JP4124561B2 - シート状物の供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、海苔や手漉き和紙等のシート状物を一枚づつ繰り出して供給するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の供給装置としては、例えば、特開2000−109228号公報に開示された、シート状物の供給装置が知られている。図24は、同公報に開示された従来装置の構成を示す図である。
【0003】
同図に示すシート状物の供給装置は、シート状物100をストッカ110内に積層して収納しておき、ストッカ110の底部から繰出しローラ120によりシート状物100を一枚づつ取り出す構成となっている。
【0004】
繰出しローラ120は、ストッカ110の底面に沿って前後方向(図の左右方向)に回転移動自在であり、その周面には、小丸形状の吸引ノズル121が形成してある。ストッカ110からシート状物100を取り出すときは、繰出しローラ120をシート状物100の後端位置(図の右端位置)に移動して、この吸引ノズル121によりストッカ110内の最下層にあるシート状物100の後端部を吸着するとともに、繰出しローラ120を前方(図の左方向)に回転移動して、繰出しローラ120の周面にシート状物100を巻き付けていく。
【0005】
このように繰出しローラ120により取り出されたシート状物100は、搬送ドラム130を介して搬送コンベア140に受け渡され、一枚ずつ下流方向へ搬送されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来装置は、繰出しローラ120により繰り出されたシート状物を搬送コンベア140に受け渡すために、その中間に搬送ドラム130を介在させていたので、製品コストが高価格な構造となる課題があった。
【0007】
しかも、かかる従来の構造において、シート状物100の受け渡しを円滑に行うためには、繰出しローラ120から搬送ドラム130にシート状物100を受け渡すとき、搬送ドラム130の周速を、繰出しローラ120によるシート状物100の搬送タイミングと合うように制御する必要がある。さらに、搬送ドラム130から搬送コンベア140へシート状物100を受け渡すときにも、搬送ドラム130の周速を搬送コンベア140の移動タイミングに合わせる必要があり、それらのタイミング制御が複雑であった。
【0008】
さて、上述した従来のシート状物の供給装置により供給されるシート状物100としては、シート状に乾燥させた海苔や手漉き和紙などがある。この種のシート状物100は、例えば、海苔の場合、図25に示すように、海苔200の表面に小穴201が数カ所に点在していることがある。また、図26に示すように、手漉き和紙300では、繊維密度が粗く微細な隙間を形成した漉き斑301と称する部分が点在していることがある。
【0009】
このような小穴201や漉き斑301は、シート状物100に形成された隙間であるため、繰出しローラ120に形成された小穴形状の吸引ノズル121が、ストッカ110の最下面から取り出される海苔200の小穴201や手漉き和紙300の漉き斑301部分と重なったとき、その隙間(小穴201や漉き斑301)を通して空気の漏れが生じ、確実にシート状物(海苔200や手漉き和紙300)を吸着できず、または、その隙間越しに2枚目のシート状物も吸着し、2枚同時に取り出してしまい、その結果、シート状物100の取り出しミスを引き起こすおそれがあった。
【0010】
また、従来のシート状物の供給装置では、ストッカ110が固定された支持板111によってシート状物100の収納空間を取り囲んでいる。このため、ストッカ110の最下面から取り出されるシート状物100の先端部(すなわち、繰出しローラ120によって最初に吸着される端部)が、支持板111に接触していた場合、その接触抵抗をもって引っ掛かりが生じ、その結果としても、シート状物100の取り出しミスを引き起こすおそれがあった。
【0011】
さらに、海苔200や手漉き和紙300では、成形寸法に個体差が多く、したがって、ストッカ110の内部に積層されたときに、各シート状物100(海苔200や手漉き和紙300)の端部位置が不揃いになっていることが多い。既述したように、繰出しローラ120は一定位置(ストッカ110の前端部)で、シート状物100を吸着するために、最下層にあるシート状物100の端部がこの位置からずれていた場合、その上に積層されているシート状物100を誤って吸着したりして、最下層のシート状物100を適切に取り出すことができず、結果として、シート状物100の取り出しミスを引き起こすおそれがあった。
【0012】
さらにまた、海苔200や手漉き和紙300のように表面や端部が粗くざらついたシート状物100にあっては、最下層にあるシート状物100がストッカ110から引き出されるとき、その上に積層されている2枚目のシート状物100との間の摩擦力が繰出しローラ120の吸引力に対する抵抗となり、その結果、繰出しローラ120との間ですべりが生じて、取り出しミスを引き起こすおそれがあった。
