JP3354006B2 - 流体管路用三方切換え弁 - Google Patents

流体管路用三方切換え弁

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JP3354006B2 JP16065394A JP16065394A JP3354006B2 JP 3354006 B2 JP3354006 B2 JP 3354006B2 JP 16065394 A JP16065394 A JP 16065394A JP 16065394 A JP16065394 A JP 16065394A JP 3354006 B2 JP3354006 B2 JP 3354006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体、気体などの流体
管路中に介装され、弁本体に回転可能に設けられた弁の
回転操作により、流体の流れを選択することができる流
体管路用三方切換え弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体管路用三方切換え弁は、一般
的に、弁本体に球状内面を有する弁室が形成され、この
弁室に操作ハンドルないし操作レバーで回転し、かつ、
第1及び第2の通路を有するボール弁が内装され、前記
弁本体には第1ないし第3開口部が形成されている。
【0003】しかしながら、ボール弁タイプの三方切換
え弁は、弁本体にボール弁を組み込む前提として、弁本
体自体を少なくとも二分割しなければならず、また二分
割された弁本体の内面を正確な内面形状にしなければな
らないので、加工が面倒であるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、弁本体の加工が容易であり、したが
って、所望の弁本体を簡単かつ安価に製作することがで
きる、また弁部の両端部の外部シール性を良く、したが
って、液体の圧力損失が少なく、さらに、必要な時(例
えばクリーニング)に弁本体と弁棒とを簡単分解するこ
とができ、加えて、構成がシンプルで操作性が良い流体
管路用三方切換え弁を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の流体管路用三方
切換え弁は、円柱状の弁室4及びこの弁室と同一水平面
に於いて交差方向にそれぞれ連通する第1ないし第3開
口部5、7、8を有する弁本体1と、この弁本体に前記
弁室に貫通状態に嵌挿される円柱状の弁部16を介して
嵌着され、かつ、所定角度の範囲内で回動する弁棒15
とから成り、前記弁棒には弁本体の第1開口部5及び第
2開口部7と直線的に連通する第1通路17と、この第
1通路と交差方向に連通し、かつ、切換えにより弁本体
の第2開口部7と連通する第2通路18が形成され、ま
た前記弁部16の両端部の周溝には、第1のOリング2
1、22がそれぞれ装着され、一方、弁部16の少なく
とも第1通路17の左右の開口を囲む周胴面の円形溝2
3,23には、第2のOリング24,24がそれぞれ装
着されており、また弁棒15の弁本体1から突出しかつ
弁部16よりは大径に形成されている円柱状の突出頭部
28の下部外周壁には、筒状弁本体1の上壁1dに突設
したピン状の回転止め10が係合するように周方向に
欠部29が一部形成され、また、弁本体の底壁から突出
する前記弁棒の下端部に形成した周方向の係合溝26に
は弁棒離脱防止用のC型止め輪25を嵌着し、さらに、
弁棒15の突出頭部28には、操作レバー31が螺着さ
れていることを特徴とする。
【0006】また本発明の流体管路用三方切換え弁は、
円柱状の弁室4A及びこの弁室と交差方向にそれぞれ連
通する第1ないし第3開口部5A、7A、8Aを有する
弁本体1Aと、この弁本体に前記弁室に貫通状態に嵌挿
される円柱状の弁部16Aを介して嵌着され、かつ、所
定角度の範囲内で回動する弁棒15Aとから成り、前記
弁棒には弁本体の異なる水平面に形成された第1開口部
5A及び第2開口部7Aと段差状に連通する第1通路1
7Aと、この第1通路と交差方向に連通し、かつ、切換
えにより弁本体の第2開口部7Aと連通する第2通路1
8Aが形成され、また前記弁部16の両端部の周溝
は、第1のOリング21A、22Aがそれぞれ装着さ
れ、一方、弁棒16Aの中心を基準として前記第1通路
17Aの左上と右下の開口を囲む周胴面の円形溝23,
23には、第2のOリング24,24がそれぞれ装着さ
れており、また弁棒15Aの弁本体1Aから突出しかつ
弁部16よりは大径に形成されている円柱状の突出頭部
