JPH11263884A - ポリオレフィン管 - Google Patents

ポリオレフィン管

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JPH11263884A
JPH11263884A JP10070119A JP7011998A JPH11263884A JP H11263884 A JPH11263884 A JP H11263884A JP 10070119 A JP10070119 A JP 10070119A JP 7011998 A JP7011998 A JP 7011998A JP H11263884 A JPH11263884 A JP H11263884A
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JP
Japan
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general formula
group
polyolefin
carbon atoms
alkyl
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Pending
Application number
JP10070119A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takahashi
浄 高橋
Sadao Nagase
貞雄 長瀬
Shigeko Iijima
滋子 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の存在する環境下において使用した場合で
も、長期間の酸化劣化防止効果能を発揮し、耐久性に優
れたポリオレフィン管を提供すること。 【解決手段】 原料のポリオレフィン樹脂100重量部
に対して、下記一般式[I]により表されるフェノ−ル
化合物成分と、下記一般式[III]により表されるヒンダ
ードピペリジン化合物成分とを、それぞれ0.01〜3
重量部配合し、押出成形法によって成形されたポリオレ
フィン管。 【化1】 【化3】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン管
に関する。さらに詳しくは、水等の溶媒の存在する環境
下で使用しても、優れた耐久性を発揮する押出成形法に
よって製造されたポリオレフィン樹脂管に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン系樹脂成形品は、成形加
工時および使用時に酸化を受けて品質が低下するという
問題がある。従来から、これらの成形材料の酸化劣化を
防止する目的で、各種酸化防止剤が開発され提案されて
いる。それらの中でも、ヒンダ−ドフェノ−ル化合物類
(例えば、特公昭38−170164号、特公昭39−
4620号、特公昭39−21140号、特公昭42−
9651号、特開昭62−30134号などの公報に記
載の化合物)は、特にポリオレフィン類などの成形樹脂
材料の酸化劣化防止に有用であり、実用に供されてい
る。
【0003】しかしながら、この様にして各種酸化防止
剤により安定化された成形品を、水が存在する環境下に
おいて長期間使用すると、酸化劣化防止効果が著しく低
下し、ポリオレフィン樹脂成形品の品質が著しく低下す
るという欠点がある。この品質が著しく低下する原因と
しては、従来、成形樹脂材料に配合された酸化防止剤が
水によって抽出されるため、または、加水分解された後
に抽出されるためであると考えられてきた。
【0004】従って、水の存在する環境下において使用
される成形品の成形用の原料樹脂材料には、一般的に、
水による抽出や、加水分解が生じるのを防ぐため、エス
テル構造を含まず、高分子量で、剛直な構造を持つ酸化
防止剤を配合する方法がとられている(特開平2−26
5939号公報参照)。しかしながら、この様な特殊な
構造を持つ酸化防止剤を配合しても、要求される耐酸化
劣化性を改良させるものではなく、水が存在する環境下
においての酸化防止に対しても、十分な耐久性を発揮さ
せることはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、ポリオ
レフィン管(チューブ)の酸化劣化機構、酸化劣化防止
機構、および、水との相互作用について検討を重ねた結
果、二種類の特定な構造の化合物を配合した樹脂組成物
から製造したポリオレフィン管が、相乗作用する複合効
果によって、酸化劣化防止能に優れ、特に、水が存在す
る環境下において長期間使用した場合でも、優れた酸化
劣化防止効果を発揮できることを見出だし、本発明を完
成するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ポリオレフィン管において、ポリオレ
フィン系樹脂組成物100重量部に対して、下記一般式
[I]により表されるフェノ−ル化合物成分と、下記一
般式[III]により表されるヒンダードピペリジン化合物
成分とを、それぞれ0.01〜3重量部宛配合して押出
成形法で成形されてなることを特徴とする、ポリオレフ