【0013】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、簡易な構造でかつ制御が容易なシート状物の供給装置を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、シート状物の取り出しミスを防止して、円滑かつ確実にシート状物を供給可能とすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数枚のシート状物を積層して保持するとともに、底部からシート状物を取り出し可能なストッカと、周面の複数箇所に吸着孔が形成され、前記ストッカ内で最下層に保持されたシート状物を該吸着孔で吸着するとともに、前記ストッカの底面に沿ってその前端から後端方向へ回転移動してシート状物を巻付けて繰り出す繰出しローラと、前記繰出しローラによって前記ストッカから繰り出されたシート状物を吸着して引き出すサクションコンベアと、前記サクションコンベアによってストッカから引き出されたシート状物を下流方向へ搬送する搬送手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、繰出しローラにより繰り出されたシート状物を、サクションコンベアに直接受け渡すこととしたので、装置の構造が簡素化され、しかもシート状物の受け渡しに際して、繰出しローラとサクションベルトの動作タイミングのみ考慮すればよいので制御が容易となる。
【0016】
ここで、サクションコンベアが、前記搬送手段にシート状物を受け渡す前にシート状物の吸着状態を解除する手段を備えた構成とすれば(請求項2)、同手段によってシート状物の吸着状態を解除するだけで、シート状物を円滑に搬送手段へ受け渡すことができる。
【0017】
また、請求項3の発明は、複数枚のシート状物を積層して保持するとともに、底部からシート状物を取り出し可能なストッカと、周面の複数箇所に吸着孔が形成され、前記ストッカ内で最下層に保持されたシート状物を該吸着孔で吸着するとともに、前記ストッカの底面に沿ってその前端から後端方向へ回転移動してシート状物を巻付けて繰り出す繰出しローラと、前記繰出しローラによって前記ストッカから繰り出されたシート状物を吸着して引き出すサクションコンベアと、前記サクションコンベアによってストッカから引き出されたシート状物を下流方向へ搬送する搬送手段と、を備えたシート状物の供給装置であって、特に、サクションコンベアと搬送手段を、次のように構成したことを特徴とする。
【0018】
すなわち、サクションコンベアは、前記シート状物の引き出し経路を形成するタイミングベルトと、該タイミングベルトに装着され、かつ、前記シート状物を吸着する吸着孔を備えた吸着台座と、前記タイミングベルトの裏面側であって、前記シート状物の引き出し経路における前端から所定の中間部に至る領域に設けられ、かつ、前記タイミングベルトと対向する面に開口部を有し、該開口部から前記吸着台座の吸着孔に吸引力を付与する吸引室と、前記タイミングベルトの両側部から引き出し経路側に突出して設けられ、シート状物を前記タイミングベルトから離間して支持するガイドレールと、を有している。
また、前記搬送手段は、サクションコンベアによる吸着状態が解除された位置でシート状物を受け取る構成としてある。
【0019】
この請求項3の発明によれば、請求項1の発明と同様、繰出しローラにより繰り出されたシート状物を、サクションコンベアに直接受け渡すこととしたので、装置の構造が簡素化され、しかもシート状物の受け渡しに際して、繰出しローラとサクションベルトの動作タイミングのみ考慮すればよいので制御が容易となる。
【0020】
サクションコンベアは、繰出しローラによって繰り出されたシート状物を吸着台座に吸着して引き出すとともに、この吸着台座が吸引室の終端を通過したとき、シート状物の吸引状態を解除する。このようにサクションコンベアによる吸引状態が解除された後に、搬送手段が、そのシート状物を受け取って下流側に搬送していくので、サクションコンベアから搬送手段へシート状物を円滑に受け渡すことができる。
【0021】
また、タイミングベルトの両側から吸引室に作用する吸引力が漏れ出ても、ガイドレールがシート状物をタイミングベルトから離間して支持するので、その漏れ出た吸引力によってシート状物が吸着されることを回避することができる。
【0022】
上述した各構成の発明において、さらに前記繰出しローラから前記サクションコンベアにシート状物を受け渡すときに、前記繰出しローラの周速と前記サクションコンベアの周速とがほぼ等しくなるように、前記繰出しローラの周速または前記サクションコンベアの周速を制御する周速制御手段を備えれば(請求項4)、シート状物の受け渡しに際して、繰出しローラとサクションコンベアの周速差によりシート状物が引っ張りまたは圧縮されることがなくなるので、きわめて円滑な受け渡しを実現することが可能となる。
【0023】
また、繰出しローラ、サクションコンベアおよび搬送手段を単一の駆動源により駆動させるとともに、前記周速制御手段を互いに噛み合う一対の偏心歯車をもって構成し、前記一対の偏心歯車を介して前記駆動源の駆動力を前記サクションコンベアに伝達する構成とすれば(請求項5)、駆動源の制御が容易で、しかも偏心歯車によって自動的にかつ安定してサクションコンベアの周速を制御することができる。
【0024】
請求項6の発明は、繰出しローラの吸着孔を、周方向に吸着面積が拡大する形状または配置としたことを特徴とする。例えば、繰出しローラの吸着孔を、それぞれ周方向に延びる長孔とするか、または周方向に並べて複数個形成したことを特徴とする(請求項7,8)。
