JPH11266968A - 冷温風寝具 - Google Patents

冷温風寝具

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JPH11266968A
JPH11266968A JP7002198A JP7002198A JPH11266968A JP H11266968 A JPH11266968 A JP H11266968A JP 7002198 A JP7002198 A JP 7002198A JP 7002198 A JP7002198 A JP 7002198A JP H11266968 A JPH11266968 A JP H11266968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation path
bed pad
blow
honeycomb structure
cold
Prior art date
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Pending
Application number
JP7002198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Nomura
義輝 野村
Masayuki Ichiyanagi
雅行 一柳
Shinji Katsuragawa
真治 桂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベッドパッド内に、空気の通風路を設け、その
通風路を通じて冷温風を送風する冷温風寝具を提供する
こと。 【解決手段】ハニカム構造の立体メッシュ編み物1に、
通気度が小さく、断熱性が高い布地2で通風路3を形成
したベッドパッド内部において、冷風、温風が送風でき
る送風装置からの風を供給口4から送風し、寝床内を冷
温することで快適な睡眠を確保することができる冷温風
寝具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝床内(掛側寝具
と敷側寝具との間に形成される就寝空間)の冷暖房を行
う冷温風寝具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷温風寝具は、特開平4
−58907号公報に示されているように、送風装置か
らベッドパッドとマットレス間に配置した袋部に送られ
た冷風または温風は袋部内で均一に広がり、ベッドパッ
ド及びマットレスを冷却または加熱する。従って、寝床
内(掛側寝具と敷側寝具との間に形成される就寝空間)
はベッドパッドを介して均一に冷却または加熱される。
【0003】袋部は2枚の布地の端部を縫製し、一端に
空気導入部とベッドパッドと着脱自在に固定するための
ホックを四隅に設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人が就
寝時、ベッドの上に横たわると体重にて袋部は押しつぶ
されるので、冷却器、ヒータ、送風機から構成される送
風装置から送風された冷風または温風は、身体が上にの
っている部分には流れにくく、冷風または温風は身体が
上にのっていない部分に流れてしまう。従って、夏季の
暑い日に汗をかきやすい背中の部分には、冷風が流れに
くいので、背中が汗で蒸れてしまうのを解消するのには
効果的な方法とはいえない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通気性が小さく断熱性が高い布地で芯材を包み、この芯
材に形成された通風路が人体の重みで塞がれない構造で
構成されたベッドパッドと該通風路に接続された送風装
置を有する冷温風寝具である。
【0006】この構成により、決められた場所に空気が
送風され、人体によって通風路が押し塞がれないため、
常に快適な状態に保つことができる。
【0007】請求項2記載の発明は、前記芯材は、該ベ
ッドパッドの厚み方向に延在するハニカム構造の立体メ
ッシュ編み物から構成されることを特徴とする冷温風寝
具である。
【0008】ハニカム構造の立体メッシュ編み物を使う
ことで強度の確保ができる。更に、通風路内に空気を蓄
えることができ、通風路内の空気により温度調整が可能
となる。
【0009】請求項3記載の発明は、前記通風路は前記
ベッドパッドの所望の部位に配置したことを特徴とする
冷温風寝具である。
【0010】これにより、所望の部位にのみ効率的に通
風効果をあげることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、前記通風路を前記
ベッドパッドに横たわる人の上半身に配置したことを特
徴とする冷温風寝具である。
【0012】人体のうちで、特に寒暖を敏感に感じ取る
上半身に通風路を介して供給される空気を供給すること
で快適感を与えることができる。つまり、本考案は、体
で押さえても押しつぶされることのない芯材でできたベ
ッドパッド内部に通風路を設け、背中部に冷温風を送風
し、快適と感ずる温度調整を可能とするものである。更
に、ベッドマットを逆向きに置くことにより、冬季は、
足部を温めることも可能である。
【0013】請求項5記載の発明は、前記ペッドパッド
が厚み方向に延在するハニカム構造の立体メッシュ編み
物から構成され、前記通風路を配置する部分が切りかか
れていることを特徴とする冷温風寝具である。
【0014】通風効果としては、ベッドパッドにおける
通風路の近傍にまで浸透させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1から図13
に基づいて説明する。
【0016】図1において、冷温風が送風できる送風装
置9をベッド側面に取り付け、芯材として作用する例と
してのハニカム構造の立体メッシュ編み物1に、通気度
が小さく断熱性が高い布地2で包んで通風路3を形成し
たものを内蔵したベッドパッド30がマットレス10の
上に配置され、供給口4を冷温風の送風ができる送風装
置9の吹き出し口11にマジックテープ6等で接続す
る。図1は、通風路3を上半身側に配置して、背中側に
冷温風の送風が行えるようになっている。
【0017】また、ベッドパッド30のヘッドボード1
4側をフット側に180度回転させた場合、足元側に送
風ができる。このようにベッドパッド30の向きを変え
ることにより使用者が好みに応じて、送風する場所を背
中側もしくは足元側のどちらかに選択できる。
【0018】送風装置9は寝室の状況に応じて、送風す
る場所を背中側もしくは足元側のどちらかに選択でき
る。また、送風装置9は寝室の状況に応じてベッドの左
側面もしくは右側面のどちらにも取り付け可能である。
