JPH11266250A - Atm装置 - Google Patents

Atm装置

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JPH11266250A
JPH11266250A JP6518798A JP6518798A JPH11266250A JP H11266250 A JPH11266250 A JP H11266250A JP 6518798 A JP6518798 A JP 6518798A JP 6518798 A JP6518798 A JP 6518798A JP H11266250 A JPH11266250 A JP H11266250A
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    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5672Multiplexing, e.g. coding, scrambling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMセルの多重・分離等を行うATM装置
に関し、UTOPIAレベル2のインタフェースにより
信号を送受するATMデバイスを多段接続し、多数のA
TMセルを多重・分離することができ、簡単な構成でル
ーティングを行うATM装置を提供する。 【解決手段】 最上段ATMデバイス1−1と、第1
段、第2段、第3段のATMデバイス1−2,1−3,
1−4とを多段に接続し、最上段ATMデバイスのみが
セルヘッダのVPI/VCIに対応したルーティング情
報を格納したテーブルを備え、他の各ATMデバイス
は、転送経路のアドレス情報を含むルーティング情報
を、UTOPIAレベル2のインタフェースのアドレス
信号と、ATMセルヘッダのユーザ定義領域のデータ信
号とにより、転送する構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATMセルの多重
・分離等を行うATM装置に関し、特に、その内部装置
として、UTOPIAレベル2のインタフェースにより
信号送受を行う複数のATMデバイスが多段接続された
構成のATM装置に関する。
【0002】図13及び図14は、ATMセルの多重・
分離等を行うATM装置を備えたネットワークシステム
を示す図である。図13において、13−1は加入者#
1〜#Nの宅内装置、13−11は端末装置、13−1
2は網終端装置、13−2は局装置、13−21はAT
Mスイッチ(SW)、13−22は局装置に設置された
アクセスネットワーク装置、13−2はオペレーティン
グシステム部(Ops)である。
【0003】図14において、14−1はキャビネッ
ト、14−11はキャビネットに設置されたアクセスネ
ットワーク装置、14−12はキャビネットに設置され
たアクセスネットワーク装置のオペレーティングシステ
ム部(Ops)であり、図13に示したものと同一の装
置には同一の記号を付し、重複した説明は省略する。
【0004】図13及び図14に示したネットワークシ
ステムは、インターネット等のデータ通信のように、加
入者宅方向へ高速にデータを送信することができる伝送
方式として有望視されている非対称ディジタル加入者線
(ADSL:Asynmetorical Digit
al Subscriber Line)伝送方式を用
いたネットワークシステムである。
【0005】アクセスネットワーク装置13−22,1
4−11は、各加入者宅の端末装置13−11から非対
称ディジタル加入者線(ADSL)を経て受信されたデ
ータを収容し、セル多重して光ファイバによりATMス
イッチ(SW)13−21へ送出し、又、ATMスイッ
チ(SW)13−21から光ファイバを経て伝送された
セル多重のデータを分離し、非対称ディジタル加入者線
(ADSL)を通して各加入者宅端末装置13−1へ振
り分けて送信する装置である。従って、アクセスネット
ワーク装置13−22,14−11は、多量のATMセ
ルの多重・分離等のATMセル処理を行うATM装置で
ある。
【0006】図15はアクセスネットワーク装置の構成
を示す図である。同図において、15−1は非対称ディ
ジタル加入者線(ADSL)パッケージ、15−11は
非対称ディジタル加入者線(ADSL)終端装置、15
−12はセル多重・分離デバイス、15−2は制御パッ
ケージ、15−21,15−25はセル多重・分離デバ
イス、15−22はATMスイッチ(SW)チップ、1
5−221はルーティングテーブル、15−23は中央
処理装置(CPU)、15−24はイーサネットインタ
フェース部、15−3は155Mbsインタフェースパ
ッケージ、15−31はSDH終端部、15−32は光
モジュールである。
【0007】非対称ディジタル加入者線(ADSL)パ
ッケージ15−1は、非対称ディジタル加入者線(AD
SL)から出力されるデータを、セル多重・分離デバイ
ス15−12により、セル多重して制御パッケージ15
−2に送出するとともに、制御パッケージ15−2から
出力されるセル多重のデータを、セル多重・分離デバイ
ス15−12により分離し、各非対称ディジタル加入者
線(ADSL)に送出する。
【0008】制御パッケージ15−2は、各非対称ディ
ジタル加入者線(ADSL)パッケージ15−1から出
力されるセル多重のデータを、セル多重・分離デバイス
15−21により更にセル多重し、ATMスイッチ(S
W)チップ15−22に送出するとともに、ATMスイ
ッチ(SW)チップ15−22から出力されるセル多重
のデータを、セル多重・分離デバイス15−211によ
り分離し、各非対称ディジタル加入者線(ADSL)パ
ッケージ15−1に送出する。
【0009】更に、制御パッケージ15−2は、155
Mbsインタフェースパッケージ15−3から出力され
るセル多重のデータを、セル多重・分離デバイス15−
25によりセル多重してATMスイッチ(SW)チップ
15−22に送出するとともに、ATMスイッチ(S
W)チップ15−22から出力されるセル多重のデータ
を、セル多重・分離デバイス15−25により分離し、
155Mbsインタフェースパッケージ15−3に送出
する。
【0010】
【従来の技術】アクセスネットワーク装置等、ATMセ
ルの多重・分離を行うATM装置において、ATMレイ
ヤデバイスと物理(PHY)レイヤデバイスとの間の標
準化されたインタフェースとして、UTOPIA(Un
iversal Test &Oparations
PHY Interface for ATM)と称さ
れるインタフェースが、ATMフォーラムによって提唱
されている。
【0011】UTOPIAのインタフェースにはいくつ
かのレベルがあり、そのうちのUTOPIAレベル2の
インタフェースは、主に、1つのATMレイヤデバイス
と複数の物理(PHY)レイヤデバイス及びその複数ポ
ートから成る1段接続構成のインタフェースに関して定
義している(The ATM Forum Techn
ical Committee 「Utopia Le
vel2,v1.0」af−phy−0039.000
June 1995 参照)。
【0012】UTOPIAレベル2のインタフェース
は、物理(PHY)レイヤデバイスの数、セルフォーマ
ット、信号送受の動作等について、以下〔1〕乃至
〔3〕のように定義されている。
【0013】〔1〕 1つのATMレイヤデバイスに接
続することができる物理(PHY)レイヤデバイスの数
について、ATMレイヤの伝送速度が155Mbpsの
場合は8個まで、ATMレイヤの伝送速度が622Mb
psの場合は4個までである。アドレス空間は31個で