この発明によれば、シート状物に小穴、漉き斑などの隙間が点在していても、該シート状物の表面を確実に吸着できる。しかも、吸着孔の吸着面積が周方向に拡大することから、繰出しローラの回転に伴って吸着孔からの吸引力がストッカ内のシート状物へ徐々に広範囲に作用していくので、シート状物を繰出しローラの周面に呼び込むようにして吸着する。このため、ストッカ内の最下層にあるシート状物のみを確実に吸着して取り出すことができる。
【0025】
また、請求項9の発明は、ストッカは、四方を支持板に囲まれて形成されるとともに、繰出しローラがシート状物の取り出しを開始する前端側に設けた支持板の下部、および左右に設けた支持板の前端下部を切欠き形成し、かつ、前端側に設けた支持板の切欠き部分を開閉する開閉ガイドを備えたことを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、繰出しローラがストッカ内の最下層に配置されたシート状物の前端部を吸着して取り出す際に、開閉ガイドを開放すれば、シート状物の前端部および側端部の前端側が開放され、そのためシート状物のそれらの部分がストッカの内壁に引っ掛かるおそれがなくなり、シート状物の取り出しミスを回避することができる。
【0027】
さらに、請求項10の発明は、ストッカに積層されたシート状物の後端を前端方向へ押圧してシート状物の少なくとも前端を揃える揃え押し付けガイドを備えたことを特徴する。
【0028】
この発明によれば、揃え押し付けガイドを備えているので、例えば、シート状物の成形寸法に個体差があって、ストッカの内部にシート状物を収納したときに、シート状物の前端部が不揃いとなる場合にあっても、揃え押し付けガイドによってシート状物の後端を前端方向へ押圧することで、積層するシート状物の前端部をストッカの内壁に沿って揃えることができる。したがって、繰出しローラが最下層にあるシート状物の前端部を一定位置で確実に吸着して取り出すことができる。
【0029】
また、請求項11の発明は、最下層のシート状物の後端が繰出しローラに巻き付けられる直前に、シート状物の上方に積層されたシート状物の後端部を押し上げる跳ね上げプッシャを備えたことを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、跳ね上げプッシャを備えたので、最下層のシート状物の後端が繰出しローラに巻き付けられる直前に、該シート状物の上方に積層されたシート状物の後端部を跳ね上げプッシャによって押し上げることで、海苔や手漉き和紙等のように、積層されたシート状物の相互間に生じる摩擦抵抗が大きい場合にあっても、確実に最下層のシート状物をその上方のシート状物から引き剥がして取り出すことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態は、海苔の包装装置に組み込まれるシート状物供給装置を取り上げて詳細に説明していくが、本発明は海苔の供給に限らず、紙類等、各種シート状物の供給に応用可能であることは勿論である。
【0032】
図1は、この実施形態に係るシート状物供給装置が組み込まれる海苔包装装置の全体構造を示す斜視図である。
近年、コンビニエンスストア等で販売されているおにぎりは、樹脂製の包装フィルムで海苔とおにぎりとを仕切り、海苔の乾燥状態を保持する包装形態が採用されている。この種のおにぎりの包装に用いられる包装フィルムは、あらかじめ海苔を所定の形態に包装して、おにぎりの製造メーカーに納入される。
【0033】
図1に示す海苔包装装置は、上記海苔を包装フィルムに包装するための装置であり、一定枚数(例えば、100枚)の単位で海苔供給部2から送り込まれた海苔1の束を、海苔取り出し部3で一枚づつ分離して供給していく。この海苔取り出し部3に本実施形態のシート状物供給装置が組み込まれる。
【0034】
一枚づつ供給された海苔1は、海苔切断部4で中央を切断され、かつ、コーナーカット部5で前端の隅部を切断された後、海苔検査部6で海苔1の形状検査(穴あき、かけ等の形状不良検査)と異物検査が行われる。次いで、不良品が排除され、適正な海苔1だけが下流側へと搬送されていく。
【0035】
続いて、包装部7において、包装フィルムへの包装、及び同フィルムのコーナーカット、センターカット、丈決め切断等が行われて所定の包装形態が形成される。
【0036】
その後、包装不良品は排除され、適正な包装品のみが所定の枚数に束ねられ(第1集積部8a)、さらに台紙を挟んで包装束を集積するとともに(第2集積部8b)、帯掛けして排出される(帯掛け排出部9)。
【0037】
図2は、シート状物供給装置を示す正面図である。シート状物供給装置は、図1に示した海苔の包装装置における海苔取り出し部3へ組み込まれる。
【0038】
図2に示すように、シート状物供給装置は、ストッカ10、揃え押し付けガイド20、繰出しローラ30、底部ガイド40、跳ね上げプッシャ50、サクションコンベア60、およびプッシャコンベア(搬送手段)70を備えている。なお、本実施形態においては、繰出しローラ30がストッカ10に収納された海苔(シート状物)1の取り出しを開始する側を前部として、前後の位置関係を定義している。
【0039】
