸、脂肪族ジカルボン酸、脂環族ジカルボン酸、スルホ
ン酸金属塩基含有ジカルボン酸、炭素数3〜25のアル
キレングリコール、ポリアルキレングリコールなどを用
いることができるが、特にこれに限定されるものではな
い。これらのうち、透明性、経済性、ボイド形成性など
の観点からポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2、6−ナフタレートが特に好ましい。
【0012】そして、該ポリエステル樹脂と非相溶な樹
脂とは、混練後、シート化した状態において相分離構造
を示す樹脂であって、代表的なものとしてポリオレフィ
ン樹脂を用いることができる。具体的には、低密度〜高
密度のポリエチレン、アイソタクチック、アタクチッ
ク、シンジオタクチックのポリプロピレン、ポリメチル
ペンテン、ポリスチレンなどを用いることができる。こ
れらの非相溶樹脂は、ポリエステル樹脂中に分散配合さ
れるが、光散乱を起こさせるに必要な微細な気泡(ボイ
ド)を形成する上において非相溶度が高く、熱変形温度
が高いポリメチルペンテンが最も好ましい。その配合比
率は、ボイド形成性、光拡散効果の点から通常は3重量
%以上30重量%以下、好ましくは5重量%以上25重
量%以下、更に好ましくは7重量%以上20重量%以下
であるのが望ましい。
【0013】このような非相溶樹脂が分散配合されたポ
リエステルフィルムは、二軸延伸されることにより非相
溶樹脂を核とした微細な空洞を形成し、形成される各種
界面、例えばポリエステル樹脂と非相溶樹脂界面、ポリ
エステル樹脂と空気界面、非相溶樹脂と空気界面などで
光の屈折が起こり、光散乱が起こるようになる。このよ
うな特性は内部に形成されるボイドの大きさや数量にも
影響されるが、本発明において、上記の非相溶樹脂を添
加し通常の2軸配向ポリエステルフィルムの製造方法に
準じて作成すれば、本発明の効果を得ることができる。
【0014】好ましいボイドのサイズはフィルム断面方
向から観察したときに、非相溶樹脂を核とした長径が
0.3〜7(μm)、短径が0.1〜3(μm)程度の
ものが光拡散効果の点で好ましい。また、形成されるボ
イドは独立の形状を有するものが好ましく、そのボイド
形成率は、該層において10%以上60%以下、好まし
くは15%以上55%以下であるのが光拡散効果、生産
性の点で好ましい。
【0015】該層中には、上記構成成分以外に本発明の
効果が失われない範囲内で各種の添加剤を加えることが
できる。具体的には、有機、無機の微粒子、顔料、染
料、蛍光増白剤、酸化防止剤、耐熱剤、耐光剤、耐候
剤、帯電防止剤、離型剤などを用いることができる。
【0016】これらの中で蛍光増白剤の添加はより輝度
を向上させるので好ましい。蛍光増白剤は、上記樹脂成
分に対し重量比で0.01〜1重量%程度添加するのが
好ましい。本発明では上記微細気泡を含有する層と積層
させる少なくとも1層、好ましくはその両面に積層する
層が必要である。この層が実質的に微細気泡を含有せ
ず、透明な層であるのが好ましい。
【0017】すなわち、微細気泡含有層で散乱された光
を吸収せず画像面に到達させることが好ましく、そのた
めには該層で必要以上に反射、吸収させる必要がなく、
むしろ反射、吸収によって輝度が低下するのを押さえる
必要がある。この層を構成する材料としては上記のポリ
エステル樹脂が好ましく、ポリエチレンテレフタレート
やポリエチレン−2、6−ナフタレートが好ましい。特
に1、4シクロヘキサンジメタノールを共重合したポリ
エステル樹脂は、より透明性に優れるので散乱光のロス
を少なくでき特に好ましい。この層中には、本発明の効
果が失われない範囲内で上述微細気泡含有層の添加剤と
して挙げたような各種の添加剤を使用することができ
る。
【0018】特に、ハンドリング性の点で有機、無機の
添加剤を添加することができるが、ポリエステル樹脂と
の屈折率差を考慮すると有機系の微粒子が好ましい。ま
た、該層上にポリエステル樹脂より屈折率の小さい層を
設けることにより、光拡散フィルム表面での反射による
ロスを軽減することができる。このような層としてはア
クリル樹脂層が好ましく、これをコーティング、特に本
発明のフィルムを製造する工程内で塗布する、いわゆる
インラインコーティングによって設けることが好まし
い。用いられるアクリル樹脂は、特に限定されないが、
メチルメタクリレートのようなアルキルメタクリレー
ト、アクリル酸およびそのアルキルエステル、アクリル
アミドなどを主たる構成成分とするアクリル共重合体が
好ましく、特にフッ素を含有するアクリレートモノマー
を共重合したものが好ましい。
