JPH11267629A - 土質改良方法 - Google Patents

土質改良方法

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JPH11267629A
JPH11267629A JP10071849A JP7184998A JPH11267629A JP H11267629 A JPH11267629 A JP H11267629A JP 10071849 A JP10071849 A JP 10071849A JP 7184998 A JP7184998 A JP 7184998A JP H11267629 A JPH11267629 A JP H11267629A
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surplus soil
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Katsuhiko Nishio
勝彦 西尾
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Nikko KK
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Nikko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿潤した残土類の含水率を調整して取り扱い
易い改良土とする。 【解決手段】 一端部にバーナ6を備え、傾斜回転する
ドラム2を備えたドライヤ1に湿潤残土の一部を供給し
て絶乾状態の加熱残土を生成し、その加熱残土と湿潤残
土とを連続混合機14によって所定の比率で混合して含
水率を所望の値まで低下させて取り扱い易い改良土とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砕石工場において
野積みされて湿潤した砂、スクリ−ニングス、または建
築工事等で掘り起こされる泥土、建設残土等の湿潤した
残土類の含水率を調整して扱い易い改良土を生成する土
質改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来、砕石工場では、採石した
岩石をクラッシャー等で所定の粒度に粉砕し、それらを
分級機によって分級し、所定の粒度毎に区分けして建設
用等の砕石を生成しており、この砕石生成過程では砕石
は一般的には屋外に野積みされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、砕石生成過程で砕石を屋外に野積みしてい
ると、雨水がかかって砕石が湿潤する。そして粒度の大
きい砕石は湿潤しても振動篩等による分級の工程にはあ
まり影響を及ぼさないが、細粒度の砂やスクリーニング
スと呼ばれるような土に近い微粒砕石が湿潤すると、振
動篩やエアーセパレータにより分級する場合、微粒砕石
が装置に付着して分級作業がはかどらないといった問題
点を有している。
【0004】本発明は上記の点に鑑み、湿潤した残土類
の含水率を調整して取り扱い易い改良土とする土質改良
方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を達
成するために、回転自在な円筒状のドラムにバーナを備
えたドライヤにより改質しようとする高含水率の湿潤残
土の一部を加熱して絶乾状態の加熱残土を連続的に生成
すると共に、該加熱残土と前記湿潤残土とを連続混合手
段によって所定の比率で混合して所望の含水率を有する
改良土を連続的に生成するようにしたことを特徴として
いる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る土質改良方法にあっ
ては、回転させながらバーナより熱風を送り込んでいる
円筒状のドラム内に野積み等により高含水率となった湿
潤残土の一部を所定の供給速度で送り込み、湿潤残土が
ドラム内を転動流下する間に水分を蒸発させて絶乾状態
の所定温度とする。そしてこの加熱残土に湿潤残土を所
定の割合で供給して混合し、加熱残土の熱で湿潤残土を
加熱して所望の含水率のするものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0008】図中の1は高含水率の湿潤残土を加熱する
ドライヤであって、円筒状のドラム2を機台3上の支持
ローラ4によって回転自在に傾斜支持し、駆動装置(図
示せず)により所定の速度で回転させている。
【0009】5はドラム2の下方開口部に設けたホット
ホッパであって、該ホットホッパ5にはバーナ6を配設
し、ドラム2内で火炎を形成して熱風を発生させ、ドラ
ム2の上方開口部に設けたコールドホッパ7に連結した
排気煙道8の末端に設けた排風機(図示せず)によりガ
スを吸引してドラム2内を通過するガス流を維持するよ
うにしている。
【0010】ドラム2の内周壁には多数の掻き上げ羽根
9が周設してあり、またドラム2のコールドホッパ7側
には投入された湿潤残土がドラム2の内側へと進行する
ように逆止羽根10を配設している。
【0011】11はコールドホッパ7側に配設した湿潤
残土をドラム2内へ供給するベルトコンベヤであって、
該ベルトコンベヤ11によりドラム2内に投入された湿
潤残土はドラム2内を転動流下する間に熱風と接触し、
加熱されて水分が除かれ、絶乾状態となってホットホッ
パ5の下部に配設した加熱残土排出口12より排出され
る。前記加熱残土排出口12の下位には連続混合手段と
して撹拌羽根13を回転させて材料を混合する連続混合
機14の供給側を臨ませるように配設してあり、更に、
連続混合機14の供給側には湿潤残土を供給するベルト
コンベヤ15を配設し、また、連続混合機14の排出側
には混合した材料を排出する排出ゲート16を配設して
いる。
【0012】次に、上記装置により湿潤残土の含水率を