あり、実際の上限は31個までである。
【0014】〔2〕 セルフォーマットについて、8ビ
ットモードのセルフォーマットと16ビットモードのセ
ルフォーマットの2種類があり、それらのセルフォーマ
ット内のユーザ定義領域(UDF:User Defi
ned Field)は、ユーザが自由に定義すること
ができる。
【0015】図16は、UTOPIAレベル2のインタ
フェースにおけるセルフォーマットの説明図である。図
の(A)は8ビットモードのセルフォーマットを示し、
図の(B)は16ビットモードのセルフォーマットを示
す。
【0016】図の(A)に示すように、8ビットモード
のセルフォーマットは、#1〜#4の4つのヘッダと、
ユーザ定義領域(UDF)と、#1〜#48の48個の
ペイロードとにより構成される。
【0017】又、図の(B)に示すように、16ビット
モードのセルフォーマットは、#1〜#4の4つのヘッ
ダと、#1〜#2の2つのユーザ定義領域(UDF)
と、#1〜#48の48個のペイロードとにより構成さ
れる。
【0018】前述したように、8ビットモードでのユー
ザ定義領域UDFと、16ビットモードでのユーザ定義
領域UDF#1,UDF#2はユーザが自由に定義する
ことができる。
【0019】〔3〕 1つのATMレイヤデバイスと複
数の物理(PHY)レイヤデバイス(Multi−PH
Y)との間の信号送受の動作について、1つの送信セル
利用可能信号1TxClavと1つの受信セル利用可能
信号1RxClavとを用いて信号を送受する(Ope
ration with 1TxClav and 1
RxClav)こととし、直接状態表示(Direct
Status Indication)及び多重状態
ポーリング(Multiplexed Status
Polling)については任意に選択することができ
るものとされている。
【0020】ここで、前述の1つの送信セル利用可能信
号1TxClavと1つの受信セル利用可能信号1Rx
Clavとを用いた信号の送受動作(Operatio
nwith 1TxClav and 1RxCla
v)について、図17乃至図20を参照して説明する。
【0021】図17は、1つのATMレイヤデバイスと
複数の物理(PHY)レイヤデバイスとの間の各信号線
の接続形態を示す図である。同図は8ビットモードの場
合を示し、17−1は#1乃至#NのN個の物理(PH
Y)レイヤデバイス、17−2はATMレイヤデバイス
である。
【0022】1つのATMレイヤデバイス17−2と複
数の物理(PHY)レイヤデバイス17−1とは、図に
示すようにバス接続形態の信号線により接続されてい
る。ATMレイヤデバイス17−2と各物理(PHY)
レイヤデバイス17−1との間で送受される信号を、図
18を参照して説明する。
【0023】図18はUTOPIAレベル2のインタフ
ェースの信号線の説明図である。図の(A)は、ATM
レイヤデバイス17−2が物理(PHY)レイヤデバイ
ス17−1に、セルデータを送信するときに使用される
信号を示し、図の(B)は、ATMレイヤデバイス17
−2が物理(PHY)レイヤデバイス17−1から、セ
ルデータを受信するときに使用される信号を示す。
【0024】TxAddrは、セルの送信先の物理(P
HY)レイヤデバイス17−1を選択する5ビットの送
信アドレス信号で、ATMレイヤデバイス17−2から
物理(PHY)レイヤデバイス17−1に送出される。
【0025】TxDataは、ATMレイヤデバイス1
7−2から物理(PHY)レイヤデバイス17−1に送
信する送信データ信号で、8ビットモードの場合はTx
Data[7:0]の8本の送信データバスを使用し、
16ビットモードの場合は更にTxData[15:
8]の拡張バスを使用する。
【0026】TxSOCは、送信セルの開始を示す信号
で、ATMレイヤデバイス17−2から物理(PHY)
レイヤデバイス17−1に送出される。TxEnb*
は、送信セルの転送イネーブル信号で、ATMレイヤデ
バイス17−2から物理(PHY)レイヤデバイス17
−1に送信セル転送期間中に送出される。なお、‘*’
は負論理であることを示し、以下の信号においても同様
である。
【0027】TxFull*/TxClavは、物理
(PHY)レイヤデバイス17−1のセル格納バッファ
の状態を示す信号で、物理(PHY)レイヤデバイス1
7−1からATMレイヤデバイス17−2に送出され
る。
【0028】TxFull*はオクテット単位でセルを
送信するときに使用される信号で、オクテット単位のF
IFOバッファが満杯状態でセルの格納不可のとき送出
され、又、TxClavはセル単位でセルを送信すると
きに使用される信号で、セルバッファが空き状態で利用
可能、即ち、セル格納可能であるときに送出される。
【0029】TxClkは、ATMレイヤデバイス17
−2から物理(PHY)レイヤデバイス17−1に送出
する送信クロック信号であり、物理(PHY)レイヤデ
バイス17−1は、この送信クロック信号に同期して信
号送受動作を行う。
【0030】TxPrtyは、送信データ信号TxDa
taの奇数パリティ信号で、ATMレイヤデバイス17
−2から物理(PHY)レイヤデバイス17−1に送出
される。TxRefは、参照信号で、ATMレイヤデバ
イス17−2から物理(PHY)レイヤデバイス17−
1に送出される。
【0031】RxAddrは、ATMレイヤデバイス1
7−2が受信するセルの送出元の物理(PHY)レイヤ
デバイス17−1を選択する5ビットの受信アドレス信
号で、ATMレイヤデバイス17−2から物理(PH
Y)レイヤデバイス17−1に送出される。
【0032】RxDataは、ATMレイヤデバイス1
7−2が物理(PHY)レイヤデバイス17−1から受
信する受信データ信号で、8ビットモードの場合はRx
Data[7:0]の8本の受信データバスを使用し、
16ビットモードの場合は更にRxData[15:
8]の拡張バスを使用する。
【0033】RxSOCは、受信セルの開始を示す信号
で、物理(PHY)レイヤデバイス17−1がATMレ
イヤデバイス17−2に送出する。RxEnb*は、受
信セルの転送イネーブル信号で、ATMレイヤデバイス
17−2から物理(PHY)レイヤデバイス17−1
に、セル受信期間中に送出される。
【0034】RxEmpty*/RxClavは、物理
(PHY)レイヤデバイス17−1のセル送出バッファ
の状態を示す信号で、物理(PHY)レイヤデバイス1
7−1からATMレイヤデバイス17−2に送出され
る。
【0035】RxEmpty*はオクテット単位でセル
を受信するときに使用される信号で、オクテット単位の
FIFOバッファが空き状態で物理(PHY)レイヤデ
バイス17−1から送出するセルが無いときに送出さ
れ、又、RxClavはセル単位でセルを受信するとき
に使用される信号で、セルバッファにセルが格納されセ
ルバッファが利用可能、即ち、送出するセルが存在する
ときに送出される。
【0036】RxClkは、ATMレイヤデバイス17
−2から物理(PHY)レイヤデバイス17−1に送出
する受信クロック信号であり、物理(PHY)レイヤデ
バイス17−1はこのクロック信号に同期して信号送受
動作を行う。
【0037】RxPrtyは、受信データ信号RxDa
taの奇数パリティ信号で、物理(PHY)レイヤデバ
イス17−1からATMレイヤデバイス17−2に送出
される。RxRefは、参照信号で、物理(PHY)レ
イヤデバイス17−1からATMレイヤデバイス17−
2に送出される。
【0038】図19はUTOPIAレベル2のインタフ
ェースの送信動作のタイムチャートである。この送信動
作では、ATMレイヤデバイスから物理(PHY)レイ
