JPH11267779A - 有底容器の製造法 - Google Patents
有底容器の製造法Info
- Publication number
- JPH11267779A JPH11267779A JP10071096A JP7109698A JPH11267779A JP H11267779 A JPH11267779 A JP H11267779A JP 10071096 A JP10071096 A JP 10071096A JP 7109698 A JP7109698 A JP 7109698A JP H11267779 A JPH11267779 A JP H11267779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- flange
- container
- pressure welding
- metallic cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/10—Primary casings, jackets or wrappings of a single cell or a single battery
- H01M50/102—Primary casings, jackets or wrappings of a single cell or a single battery characterised by their shape or physical structure
- H01M50/103—Primary casings, jackets or wrappings of a single cell or a single battery characterised by their shape or physical structure prismatic or rectangular
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】従来の電池缶用の金属製有底容器は絞り成形加
工法やインパクト成形加工法で製造されるために、缶開
口部の縦寸法と横寸法の比や、缶の開口部寸法と深さ寸
法との比等にはそれぞれの加工法の限界による制約があ
り、外形寸法の小型化や形状の自由度向上に応じること
は難しかった。 【解決手段】絞り成形加工法やインパクト成形加工法に
よらず、金属製の筒１の一端にフランジ部３を設け、こ
れに底板２を冷間圧接接合４することにより金属製の有
底容器を製造する。
工法やインパクト成形加工法で製造されるために、缶開
口部の縦寸法と横寸法の比や、缶の開口部寸法と深さ寸
法との比等にはそれぞれの加工法の限界による制約があ
り、外形寸法の小型化や形状の自由度向上に応じること
は難しかった。 【解決手段】絞り成形加工法やインパクト成形加工法に
よらず、金属製の筒１の一端にフランジ部３を設け、こ
れに底板２を冷間圧接接合４することにより金属製の有
底容器を製造する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉型電池の電池缶
のような、密閉容器を構成する有底容器を製造する新し
い方法に関する。
のような、密閉容器を構成する有底容器を製造する新し
い方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属製有底容器は、絞り成形加工
やインパクト成形加工等により製造されていた。
やインパクト成形加工等により製造されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】携帯用電子機器や携帯
用通信機器は、小型軽量化と同時に、使い勝手を考慮し
た、人間工学的な外形デザインが求められている。これ
にともない、携帯用機器内に電池を収納する空間に対し
ても、小型化や偏平型化が求められており、さらには、
従来の角筒型電池容器の様な矩形の底面形状を有する角
筒型だけでなく、図１に示す様な、携帯用機器内部の限
られた空間を有効に活用できる、任意の底面形状を有す
る筒型の電池容器を可能とする、新しい有底容器の製造
技術の開発が求められていた。しかし、従来の電池缶は
絞り成形加工法やインパクト成形加工法で製造される
為、電池缶開口部の縦寸法と横寸法の比率や、缶の開口
部寸法と深さ寸法との比率等にはそれぞれの加工法に依
存する制約があり、携帯用機器を小型化したり、デザイ
ンの自由度を向上させることを目的とした、電池容器に
対する要求に答えることが難しかった。
用通信機器は、小型軽量化と同時に、使い勝手を考慮し
た、人間工学的な外形デザインが求められている。これ
にともない、携帯用機器内に電池を収納する空間に対し
ても、小型化や偏平型化が求められており、さらには、
従来の角筒型電池容器の様な矩形の底面形状を有する角
筒型だけでなく、図１に示す様な、携帯用機器内部の限
られた空間を有効に活用できる、任意の底面形状を有す
る筒型の電池容器を可能とする、新しい有底容器の製造
技術の開発が求められていた。しかし、従来の電池缶は
絞り成形加工法やインパクト成形加工法で製造される
為、電池缶開口部の縦寸法と横寸法の比率や、缶の開口
部寸法と深さ寸法との比率等にはそれぞれの加工法に依
存する制約があり、携帯用機器を小型化したり、デザイ
ンの自由度を向上させることを目的とした、電池容器に
対する要求に答えることが難しかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では 金属製の有
底容器に対する要求に答えるべく、絞り成形加工法やイ
ンパクト成形加工法によらず、金属製の筒の一端に底板
を冷間圧接接合することにより、金属製の有底容器を製
造する新しい技術を開発した。
底容器に対する要求に答えるべく、絞り成形加工法やイ
ンパクト成形加工法によらず、金属製の筒の一端に底板
を冷間圧接接合することにより、金属製の有底容器を製
造する新しい技術を開発した。
【０００５】
【発明の実施の形態】図２、図３、図４、に本発明によ
る金属製有底容器の断面を示す。１は金属製筒、２は底
板、３はフランジ部、４は冷間圧接接合部、５は保護用
凸部である。図２、図３の事例は本発明による有底容器
を、密閉型電池の電池缶の様に正の内圧が加わる密閉容
器に適用した事例で、正の内圧に対する耐久性を考慮
し、フランジ部の内側から底板を接合している。図３は
内圧による密閉容器の膨張に対する底板２の接合を補
