JPH11265504A - 磁気ヘッドクリーニングカード - Google Patents

磁気ヘッドクリーニングカード

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Publication number
JPH11265504A
JPH11265504A JP16435998A JP16435998A JPH11265504A JP H11265504 A JPH11265504 A JP H11265504A JP 16435998 A JP16435998 A JP 16435998A JP 16435998 A JP16435998 A JP 16435998A JP H11265504 A JPH11265504 A JP H11265504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
card
cleaning
polyester film
flocking
Prior art date
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Pending
Application number
JP16435998A
Other languages
English (en)
Inventor
Morio Furuhata
盛生 古畑
Kazuhiro Kameshima
一寛 亀島
Kazunori Takahashi
和典 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11265504A publication Critical patent/JPH11265504A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッド面を傷付けることなく、磁気ヘッ
ド表面との接触が曲率のある磁気ヘッド面全体に及ぶよ
うにしてクリーニング効果を向上させ、また微細リント
の発生のない磁気ヘッドクリーニングカードを提供す
る。 【解決手段】 磁気カードのリーダーライタ装置におけ
る磁気ヘッドをクリーニングするカードであって、該カ
ードが厚さ40〜350μmのポリエステル系フィルム
の少なくとも片面に繊維フロック、好適にはナイロン繊
維フロックが植毛密度50〜100g/m2に植毛して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードのリー
ダーライタ装置における磁気ヘッドに付着したゴミ、ほ
こり、手垢、その他異物を除去するために用いる磁気ヘ
ッドクリーニングカードに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードは、乗車券、定期乗車券、搭
乗券、テレホンカード、クレジットカード、キャッシュ
カード、IDカード等として広く用いられており、磁気
カードが用いられる駅の自動改札機、自動券売機、公衆
電話、キャッシュディスペンサー等でのリーダーライタ
装置における磁気ヘッドには、ゴミ、ほこり、手垢、そ
の他異物が付着し、蓄積して磁気データの読書き精度の
低下、或いは読書き不能を引き起こすため、定期的に磁
気ヘッドのクリーニングを必要とする。従来、磁気カー
ドのリーダーライタ装置における磁気ヘッドをクリーニ
ングするものとして、クリーニング材を磁気カードとほ
ぼ同じ大きさにし、磁気ヘッド面に接触させる方式の、
いわゆる磁気ヘッドクリーニングカードが知られてい
る。
【0003】かかるカードとしては、プラスチック基板
に研磨剤を塗布したもの、プラスチック基板に払拭部材
として不織布を貼り付けたもの等が知られているが、研
磨剤の場合は、磁気ヘッド面を削るので、磁気ヘッド面
を直接或いは脱落する異物で磁気ヘッド面を傷付けたり
し、また不織布では、その厚みに制限があるので、磁気
ヘッドとの接触面積に限りがあり、払拭は曲率のある磁
気ヘッド面の不織布と近い突出部分しか行われず、十分
なクリーニング効果が得られないという問題がある。
【0004】クリーニング効果を上げるため、磁気ヘッ
ドの曲率のある表面形状に追従するように、クリーニン
グカードの払拭部を波形に賦型したり、カード基板面を
波形に賦型したものも提案されているが、払拭部材とし
て不織布が用いられている限り、不織布から離脱する微
細リントが生じ、磁気ヘッド以外の装置の各部に付着堆
積してトラブルの原因を新たにつくったり、不織布から
の微細リントの発生を抑えるために繊維間の接着或いは
絡みを強固にすると、払拭部面が硬くなり磁気ヘッド面
を傷付けることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、磁気
ヘッド面を傷付けることなく、磁気ヘッド表面との接触
が曲率のある磁気ヘッド面全体に及ぶようにしてクリー
ニング効果を向上させ、また微細リントの発生のない磁
気ヘッドクリーニングカードを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気カードの
リーダーライタ装置における磁気ヘッドをクリーニング
するカードであって、該カードが厚さ40〜350μm
のポリエステル系フィルムの少なくとも片面に繊維フロ
ックが植毛密度50〜100g/m2に植毛されてなる
ことを特徴とする磁気ヘッドクリーニングカード、にあ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のクリーニングカードの基
体となるポリエステル系フィルムは、好適には、ポリエ
チレンテレフタレートまたはポリエチレンナフタレート
