JPH11263726A - アポトーシス抑制剤 - Google Patents
アポトーシス抑制剤Info
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- JPH11263726A JPH11263726A JP32851498A JP32851498A JPH11263726A JP H11263726 A JPH11263726 A JP H11263726A JP 32851498 A JP32851498 A JP 32851498A JP 32851498 A JP32851498 A JP 32851498A JP H11263726 A JPH11263726 A JP H11263726A
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Abstract
治療剤として有用なアポトーシス抑制剤を提供する。 【解決手段】一般式 【化1】 〔式中、Rはそれぞれ置換されていてもよい炭化水素ま
たは複素環基;Yは式−CO−、−CH(OH)−また
は−NR3−(ただしR3は置換されていてもよいアルキ
ル基を示す。)で示される基;mは0または1;nは
0、1または2;XはCHまたはN;Aは結合手または
炭素数1ないし7の2価の脂肪族炭化水素基;Qは酸素
原子または硫黄原子;R1は水素原子またはアルキル基
を示す。環Eはさらに1ないし4個の置換基を有してい
てもよく、該置換基はR1と結合して環を形成していて
もよい。LおよびMはそれぞれ水素原子を示すかあるい
は互いに結合して結合手を形成していてもよい。〕で表
される化合物またはその塩、またはインスリン感受性増
強作用を有する化合物を含有してなるアポトーシス抑制
剤。
Description
進が関わる疾患の予防および治療剤として有用なアポト
ーシス抑制剤に関する。
的な死を意味し、その異常が各種疾患の発症に密接に関
係することが知られている[臨床病理 45巻 7号 603−
605頁(1997年);医学のあゆみ 178巻 10号 712−716
頁(1996年)]。アポトーシス抑制作用を有する化合物
としては、例えば(1-ヘテロアゾリル-1-ヘテロサイク
リル)アルカン誘導体(特表平8−512312);(3S,4aR,
6R,8aR)-6-[2-(1H-テトラゾール-5-イル)-エチル-
1,2,3,4,4a,5,6,7,8,8a-デカヒドロイソキノリン-3-カ
ルボン酸(ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマ
コロジー(European Journal of Pharmacology)、314
巻、249−254頁、1996年)などが知られている。最新医
学 52巻 6号 95−102頁(1997年)、特に100頁には、
「チアゾリジンは,恐らくPPARγの作用を介して,前脂
肪細胞から脂肪細胞への分化を促進し,小さな脂肪細胞
の数を顕著に増加させ,大きな脂肪細胞の数を減少させ
る(アポトーシス??)のであろう」、「脂肪組織に作
用するチアゾリジン誘導体は,このようなタイプのイン
スリン抵抗性に対し著効を示す」との記載があり、「チ
アゾリジン誘導体による脂肪組織の変化とインスリン抵
抗性の改善機構(仮説)」が示されているが、これらは
アポトーシス抑制作用に関するものではない。
を示す薬剤は、アポトーシスの促進が関わると考えられ
る疾患、例えばウイルス疾患、神経変性疾患、脊髄異形
成疾患、虚血性疾患、肝疾患等の予防および治療剤とし
て用いることができるので、このような新しいタイプの
薬剤の開発が求められている。
シス抑制作用を有する化合物につき種々検討した結果、
インスリン感受性増強作用を有する化合物、特にアゾリ
ジンジオンと、その特定の側鎖に化学構造上の特異性を
有する一般式
たは複素環基;Yは式−CO−、−CH(OH)−また
は−NR3−(ただしR3は置換されていてもよいアルキ
ル基を示す。)で示される基;mは0または1;nは
0、1または2;XはCHまたはN;Aは結合手または
炭素数1ないし7の2価の脂肪族炭化水素基;Qは酸素
原子または硫黄原子;R1は水素原子またはアルキル基
を示す。環Eはさらに1ないし4個の置換基を有してい
てもよく、該置換基はR1と結合して環を形成していて
もよい。LおよびMはそれぞれ水素原子を示すかあるい
は互いに結合して結合手を形成していてもよい。〕で表
される化合物またはその塩が、予想外にもその特異な化
学構造に基づいて優れたアポトーシス抑制作用を示し、
アポトーシスの促進が関わると考えられる疾患の予防・
治療剤として有用であることを初めて見出し、これに基
づいて本発明を完成した。
してなるアポトーシス抑制剤、 2)Rで示される複素環基が、環構成原子として炭素原
子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし4個含有する5ないし7員の単
環式複素環基またはその縮合複素環基である上記1)記
載のアポトーシス抑制剤、 3)Rが置換されていてもよい複素環基である上記1)
記載のアポトーシス抑制剤、 4)複素環基が、ピリジル、オキサゾリル、チアゾリル
またはトリアゾリル基である上記3)記載のアポトーシ
ス抑制剤、 5)部分構造式
剤、 7)R1が水素原子である上記1)記載のアポトーシス
抑制剤、 8)LおよびMが水素原子である上記1)記載のアポト
ーシス抑制剤、 9)インスリン感受性増強作用を有する化合物を含有し
てなるアポトーシス抑制剤、 10)神経変性疾患の予防および治療剤である上記1)
記載のアポトーシス抑制剤、 11)ピオグリタゾンまたはその塩を含有する上記1)
記載のアポトーシス抑制剤、 12)トログリタゾンまたはその塩を含有する上記1)
記載のアポトーシス抑制剤、および 13)ロジグリタゾンまたはその塩を含有する上記1)
記載のアポトーシス抑制剤に関する。
化合物は、インスリン感受性増強作用を有する化合物で
あればよく、特に一般式(I)で表される化合物または
その塩が好ましい。式(I)における置換基について以
下に説明する。Rで示される置換されていてもよい炭化
水素基における炭化水素基としては、脂肪族炭化水素
基、脂環族炭化水素基、脂環族−脂肪族炭化水素基、芳
香脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基が挙げられる。
これらの炭化水素基における炭素数は、好ましくは1〜
14である。脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜8
の脂肪族炭化水素基が好ましい。該脂肪族炭化水素基と
しては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec.−ブチル、t.−ブチル、
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t.−ペンチ
ル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチルなど
炭素数1〜8の飽和脂肪族炭化水素基(例、アルキル基
等);例えばエテニル、1−プロペニル、2−プロペニ
ル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−
メチル−1−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテ
ニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、3−メチル−
2−ブテニル、1−ヘキセニル、3−ヘキセニル、2,
4−ヘキサジエニル、5−ヘキセニル、1−ヘプテニ
ル、1−オクテニル、エチニル、1−プロピニル、2−
プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニ
ル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニ
ル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、2,4−ヘキサジイニル、5−ヘキシニル、1−ヘ
プチニル、1−オクチニルなど炭素数2〜8の不飽和脂
肪族炭化水素基(例、アルケニル基、アルカジエニル
基、アルキニル基、アルカジイニル基等)が挙げられ
る。脂環族炭化水素基としては、炭素数3〜7の脂環族