ストッカ10は、前部支持板11、左右支持板12、および後部支持板13から構成されており、各支持板11〜13で囲まれた収納空間内に複数枚の海苔1が積層して収納される。ストッカ10の底部は開口しており、この底部から海苔1が一枚づつ取り出されていく。
【0040】
前部支持板11には、図3の左側面図に示すように、下部に切欠き14が形成されており、この切欠き14には、開閉ガイド15が設けられている。
開閉ガイド15は、前部支持板11に回転自在に装着された軸体15aに支持されており、この軸体15aの先端には、レバー部材15bが装着されている。そして、レバー部材15bが前方に押圧されたとき、軸体15aと一体に開閉ガイド15が回動し、前部支持板11の下部に形成した切欠き14を開放する。この開放状態では、ストッカ10内に収納された最下層の海苔1の前端がストッカ10の壁面と接触することがない。
【0041】
さらに、左右支持板12には、図4に拡大して示すように、前端下部に切欠き16が形成してあり、ストッカ10内に収納された最下層の海苔1の両側前端部を、ストッカ10の壁面と接触しないフリーの状態としている。
【0042】
図2に戻り、後部支持板13の近傍には、揃え押し付ガイド20が備えられている。
揃え押し付けガイド20は、図5に示すように、本体21にスプリング23を介して押圧板22を装着してあり、エアシリンダ24などの駆動源をもって本体21を前後方向に往復移動させる構成となっている。
【0043】
図6に示すように、後部支持板13の隙間を通して、本体21に装着した押圧板22をストッカ10内に移動させると、ストッカ10に積層された海苔1の後端部が前方に押圧されて海苔1が湾曲し、海苔1の前端部が前部支持板11の内面に押し付けられる(図6(a))。
【0044】
この押し付け動作により、ストッカ10内に積層された海苔1の成形寸法に個体差があっても、各海苔1の前端を前部支持板11の内壁に沿って一定位置に揃えることができる(図6(b))。
【0045】
図2に示した繰出しローラ30、底部ガイド40、および跳ね上げプッシャ50は、図7に示すように、枠体80に支持されており、枠体80と一体にストッカ10の底面に沿って前後方向へ往復移動自在となっている。
【0046】
繰出しローラ30は、枠体80のほぼ中央部に回転自在に支持されている。この繰出しローラ30の内部には中空部31が形成してあり、かつ周面には複数の吸着孔32が形成してある。
吸着孔32は、図8の平面図に示すように、周方向に延びる長孔とすることにより、周方向に吸着面積を拡大させている。この吸着孔32は、内部に形成した中空部31に連通し、さらに中空部31は、図9に示すように、バルブ33を介して吸引ポンプ34に連通している。
【0047】
枠体80には、バルブ33の操作子33aと係合するカム板84が装着してあり、枠体80の移動に伴い、カム板84が操作子33aを駆動して、バルブ33を開閉する。バルブ33が開放されて吸引ポンプ34からの吸引力が吸着孔32に伝わると、その吸引力をもってストッカ10内に積層された海苔1を吸着することができる。
【0048】
図7に示す底部ガイド40は、支持体41を介して枠体80に支持されており、繰出しローラ30の前後位置に複数並べて設けられている。この底部ガイド40により、ストッカ10内に積層された海苔1の最下面が支持されている。
【0049】
跳ね上げプッシャ50は、図7および図10に示すように、アーム51の先端部に丸棒状の押上げ部材50aを有し、アーム51の基端部は枠体80に設けられた軸体52に固定されている。軸体52は、枠体80に対して回転自在である。この軸体52の一端部には、レバー部材53が装着されている。
【0050】
また、ストッカ10を形成する左支持板12の下部には、レバー部材53の一端部と係合するカム板17が装着してあり、枠体80の前後方向の移動に伴って、このカム板17に係合するレバー部材53が軸体52を中心に揺動する。この揺動動作は、軸体52を介してアーム51の揺動動作となり、これにより押上げ部材50aが上下に移動する。
【0051】
繰出しローラ30、底部ガイド40、および跳ね上げプッシャ50を支持している枠体80には、駆動ロッド81の一端が連結してあり、同ロッド81の他端がクランク部材82に連結されている(図2参照)。
【0052】
したがって、クランク部材82を回転駆動させると、この回転駆動力は、駆動ロッド81を介して枠体80に伝達され、その駆動力をもって、枠体80を前後方向に往復移動する。この枠体80の往復移動に同期して繰出しローラ30が回転し、かつ、跳ね上げプッシャ50が押し上げられる。
【0053】
図11はサクションコンベア60およびプッシャコンベア70の構造を示す正面図、図12は同じく左側面図である。また、図13はクランク部材82、サクションコンベア60およびプッシャコンベア70を駆動するための駆動機構を示す正面図である。
【0054】
図11に示すように、繰出しローラ30の下方には、サクションコンベア60が配設してある。繰出しローラ30によりストッカ10から繰り出された海苔1は、このサクションコンベア60に受け渡される。
【0055】