ヤデバイスへセルデータが転送される。
【0039】同図において、送信クロック信号TxCl
kの8番目の立ち上がりエッジまでは、図の(h)に示
すように、N番の物理(PHY)レイヤデバイス#N
に、セルを送信している状態を示している。
【0040】このとき送信されているセルのデータ信号
は、図の(f)に示されているように、42番目のペイ
ロードP42乃至48番目のペイロードP48が、送信
クロック信号TxClkの立ち上がりエッジに同期して
送出され、N番の物理(PHY)レイヤデバイス#Nは
これらのセルのデータ信号を、送信クロック信号TxC
lkの立ち上がりエッジに同期して取り込む。
【0041】そして、セルのデータ信号を転送している
期間に、同時に、次のセルを送信する送信先の物理(P
HY)レイヤデバイスを選択するためのポーリング動作
が、図の(a)に示すように行われる。
【0042】ポーリングの動作は、先ず図の(c)に示
すように、次の送信先候補の物理(PHY)レイヤデバ
イスのアドレスを、送信アドレス信号TxAddrとし
て送出する。このアドレス信号により指定された物理
(PHY)レイヤデバイスは、図の(d)に示すよう
に、次のクロック周期で信号TxClavにより、その
セル格納バッファの状態をATMレイヤデバイスに通知
する。
【0043】図の(c)と(d)を参照して説明する
と、送信クロック信号の1番目(以下、クロック1のよ
うに簡略化して記す。)の立ち上がりエッジにより、N
−1番の物理(PHY)レイヤデバイスはセル格納バッ
ファ利用不可の信号(ローレベル)を送出し、ATMレ
イヤデバイスは、N−1番の物理(PHY)レイヤデバ
イスがセル格納バッファ利用不可であることを認識す
る。
【0044】次に、クロック2の立ち上がりエッジによ
り、ATMレイヤデバイスはN+3番の物理(PHY)
レイヤデバイスのアドレスを選択し、N+3番の物理
(PHY)レイヤデバイスは、次のクロック周期、即
ち、クロック3の立ち上がりエッジにより、セル格納バ
ッファ利用可の信号(ハイレベル)を送出し、ATMレ
イヤデバイスは、N+3番の物理(PHY)レイヤデバ
イスがセル格納バッファ利用可であることを認識する。
【0045】同様に、クロック4の立ち上がりエッジに
より、ATMレイヤデバイスはN+1番の物理(PH
Y)レイヤデバイスのアドレスを選択し、N+1番の物
理(PHY)レイヤデバイスは、クロック5の立ち上が
りエッジにより、セル格納バッファ利用不可の信号を送
出する。
【0046】又、クロック6の立ち上がりエッジによ
り、ATMレイヤデバイスはN番の物理(PHY)レイ
ヤデバイスのアドレスを選択し、N番の物理(PHY)
レイヤデバイスは、クロック7の立ち上がりエッジによ
り、セル格納バッファ利用可の信号を送出する。
【0047】従って、ポーリング期間中に、ATMレイ
ヤデバイスは、N+3番とN番の物理(PHY)レイヤ
デバイスが、次のセルを格納可能であることを認識す
る。なお、図の(c)において1Fは無効なアドレス信
号を示し、このアドレスに対してはいずれの物理(PH
Y)レイヤデバイスも応答しない。
【0048】48番目のペイロードP48を送信し終わ
ると、ATMレイヤデバイスは、図の(e)に示すよう
に、クロック8の立ち上がりエッジにより、送信セルの
転送イネーブル信号TxEnb*の送出を停止し(ハイ
レベルとし)、物理(PHY)レイヤデバイスに対し
て、セルデータの格納を停止させる。
【0049】又、このとき、即ち、クロック8の立ち上
がりエッジにより、図の(c)に示すように、次にセル
を送出する送信先の物理(PHY)レイヤデバイスのア
ドレスN+3を送出する。
【0050】N+3番の物理(PHY)レイヤデバイス
は、クロック9の立ち上がりエッジにおいて、送信セル
の転送イネーブル信号TxEnb*の送出が停止し(ハ
イレベル)、且つ、アドレス信号として、N+3番の物
理(PHY)レイヤデバイスのアドレス信号が送出され
たことを検出して、自己宛のセルデータの送信が次に開
始されることを認識し、以降、送信データ信号線TxD
ataからセルデータを取り込むこととなる。
【0051】クロック9の立ち上がりエッジで送出され
たアドレス以外の物理(PHY)レイヤデバイスは、送
信データ信号線TxDataからセルデータを取り込ま
ない。このように、クロック9の立ち上がりエッジによ
り、送信先物理(PHY)レイヤデバイスが選択され、
セレクション動作が行われる。
【0052】そして、クロック9の立ち上がりエッジに
より、ATMレイヤデバイスは、図の(e)に示すよう
に、送信セルの転送イネーブル信号TxEnb*を送出
し(ローレベルとし)、図の(f)に示すように、次の
セルを、ヘッダH1,H2,H3,H4から順に送出す
る。又、セルの開始を示す信号TxSOCを、図の
(g)に示すように送出する。
【0053】選択された物理(PHY)レイヤデバイス
#N+3は、転送イネーブル信号TxEnb*が送出さ
れている期間中(ローレベル期間中)、送信データ信号
線TxDataからの信号をセルデータとして格納す
る。又、その期間中、クロック10の立ち上がりエッジ
から再びポーリング動作が開始される。
【0054】図20はUTOPIAレベル2のインタフ
ェースの受信動作のタイムチャートである。この受信動
作では、ATMレイヤデバイスへ物理(PHY)レイヤ
デバイスからセルデータが転送される。
【0055】同図において、受信クロック信号RxCl
kの9番目の立ち上がりエッジまでは、図の(h)に示
すように、N番の物理(PHY)レイヤデバイス#Nか
ら、セルを受信している状態を示している。
【0056】このとき受信しているセルのデータは、図
の(f)に示すように、受信クロック信号RxClkの
立ち上がりエッジに同期して送出された41番目のペイ
ロードP41乃至48番目のペイロードP48である。
【0057】そして、上記のセルデータを受信している
期間に、同時に、次に受信するセルの送出元の物理(P
HY)レイヤデバイスを選択するためのポーリング動作
が、図の(a)に示すように行われる。
【0058】ポーリングの動作は、先ず図の(c)に示
すように、次の受信を受け付ける候補の物理(PHY)
レイヤデバイスのアドレスを、受信アドレス信号RxA
ddrとして送出する。このアドレス信号により指定さ
れた物理(PHY)レイヤデバイスは、図の(d)に示
すように、次のクロック周期で信号RxClavを送出
し、そのセル送出バッファの状態をATMレイヤデバイ
スに通知する。
【0059】図の(c)と(d)を参照して説明する
と、クロック1の立ち上がりエッジにより、N−1番の
物理(PHY)レイヤデバイスはセル送出バッファ利用
不可(送出するセル無し)の信号(ローレベル)を送出
し、ATMレイヤデバイスは、N−1番の物理(PH
Y)レイヤデバイスがセル送出バッファ利用不可である
ことを認識する。
【0060】次に、クロック2の立ち上がりエッジによ
り、ATMレイヤデバイスはN+3番の物理(PHY)
レイヤデバイスのアドレスを選択し、N+3番の物理
(PHY)レイヤデバイスは、次のクロック周期、即
ち、クロック3の立ち上がりエッジにより、セル送出バ
ッファ利用可(送出するセル有り)の信号(ハイレベ
ル)を送出し、ATMレイヤデバイスは、N+3番の物
理(PHY)レイヤデバイスがセル送出バッファ利用可
であることを認識する。
【0061】同様に、クロック4の立ち上がりエッジに
より、ATMレイヤデバイスはN+1番の物理(PH
Y)レイヤデバイスのアドレスを選択し、N+1番の物
理(PHY)レイヤデバイスは、クロック5の立ち上が
りエッジにより、セル送出バッファ利用不可の信号を送
出する。
