JPH11265161A - 表示体 - Google Patents

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JPH11265161A
JPH11265161A JP8494598A JP8494598A JPH11265161A JP H11265161 A JPH11265161 A JP H11265161A JP 8494598 A JP8494598 A JP 8494598A JP 8494598 A JP8494598 A JP 8494598A JP H11265161 A JPH11265161 A JP H11265161A
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Application number
JP8494598A
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English (en)
Inventor
Hideo Matsumoto
秀夫 松本
Misao Kobayashi
操 小林
Noriyuki Saito
紀行 齋藤
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication of JPH11265161A publication Critical patent/JPH11265161A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支柱間に架設される表示面材の取付部を外部
から目隠しして、表示面材が不用意に取外されることを
防止する。 【解決手段】 中空状に形成される一対の支柱2と、こ
れら支柱2間に架設される表示面材3とからなり、両支
柱2の対向する部位に、表示面材3の両側下端部を支持
すべく固定される下部支持金具11と、両支柱2におけ
る下部支持金具11の上方に固定される上部支持金具1
0と、表示面材3の両側面に、上部支持金具10と係合
すべく固定される係止金具12と、支柱2の中空部内か
ら係止金具12と上部支持金具10とを押圧固定する押
えボルト14を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は表示体に関するも
ので、詳細には例えば公園等の公共の広場や観光地、施
設の出入り口付近、道路あるいは鉄道路線付近等に設置
され、宣伝広告や告知書面、案内図等を掲示する立て看
板等の表示体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】立て看板等に代表される表示体として
は、一般に、一対の支柱と、これら支柱間に架設される
表示面材とからなるものが知られている。このような表
示体の一例を、図9の水平断面図を参照して説明する。
【0003】この場合、表示体aは、例えば中空に形成
され、下端部が地面(図示せず)に埋設固定される一対
の支柱bと、これら支柱b間に架設される表示面材cと
からなり、この表示面材cの少なくとも片面側に掲示す
る内容を印刷した印刷物eを貼着することにより例えば
立て看板等に使用される。表示面材cは、例えば互いに
平行に配設される一対の表面板dと、これら表面板d間
に介在される充填材iとで構成されている。このように
構成される表示面材cの両側端部を、支柱bの互いに対
向する面側に設けられた取付段部hと、支柱bにおける
取付段部hと対向する部位に例えばねじgをもって固定
されるアングル状の押え部材fとで挟持すると共に、表
示面材cと押え部材fとを例えばねじgをもって固定す
ることにより、表示面材cが支柱bに架設固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の表示体aでは、押え部材fやねじg等の、表示
面材cを支柱bに架設固定する取付部材が露出して人目
に晒されているため、上記取付部材が悪戯の対象となる
虞れがある。したがって、表示面材cが勝手に取り外さ
れたり、上記取付部材が壊されたりする等して、表示体
の利用者や管理者が不当な損害を被る虞れがあった。ま
た、上記取付部材が露出しているために、表示体として