炭化水素基が好ましい。該脂環族炭化水素基としては、
例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど炭素数3〜7
の飽和脂環族炭化水素基(例、シクロアルキル基等)お
よび1−シクロペンテニル、2−シクロペンテニル、3
−シクロペンテニル、1−シクロヘキセニル、2−シク
ロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、1−シクロヘプ
テニル、2−シクロヘプテニル、3−シクロヘプテニ
ル、2,4−シクロヘプタジエニルなど炭素数5〜7の
不飽和脂環族炭化水素基(例、シクロアルケニル基、シ
クロアルカジエニル基等)が挙げられる。
脂環族炭化水素基と脂肪族炭化水素基とが結合したもの
(例、シクロアルキル−アルキル基、シクロアルケニル
−アルキル基等)のが挙げられ、なかでも炭素数4〜9
の脂環族−脂肪族炭化水素基が好ましい。該脂環族−脂
肪族炭化水素基としては、例えばシクロプロピルメチ
ル、シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、シク
ロペンチルメチル、2−シクロペンテニルメチル、3−
シクロペンテニルメチル、シクロヘキシルメチル、2−
シクロヘキセニルメチル、3−シクロヘキセニルメチ
ル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシルプロピル、
シクロヘプチルメチル、シクロヘプチルエチルなどが挙
げられる。芳香脂肪族炭化水素基としては、炭素数7〜
13の芳香脂肪族炭化水素基(例、アラルキル基、アリ
ール−アルケニル基等)が好ましい。該芳香脂肪族炭化
水素基としては、例えばベンジル、フェネチル、1−フ
ェニルエチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプ
ロピル、1−フェニルプロピルなど炭素数7〜9のフェ
ニルアルキル;α−ナフチルメチル、α−ナフチルエチ
ル、β−ナフチルメチル、β−ナフチルエチルなど炭素
数11〜13のナフチルアルキル;スチリル、4−フェ
ニル−1,3−ブタジエニルなど炭素数8〜10のフェ
ニルアルケニル;2−(2−ナフチル)ビニルなど炭素
数12〜13のナフチルアルケニルなどが挙げられる。
芳香族炭化水素基としては、炭素数6〜14の芳香族炭
化水素基(例、アリール基等)が好ましい。該芳香族炭
化水素基としては、例えばフェニル、ナフチル(α−ナ
フチル,β−ナフチル)などが挙げられる。
いてもよい複素環基における複素環基としては、環構成
原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する
5ないし7員の単環式複素環基またはその縮合複素環基
が挙げられる。縮合複素環としては、例えばこのような
5ないし7員の単環式複素環と、1ないし2個の窒素原
子を含む6員環、ベンゼン環または1個の硫黄原子を含
む5員環との縮合環が挙げられる。複素環基の具体例と
しては、例えば2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリ
ジル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリ
ミジニル、6−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−
ピリダジニル、2−ピラジニル、2−ピロリル、3−ピ
ロリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、5−イ
ミダゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、イソチ
アゾリル、イソオキサゾリル、2−チアゾリル、4−チ
アゾリル、5−チアゾリル、2−オキサゾリル、4−オ
キサゾリル、5−オキサゾリル、1,2,4−オキサジア
ゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾ−ル−3−イ
ル、1,2,3−トリアゾ−ル−4−イル、テトラゾ−ル
−5−イル、ベンズイミダゾ−ル−2−イル、インド−
ル−3−イル、1H−インダゾ−ル−3−イル、1H−
ピロロ〔2,3−b〕ピラジン−2−イル、1H−ピロ
ロ〔2,3−b〕ピリジン−6−イル、1H−イミダゾ
〔4,5−b〕ピリジン−2−イル、1H−イミダゾ
〔4,5−c〕ピリジン−2−イル、1H−イミダゾ
〔4,5−b〕ピラジン−2−イル、ベンゾピラニル、
3,4−ジヒドロ−ベンゾピラン−2−イル等が挙げら
れる。複素環基は、好ましくはピリジル、オキサゾリ
ル、チアゾリルまたはトリアゾリル基である。
および複素環基は、それぞれ置換可能な位置に1ないし
5個、好ましくは1ないし3個の置換基を有していても
よい。該置換基としては、例えば脂肪族炭化水素基、脂
環式炭化水素基、アリール基、芳香族複素環基、非芳香
族複素環基、ハロゲン原子、ニトロ基、置換されていて
もよいアミノ基、置換されていてもよいアシル基、置換
されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよい
チオール基、エステル化されていてもよいカルボキシル
基が挙げられる。脂肪族炭化水素基としては、炭素数1
〜15の直鎖状または分枝状の脂肪族炭化水素基、例え
ばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基等が挙げら
れる。アルキル基の好適な例としては、炭素数1〜10
のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec.−ブチル、t.−ブ
チル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t.−ペ
ンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシ
ル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、
3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘキシ
ル、ペンチル、オクチル、ノニル、デシルなどが挙げら
れる。アルケニル基の好適な例としては、炭素数2〜1
0のアルケニル基、例えばビニル、アリル、イソプロペ
ニル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、
1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチ
ル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペ
ンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペン
テニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニ
ル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニ
ル、5−ヘキセニルなどが挙げられる。アルキニル基の
好適な例としては、炭素数2〜10のアルキニル基、例
えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−
ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニ
ル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニ
ル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルなどが挙げられ
る。
2の飽和または不飽和の脂環式炭化水素基、例えばシク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカジエ
ニル基などが挙げられる。シクロアルキル基の好適な例
としては、炭素数3〜10のシクロアルキル基、例えば
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ビシク
ロ〔2.2.1〕ヘプチル、ビシクロ〔2.2.2〕オクチ
ル、ビシクロ〔3.2.1〕オクチル、ビシクロ〔3.2.
