JPH11268059A - パウダースラッシュ成形方法及びパウダースラッシュ成形システム - Google Patents

パウダースラッシュ成形方法及びパウダースラッシュ成形システム

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JPH11268059A
JPH11268059A JP7426898A JP7426898A JPH11268059A JP H11268059 A JPH11268059 A JP H11268059A JP 7426898 A JP7426898 A JP 7426898A JP 7426898 A JP7426898 A JP 7426898A JP H11268059 A JPH11268059 A JP H11268059A
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hole
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slush molding
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Koji Hayashi
公二 林
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の構造を複雑化することなく、金型から
の樹脂形成品の脱型を容易に行うことができるパウダー
スラッシュ成形方法及びパウダースラッシュ成形システ
ムを提供する。 【解決手段】 金型11のうち前記樹脂成形体の開口部
又は取付部又は両者が沿う部分に貫通孔12を設け、樹
脂パウダーの供給・付着時には、貫通孔12に向かって
進退自在な被覆部材を有する第1枠体を前記金型に合体
させることにより前記貫通孔を塞ぎ、脱型時には、貫通
孔12に向かって進退自在であるとともに、エアーが供
給される遮蔽部材43〜46を有する第2枠体41と金
型11を合体させることにより貫通孔12を覆うととも
に貫通孔12からエアーを吹き出させて、樹脂成形体1
5の脱型を補助する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱された金型に
樹脂パウダーを供給して付着させ、前記金型を加熱した
のち冷却して前記金型に沿った樹脂成形体を得て、前記
樹脂成形体を前記金型から脱型するパウダースラッシュ
成形方法、および、金型を、予熱装置、樹脂パウダーの
供給付着装置、再加熱装置、冷却装置、脱型装置の順に
移動させ、前記金型に沿った樹脂成形体を得るパウダー
スラッシュ成形システムに関し、特に、樹脂成形体の脱
型を容易にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加温された成形金型の型面に沿っ
て樹脂パウダーを供給し、溶融させたのち冷却・硬化さ
せて樹脂成形体となった表皮体を得るパウダースラッシ
ュ成形方法において、樹脂成形体は凹凸の多い複雑形状
になっていることが多い。そのため、樹脂成形体を金型
から取り出す脱型作業の自動化が困難であり、100%
人手による脱型作業となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人手に頼る脱型作業で
あるため、脱型のための人の工数が多く必要になるとい
う問題点があった。また、慣れない人が無理に脱型する
と、樹脂成形体が変形するという問題点があった。
【0004】そこで、実用新案登録第2551368号
には、金型の開口部に設けた弁の露出面が型面と同一面
をなし、エアー非供給時には弁が開口部を閉じ、エアー
供給時には弁が開いてエアー吹き込めるようにした金型
構造を用い、樹脂形成品の脱型を補助することが提案さ
れている。
【0005】予め金型裏面に、オイル等の熱媒体流路を
設けておき、金型を回転装置にセットすると、金型を移
動させなくても、加熱冷却が可能な構造の金型には上記
金型構造が適用可能である。しかし、金型を各装置の間
で移動させるシステムにおいては、金型を最小限の形状
にする必要があるため、前記金型構造を適用することが
できない。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、金型の構造を複雑にすることなく、金