の美的外観が損なわれると共に、雨や雪等に晒されるこ
とにより上記取付部材が腐食し易くなるという問題があ
った。更に、表示面材cを支柱bに架設する際、表示面
材cの位置決めが面倒であると共に、位置決めを行って
から固定するまでの間、表示面材cを同じ位置に保持し
続けなければならないため、特に表示面材cが大きい場
合の架設作業には多くの労力と時間を要するという問題
があった。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、表示面材の支柱への架設作業を容易にできるように
し、表示面材と支柱との取付部材を外部から目隠しし
て、表示面材が不用意に取外されることを防止し、更
に、表示体の美的外観の向上を図ると共に、雨や雪に晒
されることによる上記取付部材の腐食を防止することが
できるような表示体を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成する。
【0007】請求項1記載の発明は、中空状に形成され
る一対の支柱と、これら支柱間に架設される表示面材と
からなり、上記両支柱の対向する部位に、上記表示面材
の両側下端部を支持すべく固定される下部支持金具と、
上記両支柱における上記下部支持金具の上方に固定され
る上部支持金具と、上記表示面材の両側面に、上記上部
支持金具と係合すべく固定される係止金具と、上記支柱
の中空部内から上記係止金具と上部支持金具とを押圧固
定する固定手段と、を具備してなる、ことを特徴とす
る。この場合、上記下部支持金具の水平支持片と表示面
材とを固定部材で固定する方が好ましく(請求項2)、
更に好ましくは上記両支柱の上端開口部にはキャップ部
材を着脱可能に被着する方がよい(請求項6)。
【0008】また、上記支柱の形状は表示面材を架設で
きるものであれば任意の形状でよいが、好ましくは上記
両支柱の対向する部位に上記表示面材の両側端部を嵌挿
する嵌挿溝を設け、この嵌挿溝の底部に、上記上部支持
金具と下部支持金具とを固定する方がよい(請求項
3)。この場合、上記両支柱の対向する部位に、表示面
材の側端部を嵌挿する嵌挿溝を設けると共に、この嵌挿
溝の底部に、狭隘開口状の凹溝を設け、この凹溝内に収
容されるナットと螺合する固定ボルトをもって上記嵌挿
溝の底部に、それぞれ上部支持金具と下部支持金具を固
定し、かつ、上記凹溝内に収容されるナットと、このナ
ットに螺合する押えボルトとで固定手段を構成すると共
に、押えボルトの先端で係止金具と上部支持金具とを押
圧固定する方が好ましい(請求項4)。また、上記支柱
に設けられた嵌挿溝の表示面材の下方に生じる開口部に
化粧部材を被着する方が好ましい(請求項5)。
【0009】請求項1記載の発明によれば、表示面材の
両側下端部を、支柱に設けられた下部支持金具に支持さ
せ、更に上部支持金具に係止金具を係合することによ
り、表示面材を支柱に架設することができる。したがっ
て、架設作業を容易に行なうことができる。また、支柱
を中空状に形成すると共に、係止金具と上部支持金具と
を支柱の中空内部から固定手段をもって押圧固定するこ
とにより、表示面材を確実に架設固定することができる
と共に、固定手段を支柱の中空内部に収容して、固定手
段が露出して人目に晒されることを防止できる。この場
合、下部支持金具の水平支持片と表示面材とを固定部材
で固定することにより、表示面材を両支柱間に更に強固
に架設固定することができる(請求項2)。また、支柱
の上端開口部にキャップ部材を被着することにより、固
定手段を外部から確実に目隠しすることができ、かつ、
固定手段が雨や雪に晒されることを防止することができ
る(請求項6)。この場合、キャップ部材を支柱に対し
て着脱可能にすることにより、固定手段を操作して表示
面材の交換等を可能にすることができる。
【0010】また、支柱に表示面材の両側端部を嵌挿す
る嵌挿溝を設け、上部支持金具と下部支持金具をこの嵌
挿溝の底部に固定することにより、固定手段だけでな
く、上部支持金具と下部支持金具も外部から目隠しする
ことができ、かつ、支柱に架設された表示面材のずれや
がたつき等を防止できる(請求項3)。この場合、狭隘
開口状の凹溝内に収容されるナットと螺合する固定ボル
トをもって、嵌挿溝の底部に、それぞれ上部支持金具と