2〕ノニル、ビシクロ〔3.3.1〕ノニル、ビシクロ
〔4.2.1〕ノニル、ビシクロ〔4.3.1〕デシルなど
が挙げられる。シクロアルケニル基の好適な例として
は、炭素数3〜10のシクロアルケニル基、例えば2−
シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−
イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキ
セン−1−イルなどが挙げられる。シクロアルカジエニ
ル基の好適な例としては、炭素数4〜10のシクロアル
カジエニル基、例えば2,4−シクロペンタジエン−1
−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5
−シクロヘキサジエン−1−イルなどが挙げられる。ア
リール基とは、単環式または縮合多環式芳香族炭化水素
基を意味し、好適な例としては、炭素数6〜14のアリ
ール基、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェ
ナントリル、アセナフチレニルなどが挙げられ、なかで
もフェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなどが好まし
い。
ばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオ
キサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリ
ル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,
4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、
フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4-チ
アジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−
トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリ
ル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニ
ル、トリアジニルなどの、環構成原子として炭素原子以
外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし4個含有する5ないし7員の芳香族
単環式複素環基;例えばベンゾフラニル、イソベンゾフ
ラニル、ベンゾ〔b〕チエニル、インドリル、イソイン
ドリル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベ
ンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、
ベンゾチアゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1
H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シ
ンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジ
ニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カル
バゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−
カルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェ
ノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チ
アントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、
インドリジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、
ピラゾロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−
a〕ピリジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミ
ダゾ〔1,2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−
a〕ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−
a〕ピリジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピ
リダジニルなどの、環構成原子として炭素原子以外に酸
素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし5個含有する2環性または3環性芳香族縮
合複素環基などが挙げられる。
えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエ
タニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニ
ル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ピロリジノ、ピ
ペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノなどが挙げられ
る。ハロゲン原子の例としてはフッ素、塩素、臭素およ
びヨウ素があげられ、とりわけフッ素および塩素が好ま
しい。置換されていてもよいアミノ基としては、例えば
炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜10のシクロ
アルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数3
〜10のシクロアルケニル基、炭素数1〜13のアシル
基(例、炭素数2〜10のアルカノイル基、炭素数7〜
13のアリールカルボニル基等)または炭素数6〜12
のアリール基等でモノまたはジ置換されていてもよいア
ミノ基(−NH2基)が挙げられる。置換されたアミノ
基としては、例えばメチルアミノ、ジメチルアミノ、エ
チルアミノ、ジエチルアミノ、ジブチルアミノ、ジアリ
ルアミノ、シクロヘキシルアミノ、アセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ、フェニルアミ
ノ、N−メチル−N−フェニルアミノ等が挙げられる。
シル基としては、炭素数1〜13のアシル基、具体的に
はホルミルの他例えば炭素数1〜10のアルキル基、炭
素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数2〜10のア
ルケニル基、炭素数3〜10のシクロアルケニル基、炭
素数6〜12のアリール基または芳香族複素環基(例、
チエニル,フリル,ピリジルなど)とカルボニル基とが
結合した基などが挙げられる。アシル基の好適な例とし