ィン管を提供する。
【0007】
【化4】
【0008】{一般式[I]において、Xは、下記一般
式[II]により表される基を示す。)
【0009】
【化5】
【0010】(ここで、R1、R4は同一または異なって
いてもよく、それぞれ炭素数4〜8のアルキル基を表
し、R2、R3、R5、R6は同一または異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキル基
を表す。}
【0011】
【化6】
【0012】(一般式[III]において、R7は炭素数16
〜22の不飽和脂肪酸の2〜4量体またはその水添処理
体の残基、nは2〜4の整数、Xは−O−または−NR
9−、R8は水素、炭素数1〜5のアルキル基またはアシ
ル基、R9は水素、炭素数1〜5のアルキル基またはア
シル基を示す。)
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るポリオレフィン管の原料材料は、ポリオレ
フィン系樹脂類である。ポリオレフィン系樹脂類の具体
例としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン
−1等のポリ−α−オレフィン、エチレン・プロピレン
ランダムまたはブロック共重合体、エチレン・ブテン−
1ランダム共重合体等のα−オレフィン共重合体、無水
マレイン酸変性ポリプロピレン等のポリ−α−オレフィ
ンと他の単量体との共重合体、等のポリオレフィン、お
よびこれらの混合物等を挙げることができる。これらの
中では架橋性ポリオレフィン系樹脂、特に架橋性ポリエ
チレンが、本発明の効果を顕著に発揮することができる
ので好ましい。
【0014】上記ポリエチレンとしては、特に、ブテン
−1、ペンテン1、ヘキサン−1、4−メチル−ペンテ
ン−1等のα−オレフィン、アクリル酸、アクリル酸エ
チル、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸およびその
誘導体、酢酸ビニル等のビニルエステル、スチレン、メ
チルスチレン等の不飽和芳香族化合物等との、ランダ
ム、ブロックまたはグラフト共重合体等を挙げることが
できる。
【0015】上記ポリオレフィン系樹脂類に架橋性を付
与するには、(i)ポリオレフィン樹系脂類にビニルシラ
ン化合物をグラフト共重合させる方法、(ii)エチレンと
ビニルシラン化合物とをランダム共重合させる方法、(i
ii)ポリオレフィン系樹脂類に上記(i)または(ii)の共重
合体を混合する方法、などによることができる。ビニル
シラン化合物としては、ビニルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロイルオキシトリメトキシシランなどが挙げ
られる。架橋性のポリオレフィン系樹脂類の製造法の詳
細は、例えば、特公昭48−1711号公報、特開昭5
5−9611号公報、特開昭59−36115号公報な
どに記載されており、また市場で入手することができ
る。
【0016】上記のポリオレフィン系樹脂類を架橋させ
るには、架橋性のポリオレフィン系樹脂類に、例えば、
ジブチル錫ジラウレートなどのようなシラノール縮合触
媒を使用し、水を添加することによって容易に架橋反応
を生起させ、架橋させることができる。シラノール縮合
触媒は、これをポリオレフィン系樹脂類に直接配合する
のではなく、基体となるポリオレフィン系樹脂類に配合
したマスターバッチとして配合するのが好ましい。シラ
ノール縮合触媒を直接配合すると、ポリオレフィン系樹
脂類に均一に分散させるのが困難で、架橋が局所的とな
る場合があり、好ましくない。
【0017】マスターバッチは、基体のポリオレフィン
系樹脂類100重量部に対してシラノール縮合触媒を
0.1〜10重量部含有させる。シラノール縮合触媒の
量が0.1重量部未満では、濃度が薄すぎてマスターバ
ッチとして機能せず、10重量部を超えると、基体樹脂
に配合するのが困難であり、いずれも好ましくない。こ
のマスターバッチの配合量は、マスターバッチ中のシラ
ノール縮合触媒の濃度にもよるが、基体のポリオレフィ
ン系樹脂類100重量部に対してマスターバッチ0.5
〜20重量部の範囲で選ぶものとする。マスターバッチ
中のシラノール縮合触媒の濃度が低い場合は、マスター
バッチの配合量を多くし、濃度が高い場合は少なくし、
ポリオレフィン系樹脂類を溶融架橋させた後にJIS
C3005に準拠して測定した架橋度が、2重量%以上
が好ましい。中でも4重量%以上が好ましく、特に好ま
しいのは4〜90重量%である。
【0018】本発明に係る架橋ポリオレフィン管の成形
用原料樹脂材料には、下記の一般式[I]により表され
るフェノ−ル化合物成分、および、下記一般式[III]に
より表されるヒンダードピペリジン化合物成分が配合さ
れる。
【0019】
【化7】
【0020】{一般式[I]において、Xは、下記一般
式[II]により表される基を示す。)
【0021】
【化8】
【0022】(ここで、R1、R4は同一または異なって
いてもよく、それぞれ炭素数4〜8のアルキル基を表
