JPH11264788A - 希釈ガス流量制御装置 - Google Patents
希釈ガス流量制御装置Info
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- JPH11264788A JPH11264788A JP10089460A JP8946098A JPH11264788A JP H11264788 A JPH11264788 A JP H11264788A JP 10089460 A JP10089460 A JP 10089460A JP 8946098 A JP8946098 A JP 8946098A JP H11264788 A JPH11264788 A JP H11264788A
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Abstract
ても、流路の切換えを確実に行うことができる希釈ガス
流量制御装置を提供すること。 【解決手段】 互いに並列的に設けられたサンプルガス
流路7,8の下流側に吸引ポンプ15を設けるととも
に、前記サンプルガス流路7,8に択一的にガスを流す
ようにした希釈ガス流量制御装置において、サンプルガ
ス流路7,8の切換え時に、切換え前の圧損に応じたイ
ンバータ20への指令値を記憶しておき、次回のサンプ
ルガス流路の切換え時には、一旦、PIDコントローラ
22からインバータ20に対して供給される制御値をリ
セットし、前記記憶した指令値をフィードフォワード値
としてインバータ20に与えて吸引ポンプ15を制御す
るようにした。
Description
ゼルエンジンなどから排出されるガス中に含まれるPM
(Particulate Matter、すすなどの
微粒子状物質)を定量分析する場合などに用いられる希
釈ガス流量制御装置に関する。
つに、フィルタ重量法に則ったものがある。この種の測
定装置においては、エンジンの回転数が一定である定常
状態における排ガス中のPMを採取するため、サンプル
ガスを希釈するトンネルから分岐採取したサンプルガス
中に含まれるPMを捕集するためのフィルタを設けたサ
ンプルガス流路に並列に、エンジンの回転数が不安定で
ある非定常状態のときにおける排ガスを流すためのバイ
パス用流路を設けた希釈ガス流量制御装置が用いられる
が、この場合、サンプルガス流量の変動を最小(設定値
の5%以内)に抑えつつ、フィルタを設けたサンプルガ
ス流路を切換える必要がある。
成を概略的に示すもので、この図において、1は例えば
自動車に搭載されるディーゼルエンジン、2はこれに連
なる排気管である。3は排気管2に挿入接続され、排気
管2中を流れる排ガスGをサンプリングするためのプロ
ーブで、その下流側はサンリングされた排ガスGを希釈
する希釈トンネル4に接続されている。5はこの希釈ト
ンネル4の上流側に接続される希釈用空気の供給管であ
る。
希釈されたサンプルガスSが流れるガス流路で、この流
路6の下流側は二つの流路7,8に分岐し、それぞれの
流路7,8にサンプルガス中に含まれるPMを捕集する
ためのフィルタ9,10および絞り量(圧損)を可変で
きるコントロールバルブ11,12を設けて、一方の流
路7は定常時の排ガスを流すためのサンプルガス流路
に、また、他方の流路8は非定常時の排ガスを流すため
のバイパス流路にそれぞれ構成されている。
流路8の下流側に設けられる流路切換え手段としての三
方電磁弁で、そのポート13aがサンプルガス流路7
に、ポート13bがバイパス流路8にそれぞれ接続され
るとともに、ポート13cは三方電磁弁13の下流側の
ガス流路14に接続されている。
て吸引能力を変えることができる吸引ポンプ、例えばル
ーツブロアポンプ15と、測定精度の高い流量計、例え
ばベンチュリ計16とがこの順に設けられている。そし
て、17はガス流路14を流れるガスの圧力を検出する
圧力センサ、18は差圧センサ、19は温度センサであ
る。
御するインバータ(周波数変換器)であり、21は装置
全体を制御する流量制御ユニットである。この流量制御
ユニット21は、コントロールバルブ11,12やイン
バータ20に指令を出力したり、前記センサ17〜19
からの検出出力が入力される。
において、流量制御ユニット21に設けたPIDコント
ローラ(図示してない)によって出力される指令値をイ
ンバータ20に出力し、この指令に基づいてインバータ
20から出力される指令値に基づいてルーツブロアポン
プ15が制御され、ガス流路6、14を流れるサンプル
ガス流量は常に一定に制御される。
れているサンプルガスSをバイパス流路8に流れるよう
にする場合には、三方電磁弁13を切換え制御しなけれ
ばならないが、この場合、流路切換え前のサンプルガス
流路7の圧損と同じ量になるように、予めバイパス流路
8におけるコントロールバルブ12の絞り量を設定し、
その後、三方電磁弁13を制御し、これによって、流路