ては、例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソ
ブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキ
サノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、シクロブタン
カルボニル、シクロペンタンカルボニル、シクロヘキサ
ンカルボニル、シクロヘプタンカルボニル、クロトニ
ル、2−シクロヘキセンカルボニル、ベンゾイル、ニコ
チノイルなどが挙げられる。置換されたアシル基におけ
る置換基としては、例えば炭素数1〜3のアルキル、例
えば炭素数1〜3のアルコキシ基、ハロゲン(例、塩
素,フッ素,臭素など)、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ
等が挙げられる。
て、置換されたヒドロキシ基としては、例えばアルコキ
シ基、アルケニルオキシ基、アラルキルオキシ基、アシ
ルオキシ基、アリールオキシ基等が挙げられる。アルコ
キシ基の好適な例としては、炭素数1〜10のアルコキ
シ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec.−ブトキシ、
t.−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、
ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキ
シ、ノニルオキシ、シクロブトキシ、シクロペンチルオ
キシ、シクロヘキシルオキシ等が挙げられる。アルケニ
ルオキシ基の好適な例としては、炭素数2〜10のアル
ケニルオキシ基、例えばアリル(allyl)オキシ、クロ
チルオキシ、2−ペンテニルオキシ、3−ヘキセニルオ
キシ、2−シクロペンテニルメトキシ、2−シクロヘキ
セニルメトキシ等が挙げられる。アラルキルオキシ基の
好適な例としては、炭素数7〜10のアラルキルオキシ
基、例えばフェニル−C1-4アルキルオキシ(例、ベン
ジルオキシ、フェネチルオキシなど)等が挙げられる。
アシルオキシ基の好適な例としては、炭素数2〜13の
アシルオキシ基、さらに好ましくは炭素数2〜4のアル
カノイルオキシ(例、アセチルオキシ、プロピオニルオ
キシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシなど)等が
挙げられる。アリールオキシ基の好適な例としては、炭
素数6〜14のアリールオキシ基、例えばフェノキシ、
ナフチルオキシ等が挙げられる。該アリールオキシ基
は、1ないし2個の置換基を有していてもよく、このよ
うな置換基としては、例えばハロゲン(例、塩素,フッ
素,臭素など)等が挙げられる。置換されたアリールオ
キシ基としては、例えば4−クロロフェノキシ等が挙げ
られる。
て、置換されたチオール基としては、例えばアルキルチ
オ基、シクロアルキルチオ基、アラルキルチオ基、アシ
ルチオ基などが挙げられる。アルキルチオ基の好適な例
としては、炭素数1〜10のアルキルチオ基、例えばメ
チルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチ
オ、ブチルチオ、イソブチルチオ、sec.−ブチルチオ、
t.−ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ネ
オペンチルチオ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、ノニル
チオ等が挙げられる。シクロアルキルチオ基の好適な例
としては、炭素数3〜10のシクロアルキルチオ基、例
えばシクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘ
キシルチオ等が挙げられる。アラルキルチオ基の好適な
例としては、炭素数7〜10のアラルキルチオ基、例え
ばフェニル−C1-4アルキルチオ(例、ベンジルチオ、
フェネチルチオなど)等が挙げられる。アシルチオ基の
好適な例としては、炭素数2〜13のアシルチオ基、さ
らに好ましくは炭素数2〜4のアルカノイルチオ基
(例、アセチルチオ、プロピオニルチオ、ブチリルチ
オ、イソブチリルチオなど)等が挙げられる。
基としては、例えばアルコキシカルボニル基、アラルキ
ルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基等
が挙げられる。アルコキシカルボニル基の好適な例とし
ては、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基、例えば
メトキシカルボニル,エトキシカルボニル,プロポキシ
カルボニル,ブトキシカルボニル等が挙げられる。アラ
ルキルオキシカルボニル基の好適な例としては、炭素数
8〜10のアラルキルオキシカルボニル基、例えばベン
ジルオキシカルボニル等が挙げられる。アリールオキシ
カルボニル基の好適な例としては、炭素数7〜15のア
リールオキシカルボニル基、例えばフェノキシカルボニ
ル,p−トリルオキシカルボニル等が挙げられる。Rで
示される炭化水素基および複素環基における置換基は、
好ましくは炭素数1〜10のアルキル基、芳香族複素環
基、炭素数6〜14のアリール基であり、さらに好まし
くはC1-3アルキル,フリル,チエニル,ベンゾフラニ
ル,フェニル,ナフチルである。
および複素環基上の置換基は、それらが脂環式炭化水素
基,アリール基,芳香族複素環基または非芳香族複素環
基であるときはさらにそれぞれ適当な置換基を1個以
上、好ましくは1ないし3個有していてもよく、このよ
うな置換基としては、例えば炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアル
キニル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、炭素数6
〜14のアリール基(例、フェニル,ナフチルなど)、
芳香族複素環基(例、チエニル,フリル,ピリジル,オ
キサゾリル,チアゾリルなど)、非芳香族複素環基
(例、テトラヒドロフリル,モルホリノ,チオモルホリ
ノ,ピペリジノ,ピロリジノ,ピペラジノなど)、炭素
数7〜9のアラルキル基、アミノ基、N−モノ
(C1-4)アルキルアミノ基、N,N−ジ(C1-4)アル
キルアミノ基、炭素数2〜8のアシルアミノ基(例、ア
セチルアミノ,プロピオニルアミノ,ベンゾイルアミノ
など)、アミジノ基、炭素数2〜8のアシル基(例、炭
素数2〜8のアルカノイル基など)、カルバモイル基、
N−モノ(C1-4)アルキルカルバモイル基、N,N−
ジ(C1-4)アルキルカルバモイル基、スルファモイル
基、N−モノ(C1-4)アルキルスルファモイル基、
N,N−ジ(C1-4)アルキルスルファモイル基、カル
ボキシル基、炭素数2〜8のアルコキシカルボニル基、
ヒドロキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数2
〜5のアルケニルオキシ基、炭素数3〜7のシクロアル
キルオキシ基、炭素数7〜9のアラルキルオキシ基、炭
