JPH11266820A - 油揚げ払出し装置 - Google Patents
油揚げ払出し装置Info
- Publication number
- JPH11266820A JPH11266820A JP10092676A JP9267698A JPH11266820A JP H11266820 A JPH11266820 A JP H11266820A JP 10092676 A JP10092676 A JP 10092676A JP 9267698 A JP9267698 A JP 9267698A JP H11266820 A JPH11266820 A JP H11266820A
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Abstract
るようにした油揚げ払出し装置の提供。 【解決手段】 油揚げ供給装置1と、油揚げ吸着搬送装
置2と、油揚げ送出装置3とを備え、油揚げ吸着搬送装
置2には多数の小穴29aが形成されている搬送ベルト
(搬送部材)29が設けられ、この搬送ベルト29は、
吸着位置から送出位置に向けて回動可能に設けられ、吸
着位置と送出位置との間において搬送ベルト29の裏面
に対向して中空ドラム(吸引装置)26が設けられてい
る構成。
Description
称される油揚げを1枚づつ払い出すために使用される油
揚げ払出し装置に関する。
油揚げは、半分に切断したのち、これを所定枚数に重ね
た状態で包装されている。これらの作業は、作業者によ
る手作業で行われていたため、衛生面や作業能率の面で
必ずしも好ましいものではなかった。従って、この作業
を機械化することによって省力化を図れば、衛生面や作
業能率の面での問題を解決することができる。
搬送していくラインが要求されるが、従来、油揚げを1
枚づつ搬送していくための装置は見受けられない。
な要求に鑑みなされたもので、油揚げを1枚づつ確実に
搬送することができるようにした油揚げ払出し装置を提
供することを課題としている。
に、本発明(請求項1)の油揚げ払出し装置(払出し装
置と略称する)は、多数枚の油揚げを平面同士が面合す
る状態に並列させた油揚げ束を、その並列方向に搬送す
る油揚げ供給装置(供給装置と略称する)と、この供給
装置から油揚げを1枚づつ吸着して搬送するための油揚
げ吸着搬送装置(吸着搬送装置と略称する)と、この吸
着搬送装置からの油揚げを受け継いで搬送する油揚げ送
出装置(送出装置と略称する)とを備えた払出し装置で
あって、前記吸着搬送装置には、裏面から表面に貫通し
て多数の小穴が形成されている搬送部材が設けられ、こ
の搬送部材は、前記供給装置の先端部に対向する吸着位
置から送出装置の始端部に対向する送出位置に向けて回
動可能に設けられ、前記吸着位置と送出位置との間にお
いて搬送部材の裏面に対向して吸引装置が設けられてい
る構成とした。
ベルトに多数の小穴が形成された搬送ベルトである態様
(請求項2)と、搬送部材が回転ドラムに多数の小穴が
形成された搬送ドラムである態様(請求項3)とがあ
る。
て供給装置から送出装置に油揚げを1枚づつ払い出すこ
とになる。この場合、吸着搬送装置の搬送部材は、吸着
位置と送出位置との間において吸引装置による吸引力を
多数の小穴を通して外部に作用させている。そして、供
給装置によって搬送される油揚げ束の先端が吸着位置に
対向しているため、この油揚げ束の先端の油揚げが吸着
位置において搬送部材に吸着される。
部材に吸着された状態のまま送出位置に搬送され、この
送出位置では吸引装置による吸引力が断たれて吸着が解
除されているため、搬送部材から油揚げが離れ、送出位
置に始端を対向した送出装置に受け渡されることにな
る。以後は同様にして、供給装置の油揚げ束から油揚げ
が1枚づつ順次に吸着搬送装置を介して送出装置に払い
出されるものである。
により説明する。図1は本発明の実施の第1形態である
払出し装置の断面図、図2はこの払出し装置に設けられ
た吸着搬送装置の平面図である。
搬送装置2と、送出装置3とを備えている。前記供給装
置1は多数枚の油揚げmを平面同士が面合する状態に並
列させた油揚げ束Mを、その並列方向に搬送する。前記
吸着搬送装置2は供給装置1から油揚げmを1枚づつ吸
着して搬送する。前記送出装置3は吸着搬送装置2から
の油揚げmを受け継いで搬送する。
るための搬送コンベア10が設けられ、この搬送コンベ
ア10の上方に油揚げ束Mの保持空間11を介して押え
ベルト12が設けられている。この押えベルト12は先
端側のガイド13と基端側のローラ14との間に、下側
移行部12aが搬送コンベア10と平行になるように掛
け回され、その下側移行部12aの裏面に当て板15が
設けられている。尚、前記ガイド13は当て板15の先
端に取り付けられ、この当て板15の基端はフレーム4
に軸着され、そして、この当て板15の先端部が連接棒
16を介してクランク17に連結されている。従って、
このクランク17の回転に伴って当て板15の先端部が
上下に揺動し、油揚げ束Mの各油揚げmが分離しやすい
ように振動を与える構造となっている。