し、R2、R3、R5、R6は同一または異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子または炭素数1〜8のアルキル基
を表す。}
【0023】
【化9】
【0024】(一般式[III]において、R7は炭素数16
〜22の不飽和脂肪酸の2〜4量体またはその水添処理
体の残基、nは2〜4の整数、Xは−O−または−NR
9−、R8は水素、炭素数1〜5のアルキル基またはアシ
ル基、R9は水素、炭素数1〜5のアルキル基またはア
シル基を示す。)
【0025】上記の一般式[I]により表されるフェノ
−ル化合物の具体例としては、次に挙げる通りである。
1およびR4としては、炭素数1〜8、好ましくは1〜
5のアルキル基であり、このアルキル基はそれぞれ直鎖
状、分岐鎖状または環状いずれでもよい。具体的には、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、s
ec−ペンチル基、tert−ペンチル基、2−メチル
ブチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、sec−
ヘキシル基、tert−ヘキシル基、シクロヘキシル
基、ヘプチル基、n−オクチル基、イソオクチル基、s
ec−オクチル基、tert−オクチル基、2−エチル
ヘキシル基等を挙げることができる。
【0026】また、R2、R3、R5およびR6としては、
それぞれ水素原子、または、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、イソペンチル基、sec−ペンチル基、te
rt−ペンチル基、2−メチルブチル基、n−ヘキシル
基、イソヘキシル基、sec−ヘキシル基、tert−
ヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、n−オク
チル基、イソオクチル基、sec−オクチル基、ter
t−オクチル基、2−エチルヘキシル基等の直鎖状、分
岐鎖状または環状のいずれでもよい炭素数1〜8、好ま
しくは1〜5のアルキル基を挙げることができる。
【0027】また、一般式[I]で表される化合物にお
けるXは、必ずしも3つともすべて同じである必要がな
いが、通常は同一のものが好ましい。一般式[I]で表
される化合物は、通常、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフュニル)
ブタン、または、1,1,3−トリス(3−メチル−4
−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン
等と、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
フュニルプロピオン酸、または3−メチル−5−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオン酸等
や、対応するプロピオニルクロライド等との化学反応に
よって得られるが、この反応組成物(その反応の際に、
副生する化合物を任意の割合にて混合されてもよい。)
であってもよい。
【0028】上記一般式[I]で表されるフェノ−ル化
合物(A)の具体例としては、1,1,3−トリス[2
−メチル−4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシフェニルプロピオニルオキシ)−5−ter
t−ブチルフェニル]ブタン、1,1,3−トリス[3
−メチル−4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシフュニルプロピオニルオキシ)−5−ブチル
フェニル]ブタン、1,1,3−トリス[2−メチル−
4−(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフュニルプロピオニルオキシ)−5−tert−ブ
チルフェニル]ブタン、1,1,3−トリス[3−メチ
ル−4−(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシフュニルプロピオニルオキシ)−5−tert
−ブチルフェニル]ブタン等を挙げることができる。こ
れらは、1種でも2種以上の混合物であってもよい。
【0029】前記一般式[III]で表されるヒンダードピ
ペリジン化合物において、R7は、炭素数16〜22の
不飽和脂肪酸の環式または非環式の2〜4量体の残基も
しくはその水添処理体の残基であり、すなわち脂肪族の
2〜4のカルボン酸残基を示す。中でもn=2、すなわ
ちR7が不飽和脂肪酸の2量体残基またはその水添処理
体の残基が好ましい。R7の具体的な構造としては、例
えば下記一般式[IV]で示される。すなわち、
【0030】
【化10】
【0031】(一般式[IV]において、R10、R11は水素
または炭素数19以下のアルキル基またはアルケニル
基、R12、R13は炭素数20以下のアルキレン基で、R
10とR13の炭素数の和が14〜20、R11とR12の炭素
数の和が14〜20)で示されるような非環式構造、お
よび、下記一般式[V]、一般式[VI]、すなわち、
