JPH11266190A - 電灯線通信用送信装置、電灯線通信用受信装置、電灯線通信装置及び電灯線通信方法 - Google Patents

電灯線通信用送信装置、電灯線通信用受信装置、電灯線通信装置及び電灯線通信方法

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JPH11266190A
JPH11266190A JP6691398A JP6691398A JPH11266190A JP H11266190 A JPH11266190 A JP H11266190A JP 6691398 A JP6691398 A JP 6691398A JP 6691398 A JP6691398 A JP 6691398A JP H11266190 A JPH11266190 A JP H11266190A
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JP
Japan
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power line
signal
information
power supply
power
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JP6691398A
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Hiroshi Hanya
弘嗣 判谷
Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報を分割したりコーディング・デコーディ
ングしたりする必要がなく、しかも、各種の通信方式に
対応させることができるようにする。 【解決手段】 電灯線4を流れる商用電源から電源同期
信号5を生成する電源同期信号生成器6と、電源同期信
号5を複数に分割したタイミング信号10を発生させる
タイミング信号発生部11と、タイミング信号10に基
づき、電灯線4を流れる商用電源に同期した雑音12が
同じ位置に来ないようにタイミングをずらせて同一の情
報フレーム13〜15を複数回電灯線4へ送信する制御
部16とを備えた送信装置2を設け、また、電灯線4を
介して受信した複数個の情報フレーム13〜15を記憶
する記憶部17と、複数個の情報フレーム13〜15を
構成する個々のビットの多い方を正しい信号と判定する
判定部18と、記憶部17および判定部18を制御する
制御部16とを備えた受信装置3を設けるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に電灯線通信
装置及び電灯線通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電灯線などを情報の伝送路とする
通信手段の開発が進められている。従来の電灯線通信手
段には、特開平1−202934号公報に開示されるよ
うなものがある。上記従来例では、図5に示すように、
電灯線の周波数kの半サイクルに情報のフレームm1を
重畳させるようにするとともに、上記情報のフレームm
1のものと同一の情報で且つコーディングを異ならせた
もの(情報のフレームm2,m3)を、続く複数の半サ
イクルに重畳させるようにしている。
【0003】より具体的には、図5にi,jで示すよう
に、3つの半サイクルで、同じ情報を1ビットずつシフ
トさせた情報のフレームm1,m2,m3を送るように
している。
【0004】そして、図5にkで示すように、電灯線の
信号にノイズが混入している場合、受信側では、図5に
l,mで示すような信号を受信することとなるが、受信
側は、まず、3つの半サイクルで送られてきた複数の情
報のフレームm1,m2,m3を適宜逆シフトしてデコ
ーディングし、デコーディングによって得られた各情報
を1ビットずつ比較して出現頻度の高い値を採用するこ
とにより、ノイズで壊れたビットを排除し正しい信号を
得るようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電灯線通信手段では、電灯線の周波数kの半
サイクル分の長さずつしか情報を送ることができないと
いう問題があった。そのため、送信時に情報を分割し、
受信時に情報を組み立てるという複雑な処理が必要にな
る。
【0006】また、送信時に情報をビットシフトなどし
てコーディングし、受信時に情報を逆シフトなどしてデ
コーディングしなければならないため、さらに複雑な処
理が必要になるという問題があった。
【0007】くわえて、上記電灯線通信手段は、構造的
に低速型のデータ通信方式に限られてしまい、他の通信
方式には適用しにくいという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、情報を分割したりコーディング・デコーディン