下部支持金具を固定し、かつ、凹溝内に収容されるナッ
トに螺合する押えボルトの先端で係止金具と上部支持金
具とを押圧固定することにより、表示面材を強固に架設
固定することができると共に、表示面材の取付を容易に
することができる(請求項4)。また、支柱に設けられ
た嵌合溝の表示面材の下方に生じる開口部に化粧部材を
装着することにより、上部支持金具と下部支持金具更に
確実に目隠しすることができ、かつ、支柱の強度を向上
させることができる(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、表示体
を立て看板として使用する場合について説明する。
【0012】図1は、この発明に係る表示体例えば立て
看板の一例を示す概略正面図、図2は図1のA部拡大断
面図(a)及びB部拡大断面図(b)、図3は図2のC
−C線断面図(a)及びD−D線断面図(b)である。
【0013】立て看板1は、中空に形成される一対の支
柱2と、これら支柱2間に架設される表示面材3とから
なり、支柱2の下部は、地中4に埋設されるコンクリー
ト塊5によって固定されている。支柱2間に架設される
上記表示面材3の少なくとも片面側に企業の宣伝広告や
告知書面、市街地あるいは観光地の案内図等の掲示物を
印刷した印刷物8を貼着して、例えば公園等の公共の広
場や観光地、施設の出入り口付近、道路あるいは鉄道路
線付近等に設置することにより使用される。
【0014】上記両支柱2は、例えばアルミニウム合金
製の中空押出形材にて形成されており、両支柱2の対向
する面側には上記表示面材3の両側端部を嵌挿するため
の嵌挿溝2aが設けられ、更にこの嵌挿溝2aの底部に
は、狭隘開口状の凹溝2bが設けられている(図3
(a),(b)及び図5参照)。また、支柱2内部の対
向する側壁部には、ビスポケット2eが突設されてい
る。なお、これら支柱2は、その表面に陽極酸化被膜処
理がなされているので、耐腐食性に富むように形成され
ている。
【0015】上記のように形成される支柱2の嵌挿溝2
aにおける底部には、例えばアングル状に形成される下
部支持金具11の取付基部11Aが、例えば座金11c
を介在する固定ボルト11aと凹溝2b内に収容される
ナット11bにて固定されている(図5(b)参照)。
このように、ナット11bを凹溝2b内に収容すること
により、下部支持金具1を強固に固定することができ
る。なお、取付基部11Aの下端から水平方向に突出す
る水平支持片11Bには取付孔11Cが穿設されてい
る。また、下部支持金具11を嵌挿溝2aの底部に取付
ける場合の高さは、水平支持片11B上に上記表示面材
3を載置したとき、表示面材3の上端面が支柱2の上端
開口部と同一平面を形成するような高さであることが好
ましい。
【0016】また、支柱2の嵌挿溝2aにおける下部支
持金具11の上方には、断面略クランク状の上部支持金
具10の取付基部10Aが例えば座金10cを介在する
固定ボルト10aと凹溝2b内に収容されるナット10
bにて固定されている(図5(a)参照)。このよう
に、ナット10bを凹溝2b内に収容することにより、
上部支持金具10を強固に固定することができる。な
お、この上部支持金具10において上方に向かって突出
するように形成される支持片10Bの先端部はテーパー
面を形成している。
【0017】また、支柱2に設けられた嵌挿溝2aにお
ける表示面材3の下方には、例えば中空矩形状に形成さ
れる化粧部材16が装着され、固定部材例えば座金16
cを介在するねじ16bによって支柱2に固定されてい
る(図2(b)及び図7参照)。この場合、化粧部材1
6の外方側壁には、挿入孔16aが穿設されており、こ
の挿入孔16aからねじ16bを挿入すると共に、ドラ
イバ(図示せず)を挿入することによってねじ止めする
ことができるようになっている(図2(b)参照)。な
お、化粧部材16は、その表面に陽極酸化被膜処理がな
されているので、耐腐食性に富むように形成されてい
る。
【0018】上記表示面材3は、例えばアルミニウム合
金にて薄板状に形成される一対の表面板3bと、例えば
アルミニウム合金製の押出形材にて中空矩形状に形成さ
れ、これら表面板3b周縁部の少なくとも両側端部間に