28の下部外周壁には、筒状弁本体1の上壁1dに突設
したピン状の回転止め10が係合するように周方向に
欠部29が一部形成され、また、弁本体の底壁から突出
する前記弁棒の下端部に形成した周方向の係合溝26に
は弁棒離脱防止用のC型止め輪25を嵌着し、さらに、
弁棒15Aの突出頭部28には、操作レバー31Aが螺
着されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】まず操作レバーが図6で示す符号Aの位置にあ
る場合は、弁棒15の第1通路17弁本体1の第1及
び第2開口部5,7に対して開弁する。したがって、液
体、気体などの流体は、例えば図7の矢印で示すように
上流側の第1開口部から下流側の第2開口部に流れる。
【0008】一方、次に操作レバーを90度回転し、操
作レバー31が図6で示す符号Bの位置にある場合は、
弁棒15は筒状弁本体1の第2及び第3開口部7,8に
対して開弁する。したがって、液体、気体などの流体
は、例えば図8の矢印で示すように別の上流側の第3開
口部8から下流側の第2開口部7に流れる。
【0009】なお、弁棒15を操作レバー31で切換え
た場合において、流体の一部が弁部16の周胴面と弁室
4の内壁面との間に流れ込んでも、弁部16の両端部
周溝には、第1のOリング21、22がそれぞれ装着さ
れているので、流体は弁本体の外には漏れない。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す実施例により、本発明を詳
細に説明する。
【0011】図1ないし図8は第1実施例の切換え弁V
である。まず切換え弁Vの弁本体1について説明する。
この弁本体1は外形が箱型状に形成され、一側壁(図2
を基準にすると右側)1aに後述する第2開口部を有す
る筒状部2が突出形成されている。なお、この筒部の
外周壁にはオネジ3が形成されている。
【0012】4は弁本体1の中央部ないし中央部よりの
部位に垂直方向に形成された円柱状の弁室である。この
弁室4は、実施例では貫通状態に形成されている。
【0013】5は弁本体1の他側壁(図2を基準にする
と左側)1bから弁室4と連通するように形成された流
体流入用の第1開口部である。
【0014】この第1開口部5は前記弁室4と交差する
ように開設されており、内周壁にメネジ6を有する。し
たがって、弁本体1の第1開口部5には、前記メネジ6
を介して図示しない継手あるいは流体管が接続される。
【0015】7は弁本体1の一側壁1aないし筒状部2
に開設された流体流出用の第2開口部である。この第2
開口部7も弁室4と直交方向に連通し、本実施例では第
1開口部5と同一軸線上に位置している。
【0016】8は弁本体1の一側壁1aあるいは他側壁
1bと交差する第3側壁(図3を基準にすると下側)1
cから弁室4と連通するように形成された流体流入用の
第3開口部である。
【0017】この第3開口部8も弁室4と交差すると共
に、前述した第1及び第2開口部5、7の軸線に直交す
るように開設されており、内周壁に第2メネジ部9を有
する。したがって、弁本体1の第3開口部8には、前記
第2メネジ9を介して、図示しない継手あるいは流体管
が接続される。
【0018】10は弁本体1の上壁(第2図を基準にす
ると上側)1dの適宜箇所に突設された弁棒用のピン状
回転止めである。
【0019】なお、弁本体1の第2開口部7には、筒状
部2のオネジ3と螺合する止めナット11を介して継手
12が接続されている。
【0020】次に切換え弁Vの弁棒15について説明す
る。この弁棒15は弁本体1に所定角度、本実施例では
90度の範囲内において回動可能に嵌着されている。
【0021】しかして、16は弁本体1の弁室4に嵌挿
された円柱状の弁部である。この弁部16の中央部に
は、図3で示すように半径方向に弁本体1の第1開口部
5及び第2開口部7と直線的に連通する第1通路17
と、この第1通路17と直交方向に連通し、かつ、後述
する操作レバーの切換えにより弁本体の第2開口部7と
連通する第2通路18がそれぞれ形成されている。
【0022】また弁部16の周胴面の両端部よりの部位
には、周溝19、20がそれぞれ形成され、これらの周
溝19、20には第1のOリング21、22がそれぞれ
装着されている。また弁部16の周胴面、例えば第1及
び第2通路17、18の開口縁部等には、それぞれ円形
溝23,23が形成され、各円形溝23にはゴム製の第
2のOリング24がそれぞれ装着されている。さらに、
弁部16の弁本体1から突出する下端部にはC型の止め
輪25を嵌着するための係合溝26が形成されている。