グしたりする必要がなく、しかも、各種の通信方式に対
応させることのできる電灯線通信装置及び電灯線通信方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、電灯線を流れる商
用電源から電源同期信号を生成する電源同期信号生成器
と、電源同期信号を複数に分割したタイミング信号を発
生させるタイミング信号発生部と、タイミング信号に基
づき、電灯線を流れる商用電源に同期した雑音が同じ位
置に来ないようにタイミングをずらせて同一の情報フレ
ームを複数回電灯線へ送信する制御部とを備えたことを
特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載された発明では、電
灯線を流れる商用電源に同期した雑音が同じ位置に来な
いようにタイミングをずらせて複数回送られた情報フレ
ームを記憶する記憶部と、記憶部に記憶された複数個の
情報フレームを構成する個々のビットを比較してビット
の多い方を正しい信号と判定する判定部と、記憶部およ
び判定部を制御する制御部とを備えたことを特徴として
いる。
【0011】また、請求項3に記載された発明では、請
求項1記載の送信装置と、請求項2記載の受信装置とを
備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項4に記載された発明では、送
信側が、電灯線を流れる商用電源から電源同期信号を生
成するとともに、電源同期信号を複数に分割したタイミ
ング信号を発生させ、タイミング信号に基づき、電灯線
を流れる商用電源に同期した雑音が同じ位置に来ないよ
うにタイミングをずらせて同一の情報フレームを複数回
電灯線へ送信し、受信側が、電灯線を介して受信した複
数個の情報フレームを記憶して、記憶した複数個の情報
フレームを構成する個々のビットの多い方を正しい信号
と判定することを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1にかかる発明では、電源同期信号生成
器が電灯線を流れる商用電源から電源同期信号を発生
し、タイミング信号発生部が電源同期信号を複数に分割
してタイミング信号を発生し、制御部がタイミング信号
に基づき、電灯線を流れる商用電源に同期した雑音が同
じ位置に来ないようにタイミングをずらせて同一の情報
フレームを複数回電灯線へ送信する。
【0014】このように、タイミングをずらせて同一の
情報フレームを複数回送信するようにしたことにより、
情報フレームを商用電源の半サイクルの長さごとに分割
せずに長いまま送ることができる。従って、ビット長の
長い情報フレームでも支障なく送信することができる。
また、複数個の情報フレームをビットシフトなどのコー
ディングをせずに同一の信号形態のまま送信することが
できる。しかも、各種の通信方式に対応させることがで
きる。
【0015】請求項2にかかる発明では、制御部からの
指令により、記憶部が、電灯線を流れる商用電源に同期
した雑音が同じ位置に来ないようにタイミングをずらせ
て複数回送られた情報フレームを記憶し、多数決判定部
などの判定部が、複数個の情報フレームを構成する個々
のビットを比較し、多い方を正しい信号と判定する。
【0016】この際、各情報フレームは、電灯線を流れ
る商用電源に同期した雑音が同じ位置に来ないようにタ
イミングをずらせて送信されたものなので、上記したよ
うに多数決を取ることにより、雑音の影響が排除され、
正しい信号を得ることが可能となる。
【0017】また、タイミングをずらせて長いまま送信
された同一且つ複数の情報フレームを受信するようにし
たことにより、受信後に情報フレームを組み立て直す必
要をなくすことができる。また、同一の信号形態のまま
送信されて来た複数個の情報フレームを受信するように
しているので、情報フレームに対し逆シフトなどのデコ
ーディングをする必要をなくすことができる。しかも、
各種の通信方式に対応させることができる。
【0018】請求項3にかかる発明では、請求項1、請
求項2と同様の作用効果が得られるとともに、送受信が
可能な小型の装置を得ることができる。
【0019】請求項4にかかる発明では、請求項1〜請
求項3と同様の作用効果が得られる。また、商用電源を
利用して電源同期信号を得ているので、安定した送受信
が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。図1〜図3
は、本発明の実施の形態1を示す図である。
【0021】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1にかかる電灯線通信装置1は、送信装置2と受信装置
3とを備えている。
【0022】送信装置2は、電灯線4を流れる商用電源
から電源同期信号5を生成する電源同期信号生成器6
と、後述する通信制御装置7と、通信制御装置7からの
情報フレーム13〜15を変調して送信する変調器(電