素数6〜14のアリールオキシ基(例、フェニルオキ
シ,ナフチルオキシなど)、メルカプト基、炭素数1〜
4のアルキルチオ基、炭素数7〜9のアラルキルチオ
基、炭素数6〜14のアリールチオ基(例、フェニルチ
オ,ナフチルチオなど)、スルホ基、シアノ基、アジド
基、ニトロ基、ニトロソ基、ハロゲン原子(例、フッ
素,塩素,臭素,ヨウ素)などが挙げられる。一般式
(I)中、Rは、好ましくは置換されていてもよい複素
環基である。Rは、さらに好ましくはC1-3アルキル,
フリル,チエニル,ベンゾフラニル,フェニルおよびナ
フチルから選ばれる1ないし3個の置換基を有していて
もよいピリジル,オキサゾリル,チアゾリルまたはトリ
アゾリル基である。
(OH)−または−NR3−を示すが、−CH(OH)
−または−NR3−が好ましく、さらに好ましくは−N
R3−である。ここにおいて、R3で示される置換されて
いてもよいアルキル基におけるアルキル基としては、炭
素数1〜4のアルキル基、例えばメチル,エチル,プロ
ピル,イソプロピル,ブチル,イソブチル,sec.−ブチ
ル,t.−ブチルなどが挙げられる。また、置換基として
は、例えばハロゲン(例、フッ素,塩素,臭素,ヨウ
素),炭素数1〜4のアルコキシ基(例、メトキシ,エ
トキシ,プロポキシ,ブトキシ,イソブトキシ,sec.−
ブトキシ,t.−ブトキシなど),ヒドロキシ基,ニトロ
基,炭素数1〜4のアシル基(例、ホルミル,アセチ
ル,プロピオニルなど)などが挙げられる。R3は、好
ましくは炭素数1〜4のアルキル基、特に好ましくはメ
チルである。nは、0,1または2を示し、好ましくは
0または1である。Xは、CHまたはNを示し、好まし
くはCHである。
数1〜7の2価の脂肪族炭化水素基を示す。該脂肪族炭
化水素基は、直鎖状、分枝状のいずれでもよく、また飽
和、不飽和のいずれでもよい。その具体例としては、例
えば−CH2−,−CH(CH3)−,−(CH2)2−,
−CH(C2H5)−,−(CH2)3−,−(CH2)
4−,−(CH2)5−,−(CH2)6−,−(CH2)7
−の飽和のもの、例えば−CH=CH−,−C(C
H3)=CH−,−CH=CH−CH2−,−C(C
2H5)=CH−,−CH2−CH=CH−CH2−,−C
H2−CH2−CH=CH−CH2−,−CH=CH−C
H=CH−CH2−,−CH=CH−CH=CH−CH
=CH−CH2−などの不飽和のものが挙げられる。A
は、好ましくは結合手または炭素数1〜4の2価の脂肪
族炭化水素基であり、該脂肪族炭化水素基は、さらに飽
和であることが好ましい。Aは、さらに好ましくは結合
手、−CH2−または−(CH2)2−であり、特に好ま
しくは結合手または−(CH2)2−である。R1で示さ
れるアルキル基としては、炭素数1〜4のアルキル基、
例えばメチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチ
ル,イソブチル,sec.−ブチル,t.−ブチルなどが挙げ
られる。R1は、好ましくは水素原子またはメチルであ
り、さらに好ましくは水素原子である。
た、環Eは、置換可能な任意の位置に、さらに1ないし
4個の置換基を有していてもよい。このような置換基と
しては、アルキル基、置換されていてもよいヒドロキシ
基,ハロゲン原子,置換されていてもよいアシル基,ニ
トロ基,および置換されていてもよいアミノ基が挙げら
れる。これらは、いずれもRで示される炭化水素基およ
び複素環基の置換基として述べたものと同様のものが用
いられる。
てもよいヒドロキシ基,ハロゲン原子,置換されていて
もよいアシル基,ニトロ基または置換されていてもよい
アミノ基を示す。〕である。R2で示されるアルキル
基,置換されていてもよいヒドロキシ基,ハロゲン原
子,置換されていてもよいアシル基,および置換されて
いてもよいアミノ基としては、いずれもRで示される炭
化水素基および複素環基の置換基として述べたものと同
様のものが挙げられる。R2は、好ましくは水素原子、
置換されていてもよいヒドロキシ基またはハロゲン原子
である。R2は、さらに好ましくは水素原子、炭素数1
〜4のアルコキシ基またはハロゲン原子である。
R1とが結合して環を形成している化合物としては、例
えば次式で表される化合物が挙げられる。
合して結合手を示すが、好ましくは水素原子である。一
般式(I)において、LとMが互いに結合して結合手を
形成する化合物:
ジンジオン環の5位の二重結合に関し、(E)−体およ
び(Z)−体が存在する。
す化合物:
ジンジオン環の5位の不斉炭素による(R)−体および
(S)−体の光学異性体が存在し、該化合物は、これら
(R)−体および(S)−体の光学活性体およびラセミ
体を含む。
例としては、例えば、RがC1-3アルキル,フリル,ベ
ンゾフラニル,チエニル,フェニルおよびナフチルから
選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいピリ
ジル,オキサゾリル,チアゾリルまたはトリアゾリル
基;Yが−CH(OH)−または−NR3−(かつR3が
メチル);nが0または1;Aが結合手または−(CH
2)2−;R1が水素原子またはメチル;環Eすなわち部
分構造式
原子;LおよびMが水素原子である化合物が挙げられ
る。
具体例としては、例えば 1)5-〔3-〔3-フルオロ-4-(5-メチル-2-フェニル-4-
オキサゾリルメトキシ)フェニル〕プロピル〕-2,4-オ
キサゾリジンジオン, 2)5-〔3-〔4-〔2-〔5-メチル-2-(2-ナフチル)-4-オ
キサゾリルエトキシ〕フェニル〕プロピル〕-2,4-オキ
サゾリジンジオン, 3)5-〔3-〔4-〔2-(ベンゾ〔b〕フラニル)-5-メチル
-4-オキサゾリルメトキシ〕フェニル〕プロピル〕-2,4-
オキサゾリジンジオン, 4)5-〔3-〔4-〔2-(2-フリル)-5-メチル-4-オキサゾ
リルメトキシ〕-3-メトキシフェニル〕プロピル〕-2,4-
オキサゾリジンジオン, 5)5-〔3-〔4-〔5-メチル-2-(2-ナフチル)-4-オキサ
ゾリルメトキシ〕フェニル〕プロピル〕-2,4-オキサゾ
リジンジオン, 6)5-〔3-〔4-(5-メチル-2-フェニル-4-オキサゾリル
メトキシ)フェニル〕プロピル〕-2,4-オキサゾリジン
ジオン, 7)5-〔2-〔2-(5-メチル-2-フェニル-4-オキサゾリ
ル)エトキシ〕-5-ピリジルメチル〕-2,4-チアゾリジン
ジオン, 8)5-〔4-〔2-(1-メチル-5-フェニル-1,2,4-トリアゾ
ール-3-イル)エトキシ〕ベンジル〕-2,4-チアゾリジン
ジオン, 9)5-〔3-〔2-(5-メチル-2-フェニル-4-オキサゾリル
メトキシ)-5-ピリジル〕プロピル〕-2,4-チアゾリジン
ジオン, 10)5-〔2-(5-メチル-2-フェニル-4-オキサゾリルメチ
ル)-5-ベンゾフラニルメチル〕-2,4-オキサゾリジンジ
オン,
2-フェニル-4-オキサゾリル)エトキシ〕ベンジル〕-2,
4-チアゾリジンジオン, 12)5-〔4-〔2-(5-メチル-2-フェニル-4-オキサゾリ
ル)エトキシ〕ベンジル〕-2,4-チアゾリジンジオン, 13)5-〔〔4-〔2-(メチル-2-ピリジルアミノ)エトキ