なお、ここで、前記第2のOリング24の装着位置に関
して詳しく説明すると、図3及び図4で示すように、弁
部16の少なくとも第1通路17の左右の開口を囲む周
胴面の円形溝23,23には、第2のOリング24,2
4がそれぞれ装着されている。本実施例では、図3を基
準にすると、弁棒15の第2通路18の開口を囲む周胴
面の円形溝23や弁棒15の開口を有しない周胴面に円
形溝23が形成された部分(図3では弁本体1の第3開
口部8を閉鎖している部分の意味)にも第2のOリング
24が装着されている。したがって、第2のOリング2
4は、弁棒15の弁部16の外壁面に合計4個バランス
良く配設されている。
【0023】28は弁本体の弁室4から突出する円柱状
突出頭部で、この突出頭部28は、弁部16の上端に
連設し、かつ、弁部16よりは大径に形成されている。
【0024】しかして、突出頭部28の外周壁の下部に
は、弁棒15を所定角度で止めるための切欠部29が周
方向に所要量(一部)形成されている。この切欠部29
内には前述した回転止め10が位置し、切欠部29のス
トッパー用壁面29aと当接する。また突出頭部28の
上部には半径方向にメネジ30が形成されている。
【0025】31は前記メネジ30を介して弁棒15の
突出頭部28に取り外し可能に螺着された操作レバーで
ある。なお、本実施例では弁棒15の突出頭部28に操
作レバー31が取り付けられているが、レバー式ではな
く、突出頭部28自体をハンドル式に設計変更しても良
い。
【0026】上記構成に於いて、図6ないし図8に基づ
き、切換え弁Vの切換え操作を説明する。
【0027】まず図6で示すように操作レバー31が符
号Aの位置にある場合は、弁棒15は図7で示すように
第1及び第2開口部5、7に対して開弁する。すなわ
ち、弁棒15の第1通路17は第1及び第2開口部5、
7に対して直線的に連通する反面、弁棒15の第2通路
18は弁室4の内壁面により閉じられると共に、弁本体
1の第3開口部8は弁棒15の弁部16の周胴面で閉じ
られる。したがって、液体、気体などの流体は、図7の
矢印で示すように上流側の第1開口部5から下流側の第
2開口部7に流れる。
【0028】次に操作レバー31を時針方向に90度回
転し、図6で示すように操作レバー31が符号Bの位置
にある場合は、弁棒15は図8で示すように第3及び第
2開口部8、7に対して開弁する。すなわち、弁棒15
の第1通路17及び第2通路18は第3及び第2開口部
8、7に対して直角的に連通する反面、弁棒15の第1
通路17の出口は弁室4の内壁面により閉じられると共
に、弁本体1の第1開口部5は弁棒15の弁部16の周
胴面で閉じられる。したがって、液体、気体などの流体
は、図8の矢印で示すように別の上流側の第3開口部8
から下流側の第2開口部7に流れる。このようにして流
体の流入口が切換えられる。
【0029】なお、弁棒15を操作レバー31で回転
し、流入口を切換え、流体を第1開口部5または第3開
口部8から下流側の第2開口部7に流す場合において、
流体の一部が弁部16の周胴面と弁室4の内周面との間
に流れ込んでも、弁棒15の弁部15の両端部に第1の
Oリング21、22がそれぞれ装着されているので、流
体は弁本体1の外には漏れない。また弁棒15を操作レ
バー31で回転した場合、回転止め10が切欠部29の
ストッパー用壁面29aと当接するので、弁棒15は所
定の位置で止まる。
【0030】
【異なる実施例】次に図9ないし図14に示す本発明の
第2実施例の切換え弁V1につき説明する。なお、この
実施例の説明にあたって、前記本発明の実施例と同一の
部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0031】図9ないし図14に示す実施例に於いて、
前記本発明の実施例と主に異なる点は、まず弁本体1A
を長箱状に形成し、これに対応して弁棒15Aの円柱状
弁部16Aも長く形成した点である。
【0032】次に弁本体1Aに形成された弁室4Aと交
差方向に連通する第2開口部7A及び第3開口部8Aの
位置を第1開口部5Aの形成位置に対して上方または下
方(本実施例では下方)に設け、これに対応して弁棒1
5Aに形成された第1通路17Aが段差状に形成され、
かつ、この第1通路17Aと連通する第2通路18Aが
第1通路17Aの出口側と同一水平面上に位置している
点である。
【0033】次に弁棒15Aの円柱状弁部16Aの下端
面から軸芯方向に第1通路17Aと連通する加工用メネ
ジ孔40が形成され、この加工用メネジ孔40には止め
栓41が螺着されている点である。