サクションコンベア60は、図12に示すように、一定の間隔をおいて並設した複数(図では3本)のタイミングベルト62を備えている。これら各タイミングベルト62は、プーリ61に巻掛けられており、上面軌道が海苔1の引き出し経路を形成している。これら各タイミングベルト62には、それぞれ所定箇所に吸着孔63を有する吸着台座64が装着してあり、この吸着台座64に海苔1を吸着して搬送する。本実施形態では、タイミングベルト62の2カ所に吸着台座64を装着してあり、タイミングベルト62の1回転につき2枚の海苔1を搬送する。なお、各タイミングベルト62に装着した吸着台座64は、それぞれ同じ幅方向位置を保持して並走するように、各装着位置を調整してある。
【0056】
タイミングベルト62の裏面側であって、海苔1の引き出し経路における前端から所定の中間部に至る領域には、吸引室65が設けてある。この吸引室65の内部は、図示せぬ吸引ポンプと連通しており、その吸引ポンプによって真空吸引される。
吸引室65は、タイミングベルト62の裏面側と対向する面が開口しており、吸着台座64に形成した吸着孔63が吸引室65の開口部分を通過すると、吸着孔63に吸引力が付与され、この吸引力をもって海苔1を吸着台座64に吸着する。そして、吸着孔63への吸引力は、吸着台座64が吸引室65の終端を通過したとき解除され(吸着解除手段)、その後は、海苔1を放置して吸着台座64のみタイミングベルト62と一体に移動していく構成としてある。
【0057】
また、サクションベルト62の両側には、ガイドレール66が、サクションベルト62よりも上方(引き出し経路側)に突出して形成してある。吸着台座64に吸着された海苔1は、ガイドレール66上を摺動しながら搬送される。
【0058】
プッシャコンベア70は、図11および図12に示すように、サクションコンベア60に並設された複数のタイミングベルト62の中間部に配設されている。このプッシャコンベア70は、板状のプッシャ71を備えており、このプッシャ71が、タイミングベルト62により形成される引き出し経路の途中から同経路上に突き出すように、プッシャコンベア70との間の位置関係が調整されている。
【0059】
上述したように吸着台座64に吸着されて引き出され、その後、引き出し経路上に放置された海苔1は、その後方から移動してくるプッシャ71に押圧されて下流に搬送されていく。
【0060】
上述した繰出しローラ30、サクションコンベア60、およびプッシャコンベア70は、図13および図14に示す駆動機構によって駆動される。
【0061】
図13および図14に示すように、単一の駆動源であるモータ90の駆動軸91には、駆動側スプロケット91aが装着してあり、この駆動側スプロケット91aは、繰出しローラ30の回転駆動媒体であるクランク軸83に装着された従動側スプロケット83aと、第1のチェーン92を介して連結してある。
【0062】
さらに、駆動側スプロケット91aは、プッシャコンベア70の駆動軸72に装着された従動側スプロケット72aと、第2のチェーン93および第3のチェーン94を介して連結している。ここで、第2のチェーン93および第3のチェーン94は、中間伝達軸95に装着された従動側スプロケット95a,95bを中継して連動している。すなわち、第2のチェーン93により中間伝達軸95が回転駆動され、その回転駆動力をもって第3のチェーン94が回転駆動される構成となっている。
【0063】
また、中間伝達軸95は、第1歯車96a〜第4歯車96dからなる歯車機構を介してサクションコンベア60のプーリ駆動軸67と連結しており、これらの構成をもって、モータ90の駆動力をサクションコンベア60に伝達している。
【0064】
第1歯車96a〜第4歯車96dのうち、第1歯車96aおよび第2歯車96bには、偏心歯車が採用されており、これら歯車96a,96bの偏心量を適宜に設定することにより、モータ90の定速回転に対して、サクションコンベア60の周速を次のようなタイミングで可変させている。
【0065】
すなわち、繰出しローラ30からサクションコンベア60に海苔1を受け渡すときには、繰出しローラ30による海苔1の繰出しタイミングとサクションコンベア60の吸着台座64の移動タイミングとが合うように、第3,第4歯車96c,96dをもってサクションコンベア60のタイミングが制御される。一方、海苔1の受け渡しを行っている間は、海苔1に過度の張力が作用して破断することを防止するために、繰出しローラ30の周速とほぼ等しくなるように、第1,第2歯車96a,96bをもってサクションコンベア60の周速が制御される。
【0066】
次に、上述したシート状物供給装置によるストッカ10内の海苔1の一枚取り出し動作について、図15乃至図22を参照して説明する。
ストッカ10に積層して収納された海苔1は、揃え押し付けガイド20の前後方向への往復移動によって、前端部が前部支持板11の内壁に沿って揃えられる。
【0067】
繰出しローラ30は、図15に示すように、ストッカ10の前端部位置から海苔1の吸着動作を開始する。すなわち、クランク部材82の回転により、枠体80とともに繰出しローラ30が前方に移動して、繰出しローラ30を海苔1の前端位置に配置する。この位置では図9に示したバルブ33が開き、吸引ポンプ34からの吸引力が繰出しローラ30の吸着孔32に作用する。この吸引力をもって、海苔1の前端部が繰出しローラ30の周面に吸着される。
【0068】