シ〕フェニル〕メチル〕-2,4-チアゾリジンジオン(一
般名:ロジグリタゾン), 14)(R)-(+)-5-〔3-〔4-〔2-(2-フリル)-5-メチ
ル-4-オキサゾリルメトキシ〕-3-メトキシフェニル〕プ
ロピル〕-2,4-オキサゾリジンジオン, 15)5-〔2-〔2-(5-イソプロピル-2-フェニル-4-オキサ
ゾリル)エトキシ〕-5-ピリジルメチル〕-2,4-チアゾリ
ジンジオン, 16)5-〔3-〔3-メトキシ-4-〔1-(5-メチル-2-フェニル
-4-オキサゾリル)エトキシ〕フェニル〕プロピル〕-2,
4-オキサゾリジンジオン, 17)5-〔4-〔2-〔5-メチル-2-(2-ナフチル)-4-オキサ
ゾリル〕エトキシ〕ベンジル〕-2,4-オキサゾリジンジ
オン, 18)5-〔2-〔4-〔2-〔5-メチル-2-(2-ナフチル)-4-オ
キサゾリル〕エトキシ〕フェニル〕エチル〕-2,4-オキ
サゾリジンジオン, 19)5-〔4-〔2-(5-エチル-2-ピリジル)エトキシ〕ベ
ンジル〕-2,4-チアゾリジンジオン(一般名:ピオグリ
タゾン), 20)5-〔〔4-〔(3,4-ジヒドロ-6-ヒドロキシ-2,5,7,8-
テトラメチル-2H-1-ベンゾピラン-2-イル)メトキシ〕
フェニル〕メチル〕-2,4-チアゾリジンジオン(一般
名:トログリタゾン)などが挙げられる(なお、1)〜
20)は化合物No.を示し、以下、これらの化合物を、単
に化合物No.1、化合物No.2などと略記することがあ
る)。これらのうち、化合物No.13,14,19,20が好ま
しい。さらに好ましくは、化合物No.13,19,20であ
る。
合物(I)と略記する)は、分子内に酸性基や塩基性基
を有し、塩基塩や酸付加塩を形成することができる。化
合物(I)の塩としては、薬理学的に許容される塩が好
ましく、例えば無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機
酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸と
の塩などが挙げられる。無機塩基との塩の好適な例とし
ては、例えばナトリウム、カリウムなどのアルカリ金
属;カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属
との塩;アルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げら
れる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えばトリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリ
ン、トリエタノールアミンなどの三級アミンとの塩;ジ
エタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N'-
ジベンジルエチレンジアミンなどの二級アミンとの塩;
エタノールアミンなどとの塩が挙げられる。無機酸との
塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝
酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。有機酸との
塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、
クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸などとの塩が
挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例として
は、例えばアルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩
が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、
例えばアスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げ
られる。上記した塩の中でも、塩酸塩、ナトリウム塩、
カリウム塩が最も好ましい。
物、例えば化合物(I)またはその塩等は、例えば特開
昭55−22636(EP-A-8203)、特開昭60−208980(EP-A-1
55845)、特開昭61−286376(EP-A-208420)、特開昭61
−085372(EP-A-177353)、特開昭61−267580(EP-A-19
3256)、特開平5−86057(WO-A-9218501)、特開平7−8
2269(EP-A-605228)、特開平7−101945(EP-A-61274
3)、EP-A-643050およびEP-A-710659(特開平9−19446
7)等に記載の方法あるいはそれに準ずる方法により製
造することができる。
作用を有する化合物は、障害を受けているインスリン受
容体機能を元に戻し、インスリン抵抗性を解除し、その
結果インスリンの感受性を増強する化合物であればよ
く、その具体例としては、例えば前記した一般式(I)
で表される化合物またはその塩が挙げられる。また、イ
ンスリン感受性増強作用を有する化合物としては、上記
した以外に、例えば5−〔〔3,4−ジヒドロ−2−
(フェニルメチル)−2H−1−ベンゾピラン−6−イ
ル〕メチル〕−2,4−チアゾリジンジオン (一般
名:エングリタゾン)またはそのナトリウム塩;5−
〔〔4−〔3−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)−1−オキソプロピル〕フェニル〕メチル〕
−2,4−チアゾリジンジオン (一般名:ダルグリタ
ゾン/CP−86325)またはそのナトリウム塩;5
−(2−ナフタレニルスルフォニル)−2,4−チアゾ
リジンジオン (AY−31637);4−〔(2−ナ
フタレニル)メチル〕−3H−1,2,3,5−オキサチ
アジアゾール−2−オキシド (AY−30711);
5−〔6−(2−フルオロベンジル)ナフタレン−2−
イルメチル〕−2,4−チアゾリジンジオン (MCC
−555);5−(2,4−ジオキソチアゾリジン−5
−イルメチル)−2−メトキシ−N−〔4−(トリフル
オロメチル)ベンジル]ベンズアミド (KRP−29
7);(Z)−1,4−ビス−4−[(3,5−ジオキソ
−1,2,4−オキサジアゾリジン−2−イル)メチル]
フェノキシブト−2−エン (YM440);4−[4
−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ]ベンジル]−3,5−イソオキサゾリジ
ンジオン (JTT−501)なども挙げられる。
シスを起こす系に試験化合物を加え、アポトーシス活性
を測定して、アポトーシス活性の抑制率を算出すること
によって評価される。アポトーシス活性を測定する方法
としては、例えば1)細胞にアクチノマイシンDを作用
させてアポトーシスを誘導し、細胞のDNAラダー(DNAla
dder)を定量する方法[M. Herrmannら、ヌクレイック
・アシッズ・リサーチ(Nucleic Acids Research)、22