型からの樹脂形成品の脱型を容易に行うことができるパ
ウダースラッシュ成形方法及びパウダースラッシュ成形
システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、金型の加工
を貫通孔だけにし、樹脂パウダーの供給付着時には貫通
孔を塞ぎ、脱型時には貫通孔を覆ってエアー供給可能に
するとよいという着想を得て本発明を完成した。
【0008】請求項1にかかる発明は、加熱された金型
に樹脂パウダーを供給して付着させ、前記金型を加熱し
たのち冷却して前記金型に沿った樹脂成形体を得て、前
記樹脂成形体を前記金型から脱型するパウダースラッシ
ュ成形方法において、前記金型のうち前記樹脂成形体の
開口部又は取付部又は両者が沿う部分に貫通孔を設け、
前記樹脂パウダーの供給・付着時には、前記貫通孔に向
かって進退自在な被覆部材を有する第1枠体を前記金型
に合体させることにより前記貫通孔を塞ぎ、前記脱型時
には、前記貫通孔に向かって進退自在であるとともに、
エアーが供給される遮蔽部材を有する第2枠体と前記金
型を合体させることにより前記貫通孔を覆うとともに前
記貫通孔からエアーを吹き出させることを特徴とするパ
ウダースラッシュ成形方法である。
【0009】請求項2にかかる発明は、前記樹脂成形体
は、表面層と発泡層の2層構造、または表面層と発泡層
と裏面層の3層構造である請求項1記載のパウダースラ
ッシュ成形方法である。
【0010】請求項3にかかる発明は、金型を、予熱装
置、樹脂パウダーの供給付着装置、再加熱装置、冷却装
置、脱型装置の順に移動させ、前記金型に沿った樹脂成
形体を得るパウダースラッシュ成形システムにおいて、
前記金型のうち前記樹脂成形体の開口部又は取付部又は
両者が沿う部分に設けられた貫通孔と、前記供給付着装
置に取り付けられ、前記貫通孔を塞ぐことができる進退
自在な被覆部材を有する第1枠体と、前記脱型装置に取
り付けられ、前記貫通孔を覆うとともに、内部にエアー
を供給できる遮蔽部材を有する第2枠体と、を備えるパ
ウダースラッシュ成形システムである。
【0011】請求項4にかかる発明は、前記脱型装置
は、前記樹脂形成体を保持して前記金型から取り出すロ
ボットを備える請求項3記載のパウダースラッシュ成形
システムである。
【0012】金型を、予熱装置、樹脂パウダーの供給付
着装置、再加熱装置、冷却装置、脱型装置の順に移動さ
せ、前記金型に沿った樹脂成形体を得るパウダースラッ
シュ成形システムにおいては、加熱された金型に樹脂パ
ウダーを供給して付着させること、前記金型を加熱した
のち冷却して前記金型に沿った樹脂成形体を得ること、
前記樹脂成形体を前記金型から脱型することが、金型を
搬送しつつ順番に行われる。
【0013】予熱装置における金型の加熱では、金型に
は貫通孔しか設けられていないため、最小限の金型の加
熱ですむ。
【0014】樹脂パウダーの供給付着装置では、貫通孔
に向かって進退自在な被覆部材を有する第1枠体を前記
金型に合体させ、金型の貫通孔を塞いで、そこから樹脂
パウダーが洩れないようにして、樹脂パウダーを供給し
て付着させる。被覆部材は、加熱された金型裏面に押し
当てるため、耐熱性のある弾性体、例えばシリコンゴ
ム、フッ素ゴム等で形成される。
【0015】再加熱装置では、付着した樹脂パウダーを
溶融させるため、貫通孔があっても差し支えない。冷却
装置では、溶融した熱い樹脂成形体を冷却する貫通孔が
あっても差し支えない。
【0016】脱型装置では、貫通孔を覆うとともに、内
部にエアーを供給できる遮蔽部材を有する第2枠体を前
記金型と合体させ、金型の貫通孔からエアーを吹き出さ
せ、樹脂成形体の離脱を容易にする。この樹脂成形体
は、把持、又は吸着、又は把持と吸着の両方で保持する
ロボットで自動的に取り出される。遮蔽部材は、特に耐
熱性は必要がないが、型裏面への密封シール性を考慮す
ると、型取り用のシリコンゴムのようなゴム材により形
成されることが好ましい。
【0017】前記貫通孔は、樹脂形成品の不要部に相当
する外周面又は開口部又は両者(外周部と開口部)に設
けられる。樹脂パウダーの入り込みを最小にし、エアー
の吹き出し威力を確保するために、貫通孔の直径は0.