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】(一般式[V]および一般式[VI]におい
て、R14は水素または炭素数18以下のアルキル基また
はアルケニル基を表し、R15は水素または炭素数16以
下のアルキル基またはアルケニル基を表し、R16は炭素
数19以下のアルキレン基またはアルケニレン基を表
し、R17は炭素数17以下のアルキレン基またはアルケ
ニレン基を表し、R14とR16の炭素数の和は13〜1
9、R15とR17の炭素数の和は11〜17)で示される
ような環式構造の化合物である。特に精製分別工程を経
ない限り、実際に天然脂肪酸から合成して得られる不飽
和脂肪酸の重合体、その水添処理体またはそれから誘導
されるヒンダードピペリジン化合物は、これら非環式構
造の化合物と環式構造の化合物との混合物であることが
多い。
【0035】上記ヒンダードピペリジン化合物は、公知
の不飽和脂肪酸重合体またはその水添処理を原料とし、
これをメチルまたはエチル等のアルキルなどのエステル
体とした後、一般式[VII]、または、一般式[VIII]で示
されるようなヒンダードピペリジン化合物と反応させる
ことにより製造できる。
【0036】
【化13】
【0037】(一般式[VII]において、R18は水素、炭
素数1〜5のアルキル基またはアシル基を示す。)
【0038】
【化14】
【0039】(一般式[VIII]において、R19は水素、炭
素数1〜5のアルキル基またはアシル基を示す。)
【0040】前記一般式[I]で表されるフェノ−ル化
合物(A)および、前記一般式[III]で表されるヒンダ
ードピペリジン化合物(B)の特徴は、ヒンダ−ドフェ
ニルエステル構造およびヒンダードピペリジン構造を有
する化合物であるところにある。すなわち、水が存在す
る環境下において、使用初期はヒンダ−ドフェノ−ル化
合物が酸化防止効果を発揮し、使用中にヒンダ−ドフェ
ニルエステルが水の作用によって変質すると、新たにヒ
ンダ−ドフェノ−ルが生成し、さらに、ヒンダードピペ
リジン化合物が徐々にブリードしてくるので、引き続き
酸化劣化防止能を発揮することができるので、水等の溶
媒の存在する環境下でも、長期間に亘って酸化劣化防止
効果を発揮することができる。
【0041】ポリオレフィン管を製造する際に、原料樹
脂のポリオレフィン系樹脂組成物に配合される、前記一
般式[I]で表されるフェノ−ル化合物および前記一般
式[III]で表されるヒンダードピペリジン化合物の各々
の配合量は、ポリオレフィン系樹脂組成物100重量部
に対して0.01〜3重量部の範囲で選ぶことができ
る。0.01重量部未満であると、酸化劣化防止効果が
不十分となり、3重量部を超えるとブリ−ドや変色の欠
点が起こるので、いずれも好ましくない。上記範囲で好
ましいのは、0.01〜1重量部であり、中でも特に好
ましいのは、0.03〜0.7重量部である。
【0042】原料樹脂のポリオレフィン系樹脂組成物に
は、前記一般式[I]で表されるフェノ−ル化合物
(A)と、前記一般式[III]で表されるヒンダードピペ
リジン化合物(B)を配合したものであるが、必要に応
じて、ポリオレフィン管の物性を著しく損なわない種類
のこれら以外の付加的成分を、物性を著しく損なわない
範囲で配合することができる。
【0043】この様な付加的成分の具体例としては、前
記一般式[I]で表される化合物(A)以外の酸化防止
剤、例えば、その他のフェノ−ル系酸化防止剤(C)、
ヒンダ−ドアミン系安定剤(D)、硫黄系酸化防止剤、
燐系酸化防止剤(E)、光安定剤、紫外線吸収剤、架橋
剤、金属不活性化剤、難燃剤、イオン系非イオン系等の
帯電防止剤、シリコンオイル、アミド等の滑剤、加工助
剤、中和剤(F)、増量剤、可塑剤、無機系および有機
系の顔料、分散剤、タルク、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウム等の充填剤、発泡剤、過酸化物、蛍光増白剤、およ
び、前記ポリオレフィン樹脂以外の樹脂、ゴム等を挙げ
ることができる。
【0044】硫黄系酸化防止剤の例としては、ジラウリ
チジプロピオネ−ト、ジスチアリルチオジプロピオネ−
ト、ジミリスチルチオジプロピオネ−ト、ジドコシルチ
オジプロピオネ−ト等のジアルキルチオジプロピオネ−
ト類、ジステアリルジスルファイド等のジアルキルジサ
ルファイド類、テトラキス[メチレン(ラウリルチオプ
ロピオネ−ト)]メタン、テトラキス[メチレン(ステ
アリルチオプロピオネ−ト)]メタン等のアルキルチオ
プロピオン酸と多価アルコ−ルとのエステル等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。これらは、
1種でも2種以上の混合物であってもよい。この硫黄系
酸化防止剤の配合量は、前記一般式[1]で表されるフ
ェノ−ル化合物の量の0.1〜10倍の範囲で選ぶのが
よく、中でも1〜7倍量が好ましい。
【0045】ヒンダ−ドアミン系安定剤(D)として
は、N,N´−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジ
アミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピベリジル)アミノ]
−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物、ポリ
[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミ
ノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}
{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ}ヘキサメチレン(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)イミノ}]、コハク酸ジメチル−
1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチルヒベリジン重縮合物、ポリ−
{2−N,N´−ジ(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)ヘキサンジアミン−4−(N−モノフ
ィリノ)シムトリアジン}等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。これらは、1種でも、2種以
上の混合物であってもよい。このヒンダ−ドアミン系安
定剤の配合量は、前記一般式[1]で表されるフェノ−
ル化合物の量の0.2〜5倍の範囲で選ぶのがよく、中
でも0.3〜4倍が好ましい。
【0046】その他の酸化防止剤としては、2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノ−ル、4,4−チオビ
ス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ−ル)、4,4
−ブチレンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ−
ル)、2,2´−メチレンビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェノ−ル)、2,2´−エチリデンビス(4,
4−ジ−t−ブチルフェノ−ル)、d,l−α−トコフ
ェロ−ル等のヒンダ−ドフェノ−ル系化合物、トリス
(ミックスド−モノおよびジ−ノニルフェニル)フォス
ファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリト−ル−ジフォスファイト、テトラ
キス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)4、4´−ビ
フェニレン−ジフォスフォナイト等の芳香族燐系化合物
等を挙げることができる。これらは、1種でも、2種以
上の混合物であってもよい。これら他の酸化防止剤の好
適な配合量は、前記ポリオレフィン系樹脂100重量部
に対して、0.01〜3重量部の範囲で選ばれる。
【0047】付加的成分の中の充填剤としては、タル
ク、マイカ、ガラス繊維等を挙げることができる。これ
らは、1種でも2種以上の混合物であってもよい。これ
ら充填剤の好適な配合量は、前記ポリオレフィン系樹脂
100重量部に対して0.1〜50重量部の範囲で選ば
れる。
【0048】付加的成分の中の樹脂やゴムとしては、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリスチレン、エチレン・プ
ロピレン系共重合ゴム、エチレン・ブテン系共重合ゴム
等を挙げることができる。これらは、1種でも2種以上
の混合物であってもよい。樹脂やゴムの好適な配合量
は、前記ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して1
〜40重量部の範囲で選ばれる。
【0049】本発明に係るポリオレフィン管は、前記の
架橋性ポリオレフィン系樹脂に、前記一般式[I]で表
されるフェノ−ル化合物、前記一般式[III]で表される
ヒンダードピペリジン化合物のほか、必要に応じて、上
記付加的成分を配合した成形用樹脂組成物とする。成形
用樹脂組成物とするには、必須成分、付加的成分などを
所定量秤量し、ブレンダー、タンブラー、ミキサーなど
の従来から知られている配合、混合装置を使用して混合
すればよい。
【0050】上記成形用樹脂組成物からポリオレフィン
管を製造するには、押出機によって溶融混練し、押出機
先端に装着した円形状ダイによって管状に押出し、冷却
槽を通したり、冷空気を吹き付けたりして冷却固化させ
ればよい。成形用樹脂組成物に架橋性ポリオレフィンを
使用した場合には、溶融混練した時から架橋反応が起こ
り、管を製造した後も蒸気などで加熱することによっ
て、架橋反応は緩慢に進行し、ビニルシラン基の量、シ
ラノール縮合触媒の配合量に応じた架橋度の架橋管を得
ることができる。
【0051】ポリオレフィン管は、特に水が接触する箇
所の配管用として好適である。水道管、配水管、温給配
水、暖房設備のパイプ等の用途のほか、石油、ガス等の