また、繰出しローラ30がストッカ10の前端部位置にあるときは、図16に拡大して示すように、枠体80の内面に取り付けられた突き板85のローラ85aが、開閉ガイド15のレバー部材15bを前方に押圧して、開閉ガイド15を前方に回動させ、前部支持板11の下部に形成した切欠き14を開放する。このため、左右支持板12の前端下部とともに、前部支持板11の下部が開口した状態となり、海苔1の前端および両側前部をストッカ10の内壁と接触しないフリーの状態として、引っ掛かりのない海苔1の取り出し動作が実現できる。
【0069】
また、吸着孔32を周方向に延びる長孔として周方向に吸着面積を拡大させたので、海苔1の吸引面積が広がり、小穴が点在する海苔1であっても確実に吸着できる。しかも、繰出しローラ30の回転に伴って該吸着孔32からの吸引力がストッカ10内の海苔1へ徐々に広範囲に作用していくことから、海苔1は繰出しローラ30の周面に呼び込むようにして吸着される。
【0070】
次いで、クランク部材82が図15の位置から時計方向に回転し、この回転に伴い、繰出しローラ30が枠体80とともに吸着位置から後方に回転移動して、吸着した海苔1をその周面に巻き付けていく(図17)。
【0071】
続いて、図18に示すように、クランク部材82の回転に伴い、繰出しローラ30に巻き付けられた海苔1の先端部が繰出しローラ30の下側位置まで引き出される。このとき、バルブ33(図9参照)が閉じて、繰出しローラ30の吸着孔32に作用していた吸引力が解除される。
【0072】
このタイミングに合わせて、図19に拡大して示すように、サクションコンベア60の吸着台座64が、繰り出しローラ30の下側位置に移動してきており、吸引室65からの吸引力をもって海苔1の先端部を吸着台座64に吸着される。この後は、吸着台座64の移動に合わせて海苔1がストッカ10から引き出されていく。
【0073】
この引き出し動作に合わせて、繰出しローラ30は、さらに後方へ移動していく。そして、海苔1の後端部がストッカ10から引き出されるタイミングに合わせて、図20に示すように、跳ね上げプッシャ50が押し上げられる。
【0074】
跳ね上げプッシャ50が押し上げられると、取り出し途中の海苔1の上方にある海苔1が押し上げられるので、取り出し途中の海苔1の後端部を、その上方の海苔1から確実に引き剥がしてストッカ10から取り出すことができる。
【0075】
海苔1は、ストッカ10から完全に取り出された後、サクションコンベア60により引き出し経路上を引き出されていき、図21に示すように、海苔1の先端部を吸着している吸着台座64が吸引室65の終端を通過すると、吸着孔63に作用していた吸引力が解除されるので、海苔1はガイドレール66上に放置される。
【0076】
このとき、海苔1はガイドレール66に支持されてタイミングベルト62から離間するので、タイミングベルト62の側端に吸引室65と連通する隙間があっても、その隙間から漏れ出る吸引力が海苔1に作用して、海苔1が吸い込まれることはない。
【0077】
続いて、放置された海苔1は、図22に示すように、プッシャコンベア70のプッシャ71に押し出されて、一枚ずつ下流方向へ搬送されていく。
【0078】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、例えば設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0079】
例えば、上述の実施形態にあっては、繰出しローラ30の周面に設けた吸着孔32を周方向に延びる長孔としたが、ストッカ10内の海苔1の吸着が適切に行えるように、周方向に吸着面積を拡大する構成であればよく、例えば、図23に示すように、吸着孔32を周方向に複数並べて設けた構成としてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、繰出しローラにより繰り出されたシート状物を直接サクションコンベアに受け渡すこととしたので、簡易な構造で円滑かつ確実にシート状物を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るシート状物供給装置が組み込まれる海苔包装装置の全体構造を示す斜視図である。
【図2】この実施形態に係るシート状物供給装置を示す正面図である。
【図3】同シート状物供給装置のストッカを構成する前部支持板の構造を示す左側面図である。
【図4】同ストッカを構成する左右支持板の下部構造を拡大して示す正面図である。
【図5】揃え押し付けガイドの構造を示す斜視図である。
【図6】揃え押し付けガイドの動作を説明するための正面図である。
【図7】繰出しローラ、底部ガイド、および跳ね上げプッシャを装着した枠体の構造を示す平面図である。
【図8】繰出しローラの周面構造を拡大して示す斜視図である。
【図9】吸着孔の吸引構造を示す構成図である。
【図10】跳ね上げプッシャの構造を模式的に示す構成図である。
【図11】サクションコンベアおよびプッシャコンベアの構造を示す正面図である。
【図12】同じく左側面図である。
【図13】シート状物供給装置の駆動機構を示す正面図である。
【図14】同じく右側面図である。
【図15】シート状物供給装置の動作を説明するための正面図である。
【図16】繰出しローラ周面へのシート状物の吸着動作を説明するための拡大正面図である。
【図17】シート状物供給装置の動作を説明するための図15に続く正面図である。
【図18】シート状物供給装置の動作を説明するための図17に続く正面図である。