2〜0.5mmの範囲が好ましく、貫通孔のピッチが1
0〜30mmが好ましく、貫通孔の数は10〜30個が
好ましい。
【0018】前記樹脂成形体の構成は、ソリッドの表面
層とクッション性を付与する発泡層と裏面層の3層構
造、表面層と発泡層の2層構造、表面層だけの1層構造
のいずれも適用可能である。特に、多層構造のほうが脱
型しにくいので、本発明を適用することが好ましい。
【0019】前記樹脂成形体の材質としては、PVC、
スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑
性エラストマー(TPO)、ウレタン系熱可塑性エラス
トマー(TPU)等がある。
【0020】前記樹脂成形体の適用分野は、凹部のある
自動車内装部品であり、例えば、グローブボックス、イ
ンストルメントパネル、コンソールボックス、ドアトリ
ム等である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図示例とと
もに説明する。図1乃至図3は、本発明のパウダースラ
ッシュ成形方法の工程図であり、図4は樹脂成形体の斜
視図であり、図5はこの樹脂成形体を表皮材とする自動
車内装品の斜視図である。図示例では、グローブボック
スの表皮材に用いられる樹脂成形体の製造工程を示す。
ただし、本発明はこれに限定されない。
【0022】図1において、本発明のパウダースラッシ
ュ成形方法は、図1(a)の如き、金型の温度を上げる
予熱工程、図1(b)〜(c)及び図2(a)の如き、
樹脂パウダーの供給付着工程、図2(b)の如き、キュ
アのための再加熱工程、図2(c)の如き、冷却工程、
図3(a)〜(b)の如き、脱型工程からなる。金型
は、各工程に順に送られ、脱型後の金型は、再び予熱工
程に回され、次の成形に使用される。
【0023】図1(a)に示される金型11は、a〜g
に至る内側表面を有している。この内側部分は、b〜c
の製品部分と、d〜eまでの製品部分と、その他の非製
品部とに区分できる。この内側表面で成形される樹脂成
形体のうち開口部又は外周部となる非製品部分は最終的
に切断されるか又は外部に出ない。そのため、コーナー
部に相当するa部と、非製品部分に相当するc〜dの内
側突出部と、同じく非製品部分に相当するe〜fの内側
突出部と、コーナー部に相当するg部とに、レーザー加
工による貫通孔12を所定間隔で配置している。
【0024】図1(a)に示される予熱工程は、金型1
1を加熱炉21に入れて行う。この加熱炉21内で、金
型11は150〜400℃の範囲の所定温度に均一に加
熱される。
【0025】図1(b)(c)と図2(a)の樹脂パウ
ダー供給付着工程は、金型11と第1枠体32とを合体
させ、樹脂パウダーを入れたパウダーボックス31と金
型11とを取り付け、両者31,32を回転可能とする
樹脂パウダーの供給付着装置22により行われる。
【0026】金型11とパウダーボックス31の取付面
を軸にして回転させると、加熱された金型11の内側表
面に樹脂パウダーが供給され、樹脂パウダーは軟化状態
になって金型11の内側表面に付着する。なお、多層構
造の樹脂成形体とする場合、各層ごとにパウダーボック
ス23を付け替えて回転を行う。
【0027】第1枠体32は、金型11を挿入できる枠
体に、コーナー部aに向かって進退自在な第1被覆部材
33と、内側突出部c〜dに向かって進退自在な第2被
覆部材34と、内側突出部e〜fに向かって進退自在な
第3被覆部材35と、コーナー部gに向かって進退自在
な第4被覆部材36とを有する。被覆部材33〜36
は、貫通孔12の全部を塞ぐことができるソリッド形状
であり、耐熱性のあるシリコンゴム等で形成されてい
る。これら被覆部材33〜36は、枠体32内に支持さ
れた進退手段であるシリンダ37のロッド先端に取り付
けられることによって貫通孔12に向かって進退自在と
なっている。
【0028】図1(b)のように、シリンダ37のロッ
ドを矢印のように退出させると、被覆部材33〜36
は図示の退避位置になるので、枠体32の中に複雑形状
の金型11を矢印のように入れて、金具38で枠体3
2と金型11を合体させることができる。
【0029】図1(c)のように、シリンダ37のロッ
ドを矢印のように進出させると、被覆部材33〜36