【0034】さらに、第1のOリング21A、22Aが
円柱状弁部16Aの両端部だけではなく、第1通路17
Aの入口側と出口側との間に位置するように、円柱状弁
部16Aの中央部にも第1のOリング42が装着されて
いる点である。なお、ここで弁棒偏り防止用第2のOリ
ング24について補足説明をすると、第2のOリング2
4,24は、図13で示すように、弁棒16Aの中心を
基準として左上と右下の開口を囲む周胴面の円形溝2
3,23にそれぞれ装着されている。
【0035】このように構成すると、操作レバー31A
で弁棒15Aを回転すると、その回転途中に於いて、第
1通路17A及び第2通路18Aが弁本体1Aの第1な
いし第3開口部と一部重複的に干渉し合うことがない。
したがって、弁棒15A自体の小型化が可能となる。ま
たシール性の効果を高めることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
あっては、次に列挙するような効果がある。 (1)弁本体の加工が容易である。この点について詳細
に説明すると、弁本体の上壁1dにピン状の回転止め1
0を設ければ良い訳であるから、例えば公知のドリルを
有する穴加工専用機を用いて弁本体の上壁1dに穴を形
成し、該穴に回転止め10を適宜に差込むと、簡単に弁
棒に対する弁本体(1,A)を得ることができる。その
結果、(イ)加工ないし製作時間が短縮することができ
る。また(ロ)加工の範囲:加工面積については、周方
向に全て切欠を形成する必要がない。(ハ)さらに、弁
本体の形態による切欠面積の増大化について、本願発明
は、弁本体が、その外形が箱型状(図3の断面図を参
照)の筒体であろうが、又は円筒状筒体であろうが、全
く関係はない。つまり、弁本体1,1Aの加工時間、加
工コストが、弁の形態によって影響を受けない。 (2)弁棒が加工容易である。本願発明は、弁棒(1
5,15A)と操作レバー(31,31A)は取外し可
能に螺着するから、弁棒(15,15A)のみを成形な
いし加工をすれば良い。しかして、操作レバーを有しな
い弁棒だけを加工すればいいと言う事は、高価な設備が
不要になると共に、加工時間を短縮化することができ、
しいては、製造コストを安価にすることができる。 (3)部品の分解面での効果がある。すなわち、本願発
明は、クリーニング、梱包などの際には、弁本体の底壁
から突出する弁棒の下端部に形成した係合溝26からC
型止め輪25を取り外して弁本体と弁棒とを簡単に分解
することができるし、また、弁棒1,1Aの突出頭部2
8から操作レバー31,31Aを取り外すことができる
ので、非常に便利であるという客観的な効果がある。 (4)第1のOリングや第2のOリングが設けられてい
るので、低圧時のバルブ開閉の際には、外部リーク防止
の作用・効果が大きい(実験済み)。したがって、高圧
時のみならず、低圧時にも、流体の圧力損失の防止を図
ることができる。 (5)例えば人体の肩部から首ないし頭部が突出するよ
うに、立体形状の弁本体1の上壁から一部切欠を有する
円柱状の突出頭部及び該突出頭部に連設する円柱状の弁
部を有する弁棒を貫通状に嵌挿したので、構成がシンプ
ルである。したがって、組み合わせが容易である。 (6)請求項2に記載の発明においては、弁棒に弁本体
の異なる水平面に形成された第1開口部および第2開口
部と段差的に連通する第1通路17Aが形成されている
ので、弁棒15A自体の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図8は、本発明の第1実施例を示す各説明
図。また図9ないし図14は本発明の第2実施例を示す
各説明図。
【図1】第1実施例の平面からの説明図。
【図2】弁本体等(弁棒を除く)を縦断した説明図。
【図3】弁本体及び弁棒等を横断した説明図。
【図4】縦断面からの説明図。
【図5】弁棒の斜視図。
【図6】操作レバーを切換える場合の説明図。
【図7】レバー操作が図6の符号Aにある場合の流体の
流れを示す説明図。
【図8】レバー操作が図6の符号Bにある場合の流体の
流れを示す説明図。
【図9】第2実施例の平面からの説明図。
【図10】弁本体等(弁棒を除く)を縦断した説明図。
【図11】弁本体及び弁棒を横断した説明図。
【図12】弁本体及び弁棒等を横断した説明図。
【図13】縦断面からの説明図。
【図14】分解した説明図。
【符号の説明】
V、V1…切換え弁、1、1A…弁本体、4、4A…弁
室、5、5A…第1開口部、7、7A…第2開口部、
8、8A…第2開口部、15、15A…弁棒、16、1
6A…弁部、17、17A…第1通路、18、18A…