【0062】又、クロック6の立ち上がりエッジによ
り、ATMレイヤデバイスはN−1番の物理(PHY)
レイヤデバイスのアドレスを選択し、N−1番の物理
(PHY)レイヤデバイスは、クロック7の立ち上がり
エッジにより、セル送出バッファ利用不可の信号を送出
する。
【0063】従って、ポーリング期間中に、ATMレイ
ヤデバイスはN+3番の物理(PHY)レイヤデバイス
が、次のセルを送出可能であることを認識する。なお、
前述したように、図の(c)においてIFは無効なアド
レス信号を示し、このアドレスに対してはいずれの物理
(PHY)レイヤデバイスも応答しない。
【0064】クロック8の立ち上がりエッジにより、4
8番目のペイロードP48を送出させ終わると、ATM
レイヤデバイスは、図の(e)に示すように、受信セル
の転送イネーブル信号RxEnb*の送出を停止し(ハ
イレベルとし)、物理(PHY)レイヤデバイスに対し
て、次のクロック周期のセルデータの送出を停止させ
る。又、クロック8の立ち上がりエッジにより、図の
(c)に示すように、次にセルの受信を受け付ける物理
(PHY)レイヤデバイスのアドレスN+3を送出す
る。
【0065】N+3番の物理(PHY)レイヤデバイス
は、クロック9の立ち上がりエッジにおいて、受信セル
の転送イネーブル信号RxEnb*の送出が停止し(ハ
イレベル)、且つ、アドレス信号として、N+3番の物
理(PHY)レイヤデバイスのアドレス信号が送出され
たことを検出して、自己のセルデータの受信が開始され
ることを認識し、以降、受信データ信号線にセルデータ
信号を送出こととなる。
【0066】クロック9の立ち上がりエッジで送出され
たアドレス以外の物理(PHY)レイヤデバイスは、受
信データ信号線にセルデータ信号を送出しない。このよ
うに、クロック9の立ち上がりエッジにより、受信を受
け付ける物理(PHY)レイヤデバイスが選択され、セ
レクション動作が行われる。
【0067】そして、クロック9の立ち上がりエッジに
より、ATMレイヤデバイスは、図の(e)に示すよう
に、受信セル転送イネーブル信号RxEnb*を送出し
(ローレベルとし)、物理(PHY)レイヤデバイス#
N+3は、図の(f)に示すように、クロック10の立
ち上がりエッジにより、受信転送イネーブル信号RxE
nb*が送出されたことを検出し、ヘッダH1,H2,
H3,H4から順に、セルを送出する。又、セルの開始
を示す信号RxSOCを、図の(g)に示すようにハイ
レベルとして送出する。
【0068】選択された物理(PHY)レイヤデバイス
#N+3は、受信転送イネーブル信号RxEnb*が送
出されている期間中、受信データ信号線にセルデータを
送出する。又、その期間中、クロック10の立ち上がり
エッジから再びポーリング動作が開始される。
【0069】このようなUTOPIAレベル2のインタ
フェースを用い、1つのATMレイヤデバイスと複数の
物理(PHY)レイヤデバイスとにより構成したATM
装置は、米国特許第5,418,786号明細書(クラ
ス370/94.2)、米国特許第5,485,456
号明細書(クラス370/60)等に記載されている。
しかし、これらの文献に記載されたATM装置は、いず
れも、1つのATMレイヤデバイスに、複数の物理(P
HY)レイヤデバイスを1段接続した構成のものであ
る。
【0070】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、UT
OPIAレベル2のインタフェースでは、アドレス信号
は5ビットで、そのうち1つのアドレスを無効アドレス
としなければならないので、1つのATMレイヤデバイ
スに接続することができる物理(PHY)レイヤデバイ
ス数の実際の上限は、31個である。しかし、多数の加
入者を収容する大規模アクセスネットワーク装置では、
ATMレイヤデバイスに接続する物理(PHY)レイヤ
デバイス数をそれ以上に増大させる必要がある。
【0071】そのため、UTOPIAレベル2のインタ
フェースに準拠した物理(PHY)レイヤデバイスを使
用してATMセルの分離・多重を実行するアクセスネッ
トワーク装置のようなATM装置を構成するには、物理
(PHY)レイヤデバイスを多段接続して多くの加入者
を収容することができるようにしなければならない。
【0072】更に、分離・多重を行うパッケージを適当
な大きさに分割し、それぞれの局規模に応じて、そのパ
ッケージを適宜多段接続することにより、適正規模のア
クセスネットワーク装置等のATM装置を経済的に構成
することができることとなる。
【0073】複数の物理(PHY)レイヤデバイスを多
段接続した場合、物理(PHY)レイヤデバイス側から
ATMレイヤデバイス側の方向に、セルデータを多重し
て送出するときは、送出先は、1つのATMレイヤデバ
イスに向けて一義的に定まることとなるが、ATMレイ
ヤデバイス側から物理(PHY)レイヤデバイス側の方
向に、セルデータを振り分けるときには、各段の物理
(PHY)レイヤデバイスは、それぞれ、所定の送信先
に向けてセルデータをルーティングしなければならな
い。
【0074】ルーティングの方式としては、ATMレイ
ヤデバイスが出力する送信アドレス信号TxAddrを
そのままルーティング情報として使用し、該ルーティン
グ情報として各段の物理(PHY)レイヤデバイスのア
ドレスを連結した情報とする方式がある。しかし、この
方式では、送信アドレス信号TxAddrは5ビットし
かないため、32個以上の物理(PHY)レイヤデバイ
スを実装することができない。
【0075】又、他の方式として、ATMセルを受信し
た各物理(PHY)レイヤデバイスは、セルヘッダのV
PI/VCIフィールドの値を読み取り、ルーティング
テーブルを参照し、ルーティング先を指定する方式があ
る。しかし、この方式では、各物理(PHY)レイヤデ
バイスに、ルーティングテーブルが必要となり、回路規
模が増大し、また変更があると全てのデバイスのルーテ
ィングテーブルを書換えなければならないため、管理運
用が煩雑なものとなる。
【0076】更に、ATMセルのルーティング方式に関
しては、特開平1−190196号公報、特開平1−2
40050号公報、特開平1−289342号公報、特
開平3−207140号公報等に記載されたものがある
が、それらは、セルの先頭にタグを付けルーティングを
行うもの等であり、いずれも、UTOPIAのインタフ
ェースに準拠したアドレス信号を使用してルーティング
するものではない。
【0077】又、パケットのルーティング方式に関し
て、HIPPI(Hight−Performance
Parallel Interface)技術が既に
知られているが(「HPPI I−FIELD PRO
POSAL」NetworkSystem Corpo
ration(May15th,1990)Ideas
on HPPI I−field参照)、これは、デ
ータバス32bitを用いて初めにI−Fieldとい
う宛て先情報を転送し、各スイッチングノードにて、I
−Field内でシフト動作を実行するものであり、U
TOPIAのインタフェースに準拠したアドレス信号を
使用してルーティングするものではない。
【0078】本発明は、UTOPIAのインタフェース
に準拠したアドレス信号を使用し、多数のATMセルを
多重・分離することができるとともに、各段の物理(P
HY)レイヤデバイスにおけるルーティング処理部の構
成が簡素なATM装置を提供することを目的とする。
【0079】
【課題を解決するための手段】本発明のATM装置は、
(1)UTOPIAレベル2のインタフェースにより信
号送受を行う複数のATMデバイスが多段接続された構
成のATM装置において、前記各ATMデバイスは、他
