JPH11264479A - ボ−ル式消火栓の噴出流防止構造 - Google Patents
ボ−ル式消火栓の噴出流防止構造Info
- Publication number
- JPH11264479A JPH11264479A JP8510098A JP8510098A JPH11264479A JP H11264479 A JPH11264479 A JP H11264479A JP 8510098 A JP8510098 A JP 8510098A JP 8510098 A JP8510098 A JP 8510098A JP H11264479 A JPH11264479 A JP H11264479A
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- JP
- Japan
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- valve
- valve element
- valve body
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- valve seat
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 消火栓の点検に際して、消火栓が低開度で開
放された時に、水が口金から噴出流として吹き出すのを
防止することによって、作業の安全性を確保する。 【解決手段】 貫通孔２が形成されたボール状の弁体１
と、この弁体１を回動可能に収容しかつ放水通路３を備
えた弁箱４と、この弁箱４の放水通路３側に放水ホース
を接続するための口金７を有するボール式消火栓におい
て、放水通路３側弁座８を弁棒の軸芯を中心に閉方向へ
傾斜して配設した。
放された時に、水が口金から噴出流として吹き出すのを
防止することによって、作業の安全性を確保する。 【解決手段】 貫通孔２が形成されたボール状の弁体１
と、この弁体１を回動可能に収容しかつ放水通路３を備
えた弁箱４と、この弁箱４の放水通路３側に放水ホース
を接続するための口金７を有するボール式消火栓におい
て、放水通路３側弁座８を弁棒の軸芯を中心に閉方向へ
傾斜して配設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、消火栓の点検に際し
て、消火栓が低開度で開放された時に、水が口金から噴
出流として吹き出すのを防止することによって、作業の
安全性を確保しうるようにした構造に関する。
て、消火栓が低開度で開放された時に、水が口金から噴
出流として吹き出すのを防止することによって、作業の
安全性を確保しうるようにした構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、緊急用に設置される消火栓は例え
ば地中のマンホール内に設けられていて、その要部を示
す図７ないし図８において、１は貫通孔２が形成された
ボール状の弁体であって、この弁体１は放水通路３を備
える弁箱４内に収容されており、この弁箱４の下部には
消火用水道管（図示せず）に接続されるための導水孔５
が形成される弁箱下部６が設けられている。
ば地中のマンホール内に設けられていて、その要部を示
す図７ないし図８において、１は貫通孔２が形成された
ボール状の弁体であって、この弁体１は放水通路３を備
える弁箱４内に収容されており、この弁箱４の下部には
消火用水道管（図示せず）に接続されるための導水孔５
が形成される弁箱下部６が設けられている。
【０００３】前記弁箱４の上部には前記放水通路３に連
ねて放水ホースを接続するための口金７が結合されてお
り、この口金７に連通する部分において前記放水通路３
側に弁座８が形成され、この弁座８は、前記弁体１に気
水密に就座する。
ねて放水ホースを接続するための口金７が結合されてお
り、この口金７に連通する部分において前記放水通路３
側に弁座８が形成され、この弁座８は、前記弁体１に気
水密に就座する。
【０００４】前記弁体１には前記弁座８と対向する下方
位置に前記弁箱４の下部を形成する前記弁箱下部６に支
承される弁座９が形成され、この弁座９は全閉時には前
記導水口からの水を弁体１から気水密に遮断する。
位置に前記弁箱４の下部を形成する前記弁箱下部６に支
承される弁座９が形成され、この弁座９は全閉時には前
記導水口からの水を弁体１から気水密に遮断する。
【０００５】弁体１の全閉時（図７）においては、導水
口５からの水は弁体１によって阻止されているが、図８
で示すように弁体１が低開度で開放された状態では、導
水口５から、下方の弁座９と弁体１との隙間から、図８
で示す上方の弁座８と弁体との間を通ってこの図８及び
その要部拡大図である図９で示す方向（矢印方向）に吹
き出して危険である。
口５からの水は弁体１によって阻止されているが、図８
で示すように弁体１が低開度で開放された状態では、導
水口５から、下方の弁座９と弁体１との隙間から、図８
で示す上方の弁座８と弁体との間を通ってこの図８及び
その要部拡大図である図９で示す方向（矢印方向）に吹
き出して危険である。
【０００６】また図１０で示すように、放出部上部に遮
蔽体を設けても弁座８と弁体の低開度時の空隙角度が斜
め上方となり、低開度での空隙角度方向（矢印方向)に
飛び出し、噴出流の吹き出しを防止する効果は薄かっ
た。
蔽体を設けても弁座８と弁体の低開度時の空隙角度が斜
め上方となり、低開度での空隙角度方向（矢印方向)に
飛び出し、噴出流の吹き出しを防止する効果は薄かっ
た。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記点検
作業時において、弁体が低開度で開放された時において
も、噴出流が口金から吹き出すのを防止する構造を提案
するものである。