2枚の略三角形状の側板20,20の上部に吸気空間2
1が区画形成されると共に、この吸気空間21の上端部
に切欠開口部22が形成されたボックスフレーム23が
設けられている。前記切欠開口部22の前縁22aは、
前記した供給装置1の保持空間11に対向する位置に形
成され、又、後縁22bは側板20の上端からやや下側
に位置して形成され、この後縁22bから側板20の下
側後端部に向けた下り傾斜面24がボックスフレーム2
3に形成されている。尚、前記吸気空間21には、吸気
穴21aが側板20を貫通して形成され、この吸気穴2
1aに連通して吸気ブロア25が設けられている。
部22に外周面が露出する状態で吸引装置としての中空
ドラム26が軸支されている。この中空ドラム26の外
周面には数条(3条)の環状溝26aが形成され、この
環状溝26aの溝底に多数の空気穴27が形成されてい
る。又、前記側板20の下側前端部及び下側後端部にそ
れぞれローラ28a,28bが軸着され、このローラ2
8a,28bと前記中空ドラム26との間に搬送部材と
しての搬送ベルト29が掛け回されている。この搬送ベ
ルト29には中空ドラム26の環状溝26aと符合する
位置に裏面から表面に貫通して多数の小穴29aが形成
されている。
けられ、この送出コンベア30は、その始端が前記ボッ
クスフレーム23の下り傾斜面24の下端部に対向する
ように掛け回されている。
送装置2の搬送ベルト29は、供給装置1の先端部に対
向する吸着位置Pから送出装置3の始端部に対向する送
出位置Qに向けて回動可能に設けられ、前記吸着位置P
と送出位置Qとの間(切欠開口部22の範囲)において
搬送ベルト29の裏面に対向して中空ドラム26が設け
られた構造となる。
装置2を介して供給装置1から送出装置3に油揚げmを
1枚づつ払い出すことができる。即ち、吸着搬送装置2
の搬送ベルト29は、切欠開口部22の範囲において、
中空ドラム26の空気穴27及び搬送ベルト29の小穴
29aを通して吸引力を外部に作用させている。そし
て、供給装置1の搬送コンベア10と押えベルト12に
よって挟持された状態で搬送される油揚げ束Mの先端が
吸着位置Pに対向しているため、この供給装置1による
搬送に伴って、油揚げ束Mの先端の油揚げmが吸着位置
Pにおいて搬送ベルト29に吸着される。
送ベルト29に吸着された状態のまま搬送され、これが
切欠開口部22の後縁22bに移行した時点で搬送ベル
ト29が中空ドラム26から離反していくため、油揚げ
mに吸引力が作用せず、吸着が解除される。そして、こ
の後は搬送ベルト29上に載置されたまま下り傾斜面2
4を移行し、送出位置Qで送出装置3の送出コンベア3
0上に受け渡されることになる。以後は同様にして、供
給装置1の油揚げ束Mから油揚げmが1枚づつ順次に吸
着搬送装置2を介して送出装置3に払い出されるもので
ある。
油揚げmを1枚づつ確実に搬送することができるもの
で、特に、吸引力を用いているため、油揚げmが重なる
ことなく、払出しピッチを一定にして払い出すことがで
きるし、又、油揚げmの製品寸法が不揃いであっても対
応することができる。
る払出し装置の断面図である。この払出し装置Bでは、
吸着搬送装置5の搬送部材が搬送ドラム50によって形
成されている点で実施の第1形態とは異なっている。即
ち、この吸着搬送装置5には裏面から表面に貫通して多
数の小穴51が形成された搬送ドラム50が設けられて
いる。そして、この搬送ドラム50の内部に吸引装置と
しての中空吸引部材52が設けられ、この中空吸引部材
52には吸着位置Pと送出位置Qとの間において搬送ド
ラム50の裏面に対向した円弧面53が形成され、この
円弧面53に多数の空気穴54が形成された構造となっ
ている。尚、供給装置1及び送出装置3の構成は前記実
施の第1形態と同様であるため、その説明を省略する。
搬送ドラム50は、中空吸引部材52の円弧面53の範
囲において、円弧面53の空気穴54及び搬送ドラム5
0の小穴51を通して吸引力を外部に作用させている。
従って、吸着位置Pにおいて油揚げ束Mの先端の油揚げ
mが搬送ドラム50に吸着され、この吸着された油揚げ
mが円弧面53の後縁に移行した時点で搬送ドラム50
が中空吸引部材52から離反していくため、油揚げもに
吸引力が作用せず、吸着が解除される。そして、この後
は搬送ドラム50上に載置されたまま移行し、送出位置
Qで送出装置3の送出コンベア30上に受け渡されるこ
とになる。
明したが、具体的な構成はこれに限定されることはな
い。
解除された後の油揚げmを次の送出コンベア30まで搬
送する搬送ベルト29を下り傾斜状に形成しているが、
水平状に形成してもよい。この場合、送出コンベア30
の始端は前記搬送ベルト29の水平部終端に配置される
ことになる。
し装置にあっては、これを使用すると、油揚げを1枚づ
つ確実に搬送することができるもので、特に、吸引力を
用いているため、油揚げが重なることなく、払出しピッ
チを一定にして払い出すことができるし、又、油揚げの
製品寸法が不揃いであっても対応することができる。