パイプ配管、工場排水、海水、界面活性剤水溶液、酸性
水溶液、アルカリ水溶液、エチレングリコ−ル、プロピ
レングリコ−ル等の溶媒に接触する箇所の配管などの用
途として、好適である。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例に基づい
て更に詳細に説明するが、本発明はその趣旨を超えない
限り、以下の記載例に限定されるものではない。なお、
以下の例で使用し、表−1に記載した配合物の略号は、
次の意味である。
【0053】<一般式[I]の化合物> A1:1,1,3−トリス[2−メチル−4−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ルオキシ)−5−t−ブチルフェニル]ブタン A2:1,1,3−トリス[3−メチル−4−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ルオキシ)−5−t−ブチルフェニル]ブタン
【0054】<一般式[III]の化合物>トール油より合
成したダイマー酸を水添処理した後、メチルエステルを
経てエステル交換反応により、ヒンダードピペリジン誘
導体を合成した。得られた反応混合物を、pHが中性に
なるまで水洗を繰返したあと、残留する水および溶剤を
減圧下蒸留除去した。こうして、次の構造式[A]、構
造式[B]で表される化合物を主成分とし、純度98
%、粘度:598cps(25℃)、比重:0.970
(25℃)のヒンダードピペリジン化合物であった(製
法の詳細は、特開平7−291174号公報の合成例を
参照)。
【0055】
【化15】
【0056】
【化16】
【0057】<フェノ−ル系酸化防止剤> C1:1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン(チバガイギ−社製、商品名:IRGANOX
1330) C2:テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナ−ト]メ
タン(チバガイギ−社製、商品名:IRGANOX 1
010) C3:3,9−[2−(3−t−ブチル4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ)−1,1
−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサ
スビロ[5・5]ウンデカン(旭電化社製、商品名:ア
デカスタブ AO80)
【0058】<ヒンダ−ドアミン系安定剤> D1:N,N´−ビス(3−アミノプロピル)エチレン
ジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6
−クロロ−1,3,5−トリアジン化合物(チバガイギ
−社製、商品名:キマソ−プ119FL)
【0059】<燐系酸化防止剤> E:トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォス
ファイト(チバガイギ−社製、商品名:イルガフォス1
68) <中和剤> F:ステアリン酸カルシウム(耕正社製、商品名:Ca
−st)
【0060】[実施例1〜実施例3]シラン架橋性ポリ
エチレン(三菱化学社製、商品名:リンクロンXE80
0ビニルトリメトキシシランをグラフト共重合させた中
密度ポリエチレン)100重量部に、直鎖状低密度ポリ
エチレン(日本ポリケム社製、商品名:ノバテックUF
421)100重量部と、ジオクチル錫ジラウレ−ト1
重量部とからなるマスタ−バッチ5重量部配合し、さら
に、表−1に記載の化合物を同表に記載した量配合し、
ミキサ−によって十分混合し、得られた混合物を、シリ
ンダ−温度200℃、シリンダ−直径50mmの押出機に
よって溶融混練してペレット化した。得られたペレット
を、先端にパイプ成形用ダイを装着したシリンダ直径6
5mmの押出機で溶融混練し、直径2cm、厚さが2mmの管
(パイプ)を成形した。
【0061】得られたパイプについて、以下に記載の方
法で耐熱水性試験を行った。すなわち、パイプを長さ5
cmに輪切りして試験用の試料とした。水道水を30cc入
れた容量が300ccのステンレス製耐圧チュ−ブに、上
記の試験用の試料を入れて密封し、このチュ−ブをギャ
−・オ−ブンによって150℃に加温し、24時間毎に
密封状態を解放し、試験用の試料を耐圧チュ−ブから取
出して押圧し、この試験用の試料が脆化するまでの時間
を測定し、耐久性の評価試験を行った。得られた結果
を、表−1に示す。
【0062】[比較例1〜比較例2]実施例1に記載の
例において、シラン架橋性ポリエチレンに配合する化合
物の種類および配合量を、表−1に記載した様に変更し
て配合し、同例におけると同様の手順でパイプを成形
し、得られたパイプについて同例におけると同様の手順
で耐久性の評価試験を行った。得られた結果を、表−1
に示す。
【0063】
【表1】
【0064】表−1より、次のことが明らかとなる。 (1)本発明の実施例に係る架橋ポリエチレン管は、前記
一般式[I]によって表されるフェノール化合物成分、
および、前記一般式[III]によって表されるヒンダード