巻、5506頁、1994年;Y. A. IoannouおよびF.W. Chen、
ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nucleic Acids Re
search)、24巻、992頁、1996年]、2)細胞にTNF
−αを作用させて細胞死を測定する方法[免疫実験操作
法II,右田俊介、紺田 進、本庶 佑、濱岡俊之編
集、南江堂、1995年、861−871頁]などが挙げられる。
リン感受性増強作用を有する化合物」、例えば「化合物
(I)またはその塩」をそのまま用いてもよいが、通
常、「インスリン感受性増強作用を有する化合物」、例
えば「化合物(I)またはその塩」と薬理学的に許容さ
れる担体などとを用いて、例えば医薬組成物の製造法と
して自体公知の手段に従って製造することができ、具体
的には、化合物(I)またはその塩と担体とを常法に従
って混合して得られ、医薬組成物として用いられてもよ
い。ここにおいて、薬理学的に許容される担体として
は、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物
質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合
剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁
化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして配合され
る。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘
味剤などの製剤添加物を用いることもできる。賦形剤の
好適な例としては、例えば乳糖、白糖、D-マンニトー
ル、キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、デ
ンプン、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸などが挙げら
れる。滑沢剤の好適な例としては、例えばステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロ
イドシリカなどが挙げられる。結合剤の好適な例として
は、例えばα化デンプン、メチルセルロース、結晶セル
ロース、白糖、D-マンニトール、トレハロース、デキ
ストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなど
が挙げられる。崩壊剤の好適な例としては、例えばデン
プン、カルボキシメチルセルロース、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシ
メチルスターチナトリウムなどが挙げられる。
水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴー
ル、ゴマ油、トウモロコシ油、トリカプリリンなどが挙
げられる。溶解補助剤の好適な例としては、例えばポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、D-マン
ニトール、トレハロース、安息香酸ベンジル、エタノー
ル、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノ
ールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなど
が挙げられる。懸濁化剤の好適な例としては、例えばス
テアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベン
ザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸
グリセリンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙げられ
る。等張化剤の好適な例としては、例えば塩化ナトリウ
ム、グリセリン、D-マンニトールなどが挙げられる。
緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、
炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無
痛化剤の好適な例としては、例えばベンジルアルコール
などが挙げられる。防腐剤の好適な例としては、例えば
パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベ
ンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢
酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗酸化剤の好適な例
としては、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げ
られる。本発明のアポトーシス抑制剤における「インス
リン感受性増強作用を有する化合物」または「化合物
(I)またはその塩」の含量は、例えば約5〜約100
重量%、好ましくは、約10〜約80重量%である。
分野において慣用の方法、例えば日本薬局方(例えば第
13改正)に記載の方法等により製造することができ
る。本発明のアポトーシス抑制剤の剤形としては、例え
ば錠剤、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセ
ルを含む)、散剤、顆粒剤、シロップ剤等の経口剤;お
よび注射剤、坐剤、ペレット、点滴剤等の非経口剤が挙
げられ、これらは毒性も低く、それぞれ経口的あるいは
非経口的に安全に投与できる。
(例、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ、ウ
シ、ウマ、ブタ、サル等)に対し、アポトーシスの促進
が関わる疾患の予防および治療剤として用いられる。こ
のような疾患としては、例えばウイルス疾患(例、エイ
ズ、劇症肝炎など)、神経変性疾患(例、アルツハイマ
ー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、色素性網
膜炎、小脳変性など)、脊髄異形成疾患(例、再生不良
性貧血など)、虚血性疾患(例、心筋梗塞、脳卒中な
ど)、肝疾患(例、アルコール性肝炎、B型肝炎、C型
肝炎など)、関節疾患(例、変形性関節症など)、アテ
ローム動脈硬化症等が挙げられる。本発明のアポトーシ
ス抑制剤は、とりわけ神経変性疾患の予防および治療と
して好適に用いられる。本発明のアポトーシス抑制剤の
投与量は、投与対象、投与ルート、症状などによっても
異なるが、例えば成人の神経変性疾患の患者に対して経
口投与する場合、有効成分である「インスリン感受性増
強作用を有する化合物」、例えば「化合物(I)または
その塩」として、通常1回量約0.1mg/kg〜約30mg/k
g、好ましくは約2mg/kg〜約20mg/kg投与することが
好ましく、この量を1日1ないし3回投与するのが望ま
しい。