介在される枠材3aと、表面板3b間に介在される充填
材例えばロックセルボード3cとで構成されており、表
面板3bの両側方の周縁部は枠材3a外方面の短手方向
の両側付近を覆うように折曲されている(図3及び図4
参照)。
【0019】なお、上記のように構成される表示面材3
の少なくとも片面側に上記印刷物8を例えば接着剤で貼
着するが、この場合、印刷物8は例えばアルミニウム合
金製の薄板状に形成されており、表面に陽極酸化皮膜処
理がなされたものに掲示内容を印刷したものが使用され
ている。なお、上記アルミニウム合金製の薄板以外に
も、耐腐食性に富み、印刷又は塗装可能で、更に接着可
能であれば、例えばプラスチックフィルムやプラスチッ
クの薄板等を使用してもよい。
【0020】また、このように印刷物8を貼着した表示
面材3の上端部及び下端部には、それぞれ断面略M字状
の化粧枠材6,7がねじ6a,7aにて装着固定されて
いる(図4及び図7参照)。なお、これら化粧枠材6,
7は、その表面に陽極酸化被膜処理がなされているの
で、耐腐食性に富むように形成されている。
【0021】このように構成される表示面材3の両側端
面すなわち枠材3aの外方面上方には、断面略クランク
状の係止金具12の取付基部12Aが、例えば座金12
cを介在する固定ボルト12aとナット12bとで固定
されている。なお、係止金具12において下方に向かっ
て突出するように形成される係止片12Bの先端部はテ
ーパー面を形成している(図4参照)。この場合、枠材
3aの外方面裏側における係止金具12と略同じ高さに
は、例えば鋼製の板部材にて形成される鉄座13が例え
ばブラインドリベット13aによって配設固定されてお
り、この鉄座13におけるブラインドリベット13aの
上方に、固定ボルト12aと螺合するナット12bが予
め溶接固定されている(図2(a)参照)。なお、係止
金具12の取付基部12A、枠材3a及び鉄座13には
ボルト12aを嵌挿するための図示しない孔が穿設され
ている。このように形成することにより、係止金具12
をより強固に表示面材3に固定することができる。
【0022】次に、上記のように構成される支柱2に表
示面材3を架設固定して立て看板1を形成したときの構
造を説明する。
【0023】表示面材3は、その両側部下面が支柱2に
固定された下部支持金具11の水平支持片11B上に、
化粧枠材7を介在するようにして載置されると共に、表
示面材3に固定された係止金具12の係止片12Bが、
支柱2に固定された上部支持金具10の支持片10Bと
係合して係止されることによって、支柱2に支持されて
いる。
【0024】この場合、水平支持片11Bと表示面材3
が固定部材例えば座金11eを介在するねじ11dに
て、水平支持片11Bに穿設された取付孔11Cと化粧
枠材7に穿設された取付孔(図示せず)に螺合するよう
にして固定されている(図2(b)及び図5(b)参
照)。また、係止金具12の係止片12Bと、上部支持
金具10の支持片10Bとの係合部は、支柱2の中空部
内からこの係合部に向かって押圧する固定手段例えば押
えボルト14によって固定されている。この場合、押え
ボルト14は、凹溝2bに穿設された取付孔2cを貫通
すると共に、凹溝2b内に収容されたナット14aに螺
合し、その先端部が係止片12Bを支持片10Bに向か
って押圧することによって、係止金具12と上部支持金
具10の係合部を固定している。
【0025】なおこの場合、支柱2の凹溝2bの底部に
取付孔2cを穿設する代りに、上記押えボルト14のね
じ部を挿入できる程度の幅を有するスリット2dを設け
てもよい(図6参照)。このようなスリット2dを形成
することにより、押えボルト14とナット14aを予め
緩めに螺合した状態で、押えボルト14のねじ部をスリ
ット2d内に挿入して、押えボルト14を係止金具12
と上部支持金具10の係合部に移動することができる。
したがって、押えボルト14による押圧固定を容易に行
なうことができるので、立て看板1の組立作業の手間を
低減することができる。なお、ナット14aは凹溝2b
内で回転しない大きさである。また、押えボルト14は
支柱2の上端開口より挿入される工具(図示せず)で回
す。
【0026】上記のように、下部支持片11の水平支持