のATMデバイスのアドレス情報を含むルーティング情
報を、UTOPIAレベル2のインタフェースのアドレ
ス信号と、ATMセルヘッダのユーザ定義領域のデータ
信号とにより、転送する構成を有するものである。
【0080】又、(2)前記ATMデバイスのうち、最
上段のATMデバイスにのみ、ATMセルヘッダのVP
I又はVCIの値に対応してルーティング情報を格納し
たルーティングテーブルを備え、最上段以外のATMデ
バイスは、上段のATMデバイスから転送される前記ア
ドレス信号と前記ユーザ定義領域のデータ信号とから、
ルーティング情報を抽出し、該ルーティング情報に基づ
いてルーティングを行う構成を有するものである。
【0081】又、(3)前記最上段以外のATMデバイ
スは、抽出した前記ルーティング情報から、ビットシフ
ト動作により新たなルーティング情報を生成し、該生成
したルーティング情報を他の段のATMデバイスに転送
する構成を有するものである。
【0082】又、(4)前記アドレス信号と前記ユーザ
定義領域のデータ信号とからなるルーティング情報領域
には、経路情報のほかに、制御又は補助のための情報を
含むものである。
【0083】又、(5)前記最上段のATMデバイス
は、下段のATMデバイスに対し、前記ルーティング情
報領域にマルチキャスト情報を格納して転送し、マルチ
キャスト情報を受け取った下段のATMデバイスは、A
TMセルを複製してマルチキャストを実行する構成を有
するものである。
【0084】又、(6)中段のATMデバイスにおい
て、最上段のATMデバイスと最下段のATMデバイス
との間で転送される前記制御又は補助のための情報を抽
出又は挿入する構成を有するものである。
【0085】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の多段
接続形態のATM装置を示す図である。同図において、
1−1はATMレイヤデバイス、1−2は第1段の物理
(PHY)レイヤデバイス、1−3は第2段の物理(P
HY)レイヤデバイス、1−4は第3段の物理(PH
Y)レイヤデバイス、1−5は加入者端末装置である。
【0086】ここで、ATMレイヤデバイス1−1は最
上段のATMデバイスであり、具体的にはATMスイッ
チ(SWチップ)等に相当し、下段の各物理(PHY)
レイヤデバイス1−2,1−3,1−4は具体的にはセ
ル多重・分離装置等に相当し、最下段の各物理(PH
Y)レイヤデバイス1−4には、複数の加入者端末装置
1−5が収容される。
【0087】ATMレイヤデバイス1−1と各段の物理
(PHY)レイヤデバイス1−2,1−3,1−4との
間は、それぞれUTOPIAレベル2のインタフェース
により接続される。UTOPIAレベル2のインタフェ
ースでは、前述したように送信アドレス信号TxAdd
r及び受信アドレス信号RxAddrは、5ビットしか
ない。
【0088】そこで、各物理(PHY)レイヤデバイス
のルーティング情報として、これらのアドレス信号の5
ビットと、前述したUTOPIA準拠のセルフォーマッ
トのヘッダのユーザ定義領域(UDF)とを組み合わせ
て用いることにより、多数の物理(PHY)レイヤデバ
イスに対するルーティングを行う。このアドレス信号
(TxAddr又はRxAddr)とユーザ定義領域
(UDF)とを合わせた領域を、以下、ルーティング情
報領域と称す。
【0089】最上段のATMデバイスであるATMレイ
ヤデバイス1−1は、ルーティングテーブルを備え、セ
ルヘッダのVPI/VCIフィールドに基づいて、セル
データ送信先までの物理(PHY)レイヤデバイスのア
ドレス情報を生成し、該アドレス情報を連結して前記ル
ーティング情報領域に書込み、UTOPIAレベル2の
インタフェースにより、下段の物理(PHY)レイヤデ
バイスにセルデータを転送する。
【0090】各段の物理(PHY)レイヤデバイスは、
前記ルーティング情報領域のアドレスに基づいてセルデ
ータを取り込み、且つ、その下の物理(PHY)レイヤ
デバイスに、前記ルーティング情報をシフトさせながら
セルデータを転送する。
【0091】最上段のATMデバイスのみがルーティン
グテーブルを備え、セルヘッダのVPI/VCIフィー
ルドを参照するが、下段のATMデバイスはルーティン
グテーブルを備えず、又、VPI/VCIフィールドを
参照することなく、前記ルーティング情報領域のアドレ
ス情報のみに基づいてルーティングを行う。
【0092】図2は本発明の実施の形態のルーティング
テーブル及びルーティング情報領域の説明図である。図
の(A)は、8ビットモードの場合のルーティングテー
ブルを示す。このルーティングテーブルには、セルヘッ
ダのVPI/VCIフィールドの値に対応して、セル送
信先までの物理(PHY)レイヤデバイスのアドレスを
連結したルーティング情報を格納するルーティング情報
領域を備えている。
【0093】最上段のATMデバイスは、このルーティ
ングテーブルを参照し、セルヘッダのVPI/VCIフ
ィールドの値から、対応するルーティング情報を読み出
す。例えば、同図において、加入者#3のVPI/VC
Iの値‘00000001/00000000 000
01010’から、物理(PHY)レイヤデバイスのア
ドレス‘00100 10110011’を読み出す。
【0094】そして、最上段のATMデバイスは、この
ルーティング情報の最初の5ビットを、UTOPIAレ
ベル2インタフェースの送信アドレス信号TxAddr
とし、前記ルーティング情報の残りの8ビットを、セル
ヘッダのユーザ定義領域(UDF)に書き込み、下段の
物理(PHY)レイヤデバイスにセルデータを送出す
る。図の(B)は、最上段のATMデバイスが出力する
ルーティング情報を示す。
【0095】図の(B)のアドレスの上位3ビット‘0
01’により、図1に示す第1段の#001の物理(P
HY)レイヤデバイスが選択され、この第1段の#00
1の物理(PHY)レイヤデバイスは、アドレス信号と
ユーザ定義領域(UDF)のデータ信号とからルーティ
ング情報を抽出し、図(B)に示すアドレス情報を3ビ
ット左にシフトした図(C)に示すルーティング情報
を、第2段の物理(PHY)レイヤデバイスに出力す
る。
【0096】図の(C)のアドレスの上位3ビット‘0
01’により、図1に示す第2段の#001の物理(P
HY)レイヤデバイスが選択され、この第2段の#00
1の物理(PHY)レイヤデバイスは、同様に図(C)
に示すルーティング情報を3ビット左にシフトした図
(D)に示すルーティング情報を、第3段の物理(PH
Y)レイヤデバイスに出力する。
【0097】図の(D)のアドレスの上位3ビット‘0
11’により、図1に示す第3段の#011の物理(P
HY)レイヤデバイスが選択され、#011の物理(P
HY)レイヤデバイスから、加入者#3へセルデータが
送出されることとなる。
【0098】この例の場合、残り4ビット‘0011’
が余ることになるが、このビット領域は、最上段のAT
Mデバイスから最下段のATMデバイスへ通知する他の
制御又は補助のための情報(例えば、最下段のATMデ
バイスのポート番号等)の転送に利用することができ
る。
【0099】以上のような操作を、最下段のATMデバ
イスから最上段のATMデバイスへ情報転送するときに
も行い、例えば、下段ATMデバイスからの経路情報を
ルーティング情報領域へ乗せて転送することができる。
図の(E)は、受信動作のルーティング情報領域の内容
の例を示している。各加入者#1乃至#3に対して、同
一の経路情報‘1100000000000’のATM
セルが送出されることを示している。
【0100】又、マルチキャスト(一斉同報送信)を実
行する場合、最上段ATMデバイスは、マルチキャスト