強する目的で、フランジ部３を金属製筒１の中心線に垂
直な面よりさらに内側に曲げ込み、底板２を接合した事
例である。
る金属製有底容器の断面を示す。１は金属製筒、２は底
板、３はフランジ部、４は冷間圧接接合部、５は保護用
凸部である。図２、図３の事例は本発明による有底容器
を、密閉型電池の電池缶の様に正の内圧が加わる密閉容
器に適用した事例で、正の内圧に対する耐久性を考慮
し、フランジ部の内側から底板を接合している。図３は
内圧による密閉容器の膨張に対する底板２の接合を補
強する目的で、フランジ部３を金属製筒１の中心線に垂
直な面よりさらに内側に曲げ込み、底板２を接合した事
例である。
【０００６】密閉容器が正の外圧を受けて使用される場
合には、図４に示すように底板２をフランジ部の外側か
ら接合する。図４の事例では、接合した底板が外部から
の接触を受けて、接合部が損傷するのを防止する目的
で、冷間圧接接合後の底板２が金属製筒１の端面から凹
となるようにフランジ部３の周辺に凸部を設けた事例で
ある。図２、図３、図４、のいずれの場合でも、図１に
示すような任意の底面形状を持つ有底容器への対応が可
能である。
合には、図４に示すように底板２をフランジ部の外側か
ら接合する。図４の事例では、接合した底板が外部から
の接触を受けて、接合部が損傷するのを防止する目的
で、冷間圧接接合後の底板２が金属製筒１の端面から凹
となるようにフランジ部３の周辺に凸部を設けた事例で
ある。図２、図３、図４、のいずれの場合でも、図１に
示すような任意の底面形状を持つ有底容器への対応が可
能である。
【０００７】
【実施例】本実施例ではリチウムイオン二次電池用の金
属製密閉容器を構成する電池缶となる、有底容器を製造
する方法と、完成した容器の気密性と耐圧強度の試験結
果について述べる。本実施例に示す有底容器は、リチウ
ムイオン二次電池用の密閉容器として、図２のタイプと
し、底板２を、金属製筒１の内側から接合する構造を有
する。金属製筒１はＡ３００３アルミ合金製で、中心軸
に垂直な断面の開口部の外形寸法が３４ｍｍ×５ｍｍの
矩形で、肉厚が０．５ｍｍ、全長は６８ｍｍである。底
板２は板厚０．５ｍｍのＡ３００３アルミ合金製で、外
形寸法が３２ｍｍ×３．５ｍｍである。金属製筒１と底
板２は脱脂洗浄と乾燥工程を経て、冷間圧接金型で冷間
圧接接合され有底容器となる。
属製密閉容器を構成する電池缶となる、有底容器を製造
する方法と、完成した容器の気密性と耐圧強度の試験結
果について述べる。本実施例に示す有底容器は、リチウ
ムイオン二次電池用の密閉容器として、図２のタイプと
し、底板２を、金属製筒１の内側から接合する構造を有
する。金属製筒１はＡ３００３アルミ合金製で、中心軸
に垂直な断面の開口部の外形寸法が３４ｍｍ×５ｍｍの
矩形で、肉厚が０．５ｍｍ、全長は６８ｍｍである。底
板２は板厚０．５ｍｍのＡ３００３アルミ合金製で、外
形寸法が３２ｍｍ×３．５ｍｍである。金属製筒１と底
板２は脱脂洗浄と乾燥工程を経て、冷間圧接金型で冷間
圧接接合され有底容器となる。
【０００８】本実施例では本発明による有底容器の気密
性と耐圧強度を試験する為に、完成した有底容器の開口
部に、板厚１．０ｍｍのＡ３００３製で、中央に試験加
圧用の穴を設けた封口板をレーザービーム溶接法で密閉
接合したサンプルを５０個作成した。これらの密閉容器
の気密性と耐圧強度はエアリークテスタを介して、封口
板中央の試験加圧用の穴から１５ｋｇ／ｃｍ2 の空気圧
を印加して３０分間保持し、この間のリークの発生と容
器の変形や破損を観察した。その結果、５０個の全数に
おいて、リークや異常な変形、および破損等の発生は認
められず、本発明による有底容器が、リチウムイオン二
次電池用の金属製密閉容器の構成部品として、必要充分
な気密性や耐圧強度を有し、実用に耐えることが確認さ
れた。
性と耐圧強度を試験する為に、完成した有底容器の開口
部に、板厚１．０ｍｍのＡ３００３製で、中央に試験加
圧用の穴を設けた封口板をレーザービーム溶接法で密閉
接合したサンプルを５０個作成した。これらの密閉容器
の気密性と耐圧強度はエアリークテスタを介して、封口
板中央の試験加圧用の穴から１５ｋｇ／ｃｍ2 の空気圧
を印加して３０分間保持し、この間のリークの発生と容
器の変形や破損を観察した。その結果、５０個の全数に
おいて、リークや異常な変形、および破損等の発生は認
められず、本発明による有底容器が、リチウムイオン二
次電池用の金属製密閉容器の構成部品として、必要充分
な気密性や耐圧強度を有し、実用に耐えることが確認さ
れた。
【０００９】
【発明の効果】本発明により、従来の加工方法による金
属製有底容器では不可能であった、形状の金属製有底容
器の加工が可能となり、これを携帯用機器の電池容器に
応用することにより、これまで対応できなかったサイズ
に携帯用機器を小型化することや、人間工学的設計に基
づく曲面を多用した外形デザインに対応することが可能
となった。
属製有底容器では不可能であった、形状の金属製有底容
器の加工が可能となり、これを携帯用機器の電池容器に
応用することにより、これまで対応できなかったサイズ
に携帯用機器を小型化することや、人間工学的設計に基
づく曲面を多用した外形デザインに対応することが可能
となった。
【図１】本発明による、任意の底面形状を有する筒型の
有底容器
有底容器
【図２】本発明による、内圧対応型の有底容器の断面図
【図３】本発明による、補強付き内圧対応型の有底容器
の断面図
の断面図
【図４】本発明による、外圧対応型の有底容器の断面図
１．金属製筒 ２．底板 ３．フランジ部 ４．冷間圧接接合部 ５．保護用凸部
Claims (2)
- 【請求項１】筒型の素材の一端の全周を内側に折り曲げ
てフランジを形成し、このフランジに冷間圧接加工で底
板を密閉接合し、有底容器とする方法。 - 【請求項２】金属製の密閉型電池容器を構成する電池缶
の製造において、金属製の筒の一端の全周を内側に折り
曲げてフランジ部を設け、このフランジ部の内側に底板