片11Bと表示面材3とを固定部材例えばねじ11dに
て固定すると共に、係止金具12と上部支持金具10の
係合部を、固定手段例えば押えボルト14にて押圧固定
することにより、表示面材3がずれたりがたついたりす
ることなく、表示面材3を支柱2に強固に架設固定する
ことができる。また、支柱2の中空部内から押圧固定す
ることにより、押えボルト14及びナット14aが外部
から目隠しされるので、悪戯によって例えば表示面材3
が不用意に取外されることを防止できる。
【0027】また、上記のように支柱2に嵌挿溝2aを
設けたことにより、この嵌挿溝2aに表示面材3の両側
端部を嵌挿することができるので、押えボルト14だけ
でなく上部支持金具10及び係止金具12も人目に晒さ
れる可能性が少なくなり、更に下部支持金具11に関し
ても、その取付基部11Aを外部から目隠しすることが
できるので、悪戯によって表示面材3が不用意に取外さ
れることを更に確実に防止でき、かつ、立て看板1の美
的外観の向上を図ることができる。
【0028】更に、支柱2の上端開口部には、各支柱2
の上端開口部及び嵌合溝2aに嵌挿された表示面材3の
側端部上面を覆うように支柱キャップ15が着脱可能に
被着されており、この支柱キャップ15に穿設された取
付孔15aを貫通するビス17を、支柱2に設けられた
ビスポケット2eに螺合することによって支柱キャップ
15が固定されている(図2(a)及び図8参照)。こ
の場合、支柱キャップ15は、例えばアルミニウム合金
製の鋳物にて形成されており、その表面には例えばフッ
素樹脂系の塗料が塗装されて、耐水性及び耐候性に富む
ように形成されている。このような支柱キャップ15を
支柱2の上端開口部に被着することにより、上記押えボ
ルト14及びナット14aが外部から完全に目隠しされ
るので、悪戯によって表示面材3が不用意に取外される
ことを更に確実に防止でき、また、押えボルト14とナ
ット14aが雨や雪等に晒されて腐食し易くなることを
防止できる。
【0029】また、上述したように、支柱2に設けられ
た嵌挿溝2aにおける表示面材3の下方に化粧部材16
を装着したことにより、上部支持金具10及び係止金具
12並びに下部支持金具11の少なくとも取付基部11
Aが外部から目隠しされるので、悪戯によって表示面材
3が不用意に取外されることを更に確実に防止でき、か
つ、立て看板1の美的外観の向上を図ることができる。
【0030】次に、表示面材3を支柱2間に架設して立
て看板1を組立てる手順について説明する。まず、平行
かつ適当な間隔をおいて、支柱2の下部側を地中4に埋
設されたコンクリート塊5に予め支持固定させておき、
これら支柱2に設けられた嵌挿溝2aに表示面材3の両
側端部を嵌挿する。次に、表示面材3を支柱2に固定さ
れた上部支持金具10の支持片10Bに、表示面材3に
固定された係止金具12の係止片12Bを係合すると共
に、表示面材3の両側部下面を、支柱2に固定された下
部支持金具11の水平支持片11B上に載置する。この
とき、上部支持金具10の支持片10B、及び係止金具
12の係止片12Bの先端に、それぞれ形成されたテー
パー面の存在によって、上部支持金具10の支持片10
Bと、係止金具12の係止片12Bの係合を容易に行な
うことができる。
【0031】次に、固定手段例えば押えボルト14を、
支柱2の中空内部から凹溝2bに穿設された取付孔2c
に嵌挿すると共に、凹溝2b内に収容されたナット14
aに螺合し、支柱2上端の開口より工具(図示せず)を
挿入して回転する。これにより、押えボルト14がナッ
ト14aに螺入し、その先端部が係止片12Bを支持片
11Bに向かって押圧するので、係止片12Bと支持片
11Bの係合部が固定される。その後、下部支持金具1
1の水平支持片11Bと、表示面材3及びその下端部に
装着される化粧枠材7とを、水平支持片11Bの下面側
から取付孔11Cに、固定部材例えばねじ11dを螺入
して固定する。なお、押えボルト14によって係止片1
2Bと支持片11Bの係合部を押圧固定する作業を、水
平支持片11Bと表示面材3とをねじ11dで固定する
作業より後に行なってもよい。
【0032】このようにして、表示面材3を支柱2に架
設固定した後、各支柱2の上端開口部にキャップ部材1