は図示の進出位置になるので、非製品部相当位置に設け
られた貫通孔11を塞ぐ。そのため、パウダーボックス
31からの樹脂パウダー33が金型11内に供給され、
加熱された金型11の内側表面に付着する場合に、樹脂
パウダー33が貫通孔12から洩れ出ることがない。
【0030】図2(a)のように、樹脂付着層13が形
成されると、シリンダ37のロッドを矢印のように退
出させると、被覆部材33〜36は図示の退避位置にな
るので、金具38を外し、枠体32の中から金型11を
矢印のように取り出し、枠体32と金型11の合体を
解消させることができる。
【0031】加熱工程は、型面についた半溶融状態の樹
脂パウダーの完全な溶融を行う工程である。図2(b)
のように、加熱装置23内に金型11を入れ、適宜の加
熱手段39で金型11及び樹脂付着層13を加熱し、樹
脂付着層13を所定の溶融樹脂成形体14とすることに
より行われる。なお、多層構造の溶融樹脂成形体14を
形成する場合は、各層ごとで加熱工程を繰り返してもよ
いが、型温の保温状態、または成形品のキュア状態によ
っては各層のうち所定層の加熱工程は省いてもよい。
【0032】冷却工程は、加熱後で高温のままの溶融樹
脂成形体14と金型11を冷却固化する工程である。図
2(c)のように、冷却装置24内に金型11を入れ、
適宜の冷却手段40により金型11及び溶融樹脂成形体
14を冷却して、所定の樹脂成形体15とする。
【0033】図3(a)(b)の脱型工程は、金型11
と第2枠体41とを合体させ、ロボット42により、樹
脂形成体15を取り出す脱型装置25により行われる。
【0034】第2枠体41は、金型11を挿入できる枠
体に、コーナー部aに向かって進退自在な第1遮蔽部材
43と、内側突出部c〜dに向かって進退自在な第2遮
蔽部材44と、内側突出部e〜fに向かって進退自在な
第3遮蔽部材45と、コーナー部gに向かって進退自在
な第4遮蔽部材46とを有する。遮蔽部材43〜46
は、内部空洞を有し、貫通孔12の全部を覆うことがで
きるキャップに似た形状であり、密着性のあるシリコン
ゴム等で形成されている。これら遮蔽部材43〜46
は、枠体41内に支持された進退手段であるシリンダ4
7のロッド先端に取り付けられることによって貫通孔1
2に向かって進退自在となっている。また、遮蔽部材4
3〜46の各々には、フレキシブルなエアー配管48が
接続され、遮蔽部材43〜46の内部空洞に所定圧力の
エアーを供給できるようになっている。
【0035】図3(a)のように、シリンダ47のロッ
ドを矢印のように退出させると、遮蔽部材43〜46
は図示の退避位置になるので、枠体41の中に複雑形状
の金型11を矢印のように入れて、枠体41と金型1
1を合体させることができる。
【0036】図3(b)のように、シリンダ47のロッ
ドを矢印のように進出させると、遮蔽部材43〜46
は図示の進出位置になるので、非製品部相当位置に設け
られた貫通孔11のある部分の周囲を密封状態で覆う。
そして、エアー供給手段として機能するエアー配管48
を経て遮蔽部材43〜46の内部空洞に所定圧のエアー
が導入され、貫通孔12からのようにエアーが吹き出
す。その結果、金型11の内面の樹脂成形体15は、金
型11から離れ、特に内側突起部やコーナー部から離れ
るので、樹脂形成体15を金型11から取り出しやすく
なる。
【0037】ロボット42は、樹脂形成体15を、把
持、又は吸着、又は把持と吸着可能なハンドを取り付け
た関節型のロボットアームで形成されている。ハンド
は、樹脂成形体15の金型11の外部にある部分を保持
すると、方向に移動して、樹脂成形体15を取り出し
て所定の場所まで搬送する。
【0038】図4は、取り出された樹脂形成体15の斜
視図である。矢印A,Bで切断され、開口部に当たる部
分が除去され、矢印C,Dで切断され、外周面に当たる
部分が除去される。そして、図5のように斜線で示され
る部分に、計器類、エアコン風の出口、その他の別部品
が後で組み込めるように、樹脂形成品15の不要部分が
凹形状になっており、最終的には矢印A,Dで切断さ
る。そして、所定の製品16となる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、金型に脱
型用の貫通孔が開いていても、樹脂パウダーの供給付着