灯線通信変調復調器8)と、電灯線4に接続するための
電灯線I/F回路9とを有している。
【0023】電源同期信号生成器6は、図2に示すよう
に、電灯線4を流れる商用電源(50/60Hz)にお
ける電圧波形の半サイクルごとのゼロクロス点に同期し
たゼロクロスパルスなどの電源同期信号5を発生させる
ようにしたものである。
【0024】通信制御装置7は、ゼロクロスパルスなど
の電源同期信号5を複数に分割したタイミング信号10
を発生させるタイミング信号発生部11を備えている。
また、通信制御装置7は、タイミング信号10に基づ
き、電灯線4を流れる商用電源の周波数に同期した雑音
12が同じ位置に来ないようにタイミングをずらせて同
一の情報フレーム13〜15を複数回送信する制御部1
6とを備えている。なお、制御部16による同一の情報
フレーム13〜15の送信回数は、タイミング信号10
が発生するタイミングの数と同じかそれよりも少ない数
とする。また、制御部16による同一の情報フレーム1
3〜15の送信は、情報フレーム13〜15どうしが互
いに重畳されないようにする。
【0025】変調器(電灯線通信変調復調器8)は、ス
ペクトル拡散方式(SS方式)に限らずFSK,PS
K,ASKなどの各種の方式とすることができる。
【0026】つぎに、受信装置3は、電灯線4に接続す
るための電灯線I/F回路9と、電灯線4からの複数回
の受信信号を復調する復調器(電灯線通信変調復調器
8)と、通信制御装置7とを備えている。
【0027】復調器(電灯線通信変調復調器8)は、上
記変調器と同様、スペクトル拡散方式(SS方式)に限
らずFSK,PSK,ASKなどの各種の方式とするこ
とができる。
【0028】通信制御装置7は、復調器(電灯線通信変
調復調器8)からの復調データである複数個の情報フレ
ーム13〜15を記憶する記憶部17と、複数個の情報
フレーム13〜15を構成する個々のビットの多い方を
正しい信号と判定する多数決判定部などの判定部18
と、記憶部17および判定部18を制御する制御部16
とを備えている。
【0029】なお、受信装置2と送信装置3とは、一体
構成としても、別体構造としても良い。一体構造とする
場合には、図1に示すように、変調器と復調器とを電灯
線通信変調復調器8に集約し、通信制御装置7を一体化
することにより、装置の小型化を得ることができる。な
お、通信制御装置7は、コンピュータなどで構成して
も、ハードウェアとして構成しても良い。
【0030】次に、この実施の形態1の作動について、
図1〜図3を用いながら説明する。
【0031】電灯線4を通して情報を送信する場合、ま
ず、送信装置2では、電源同期信号生成器6が、図2に
示すように、電灯線4を流れる商用電源(50/60H
z)における電圧波形の半サイクルごとのゼロクロス点
に同期したゼロクロスパルスなどの電源同期信号5を発
生し、電源同期信号5を通信制御装置7へ送る。
【0032】そして、通信制御装置7は、内部のタイミ
ング信号発生部11でゼロクロスパルスなどの電源同期
信号5を複数に分割(図2ではの3等分に分割)
してタイミング信号10を発生させる。
【0033】つぎに、通信制御装置7は、内部の制御部
16で、タイミング信号10に基づき、電灯線4を流れ
る商用電源の周波数に同期した雑音12が同じ位置に来
ないようにタイミングをずらせて(図2では1回目は
のタイミング、2回目はのタイミング、3回目はの
タイミングで)同一の情報フレーム13〜15を複数回
(図2では3回)送信する。
【0034】この際、制御部16は、タイミング信号1
0が発生するタイミングの数と同じかそれよりも少ない
回数だけ同一の情報フレーム13〜15を送信する(な
お、送信回数は予め定められている)。また、制御部1
6は、同一の情報フレーム13〜15が互いに重畳され
ないように送信する。
【0035】そのために、制御部16は、タイミング信
号10から情報フレーム13〜15を送るタイミングの
部分を間引く形で送信のタイミングを作り出すようにし
ても良い。あるいは、制御部16は、タイミング信号1
0を参考に、情報フレーム13〜15を送信するタイミ
ングを直接且つ独自に作り出すようにしても良い。
【0036】そして、変調器(電灯線通信変調復調器
8)が通信制御装置7からの複数回の情報フレーム13
〜15を変調し、電灯線I/F回路9を介して電灯線4
へ送り出す。なお、変調器(電灯線通信変調復調器8)
は、スペクトル拡散方式(SS方式)に限らずFSK,
PSK,ASKなどの各種の方式とすることができる。
【0037】このように、タイミングをずらせて同一の
情報フレーム13〜15を複数回送信するようにしたこ
とにより、情報フレーム13〜15を商用電源の半サイ
クルの長さごとに分割せずに長いまま送ることができ
る。従って、ビット長の長い情報フレーム13〜15で
も支障なく送信することができる。また、複数個の情報