5をビス17にて被着固定し、その後、支柱2の嵌挿溝
2aにおける表示面材3の下方に化粧部材16を装着
し、挿入孔16aからねじ16bを挿入すると共に、ド
ライバ(図示せず)によってねじ止めする。なお、化粧
部材16を嵌挿溝2aに装着固定する作業を、キャップ
部材15を支柱2の上端開口部に被着固定する作業より
も先に行なってもよい。
【0033】上記のようにして、表示面材3を支柱2に
架設固定することにより、架設する際の表示面材3の位
置決めを簡単にすることができるので、表示面材3が大
きい場合でも架設作業を簡単に行なうことができる。ま
た、設置されている立て看板1の表示面材3を交換する
場合は、まずキャップ部材15を取外した後、押えボル
ト14を外すか緩めると共に、水平支持片11Bのねじ
11dを外し、表示面材3を持ち上げて係止金具12を
上部支持金具10から外すことにより簡単に表示面材3
を取外すことができ、その後、上記の手順で新たな表示
面材3を架設固定すればよいので、表示面材3の取替え
作業も短時間で簡単に行なうことができる。
【0034】なお、表示面材については、上記のように
構成されるものに限らず、例えば上記ロックセルボード
以外の充填材を使用したものや、ハニカムコアを有する
ものでもよいし、あるいは複数の矩形状形材を積み重ね
てパネル体を形成したものを表示面材として使用しても
よい。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の表示
板によれば、以下のような優れた効果が得られる。
【0036】(1)請求項1記載の発明によれば、表示
面材の両側下端部を支柱に設けられた下部支持金具に支
持させ、更に上部支持金具に上記係止金具を係合するこ
とにより表示面材を支柱に架設できるので、架設作業を
容易に行なうことができる。また、支柱を中空に形成す
ると共に、係止金具と上部支持金具とを支柱の中空内部
から固定手段をもって押圧固定することにより、表示面
材がずれたりがたついたりすることなく確実に架設固定
することができると共に、固定手段が支柱の中空内部に
収容されているので、固定手段を外部から目隠しするこ
とができ、不用意に表示面材が取外されるのを防止する
ことができる。 (2)請求項2記載の発明によれば、下部支持金具の水
平支持片と表示面材とを固定するので、上記(1)に加
えて表示面材を両支柱間に更に強固に架設固定すること
ができる。
【0037】(3)請求項3記載の発明によれば、支柱
に表示面材の側端部を嵌挿する嵌挿溝を設け、この嵌挿
溝の底部に、上部支持金具と下部支持金具とを固定する
ので、固定手段だけでなく、上部支持金具と下部支持金
具も外部から目隠しすることができ、かつ、支柱に架設
された表示面材のずれやがたつき等を防止することがで
きる。したがって、上記(1)に加えて表示面材を両支
柱間に更に強固に架設固定することができると共に、表
示面材が不用意に取外されるのを更に確実に防止するこ
とができる。
【0038】(4)請求項4記載の発明によれば、嵌挿
溝の底部に設けられる狭隘開口状の凹溝内に収容される
ナットと螺合する固定ボルトをもって、上部支持金具と
下部支持金具とを固定することができると共に、同じく
凹溝内に収容されるナットと螺合する押えボルトをもっ
て係止金具と上部支持金具とを押圧固定するので、上記
(1)及び(3)に加えて表示面材の架設固定作業を容
易にすることができる。
【0039】(5)請求項5記載の発明によれば、支柱
に設けられた嵌挿溝の表示面材の下方に生じる開口部に
化粧部材を被着するので、上記(1)に加えて更に上部
支持金具と下部支持金具を外部から確実に目隠しするこ
とができ、かつ、支柱の強度を向上させることができる
と共に、表示体自体の強度を向上させることができる。
【0040】(6)請求項6記載の発明によれば、支柱
の上端開口部に、キャップ部材を着脱可能に被着するの
で、固定手段を外部から確実に目隠しすることができる
と共に、固定手段を腐食し難くすることができる。ま
た、キャップ部材を取外して固定手段を操作することに
よって、表示面材の交換を可能にすることができる。し
たがって、上記(1)に加えて表示面材が不用意に取外
されるのを更に確実に防止することができ、かつ、表示