【0019】ハニカム構造の立体メッシュ編み物1にお
いて、送風装置9からの風を送風したい場所に切り込み
を端から2か所入れ、通気度が小さく断熱性が高い布地
2をその切り込み部に差し入れて、ハニカム構造の立体
メッシュ編み物1とともに縫製することにより冷温風の
送風ができる装置9からの風を供給口4から導入し、パ
ッド内中央部の放出口5から放出する通風路3を形成す
る。通風路3は複数個形成することも可能である。
【0020】供給口4の外周に送風ができる装置9の吹
き出し口11と着脱が自在にできるマジックテープ等6
を縫い付ける。
【0021】ベッドパッド30には、汗を吸いやすい素
材である綿布地とガーゼ等とあらかじめキルティングし
た布地7で図1のベッドパッド30の中身を挟み込み、
供給口4が出ているところを除いた外周部をバイアステ
ープ8で縫製する。ベッドパッド30の中身と綿布地と
ガーゼ等とをあらかじめキルティングした布地7とを一
体化するために、例えば図6に示す如く2か所横方向に
共に縫い付ける。これにより、ベッドパッド30は3つ
折りすることができ、収納または梱包することが簡便で
ある。
【0022】次に、通風路3における空気の流れを考察
する。この通風路3は、その形状や長さが特に決められ
ているわけではなく、ベッドパッド30のどの位置につ
けられてもよいし、何本つけてもよいのであるが、一本
の通風路3を効果的に作用させる例示として、図7と図
8があげられる。図7は、ベッドパッド30に内蔵した
ハニカム構造の立体メッシュ編み物1に通気度が小さく
断熱性が高い布地2で形成した通風路3の放出口5の位
置を通風路3の両側面に設けた例であり、図8は放出口
5の位置を通風路3の上面・下面に設けた例を示す。ま
た、ベッドパッド内30のハニカム構造の立体メッシュ
編み物1をどの部分に、どれくらい用いるかについて
は、特に定めていないが、通風路3には芯材としてのハ
ニカム構造の立体メッシュ編み物1を用いなければなら
ない。図9、図10はベッドパッド30に内蔵するハニ
カム構造の立体メッシュ編み物1のサイズを小さくし、
ハニカム構造の立体メッシュ編み物1以外のところには
ウレタン等15を入れたベッドパッド30の例を示す。
いずれの図も通風路3には、立体メッシュ編み物1が使
われており、その通風路3の長さも特に決められている
訳ではない。立体メッシュ編み物1のサイズを小さくす
ることによりコストを低減することができる。
【0023】送風装置9は、図11に示す如くシロッコ
ファン21が回転することにより空気を吸い込み、吸入
口ないしは吸込フィルタ22を通して空気をヒートシン
ク24と、ヒートシンク25に流す。この際、仕切板2
3によって、ヒートシンク24とヒートシンク25は、
分離される。ペルチェ素子26には、直流の電流が流れ
ている。寝床内を温めるときは、ペルチェ素子26によ
りヒートシンク24が温まり、そのヒートシンク24の
間を空気が流れることによって空気が温まり、その温ま
った空気は吹き出し口11を通じて通風路3に流れる。
【0024】また、寝床内を冷たくしたいときは、図示
しない切換スイッチによってペルチェ素子26への電流
の流れを逆方向に変え、ヒートシンク24をペルチェ素
子26によって冷し、シロッコファン21より流れてき
た空気を冷し、その冷たい空気を吹き出し口11を通じ
て通風路3に送る構造を持つ。
【0025】図12は、送風装置9の側面図であり、吸
込フィルタ22が側面についているものである。
【0026】図13に示すように、空気の吸込口22を
送風装置9の底面に設けてもよい。この場合、吸込口2
2が毛布や掛け布団により覆われるようなことはない。
【0027】なお、ここでいうハニカム構造の立体メッ
シュ編み物1とは、実用新案登録第2517240号の
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベッドパッドをマットレスの上に敷いた状態を
示す外観図である。
【図2】ベッドパッド内部の外観図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のベッドパッドを内蔵し、縫製したベッド
パッドの外観図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】ベッドパッドに内蔵した通風路の放出口の位置
を通風路の両側面に設けた例を示す図である。
【図8】通風路の放出口の位置を通風路の上面、下面に
設けた例を示す図である。
【図9】ベッドパッドに内蔵するハニカム構造の立体メ
ッシュ編み物のサイズを小さくし、ハニカム構造の立体
メッシュ編み物以外の所には、ウレタンを入れた例を示
す図である。
【図10】ベッドパッドの上部、下部にウレタンを入
れ、その間に通風路を設けた例を示す図である。
【図11】ペルチェ式冷温風機の構造図の断面図であ
る。
【図12】図11の側面図である。
【図13】図11の底面図である。
【符号の説明】
1 ハニカム構造の立体メッシュ編み物 2 布地 3 通風路 4 供給口 5 放出口 6 マジックテープ 8 バイアステープ 9 送風装置 10 マットレス 11 吹き出し口 12 シーツ 13 フレーム 14 ヘッドボード 15 ウレタン 21 シロッコファン 22 吸込口 23 仕切板 24 ヒートシンク 25 ヒートシンク 26 ペルチェ素子 30 ベッドパッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性が小さく断熱性の高い布地で芯材を
    包み、この芯材で形成された通風路に、空気を供給する
    送風装置を取り付けたベッドパッドを有する冷温風寝
    具。
  2. 【請求項2】前記芯材は、前記ベッドパッドの厚み方向
    に延在するハニカム構造の立体メッシュ編み物から構成
    されることを特徴とする請求項1記載の冷温風寝具。
  3. 【請求項3】前記通風路は前記ベッドパッドの所望の部
    位に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の冷
    温風寝具。
  4. 【請求項4】前記通風路を前記ベッドパッドに横たわる
    人の上半身部分に配置したことを特徴とする請求項3記
    載の冷温風寝具。
  5. 【請求項5】前記ベッドパッドが厚み方向に延在するハ
    ニカム構造の立体メッシュ編み物から構成され、前記通
    風路を配置する部分が切りかかれていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4の何れか1項記載の冷温風寝
    具。
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