フレーム13〜15をビットシフトなどのコーディング
をせずに同一の信号形態のまま送信することができる。
しかも、各種の通信方式に対応させることができる。
【0038】そして、受信装置3では、電灯線4を通し
て送られてきた情報を電灯線I/F回路9で受信し、復
調器(電灯線通信変調復調器8)で復調して、通信制御
装置7へ送る。なお、復調器(電灯線通信変調復調器
8)は、上記変調器と同様、スペクトル拡散方式(SS
方式)に限らずFSK,PSK,ASKなどの各種の方
式とすることができる。
【0039】通信制御装置7は、内部の制御部16から
の指令により、記憶部17が、復調器(電灯線通信変調
復調器8)からの復調データである複数個の情報フレー
ム13〜15を記憶し、多数決判定部などの判定部18
が、複数個の情報フレーム13〜15を構成する個々の
ビットを比較し、多い方を正しい信号と判定する。
【0040】具体的には、図3に示すように、フレーム
長がnビットの情報フレーム13〜15を受信し、 1回目の情報フレーム13が、d11,d12,d1
3,d14…d1n 2回目の情報フレーム14が、d21,d22,d2
3,d24…d2n 3回目の情報フレーム15が、d31,d32,d3
3,d34…d3n であり、k番目(k=1〜n)のビットがそれぞれ、d
1k(0),d2k(0),d3k(1)であったとす
ると、k番目のビットは0が2個で1が1個なので、多
数決判定部などの判定部18は、dk(0)を正しい信
号と判定し最終的な復調データとして外部または記憶部
17へ出力する。
【0041】この際、各情報フレーム13〜15は、電
灯線4を流れる商用電源の周波数に同期した雑音12が
同じ位置に来ないようにタイミングをずらせて送信され
たものなので、上記したように多数決を取ることによ
り、雑音12の影響が排除され、正しい信号を得ること
が可能となる。
【0042】また、タイミングをずらせて長いまま送信
された同一且つ複数の情報フレーム13〜15を受信す
るようにしたことにより、受信後に情報フレーム13〜
15を組み立て直す必要をなくすことができる。また、
同一の信号形態のまま送信されて来た複数個の情報フレ
ーム13〜15を受信するようにしているので、情報フ
レーム13〜15に対し逆シフトなどのデコーディング
をする必要をなくすことができる。しかも、各種の通信
方式に対応させることができる。
【0043】また、商用電源を利用して電源同期信号5
を得ているので、安定した送受信が確保される。
【0044】なお、受信装置2と送信装置3とは、一体
構造としても、別体構造としても良い。一体構造とする
場合には、図1に示すように、変調器と復調器とを電灯
線通信変調復調器8に集約し、また、通信制御装置7を
一体化することにより、装置の小型化を得ることができ
る。なお、通信制御装置7は、コンピュータなどで構成
しても、ハードウェアとして構成しても良い。
【0045】
【発明の実施の形態2】図4は、この発明の実施の形態
2を示すものであり、判定部18に、複数個の情報フレ
ーム13〜15を構成する個々のビットのハイ・ローを
モニターするハイ・ローモニター19と、ハイ・ローモ
ニター19からのビットが1の時にアップカウントをし
ビットが0の時にダウンカウントをするアップダウンカ
ウンタ20と、アップダウンカウンタ20の最終的なカ
ウント数が設定値よりも大きいか小さいかで復調データ
を判定する判定器21を備えたものである。
【0046】かかる構成によれば、ハイ・ローモニター
19が、複数個の情報フレーム13〜15を構成する個
々のビットのハイ・ローをモニターして1か0の信号を
出力し、アップダウンカウンタ20が、ハイ・ローモニ
ター19から入力したビットが1の時にアップカウント
をしまたビットが0の時にダウンカウントをし、判定器
21がアップダウンカウンタ20の最終的なカウント数
が設定値よりも大きいか小さいかによって復調データを
判定する。
【0047】本実施の形態2によれば、復調した情報フ
レーム13〜15を構成する個々のビットの多い方を採
用するようにしており、このようにしても、上記実施の
形態1と同様、正しい信号を得ることができる。
【0048】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
【0049】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等が
あってもこの発明に含まれる。
【0050】例えば、同一の情報フレーム13〜15の
送信数は3回に限らず、2回としても4回以上としても
良い(従って、複数回の同一の情報フレーム13〜15
を送るためのタイミング信号10として、電源同期信号
5を2分割または4分割以上としたものとしても良
い)。但し、偶数回送信することとした場合には、復調
した際に各情報フレーム13〜15の対応するビットの
1と0の数が等しくなるおそれがあるので、判定部18