であることを示す情報をルーティング情報領域へ乗せて
各下段デバイスへ通知し、マルチキャストであることを
示す情報を受け取った下段のATMデバイスは、ATM
セルを複製してマルチキャストを実行する。この構成に
より、上段のATMデバイスのトラフィック量(セルの
通過量)を軽減し、効率的にATMセルを送出してマル
チキャストを行うことができる。
【0101】図3は本発明の実施の形態のマルチキャス
ト時のルーティングテーブル及びルーティング情報領域
の説明図である。図の(A)は、マルチキャスト時のル
ーティングテーブルを示し、斜線を施した部分の‘00
0’は、マルチキャストであることを示す情報である。
【0102】図の(B)は最上段ATMデバイスから出
力されるルーティング情報であり、図の(C)は第1段
ATMデバイスから出力されるルーティング情報、図の
(D)は第2段ATMデバイスから出力されるルーティ
ング情報である。
【0103】図に示すように3ビットずつシフトさせな
がら、下段のATMデバイスにルーティング情報を転送
する。マルチキャストを実行する最後段のATMデバイ
ス(図の例では、第2段の最下段のATMデバイス)
は、ルーティング情報の上位3ビット‘xxx’に、下
段の各ATMデバイスのアドレスを書き入れ、セルコピ
ーを行って同一のセル内容を下段の各ATMデバイスに
送出し、マルチキャストを実行する。
【0104】図の(E)は、マルチキャストを実行した
ときの受信動作のルーティング情報領域の内容の例を示
している。最上位ATMデバイスには、マルチキャスト
の送出元となるATMデバイスのからの経路情報‘11
00000000000’がルーティング情報領域に挿
入されて受信される。
【0105】次に、前述の本発明の実施の形態のATM
装置を適用したアクセスネットワーク装置について図1
5を参照して説明する。ATMスイッチ(SW)等、A
TMネットワークから光ファイバで転送されてきたデー
タ信号は、155Mbsインタフェースパッケージ15
−3の光モジュール15−32で受信され、SDH終端
部15−31により、STM−1フォーマット等のSD
H伝送信号が終端され、UTOPIAレベル2のインタ
フェースにより、セル多重・分離デバイス15−25を
介して、ATMスイッチ(SW)チップ15−22(最
上段のATMデバイス)へ転送される。
【0106】ATM(SW)チップ15−22は、各A
TMセルのVPI/VCIフィールドの値を認識し、ル
ーティングテーブル15−221を参照する。そして、
ルーティングテーブル15−221からVPI/VCI
の値に対応するルーティング情報を検索し、該ルーティ
ング情報の上位5ビットを送信アドレス信号TxAdd
rとし、ルーティング情報の残りの8ビットをATMセ
ルヘッダのユーザ定義領域(UDF)へ書き込み、下段
のセル多重・分離デバイス15−21,15−12へ転
送する。
【0107】次に、ルーティングテーブルの設定方式に
ついて説明する。ルーティングテーブルの設定方式とし
て、固定バーチャルチャネル(PVC:Permane
ntVirtual Channel)の場合の設定
と、可変バーチャルチャネル(SVC:Switche
d Virtual Channel)の場合の設定と
があり、これらは設定方式が大きく異なる。
【0108】図4は固定バーチャルチャネル(PVC)
の場合のルーティングテーブルの設定方式の説明図であ
る。同図において、4−1は加入者#1宅の端末装置、
4−2は網終端装置、4−3は局内に設置されたアクセ
スネットワーク装置、4−31はルーティングテーブ
ル、4−4はオペレーティングシステム部(Ops)、
4−5はATMスイッチ(SW)装置である。
【0109】加入者#1宅の端末装置4−1には、固定
的なバーチャルチャネル(PVC)が割り付けられ、こ
のバーチャルチャネル(VC)に対応して、該加入者#
1宅の端末装置4−1を収容する物理(PHY)レイヤ
デバイスのルーティング情報をルーティングテーブル4
−31に、オペレーティングシステム部(Ops)によ
って設定する。又、ワークステーションからLAN経由
でCMIP操作により、アクセスネットワーク装置4−
3のルーティングテーブル4−31を設定することがで
きる。
【0110】図5は可変バーチャルチャネル(SVC)
の場合のルーティングテーブルの設定方式の説明図であ
る。同図において、5−1は加入者#1宅の端末装置、
5−2は網終端装置、5−3は局内に設置されたアクセ
スネットワーク装置、5−31はルーティングテーブ
ル、5−4はオペレーティングシステム部(Ops)、
5−5はATMスイッチ(SW)である。
【0111】可変バーチャルチャネル(SVC)は固定
バーチャルチャネル(PVC)のようにバーチャルチャ
ネル(VC)が予め割り付けられているものではなく、
各加入者から呼が発せられるたびに新たなバーチャルチ
ャネル(VC)を割り当てるものである。
【0112】この可変バーチャルチャネル(SVC)の
割り当ての実行は、加入者宅の網終端装置(NTE)5
−2とATMスイッチ(SW)5−5との間で、シグナ
リングプロトコルのUNI Signalling
4.0等のインタフェースによる信号送受を行うととも
に、アクセスネットワーク装置5−3とATMスイッチ
(SW)5−5との間でVB5.2等のインタフェース
による信号送受を行うことにより、加入者の発呼毎に、
空きバーチャルチャネル(VC)の中からその1つが該
発呼加入者に割り当てられる。
【0113】図6は可変バーチャルチャネル(SVC)
の場合のルーティングテーブルの設定のシーケンスチャ
ートである。まず加入者宅の網終端装置(NTE)5−
2からATMスイッチ(SW)5−5へシグナリングプ
ロトコルによりバーチャルチャネル(VC)の割り当て
要求(SetUp)を行う(1)。なお、( )内の番
号は図6に示したシーケンスの番号と対応している。
【0114】そしてそのATMスイッチ(SW)5−5
は、アクセスネットワーク装置5−3との間で、B−B
CCメッセージを使用してバーチャルチャネル(VC)
の割り当てについて支障が無いことを確認しあう
(2)。
【0115】アクセスネットワーク装置5−3は、内部
ネゴシエーション(CAC:Connection A
dmission Control)を行った後、加入
者に割り当てたバーチャルチャネル(VC)と、その加
入者を収容する物理(PHY)レイヤデバイスのルーテ
ィング情報との対応を示すルーティングテーブルの設定
を行う(3)。
【0116】ルーティングテーブル設定後、コネクト,
コネクトアクノリッジ等のコマンドの送受によりパスが
設定され(4)、加入者の端末装置とのデータ信号送受
が行われる(5)。
【0117】図7は最上段ATMデバイスの構成を示す
図である。最上段ATMデバイスはATMスイッチ(S
W)チップ等である。同図において、7−1はUTOP
IAレベル2インタフェース(INF)部、7−2はユ
ーザ定義領域(UDF)抽出部、7−3はVPI/VC
Iチェック部、7−4はルーティングテーブル、7−5
はVPI/VCI変換部、7−6はユーザ定義領域(U
DF)挿入部、7−7はCPUインタフェース(IN
F)部である。
【0118】UTOPIAレベル2インタフェース(I
NF)部7−1を介して、受信データ信号線RxDat
aからATMセルを受信すると、ユーザ定義領域(UD
F)抽出部7−2によりユーザ定義領域(UDF)を抽
出し、受信アドレス信号RxAddrとユーザ定義領域
(UDF)とからルーティング情報を抽出する。
【0119】このルーティング情報には、経路情報とと
もに下段ATMデバイスから転送されてきた他の情報が