からなるフィルムであり、植毛される繊維フロックの長
さとの相関関係によるが、厚さ40〜350μm、好ま
しくは125〜250μmの範囲の可撓性のある透明な
フィルムが用いられる。フィルム厚さが40μm未満で
は、クリーニングカードを製造する際或いはクリーニン
グカードをリーダーライタ装置に挿入する際の取扱い性
が悪く、350μmを超えると、可撓性が低下しクリー
ニング効果が低下する。
【0008】また、本発明のクリーニングカードの基体
となるポリエステル系フィルムが酸化チタン、酸化ニオ
ブ等の微粒子のように電磁波を遮蔽・吸収する微粒子を
含有するポリエステル系ポリマーからなるフィルムであ
ることは好ましいことである。ポリエステル系ポリマー
に添加含有させる電磁波を遮蔽・吸収する微粒子は、前
記微粒子に限られるものではなく、電磁波を遮蔽・吸収
する機能を有するものであればよい。
【0009】クリーニングカードの基体のポリエステル
系フィルムが電磁波を遮蔽・吸収する微粒子を含むポリ
エステル系フィルムであるときには、クリーニングカー
ドは、磁気カードのリーダーライタ装置における電磁波
検出部の磁気カード検出用の電磁波を遮蔽・吸収するた
め通常の磁気カードと同様に、リーダーライタ装置の磁
気ヘッドを払拭してクリーニングした後に、排出口より
排出させることができる。
【0010】本発明のクリーニングカードは、ポリエス
テル系フィルムの少なくとも片面に繊維フロック、好適
にはナイロン繊維フロックが植毛されてなるものであ
り、好適に植毛されるナイロン繊維フロックとしては、
ナイロン6、ナイロン66等のナイロン繊維の短小繊維
である繊維フロック、好ましくは、繊度2デニール以
下、長さ0.3〜0.9mmのナイロン繊維フロックが
用いられる。ナイロン繊維フロックの長さが0.3mm
未満では、曲率のある磁気ヘッド表面との接触が小さく
なりクリーニング効果が低下し、0.9mmを超える
と、磁気ヘッドと接触の際に繊維フロックが横臥しクリ
ーニング効果の顕著な効果が認められなくなる。
【0011】繊維フロックは、ポリエステル系フィルム
面に植毛密度50〜100g/m2、好ましくは70〜
90g/m2に植毛されることが必要である。植毛密度
が50g/m2未満では、繊維フロックの長さにもよる
が、繊維フロックが横臥しクリーニング効果が低下し、
100g/m2を超えると、植毛加工の困難さと植毛加
工コストに見合う程の顕著なクリーニング効果が認めら
れない。
【0012】植毛は、例えば、ポリエステル系フィルム
面に適宜プライマー処理を施し、処理面に水溶解型また
は水分散型或いは溶剤溶解型の接着剤を塗布し、10〜
150kVの高電圧を繊維フロックに印加して繊維フロ
ックを接地極側の接着剤塗布面に飛散付着することによ
り行う。
【0013】ポリエステル系フィルム面の植毛は、磁気
カードのリーダーライタ装置における磁気ヘッドが磁気
カード面に対し両側に備える場合或いはリーダーライタ
装置への磁気カードの挿入時のカード面が制限される場
合を考慮するならば、ポリエステル系フィルムの両面に
植毛されていることは好ましいことであり、ポリエステ
ル系フィルムの両面に植毛されてなる磁気ヘッドクリー
ニングカードは、かかる装置に対応或いは使用時の制限
を受けることなく用いることができる。
【0014】本発明の磁気ヘッドクリーニングカードに
おいては、ポリエステル系フィルムに繊維フロックが、
直立の立毛状態で高密度に植毛されていることから、圧
縮弾性に富む立毛層が形成され、ポリエステル系フィル
ムの可撓性と相俟って、繊維フロックの植毛によって形
成される立毛層の各直立繊維の先端部が磁気ヘッドの曲
率のある突出面のみならずその側面まで磁気ヘッド表面
全体に接触し、磁気ヘッド面を払拭し、ゴミ、ほこり等
を捕捉し、クリーニング効果を格段に向上させるもので
ある。
【0015】また、本発明の磁気ヘッドクリーニングカ
ードにおいては、繊維フロック、好適にはナイロン繊維
フロックの植毛により、強固に繊維フロックがその繊維
端でポリエステル系フィルムに直立に接着しており、繊
維フロックにて形成される立毛層の払拭部からの微小繊
維であるリントの発生がないものである。
【0016】本発明の磁気ヘッドクリーニングカード
は、磁気カードのリーダーライタ装置に応じて、そのサ
イズ、厚さを適宜変更することができ、交通分野での乗
車券、定期乗車券、搭乗券、金融分野でのキャッシュカ
ード、クレジットカード、通帳、通信分野でのテレフォ
ンカード、その他IDカード等各種分野での磁気カード
のリーダーライタ装置に対応したものとすることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の磁気ヘッドクリーニングカー
ドの構成及び製造を実施例により具体的に説明する。
【0018】基体のポリエステル系フィルムとして、電
磁波を遮蔽・吸収する酸化チタン微粒子を含有するポリ
エチレンテレフタレートからなる厚さ125μmのフィ
ルムを用い、また、繊維フロックとして、単繊維繊度
1.5デニールのナイロン6繊維の収束トウをカットし
て得られる繊度1.5デニール、長さ0.7mmのナイ
ロン6繊維フロックを用いた。ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの両面に易接着性のプライマー処理を施し
た。
【0019】植毛は、ポリエステルフィルムの両面にア
クリル系接着剤エマルジョンを塗布し、片面づつ3.5
〜4kVの高電圧をナイロン6繊維フロックに印加して
ナイロン6繊維フロックを接地極側においたフィルムの
接着剤塗布面に植毛密度80g/m2に飛散付着するこ