第2通路、21、21A、22、22A…第1のOリン
グ、28…突出頭部、29…切欠部、31、31A…操
作レバー。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−61774(JP,A) 特開 昭55−86969(JP,A) 実開 昭54−54928(JP,U) 実開 昭62−202575(JP,U) 実開 昭58−65466(JP,U) 実開 昭52−112533(JP,U) 実開 昭48−76524(JP,U) 実開 昭51−66233(JP,U) 実開 平2−96083(JP,U) 実開 平7−38850(JP,U) 実開 昭49−80930(JP,U) 実開 昭58−65403(JP,U) 特公 昭52−577(JP,B2) 米国特許2433732(US,A) 米国特許4659060(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/00 - 11/24 F16K 5/00 F16K 27/00 F16K 31/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の弁室4及びこの弁室と同一水平
    面に於いて交差方向にそれぞれ連通する第1ないし第3
    開口部5、7、8を有する弁本体1と、この弁本体に前
    記弁室に貫通状態に嵌挿される円柱状の弁部16を介し
    て嵌着され、かつ、所定角度の範囲内で回動する弁棒1
    5とから成り、前記弁棒には弁本体の第1開口部5及び
    第2開口部7と直線的に連通する第1通路17と、この
    第1通路と交差方向に連通し、かつ、切換えにより弁本
    体の第2開口部7と連通する第2通路18が形成され、
    また前記弁部16の両端部の周溝には、第1のOリング
    21、22がそれぞれ装着され、一方、弁部16の少な
    くとも第1通路17の左右の開口を囲む周胴面の円形溝
    23,23には、第2のOリング24,24がそれぞれ
    装着されており、また弁棒15の弁本体1から突出し
    つ弁部16よりは大径に形成されている円柱状の突出頭
    部28の下部外周壁には、筒状弁本体1の上壁1dに
    設したピン状の回転止め10が係合するように周方向に
    切欠部29が一部形成され、また、弁本体の底壁から突
    出する前記弁棒の下端部に形成した周方向の係合溝26
    には弁棒離脱防止用のC型止め輪25を嵌着し、さら
    に、弁棒15の突出頭部28には、操作レバー31が螺
    着されていることを特徴とする流体管路用三方切換え
    弁。
  2. 【請求項2】 円柱状の弁室4A及びこの弁室と交差方
    向にそれぞれ連通する第1ないし第3開口部5A、7
    A、8Aを有する弁本体1Aと、この弁本体に前記弁室
    貫通状態に嵌挿される円柱状の弁部16Aを介して嵌
    着され、かつ、所定角度の範囲内で回動する弁棒15A
    とから成り、前記弁棒には弁本体の異なる水平面に形成
    された第1開口部5A及び第2開口部7Aと段差状に連
    通する第1通路17Aと、この第1通路と交差方向に連
    通し、かつ、切換えにより弁本体の第2開口部7Aと連
    通する第2通路18Aが形成され、また前記弁部16の
    両端部の周溝には、第1のOリング21A、22Aがそ
    れぞれ装着され、一方、弁棒16Aの中心を基準として
    前記第1通路17Aの左上と右下の開口を囲む周胴面の
    円形溝23,23には、第2のOリング24,24がそ
    れぞれ装着されており、また弁棒15Aの弁本体1Aか
    ら突出しかつ弁部16よりは大径に形成されている円柱
    状の突出頭部28の下部外周壁には、筒状弁本体1の上
    壁1dに突設したピン状の回転止め10が係合するよう
    に周方向に切欠部29が一部形成され、また、弁本体の
    底壁から突出する前記弁棒の下端部に形成した周方向の
    係合溝26には弁棒離脱防止用のC型止め輪25を嵌着
    、さらに、弁棒15Aの突出頭部28には、操作レバ
    ー31Aが螺着されていることを特徴とする流体管路用
    三方切換え弁。
JP16065394A 1994-06-20 1994-06-20 流体管路用三方切換え弁 Expired - Fee Related JP3354006B2 (ja)

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