【図19】サクションコンベア周面へのシート状物の吸着動作を説明するための拡大正面図である。
【図20】シート状物供給装置の動作を説明するための図18に続く正面図である。
【図21】シート状物供給装置の動作を説明するための図20に続く正面図である。
【図22】シート状物供給装置の動作を説明するための図21に続く正面図である。
【図23】本実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図24】従来のシート状物供給装置の構造を示す正面図である。
【図25】シート状に成形された海苔の表面を模式的に示す平面図である。
【図26】シート状に成形された手漉き和紙の表面を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
1:海苔(シート状物)
2:海苔供給部
3:海苔取り出し部
4:海苔切断部
5:コーナーカット部
6:海苔検査部
7:包装部
8a:第1集積部
8b:第2集積部
9:帯掛け排出部
10:ストッカ
11:前部支持板
12:左右支持板
13:後部支持板
14:切欠き
15:開閉ガイド
15a:軸体
15b:レバー部材
16:切欠き
17:カム板
20:揃え押し付けガイド
21:本体
22:押圧板
23:スプリング
24:エアシリンダ
30:繰出しローラ
31:中空部
32:吸着孔
32a:開口
33:バルブ
33a:操作子
34:吸引ポンプ
40:底部ガイド
41:支持体
50:跳ね上げプッシャ
50a:押上げ部材
51:アーム
52:軸体
53:レバー部材
60:サクションコンベア
61:プーリ
62:タイミングベルト
63:吸着孔
64:吸着台座
65:吸引室
66:ガイドレール
67:プーリ駆動軸
70:プッシャコンベア
71:プッシャ
80:枠体
81:駆動ロッド
82:クランク部材
83:クランク軸
83a:従動側スプロケット
84:カム板
85:突き板
85a:ローラ
90:モータ
91:駆動軸
91a:駆動側スプロケット
92:第1のチェーン
93:第2のチェーン
94:第3のチェーン
95:中間軸
95a:従動側スプロケット
95b:従動側スプロケット
96a:第1歯車
96b:第2歯車
96c:第3歯車
96d:第4歯車
100:シート状物
110:ストッカ
111:支持板
120:繰出しローラ
121:吸引ノズル
130:搬送ドラム
140:搬送コンベア
200:海苔
201:小穴
300:手漉き和紙
301:漉き斑

Claims (13)

  1. 複数枚のシート状物を積層して保持するとともに、底部からシート状物を取り出し可能なストッカと、
    周面の複数箇所に吸着孔が形成され、前記ストッカ内で最下層に保持されたシート状物を該吸着孔で吸着するとともに、前記ストッカの底面に沿ってその前端から後端方向へ回転移動してシート状物を巻付けて繰り出す繰出しローラと、
    前記繰出しローラによって前記ストッカから繰り出されたシート状物を吸着して引き出すサクションコンベアと、
    前記サクションコンベアによってストッカから引き出されたシート状物を下流方向へ搬送する搬送手段と、を備えたシート状物の供給装置であって、
    前記サクションコンベアは、
    前記シート状物の引き出し経路を形成するタイミングベルトと、
    該タイミングベルトに装着され、かつ、前記シート状物を吸着する吸着孔を備えた吸着台座と、
    前記タイミングベルトの裏面側であって、前記シート状物の引き出し経路における前端から所定の中間部に至る領域に設けられ、かつ、前記タイミングベルトと対向する面に開口部を有し、該開口部から前記吸着台座の吸着孔に吸引力を付与する吸引室と、
    前記タイミングベルトの両側部から引き出し経路側に突出して設けられ、シート状物を前記タイミングベルトから離間して支持するガイドレールと、を有し、
    前記搬送手段は、前記サクションコンベアによる吸着状態が解除された位置でシート状物を受け取ることを特徴とするシート状物の供給装置。
  2. 請求項に記載のシート状物の供給装置において、
    前記繰出しローラから前記サクションコンベアにシート状物を受け渡すときに、前記繰出しローラの周速と前記サクションコンベアの周速とがほぼ等しくなるように、前記繰出しローラの周速または前記サクションコンベアの周速を制御する周速制御手段を備えたことを特徴とするシート状物の供給装置。
  3. 請求項記載のシート状物の供給装置において、
    前記繰出しローラ、サクションコンベアおよび搬送手段を単一の駆動源により駆動させるとともに、
    前記周速制御手段を互いに噛み合う一対の偏心歯車をもって構成し、前記一対の偏心歯車を介して前記駆動源の駆動力を前記サクションコンベアに伝達することを特徴とするシート状物の供給装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート状物の供給装置において、
    前記繰出しローラの吸着孔を、周方向に吸着面積が拡大する形状または配置としたことを特徴とするシート状物の供給装置。
  5. 請求項記載のシート状物の供給装置において、
    前記繰出しローラの吸着孔を、それぞれ周方向に延びる長孔としたことを特徴とするシート状物の供給装置。
  6. 請求項記載のシート状物の供給装置において、