とにより両面に行い、植毛面をブラッシングして仕上げ
た。
【0020】得られた植毛シートは、ナイロン6繊維フ
ロックが直立しており、カトーテック(株)製圧縮試験
機KESーFB3を用いて測定した植毛シート面に荷重
をかけたときの圧縮率が51.9%であり、従来の繊維
が横臥状態にある不織布(単繊維繊度3デニール、目付
け110g/m2)をポリエステルフィルムに貼り合わ
せたものの圧縮率が18.1%であることと比べて、繊
維フロックが直立しているためその立毛層は圧縮弾性に
富むものであった。
【0021】得られた植毛シートを、タテ57.5m
m、ヨコ85mmの定期乗車券の磁気カードのサイズに
断裁し、クリーニングカードを得た。このクリーニング
カードは、駅の自動改札機の磁気カードの定期乗車券及
び乗車券投入口より挿入するだけで、リーダー装置での
電磁波検出部の電磁波を遮蔽・吸収するため通常の磁気
カードと同様に、クリーニングカードが搬送されてリー
ダー装置の磁気ヘッドを払拭し極めて良好にクリーニン
グすることができるものであった。
【0022】このクリーニングカードは、表面が植毛さ
れて摩擦抵抗が大きくなるものの、リーダー装置への通
過性には問題のないものであった。また、このクリーニ
ングカードからのリントの発生の有無を、黒色の粘着テ
ープをクリーニングカードの払拭部面に張り付けて一気
に引き剥す試験で評価をしたが、リントは認められなか
った。また、このクリーニングカードは、揮発性の溶剤
を含浸させたウエット状態での使用も可能であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドクリーニングカード
は、その植毛による立毛層が払拭部となって、磁気カー
ドのリーダーライタ装置の磁気ヘッド面を、傷付けるこ
となく、磁気ヘッド表面との接触が曲率のある磁気ヘッ
ド面の全体に及ぶものでゴミ、ほこり等の除去のクリー
ニング効果が極めて向上したものであり、また払拭部か
らの微細リントの発生もなくクリーニングカード自体か
らのごみ等を生じないものである。さらにクリーニング
に使用後の磁気ヘッドクリーニングカードから捕捉した
ゴミ、ほこり等を洗浄、ブラッシング等により簡単に除
去することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気カードのリーダーライタ装置におけ
    る磁気ヘッドをクリーニングするカードであって、該カ
    ードが厚さ40〜350μmのポリエステル系フィルム
    の少なくとも片面に繊維フロックが植毛密度50〜10
    0g/m2に植毛されてなることを特徴とする磁気ヘッ
    ドクリーニングカード。
  2. 【請求項2】 繊維フロックが、繊度2デニール以下、
    長さ0.3〜0.9mmのナイロン繊維フロックである
    請求項1記載の磁気ヘッドクリーニングカード。
  3. 【請求項3】 ポリエステル系フィルムがポリエチレン
    テレフタレートまたはポリエチレンナフタレートからな
    るフィルムである請求項1または請求項2記載の磁気ヘ
    ッドクリーニングカード。
  4. 【請求項4】 ポリエステル系フィルムの両面に繊維フ
    ロックが植毛されてなる請求項1、請求項2または請求
    項3記載の磁気ヘッドクリーニングカード。
  5. 【請求項5】 ポリエステル系フィルムが、電磁波を遮
    蔽吸収する微粒子を含有するポリエステル系ポリマーか
    らなるフィルムである請求項1、請求項2、請求項3ま
    たは請求項4記載の磁気ヘッドクリーニングカード。
JP16435998A 1998-01-16 1998-05-29 磁気ヘッドクリーニングカード Pending JPH11265504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16435998A JPH11265504A (ja) 1998-01-16 1998-05-29 磁気ヘッドクリーニングカード

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-18321 1998-01-16
JP1832198 1998-01-16
JP16435998A JPH11265504A (ja) 1998-01-16 1998-05-29 磁気ヘッドクリーニングカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11265504A true JPH11265504A (ja) 1999-09-28

Family

ID=26354991

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16435998A Pending JPH11265504A (ja) 1998-01-16 1998-05-29 磁気ヘッドクリーニングカード

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JP (1) JPH11265504A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100119765A1 (en) * 2007-04-02 2010-05-13 Ecs Ag Cleaning Strips For Cash And Credit Card Machines

Cited By (1)

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