切換え時における圧損の変動に起因する流量変動を抑制
するようにしていた。
来の希釈ガス流量制御装置においては、高価でスペース
的に嵩張るコントロールバルブが二つ11,12も必要
であり、バイパスライン8を増設するような場合にはさ
らにコストアップや装置の大型化を招来するといった問
題があるとともに、応答性に欠けるといった問題があっ
た。
たもので、その目的は、高価で嵩張るコントロールバル
ブなどの機械的な制御手段を用いず、電子的な手段によ
って流量変動を抑制した上で、流路の切換えを確実に行
うことができる希釈ガス流量制御装置を提供することで
ある。
め、この発明では、サンプルガスを希釈するトンネルか
ら分岐採取したサンプルガス中に含まれるPMを捕集す
るためのフィルタをそれぞれ有し、互いに並列に接続さ
れた複数のサンプルガス流路と、これらのサンプルガス
流路のうちの一つに前記サンプルガスが流れるようにサ
ンプルガス流路の切換えを行う流路切換え手段と、PI
コントローラまたはPIDコントローラからの制御値が
入力されるインバータからの指令によって、前記サンプ
ルガスが一定流量となるように回転数制御される吸引ポ
ンプとを備えた希釈ガス流量制御装置において、サンプ
ルガス流路の切換え時に、切換え前の圧損に応じたイン
バータへの指令値を記憶しておき、次回のサンプルガス
流路の切換え時には、一旦、PIコントローラまたはP
IDコントローラからインバータに対して供給される制
御値をリセットし、前記記憶した指令値をフィードフォ
ワード値としてインバータに与えて前記吸引ポンプを制
御するようにしている。
価で占有面積の大きなコントロールバルブを使用しなく
てもよく、装置全体を安価かつコンパクトに構成するこ
とができる。また、流量制御の自由度が増え、トランジ
ェント計測(流量可変)にも好適に対応することができ
る。
ながら説明する。図1および図2は、この発明の一つの
実施の形態を示すもので、これらの図において、図4に
おける符号と同じものは同一部材を示している。
装置の全体構成を概略的に示すもので、この図におい
て、22はPIDコントローラで、インバータ20に指
令を出力する。このPIDコントローラ22における定
数(P,I,D)は、ガス流量や、吸引ポンプ15の能
力に応じるように設定されている。23はインタフェー
スユニットで、センサ17〜19などの出力や後述する
マイクロコンピュータ24からの指令が入力され、流量
演算など一部の演算を行うことができるとともに、PI
Dコントローラ22に対して指令を出力するものであ
る。24は装置全体を制御する演算制御部としてのマイ
クロコンピュータである。
る吸引ポンプ15の制御系統を概略的に示すもので、こ
の図において、EINV はインバータ20への電圧、EFF
はフィードフォワード電圧、EPID はPID制御電圧、
Qact は流路14におけるガスの実際の流量(実流
量)、Qtgt は目標流量、Rはインタフェースユニット
23からPIDコントローラ22に対して出力される積
算リセット信号で、このリセット信号は、流路切換え信
号に基づいて形成される。なお、T,P,dPはセンサ
17〜19による検出出力である。
ついて説明すると、定常状態においては、サンプルガス
流路7にサンプルガスSが流れるように三方電磁弁13
の開閉状態が設定されるが、この状態において、インタ
フェースユニット23から目標流量Qtgt と実流量Q
act とをPIDコントローラ22に与えると、これらの
差に基づいてPIDコントローラ22から出力EPID が
インバータ20に対して指令値INV として出力される。
この指令値EINV を受けたインバータ20は、吸引ポン
プ15に指令を出力する。これによって、吸引ポンプ1
5が所定の回転数で動作し、流路7、14を流れるサン
プルガス流量が常に一定に制御される。
い、バイパス流路8にサンプルガスSを流すようにする
ときは、まず、流路切換え前の圧損に応じたインバータ
20への指令値EINV を記憶する。
ット信号Rを、流路切換え信号と同時またはこれより少
し遅れてインタフェースユニット23からPIDコント
ローラ22に入力する。これにより、PIDコントロー
ラ22からインバータ20に対する出力EPID がなくな
る。これと同時に、前記記憶した指令値EINV をPID
コントローラ22を介さず、フィードフォワード信号E
FFとしてインバータ20に与える。
7,8の切換えと同時に、サンプルガス流路7における
圧損に応じて適切な吸引ポンプ15の回転数をインバー
タ20を介して制御することができ、切換え時の流量変
動を最小に抑えることができる。その後、センサ17か
ら得られる流量を実流量Qact としてPIDコントロー
ラ22に与えることによって、PIDコントローラ22
から適切な指令値をインバータ20に対して出力するこ
とができる。
御装置においては、従来とは異なり、高価で嵩張るコン
トロールバルブなどの機械的な制御手段を用いなくて