には別の処理を加える必要がある。
【0051】また、複数回の同一の情報フレーム13〜
15を送るためのタイミング信号10は、必ずしも電源
同期信号5を等分割したものとする必要はなく、各情報
フレーム13〜15内で雑音12の位置がずれてさえい
れば良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、タイミングをずらせて同一の情報フレーム
を複数回送信するようにしたことにより、情報フレーム
を商用電源の半サイクルの長さごとに分割せずに長いま
ま送ることができる。また、複数個の情報フレームをビ
ットシフトなどのコーディングをせずに同一の信号形態
のまま送信することができる。従って、ビット長の長い
情報フレームでも支障なく送信することができる。しか
も、各種の通信方式に対応させることができる。
【0053】また、請求項2の発明によれば、各情報フ
レームは、電灯線を流れる商用電源に同期した雑音が同
じ位置に来ないようにタイミングをずらせて送信された
ものなので、上記したように多数決を取ることにより、
雑音の影響が排除され、正しい信号を得ることが可能と
なる。
【0054】また、タイミングをずらせて長いまま送信
された同一且つ複数の情報フレームを受信するようにし
たことにより、受信後に情報フレームを組み立て直す必
要をなくすことができる。また、同一の信号形態のまま
送信されて来た複数個の情報フレームを受信するように
しているので、情報フレームに対し逆シフトなどのデコ
ーディングをする必要をなくすことができる。しかも、
各種の通信方式に対応させることができる。
【0055】また、請求項3の発明によれば、請求項
1、請求項2と同様の効果が得られるとともに、送受信
が可能な小型の装置を得ることができる。
【0056】さらに、請求項4の発明によれば、請求項
1〜請求項3と同様の効果が得られる。
【0057】また、商用電源を利用して電源同期信号を
得ているので、安定した送受信が可能となる、という実
用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のブロック図である。
【図2】図1の動作を説明する波形図である。
【図3】図1の判定部のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2の判定部のブロック図で
ある。
【図5】従来例の波形図である。
【符号の説明】
2 送信装置 3 受信装置 4 電灯線 5 電源同期信号 6 電源同期信号生成器 10 タイミング信号 11 タイミング信号発生部 12 雑音 13〜15 情報フレーム 16 制御部 17 記憶部 18 判定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電灯線を流れる商用電源から電源同期信
    号を生成する電源同期信号生成器と、 電源同期信号を複数に分割したタイミング信号を発生さ
    せるタイミング信号発生部と、 タイミング信号に基づき、電灯線を流れる商用電源に同
    期した雑音が同じ位置に来ないようにタイミングをずら
    せて同一の情報フレームを複数回電灯線へ送信する制御
    部とを備えたことを特徴とする電灯線通信用送信装置。
  2. 【請求項2】 電灯線を流れる商用電源に同期した雑音
    が同じ位置に来ないようにタイミングをずらせて複数回
    送られた情報フレームを記憶する記憶部と、 記憶部に記憶された複数個の情報フレームを構成する個
    々のビットを比較してビットの多い方を正しい信号と判
    定する判定部と、 記憶部および判定部を制御する制御部とを備えたことを
    特徴とする電灯線通信用受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の送信装置と、請求項2記
    載の受信装置とを備えたことを特徴とする電灯線通信装
    置。
  4. 【請求項4】 送信側が、電灯線を流れる商用電源から
    電源同期信号を生成するとともに、電源同期信号を複数
    に分割したタイミング信号を発生させ、タイミング信号
    に基づき、電灯線を流れる商用電源に同期した雑音が同
    じ位置に来ないようにタイミングをずらせて同一の情報
    フレームを複数回電灯線へ送信し、 受信側が、電灯線を介して受信した複数個の情報フレー
    ムを記憶して、記憶した複数個の情報フレームを構成す
    る個々のビットの多い方を正しい信号と判定することを
    特徴とする電灯線通信方法。
JP6691398A 1998-03-17 1998-03-17 電灯線通信用送信装置、電灯線通信用受信装置、電灯線通信装置及び電灯線通信方法 Pending JPH11266190A (ja)

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