【0019】これらのアクリル共重合体は、有機溶媒や
水に溶解、分散した形で塗布に供されるが、インライン
コーティング法によって塗布層を設ける場合には水に溶
解あるいは分散したものを用いることが、防爆性、環境
保護の点で好ましい。
【0020】本発明においては、上述の構成よりなる複
合ポリエステルフィルムの全光線透過率は60%以上、
好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上、ヘ
イズは50%以上、好ましくは60%以上、更に好まし
くは70%以上である。全光線透過率が60%未満では
輝度が不十分であり、ディスプレイとして組み込んだ場
合に画像が暗くなる。また、ヘイズが50%未満の場合
には平行光の透過率が高くなり、輝度に斑が生じやすく
なる。
【0021】上述のような全可視光透過率、ヘイズを得
るためには、本発明のフィルム構成において、微細気泡
含有層と透明層との厚みを特定の範囲のものとすること
が好ましい。
【0022】すなわち、微細気泡含有層を必要以上に厚
くするとヘイズは高くなるが、全光線透過率が低下し、
逆に薄くしすぎるとその逆の現象となる。従って、本発
明の光拡散ポリエステルフィルムの厚み構成は、微細気
泡含有層(A)と透明層(B)において(A)<(B)
とするのが好ましい。また、より好ましい構成である
(B)/(A)/(B)の構成においては(A)層はい
ずれの(B)層より薄い層であることが好ましい。
【0023】また、上記構成において(A)層の厚みは
全フィルム厚みの3%以上50%未満であるのが好まし
い。また、3層構成の場合にはA層の厚みは3%以上3
0%未満であるのが好ましい。
【0024】本発明の光拡散ポリエステルフィルムの厚
みは、特に限定されるものではないが、自己支持性や光
学特性の点から25〜1000(μm)、好ましくは5
0〜500(μm)、更に好ましくは100〜300
(μm)とするのが望ましい。
【0025】本発明の光拡散ポリエステルフィルムの製
造法は、微細気泡を含有するポリエステルフィルムと実
質的に気泡を含有せず透明なポリエステルフィルムを接
着剤を用いて貼り合わせる方法でも良いが、コスト面や
品質の安定性から、これらを共押し出し法により一気に
製膜する方法を採用することが特に好ましい。
【0026】本発明の光拡散ポリエステルフィルムは、
主として液晶ディスプレイを使用する分野においてバッ
クライトの光を画面全体に均一に輝度を与えるための部
材等として有効に活用できるものであり、更には電飾看
板用などにも好適に使用できるものである。
【0027】
【効果の評価方法】A.積層厚み構成 サンプルの薄膜断面切片を切り出し、(株)日立製作所
製の透過型電子顕微鏡HU−12型を用い断面観察を行
い、その厚み構成を測定した。測定は5点の平均値を用
いた。
【0028】B.ボイドサイズ 上記Aと同様の方法で長手方向とそれに直角の方向につ
いて微細気泡含有層を観察し、形成されたボイドの長径
と短径を測定した。測定はそれぞれ30個の平均値を用
いた。
【0029】C.ボイド率 上記Cで観察した画像からボイド部分をイメージアナラ
イザにかけて単位断面積あたりのボイド総面積を求め、
ボイド率を算出した。
【0030】D.全光線透過率、ヘイズ 全自動直読ヘーズコンピューターHGM−2DP(スガ
試験機(株)製)を用い全可視光透過率とヘイズを測定
した。
【0031】F.輝度 サイドライト方式として3mm厚のアクリル板に網点印
刷を施し、その端面から6Wの蛍光管により照明した。
このとき、蛍光管は光ロスが生じないように導光板方向
以外はリフレクターフィルムでカバーした。また、導光
板の下部および光導入端部以外の端面は高反射フィルム
でカバーして光のロスを防いだ。このような装置におい
て導光板上部に光拡散ポリエステルフィルムを置き、そ
の上から輝度計(ミノルタ(株)製LS−110)を用
いて輝度を測定した。輝度は200mm×200mmの
面積を5mm×5mmに16分割して16ポイントを測
定し、その平均値と最大値と最小値の差を求めた。
【0032】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明するが、
本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
【0033】実施例1 1台の主押し出し機と1台の副押し出し機が合流して両
面積層フィルムを作成できる複合製膜装置を用い、1台
の主押し出し機にポリエチレンテレフタレート樹脂85
重量%(以下、PETと略称する)とポリメチルペンテ