ピペリジン化合物が併わせて配合されているので、水道
水が存在する厳しい環境下で使用されても、脆化し難い
ことが明らかである(実施例1〜実施例3参照)。 (2)これに対して、架橋ポリエチレン管は前記一般式
[I]によって表されるフェノール化合物成分のみを配
合したもの(比較例1)、前記一般式[III]によって表
されるヒンダードピペリジン化合物成分のみを配合した
もの(比較例2)は、2種類の化合物を配合したものに
比べて耐久性は劣る。
【0065】[実施例4〜実施例6]実施例1に記載の
例において、シラン架橋性ポリエチレンに代えてポリブ
テン樹脂(三井化学社製、商品名:ポリブテンI P4
050G)を使用し、表−1に記載の化合物を同表に記
載した量配合し、同例におけると同様の手順でパイプを
成形し、得られたパイプについて同例におけると同様の
手順で耐久性の評価試験を行った。得られた結果を、表
−2に示す。
【0066】[比較例3〜比較例4]実施例1に記載の
例において、シラン架橋性ポリエチレンに配合する化合
物の種類および配合量を、表−2に記載した様に変更し
て配合し、同例におけると同様の手順でパイプを成形
し、得られたパイプについて同例におけると同様の手順
で耐久性の評価試験を行った。得られた結果を、表−2
に示す。
【0067】
【表2】
【0068】表−2より、次のことが明らかとなる。 (1)本発明の実施例に係るポリブテン管は、前記一般式
[I]によって表されるフェノール化合物成分、およ
び、前記一般式[III]によって表されるヒンダードピペ
リジン化合物成分が併わせて配合されているので、水道
水が存在する厳しい環境下で使用されても、脆化し難い
ことが明らかである(実施例4〜実施例6参照)。 (2)これに対して、架橋ポリブテン管は前記一般式
[I]によって表されるフェノール化合物成分のみを配
合したもの(比較例3)、前記一般式[III]によって表
されるヒンダードピペリジン化合物成分のみを配合した
もの(比較例4)は、2種類の化合物を配合したものに
比べて耐久性は劣る。
【0069】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明した通りであ
り、次の様な特別に優れた効果を奏し、その産業上の利
用価値は極めて大である。 1.本発明に係るポリオレフィン管は、前記一般式
[I]によって表されるフェノール化合物成分、およ
び、前記一般式[III]によって表されるヒンダードピペ
リジン化合物成分が併わせて配合されているので、水が
存在する環境下における酸化劣化を防止し、長期間に亘
って十分な耐久性を発揮する。 2.前記一般式[I]によって表されるフェノール化合
物成分は、ヒンダ−ドフェニルエステル構造を有するヒ
ンダ−ドフェノ−ル化合物であることから、水が存在す
る環境下においては、使用初期にヒンダ−ドフェノ−ル
が酸化防止能を発揮し、使用中にヒンダ−ドフェニルエ
ステルが水の作用によって変質すると、新たにヒンダ−
ドフェノ−ルが生成して、引き続き酸化劣化防止能を発
揮するので、水が存在する環境下において使用した場合
でも、架橋ポリオレフィン管の酸化劣化防止能を発揮
し、長期間に亘る使用を可能とする。 3.前記一般式[III]によって表されるヒンダードピペ
リジン化合物成分は、使用中にポリオレフィン管から徐
々にブリードアウトして酸化防止能を発揮するので、前
記一般式[I]と併用すると、相乗効果によって長期間
に亘って酸化劣化防止能を発揮して、長期間に亘る使用
を可能とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 23:00 B29L 23:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン管において、ポリオレフ
    ィン系樹脂組成物100重量部に対して、下記一般式
    [I]により表されるフェノ−ル化合物成分と、下記一
    般式[III]により表されるヒンダードピペリジン化合物
    成分とを、それぞれ0.01〜3重量部宛配合して押出
    成形法で成形されてなることを特徴とする、架橋ポリオ
    レフィン管。 【化1】 {一般式[I]において、Xは、下記一般式[II]により
    表される基を示す。) 【化2】 (ここで、R1、R4は同一または異なっていてもよく、
    それぞれ炭素数4〜8のアルキル基を表し、R2、R3
    5、R6は同一または異なっていてもよく、それぞれ水
    素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表す。} 【化3】 (一般式[III]において、R7は炭素数16〜22の不飽
    和脂肪酸の2〜4量体またはその水添処理体の残基、n
    は2〜4の整数、Xは−O−または−NR9−、R8は水
    素、炭素数1〜5のアルキル基またはアシル基、R9
    水素、炭素数1〜5のアルキル基またはアシル基を示
    す。)
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