作業時において、弁体が低開度で開放された時において
も、噴出流が口金から吹き出すのを防止する構造を提案
するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、貫
通孔が形成されたボール状の弁体と、この弁体を回動可
能に収容しかつ放水通路を備えた弁箱と、この弁箱の放
水通路側に放水ホースを接続するための口金を有するボ
ール式消火栓において、前記弁体の前記放水通路側に構
成した弁座が、弁棒１０を中心に前記弁体の全閉側に傾
斜して形成され、噴出流防止手段としての特別な遮蔽体
を設けることなく上記課題を解決しようとするものであ
る。
通孔が形成されたボール状の弁体と、この弁体を回動可
能に収容しかつ放水通路を備えた弁箱と、この弁箱の放
水通路側に放水ホースを接続するための口金を有するボ
ール式消火栓において、前記弁体の前記放水通路側に構
成した弁座が、弁棒１０を中心に前記弁体の全閉側に傾
斜して形成され、噴出流防止手段としての特別な遮蔽体
を設けることなく上記課題を解決しようとするものであ
る。
【０００９】
【発明の実施の課題】次に図面の図４ないし図６によっ
てこの発明の実施の形態を説明するが、この実施の形態
において、前記図７ないし図８において示した部分と同
一又は同等の部分には同じ符号を付するものとする。
てこの発明の実施の形態を説明するが、この実施の形態
において、前記図７ないし図８において示した部分と同
一又は同等の部分には同じ符号を付するものとする。
【００１０】図１、図２及び図３はこの発明の消火栓の
一形態の一部断面で示す立面図、側面図及び平面図であ
って、前記弁体１に挿通される弁棒１０は、ギヤ機構が
内蔵される減速機１１を介して操作桿１２に至り、この
操作桿１２を回動することにより減速機１１を介して前
記弁体１は回動する。
一形態の一部断面で示す立面図、側面図及び平面図であ
って、前記弁体１に挿通される弁棒１０は、ギヤ機構が
内蔵される減速機１１を介して操作桿１２に至り、この
操作桿１２を回動することにより減速機１１を介して前
記弁体１は回動する。
【００１１】次に図４にこの発明の機構を示すと、前記
弁体１の上側の弁座８は、前記弁体１の閉回転方向（F
１と逆方向）へ弁棒１０の軸芯0を中心に傾斜して配設
するのである。すなわち、弁体１を通る垂直線ａ−ａに
対してｂーｂで示すように傾けて弁座８の向きを設ける
のである。すなわち弁座８は水平線a'-a’に対してb'-
b’で示すように閉方向へ傾斜して配設する。
弁体１の上側の弁座８は、前記弁体１の閉回転方向（F
１と逆方向）へ弁棒１０の軸芯0を中心に傾斜して配設
するのである。すなわち、弁体１を通る垂直線ａ−ａに
対してｂーｂで示すように傾けて弁座８の向きを設ける
のである。すなわち弁座８は水平線a'-a’に対してb'-
b’で示すように閉方向へ傾斜して配設する。
【００１２】したがって図４に示す全閉時から図５で示
すように弁体１を低開度時の状態とした時において、弁
座８の部分を拡大して示す図６において、空隙角度が空
隙側側壁に接近し噴出流は矢印Ｆ２で示すように弁箱４
の前記噴出流防止用溝１６によってその方向を曲げられ
て、側壁周方向へ分散し口金から外部へ吹き出すことが
ないのである。
すように弁体１を低開度時の状態とした時において、弁
座８の部分を拡大して示す図６において、空隙角度が空
隙側側壁に接近し噴出流は矢印Ｆ２で示すように弁箱４
の前記噴出流防止用溝１６によってその方向を曲げられ
て、側壁周方向へ分散し口金から外部へ吹き出すことが
ないのである。
【００１３】前記弁座８の全閉時において、前記弁座か
ら弁体１が解放する方向（図１ないし図６の矢印 １の
方向)８の上方に、弁体１に下向き逆 字形の溝を凹設
すると噴出流の側壁周方向への分散がより効果的であ
る。
ら弁体１が解放する方向（図１ないし図６の矢印 １の
方向)８の上方に、弁体１に下向き逆 字形の溝を凹設
すると噴出流の側壁周方向への分散がより効果的であ
る。
【００１４】
【発明の効果】この種の消火栓は一般的に地下に埋設さ
れており、点検等のために作業者が前記操作桿１２を回
動するとその低開度時に水が口金７から吹き出し作業者
にかかったりすることがあったが、この発明の構造を採
用することにより、噴出流を防止して点検作業を安全に
実施できるものである。
れており、点検等のために作業者が前記操作桿１２を回
動するとその低開度時に水が口金７から吹き出し作業者
にかかったりすることがあったが、この発明の構造を採
用することにより、噴出流を防止して点検作業を安全に
実施できるものである。
【図１】この発明を実施する消火栓の一部断面で示す立
面図である。
面図である。
【図２】図１に示す装置の側面図である。
【図３】図１に示す装置の立面図である。
【図４】この発明の一形態を示す弁体の全閉時の要部断
面図(図３のC-C断面)である。
面図(図３のC-C断面)である。
【図５】図４に示す状態から弁体が低開度で開放時で開
放された状態の断面図である。
放された状態の断面図である。
【図６】図５の要部の拡大断面図である。
【図７】従来例の弁体の全閉状態の断面図である。
【図８】図７の状態から弁体が低開度開放時の断面図で
ある。
ある。
【図９】図７の要部の拡大断面図である。
【図１０】従来例の他の例の拡大断面図である。
１ 弁体 ２ 貫通孔 ３ 放水通路 ４ 弁箱 ７ 口金 ８ 弁座 １６ 噴流防止用溝
【手続補正書】
【提出日】平成１０年３月２４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】したがって図４に示す全閉時から図５で示
すように弁体１を低開度時の状態とした時において、弁
座８の部分を拡大して示す図６において、空隙角度が空
隙側側壁に接近し噴出流は矢印Ｆ２で示すように弁箱４