を冷間圧接加工で密閉接合する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10071096A JPH11267779A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 有底容器の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10071096A JPH11267779A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 有底容器の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11267779A true JPH11267779A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13450676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10071096A Pending JPH11267779A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 有底容器の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11267779A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005310579A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角型二次電池 |
| KR100670493B1 (ko) | 2005-03-24 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 이차전지용 캔 및 이를 이용한 리튬 이차전지 |
| US9123916B2 (en) | 2010-06-03 | 2015-09-01 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
| CN107507932A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-12-22 | 中航锂电（江苏）有限公司 | 一种新型金属壳锂电池及其咬合冷封口工艺 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10071096A patent/JPH11267779A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005310579A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 角型二次電池 |
| KR100670493B1 (ko) | 2005-03-24 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 리튬 이차전지용 캔 및 이를 이용한 리튬 이차전지 |
| US9123916B2 (en) | 2010-06-03 | 2015-09-01 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
| CN107507932A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-12-22 | 中航锂电（江苏）有限公司 | 一种新型金属壳锂电池及其咬合冷封口工艺 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6265097B1 (en) | Breakable safety valve for metal-made container | |
| US20050278941A1 (en) | Packing, production method of crimp assembly, production method of battery housing lid, and production method of battery | |
| US5491110A (en) | Metal semiconductor package with an external plastic seal | |
| US20150343575A1 (en) | Methods for fabricating apparatus having a hermetic seal | |
| CN104260114B (zh) | 手套箱箱体及其制作方法 | |
| JPH1186809A (ja) | 容器の接合方法 | |
| JPH11267779A (ja) | 有底容器の製造法 | |
| JPH11307975A (ja) | 電磁遮蔽ケース | |
| JP2001023595A (ja) | 密閉型電池の防爆安全弁とその製造方法 | |
| ITPN980058A1 (it) | Procedimento per l'accoppiamento di tubi metallici ad un involucro per compressore frigorifero | |
| KR20010008566A (ko) | 이차전지의 캡 어셈블리 및 그 제조방법 | |
| JP2001126679A (ja) | 密閉型電池 | |
| KR950024419A (ko) | 전자부품과 그제조방법 | |
| JP5800906B2 (ja) | 電池ケースの封口方法 | |
| US4037749A (en) | Hermetically sealed envelope and method of making the same | |
| JP2002279944A (ja) | 密閉型電池 | |
| US20230198111A1 (en) | Housing part for an electrical storage installation, and electrical storage installation | |
| JPH01163960A (ja) | 薄形電池の製造方法 | |
| JPH033969Y2 (ja) | ||
| JPH02309574A (ja) | 気密ガラス端子 | |
| JP5194354B2 (ja) | 扁平形電池の製造方法 | |
| JP6767316B2 (ja) | 電子部品およびその製造方法 | |
| JP2790599B2 (ja) | 真空二重構造体 | |
| JPS61238428A (ja) | 金属部材による気密封鎖法 | |
| JPH07176321A (ja) | 角形密閉電池の製造方法 |