乗せられている場合もある。これらの情報は、VPI/
VCIチェック部7−3により抽出されたVPI/VC
Iの値により、VPI/VCIの値対応に読み出すこと
ができる。
【0120】又、CPUバス等からCPUインタフェー
ス(INF)部7−7を介して入力したATMセルに対
して、必要によりVPI/VCI変換部7−5により変
換したVPI/VCIの値から、ルーティングテーブル
7−4を参照してルーティング情報を抽出し、該ルーテ
ィング情報の上位5ビットを送信アドレス信号TxAd
drとしてUTOPIAレベル2インタフェース(IN
F)部7−1を介して出力するとともに、残りのルーテ
ィング情報を、ユーザ定義領域(UDF)挿入部7−6
によりATMセルヘッダのユーザ定義領域(UDF)へ
書き込み、該ATMセルのデータをUTOPIAレベル
2インタフェース(INF)部7−1を介して送信デー
タ信号線TxDataから送出する。
【0121】図8は中段ATMデバイスの構成を示す図
である。又、図9は中段ATMデバイスのルーティング
情報領域のシフト動作の説明図である。中段ATMデバ
イスは、上段からATMセルを受信するとルーティング
情報の再生を行い、下段のATMデバイスにセルを転送
するデバイスである。
【0122】同図において、8−1は下段デバイス側の
UTOPIAレベル2インタフェース(INF)部、8
−2は受信動作のユーザ定義領域(UDF)抽出部、8
−3は受信動作のユーザ定義領域(UDF)挿入部、8
−4は受信動作のATMセルFIFOバッファ、8−5
は上段デバイス側のUTOPIAレベル2インタフェー
ス(INF)部、8−6は送信動作のATMセルFIF
Oバッファ、8−7は送信動作のユーザ定義領域(UD
F)抽出部、8−8は送信動作のユーザ定義領域(UD
F)挿入部、8−9はルーティング情報書き込みシフト
部、8−10は内部情報転送部、8−11はルーティン
グ情報削除シフト部である。
【0123】上段デバイス側のUTOPIAレベル2イ
ンタフェース(INF)部8−5を介して送信アドレス
信号線TxAddrから入力した送信アドレスを、ルー
ティング情報削除シフト部8−11に入力するととも
に、送信データ信号線TxDataから入力したATM
セルデータを送信動作のATMセルFIFOバッファ8
−6に保持した後、送信動作のユーザ定義領域(UD
F)抽出部8−7によりルーティング情報を抽出し、そ
の情報をルーティング情報削除シフト部8−11に入力
する。
【0124】ルーティング情報削除シフト部8−11
は、図9の(A),(B)に示すように、ルーティング
情報のうち、上段においてルーティングのために使用さ
れた上位3ビット分だけを削除して廃棄し、残りのルー
ティング情報を3ビット上位ビット側にシフトして、そ
の上位5ビットを下段デバイス側のUTOPIAレベル
2インタフェース部8−1を介して、送信アドレス信号
線TxAddrから下段ATMデバイスに送出するとと
もに、前記ルーティング情報の残りのビットを送信動作
のユーザ定義領域(UDF)挿入部8−8に出力し、ユ
ーザ定義領域(UDF)挿入部8−8は、このルーティ
ング情報をATMセルヘッダのユーザ定義領域(UD
F)に挿入して、該ATMセルを下段デバイス側のUT
OPIAレベル2インタフェース(INF)部8−1を
介して、送信データ信号線TxDataから下段ATM
デバイスに送出する。
【0125】又、同様に下段ATMデバイスからUTO
PIAレベル2インタフェース(INF)部8−1を介
してATMセルを受信すると、受信動作のユーザ定義領
域(UDF)抽出部8−2、ルーティング情報書き込み
シフト部8−9及び受信動作のユーザ定義領域(UD
F)挿入部8−3により、図9の(C),(D)に示す
ようにルーティング情報の再生を行い、受信動作のAT
MセルFIFOバッファ8−4、上段デバイス側のUT
OPIAレベル2インタフェース(INF)部8−5を
介して上段ATMデバイスへATMセルを転送する。
【0126】更に、内部情報転送部8−10により、ル
ーティング情報書き込みシフト部8−9とルーティング
情報削除シフト部8−11との間で、受信動作の信号と
送信動作の信号の内部情報等を相互に転送し、又は抽出
することができる。
【0127】図10は最下段ATMデバイスの構成を示
す図である。同図において、10−1は加入者線インタ
フェース(INF)部、10−2はユーザ定義領域(U
DF)挿入部、10−3は受信動作のATMセルFIF
Oバッファ、10−4は上段デバイス側のUTOPIA
レベル2インタフェース(INF)部、10−5は送信
動作のATMセルFIFOバッファ、10−6はユーザ
定義領域(UDF)抽出部、10−7は送信セル処理
部、10−8はルーティング情報書き込み部、10−9
は内部情報転送部、10−10はルーティング情報再生
・処理部である。
【0128】最下段ATMデバイスは、上段デバイス側
のUTOPIAレベル2インタフェース(INF)部1
0−4からATMセルを、送信動作のATMセルFIF
Oバッファ10−5に一旦格納し、ユーザ定義領域(U
DF)抽出部10−6によりルーティング情報を抽出
し、その情報をルーティング情報再生・処理部10−1
0に入力する。
【0129】又、送信アドレス信号線TxAddrから
のアドレスをルーティング情報再生・処理部10−10
に入力し、ルーティング情報再生・処理部10−10
は、それらの情報を基にルーティング情報の再生及び処
理を行い、上段にてルーティングのために使用されたビ
ット分だけ廃棄し、例えば、ポート情報等を加入者線イ
ンタフェース(INF)部10−1に送出する。又、ユ
ーザ定義領域(UDF)に誤り制御情報等を格納してA
TMセルを加入者線インタフェース(INF)部10−
1に送出する。
【0130】最下段ATMデバイスにおいては、残りの
情報フィールドの全てを他の通知情報に使用することが
でき、ポートを指定するポート情報等として使用するこ
とができる。
【0131】又、上段への情報の転送を、ルーティング
情報書き込み部10−8及びユーザ定義領域(UDF)
挿入部10−2により書き込み、受信動作のATMセル
FIFOバッファ10−3及び上段デバイス側のUTO
PIAレベル2インタフェース(INF)部10−4を
介して上段ATMデバイスに送出する。
【0132】図11は送信動作におけるルーティング情
報の抽出タイミングを示す図である。同図に示した信号
送受の動作は、図19に示した信号送受の動作と同じで
あるので詳細な説明は省略する。
【0133】図11において、初め下段ATMデバイス
#1に対しATMセルを送信している。ATMセル送信
中、下段ATMデバイスに対してポーリングを実行す
る。その結果、この図の例では、ATMデバイス#3と
ATMデバイス#5とに対してセル送信可能となってい
る。
【0134】ATMデバイス#1へのATMセル転送が
終了し、次にATMデバイス#3へATMセルを転送す
る場合、図の(c)の斜線(網目)を施したタイミング
で、ATMデバイス#3のアドレスを含む送信アドレス
信号TxAddrを送出する。ATMデバイス#3は、
図のクロック9の立ち上がりエッジで送信アドレス信号
TxAddrを抽出する。
【0135】更に、図の(f)の斜線(網目)を施した
タイミングでユーザ定義領域(UDF)に残りのルーテ
ィング情報の値を乗せて送出する。ATMデバイス#3
は、図のクロック14の立ち上がりエッジでユーザ定義
領域(UDF)のデータ信号を抽出する。ATMデバイ
ス#3は、先に抽出した送信アドレス信号TxAddr
と、ユーザ定義領域(UDF)のデータ信号とにより、
ルーティング情報を抽出する。
【0136】図12は、受信動作におけるルーティング