の側壁によってその方向を曲げられて、側壁周方向へ分
散し口金から外方部へ吹き出すことがないのである。
すように弁体１を低開度時の状態とした時において、弁
座８の部分を拡大して示す図６において、空隙角度が空
隙側側壁に接近し噴出流は矢印Ｆ２で示すように弁箱４
の側壁によってその方向を曲げられて、側壁周方向へ分
散し口金から外方部へ吹き出すことがないのである。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】前記弁座８の全閉時において、前記弁座８
から弁体１が開放する方向（図１ないし図６の矢印Ｆ１
の方向）の上方に、弁体１に下向き逆Ｕ字形の溝を凹設
すると噴出流の側壁周方向への分散がより効果的であ
る。
から弁体１が開放する方向（図１ないし図６の矢印Ｆ１
の方向）の上方に、弁体１に下向き逆Ｕ字形の溝を凹設
すると噴出流の側壁周方向への分散がより効果的であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 敏信 滋賀県彦根市安清町４−16 株式会社清水 鐵工所内
Claims (1)
- 【請求項１】 貫通孔が形成されたボール状の弁体と、
この弁体を回動可能に収容しかつ放水通路を備えた弁箱
と、この弁箱の放水通路側に放水ホースを接続するため
の口金を有するボール式消火栓において、前記弁体の前
記放水通路側に構成した弁座が、前記弁体の全閉側に傾
斜して形成され、噴出流防止手段としての特別な遮蔽体
を設けることなく噴出流を防止することを特徴とするボ
ール式消火栓の噴出流防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8510098A JPH11264479A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ボ−ル式消火栓の噴出流防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8510098A JPH11264479A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ボ−ル式消火栓の噴出流防止構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11264479A true JPH11264479A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13849204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8510098A Pending JPH11264479A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | ボ−ル式消火栓の噴出流防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11264479A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2815631A1 (fr) * | 2000-10-25 | 2002-04-26 | Atofina | Procede de fabrication de (meth)acrylates de methylcyclohexyle |
| KR100554724B1 (ko) | 2005-12-29 | 2006-02-24 | 주식회사 삼진정밀 | 소화전용 볼디스크식 제수밸브 및 설치방법 |
| JP2006312060A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Powertech:Kk | 自動式消火器 |
| CN107119753A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-09-01 | 苏州格朗富装备制造股份有限公司 | 防撞消火栓 |
| JP2021025270A (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-22 | 株式会社清水合金製作所 | ボール式消火栓とボールバルブ |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP8510098A patent/JPH11264479A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2815631A1 (fr) * | 2000-10-25 | 2002-04-26 | Atofina | Procede de fabrication de (meth)acrylates de methylcyclohexyle |
| JP2006312060A (ja) * | 2005-05-06 | 2006-11-16 | Powertech:Kk | 自動式消火器 |
| KR100554724B1 (ko) | 2005-12-29 | 2006-02-24 | 주식회사 삼진정밀 | 소화전용 볼디스크식 제수밸브 및 설치방법 |
| CN107119753A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-09-01 | 苏州格朗富装备制造股份有限公司 | 防撞消火栓 |
| JP2021025270A (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-22 | 株式会社清水合金製作所 | ボール式消火栓とボールバルブ |
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