その他の油揚げ等の加工作業や包装作業等に際し、これ
らの作業を機械化する際の搬送ラインとして本発明の払
出し装置を使用することができるという効果が得られ
る。
面図である。
面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 多数枚の油揚げを平面同士が面合する状
態に並列させた油揚げ束を、その並列方向に搬送する油
揚げ供給装置と、 この油揚げ供給装置から油揚げを1枚づつ吸着して搬送
するための油揚げ吸着搬送装置と、 この油揚げ吸着搬送装置からの油揚げを受け継いで搬送
する油揚げ送出装置とを備えた油揚げ払出し装置であっ
て、 前記油揚げ吸着搬送装置には、裏面から表面に貫通して
多数の小穴が形成されている搬送部材が設けられ、 この搬送部材は、前記油揚げ供給装置の先端部に対向す
る吸着位置から油揚げ送出装置の始端部に対向する送出
位置に向けて回動可能に設けられ、 前記吸着位置と送出位置との間において搬送部材の裏面
に対向して吸引装置が設けられていることを特徴とした
油揚げ払出し装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の油揚げ払出し装置におい
て、前記搬送部材が回動ベルトに多数の小穴が形成され
た搬送ベルトであることを特徴とした油揚げ払出し装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の油揚げ払出し装置におい
て、前記搬送部材が回転ドラムに多数の小穴が形成され
た搬送ドラムであることを特徴とした油揚げ払出し装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09267698A JP4121610B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 油揚げ払出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09267698A JP4121610B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 油揚げ払出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11266820A true JPH11266820A (ja) | 1999-10-05 |
JP4121610B2 JP4121610B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=14061098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09267698A Expired - Lifetime JP4121610B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 油揚げ払出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4121610B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002166213A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Toyota Motor Corp | 薄膜接合体および液体塗布装置と液体塗布方法 |
JP2007223718A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Fuji Seisakusho:Kk | 固形食品の供給装置 |
CN102837952A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 刘素华 | 选料输送装置 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP09267698A patent/JP4121610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002166213A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Toyota Motor Corp | 薄膜接合体および液体塗布装置と液体塗布方法 |
JP2007223718A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Fuji Seisakusho:Kk | 固形食品の供給装置 |
CN102837952A (zh) * | 2011-06-21 | 2012-12-26 | 刘素华 | 选料输送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4121610B2 (ja) | 2008-07-23 |
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