体の寿命の増大を図ることができる上、表示面材の交換
を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る表示体の一例を示す概略正面図
である。
【図2】図1のA部拡大断面図(a)及びB部拡大断面
図(b)である。
【図3】図2のC−C線断面図(a)及びD−D線断面
図(b)である。
【図4】この発明における係止金具を表示面材に取付け
た状態を示す斜視図である。
【図5】この発明における上部支持金具を支柱に取付け
た状態(a)及び下部支持金具を支柱に取付けた状態
(b)を示す断面斜視図である。
【図6】この発明における支柱の変形例を示す斜視図で
ある。
【図7】この発明における化粧部材の取付状態を示す断
面斜視図である。
【図8】この発明における支柱キャップの取付状態を示
す分解斜視図である。
【図9】従来の表示体の要部を示す水平断面図である。
【符号の説明】
1 立て看板(表示体) 2 支柱 2a 嵌挿溝 2b 凹溝 3 表示面材 10 上部支持金具 10a 固定ボルト 10b ナット 11 下部支持金具 11a 固定ボルト 11b ナット 11d ねじ(固定部材) 12 係止金具 12a 固定ボルト 12b ナット 12B 水平支持片 14 押えボルト(固定手段) 14a ナット(固定手段) 15 キャップ部材 16 化粧部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状に形成される一対の支柱と、これ
    ら支柱間に架設される表示面材とからなり、 上記両支柱の対向する部位に、上記表示面材の両側下端
    部を支持すべく固定される下部支持金具と、 上記両支柱における上記下部支持金具の上方に固定され
    る上部支持金具と、 上記表示面材の両側面に、上記上部支持金具と係合すべ
    く固定される係止金具と、 上記支柱の中空部内から上記係止金具と上部支持金具と
    を押圧固定する固定手段と、を具備してなる、ことを特
    徴とする表示体。
  2. 【請求項2】 上記下部支持金具の水平支持片と表示面
    材とを固定部材で固定してなる、ことを特徴とする請求
    項1記載の表示体。
  3. 【請求項3】 上記両支柱の対向する部位に、上記表示
    面材の側端部を嵌挿する嵌挿溝を設け、この嵌挿溝の底
    部に、上記上部支持金具と下部支持金具とを固定してな
    る、ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示体。
  4. 【請求項4】 上記両支柱の対向する部位に、表示面材
    の側端部を嵌挿する嵌挿溝を設けると共に、この嵌挿溝
    の底部に、狭隘開口状の凹溝を設け、この凹溝内に収容
    されるナットと螺合する固定ボルトをもって上記嵌挿溝
    の底部に、それぞれ上部支持金具と下部支持金具を固定
    し、かつ、上記凹溝内に収容されるナットと、このナッ
    トに螺合する押えボルトとで固定手段を構成すると共
    に、押えボルトの先端で係止金具と上部支持金具とを押
    圧固定してなる、ことを特徴とする請求項1又は2記載
    の表示体。
  5. 【請求項5】 上記支柱に設けられた嵌挿溝の表示面材
    の下方に生じる開口部に化粧部材を被着してなる、こと
    を特徴とする請求項3又は4記載の表示体。
  6. 【請求項6】 上記両支柱の上端開口部にキャップ部材
    を着脱可能に被着してなる、ことを特徴とする請求項1
    記載の表示体。
JP8494598A 1998-03-16 1998-03-16 表示体 Withdrawn JPH11265161A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015148651A (ja) * 2014-02-04 2015-08-20 株式会社関西広告社 広告板用取付金具及びそれを用いた屋外広告看板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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