を支障なく行うことができ、脱型工程では貫通孔からの
エアーの吹き出しによって、脱型を補助するため、人手
による脱型工程の工数を低減することができ、無理な脱
型による樹脂成形体の変形を防止できる。
【0040】請求項2記載の発明によると、脱型が難し
い多層の樹脂形成品であっても、効率良く且つ変形を阻
止しながら脱型できる。
【0041】請求項3記載の発明によると、金型を、予
熱装置、樹脂パウダーの供給付着装置、再加熱装置、冷
却装置、脱型装置の順に移動させ、前記金型に沿った樹
脂成形体を得るパウダースラッシュ成形システムにおい
て、金型の加工を最小限にして脱型を容易にすることが
できる。金型の重量が少なくため、加熱・冷却時のエネ
ルギーロスが少ない。
【0042】請求項4の発明によると、樹脂形成品を取
り出すためのロボットを脱型装置に組み込むことによっ
て、脱型の全自動化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパウダースラッシュ成形方法の工程図
である。
【図2】本発明のパウダースラッシュ成形方法の工程図
である。
【図3】本発明のパウダースラッシュ成形方法の工程図
である。
【図4】樹脂成形体の斜視図である。
【図5】この樹脂成形体を表皮材とする自動車内装品の
斜視図である。
【符号の説明】
11 金型 12 貫通孔 13 樹脂付着層 14 溶融樹脂成形体 15 樹脂形成体 16 製品 21 加熱装置 22 樹脂パウダーの供給付着装置 23 再加熱装置 24 冷却装置 25 脱型装置 32 第1枠体 33〜36 被覆部材 37 進退手段 41 第2枠体 43〜46 遮蔽部材 47 進退手段 48 エアー供給手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された金型に樹脂パウダーを供給し
    て付着させ、前記金型を加熱したのち冷却して前記金型
    に沿った樹脂成形体を得て、前記樹脂成形体を前記金型
    から脱型するパウダースラッシュ成形方法において、 前記金型のうち前記樹脂成形体の開口部又は取付部又は
    両者が沿う部分に貫通孔を設け、 前記樹脂パウダーの供給・付着時には、前記貫通孔に向
    かって進退自在な被覆部材を有する第1枠体を前記金型
    に合体させることにより前記貫通孔を塞ぎ、 前記脱型時には、前記貫通孔に向かって進退自在である
    とともに、エアーが供給される遮蔽部材を有する第2枠
    体を前記金型に合体させることにより前記貫通孔を覆う
    とともに前記貫通孔からエアーを吹き出させることを特
    徴とするパウダースラッシュ成形方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂成形体は、表面層と発泡層の2
    層構造、または表面層と発泡層と裏面層の3層構造であ
    る請求項1記載のパウダースラッシュ成形方法。
  3. 【請求項3】 金型を、予熱装置、樹脂パウダーの供給
    付着装置、再加熱装置、冷却装置、脱型装置の順に移動
    させ、前記金型に沿った樹脂成形体を得るパウダースラ
    ッシュ成形システムにおいて、 前記金型のうち前記樹脂成形体の開口部又は取付部又は
    両者が沿う部分に設けられた貫通孔と、 前記供給付着装置に取り付けられ、前記貫通孔を塞ぐこ
    とができる進退自在な被覆部材を有する第1枠体と、 前記脱型装置に取り付けられ、前記貫通孔を覆うととも
    に、内部にエアーを供給できる遮蔽部材を有する第2枠
    体と、を備えるパウダースラッシュ成形システム。
  4. 【請求項4】 前記脱型装置は、前記樹脂形成体を保持
    して前記金型から取り出すロボットを備える請求項3記
    載のパウダースラッシュ成形システム。
JP7426898A 1998-03-23 1998-03-23 パウダースラッシュ成形方法及びパウダースラッシュ成形システム Pending JPH11268059A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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