情報の抽出タイミングを示す図である。同図に示した信
号送受の動作は、図20に示した信号送受の動作と同じ
であるので詳細な説明は省略する。
【0137】図12において、初め下段ATMデバイス
#1からATMセルを受信している。ATMセル受信
中、下段ATMデバイスに対してポーリングを実行す
る。その結果、この図の例では、ATMデバイス#3と
ATMデバイス#5がセル送出要求状態となっている。
【0138】ATMデバイス#1からのATMセル転送
が終了し、次にATMデバイス#3からの転送を許可す
る場合、図の(c)の斜線(網目)を施したタイミング
でATMデバイス#3の受信アドレス信号RxAddr
を送出するとともに、そのアドレス信号を、ユーザ定義
領域(UDF)のデータ信号を抽出し終わるまで、保持
しておく。
【0139】更に、図の(f)の斜線(網目)を施した
タイミングで送出されたユーザ定義領域(UDF)のデ
ータ信号を、クロック15の立ち上がりエッジで抽出
し、先に抽出して保持した受信アドレス信号RxAdd
rと、ユーザ定義領域(UDF)のデータ信号とによ
り、制御情報等を含むルーティング情報を抽出する。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
UTOPIAレベル2のインタフェースにより信号送受
を行うATMデバイスを多段接続し、ATMセルの転送
先のルーティング情報を、UTOPIAレベル2のイン
タフェースのアドレス信号と、ATMセルヘッダのユー
ザ定義領域のデータ信号とにより転送することにより、
多くのATMセルの多重・分離を行うATM装置を構成
することができる。
【0141】又、ルーティングテーブルは最上段のAT
Mデバイスのみに備え、そのほかのATMデバイスは、
ルーティング情報のみを抽出し、そのビットシフト動作
だけでルーティング情報を転送することにより、簡単な
構成でルーティングを行うことができ、更に、最上段以
外ののATMは同一の構成とすることができる。
【0142】又、このルーティング情報の領域には、ル
ーティング情報のみでなくその他の制御又は補助のため
の情報も格納して、最上段のATMデバイスから最下段
のATMデバイスへ、又は最下段のATMデバイスから
最上段のATMデバイスへ転送することができ、中段の
ATMデバイスはその情報の抽出・挿入が可能である。
【0143】又、ルーティング情報の領域にマルチキャ
スト情報を格納して転送し、下段ATMデバイスがAT
Mセルの複製を行ってマルチキャストを行うことによ
り、ATM装置内でのトラヒック量を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の多段接続形態のATM装
置を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態のルーティングテーブル及
びルーティング情報領域の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のマルチキャスト時のルー
ティングテーブル及びルーティング情報領域の説明図で
ある。
【図4】固定バーチャルチャネル(PVC)の場合のル
ーティングテーブルの設定方式の説明図である。
【図5】可変バーチャルチャネル(SVC)の場合のル
ーティングテーブルの設定方式の説明図である。
【図6】可変バーチャルチャネル(SVC)の場合のル
ーティングテーブルの設定のシーケンスチャートであ
る。
【図7】最上段ATMデバイスの構成を示す図である。
【図8】中段ATMデバイスの構成を示す図である。
【図9】中段ATMデバイスのルーティング情報領域の
シフト動作の説明図である。
【図10】最下段ATMデバイスの構成を示す図であ
る。
【図11】送信動作におけるルーティング情報の抽出タ
イミングを示す図である。
【図12】受信動作におけるルーティング情報の抽出タ
イミングを示す図である。
【図13】ATMセルの多重・分離等を行うATM装置
を備えたネットワークシステムを示す図である。
【図14】ATMセルの多重・分離等を行うATM装置
を備えたネットワークシステムを示す図である。
【図15】アクセスネットワーク装置の構成を示す図で
ある。
【図16】UTOPIAレベル2のインタフェースにお
けるセルフォーマットの説明図である。
【図17】1つのATMレイヤデバイスと複数の物理
(PHY)レイヤデバイスとの間の各信号線の接続形態
を示す図である。
【図18】UTOPIAレベル2のインタフェースの信
号線の説明図である。
【図19】UTOPIAレベル2のインタフェースの送
信動作のタイムチャートである。
【図20】UTOPIAレベル2のインタフェースの受
信動作のタイムチャートである。
【符号の説明】
1−1 ATMレイヤデバイス 1−2 第1段の物理(PHY)レイヤデバイス 1−3 第2段の物理(PHY)レイヤデバイス 1−4 第3段の物理(PHY)レイヤデバイス 1−5 加入者端末装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 UTOPIAレベル2のインタフェース
    により信号送受を行う複数のATMデバイスが多段接続
    された構成のATM装置において、 前記各ATMデバイスは、他のATMデバイスのアドレ
    ス情報を含むルーティング情報を、UTOPIAレベル
    2のインタフェースのアドレス信号と、ATMセルヘッ
    ダのユーザ定義領域のデータ信号とにより、転送する構
    成を有することを特徴とするATM装置。
  2. 【請求項2】 前記ATMデバイスのうち、最上段のA
    TMデバイスにのみ、ATMセルヘッダのVPI又はV
    CIの値に対応してルーティング情報を格納したルーテ
    ィングテーブルを備え、最上段以外のATMデバイス
    は、上段のATMデバイスから転送される前記アドレス
    信号と前記ユーザ定義領域のデータ信号とから、ルーテ
    ィング情報を抽出し、該ルーティング情報に基づいてル
    ーティングを行う構成を有することを特徴とする請求項
    1記載のATM装置。
  3. 【請求項3】 前記最上段以外のATMデバイスは、抽
    出した前記ルーティング情報から、ビットシフト動作に
    より新たなルーティング情報を生成し、該生成したルー
    ティング情報を他の段のATMデバイスに転送する構成
    を有することを特徴とする請求項2記載のATM装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレス信号と前記ユーザ定義領域
    のデータ信号とからなるルーティング情報領域には、経
    路情報のほかに、制御又は補助のための情報を含むこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3記載のATM装置。
  5. 【請求項5】 前記最上段のATMデバイスは、下段の
    ATMデバイスに対し、前記ルーティング情報領域にマ
    ルチキャスト情報を格納して転送し、マルチキャスト情
    報を受け取った下段のATMデバイスは、ATMセルを
    複製してマルチキャストを実行する構成を有することを
    特徴とする請求項4記載のATM装置。
  6. 【請求項6】 中段のATMデバイスにおいて、最上段
    のATMデバイスと最下段のATMデバイスとの間で転
    送される前記制御又は補助のための情報を抽出又は挿入
    する構成を有すること特徴とする請求項4記載のATM
    装置。
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