    前記繰出しローラの吸着孔を、周方向に並べて複数個形成したことを特徴とするシート状物の供給装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート状物の供給装置において、
    前記ストッカは、四方を支持板に囲まれて形成されるとともに、前記繰出しローラがシート状物の取り出しを開始する前端側に設けた支持板の下部、および左右に設けた支持板の前端下部を切欠き形成し、かつ、前端側に設けた支持板の切欠き部分を開閉する開閉ガイドを備えたことを特徴とするシート状物の供給装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート状物の供給装置において、
    前記ストッカに積層されたシート状物の後端を前端方向へ押圧して該シート状物の少なくとも前端を揃える揃え押し付けガイドを備えたことを特徴するシート状物の供給装置。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のシート状物の供給装置において、
    最下層のシート状物の後端が繰出しローラに巻き付けられる直前に、該シート状物の上方に積層されたシート状物の後端部を押し上げる跳ね上げプッシャを備えたことを特徴とするシート状物の供給装置。
  10. 複数枚のシート状物を積層して保持するとともに、底部からシート状物を取り出し可能なストッカと、
    周面の複数箇所に吸着孔が形成され、前記ストッカ内で最下層に保持されたシート状物を該吸着孔で吸着するとともに、前記ストッカの底面に沿ってその前端から後端方向へ回転移動してシート状物を巻付けて繰り出す繰出しローラと、
    前記繰出しローラによって前記ストッカから繰り出されたシート状物を吸着して引き出すサクションコンベアと、
    前記サクションコンベアによってストッカから引き出されたシート状物を下流方向へ搬送する搬送手段と、
    前記繰出しローラから前記サクションコンベアにシート状物を受け渡すときに、前記繰出しローラの周速と前記サクションコンベアの周速とがほぼ等しくなるように、前記繰出しローラの周速または前記サクションコンベアの周速を制御する周速制御手段を備え、
    前記繰出しローラ、サクションコンベアおよび搬送手段を単一の駆動源により駆動させるとともに、
    前記周速制御手段を互いに噛み合う一対の偏心歯車をもって構成し、前記一対の偏心歯車を介して前記駆動源の駆動力を前記サクションコンベアに伝達することを特徴とするシート状物の供給装置。
  11. 複数枚のシート状物を積層して保持するとともに、底部からシート状物を取り出し可能なストッカと、
    周面の複数箇所に吸着孔が形成され、前記ストッカ内で最下層に保持されたシート状物を該吸着孔で吸着するとともに、前記ストッカの底面に沿ってその前端から後端方向へ回転移動してシート状物を巻付けて繰り出す繰出しローラと、
    前記繰出しローラによって前記ストッカから繰り出されたシート状物を吸着して引き出すサクションコンベアと、
    前記サクションコンベアによってストッカから引き出されたシート状物を下流方向へ搬送する搬送手段と、を備え、
    前記繰出しローラの吸着孔を、周方向に吸着面積が拡大する形状または配置とするとともに、それぞれ周方向に延びる長孔としたことを特徴とするシート状物の供給装置。
  12. 複数枚のシート状物を積層して保持するとともに、底部からシート状物を取り出し可能なストッカと、
    周面の複数箇所に吸着孔が形成され、前記ストッカ内で最下層に保持されたシート状物を該吸着孔で吸着するとともに、前記ストッカの底面に沿ってその前端から後端方向へ回転移動してシート状物を巻付けて繰り出す繰出しローラと、
    前記繰出しローラによって前記ストッカから繰り出されたシート状物を吸着して引き出すサクションコンベアと、
    前記サクションコンベアによってストッカから引き出されたシート状物を下流方向へ搬送する搬送手段と、を備え、
    前記ストッカは、四方を支持板に囲まれて形成されるとともに、前記繰出しローラがシート状物の取り出しを開始する前端側に設けた支持板の下部、および左右に設けた支持板の前端下部を切欠き形成し、かつ、前端側に設けた支持板の切欠き部分を開閉する開閉ガイドを備えたことを特徴とするシート状物の供給装置。
  13. 複数枚のシート状物を積層して保持するとともに、底部からシート状物を取り出し可能なストッカと、
    周面の複数箇所に吸着孔が形成され、前記ストッカ内で最下層に保持されたシート状物を該吸着孔で吸着するとともに、前記ストッカの底面に沿ってその前端から後端方向へ回転移動してシート状物を巻付けて繰り出す繰出しローラと、
    前記繰出しローラによって前記ストッカから繰り出されたシート状物を吸着して引き出すサクションコンベアと、
    前記サクションコンベアによってストッカから引き出されたシート状物を下流方向へ搬送する搬送手段と、を備え、
    最下層のシート状物の後端が繰出しローラに巻き付けられる直前に、該シート状物の上方に積層されたシート状物の後端部を押し上げる跳ね上げプッシャを備えたことを特徴とするシート状物の供給装置。
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