調整する手順について説明する。
【0013】予め野積みしているスクリーニングス等の
湿潤残土の含水率を測定する。測定した湿潤残土の含水
率が例えば6%あったとして、これを2%前後まで低下
させることとする。
【0014】先ず、ドライヤ1のドラム2を回転させる
と共に、バーナ6に点火してドラム2内に高温のガス流
を形成し、前記湿潤残土の一部をコールドホッパ7側に
配設したベルトコンベヤ11によりドラム2内に投入す
る。ドラム2内に投入された含水率6%の湿潤残土はド
ラム2内の掻き上げ羽根9により掻き上げられながらド
ラム2内を転動流下し、その間に高温のガス流と接触し
て120℃前後まで加熱されて水分が除かれ、絶乾状態
とされてホットホッパ5の下部に配設した加熱残土排出
口12より排出される。
【0015】加熱残土排出口12より排出された加熱残
土は、撹拌羽根13を回転させた連続混合機14の供給
側に供給されると、同時に連続混合機14に配設したベ
ルトコンベヤ15により前記湿潤残土の供給を開始し、
含水率6%の湿潤残土と絶乾状態の加熱残土とを連続混
合機14により混合する。
【0016】このとき、混合後の改良土の含水率を2%
とする場合には、ドライヤ1より排出される絶乾状態の
加熱残土を、例えば40トン/時、の排出速度に設定
し、また、連続混合機14に送り込む湿潤残土を、例え
ば20トン/時、の供給速度に調整することで含水率2
%の改良土を、60トン/時、の割合で生成することが
できる。
【0017】また、図2は本発明の別の実施例であっ
て、図中の20は湿潤残土を加熱及び混合するドライヤ
であり、内部に多数の掻き上げ羽根21を周設した円筒
状のドラム22を機台23上の支持ローラ24によって
回転自在に傾斜支持し、駆動装置(図示せず)により所
定の速度で回転させている。
【0018】25はドラム22の一端部に配設したホッ
トホッパで、該ホットホッパ25にはドラム22内に熱
風を送り込むバーナ26と湿潤残土の一部をドラム22
内に供給するベルトコンベヤ27を配設している。ドラ
ム22の他端部にはコールドホッパ28を配設し、該コ
ールドホッパ28には改質した改良土を排出する改良土
排出口29とダンパ30により調整しながら冷却用空気
を取入れる冷気吸入口31を配設している。
【0019】また、ドラム22の中間付近の内周部には
ドラム22を前方部と後方部とに仕切る所定高さの堰3
2を配設し、該堰32より前方部を加熱領域Aとし、後
方部を混合領域B(連続混合手段)としている。そし
て、前記堰32付近の混合領域B側のドラム22の内周
壁には内周に沿って所定間隔で透孔33を穿設し、該透
孔33にはドラム22の外周部よりドラム22とは切り
離して固定したカバー体34により包囲するようにして
いる。該カバー体34には前記透孔33に臨ませてベル
トコンベヤ35により供給する湿潤残土を投入する投入
シュート36を配設すると共に、透孔33には投入され
た湿潤残土をドラム22内に案内する案内シュート37
を取り付けている。
【0020】更に、前記カバー体34の所定位置にはド
ラム22の加熱領域Aを通過した排ガスを透孔33を介
して導出させる排気煙道38を配設しており、該排気煙
道38の下流には前記ガス流を維持させる排風機(図示
せず)を配設している。
【0021】このように、ドラム22の前方部に湿潤残
土の加熱領域Aを、後方部に混合領域Bを形成すること
によって、加熱領域Aに供給した湿潤残土は加熱領域A
を転動流下させる間に水分を蒸発させて絶乾状態とし、
そのまま後方の混合領域Bに送り込み、同時に、ドラム
の中間部付近の投入シュート36より湿潤残土を投入し
て後方部の混合領域Bで掻き上げ羽根により両者を混合
して所望の含水率の改良土を生成してコールドホッパ2
8の改良土排出口29より改良土を連続的に排出させ
る。
【0022】このように、ドライヤにより高含水率の湿
潤残土の一部を加熱して絶乾状態の加熱残土を連続的に
生成して連続混合手段に供給しながら、湿潤残土を所定
の割合で供給して混合し、加熱残土の熱で湿潤残土を加
熱して所望の含水率とするのである。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る土質
改良方法によれば、加熱装置であるドライヤにより改質
しようとする湿潤残土の一部を加熱して絶乾状態の加熱
残土を連続的に生成すると共に、該加熱残土と前記湿潤
残土とを連続混合手段によって所定の比率で混合して所
望の含水率の改良土を連続的に生成するようにしたの
で、湿潤残土の湿潤による付着や目詰まりといった取り
扱いにくさを解消した改良土を容易に生成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土質改良方法を採用した土質改良
装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明に係る土質改良方法を採用した土質改良
装置の別の実施例を示す構成図である。
【図3】図2の一部を省略したA−A矢視図である。
【符号の説明】
1…ドライヤ 2…ドラム 6…バーナ 14…連続混合機
(連続混合手段) 20…ドライヤ 22…ドラム 26…バーナ A…加熱領域 B…混合領域(連
続混合手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在な円筒状のドラムにバーナを備え
    たドライヤにより改質しようとする高含水率の湿潤残土
    の一部を加熱して絶乾状態の加熱残土を連続的に生成す
    ると共に、該加熱残土と前記湿潤残土とを連続混合手段
    によって所定の比率で混合して所望の含水率を有する改
    良土を連続的に生成するようにしたことを特徴とする土
    質改良方法。
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