発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
250g)、乳糖13930.5gおよびカルボキシメチルセルロー
スカルシウム(カルメロースカルシウム)540gを流動造
粒乾燥機(パウレック社製)に入れ、予熱混合し、ヒド
ロキシプロピルセルロース450gを溶解した水溶液7500g
をスプレーして、造粒末を得た。得られる造粒末16820g
をカッターミル(昭和化学機械工作所製)を通し、整粒
末とした。得られる整粒末16530gとカルメロースカルシ
ウム513gおよびステアリン酸マグネシウム57gをタンブ
ラー混合機(昭和化学機械工作所製)を用いて混合末と
し、この混合末16800gを打錠機(菊水製作所製)により
打錠し、1錠あたり化合物No.19を15mg含有する下記
組成の錠剤140,000錠を得た。
g含有する下記組成の錠剤140,000錠を得た。
g含有する下記組成の錠剤140,000錠を得た。
を誘発し、このアポトーシスに対する試験化合物の抑制
活性を、アポトーシス抑制活性を有する公知のデキサメ
タゾン(dexamethasone)を基準として測定した。すな
わち、96穴ミクロプレートの各ウェルに、培地(PRMI-1
640、日研生物医学研究所製)(10重量%牛胎児血清含
有)を25μlずつ分注し、ついで、試験化合物のジメチ
ルホルムアミド(化合物No.16)またはジメチルスルホ
キシド(化合物No.2,4,6,8,13)溶液(試験化
合物の濃度:1mM)を上記培地で20容量倍に希釈した液
2μlを加えた。次に、TNF−α〔ジェンザイム(GE
NZYME)社、米国〕を上記培地に溶解した液(40ng/ml
培地)25μlおよびマウス繊維芽細胞(L929細胞、IFO
50409)を上記培地に懸濁した液(2×105cells/ml)5
0μlを添加し、37℃、5%炭酸ガス存在下で72時間細
胞を培養した。また、培養時の試験化合物の最終濃度
は、1μMであった。培養後、培地をウェルから吸引除
去し、各ウェルに5%(w/v)クリスタルバイオレッ
ト/70%(v/v)メタノール溶液を50μlずつ添加し
て、生細胞を染色した。ついで、ウェルを水洗後、乾燥
して、波長570nmでの吸光度を吸光光度計〔マイクロプ
レート・リーダー・モデル(MICROPLATE READER Mode
l)450、バイオ・ラッド(Bio-Rad)社製〕を用いて測
定することにより、各試験化合物のアポトーシス抑制活
性を求めた。また、上記試験化合物(最終濃度1μM)
をデキサメタゾン(最終濃度1.1μM)とする以外は上
記と同様にして、デキサメタゾンのアポトーシス抑制活
性を求めた。ついで、デキサメタゾン(最終濃度1.1μ
M)のアポトーシス抑制活性を100%とした場合の各試
験化合物(最終濃度1μM)のアポトーシス抑制活性を
算出した。結果を〔表1〕に示す。
物(I)は、アポトーシスを抑制した。
アポトーシス抑制作用を示し、アポトーシスの促進が関
わる疾患、例えばウイルス疾患、神経変性疾患、骨髄異
形成疾患、虚血性疾患、肝疾患等の予防および治療剤と
して有用である。
Claims (13)
- 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、Rはそれぞれ置換されていてもよい炭化水素ま
たは複素環基;Yは式−CO−、−CH(OH)−また
は−NR3−(ただしR3は置換されていてもよいアルキ
ル基を示す。)で示される基;mは0または1;nは
0、1または2;XはCHまたはN;Aは結合手または
炭素数1ないし7の2価の脂肪族炭化水素基;Qは酸素
原子または硫黄原子;R1は水素原子またはアルキル基
を示す。環Eはさらに1ないし4個の置換基を有してい
てもよく、該置換基はR1と結合して環を形成していて
もよい。LおよびMはそれぞれ水素原子を示すかあるい
は互いに結合して結合手を形成していてもよい。〕で表
される化合物またはその塩を含有してなるアポトーシス
抑制剤。 - 【請求項2】Rで示される複素環基が、環構成原子とし
て炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子か
ら選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する5ないし
7員の単環式複素環基またはその縮合複素環基である請
求項1記載のアポトーシス抑制剤。 - 【請求項3】Rが置換されていてもよい複素環基である
請求項1記載のアポトーシス抑制剤。 - 【請求項4】複素環基が、ピリジル、オキサゾリル、チ
アゾリルまたはトリアゾリル基である請求項3記載のア
ポトーシス抑制剤。 - 【請求項5】部分構造式 【化2】 である請求項1記載のアポトーシス抑制剤。
- 【請求項6】XがCHである請求項1記載のアポトーシ
ス抑制剤。 - 【請求項7】R1が水素原子である請求項1記載のアポ
トーシス抑制剤。 - 【請求項8】LおよびMが水素原子である請求項1記載
のアポトーシス抑制剤。 - 【請求項9】インスリン感受性増強作用を有する化合物
を含有してなるアポトーシス抑制剤。 - 【請求項10】神経変性疾患の予防および治療剤である
請求項1記載のアポトーシス抑制剤。 - 【請求項11】ピオグリタゾンまたはその塩を含有する
請求項1記載のアポトーシス抑制剤。 - 【請求項12】トログリタゾンまたはその塩を含有する
請求項1記載のアポトーシス抑制剤。 - 【請求項13】ロジグリタゾンまたはその塩を含有する
請求項1記載のアポトーシス抑制剤。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003523332A (ja) * | 2000-02-15 | 2003-08-05 | アプライド リサーチ システムズ エーアールエス ホールディング ナームロゼ フェンノートシャップ | アポトーシスの治療のためのアミン誘導体 |
JP2004518652A (ja) * | 2000-12-18 | 2004-06-24 | スミスクライン ビーチャム パブリック リミテッド カンパニー | 新規治療 |
JP2008001690A (ja) * | 2006-05-26 | 2008-01-10 | Pharma Frontier Kk | Gタンパク質共役型レセプターの作動剤および医薬 |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP32851498A patent/JP4473355B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2003523332A (ja) * | 2000-02-15 | 2003-08-05 | アプライド リサーチ システムズ エーアールエス ホールディング ナームロゼ フェンノートシャップ | アポトーシスの治療のためのアミン誘導体 |
JP4875272B2 (ja) * | 2000-02-15 | 2012-02-15 | メルク セローノ ソシエテ アノニム | アポトーシスの治療のためのアミン誘導体 |
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