ン樹脂(以下、PMPと略称する)12重量%、分子量
2000のポリエチレングリコールを10重量%共重合
したPETを3重量%を均一に混合した原料チップを供
給し、1台の副押し出し機にポリエチレンテレフタレー
ト樹脂を供給した。なお、それぞれの供給原料は、あら
かじめ150℃で4時間、真空乾燥したものを用いた。
【0034】2台の押し出し機とも約285℃に加熱
し、所定の方法によって溶融押し出しし、静電印加法に
より鏡面のキャストドラム上で冷却して副/主/副厚み
比4020/40の積層シートを作成した。
【0035】このシートを85℃で長手方向に3.5倍
延伸し、連続的に端部をクリップで把持しつつ、テンタ
ー内に導き、85℃の予熱ゾーンを通して105℃で幅
方向に3.6倍延伸し、更に225℃の温度で5秒間熱
処理を行い、厚み100μmの複合フィルムを作成し
た。
【0036】本発明に基づくフィルムは、輝度が高く、
斑の少ないものであった。
【0037】実施例2 実施例1の積層フィルムの縦延伸後のフィルムの両面に
メチルメタクリレート/エチルアクリレート/アクリル
酸(65/33/2重量比)の共重合体水分散液を2軸
延伸後の積層厚みが0.1μmになるように塗布した以
外は実施例1と同様にして複合ポリエステルフィルムを
作成した。
【0038】このフィルムは、表面の反射率が小さいた
め、より輝度が高く斑の少ないものであった。
【0039】比較例1〜3、実施例3〜5 実施例1の複合フィルムの積層厚み比をを3/94/3
(比較例1)、15/70/15(比較例2)、30/
40/30(実施例3)、45/10/45(実施例
4)、48/4/48(実施例5)、49/2/49
(比較例3)とした以外は実施例1と同様にして複合フ
ィルムを作成した。
【0040】本発明の範囲にあるものは、良好な特性を
示したが、本発明の範囲を外れるものは輝度が不十分で
あったり、輝度の斑が生じるものであった。
【0041】実施例6 実施例1の主押し出し機に供給する原料100重量部に
対し、蛍光増白剤(Eastman社製OB−1)を
0.1重量部添加した以外は実施例1と同様にして複合
フィルムを作成した。
【0042】このフィルムは輝度が高く、斑の少ないも
のであった。
【0043】比較例4 実施例1の副押し出し機を用いず、主押し出し機のみを
用い、主押し出し機に供給する原料のみを用いた以外
は、実施例1と同様にして単層フィルムを作成した。
【0044】このフィルムは、全光線透過率が低く、極
めて輝度の低いものであった。
【0045】比較例5 実施例1の副押し出し機に供給する原料のみを用いて単
層のフィルムを作成した。このフィルムはヘイズが低す
ぎるために輝度斑の著しいものであった。
【0046】比較例6 実施例1の主押し出し機に供給する原料としてPETに
平均粒子径0.2μmのアナターゼ型酸化チタンを12
重量%添加したものを用いた以外は、実施例1と同様に
して複合フィルムを作成した。
【0047】このフィルムは、全光線透過率が低く、輝
度の低いものであった。
【0048】以上の各実施例、比較例の評価結果をまと
めて表1に示した。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明の白色ポリエステルフィルムは、
液晶ディスプレイ部材などに用いられれば、高い輝度と
品質安定性に優れた効果を有し、白色度の耐久性および
剛性にも優れたものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2層以上の複合フィルムよりなり、少なく
    とも1層が内部に微細な気泡を含有する層であって、か
    つ全光線透過率が60%以上でヘイズが50%以上であ
    ることを特徴とする光拡散ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】内部に微細な気泡を含有する層(A)を中
    心層として、その両面に実質的にボイドを含有しない層
    (B)が積層され、かつB層の厚みとA層の厚みが下記
    (1)式の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載
    の光拡散ポリエステルフィルム。 A層の厚み<B層の厚み ……(1)
  3. 【請求項3】内部に微細な気泡を含有する層の厚みが、
    全フィルム厚みの3%以上、50%未満であることを特
    徴とする請求項1または2記載の光拡散ポリエステルフ
    ィルム。
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