も、流路の切換えを確実に行うことができる。したがっ
て、装置の全体構成がコンパクトになるとともに、コス
トダウンが図れる。また、流量制御における自由度が増
えるので、トランジェント計測にも対応することが可能
になる。
ル4の下流側に接続されるガス流路6がその下流におい
て二つの流路7,8に分岐するものであったが、3以上
の流路に分岐するものであってもよい。図3は分岐流路
が4である例を示しており、この図において、31〜3
4は互いに並列接続された分岐流路で、各流路31〜3
4には、フィルタ35〜38、エアーバルブ39〜4
2、流路切換え用の電磁弁43〜46が設けられてい
る。
Dコントローラ22を用いていたが、これに代えて、P
Iコントローラを用いてもよい。
ては、高価で嵩張るコントロールバルブを用いてないの
で、装置全体を安価かつコンパクトとなる。また、この
発明によれば、流量制御における自由度が増えるので、
トランジェント計測にも対応することが可能になる。
を概略的に示す図である。
の制御系統を概略的に示す図である。
示す図である。
ルタ、13…流路切換え手段、15…吸引ポンプ、20
…インバータ、22…PIDコントローラ、31〜34
…分岐流路、35〜38…フィルタ、43〜46…流路
切換え手段、S…サンプルガス、EFF…フィードフォワ
ード値、EINV …インバータへの指令値。
Claims (1)
- 【請求項1】 サンプルガスを希釈するトンネルから分
岐採取したサンプルガス中に含まれるPMを捕集するた
めのフィルタをそれぞれ有し、互いに並列に接続された
複数のサンプルガス流路と、これらのサンプルガス流路
のうちの一つに前記サンプルガスが流れるようにサンプ
ルガス流路の切換えを行う流路切換え手段と、PIコン
トローラまたはPIDコントローラからの制御値が入力
されるインバータからの指令によって、前記サンプルガ
スが一定流量となるように回転数制御される吸引ポンプ
とを備えた希釈ガス流量制御装置において、サンプルガ
ス流路の切換え時に、切換え前の圧損に応じたインバー
タへの指令値を記憶しておき、次回のサンプルガス流路
の切換え時には、一旦、PIコントローラまたはPID
コントローラからインバータに対して供給される制御値
をリセットし、前記記憶した指令値をフィードフォワー
ド値としてインバータに与えて前記吸引ポンプを制御す
るようにしたことを特徴とする希釈ガス流量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08946098A JP3451012B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 希釈ガス流量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08946098A JP3451012B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 希釈ガス流量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11264788A true JPH11264788A (ja) | 1999-09-28 |
JP3451012B2 JP3451012B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=13971328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08946098A Expired - Fee Related JP3451012B2 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 希釈ガス流量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3451012B2 (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2014206533A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-30 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 天然ガスのための水分発生システムにおける臨界流 |
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-
1998
- 1998-03-17 JP JP08946098A patent/JP3451012B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3451012B2 (ja) | 2003-09-29 |
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